JPH10137355A - 自動ホース折り畳み装置 - Google Patents

自動ホース折り畳み装置

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JPH10137355A
JPH10137355A JP31308196A JP31308196A JPH10137355A JP H10137355 A JPH10137355 A JP H10137355A JP 31308196 A JP31308196 A JP 31308196A JP 31308196 A JP31308196 A JP 31308196A JP H10137355 A JPH10137355 A JP H10137355A
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JP
Japan
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hose
main body
air
folding device
cylinder
Prior art date
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JP31308196A
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English (en)
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Toshiichi Ono
小野敏一
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消防用のホースのような非常に固い部材によ
って形成されているホースを簡単に折り畳むことができ
るようにする。 【解決手段】 ホース1が巻き取られているホースドラ
ム2を回転自在に支持するドラム支持手段3と、装置本
体5の表面に設けられているホース収納部6と、前記ホ
ース1を横方向に往復走行させるホース横走行ガイド手
段4と、前記ホース1が前記装置本体5の左側に走行さ
せられたときに係合して縦方向に伸張させる第1のホー
ス縦伸張手段11と、前記ホース1が前記装置本体5の
右側に走行させられたときに係合して縦方向に伸張させ
る第2のホース縦伸張手段12とを具備し、前記ホース
ドラム2に巻き取られているホース1を引き出して折り
返しながら自動的に折り畳むことができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動ホース折り畳み
装置にに係わり、特に、ホースドラムに巻き取られてい
る消防用のホースを引き出して折り返しながら平たく折
り畳むための自動ホース折り畳み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、消防用のホースを用いて消
火活動や消火訓練を行うと、前記消防用のホース内に水
が通って濡れるので、消火活動や消火訓練を行った後で
前記消防用のホースを干して乾燥させるようにしてい
る。
【0003】そして、乾燥させた消防用のホースをホー
スドラムに巻き取るとともに、前記巻き取った消防用の
ホースを前記ホースドラムから取り外して所定の場所に
収納したり、消防自動車に積み込んだりしていた。すな
わち、従来は消防用のホースをホースドラム2を用いて
円形に巻き取った状態で保管や収納していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記消防用のホース
は、ホースドラムに巻き取る時に捩れた状態で巻き取ら
れることがあるが、前述したように、従来はホースドラ
ムを用いて円形に巻き取った状態で保管や収納を行って
いたので、次に使用されるまでの長い期間にわたって捩
れた状態が続いてしまう。
【0005】前記消防用のホースは、厚手の布に防水処
理が施された非常に固い部材によって形成されているの
で、前述のように捩れた状態で長期間放置すると、その
状態がホースの癖になり、非常に取り扱い難くなってし
まう問題があった。
【0006】このような問題を無くすために、前記ホー
スドラムに巻き取られた消防用のホースを引き出しなが
ら、人手により折り返して平坦に折り畳むようにするこ
とがある。しかし、前述したように前記消防用のホース
は非常に固い部材によって形成されているので、人手で
折り畳むと重労働になってしまう問題があった。
【0007】本発明は前述の問題点にかんがみ、消防用
のホースのような非常に固い部材によって形成されてい
るホースを簡単に折り畳むことができる装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の自動ホース折り
畳み装置は、ホース1が巻き取られているホースドラム
2を装置本体5上に回転自在に支持するためのドラム支
持手段3と、前記装置本体5の表面に設けられているホ
ース収納部6と、前記ドラム支持手段3から引き出さ
れ、その先端1aが前記収納部6に保持された前記ホー
ス1を前記装置本体5の上部において横方向に往復走行
させるホース横走行ガイド手段4と、前記ホース横走行
ガイド手段4によって横方向に往復走行させられるホー
ス1が前記装置本体5の左側に走行させられたときに係
合して縦方向に伸張させ、前記装置本体5の下部におい
て水平に折り畳む第1のホース縦伸張手段11と、前記
ホース横走行ガイド手段4によって横方向に往復走行さ
せられるホース1が前記装置本体5の右側に走行させら
れたときに係合して縦方向に伸張させ、前記装置本体5
の下部において水平に折り畳む第2のホース縦伸張手段
12とを具備し、前記ホースドラム2に巻き取られてい
るホース1を引き出して折り返しながら平たく折り畳む
ようにしたことを特徴としている。
【0009】また、本発明の他の特徴とするところは、
前記ホース横走行ガイド手段4は、前記装置本体5の内
部に配設されたスライドガイド41に係合して横方向に
往復移動可能に支持されていて、その一部が前記装置本
体5に形成された水平方向溝9を通って前記装置本体5
の表面側に進出していることを特徴としている。
【0010】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記スライドガイド41の上方に位置する左右両側
に配設された一対の歯車43、44と、前記一対の歯車
43、44間に巻き回されていて、前記ホース横走行ガ
イド手段4と係合しているチェーン45と、前記チェー
ン45を走行させるためのモータ42と、前記ホース横
走行ガイド手段4の左右走行限を規制するためにリミッ
トスイッチ47、48とを具備することを特徴としてい
る。
【0011】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記第1のホース縦伸張手段11は、前記装置本体
5の左側に縦方向に形成された左側縦方向溝8と、前記
左側縦方向溝8に沿って配設された縦方向スライドガイ
ド51と、前記縦方向スライドガイド51の上端部近傍
と下端部近傍、及び略中間位置に回転自在に取り付けら
れた3つの歯車53、54、55と、前記3つの歯車5
3、54、55に巻き回されたチェーン56と、前記縦
方向スライドガイド51にスライド自在に支持されると
ともに、前記チェーン56に固着されたシリンダ支持体
52と、前記シリンダ支持体52に取り付けられた左側
シリンダ18と、前記シリンダ支持体52を上下方向に
移動させるための駆動源として設けられたエアーシリン
ダ57とにより構成されていることを特徴としている。
【0012】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記第2のホース縦伸張手段12は、前記装置本体
5の右側に縦方向に形成された右側縦方向溝7と、前記
右側縦方向溝7に沿って配設された縦方向スライドガイ
ド61と、前記縦方向スライドガイド61の上端部近傍
と下端部近傍、及び略中間位置に回転自在に取り付けら
れた3つの歯車63、64、65と、前記3つの歯車6
3、64、65に巻き回されたチェーン66と、前記縦
方向スライドガイド61にスライド自在に支持されると
ともに、前記チェーン66に固着されたシリンダ支持体
62と、前記シリンダ支持体62に取り付けられた右側
シリンダ17と、前記シリンダ支持体62を上下方向に
移動させるための駆動源として設けられたエアーシリン
ダ67とにより構成されていることを特徴としている。
【0013】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記エアーシリンダ57は、エアー吸入口57a及
びエアー排出口57bを有し、前記エアー吸入口57a
及びエアー排出口57bがエアーホース71を介して配
気盤70と接続されていることを特徴としている。
【0014】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記エアーシリンダ67は、エアー吸入口67a及
びエアー排出口67bを有し、前記エアー吸入口67a
及びエアー排出口67bがエアーホース71を介して配
気盤70と接続されていることを特徴としている。
【0015】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記配気盤70は、前記エアーシリンダ57及び6
7を駆動するための圧縮空気を所定の手順に従って供給
するための複数の電磁弁が配設されていて、前記複数の
電磁弁の動作を所定のタイミングで開閉制御することに
より前記エアーシリンダ57及び67を所定の手順及び
タイミングで動作させることを特徴としている。
【0016】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記エアーシリンダ57及び67の駆動ロッドに沿
ってラック歯58及び68がそれぞれ配設されていて、
これらのラック歯58及び68が前記歯車53及び63
に設けられている係合歯と係合して、前記エアーシリン
ダ57及び67の駆動力で前記ラック歯58及び68を
駆動して前記歯車53及び63を所定の方向に回転させ
ることにより、前記3つの歯車53、54、55及び6
3、64、65に巻き回されているチェーン56及び6
6を走行させ、これらのチェーン56及び66に固着さ
れているシリンダ支持体52及び62を上下方向に移動
させて前記右側シリンダ17及び左側シリンダ18を上
下方向に移動させることを特徴としている。
【0017】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記装置本体5に脱着自在に収めることのできる大
きさに形成されているホース収納カートリッジ90を具
備し、この内部でホースが折り畳まれることを特徴とし
ている。
【0018】
【作用】本発明は前記技術手段を有するので、ホースド
ラム2に巻き取られているホース1が自動的に引き出さ
れるとともに、前記引き出されたホース1が折り返され
て水平に畳まれるので、人手による手間をかけることな
く、ホース1が捩れたままで保管して取扱い難くなるの
を防止することができるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
の自動ホース折り畳み装置の第1の実施形態を詳述す
る。
【0020】図1において、1はホース、2はホースド
ラム、3はドラム支持手段、4はホース横走行ガイド手
段、4aは一方のガイド棒、4bは他方のガイド棒、5
は装置本体、5aは掛止バー、6はホース収納部、6a
はホース先端部、7は右側縦方向溝、8は左側縦方向
溝、9は水平方向溝。17は右側シリンダ先端部、18
は右側シリンダ先端部である。上記のホース収納部6は
この実施例ではホース収納枠体として示してある。従っ
てこの実施例中ではホース収納枠体に符号6を符して説
明する。勿論ホース収納部としては、枠体の他、装置本
体5の面上の下方に水平に形成した棚、あるいは網状等
折り畳まれるホース及びホース先端部6aを収納できる
形状のもの全てを用いることができる。
【0021】このように構成された本実施形態の自動ホ
ース折り畳み装置においては、以下のようにしてホース
1を折り畳むようにしている。すなわち、まず、ホース
1が巻き取られているホースドラム2をドラム支持手段
3に装着して支持する。
【0022】前記ドラム支持手段3は、前記ホース1が
巻き取られているホースドラム2を回転自在に支持する
ために設けられているものであり、装置本体5の側方に
突設された支持部材の先端にホースドラム2を回転自在
に支持するように構成されている。
【0023】前述のようにしてドラム支持手段3にホー
スドラム2を支持したら、前記ドラム支持手段3からホ
ース1を引き出し、前記装置本体5の上部の中央に取り
付けられた掛止バー5aに係合させるとともに、ホース
横走行ガイド手段4の一方のガイド棒4aと他方のガイ
ド棒4bとの間に通しながら、その先端部1aをホース
収納枠体6の下端に形成されたホース先端部収納凹部6
aに差し込む。
【0024】これにより、ホースの折り畳み動作の準備
が完了であるので、次に、装置起動スイッチ(図示せ
ず)を押して装置を起動する。ここで、右側シリンダ先
端部17a及び左側シリンダ先端部18aは、図1にお
いて黒丸で示したように、右側縦方向溝7及び左側縦方
向溝8の内部に引っ込んだ状態になっている。
【0025】自動ホース折り畳み装置の動作が開始され
ると、例えば右側シリンダ18(図6参照)が動作して
その先端部18aが左側縦方向溝8を通って装置本体5
の表面から突出する。なお、図1〜図5において、右側
シリンダ先端部17a及び左側シリンダ先端部18a
は、装置本体5の表面から突出している場合には白丸で
示し、装置本体5の内部に後退している場合には黒丸で
示している。
【0026】装置本体5の表面から突出した左側シリン
ダ先端部18aは、次に、前記左側縦方向溝8に沿って
下方に移動する。そして、前記下方に移動する際に、ホ
ース1を引き延ばしてホース収納枠体6の左下の端部に
押し付ける。
【0027】次に、ホース横走行ガイド手段4が、図1
中の左側から右側方向に走行し、その先端部1aがホー
ス収納枠体6の左下の端部に押し付けられているホース
1を図1中の左側に移動させる。そして、前記ホース横
走行ガイド手段4が水平方向溝9の右側端部迄移動した
ときに、右側シリンダ先端部17aが右側縦方向溝7を
通って装置本体5の表面に突出する。この状態を、図2
に示す。
【0028】前述したように、ホース1の先端はホース
収納枠体6の左下の端部に押し付けられているので、ホ
ース横走行ガイド手段4が水平方向溝9の右側端部迄移
動することにより、前記掛止バー5aとホース収納枠体
6の左下の端部との間でホース1が引っ張られた状態と
なり、前記ホースドラム2が図2中の矢印で示したよう
に回転し、ホース1がホースドラム2から引き出され
る。
【0029】次に、前記右側シリンダ先端部17aが右
側縦方向溝7に沿い、図2中の下方に移動する。このと
き、前記右側シリンダ先端部17aはホース1を下方に
押し付けながら移動する。これにより、前記ホース1は
前記ホース横走行ガイド手段4とホース収納枠体6の左
下の端部との間でホース1が引っ張られた状態となるの
で、この場合もホース1がホースドラム2から引き出さ
れる。
【0030】そして、前記右側シリンダ先端部17aが
前記ホース収納枠体6の右下の端部迄移動すると、前記
ホース1の一端が前記ホース収納枠体6の右下の端部に
押さえ付けられる。このようにして、前記右側シリンダ
先端部17aがホース1の一端を押さえ付けたら、前記
左側シリンダ先端部18aは装置本体5の内部に後退す
るとともに、左側縦方向溝8の上端迄移動する。
【0031】また、前記右側シリンダ先端部17aがホ
ース1の一端を押さえ付けたら、前記ホース横走行ガイ
ド手段4が前記水平方向溝9の左側方向に移動する。こ
れにより、ホース横走行ガイド手段4によってホース1
が引っ張られ、このときもホース1がホースドラム2か
ら引き出される。
【0032】ホース横走行ガイド手段4が水平方向溝9
の左側端部に移動したら、左側シリンダ先端部18aが
左側縦方向溝8を通って装置本体5の表面に突出する。
これにより、前記左側シリンダ先端部18aは、ホース
横走行ガイド手段4と右側シリンダ先端部17aとによ
り引っ張られているホース1の上側に位置する。この状
態を、図3に示す。
【0033】次に、図4中の矢印で示すように、前記左
側シリンダ先端部18aは左側縦方向溝8に沿って下端
迄移動する。そして、この時にホース1を下方に引っ張
りながら移動し、ホース収納枠体6の左下の端部にホー
ス1を押し付ける。これにより、ホース1は前記ホース
収納枠体6の下部において1往復分だけ水平に折り返さ
れて平たく畳まれることになる。
【0034】次に、右側シリンダ先端部17aが装置本
体5の内部に後退するとともに、図5中の矢印で示した
ように、右側縦方向溝7の上方に移動する。そして、図
5で示したように、右側縦方向溝7の上端迄移動した
ら、次に、ホース横走行ガイド手段4が水平方向溝9の
右側方向に移動する。
【0035】そして、ホース横走行ガイド手段4が水平
方向溝9の右側端部迄移動したら、後退していた左側シ
リンダ先端部18aが右側縦方向溝7を通って装置本体
5の表面に進出する。このような動作を繰り返し行うこ
とにより、固くて折り畳み難いホース1を容易に、かつ
正確に折り畳むことができる。
【0036】次に、図6を参照しながら各部の構成を詳
細に説明する。図6は、装置本体5の内部に設けられて
いる主要な機構の概略を示したものである。図6に示し
たように、水平方向溝9に沿ってスライドガイド41が
配設されていて、ホース横走行ガイド手段4は前記スラ
イドガイド41に係合して横方向に自由に移動可能に支
持されている。前記ホース横走行ガイド手段4の一部が
水平方向溝9を通って装置本体5の表面側に突出してい
る。
【0037】このようにして、横方向にスライド可能に
支持されているホース横走行ガイド手段4を駆動させる
ために、前記スライドガイド41の上方に位置する左右
両側には、一対の歯車43、44が配設されている。そ
して、これら一対の歯車43、44間にチェーン45が
巻き回されているとともに、前記チェーン45に前記ホ
ース横走行ガイド手段4が固着されている。
【0038】本実施形態においては、ホース横走行ガイ
ド手段4を移動させるための駆動源としてモータ42を
用い、前記モータ42と前記一方の歯車43との間をチ
ェーン46を介して連結している。これにより、前記モ
ータ42が回転すると、その回転力がチェーン46を介
して一方の歯車43に伝達されてこれを回転させる。
【0039】前記一方の歯車43が回転すると、一方の
歯車43と他方の歯車44との間に巻き回されているチ
ェーン45が水平方向に沿って走行するので、このチェ
ーン45に接続されているホース横走行ガイド手段4が
モータ42の回転方向に応じて図6中の左右方向に移動
する。
【0040】前記ホース横走行ガイド手段4の移動限を
規制するためにリミットスイッチ47、48が配設され
ていて、ホース横走行ガイド手段4が水平方向溝9の左
右端部近傍に移動したときに、これらのリミットスイッ
チ47、48の可動端子を押圧するように構成されてい
る。
【0041】前記可動端子が押圧されると、配電盤80
の内部に設けられている制御回路(図示せず)に検出信
号が送出され、モータ42の回転が停止される。そし
て、次のタイミングでは、以前とは違う方向でモータ4
2が回転し、ホース横走行ガイド手段4が逆方向に移動
するようになる。
【0042】次に、第1のホース縦伸張手段11及び第
2のホース縦伸張手段12の構成について説明する。第
1のホース縦伸張手段11は、前記ホース横走行ガイド
手段4により横方向に走行させられるホース1が前記装
置本体5の左側に走行させられたときに、前記ホース1
に係合して縦方向に伸張させ、前記装置本体5の下部に
おいて水平に折り返して畳むために設けられているもの
である。
【0043】また、第2のホース縦伸張手段12は、ホ
ース1が前記装置本体5の右側に走行させられたときに
係合して縦方向に伸張させ、前記装置本体5の下部にお
いて水平に折り返して畳むために設けられているもので
ある。
【0044】本実施形態においては、第1のホース縦伸
張手段11を以下のように構成している。すなわち、左
側縦方向溝8に沿って縦方向スライドガイド51を配設
し、この縦方向スライドガイド51にシリンダ支持体5
2をスライド自在に支持している。
【0045】また、前記縦方向スライドガイド51の上
端部及び下端部近傍に歯車53、54を配設するととも
に、各歯車53、54の略中間位置に第3の歯車55を
配設し、これらの歯車53、54、55にチェーン56
を巻き回し、このチェーン56に前記シリンダ支持体5
2を固着している。そして、シリンダ支持体52を上下
方向に移動させるための駆動源として、本実施形態にお
いてはエアーシリンダ57を用いている。
【0046】前記エアーシリンダ57は、エアー吸入口
57a及びエアー排出口57bを有し、これらのエアー
吸入口57a及びエアー排出口57bがエアーホース7
1を介して配気盤70と接続されている。
【0047】前記配気盤70は、エアーシリンダ57を
駆動するための圧縮空気を供給するために設けられてい
るものであり、その内部には図示しない複数の電磁弁が
配設されていて、制御回路(図示せず)によって各電磁
弁の動作が制御されることにより、エアーシリンダ57
を所定の手順及びタイミングで動作させるようにしてい
る。
【0048】前記エアーシリンダ57の駆動ロッドに沿
ってラック歯58が配設されていて、このラック歯58
が前記歯車53に設けられている係合歯(図示せず)と
係合している。これにより、エアーシリンダ57が駆動
すると、その駆動力がラック歯58を介して歯車53に
伝達してこれを所定の方向に回転させる。
【0049】歯車53が回転すると、その回転方向に応
じた方向にチェーン56が走行するので、チェーン56
に固着されているシリンダ支持体52が縦方向スライド
ガイド51に沿って走行する。
【0050】なお、前述の説明は、第1のホース縦伸張
手段11について説明したが、第2のホース縦伸張手段
12の構成も第1のホース縦伸張手段11の構成と全く
同じであり、同一の構成部分については、60番台の同
じ番号を付している。すなわち、前述の説明で51、5
2、53、・・・と付した構成部材と同じ構成部材につ
いては、61、62、63、・・・のような60番台の
番号を付して説明を省略する。
【0051】図7は、右側シリンダ先端部17(左側シ
リンダ18)の側面を示している。図7に示したよう
に、エアー吸入口17b(18b)及びエアー排出口1
7c(18c)を介して圧縮エアーが供給/排出される
ことにより、右側シリンダ先端部17a(左側シリンダ
先端部18a)が進退し、右側縦方向溝7(左側縦方向
溝8)を通って装置本体5の表面から突出したり、装置
本体5の内部に後退したりするように構成されている。
【0052】次に、本発明の自動ホース折り畳み装置の
第2の実施形態を説明する。前述した第1の実施形態に
おいては、ホース収納枠体6内にホース1を直接折り畳
む例を示した。この第2の実施形態においては、ホース
1を、図8に示すようなホース収納カートリッジ90内
に収納するようにしている。
【0053】前記ホース収納カートリッジ90は、図8
中に矢印で示したように、前記ホース収納枠体6の内部
に嵌合させて使用するように構成されているものであ
り、その下端にはホース1の先端部1aを差し込むため
の開口部91が形成されている。また、背面には肩掛け
紐92が取り付けられていて、折り畳んだホース1を運
搬する時に、ホース収納カートリッジ90ごと人間が背
負うことができるようになされている。
【0054】このように構成されたホース収納カートリ
ッジ90を用いる場合には、内部に折り畳んだホース1
を所定の保管場所に運搬するときに用いることができる
のは勿論のこと、ホース収納カートリッジ90に収納し
たまま保管しておくこともできる。また、ホース収納カ
ートリッジ90に収納したまま消防自動車上に積載する
ようにしてもよい。所で、この実施例ではホース収納カ
ートリッジ90をホース収納部の例としてのホース収納
枠体6に納めるものとして示したが、棚状又は網状の場
合、それらの形状に合ったホース収納カートリッジ90
とするものである。
【0055】更に図9に示すように、装置本体5を、第
1のホース縦伸張手段11と第2のホース縦伸張手段1
2が左右にセパレートされるように二分Nし、二分Nし
た装置本体を連結板Mで連結する等して、而も左右の第
1、第2のホース縦伸張手段11、12間の幅W及びホ
ース横走行ガイド手段4の左右ガイドストロークPが要
求に応じて可変となるように連結すれば、ホース1の折
り畳まれる幅を要求に応じて調節できるものである。
【0056】
【発明の効果】本発明は前述したように、本発明によれ
ば、ホースドラムに巻き取られているホースを引き出
し、これを折り返しながら水平に折り畳むようにしたの
で、人手による手間をかけることなく、捩れたままの状
態で放置してホースが取扱い難くなるのを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動ホース折り畳み装置の要部構成を
示す正面図である。
【図2】動作を説明するための自動ホース折り畳み装置
の正面図である。
【図3】動作を説明するための自動ホース折り畳み装置
の正面図である。
【図4】動作を説明するための自動ホース折り畳み装置
の正面図である。
【図5】動作を説明するための自動ホース折り畳み装置
の正面図である。
【図6】自動ホース折り畳み装置の要部の構成を示す図
である。
【図7】右側及び左側シリンダ先端部を説明する図であ
る。
【図8】ホース収納カートリッジの概略形状を示す斜視
図である。
【図9】ホースの折り畳み幅を調節できるようにした例
を示す図6と同様の図である。
【符号の説明】
1 ホース 2 ホースドラム 3 ドラム支持手段 4 ホース横走行ガイド手段 5 装置本体 6 ホース収納部としてのホース収納枠体 7 右側縦方向溝 8 左側縦方向溝 9 水平方向溝 11 第1のホース縦伸張手段 12 第2のホース縦伸張手段 17 右側シリンダ先端部 17a 右側シリンダ先端部 18 左側シリンダ 18a 左側シリンダ先端部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース1が巻き取られているホースドラ
    ム2を装置本体5上に回転自在に支持するためのドラム
    支持手段3と、 前記装置本体5の表面に設けられていて、前記ホース1
    の先端部1aを収納保持するためのホース収納部6と、 前記ドラム支持手段3から引き出され、その先端1aが
    前記ホース収納部6に保持された前記ホース1を前記装
    置本体5の上部において横方向に往復走行させるホース
    横走行ガイド手段4と、 前記ホース横走行ガイド手段4によって横方向に往復走
    行させられるホース1が前記装置本体5の左側に走行さ
    せられたときに係合して縦方向に伸張させ、前記装置本
    体5の下部において水平に折り畳む第1のホース縦伸張
    手段11と、 前記ホース横走行ガイド手段4によって横方向に往復走
    行させられるホース1が前記装置本体5の右側に走行さ
    せられたときに係合して縦方向に伸張させ、前記装置本
    体5の下部において水平に折り畳む第2のホース縦伸張
    手段12とを具備し、 前記ホースドラム2に巻き取られているホース1を引き
    出して折り返しながら平たく折り畳むようにしたことを
    特徴とする自動ホース折り畳み装置。
  2. 【請求項2】 前記ホース横走行ガイド手段4は、前記
    装置本体5の内部に配設されたスライドガイド41に係
    合して横方向に往復移動可能に支持されていて、その一
    部が前記装置本体5に形成された水平方向溝9を通って
    前記装置本体5の表面側に進出していることを特徴とす
    る請求項1に記載の自動ホース折り畳み装置。
  3. 【請求項3】 前記スライドガイド41の上方に位置す
    る左右両側に配設された一対の歯車43、44と、 前記一対の歯車43、44間に巻き回されていて、前記
    ホース横走行ガイド手段4と係合しているチェーン45
    と、 前記チェーン45を走行させるためのモータ42と、 前記ホース横走行ガイド手段4の左右走行限を規制する
    ためにリミットスイッチ47、48とを具備することを
    特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載の自動
    ホース折り畳み装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のホース縦伸張手段11は、前
    記装置本体5の左側に縦方向に形成された左側縦方向溝
    8と、 前記左側縦方向溝8に沿って配設された縦方向スライド
    ガイド51と、 前記縦方向スライドガイド51の上端部近傍と下端部近
    傍、及び略中間位置に回転自在に取り付けられた3つの
    歯車53、54、55と、 前記3つの歯車53、54、55に巻き回されたチェー
    ン56と、 前記縦方向スライドガイド51にスライド自在に支持さ
    れるとともに、前記チェーン56に固着されたシリンダ
    支持体52と、 前記シリンダ支持体52に取り付けられた左側シリンダ
    18と、 前記シリンダ支持体52を上下方向に移動させるための
    駆動源として設けられたエアーシリンダ57とにより構
    成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1
    項に記載の自動ホース折り畳み装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のホース縦伸張手段12は、前
    記装置本体5の右側に縦方向に形成された右側縦方向溝
    7と、 前記右側縦方向溝7に沿って配設された縦方向スライド
    ガイド61と、 前記縦方向スライドガイド61の上端部近傍と下端部近
    傍、及び略中間位置に回転自在に取り付けられた3つの
    歯車63、64、65と、 前記3つの歯車63、64、65に巻き回されたチェー
    ン66と、 前記縦方向スライドガイド61にスライド自在に支持さ
    れるとともに、前記チェーン66に固着されたシリンダ
    支持体62と、 前記シリンダ支持体62に取り付けられた右側シリンダ
    17と、 前記シリンダ支持体62を上下方向に移動させるための
    駆動源として設けられたエアーシリンダ67とにより構
    成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1
    項に記載の自動ホース折り畳み装置。
  6. 【請求項6】 前記エアーシリンダ57は、エアー吸入
    口57a及びエアー排出口57bを有し、前記エアー吸
    入口57a及びエアー排出口57bがエアーホース71
    を介して配気盤70と接続されていることを特徴とする
    請求項4または5の何れか1項に記載の自動ホース折り
    畳み装置。
  7. 【請求項7】 前記エアーシリンダ67は、エアー吸入
    口67a及びエアー排出口67bを有し、前記エアー吸
    入口67a及びエアー排出口67bがエアーホース71
    を介して配気盤70と接続されていることを特徴とする
    請求項4または5の何れか1項に記載の自動ホース折り
    畳み装置。
  8. 【請求項8】 前記配気盤70は、前記エアーシリンダ
    57及び67を駆動するための圧縮空気を所定の手順に
    従って供給するための複数の電磁弁が配設されていて、
    前記複数の電磁弁の動作を所定のタイミングで開閉制御
    することにより前記エアーシリンダ57及び67を所定
    の手順及びタイミングで動作させることを特徴とする請
    求項6または7の何れか1項に記載の自動ホース折り畳
    み装置。
  9. 【請求項9】 前記エアーシリンダ57及び67の駆動
    ロッドに沿ってラック歯58及び68がそれぞれ配設さ
    れていて、これらのラック歯58及び68が前記歯車5
    3及び63に設けられている係合歯と係合して、前記エ
    アーシリンダ57及び67の駆動力で前記ラック歯58
    及び68を駆動して前記歯車53及び63を所定の方向
    に回転させることにより、前記3つの歯車53、54、
    55及び63、64、65に巻き回されているチェーン
    56及び66を走行させ、これらのチェーン56及び6
    6に固着されているシリンダ支持体52及び62を上下
    方向に移動させて前記右側シリンダ17及び左側シリン
    ダ18を上下方向に移動させることを特徴とする請求項
    4〜8の何れか1項に記載の自動ホース折り畳み装置。
  10. 【請求項10】 前記装置本体5に脱着自在に収めるこ
    とのできる大きさに形成されているホース収納カートリ
    ッジ90を具備し、このホース収納カートリッジ90内
    でホースが折り畳まれることを特徴とする請求項1〜9
    の何れか1項に記載の自動ホース折り畳み装置。
  11. 【請求項11】 前記装置本体5上の第1、第2のホー
    ス縦伸張手段11、12間の幅及びホース横走行ガイド
    手段4のストロークを可変にしてホース1の折り畳み幅
    を調節できるようにしたことを特徴とする請求項1〜1
    0の何れか1項に記載の自動ホース折り畳み装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102961840A (zh) * 2012-11-16 2013-03-13 苏州海伦哲专用车辆有限公司 消防水带导向装置
FR2995217A1 (fr) * 2012-09-10 2014-03-14 Chauffagiste Du Haut Bugey Dispositif de pliage d'un tuyau d'incendie et procede de pliage afferent
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CN116764102A (zh) * 2021-12-24 2023-09-19 肖红梅 一种全光谱护肤的组合式光子嫩肤仪及其使用方法

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