JPH10141203A - 水力発電所の浸水防止方法 - Google Patents

水力発電所の浸水防止方法

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JPH10141203A
JPH10141203A JP8292548A JP29254896A JPH10141203A JP H10141203 A JPH10141203 A JP H10141203A JP 8292548 A JP8292548 A JP 8292548A JP 29254896 A JP29254896 A JP 29254896A JP H10141203 A JPH10141203 A JP H10141203A
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JP
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drainage
power plant
pump
water
operating
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JP8292548A
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Shigeru Sakamoto
茂 坂本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電所内に流入する水量を検出または予測
し、建屋内への水の流入を遮断するか、または建屋内の
排水能力を増加する制御を行うことにより、発電所の浸
水を防止して発電設備を保護すると共に、電力供給の安
定化に寄与する。 【解決手段】 発電所に流入する水量を浸水判断要素を
使用して常時監視し、この監視情報を実値判断と予測値
判断で浸水の可能性が有るか無いかを判断し、浸水の可
能性が無ければ発電機および水車の運転を継続し、浸水
の可能性が有れば発電所浸水防止制御を開始し、浸水防
止要素の中で設備された方法を用いて発電所の浸水を防
止することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水力発電所への浸
水を確実に防止する水力発電設備の制御分野に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水力発電所の概略構成の一例を図
10に示す。同図において、貯水池1の水は導水路2を
通り、入口弁3を介して水車4に導かれ、水車4に駆動
力を与えた後に、放水路6より河川7に排出される。水
車4の駆動力を得た発電機5は、発電制御装置11によ
り制御され、発電運転を行う。発電機5や水車4を含む
発電設備の冷却のために冷却水ポンプ13が設置されて
おり、発電運転の際に冷却水を供給する。この冷却水と
しては澄んだ水を利用するために、湧水16を湧水井戸
9に貯め、この湧水井戸9より取水する。発電機5の運
転に必要な冷却水が確保されていることを、湧水井戸水
位検出器12を用いて確認する。
【0003】発電機5の運転による冷却水、水車4の主
軸封水等による水車漏水18、河川7から放水路6を経
て発電所建屋8へ流入する逆流水19、発電所建屋8の
岩盤等より自然に湧き出している建屋内の湧水17など
は、発電所建屋内8の最下部に設置されている排水ピッ
ト10に集められ、排水ポンプ15を用いて河川7に排
水される。排水ポンプ15は排水ピット水位検出器14
で検出する水位条件で運転−停止制御され、排水ピット
10の水位上昇を防ぐ。
【0004】このような機能の設備を備えた発電所にお
いて、発電所建屋8の設置場所の上流で豪雨が発生した
場合には、河川7の水位が上昇し、放水路6を経て発電
所建屋8に流入する逆流水19が増加する。この逆流水
19の増加量が排水ポンプ15の排水能力の範囲内であ
れば発電所建屋8は浸水しないが、その排水能力を越え
るような河川7の増水に対しては十分な排水ができず、
発電所建屋8は浸水する。
【0005】逆流水19の量は、水車4の種類によって
も異なり、水の位置エネルギ−を速度に変換して利用す
る衝動水車は、圧力と速度に変換して利用する反動水車
に比べて多くなる。また、発電所建屋8の設置されてい
る場所およびその場所と水脈によってつながっている場
所に豪雨が発生した場合には、発電機5の運転による冷
却水、水車4の主軸封水等による水車漏水18に加え
て、岩盤の亀裂や地層等の自然環境により発生する建屋
内の湧水17、湧水井戸9の湧水16の量が増加し、排
水ピット10の水位が急に増加する。この時の増加量
が、排水ポンプ15の排水能力の範囲内であれば発電所
建屋8は浸水しないが、その排水能力を越えるような増
水に対しては十分な排水ができず、発電所8は浸水す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の水力発電所にお
いては、発電所建屋8の設置場所の上流で豪雨が発生し
た場合や、発電所建屋8の設置されている場所およびそ
の場所と水脈によってつながっている場所に豪雨が発生
した場合には、河川7からの逆流水19、建屋内の湧水
17が増加する。この発電所建屋8に流入する水量が排
水ポンプ15の排水能力を越えると、発電所建屋8は浸
水していた。この排水ポンプ15の排水能力は、通常の
運転を考慮して選定されているが、数十年に一度という
ような豪雨発生等の自然環境下においては排水能力を越
えることがあり、これが発電所の浸水の原因となってい
た。
【0007】一度、発電所建屋8が浸水すると、その中
に設置されている発電設備が水に没してしまうが、これ
らの発電設備の殆どは電気品であるから、冠水した設備
は使用不能となり、設備を更新せざるを得なかった。こ
の設備更新には多大な費用が必要であった。
【0008】本発明は、発電所建屋の設置場所の上流で
豪雨が発生した場合や、発電所建屋の設置されている場
所およびその場所と水脈によってつながっている場所に
豪雨が発生した場合等の数十年に一度発生するような大
きな自然災害に対しても、発電所内に流入する水量を検
出するか、または増加量により発電所の浸水を予測し、
建屋内への水の流入を遮断するか、建屋内の排水能力を
増加する制御を行うことにより、発電所の浸水を防止し
て発電設備を保護すると共に、電力供給の安定化に寄与
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の水力発電所の浸
水防止方法は、発電所に流入する水量を浸水判断要素を
使用して常時監視し、この監視情報を実値判断と予測値
判断で浸水の可能性が有るか無いかを判断し、浸水の可
能性が無ければ発電機および水車の運転を継続し、浸水
の可能性が有れば発電所浸水防止制御を開始し、浸水防
止要素の中で設備された方法を用いて発電所の浸水を防
止することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明においては、浸水判断要素
として、発電所上流の雨量、放水路の水位、放水路の河
川圧力、水車の放流と河川からの逆流の差圧、排水ピッ
トの水位、湧水井戸の水位、発電所内の湧水のうち、い
ずれか一つまたは複数の組合わせを使用することができ
る。また、浸水防止要素としては、発電機停止、放水路
ゲート閉鎖、非常用排水ポンプ運転、排水ポンプの運転
水位変更、予備排水ポンプ運転、非常用排水設備運転、
排水加圧ポンプ運転、その他の排水能力強化制御、ダム
越流ゲート解放のうち、いずれか一つまたは複数の組合
わせを使用することができる。
【0011】本発明の浸水防止制御のプロセスを図1に
示す。
【0012】図1において、41は浸水要素監視、42
は浸水判断要素、43は実地判断、44は予測値判断、
45は運転許可、46は発電所浸水防止制御、47は浸
水防止要素である。
【0013】浸水要素監視41では、発電所に流入する
水量を浸水判断要素42を使用し、常時監視する。浸水
判断要素42としては、発電所上流の雨量、放水路の水
位、放水路の河川圧力、水車の放流と河川からの逆流の
差圧、排水ピットの水位、湧水井戸の水位、発電所内の
湧水などがある。これらの監視情報を実値判断43と予
測値判断44で浸水の可能性が有るか無いかを判断し、
浸水の可能性が無ければ運転許可45となり、発電機、
水車の運転を継続するが、浸水の可能性が有れば発電所
浸水防止制御46を開始し、浸水防止要素47の中で設
備された方法を用いて発電所の浸水を防止する。この浸
水防止要素47としては、発電機停止、放水路ゲート閉
鎖、非常用排水ポンプ運転、排水ポンプの運転水位変
更、予備排水ポンプ運転、非常用排水設備運転、排水加
圧ポンプ運転、その他の排水能力強化制御、ダム越流ゲ
ート解放などがある。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図2ないし
図9を参照して説明する。なお、これらの図において、
図10におけると同一部分には、同一の符号を付してあ
る。 (実施例1)図2において、21は雨量検出器、
22は放水路水位検出器、23は浸水防止制御装置、2
4は放水路ゲ−ト、25は排水切換弁、26は排水加圧
ポンプである。これらの付加設備を備えた水力発電所に
おいて、貯水池1の水は導水路2を通り、入口弁3を介
して水車4に導かれ、水車4に駆動力を与えた後、放水
路6より河川7に排出される。水車4の駆動力を得た発
電機5は、発電制御装置11により制御され、発電運転
を行う。発電機5の運転による冷却水、水車4の主軸封
水等による水車漏水18、河川7から放水路6を経て発
電所建屋8へ流入する逆流水19は、発電所建屋8の最
下部に設置されている排水ピット10に集められ、排水
ポンプ15を用いて河川7に排水される。排水ポンプ1
5は排水ピット水位検出器14で検出する水位条件で運
転−停止制御され、排水ピット10の水位上昇を防ぐ。
【0015】この実施例では、発電所の設置場所とそれ
より上流の流域の雨量を雨量検出器21で計測し、その
雨量を浸水防止制御装置23に伝送する。浸水防止制御
装置23では、総雨量があらかじめ設定した値を越える
と発電所浸水の可能性が高いと判断し、発電制御装置1
1に対し、発電機5および水車4の停止指令を伝送し
て、これらを停止させ、運転状態による冷却水、水車漏
水18を減少させる。水車4の停止に伴い入口弁3を閉
じ、この入口弁3の完全閉鎖状態により、貯水池1、導
水路2、入口弁3、水車4及び放水路6を経て河川7に
至る水流の遮断を実行する。浸水防止制御装置23で入
口弁3の完全閉鎖を確認した後、浸水防止制御装置23
より放水路ゲ−ト24にゲ−ト閉鎖指令を伝送し、放水
路ゲ−ト24を閉鎖することにより、河川7から放水路
6を経て発電所建屋8へ流入する逆流水19を遮断す
る。
【0016】−方、浸水防止制御装置23で、発電所浸
水の可能性が高いと判断すると、排水ポンプ15に対し
て運転指令を発する。排水ポンプ15は通常、排水ピッ
ト水位検出器14により一定の水位以上にならないと自
動運転しないが、浸水防止制御装置23からの運転指令
を受けると排水運転を行い、排水ピット10の水位を下
限まで下げ、発電所建屋8への急激な水の流入に対して
排水容量を確保する。また、上流の流域の雨量の増大情
報により、浸水防止制御装置23が河川7の水位上昇を
予測し、排水切換弁25を排水加圧ポンプ26を継続す
る排水ル−トに切換えると共に、排水加圧ポンプ26を
運転する。この排水加圧ポンプ26の運転によって、河
川7の水位上昇に伴う排水路の逆圧を上回る排水圧力が
確保され、排水ピット10の排水能力が上昇する。
【0017】なお、発電所建屋8の浸水防止手段として
は上記の他に、複数台の水車4を停止する、排水ポンプ
の運転水位を変更する、予備排水ポンプを運転する、非
常用排水ポンプまたは非常用排水設備を運転するなどの
浸水防止要素を併用することもできる。これらの浸水防
止要素の組み合わせ方は発電所の設備により多種考えら
れるが、本発明においては、浸水防止制御装置23から
の指令によって発電所建屋8の浸水を防止する機能を発
揮する手段を全て含むものとする。
【0018】上記の説明においては、発電所の設置場所
とそれより上流の流域の雨量を雨量検出器21で計測
し、その雨量情報を浸水防止制御装置23で、総雨量が
あらかじめ設定した値を越えると、発電所浸水の可能性
が高いと判断する方法について説明したが、浸水防止制
御装置23では総雨量の変化率があらかじめ設定した値
を越えると発電所浸水の可能性が高いと判断して発電所
建屋8の浸水を防止する手段を実行するようにしてもよ
い。この実施例の浸水防止のプロセスを図3に示す。
【0019】以上のように、この実施例によれば、発電
所建屋8の設置場所の上流で豪雨が発生した場合、雨量
検出器21よってその実雨量またはその変化率を検出
し、浸水防止制御装置23で発電所内に流入する水の増
加量を予め予測し、発電機5、水車4を停止した後、入
口弁3を閉じ、さらに放水路ゲ−ト24を閉じることに
より発電所建屋8への水の流入を遮断することができ
る。また、排水ポンプ15を運転することにより排水ピ
ットの水位を下限まで下げ排水容量を確保すると共に、
排水加圧ポンプ26を運転することにより、排水能力を
上昇させ、発電所建屋8内の排水能力を増加することが
できる。これらの制御を実行することにより、豪雨等に
よる発電所へ流入する水の増加に対して、発電所の浸水
を防止し、発電設備を保護することができる。
【0020】(実施例2)この実施例においては、図2
の放水路水位検出器22で放水路7の水位を検出し、そ
の水位情報を浸水防止制御装置23に取り込み、放水路
の水位があらかじめ設定した値を越えると、発電所浸水
の可能性が高いと判断する要素を採用し、これによって
実施例1におけると同様に、発電所建屋8の浸水を防止
する手段を実行するようにしている。発電所8の浸水を
防止する手段は、実施例1の場合と同じである。なお、
発電所浸水の可能性が高いと判断する方法としては、放
水路の水位に代え、この水位の変化率を用いるようにし
てもよい。
【0021】図4は、この実施例の浸水防止制御のプロ
セスを示したものである。
【0022】(実施例3)この実施例においては、図2
の放水路水位検出器22の位置に、それに代えて放水圧
力検出器(図示しない)もしくは水車4の放流と河川7
の逆流の差圧を検出する差圧検出器(図示しない)を設
置し、放水路の水圧もしくは差圧を検出し、これらの水
圧もしくは差圧情報を浸水防止制御装置23に取り込
み、放水路の水圧もしくは差圧があらかじめ設定した値
を越えると、発電所浸水の可能性が高いと判断する方法
で発電所8の浸水を防止する手段を実行するようにして
いる。発電所8の浸水を防止する手段は、実施例1にお
けると同じである。なお、この場合も放水路の水圧もし
くは差圧に代え、それらの値の変化率を利用するように
してもよい。図5は、この実施例の浸水防止制御のプセ
スを示したものである。
【0023】(実施例4)図6の発電所設備ブロック図
においては、入口弁3、水車4、発電機5および放水路
6が発電所建屋8に複数台ずつ設置されており、また、
排水ピット10内には、常用排水ポンプ31、予備排水
ポンプ32および非常用排水ポンプ33が据え付けられ
ている。34は排水ポンプ停止水位、35は常用排水ポ
ンプ運転水位、36は予備排水ポンプ運転水位、37は
非常用排水ポンプ運転水位、38はダム越流ゲ−トであ
り、その他の構成と機能は図1におけると同じである。
【0024】このように構成された水力発電所におい
て、貯水池1の水は導水路2と入口弁3を介して複数台
の水車4に導かれ、水車4に駆動力を与えた後に放水路
6より河川7に排出される。水車4の駆動力を得た複数
台の発電機5は、発電制御装置11により制御され、発
電運転を行う。発電機5の運転による冷却水、水車4の
主軸封水等による水車漏水18は、発電機建屋8の最下
部に設置されている排水ピット10に集められ、排水ポ
ンプ31,32,33を用いて河川7に排水される。
【0025】常用排水ポンプ31は排水ピット水位検出
器14で検出した常用排水ポンプ運転水位35に達した
ら、予備排水ポンプ32は排水ピット水位検出器14で
検出した予備排水ポンプ運転水位36に達したら、非常
用排水ポンプ33またはジェットポンプ、DC排水ポン
プ等の非常用排水設備(図示しない)は排水ピット水位
検出器14で検出した非常用排水ポンプ運転水位36に
達したら、それぞれ排水ピット10の排水運転を開始す
る。排水ピット10の水位が低下する場合、非常用排水
ポンプ33またはジェットポンプ、DC排水ポンプ等の
非常用排水設備(図示しない)は予備排水ポンプ運転水
位36にまで低下したら、予備排水ポンプ32は常用排
水ポンプ運転水位35にまで低下したら、常用排水ポン
プ31は排水ポンプ運転水位34にまで低下したら、ま
た常用排水ポンプ31は運転水位34にまで低下した
ら、それぞれ排水ピット10の排水運転を終了するよう
構成されている。
【0026】この実施例においては、発電所建屋8に流
入する水車の漏水18、建屋内の湧水(図示しない)、
放水路6からの逆流水(図示しない)はすべて排水ピッ
ト10に集められることから、この水位を排水ピット水
位検出器14で検出し、その水位があらかじめ設定した
値を越えると浸水防止制御装置23より、設備された複
数台の発電機5、水車4のそれぞれの発電制御装置11
に、所定の時限を持って順次停止指令を発する。発電機
5、水車4を停止する課程において、水車漏水18が減
少し、排水ピット10の排水量と平衡すれば、発電機
5、水車4の停止制御をやめ、残された発電機5、水車
4は、それまでの運転を継続するが、排水ピットの水位
が低下しなければ全ての発電機5、水車4を停止させ、
水車漏水18を最小にし、排水ピット10の排水制御を
実行することで発電所の浸水を防止する。また、発電所
建屋内の湧水(図示しない)が貯水池1と水脈でつなが
っている場合には、湧水検出器(53)で湧水を検出す
ると、浸水防止制御装置23よりダム越流ゲ−ト38に
対して解放指令を発し、ダム越流ゲ−ト38を解放する
ことにより貯水池1の水位を低下させ、水脈の水圧を下
げることで建屋内の湧水を減少させ、発電所建屋8の浸
水を防止する。
【0027】発電所が浸水する可能性が高いと判断する
要素として、排水ピット10の水位の値を検出する方法
で説明したが、この発明では、排水ピット水位検出器1
4で検出した水位情報を浸水防止制御装置23に取り込
み、水位の変化率があらかじめ設定した値を越えると、
発電所浸水の可能性が高いと判断するようにしてもよ
い。その場合においても、運転中の複数台の発電機5、
水車4を順次停止させ、水車漏水18を減じ、あるいは
排水ピット10の排水を実行する他に、水位の変化率が
高い場合には、予備排水ポンプ32、非常用排水ポンプ
33または非常用排水設備(図示しない)に対して、浸
水防止制御装置23が通常の運転−停止の水位より低い
水位を選定してそれぞれに運転−停止指令を与え、水位
の上昇を押さえると共に、発電所建屋8の急激な水の流
入に対して排水容量を確保する方法で発電所建屋8の浸
水を防止する実行する。また、発電所建屋内の湧水(図
示しない)が貯水池1と水脈でつながっている場合に
は、湧水検出器(53)で湧水を検出すると浸水防止制
御装置23よりダム越流ゲ−ト38に対して解放指令を
発し、越流ゲ−ト38を解放することにより貯水池1の
水位を低下させ、水脈の水圧を下げることで建屋内の湧
水を減少させ、発電所建屋8の浸水を防止する。 (実施例5)図8においては、湧水井戸9に湧水井戸水
位検出器12と冷却水ポンプ13が取付けられている。
16は湧水を示す。排水ピット10と河川7との間には
排水切換弁25と排水加圧ポンプ26が据え付けられて
いる。また、建屋内の湧水17を検出する湧水検出器3
9が設置されている。その他の構成と機能は図6におけ
ると同じである。
【0028】このように構成された水力発電所におい
て、貯水池1の水は導水路2と入口弁3を介して複数台
の水車4に導かれ、水車4に駆動力を与えた後に放水路
6より河川7に排出される。水車4の駆動力を得た複数
台の発電機5は、発電制御装置11により制御され、発
電運転を行う。発電機5の運転に必要な冷却水は湧水井
戸9より取水した冷却水ポンプ13により供給され、ピ
ット10に排水されている。発電所建屋8の最下部に設
置されている排水ピット10の常用排水ポンプ31、予
備排水ポンプ32、非常用排水ポンプ33またはジェッ
トポンプ、DC排水ポンプ等の非常用排水設備(図示し
ない)と、排水ピット水位検出器14で検出した非常用
排水ポンプ運転水位37、予備排水ポンプ運転水位3
6、常用排水ポンプ運転水位35、排水ポンプ停止水位
34により、排水ピット10の排水運転を行う方法は、
実施例4の場合と同じである。
【0029】この実施例においては、発電所建屋8に流
入する建屋内の湧水17の量を湧水検出器39で、湧水
井戸9の湧水16の量を湧水井戸水位検出器12でそれ
ぞれ検出し、それらの水位があらかじめ設定した値を越
えると、浸水防止制御装置23より、設備された複数台
の発電機5、水車4のそれぞれの発電制御装置11に順
次停止指令を発し、全ての発電機5、水車4を停止させ
水車漏水18を最小にし、排水ピット10の排水制御を
実行する。また、湧水17が貯水池1と水脈でつながっ
ている場合には、湧水検出器39で湧水17を検出する
と浸水防止制御装置23よりダム越流ゲ−ト38に対し
て解放指令を発し、越流ゲ−ト38を解放することによ
り貯水池1の水位を低下させ、水脈の水圧を下げること
で建屋内の湧水17を減少させ、発電所建屋8の浸水を
防止する。
【0030】建屋内の湧水17や湧水井戸9の湧水16
は、発電所の立地条件によって自然に発生するものであ
るため、湧水量の増加速度は予測できない。従って、発
電所建屋8内で通常は湧水16が殆ど無い場所で湧水1
6が検出された場合には、浸水防止制御装置23が排水
ピット10の水位上昇をあらかじめ予測して常用排水ポ
ンプ31に加え、予備排水ポンプ32、非常用排水ポン
プ33またはジェットポンプ、DC排水ポンプ等の非常
用排水設備(図示しない)を運転して浸水を防止する。
湧水量の増加に伴い、排水ピット10の水位上昇率が高
くなった場合の各排水ポンプの運転−停止制御方法は実
施例4におけると同じであり、また、排水ポンプの排水
能力を高めるための排水切換弁25、排水加圧ポンプ2
6の運転制御については、実施例1におけると同じであ
る。
【0031】なお、上記の説明では、発電所が浸水する
可能性が高いと判断する要素として、建屋内の湧水17
の量、湧水井戸9の湧水16の量を検出する方法で説明
したが、これらの湧水量の総量に代え、それらの変化率
があらかじめ設定した値を越えた場合に、発電所浸水の
可能性が高いと判断するようにしてもよい。
【0032】図9は、この実施例の浸水防止制御のプロ
セスを示したものである。
【0033】以上のように本発明によれば、発電所建屋
の設置場所の上流で豪雨が発生した場合や、発電所建屋
の設置されている場所およびその場所と水脈によってつ
ながっている場所に豪雨が発生した場合等の数十年に一
度発生するような大きな自然災害に対しても、発電所内
に流入する水量を検出または増加量を予め予測し、建屋
内への水の流入を遮断するか、建屋内の排水能力を増加
する制御を行うことにより発電所の浸水を防止し、発電
設備を保護することができる。また発電所建屋への水の
流入量に対する水車運転台数を制限した安全な発電所の
運用が可能なばかりでなく、発電所の浸水を防止できる
ことから浸水災害時の発電設備の復旧に伴う停電期間が
無く、発電設備を有効に使用でき、電力供給の安定化に
寄与することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、発電所の浸水を確実に
防止し、発電設備を保護することができる。また浸水災
害時の発電設備の復旧に伴う停電期間が無く、発電設備
を有効に使用でき、電力供給の安定化に寄与することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における浸水防止制御プロセスを示すブ
ロック図。
【図2】本発明の実施例を示す発電所設備ブロック図。
【図3】本発明の実施例1における浸水防止制御プロセ
スを示すブロック図。
【図4】本発明の実施例2における浸水防止制御プロセ
スを示すブロック図。
【図5】本発明の実施例3における浸水防止制御プロセ
スを示すブロック図。
【図6】本発明の実施例4を示す発電所設備ブロック
図。
【図7】本発明の実施例4における浸水防止制御プロセ
スを示すブロック図。
【図8】本発明の実施例5を示す発電所設備ブロック
図。
【図9】本発明の実施例5における浸水防止制御プロセ
スを示すブロック図。
【図10】従来の技術の一例を示す発電所設備ブロック
図。
【符号の説明】
1……貯水池 2……導水路 3……入口弁 4
……水車 5……発電機 6……放水路 7……河川 8…
…発電所建屋 9……湧水井戸 10……排水ピット 11……発電制
御装置 12……湧水井戸水位検出器 13……冷却水ポンプ 14……排水ピット水位検出器 15……排水ポンプ
16……湧水 17……建屋内の湧水 18……水車漏水 19……逆流
水 21……雨量検出器 22……放水路水位検出器 23……浸水防止制御装置
24……放水路ゲ−ト 25……排水切換弁 26……排水加圧ポンプ 31……
常用排水ポンプ 32……予備排水ポンプ 33……非常用排水ポンプ 34……排水ポンプ停止水位 35……常用排水ポンプ運
転水位 36……予備排水ポンプ運転水位 37……非常用排水ポ
ンプ運転水位 38……ダム越流ゲ−ト 41……浸水要素監視 42…
…浸水判断要素 43……実地判断 44……予測値判断 45……運転許
可 46……発電所浸水防止制御 47……浸水防止要素

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電所に流入する水量を浸水判断要素を
    使用して常時監視し、この監視情報を実値判断と予測値
    判断で浸水の可能性が有るか無いかを判断し、浸水の可
    能性が無ければ発電機および水車の運転を継続し、浸水
    の可能性が有れば発電所浸水防止制御を開始し、浸水防
    止要素の中で設備された方法を用いて発電所の浸水を防
    止することを特徴とする水力発電所の浸水防止方法。
  2. 【請求項2】 浸水判断要素として、発電所上流の雨
    量、放水路の水位、放水路の河川圧力、水車の放流と河
    川からの逆流の差圧、排水ピットの水位、湧水井戸の水
    位、発電所内の湧水のうち、いずれか一つまたは複数の
    組合わせを使用することを特徴とする請求項1に記載の
    水力発電所の浸水防止方法。
  3. 【請求項3】 浸水防止要素として、発電機停止、放水
    路ゲート閉鎖、非常用排水ポンプ運転、排水ポンプの運
    転水位変更、予備排水ポンプ運転、非常用排水設備運
    転、排水加圧ポンプ運転、その他の排水能力強化制御、
    ダム越流ゲート解放のうち、いずれか一つまたは複数の
    組合わせを使用することを特徴とする請求項1または2
    に記載の水力発電所の浸水防止方法。
  4. 【請求項4】 発電所の設置場所とそれより上流の流域
    の雨量を計測し、総雨量またはその変化率があらかじめ
    設定した値を越えると浸水防止制御装置により発電機、
    水車の運転を停止する手段、放水路ゲ−トを閉じる手
    段、排水ポンプを運転する手段、排水ポンプの運転水位
    を変更する手段、予備排水ポンプを運転する手段、非常
    用排水設備を運転する手段、排水切換弁を切換えて排水
    加圧ポンプを運転する手段、またはこれらの浸水防止要
    素を組み合わせた手段によって発電所の浸水を防止する
    ことを特徴とする水力発電所の浸水防止方法。
  5. 【請求項5】 発電所の放水路の水位を計測し、この水
    位またはその変化率があらかじめ設定した値を越えると
    浸水防止制御装置により発電機、水車の運転を停止する
    手段、放水路ゲ−トを閉じる手段、排水ポンプを運転す
    る手段、排水ポンプの運転水位を変更する手段、予備排
    水ポンプを運転する手段、非常用排水ポンプまたは非常
    用排水設備を運転する手段、排水切換え弁を切換えて排
    水加圧ポンプを運転する手段、またはそれらの浸水防止
    要素を組み合わせた手段によって発電所の浸水を防止す
    ることを特徴とする水力発電所の浸水防止方法。
  6. 【請求項6】 発電所の放水路の河川からの圧力もしく
    は水車の放流と河川からの逆流の差圧を計測し、この圧
    力もしくは差圧またはこれらの変化率があらかじめ設定
    した値を越えると浸水防止制御装置により発電機、水車
    の運転を停止する手段、放水路ゲ−トを閉じる手段、排
    水ポンプを運転する手段、排水ポンプの運転水位を変更
    する手段、予備排水ポンプを運転する手段、非常用排水
    ポンプまたは非常用排水設備を運転する手段、排水切換
    弁を切換えて排水加圧ポンプを運転する手段、またはこ
    れらの浸水防止要素を組み合わせた手段によって発電所
    の浸水を防止することを特徴とする水力発電所の浸水防
    止方法。
  7. 【請求項7】 発電所の排水ピットの水位を計測し、こ
    の水位またはその変化率があらかじめ設定した値を越え
    ると浸水防止制御装置により発電機、水車の運転を停止
    する手段、放水路ゲ−トを閉じる手段、排水ポンプの運
    転水位を変更する手段、予備排水ポンプを運転する手
    段、非常用排水ポンプまた非常用排水設備を運転する手
    段、排水切換弁を切換えて排水加圧ポンプを運転する手
    段、ダム越流ゲ−トを開く手段、またはこれらの浸水防
    止要素を組み合わせた手段によって発電所の浸水を防止
    することを特徴とする水力発電所の浸水防止方法。
  8. 【請求項8】 発電所の湧水井戸の水位もしくは岩盤か
    らの湧水を湧水検出器で検出し、それらの値またはそれ
    らの値の変化率があらかじめ設定した値を越えると、浸
    水防止制御装置により発電機、水車の運転を停止する手
    段、放水路ゲ−トを閉じる手段、排水ポンプを運転する
    手段、排水ポンプの運転水位を変更する手段、予備排水
    ポンプを運転する手段、非常用排水ポンプまたは非常用
    排水設備を運転する手段、排水切換弁を切換えて排水加
    圧ポンプを運転する手段、ダム越流ゲ−トを開く手段、
    またはこれらの浸水防止要素を組み合わせた手段によっ
    て発電所の浸水を防止することを特徴とする水力発電所
    の浸水防止方法。
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