JPH10138908A - エアオーバハイドロリックブレーキ - Google Patents

エアオーバハイドロリックブレーキ

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JPH10138908A
JPH10138908A JP8295299A JP29529996A JPH10138908A JP H10138908 A JPH10138908 A JP H10138908A JP 8295299 A JP8295299 A JP 8295299A JP 29529996 A JP29529996 A JP 29529996A JP H10138908 A JPH10138908 A JP H10138908A
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JP
Japan
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brake
pressure
air
valve
command
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JP8295299A
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Toshiaki Kishii
稔明 岸井
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UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はエアオーバハイドロリックブレーキ
に関し、プライマリ系統とセカンダリ系統の温度バラン
スを改善して、ブレーキドラムの過熱,ブレーキライニ
ングの早期摩耗の防止を図ったブレーキを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 エアオーバハイドロリックブレーキのリ
レーバルブをエア圧可変型リレーバルブとして、ブレー
キライニングの温度を検出する温度センサをブレーキシ
ューに装着すると共に、温度センサの信号を入力する制
御手段を備え、制御手段は、プライマリ系統とセカンダ
リ系統のブレーキライニングの温度差を演算してその温
度差が規定値を超えたとき、高温側のブレーキ系統のエ
アブースタのパワーシリンダ圧をフートブレーキバルブ
からの指示圧より減圧し、低温側のブレーキ系統のエア
ブースタのパワーシリンダ圧を増圧することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアオーバハイド
ロリックブレーキの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来周知のように、中,大型トラックに
装備されるエアオーバハイドロリックブレーキはエアブ
レーキとオイルブレーキを組み合わせたシステムで、エ
アコンプレッサ,エアプレッシャガバナ,エアリザー
バ,フートブレーキバルブ,エアブースタ及びホイール
ブレーキ等によって構成されている。
【0003】そして、ドライバーがフートブレーキバル
ブのペダルを踏み込むと、フートブレーキバルブは踏込
み角度と踏力に応じエアリザーバの圧縮空気を制御して
エアブースタのリレーバルブへ指示圧として送り、リレ
ーバルブは、この指示圧と同圧の圧縮空気をエアリザー
バからパワーシリンダ内に直接送り込んでホイールシリ
ンダで油圧を発生させることで、各ホイールシリンダが
ブレーキシューを押し広げて制動力を発揮させるように
なっている。
【0004】而して、従来、上記フートブレーキバルブ
は、プライマリ系統とセカンダリ系統と称する2つの独
立したブレーキ系統に圧縮空気を別個に供給する2つの
制御弁が本体に設けられており、これらの制御弁は各々
独立して作動するデュアルタイプのブレーキバルブであ
るため、一方のブレーキ系統に故障が発生しても、他方
の系統での制動が可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来、例え
ば市街地等で緩制動を繰り返し行うと、エアオーバハイ
ドロリックブレーキはフートブレーキバルブのプライマ
リ−セカンダリ差圧の関係から、1系統のみのブレーキ
ドラムが熱くなってブレーキドラムの過熱による輪切り
やブレーキライニングの摩耗のバランス不良を招く虞が
指摘されている。
【0006】そして、従来、各ブレーキ系統のブレーキ
ドラムやブレーキライニングの温度をモニターすること
は可能であったが、この温度差をどのように制動力配分
コントロールに結び付けるかについては何ら提案されて
いないのが実情であった。本発明は斯かる実情に鑑み案
出されたもので、緩制動時に於けるプライマリ系統とセ
カンダリ系統の温度バランスを改善して、ブレーキドラ
ムの過熱,ブレーキライニングの早期摩耗の防止を図っ
たエアオーバハイドロリックブレーキを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、フートブレーキバルブのペ
ダルの踏込み角度と踏力に応じ、当該フートブレーキバ
ルブが、エアリザーバの圧縮空気を制御してプライマリ
系統とセカンダリ系統の2つのブレーキ系統のエアブー
スタに指示圧として送り、エアブースタのリレーバルブ
は、この指示圧と同圧の圧縮空気をエアリザーバからエ
アブースタのパワーシリンダ内に送り込んでホイールシ
リンダで油圧を発生させて、各ホイールシリンダがブレ
ーキシューを押し広げて車両の制動を行うエアオーバハ
イドロリックブレーキに於て、上記リレーバルブをエア
圧可変型リレーバルブとして、ブレーキシューに取り付
くブレーキライニングの温度を検出する温度センサを当
該ブレーキシューに装着すると共に、温度センサからの
信号を入力する制御手段を備え、制御手段は、プライマ
リ系統とセカンダリ系統のブレーキライニングの温度差
を演算し、その温度差が規定値を超えたとき、高温側の
ブレーキ系統のエアブースタのパワーシリンダ圧をフー
トブレーキバルブからの指示圧より減圧し、低温側のブ
レーキ系統のパワーシリンダ圧をフートブレーキバルブ
の指示圧より増圧することを特徴とする。
【0008】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載のエアオーバハイドロリックブレーキに於て、プラ
イマリ系統とセカンダリ系統のパワーシリンダ圧の合計
値は、フートブレーキバルブの指示圧の和であることを
特徴としている。
【0009】(作用)請求項1に係る発明によれば、温
度センサからの信号を入力した制御手段は、温度センサ
の信号に基づきプライマリ系統とセカンダリ系統のブレ
ーキライニングの温度差を演算する。
【0010】そして、市街地等で緩制動を繰り返し行
い、プライマリ−セカンダリ差圧の関係から、例えばプ
ライマリ系統のブレーキライニングが熱くなってその温
度差が規定値を超えると、制御手段は、高温側のプライ
マリ系統のパワーシリンダ圧がフートブレーキバルブか
らの指示圧より減圧するようにエア圧可変型リレーバル
ブに指令を送ると共に、低温側のセカンダリ系統のパワ
ーシリンダ圧がフートブレーキバルブからの指示圧より
増圧するように、エア圧可変型リレーバルブに指令を送
ることとなる。
【0011】従って、各エア圧可変型リレーバルブは、
夫々、斯かる数値のパワーシリンダ圧が発生するように
エア圧を制御して、エアリザーバからエアブースタのパ
ワーシリンダ内に圧縮空気を送り込むので、プライマリ
系統のブレーキドラムに対するブレーキライニングの圧
接力が正規の場合に比し低下し、セカンダリ系統のブレ
ーキドラムに対するブレーキライニングの圧接力が正規
の場合に比し増加して車両の制動が行われることとな
る。
【0012】そして、請求項2に係る発明では、プライ
マリ系統のパワーシリンダ圧とセカンダリ系統のパワー
シリンダ圧の合計値がフートブレーキバルブの指示圧の
和と一致するので、フートブレーキバルブのペダルの踏
力に対する効き感が一定に維持されることとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。
【0014】図1は2軸車に適用した請求項1及び請求
項2に係るエアオーバハイドロリックブレーキの一実施
形態のブレーキ系統図を示し、図中、1はフートブレー
キバルブ、3,5はエア配管7,9を介してフートブレ
ーキバルブ1に接続されたエアリザーバで、当該エアリ
ザーバ3,5に、ブレーキの作動源である圧縮空気が図
示しないエアコンプレッサによって貯えられると共に、
エアプレッシャガバナによって常に圧力が一定範囲内に
保たれている。
【0015】そして、従来と同様、上記フートブレーキ
バルブ1には、後軸側のブレーキ系統であるプライマリ
系統11と前軸側のブレーキ系統であるセカンダリ系統
13に、夫々、圧縮空気を別個に供給する2つの制御弁
が本体に設けられている。
【0016】而して、既述したように、従来のエアオー
バハイドロリックブレーキでは、ドライバーがフートブ
レーキバルブのペダルを踏み込むと、フートブレーキバ
ルブが踏込み角度と踏力に応じエアリザーバの圧縮空気
を制御してエアブースタのリレーバルブへ指示圧として
送り、リレーバルブは、この指示圧と同圧の圧縮空気を
エアリザーバからパワーシリンダ内に直接送り込んでホ
イールシリンダで油圧を発生させるようになっている
が、本実施形態に係るエアオーバハイドロリックブレー
キ15は、従来のリレーバルブに代えて、エア圧可変型
リレーバルブ17,19がプライマリ系統11のエアブ
ースタ21とセカンダリ系統13のエアブースタ23に
装着されている。
【0017】又、図中、25,27は従来周知のブレー
キユニットで、各ブレーキユニット25,27は、夫
々、ブレーキドラム29,31と、図示しないブレーキ
ブラケットに一端がアンカピン33を介して装着された
2枚宛のブレーキシュー35,37とホイールシリンダ
39,41、そして、各ブレーキシュー31,33に取
り付けられたブレーキライニング43,45とリターン
スプリング47とで構成されている。
【0018】そして、エアブースタ21,23のパワー
シリンダからホイールシリンダ39,41に油圧(パワ
ーシリンダ圧)がかかると、ホイールシリンダ39,4
1は両側のピストンを押し広げて、ブレーキシュー3
1,33のブレーキライニング43,45をブレーキド
ラム29,31に圧接させて車両の制動を行うようにな
っているが、ブレーキシュー35,37には、ブレーキ
ライニング43,45の温度を検出する温度センサ4
9,51が装着されると共に、各温度センサ49,51
からの信号を入力する制御手段53が本実施形態に係る
エアオーバハイドロリックブレーキ15に組み込まれて
いる。
【0019】制御手段53はマイクロコンピュータから
なり、当該制御手段53は、各温度センサ49,51か
ら入力した信号を基に、プライマリ系統11とセカンダ
リ系統13のブレーキライニング43,45の温度差を
演算するようになっている。そして、市街地等で緩制動
を繰り返し行い、プライマリ−セカンダリ差圧の関係か
ら、例えばプライマリ系統11のブレーキライニング4
3が熱くなってその温度差が規定値(例えば、50de
g)を超えると、制御手段53は、図2に示すように高
温側のプライマリ系統11のパワーシリンダ圧(図1
中、エア配管55を介して供給されるエアリザーバ5か
らの供給圧)がフートブレーキバルブ1からの指示圧よ
り10%減圧するようにエア圧可変型リレーバルブ17
に指令(ECU信号)を送ると共に、低温側のセカンダ
リ系統13のパワーシリンダ圧(図1中、エア配管57
を介して供給されるエアリザーバ3からの供給圧)がフ
ートブレーキバルブ1からの指示圧より10%増圧する
ように、エア圧可変型リレーバルブ19に指令を送るよ
うになっている。
【0020】従って、例えば、フートブレーキバルブ1
からの指示圧がプライマリ系統11,セカンダリ系統1
3共に3.0kg/cm2 であるとき、プライマリ系統
11のパワーシリンダ圧が3.0×0.9=2.7kg
/cm2 となるように制御手段53はエア圧可変型リレ
ーバルブ17に指令を送ると共に、セカンダリ系統13
のパワーシリンダ圧が3.0×1.1=3.3kg/c
2 となるように制御手段53はエア圧可変型リレーバ
ルブ19に指令を送り、エア圧可変型リレーバルブ1
7,19は、夫々、斯かる数値のパワーシリンダ圧が発
生するようにエア圧を制御して、エアリザーバ3,5か
らエアブースタ21,23のパワーシリンダ内に圧縮空
気を送り込むこととなる。
【0021】尚、フートブレーキバルブ1のペダル59
の踏力に対する効き感が変わらぬように、プライマリ系
統11のパワーシリンダ圧(プライマリ圧)とセカンダ
リ系統13のパワーシリンダ圧(セカンダリ圧)の合計
値は、フートブレーキバルブの指示圧の和と一致するよ
うに設定されている。そして、上述の如き制御の結果、
ブレーキライニング43,45の温度差が規定値内に戻
ると、制御手段53はエア圧可変型リレーバルブ17,
19を正規の状態に戻して制御を停止(ECU信号OF
F)し、これ以降はフートブレーキバルブ1からの指示
圧と同圧のパワーシリンダ圧がプライマリ系統11とセ
カンダリ系統13に発生するようになっている。
【0022】本実施形態に係るエアオーバハイドロリッ
クブレーキ15はこのように構成されているから、図3
及び図4のフローチャートに示すようにステップS1で
イグニッションスイッチがONとなってエンジンが始動
し、各温度センサ49,51や制御手段53が起動する
と、温度センサ49,51から入力した信号を基に制御
手段53はブレーキライニング43,45の温度Tr,
Tfを読み取り(ステップS2)、ブレーキライニング
43,45の温度差を演算してその温度差が規定値を超
えているか否かを比較する(ステップS3)。
【0023】尚、図3及び図4のフローチャートに於
て、 Tf :ブレーキライニング45の温度 Tr :ブレーキライニング43の温度 T :ブレーキライニング43,45間の温度差の規
定値 A状態:エア圧可変型リレーバルブ17 10%増圧 エア圧可変型リレーバルブ19 10%減圧 B状態:エア圧可変型リレーバルブ17 10%減圧 エア圧可変型リレーバルブ19 10%増圧 を示す。
【0024】そして、市街地等で緩制動を繰り返し行
い、プライマリ−セカンダリ差圧の関係からステップ3
でブレーキライニング43,45の温度差が規定値を超
えていると判定されると、制御手段53はどちらのブレ
ーキライニング43,45が高温となっているかを判定
(ステップS4)し、ブレーキライニング45がブレー
キライニング43よりも高温のときは、ステップS5に
進んでエア圧可変型リレーバルブ17,19がA状態で
あるか否かを判定する。
【0025】ここで、既に制御手段53による制御が行
われていてエア圧可変型リレーバルブ17,19がA状
態にあるとき、制御手段53はステップS1に戻るが、
エンジン始動後、初めてブレーキライニング43,45
に温度差が発生したような場合、エア圧可変型リレーバ
ルブ17,19はA状態となっていないため、制御手段
53はステップS6に進んで、高温側のセカンダリ系統
13のパワーシリンダ圧がフートブレーキバルブ1から
の指示圧より10%減圧するようにエア圧可変型リレー
バルブ19に指令(ECU信号)を送ると共に、低温側
のプライマリ系統11のパワーシリンダ圧がフートブレ
ーキバルブ1からの指示圧より10%増圧するようにエ
ア圧可変型リレーバルブ17に指令を送るので、高温側
のブレーキドラム31に対するブレーキライニング45
の圧接力が正規の場合に比し低下し、他方のブレーキド
ラム29に対するブレーキライニング43の圧接力が正
規の場合に比し増加して車両の制動が行われることとな
る。
【0026】一方、ステップS4に於て、ブレーキライ
ニング43がブレーキライニング45よりも高温となっ
ていると判定された場合は、ステップS7に進んでエア
圧可変型リレーバルブ17,19がB状態であるか否か
を判定する。ここで、同様に制御手段53による制御が
既に行われていてエア圧可変型リレーバルブ17,19
がB状態にあるとき、制御手段53はステップS1に戻
るが、エンジン始動後、初めてブレーキライニング4
3,45に温度差が発生したような場合、エア圧可変型
リレーバルブ17,19はB状態になっていないため、
制御手段53はステップS8に進んで、エア圧可変型リ
レーバルブ17,19をB状態にする。
【0027】従って、この場合には、図2に示すように
高温側のプライマリ系統11のパワーシリンダ圧がフー
トブレーキバルブ1からの指示圧より10%減圧するよ
うにエア圧可変型リレーバルブ17に指令(ECU信
号)が送られると共に、低温側のセカンダリ系統13の
パワーシリンダ圧がフートブレーキバルブ1からの指示
圧より10%増圧するようにエア圧可変型リレーバルブ
19に指令が送られるので、高温側のブレーキドラム2
9に対するブレーキライニング43の圧接力が正規の場
合に比し低下し、他方のブレーキドラム31に対するブ
レーキライニング45の圧接力が正規の場合に比し増加
して車両の制動が行われることとなる。
【0028】そして、エア圧可変型リレーバルブ17,
19がA状態又はB状態になった後、制御手段53はス
テップS1に戻り、エンジン駆動中、常時温度センサ4
9,51の信号を入力してブレーキライニング43,4
5の温度差が規定値内であるか否かを監視し乍ら、上述
した制御を行う。そして、ブレーキライニング43,4
5の温度バランスが改善されたとステップS3で判定さ
れると、ステップS9,ステップS10に進み、エア圧
可変型リレーバルブ17,19を正規の状態に戻してス
テップS1に戻ることとなる。
【0029】従って、これ以降、ブレーキライニング4
3,45の温度差が規定値内にあるときは、フートブレ
ーキバルブ1からの指示圧と同圧のパワーシリンダ圧が
プライマリ系統11とセカンダリ系統13に発生して、
車両の制動が行われる。このように、本実施形態に係る
エアオーバハイドロリックブレーキ15によれば、エン
ジンの駆動時に、プライマリ系統11とセカンダリ系統
13のブレーキライニング43,45の温度差が或る一
定の範囲内で常時制御されるため、従来に比し耐フェー
ド性が向上すると共に、1軸過熱によるブレーキドラム
の輪切り,ブレーキライニングの摩耗バランスの改善に
寄与することができ、因って、安全性の向上及びメンテ
ナンスの向上(ブレーキライニングの交換時期の延長)
に役立てることが可能となった。
【0030】然も、本実施形態によれば、フートブレー
キバルブ1のペダル59の踏力に対する効き感が変わら
ないので、ドライバーに違和感を与えることもない。
尚、上記実施形態は2軸車に本発明を適用したものであ
るが、本発明は後輪2軸車や前輪2軸車のエアオーバハ
イドロリックブレーキに適用することができることは勿
論である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係るエア
オーバハイドロリックブレーキによれば、エンジンの駆
動時に、プライマリ系統とセカンダリ系統のブレーキラ
イニングの温度差が或る一定の範囲内で常時制御される
ため、従来に比し耐フェード性が向上すると共に、過熱
によるブレーキドラムの輪切り,ブレーキライニングの
摩耗バランスの改善に寄与することができ、安全性の向
上及びメンテナンスの向上に役立てることが可能となっ
た。
【0032】そして、請求項2に係る発明によれば、フ
ートブレーキバルブのペダルの踏力に対する効き感が変
わらないので、ドライバーに違和感を与えることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】2軸車に適用した請求項1及び請求項2に係る
エアオーバハイドロリックブレーキの一実施形態のブレ
ーキ系統図である。
【図2】制御手段によるエア圧可変型リレーバルブの制
御イメージ図である。
【図3】制御手段によるエア圧可変型リレーバルブの制
御フローチャートである。
【図4】制御手段によるエア圧可変型リレーバルブの制
御フローチャートである。
【符号の説明】
1 フートブレーキバルブ 3,5 エアリザーバ 11 プライマリ系統 13 セカンダリ系統 15 エアオーバハイドロリックブレーキ 17,19 エア圧可変型リレーバルブ 21,23 エアブースタ 29,31 ブレーキドラム 35,37 ブレーキシュー 39,41 ホイールシリンダ 43,45 ブレーキライニング 49,51 温度センサ 53 制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フートブレーキバルブのペダルの踏込み
    角度と踏力に応じ、当該フートブレーキバルブが、エア
    リザーバの圧縮空気を制御してプライマリ系統とセカン
    ダリ系統の2つのブレーキ系統のエアブースタに指示圧
    として送り、エアブースタのリレーバルブは、この指示
    圧と同圧の圧縮空気をエアリザーバからエアブースタの
    パワーシリンダ内に送り込んでホイールシリンダで油圧
    を発生させて、各ホイールシリンダがブレーキシューを
    押し広げて車両の制動を行うエアオーバハイドロリック
    ブレーキに於て、 上記リレーバルブをエア圧可変型リレーバルブとして、
    ブレーキシューに取り付くブレーキライニングの温度を
    検出する温度センサを当該ブレーキシューに装着すると
    共に、温度センサからの信号を入力する制御手段を備
    え、 制御手段は、プライマリ系統とセカンダリ系統のブレー
    キライニングの温度差を演算し、その温度差が規定値を
    超えたとき、高温側のブレーキ系統のエアブースタのパ
    ワーシリンダ圧をフートブレーキバルブからの指示圧よ
    り減圧し、低温側のブレーキ系統のパワーシリンダ圧を
    フートブレーキバルブの指示圧より増圧することを特徴
    とするエアオーバハイドロリックブレーキ。
  2. 【請求項2】 プライマリ系統とセカンダリ系統のパワ
    ーシリンダ圧の合計値は、フートブレーキバルブの指示
    圧の和であることを特徴とする請求項1記載のエアオー
    バハイドロリックブレーキ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6505894B2 (en) 2000-03-14 2003-01-14 Land Rover Vehicle braking
CN110341671A (zh) * 2019-07-18 2019-10-18 潍柴动力股份有限公司 车辆储气筒的气压控制方法、装置和车辆储气筒系统

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