JPH10142519A - 光学鏡のアイカップ - Google Patents

光学鏡のアイカップ

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Publication number
JPH10142519A
JPH10142519A JP30306196A JP30306196A JPH10142519A JP H10142519 A JPH10142519 A JP H10142519A JP 30306196 A JP30306196 A JP 30306196A JP 30306196 A JP30306196 A JP 30306196A JP H10142519 A JPH10142519 A JP H10142519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
eyepiece
eyecup
optical mirror
face
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30306196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Yamazaki
康夫 山崎
Fumio Tomikawa
文雄 冨川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10142519A publication Critical patent/JPH10142519A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 双眼鏡に装着するアイカップ内への外部光の
侵入を防止する。 【解決手段】 取付部21は双眼鏡の接眼レンズ側の端
部を覆うように嵌合する。左右の側面壁25における接
眼部22側の第2面部25bを内方側に傾斜させ、接眼
部22を顔面にフィットさせることにより、接眼部22
側からの外部光の侵入を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双眼鏡、単眼鏡、
望遠鏡に代表される光学鏡に設けられるアイカップに関
する。
【0002】
【従来の技術】光学鏡の一種としての双眼鏡では、眼周
囲の顔面部分に接することにより、使用時の安定を図る
アイカップが設けられている。
【0003】図8は特開昭61−251814号公報に
記載されたアイカップを備えた従来の双眼鏡を示し、ハ
ウジング100内に左右のレンズ筒110,120が配
置されている。左右のレンズ筒110,120はハウジ
ング100上部に設けた操作つまみ130を正逆方向に
回転操作することにより、接近あるいは離反方向に移動
し、眼幅調整が行われる。アイカップ140は、この双
眼鏡における接眼レンズ側に設けられている。
【0004】アイカップ140は双眼鏡のハウジング1
00における接眼レンズ側の端部に接着あるいは一体成
形等によって設けられ、これによりハウジング100と
一体となっている。このアイカップ140はその両端部
分141が後方に向かって徐々に広がる形状となってい
る。また、両側部分141の後端部を接続する稜線14
2が顔面の曲率に合わせて凹んでおり、これにより顔面
へのなじみが可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかながら従来のアイ
カップは、両側部分が広がっているため、両側部分の顔
面へのなじみ性が悪く、顔面との間に隙間が生じる。そ
して、外部光がこの隙間から侵入するため、視野全体が
明るくなり、像が見えにくくなる問題を有している。ま
た、侵入した外部光が双眼鏡の接眼レンズで反射して、
眼に入るため、眼が疲労し易い問題を有している。さら
に、アイカツプが双眼鏡と一体となっているため、全体
が嵩張って大型化し、取扱性や収納性が低下している。
【0006】本発明はこのような従来の問題点を考慮し
てなされたものであり、外部光の侵入がなく、像が見易
く、眼疲労も軽減でき、さらには双眼鏡等の光学鏡の大
型化を伴うことがないアイカップを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、光学鏡の接眼レンズ側の端部を
覆うように嵌合する取付部と、この取付部の後側に連設
された接眼部とが一体的に形成されており、取付部の両
側面に連設される接眼部の両側面が内方側に傾斜してい
ることを特徴とする。
【0008】この構造では、取付部が光学鏡の接眼レン
ズ側の端部を覆うため、取付部からの外部光の侵入を阻
止することができる。接眼部は両側面が内方側に傾斜し
ているため、眼周囲の顔面の曲率に概ね合致しており、
顔面が密着する。このため、接眼部からの外部光の侵入
も阻止でき、結果として外部光の侵入がなくなる。
【0009】また、取付部は光学鏡の端部を覆うように
嵌合するものであり、アイカップを光学鏡から取り外す
ことができる。すなわち、アイカプは光学鏡と別体とな
るものであり、アイカップが一体化していることに起因
する光学鏡の大型化がなくなる。
【0010】請求項2の発明は、前記接眼部の両側面の
後端部に、内方側に屈曲するフード部が形成されている
ことを特徴とし、内方側に屈曲するフード部が、眼の周
囲の顔面に確実に密着するため、外部光の侵入をさら
に、確実に阻止できる。
【0011】請求項3の発明は、前記取付部と光学鏡の
接眼レンズ側の端部とが相互に係脱自在に係合する係合
構造となっていることを特徴としており、取付部が光学
鏡の端部に係合することにより、アイカップが光学鏡に
確実に装着され、不用意に脱落することがない。また、
取付部の係合を解除することにより、光学鏡からアイカ
ップを取り外すことができる。
【0012】請求項4の発明は、前記接眼部の両側面の
後端部を結ぶ仮想曲線の曲率が70〜150mmである
ことを特徴としている。仮想曲線の曲率を70〜150
mmとすることにより、顔面の曲率と略同等となり、顔
面へのフィット性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態のアイ
カップが着脱自在に取り付けられる双眼鏡1を示す。こ
の双眼鏡1は、本体ケース2と上下のアッパーカバー3
及びロアカバー4とによって、外殻が形成される。
【0014】本体ケース2内には、左右のレンズ筒5,
6が配置される。7はこれらのレンズ筒5,6における
接眼レンズであり、8は対物レンズ枠である。また、9
は本体ケース2の後側中央部分に取り付けられた距離調
整つまみであり、回転操作によって遠近の距離調整が行
われる。
【0015】アッパーカバー3及び4は、レンズ筒5,
6が組み込まれた本体2に上下から被せられ、ビス10
を締め付けることにより本体ケース2を覆った状態で固
定される。
【0016】11は双眼鏡1の前側、すなわち対物レン
ズ側に取り付けられるカバーパネルであり、対物レンズ
を覆うことにより、同レンズの傷付き、埃付着を防止す
る。11aは対物レンズを覆うように、カバーパネル1
1に設けられた透明窓部である。
【0017】12は双眼鏡1の後側、すなわち接眼レン
ズ7側の左右に取り付けられるスライドパネルである。
このスライドパネル12は接眼レンズ7を覆うことによ
り、同レンズの傷付きや埃付着を防止する。12aはこ
のためにスライドパネル12に設けられた横長の透明窓
部である。スライドパネル12はこのような機能に加え
て、左右スライド可能となっていることにより眼幅調整
機能を有している。すなわち、双眼鏡1の後側の側面に
は、枠パネル13が取り付けられ、スライドパネルは、
この枠パネル13及び双眼鏡1の後側面の間に挿入され
ることにより、左右方向にスライド可能となるものであ
る。
【0018】このようなスライドパネル12のスライド
によって眼幅調整が可能な双眼鏡の構造は、特願平8−
88518号公報及び特願平8−92767号公報によ
って、その詳細が開示されている。
【0019】図7は左右のスライドパネル12を相互の
接近方向にスライドさせることにより、眼幅を最小とし
た状態を示す。この状態では、矢印14で示すように、
後方からの外部光が横長の透明窓部12aで反射し、眼
15に入り易い。これにより像が見にくくなる。本発明
は、このような場合に外部光の侵入を防止することがで
きるアイカップの構造とするものである。
【0020】図2〜図4は本発明の第1の実施の形態の
アイカップ20を示す。このアイカップ20は双眼鏡1
に取り付けられる前側の取付部21と、顔面が接する後
側の接眼部22とからなり、これらが一体的に形成され
るものである。すなわち、図3に示すように、下面壁2
3及び上面壁24のそれぞれの両側端部を側壁面25に
よって連設すると共に、下面壁23及び上面壁24の後
端部を後面壁26によって連設する形状に成形されてい
る。27は双眼鏡1の左右の接眼レンズ7と対向するよ
うに、後面壁26に開口された左右の窓部である。
【0021】また、後面壁26の中央部分には、双眼鏡
1の距離調整つまみ9に臨み、距離調整つまみ9に対す
る操作が可能な状態で、同つまみ9の後側を覆う連設部
26aが形成されている。この連設部26aは図4に示
すように、取付部21の前端よりも、後側に引込んだ状
態となっており、これにより距離調整つまみ9との間に
操作可能な隙間を形成するようになっている。
【0022】取付部21は、双眼鏡1の接眼レンズ7側
の端部全体を密着状態で覆う幅及び高さとなっており、
双眼鏡1の接眼レンズ7側の端部に密に嵌合する。この
ため、取付部21側から外部光が侵入することがない。
【0023】また、アイカップ20は取付部21の嵌合
によって、双眼鏡1に装着されるものであり、取付部2
1の嵌合解除によって、アイカップ20を双眼鏡1から
取り外すことができる。すなわち、アイカップ20と双
眼鏡1とは別体となっているものであり、その分、双眼
鏡1が大型化して、嵩張ることがなくなる。
【0024】左右両側の側面壁25は取付部21側の第
1面部25aと、接眼部22側の第2面部25bとが連
設されて構成される。左右両側の第1面側25aは、図
4に示すように、略平行となるように形成される。これ
に対して、左右両側の第2面部25bは、接眼部22の
後端部に向かって相互に接近するように内方側に傾斜し
ており、第1面部25aに対し、内方側に倒れ込んでい
る。このように第2面部25bが内方側に傾斜すること
により、第2面部25bの後端部は、眼周囲の顔面の曲
率と合致する。従って、接眼部22が顔面に良好に密着
するため、接眼部から外部光が侵入することがなくな
る。
【0025】この実施状態では、図3及び図4に示すよ
うに、取付部21側にフック突起28が一体的に設けら
れている。このフック突起28は側面壁25における第
1面部25aから、内方に突出するように形成されてお
り、双眼鏡1に係脱自在に係合する。
【0026】これに対し、双眼鏡1の両側面には、図1
及び図2に示すよう、凹部17が形成されていると共
に、この凹部17内にフックピン16が起立状に取付け
られている。これらのフックピン16及びフック突起2
8は、相互に係合する係合構造を構成しており、アイカ
ップ20を双眼鏡1に装着すると、フック突起28がフ
ックピン16に係止される。このため、アイカップ20
を強固に双眼鏡1に装着でき、不用意な脱落がなくな
る。
【0027】図4において、29は左右両側の側面部2
5の第2面部25bの後端部を結ぶ仮想曲線である。こ
の仮想曲線29はアイカップ20の左右方向の中央部分
に向かって凹んだ湾曲状となっている。かかる仮想曲線
29の曲率は、70〜150mm、より好ましくは12
0mm前後に設定される。この範囲の曲率とすることに
より、接眼部22が眼の周囲の顔面の曲率と近似する。
このため顔面に良好にフィットし、外部光の侵入をさら
に、良好に阻止できる。
【0028】以上のアイカップ20は、シリコンゴム、
ブダジエンアクリロニトリルゴム(NBR)等のゴムに
よって、全体が形成されており、良好な弾性を有してい
る。従って、双眼鏡1への密着状態の装着が可能となる
と共に、顔面に沿って弾性的に変形するため、顔面への
密着も容易となる。このため、材質の点からも外部光も
侵入を防止することができる。
【0029】図5及び図6は本発明の第2の実施の形態
を示し、接眼部22側にフード部31が形成されてい
る。フード部31は左右両側の側面壁25における第2
面部25bの端部から、内方側に屈曲している。この場
合、フード部31は上述した仮想曲線29の曲率に沿う
ように、内方側に屈曲するものである。このようなフー
ド部31は眼の左右の顔面に確実に密着するため、接眼
部22側からの外部光の侵入を、さらに確実に防止する
ことができる。
【0030】以上の説明は双眼鏡について行ったが、本
発明は単眼鏡、望遠鏡等のその他の光学鏡に同様に適用
することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明のアイカップは、接眼部の両側面
が内方側に傾斜しているため、接眼部が顔面に良好に密
着する。このため接眼部から外部光が侵入することがな
く、像が見易くなる。また、光学鏡に対して着脱自在と
なっているため、光学鏡が大型化することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】双眼鏡の一例の分解傾斜図である。
【図2】第1の実施の形態と双眼鏡との関係を示す斜視
図である。
【図3】第1の実施の形態の前面からの斜視図である。
【図4】第1の実施の形態の横断面図である。
【図5】第2の実施の形態の横断面図である。
【図6】図5のA部拡大断面図である。
【図7】外部光の侵入を示す横断面図である。
【図8】アイカップを備えた従来の双眼鏡の部分平面図
である。
【符号の説明】
1 双眼鏡 7 接眼レンズ 20 アイカップ 21 取付部 22 接眼部 25 側面壁 28 フック突起 29 仮想曲線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学鏡の接眼レンズ側の端部を覆うよう
    に嵌合する取付部と、この取付部の後側に連設された接
    眼部とが一体的に形成されており、取付部の両側面に連
    設される接眼部の両側面が内方側に傾斜していることを
    特徴とする光学鏡のアイカップ。
  2. 【請求項2】 前記接眼部の両側面の後端部に、内方側
    に屈曲するフード部が形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の光学鏡のアイカップ。
  3. 【請求項3】 前記取付部と光学鏡の接眼レンズ側の端
    部とが相互に係脱自在に係合する係合構造となっている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光学鏡のアイカ
    ップ。
  4. 【請求項4】 前記接眼部の両側面の後端部を結ぶ仮想
    曲線の曲率が70〜150mmであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の光学鏡のアイカップ。
JP30306196A 1996-11-14 1996-11-14 光学鏡のアイカップ Withdrawn JPH10142519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30306196A JPH10142519A (ja) 1996-11-14 1996-11-14 光学鏡のアイカップ

Applications Claiming Priority (1)

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JP30306196A JPH10142519A (ja) 1996-11-14 1996-11-14 光学鏡のアイカップ

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Publication Number Publication Date
JPH10142519A true JPH10142519A (ja) 1998-05-29

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ID=17916441

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30306196A Withdrawn JPH10142519A (ja) 1996-11-14 1996-11-14 光学鏡のアイカップ

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JP (1) JPH10142519A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019535042A (ja) * 2016-09-23 2019-12-05 ヒューレット,ロバート・トロイ 光学装置のためのカスタマイズされた視覚システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019535042A (ja) * 2016-09-23 2019-12-05 ヒューレット,ロバート・トロイ 光学装置のためのカスタマイズされた視覚システム

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040203