JPH10137222A - 個人識別装置 - Google Patents

個人識別装置

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JPH10137222A
JPH10137222A JP8304467A JP30446796A JPH10137222A JP H10137222 A JPH10137222 A JP H10137222A JP 8304467 A JP8304467 A JP 8304467A JP 30446796 A JP30446796 A JP 30446796A JP H10137222 A JPH10137222 A JP H10137222A
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iris
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face
person
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Hideo Tanimoto
英雄 谷本
Mitsuji Matsushita
満次 松下
Seiichi Idota
誠一 井戸田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被識別者に無理な姿勢を強いたり、照明条件
に厳しい制限を加えず、かつ画素数の多いカメラを使用
することなく、確実な識別を可能とする。 【解決手段】 カメラ1で撮影した被識別者の画像から
アイリス認識部7及び顔貌認識部13でそれぞれアイリ
スパタ−ン及び顔貌パタ−ンを得ると共に、予め登録さ
れているアイリスパタ−ン及び顔貌パタ−ンと照合して
それぞれの類似度を求める際、アイリス認識制御部6ま
たは顔貌認識制御部12の一方が前記画像から得たパタ
ーンが照合したパターンと同一人物のものまたは他人の
ものと確信できたときは他方に通知して、その処理動作
を中止止させ、同一人物のものとも他人のものとも確信
できないときはアイリスパタ−ンの類似度と顔貌パタ−
ンの類似度を類似度結合部15で結合して、その結合結
果に基づいて総合判定部16により被識別者の画像から
得たアイリスパタ−ン及び顔貌パタ−ンが照合に用いた
アイリスパタ−ン及び顔貌パタ−ンと同一人物のものか
否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間の生態的特
徴、特に眼球のアイリス(虹彩)を利用して個人を識別
する個人識別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金融機関で自動取引装置により取引操作
を行う場合、あるいはコンピュータ等により秘守性のあ
るデータにアクセスする場合、更には特定の人間のみが
入れる施設等への入場の際等に、その資格の有無をチェ
ックするための個人識別が行われる。
【0003】この個人識別の技術として、現在種々のも
のが考えられ、あるいは実施されているが、その1つと
して人間の眼球の一部であるアイリスを利用して個人を
識別する技術がある。このアイリスは幼児期に完成さ
れ、一生を通じて殆ど変化せず、また太る、痩せるとい
う体格の変化の影響も受けにくいという特徴があるの
で、識別精度が高く、そのため将来的に多方面での応用
が期待されている。
【0004】図4はアイリスを利用した従来の一般的な
個人識別装置を示す機能ブロック図である。図において
1は映像入力を行うカメラ(ビデオカメラ)、2はこの
カメラ1で撮影された画像からアイリスを切り出す処理
すなわち前処理を行う前処理部、3はこの前処理部2に
よって切り出されたアイリスの特徴を抽出してそのパタ
ーンをコード化する特徴抽出部で、4はこの特徴抽出部
3から送られてくるアイリスパターンを照合辞書部5に
登録してあるアイリスパターンとを照合して両者の間の
類似度を求める照合部であり、ここで照合辞書部5には
予め複数の人数分のアイリスパターンが貯えられてい
る。
【0005】17は照合部4によって算出された類似度
から両アイリスパターンが同一人物のものか否かを判定
する判定部である。この構成において前処理部2,特徴
抽出部3,照合部4,及び判定部17は、マイクロプロ
セッサや専用演算ハードウェアによって構成されるのが
一般的であり、また照合辞書部5は、半導体メモリや磁
気ディスク等で構成されるのが一般的である。
【0006】次に、上述した構成の作用について説明す
る。図5はアイリスパターンの登録モード時の処理手順
を示すフローチャートであり、図6はアイリスパターン
の識別モードの処理手順を示すフローチャートである。
まず、図5の登録モードについて、Sで示したステップ
に従って説明する。
【0007】登録すべき者の上半身(例えば胸部から
上)の映像がカメラ1により撮影される。つまり映像入
力される(S1)。次に、撮影された画像が前処理部2
に送られて、この前処理部2で被識別者の画像から頭部
の切り出し(頭部の位置の割り出し)が行われ(S
2)、この頭部の画像から目の切り出し(目の位置の割
り出し)(S3)、目の画像からアイリスを切り出す
(アイリスの位置の割り出し)処理(S4)が前処理部
2で行われる。
【0008】この切り出されたアイリスの画像が特徴抽
出部3に送られ、特徴抽出部3で照合に必要な特徴が抽
出される(S5)。具体的には、アイリスを必要な分析
帯に分割したり、ガボールフィルタ等によりアイリスの
濃度変化を抽出する等の特徴抽出が行われる。そして、
抽出されたアイリスの特徴は特徴抽出部3で正規化され
(S6)、2値データとしてコード化されて(S7)、
最終的に256バイト程度のアイリスコードがアイリス
パターンとして生成される。
【0009】このようにして生成されたアイリスパター
ンは、登録者名,ID番号,及び日付等の必要なデータ
が付加され、照合辞書部5に登録される(S8)。次
に、図6の識別モードについて、同じくSで示したステ
ップに従って説明する。尚、このモードにおいて前記に
ように照合辞書部5に複数の人のアイリスパターンが登
録されているものとする。
【0010】まず、被識別者の映像入力(S1)、頭部
の切り出し(S2)、目の切り出し(S3)、アイリス
の切り出し(S4)の各処理が前記登録時の場合と同様
に前処理部2で順に行われた後、アイリスの特徴抽出
(S5)、正規化(S6)、及びコード化(S7)の各
処理が前記登録時の場合と同様に特徴抽出部3で行われ
てアイリスパターンが生成される。
【0011】生成されたアイリスパターンは照合部4に
送られ、照合部4ではこの特徴抽出部3から送られてき
たアイリスパターンと照合辞書部5に登録されているア
イリスパターンを照合(マッチング)演算し、類似度を
求める(S8)。この場合の照合演算では、ハミング距
離などの距離値が類似度の尺度としてよく用いられる。
【0012】この照合部4での照合により選択されたア
イリスパターンの類似度(距離値)は判定部17に転送
され、判定部17では送られてきた類似度を、実験や統
計的手法によって予め求めた1つあるいは複数のしきい
値と比較し、被識別者の画像から得られたアイリスパタ
ーンが、照合辞書部5の中の照合したアイリスパターン
と同一人物のものかどうかの判定を行う(S9)。
【0013】尚、この識別モードにおける照合処理で
は、照合用として照合辞書5に登録されているどの(誰
の)コードを用いるか、あるいはいくつの(何人の)パ
ターンを用いるかは、自由に選択できるようになってお
り、システムの仕様によって決定されるが、大別して次
の2種類の形態が採用されている。その1つは、被識別
者の画像から得られたアイリスパターンに対して、照合
辞書部5に登録されているアイリスパターンのうちの照
合すべきパターンが判っている場合つまり1対1の照合
であり、別の1つは、照合辞書部5に登録されているア
イリスパターンのうちの照合すべきパターンが判らず、
登録されている複数人のアイリスパターンの中から、最
も確からしいアイリスパターンを選択する場合つまり1
対nの照合である。
【0014】1対1の照合の場合には、照合部4は、1
つのアイリスパターンを用い類似度を算出し、その算出
結果を判定部17に対して出力する。この場合の判定で
は、類似度を1つあるいは複数のしきい値と比較し、被
識別者の画像から得られたアイリスパターンが、照合し
たアイリスパターンとが同一人物のものであるか否かの
識別を行う。
【0015】1対nの照合の場合には、照合部4は照合
辞書部5の中の複数のアイリスパターンを照合して照合
演算を行い、その第1位あるいは上位m位(mは任意の
値)の類似度を判定部17に送出する。この場合、判定
部17は第1位あるいは上位m位の類似度を1つあるい
は複数のしきい値によって判定し、被識別者の画像から
得られたアイリスパターンが、照合したどのアイリスパ
ターンに最も類似しているか、あるいは充分に類似して
いないか等を調べて、被識別者の画像から得られたアイ
リスパターンと照合したアイリスパターンとが同一人物
のものであるか否かの識別を行う。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たアイリス利用の個人識別装置では認識装置では、被識
別者が撮影時にまばたきをしたり、髪の毛が目にかかる
等のことによる映像の不安定さ、あるいは周囲の照明条
件による映像取得の不安定さ等により、正確なアイリス
のデータが得られない場合、確実な識別が困難になり、
識別率が下がるという問題があった。
【0017】このような問題を解決する上で、映像の安
定化を得るために、被識別者に無理な姿勢を強いたり、
周囲の照明条件に厳しい制限を加えたりすることは、ヒ
ューマンインタフェース上好ましくなく、更に単純に認
識率を上げるために、画素数の多いカメラを使うと、処
理量の増加、装置の大型化、高価格化、消費電力の増加
などが避けられなくなり、現実的でないものとなる。
【0018】従って、本願発明の課題は、被識別者に無
理な姿勢を強いたり、周囲の照明条件に厳しい制限を加
えたりすることなく、かつ画素数の多いカメラを使用す
ることなく、確実な識別が可能で、高い識別率が得られ
る個人識別装置を実現することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、人
物を撮影するカメラと、このカメラが撮影した画像から
アイリスを切り出す前処理部、この前処理部によって切
り出されたアイリスの特徴を抽出してアイリスパターン
を得る特徴抽出部、登録時にこの特徴抽出部により得ら
れたアイリスパターンを登録する照合辞書部、識別時に
特徴抽出部により得られたアイリスパターンを前記照合
辞書部に登録されているアイリスパターンと照合して類
似度を求める照合部、及びこの照合部からの類似度によ
り、被識別者の画像から得られたアイリスパターンが前
記照合辞書部の中の照合したアイリスパターンと同一人
物のものか他人のものかを判定して、その判定結果を出
力すると共に、顔貌認識部の顔貌認識制御部で被識別者
の画像から得られた顔貌パターンが顔貌認識部の照合辞
書部中の照合した顔貌パターンと同一人物のものまたは
他人のものと判定した信号が送られてくると前記前処理
部と特徴抽出部と照合部の動作を停止させるよう制御す
るアイリス認識制御部を有するアイリス認識部と、前記
カメラが撮影した画像から顔の輪郭や特徴を示す領域と
その相対関係等を検出する前処理部、この前処理部に検
出された顔貌の特徴を抽出して顔貌パタ−ンを得る特徴
抽出部、登録時にこの特徴抽出部により得られた顔貌パ
ターンを登録する照合辞書部、識別時に特徴抽出部によ
り得られた顔貌パターンを前記照合辞書部に登録されて
いる顔貌と照合して類似度を求める照合部、及びこの照
合部からの類似度により、被識別者の画像から得られた
顔貌パターンが前記照合辞書部の中の照合した顔貌パタ
ーンと同一人物のものか他人のものかを判定して、その
判定結果を出力すると共に、前記アイリス認識部のアイ
リス認識制御部で被識別者の画像から得られたアイリス
パターンが前記アイリス認識制御部の照合辞書部中の照
合したアイリスパターンと同一人物のものまたは他人の
ものと判定した信号が送られてくると前記前処理部と特
徴抽出部と照合部の動作を停止させるよう制御する顔貌
認識制御部を有する顔貌認識部と、前記アイリス認識制
御部及び前記顔貌認識制御部の双方で被識別者の画像か
ら得られたアイリスパターン及び顔貌パターンが前記各
々の照合辞書部中の照合したアイリスパターン及び顔貌
パターンと同一人物のものとも他人のものとも確信でき
ないと判定されたとき、前記アイリス認識制御部及び顔
貌認識部の顔貌認識制御部から送られてくるアイリスパ
ターンの類似度と顔貌パタ−ンの類似度を結合する類似
度結合部と、この類似度結合部から送られてくる結合結
果に基づいて被識別者の画像から得たアイリスパタ−ン
及び顔貌パタ−ンが照合に用いたアイリスパタ−ン及び
顔貌パタ−ンと同一人物のものか否かを判定する総合判
定部を備えたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明による個人識別装置
の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。こ
の個人識別装置は、人物の撮影を行うカメラ1、アイリ
ス認識部7、顔貌認識部13、カメラ出力分配部14、
類似度結合部15、及び総合判定部16により構成され
ている。
【0021】ここで、カメラ出力分配部14はカメラ1
からの出力を受け、その出力をアイリス認識部7と顔貌
認識部13にそれぞれ送出するものとなっている。アイ
リス認識部7は、前処理部2、特徴抽出部3、照合部
4、照合辞書部5、及びアイリス認識制御部6から成
り、また顔貌認識部13も、前処理部8、特徴抽出部
9、照合部10、照合辞書部11、及び顔貌認識制御部
12によって構成されている。
【0022】アイリス認識部7における2〜5の各構成
要素は図4に示した従来の装置の構成要素と同一のもの
で、アイリス認識制御部6は照合部4から処理終了信号
及びアイリスパターンの類似度を受け、識別時に撮影さ
れた被識別者のアイリスパターンが登録されたアイリス
パターンと同じまたは違うのいずれかの確信が持てたと
き顔貌認識制御部12に処理を中止する信号を出力する
と同時に類似度結合部15に前記の確信が持てたという
確信信号を出力する機能を有し、かつ顔貌認識制御部1
2から処理を中止する信号を受けたときは、前処理部
2、特徴抽出部9及び照合部10の動作を停止させる制
御を行うものとなっている。
【0023】一方、顔貌認識部13における8〜12の
各構成要素はアイリス認識部7における構成要素2〜5
のものに相当し、そして顔貌認識制御部12は照合部1
0から処理終了信号および顔貌認識の類似度を受け、識
別時に撮影された被識別者の顔貌パターンが登録された
顔貌パターンと同じまたは違うのいずれかの確信が持て
たときアイリス認識制御部6に処理を中止する信号を出
力すると同時に類似度結合部15に前記の確信が持てた
という確信信号を出力する機能を有し、アイリス認識制
御部7から処理を中止する信号を受けたときは、前処理
部8、特徴抽出部9及び照合部10の動作を停止させる
制御を行うものとなっている。
【0024】また、類似度結合部15はアイリス認識部
7のアイリス認識制御部6及び顔貌認識部13の顔貌認
識制御部12からそれぞれの類似度及び確信信号を受
け、必要に応じて総合類似度を算出して総合判定部6に
送出するものとなっており、総合判定部16は類似度結
合部15から送られてくる総合類似度により被識別者の
アイリスパターン及び顔貌パターンがアイリス認識部1
2の照合辞書部5及び顔貌認識部13の照合辞書部10
に登録されているパターンと同一人物のものかどうかを
判定して、その判定結果を出力するものとなっている。
【0025】次に、このような構成による装置の作用に
ついて説明すると、この装置は、登録モードと識別モー
ドの2つのモードで動作する。まず、登録モードについ
て説明する。登録すべき者(登録者)の上半身(例えば
胸部から上の部分)の映像がカメラ1により撮影、つま
り映像入力される。
【0026】このカメラ1の出力はカメラ出力分配部1
4に送られ、このカメラ出力分配部14によりカメラ1
で撮影された画像がアイリス認識部7及び顔貌認識部1
3のそれぞれの前処理部2及び8に分配される。アイリ
ス認識部7では、頭部の切り出し、目の切り出し、及び
アイリスの切り出し、アイリスの特徴抽出、正規化、及
びコード化の各処理が従来と同様に前処理部2及び特徴
抽出部3により行われてアイリスパターンが照合辞書部
5に登録される。
【0027】一方、顔貌認識部13では、前処理部8が
カメラ出力分配部14から送られてきた登録者の画像か
ら顔の輪郭を検出し、その輪郭から目、鼻、及び口等の
顔特有の特徴を示す領域の検出、更にこれらの相対関係
等を検出して、検出した顔画像の特徴を特徴抽出部9に
送る。特徴抽出部9では、前処理部8から入力された顔
画像の特徴を正規化し、コード化して顔貌パターンを生
成する。
【0028】このようにして生成された顔貌パターン
は、登録者名,ID番号,及び日付等の必要なデータが
付加され、照合辞書部11に登録される。尚、アイリス
パターンと顔貌パターンは、前記のようにそれぞれ照合
辞書5,11に登録されるので、この両パターンは互い
にリンクさせる必要があるが、リンクのためのデータと
しては登録者名やID番号を利用することができる。
【0029】また、上述したアイリス認識部7での処理
と顔貌認識部13での処理は並行して行われる。次に、
識別モードについて説明する。尚、このモードにおいて
前記にように照合辞書部5,11にはそれぞれ複数人数
人のアイリスパターン及び顔貌パターンが登録されてい
るものとする。
【0030】まず、識別される者(被識別者)の上半身
(例えば胸部から上の部分)の映像がカメラ1により撮
影、つまり映像入力される。このカメラ1の出力はカメ
ラ出力分配部14に送られ、このカメラ出力分配部14
によりカメラ1で撮影された画像がアイリス認識部7及
び画像認識部13のそれぞれの前処理部2及び8に分配
される。
【0031】ここで、アイリス認識部7では、頭部の切
り出し、目の切り出し、アイリスの切り出し、アイリス
の特徴抽出、正規化、及びコード化の各処理が従来と同
様に前処理部2及び特徴抽出部3により行われ、この特
徴抽出部3で生成されたアイリスパターンは照合部4に
送られる。照合部4ではこの特徴抽出部3から送られて
きたアイリスパターンと照合辞書部5に登録されている
アイリスパターンを照合(マッチング)演算し、従来と
同様に類似度を求めて、その結果をアイリス認識制御部
6に対して出力する。
【0032】アイリス認識制御部6では照合部からの類
似度により、被識別者の画像から得られたアイリスパタ
ーンが照合辞書部5の中の照合したアイリスパターンと
同一人物のものかどうかを判定する。被識別者の画像か
ら得られたアイリスパターンが、照合辞書部5の中の照
合したアイリスパターンと同一人物のものであると確信
が持てる場合について説明する。
【0033】照合部4が出力する類似度をRI 、アイリ
スパターンと同一人物のものであると確信が持てるしき
い値をTRUEi とすると、以下の式により計算する。 RI <TRUEi この場合、確かに同一人物のものであると判定する。こ
のように確かに同一人物のものである判定できた場合、
アイリス認識制御部6は顔貌認識部13の顔貌認識制御
部12に対して処理を終了する信号を出力すると同時
に、類似度結合部15に対して被識別者の画像から得ら
れたアイリスパターンが照合辞書部5の中の照合したア
イリスパターンと同一人物のものであることを意味する
確信信号と類似度RI を出力する。
【0034】この場合、アイリス認識制御部6より処理
を終了する信号を受けた顔貌認識制御部12は、顔貌認
識部13の前処理部8、特徴抽出部9、及び照合部10
が動作中であれば、その動作を停止させる。次に、被識
別者の画像から得られたアイリスパターンが照合辞書部
5の中の照合したアイリスパターンと同一人物のもので
ないつまり他人のものであると確信が持てる場合につい
て説明する。
【0035】照合部4の出力する類似度RI 、アイリス
パターンが他人のものであると確信が持てるしきい値を
FAULEi とすると以下の式により計算する。 RI >FAULSEi この場合、確かに他人のものであると判定する。このよ
うに確かに他人のものであると判定できた場合、アイリ
ス認識制御部7は顔貌認識制御部12に対して処理を終
了する信号を出力すると同時に、類似度結合部5に対し
て、被識別者の画像から得られたアイリスパターンが照
合辞書部5の中の照合したアイリスパターンと確かに他
人のものであることを意味する確信信号と類似度RI
出力する。
【0036】この場合、アイリス認識制御部6より処理
を終了する信号を受けた顔貌認識制御部12は、顔貌認
識部13が処理動作中であれば、その動作を停止させ
る。被識別者の画像から得られたアイリスパターンが照
合辞書部4の中の照合したアイリスパターンと同一人物
のものであると確信が持てず、また他人のものであると
も確信が持てない場合は、その旨の信号を照合部4が出
力した類似度RI と共に類似度結合部15に出力する。
【0037】一方、顔貌認識部13は、カメラ1で撮影
された画像がカメラ出力分配部14により送られてくる
と、前処理部8で被識別者の顔の輪郭の検出、目、鼻、
口などの顔特有の特徴を示す領域の検出、およびその相
対関係等の検出を行い、顔画像の特徴を特徴抽出部9に
出力する。特徴抽出部9は前処理部8から送られてきた
顔画像の特徴を正規化し、コード化して、その顔貌パタ
ーンを照合部10に送り、照合部10はその顔貌パター
ンを照合辞書部11に登録されている顔貌パターンと照
合,演算して、類似度を求める。
【0038】この照合,演算には、距離尺度等が使用さ
れる。照合部10によって算出された類似度(距離値)
は顔貌認識制御部12に送られ、顔貌認識制御部12は
照合部10からの類似度により、被識別者の画像から得
られた顔貌パターンが照合辞書部11の中の照合した顔
貌パターンと同一人物のものかどうかを判定する。
【0039】被識別者の画像から得られた顔貌パターン
が照合辞書部11の中の照合した顔貌パターンと同一人
物のものであると確信が持てる場合について説明する。
照合部10の出力する類似度をRf 、顔貌認識部3の確
かに確かに同一人物のものであると確信が持てるしきい
値をTRUEfとすると以下の式により計算する。
【0040】Rf <TRUEf この場合、確かに同一人物のものであると判定する。こ
のように確かに同一人物のものであると判定できた場
合、顔貌認識制御部12はアイリス認識部7のアイリス
認識制御部6に対して処理を終了する信号を出力すると
同時に、類似度結合部15に対して被識別者の画像から
得られた顔貌パターンが照合辞書部11の中の照合した
顔貌パターンと同一人物のものであることを意味する確
信信号と類似度Rf を出力する。
【0041】この場合、顔貌認識制御部12により処理
を終了する信号を受けたアイリス認識制御部6は、アイ
リス認識部7の前処理部2、特徴抽出部3、及び照合部
4が動作中であれば、その動作を停止させる。次に、被
識別者の画像から得られた顔貌パターンが照合辞書部1
1の中の照合した顔貌パターンと同一人物のものでない
つまり他人のものであると確信が持てる場合について説
明する。
【0042】照合部10の出力する類似度Df 、顔貌パ
ターンが他人のものであると確信が持てるしきい値をF
AULEfとすると以下の式により計算する。 Rf >FAULSEf この場合、確かに他人であると判定する。このように確
かに他人であると判定できた場合、顔貌認識制御部12
はアイリス認識部7のアイリス認識制御部6に対して処
理を終了する信号を出力すると同時に、類似度結合部1
5に対して、被識別者の画像から得られた顔貌パターン
が確かに他人のものであることを意味する確信信号と類
似度Rf を出力する。
【0043】この場合、顔貌認識制御部12より処理を
終了する信号を受けたアイリス認識制御部6はアイリス
認識部7が処理動作中であれば、その動作を停止させ
る。尚、上述したアイリス認識部7と顔貌認識部13で
の照合に用いられる照合辞書部5,11のアイリスパタ
ーンと顔貌パターンは必ず同一人物のパターンが使用さ
れるように制御する。
【0044】被識別者の画像から得られた顔貌パターン
が照合辞書部11の中の照合した顔貌パターンと同一人
物のものであると確信が持てず、また他人のものである
とも確信が持てない場合は、その旨の信号を照合部10
が出力した類似度Df と共に類似度結合部15に出力す
る。アイリス認識部7のアイリス認識制御部6と顔貌認
識部13の顔貌認識制御部12から各々の類似度と確か
に同一人物のものである確信信号または確かに他人であ
る確信信号、あるいはどちらでもないという信号を受け
取った類似度結合部15は以下のように動作する。
【0045】すなわち、類似度結合部15はアイリス認
識制御部6と顔貌認識制御部12のどちらかから確かに
同一人物のものである確信信号または確かに他人である
確信信号が出力された場合は、その送られてきた信号を
そのまま総合判定部16に出力する。どちらでもないと
いう信号を受け取った以下の(1)式により2つの類似
度を結合した総合類似度を算出する。
【0046】 T=k*RI +(1−k)*Rf ・・・・・・ (1)式 ここで、T:総合類似度、RI :アイリスによる類似
度、Rf :顔貌による類似度、k:定数(1>k)であ
り、この定数kは実験や統計的手法により適切な値を決
定する。この類似度結合部15で算出された総合類似度
Tは総合判定部16に送出される。
【0047】総合判定部16は、確かに同一人物のもの
である確信信号を受け取った場合、それを判定結果とし
て出力する。また、確かに他人である確信信号を受け取
った場合も、それを判定結果として出力する。総合判定
部16は前記総合類似度Tを1つあるいは複数のしきい
値と比較し、被識別者の画像から得られたアイリスパタ
ーン及び顔貌パターンが、照合辞書部5,11の中の照
合したアイリスパターン及び顔貌パターンと同一人物の
ものかどうかを判定し、判定結果を出力する。
【0048】上述した識別モードにおける照合処理で
は、次の2種類の形態が採用される。その1つは、被識
別者の画像から得られたアイリスパターン及び顔貌パタ
ーンに対して、照合辞書部5及び11に登録されている
アイリスパターン及び顔貌パターンのうちの照合すべき
それぞれパターンが判っている場合つまり1対1の照合
であり、別の1つは、照合辞書部5,11に登録されて
いるアイリスパターン及び顔貌パターンのうちの照合す
べきパターンが判らず、登録されている複数のスパター
ンの中から最も確からしいアイリスパターン及び顔貌パ
ターンを選択する場合つまり1対nの照合である。
【0049】1対1の照合の場合には、照合部4及び1
0はそれぞれ1つのアイリスパターン及び顔貌パターン
を用いて類似度を算出し、それをアイリス認識制御部6
及び顔貌認識制御部12に対して出力する。1対nの照
合の場合には、照合部4及び10は照合辞書部5及び1
1の中のそれぞれ複数のアイリスパターン及び顔貌パタ
ーンを用いて照合演算を行い、その第1位あるいは上位
m位(mは任意の値)の類似度をアイリス認識制御部6
及び顔貌認識制御部12に対して送出する。
【0050】この場合、それぞれの照合部4及び10か
ら受け取った第1位あるいは上位m位の類似度が同一人
物のものでないことがありうるが、その場合にはアイリ
ス認識制御部6及び顔貌認識制御部12が充分確からし
くないとして類似度結合部15に通知することによっ
て、総合判定部16で被識別者の画像から得られたアイ
リスパターン及び顔貌パターンが、照合に用いたアイリ
スパターン及び顔貌パターンと同一人物のものでないと
判定することができる。
【0051】以上説明した第1の実施の形態によれば、
アイリス認識に加えて顔貌認識を行い、個人特定の識別
を両認識の類似度を用いることによって行っているた
め、被識別者に無理な姿勢を強いたり、周囲の照明条件
に厳しい制限を加えたりすることなく、かつ画素数の多
いカメラを使用することなく、確実な識別が可能で、高
い識別率を得ることができる。
【0052】また、アイリス認識部及び顔貌認識部に、
それぞれのブロックを制御するための顔貌認識制御部お
よびアイリス認識制御部を設け、その一方の認識制御部
により被識別者の画像から得られたアイリスパターンま
たは顔貌パターンが、照合に用いたアイリスパターン及
び顔貌パターンと確かに同一人物のものである、または
確かに他人のものであると確信できた場合には、他方の
処理を停止させるようにしているため、処理の高速化を
図ることができると共に、消費電力を低く抑えることが
できる。
【0053】図2は第2の実施の形態を示すブロック図
である。この実施の形態は、アイリス認識部7を、前処
理部2、特徴抽出部3、照合部4、及び照合辞書部5で
構成し、また顔貌認識部13も、前処理部8、特徴抽出
部9、照合部10、及び照合辞書部11で構成すると共
に、このアイリス認識部7の前処理部2及び照合部4と
顔貌認識部13の照合部10に接続した認識制御部17
を設けて、この認識制御部17を類似度結合部15に接
続したもので、カメラ1の出力がカメラ出力分配部14
によりはアイリス認識部7と顔貌認識部13のそれぞれ
の前処理部2,8に送られる構成、類似度結合部15の
出力が総合判定部16に送られる構成は第1の実施の形
態と同じである。
【0054】この第2の実施の形態で用いられる認識制
御部17は、顔貌認識部13の照合部10が出力する顔
貌パターンの類似度を受け、被識別者の画像から得られ
た顔貌パターンが照合した顔貌パターンと確かに同一人
物のものである、あるいは確かに他人のものであると確
信が持てたときアイリス認識部7は動作させず、確かに
同一人物のものである、あるいは確かに他人のものであ
るかの確信信号および顔貌認識部の類似度を類似度結合
部5に出力し、また、被識別者の画像から得られた顔貌
パターンが照合した顔貌パターンと確かに同一人物のも
のであるか、あるいは確かに他人のものであるか確信が
持てないときはアイリス認識部7の前処理部2に起動を
かけてアイリス認識部4を動作させるよう制御するもの
で、アイリス認識部7の照合部4はアイリスパターンの
類似度を認識制御部17に出力するものとなっている。
【0055】この実施の形態も、登録モードと識別モー
ドの2つのモードで動作するが、登録モードは第1の実
施の形態と同様に行われるのでその説明を省略し、ここ
では識別モードについてのみ説明する。まず、識別され
る者(被識別者)の上半身(例えば胸部から上の部分)
の映像がカメラ1により撮影、つまり映像入力される。
【0056】顔貌認識部13は、カメラ1で撮影された
画像がカメラ出力分配部14により送られてくると、前
処理部8で被識別者の顔の輪郭の検出、目、鼻、口など
の顔特有の特徴を示す領域の検出、およびその相対関係
等の検出を行い、顔画像の特徴を特徴抽出部9に出力す
る。特徴抽出部9は前処理部8から送られてきた顔画像
の特徴を正規化し、コード化して、その顔貌パターンを
照合部10に送り、照合部10はその顔貌パターンを照
合辞書部11に登録されている顔貌パターンと照合,演
算して、類似度を求める。
【0057】この照合,演算には、距離尺度等が使用さ
れる。照合部10によって算出された類似度(距離値)
は認識制御部17に送られ、認識制御部17は照合部1
0からの類似度により、被識別者の画像から得られた顔
貌パターンが照合辞書部11の中の照合した顔貌パター
ンと同一人物のものかどうかを判定する。
【0058】この場合の判定は、第1の実施例において
顔貌認識制御部12が行った場合と同様に、 Rf <TRUEf と、Rf >FAULSEf の式が用いられ、これによって被識別者の画像から得ら
れた顔貌パターンが照合辞書部11の中の照合した顔貌
パターンと確かに同一人物のものであると判定できた場
合、認識制御部17はアイリス認識部7の処理を実行さ
せず、類似度結合部15に対して、顔貌パターンが確か
に同一人物のものであることを意味する確信信号と類似
度Rf を出力する。
【0059】また、被識別者の画像から得られた顔貌パ
ターンが照合辞書部11の中の照合した顔貌パターンと
確かに他人のものであると判定できた場合も、認識制御
部17はアイリス認識部7の処理を実行させず、類似度
結合部15に対して顔貌パターンが確かに他人のもので
あることを意味する確信信号と類似度Rf を出力する。
【0060】一方、被識別者の画像から得られた顔貌パ
ターンが照合辞書部11の中の照合した顔貌パターンと
同一人物のものであると確信が持てず、また他人のもの
であるとも確信が持てない場合、認識制御部17はアイ
リス認識部7の前処理部2に起動をかけ、これによりア
イリス認識部7で前処理部2による処理及び特徴抽出部
9によるアイリスパターンの生成及び照合部10による
照合が第1の実施の形態と同様の手順で行われ、その照
合部10での照合結果である類似度が認識制御部17に
送られる。
【0061】認識制御部17ではこの類似度を受け、第
1の実施例においてアイリス認識制御部12が行った場
合と同様に、 RI <TRUEi と、RI >FAULSEi の式が用いられ、これによって被識別者の画像から得ら
れたアイリスパターンが照合辞書部5の中の照合したア
イリスパターンと確かに同一人物のものであると判定で
きた場合、認識制御部17は類似度結合部15に対し
て、アイリスパターンが確かに同一人物のものであるこ
とを意味する確信信号と類似度RI を出力する。
【0062】また、被識別者の画像から得られたアイリ
スパターンが照合辞書部5の中の照合したアイリスパタ
ーンと確かに他人のものであると判定できた場合も、認
識制御部17は類似度結合部15に対してアイリスパタ
ーンが確かに他人のものであることを意味する確信信号
と類似度RI を出力する。尚、上述したアイリス認識部
7と顔貌認識部13での照合に用いられる照合辞書部
5,11のアイリスパターンと顔貌パターンは必ず同一
人物のパターンが使用されるように制御する。
【0063】被識別者の画像から得られたアイリスパタ
ーンが照合辞書部5の中の照合したアイリスパターンと
同一人物のものであると確信が持てず、また他人のもの
であるとも確信が持てない場合は、その旨の信号を照合
部10が出力した類似度Dfと共に類似度結合部15に
出力する。以下、類似度結合部15と総合判定部16で
は第1の実施の形態と同様の処理が行われ、総合判定部
16により判定結果が出力される。
【0064】尚、この第2の実施の形態における照合処
理でも、1対1または1対nの照合のどちらか行われる
ことは第1の実施の形態と同様である。以上説明した第
2の実施の形態によれば、第1の実施の形態同様にアイ
リス認識に加えて顔貌認識を行い、個人特定の識別を両
認識の類似度を用いることによって行っているため、被
識別者に無理な姿勢を強いたり、周囲の照明条件に厳し
い制限を加えたりすることなく、かつ画素数の多いカメ
ラを使用することなく、確実な識別が可能で、高い識別
率を得ることができる。
【0065】また、この第2の実施の形態では、顔貌認
識部とアイリス認識部をシリアルに制御するための認識
制御部を設け、処理の速い顔貌認識部において被識別者
の画像から得られた顔貌パターンが照合辞書部11の中
の照合した顔貌パターンと確かに同一人物のものである
と確信できた場合や確かに他人のものであると確信でき
た場合には、アイリス認識部を動作させないように制御
するようにしているため、顔貌認識とアイリス認識の両
方の類似度を用いる場合に比べ、より高速に処理するこ
とが可能となるほか、消費電力もより低く抑えることが
できる。
【0066】図3は第3の実施の形態を示すブロック図
である。この実施の形態は、アイリス認識部7を、前処
理部2、特徴抽出部3、照合部4、及び照合辞書部5で
構成するが、顔貌認識部13には、前処理部8、特徴抽
出部9、照合部10、及び照合辞書部11に加えて、前
処理部8と特徴抽出部9の間に顔貌判定部18を設け、
更にこの顔貌判定部18に及びアイリス認識部7と顔貌
認識部13のそれぞれの前処理部2,8に接続した認識
制御部19を設けると共に、この認識制御部19にスピ
ーカ部20を接続し、かつアイリス認識部7と顔貌認識
部13の照合部4,10を類似度結合部15に接続した
もので、カメラ1の出力がカメラ出力分配部14により
はアイリス認識部7と顔貌認識部13のそれぞれの前処
理部2,8に送られる構成、類似度結合部15の出力が
総合判定部16に送られる構成は第1の実施の形態と同
じである。
【0067】但し、顔貌認識部13の前処理部8は、顔
の輪郭の検出、目、鼻、口などの顔特有の特徴を示す領
域の検出を行うばかりでなく、めがね、サングラス、帽
子、アクセサリー等の着用物および顔の向き等も検出
し、顔貌判定部18は前処理部8からの出力結果に基づ
いてアイリスパターンの生成にとって登録者や被識別者
の画像が不充分であると判断した場合は認識制御部19
に通知する。
【0068】また、認識制御部19は顔貌判定部18か
らの通知を受けてスピーカ部20に適当なメッセージを
出力させ、再びアイリス認識部7及び顔貌認識部13の
前処理部2,8に起動をかけ、アイリスパターン及び顔
貌パターンの生成、照合処理を実行させるよう制御す
る。この実施の形態も、登録モードと識別モードの2つ
のモードで動作し、両モードにおいてアイリスパターン
及び顔貌パターンの登録あるいは照合までの基本的な処
理は第2の実施の形態と同様に行われるが、以下の技術
が第2の実施の形態と異なっている。
【0069】すなわち、登録モードにおいては、カメラ
1による映像入力後、カメラ出力分配部14により、顔
貌認識部13の前処理部8に画像が送られると、この前
処理部8が登録者の顔の輪郭の検出、目、鼻、口などの
顔特有の特徴を示す領域の検出の他、めがね、サングラ
ス、帽子、アクセサリー等の着用および顔の向きも検出
し、その検出結果を顔貌判定部18に送る。
【0070】顔貌判定部18は前処理部8からの出力結
果に基づいてアイリスパターンの生成にとって登録者の
画像が不充分であるか否かを判断する。ここで、アイリ
スパターンの生成にとって登録者の画像が不充分な場合
とは、例えば、登録者が濃い色のサングラスをかけてい
て、画像からアイリスの取得ができなくなることを指
し、この場合そのまま処理を進めれば当然アイリス認識
部7の前処理部2でアイリスの切り出し不可能となり、
撮影画像は無効とされてしまうことになる。
【0071】そこで顔貌判定部18は、前処理部8から
の出力結果、例えば目の切り出し結果から、サングラス
をかけてないかをチェックし、もしサングラスをかけて
いる場合には、以後の処理を中断して顔貌判定部18は
認識制御部19に通知し、これにより認識制御部19は
スピーカ部20により登録者に対して「サングラスをと
ってください」等のメッセージを出力させると共に、顔
貌認識部13の前処理部8に対して再度処理するよう指
示する。
【0072】これにより再び入力された登録者の画像に
対して前処理部8からの処理が実行される。顔貌判定部
18において登録者の画像が充分で問題無しと判定され
た場合は、前処理部8の出力結果を特徴抽出9に出力
し、以後第2の実施の形態と同様に顔貌パターンの登録
が行われる。
【0073】また、問題無しと判定した場合、その判定
結果は認識制御部19に通知され、これに基づいて認識
制御部19はアイリス認識部7の前処理部に起動をか
け、アイリス認識部7で特徴抽出部9によるアイリスパ
ターンの生成及び登録が実行されることは第2の実施の
形態と同様である。一方、識別モードにおいては、カメ
ラ1による識別者の撮影からアイリス認識部7及び顔貌
認識部13でのアイリスパターン及び顔貌パターンの生
成まで、前記登録モードと同様の処理が行われ、更に照
合部4,10による照合処理つまり類似度の算出が第
1,第2の実施の形態と同様に行われた後、この照合部
4,10で算出された類似度が類似度結合部15に送ら
れる。
【0074】そして、類似度類似度結合部15により前
記第1,第2の実施の形態と同様に前記(1)式による
総合類似度が算出され、この総合類似度に基づいて総合
判定部16により前記第1,第2の実施の形態と同様に
被識別者の画像から得られたアイリスパターン及び顔貌
パターンが、照合辞書部5,11の中の照合したアイリ
スパターン及び顔貌パターンと同一人物のものかどうか
を判定し、判定結果を出力する。
【0075】尚、この第3の実施の形態において、上述
したアイリス認識部7と顔貌認識部13での照合に用い
られる照合辞書部5,11のアイリスパターンと顔貌パ
ターンは必ず同一人物のパターンが使用されるように制
御することは第1,第2の実施の形態と同様である。ま
た、この第3の実施の形態における照合処理でも、1対
1または1対nの照合のどちらか行われることは第1の
実施の形態と同様である。
【0076】更に、上述した第3の実施の形態では、顔
貌認識部13において認識制御部19が登録者及び被識
別者の画像がアイリスパターンを生成する上で充分なも
のでないときには、スピーカ部20により登録者及び被
識別者に対して充分な画像が得られるよう促すメッセー
ジを音声出力するものとしているが、スピーカ部20に
代えてメッセージを出力表示するディスプレイ等を用い
ることも可能であり、両方を併用しても良いことは無論
である。
【0077】以上説明した第3の実施の形態によれば、
第1の実施の形態同様にアイリス認識に加えて顔貌認識
を行い、個人特定の識別を両認識の類似度を用いること
によって行っているため、被識別者に無理な姿勢を強い
たり、周囲の照明条件に厳しい制限を加えたりすること
なく、かつ画素数の多いカメラを使用することなく、確
実な識別が可能で、高い識別率を得ることができる。
【0078】また、この第3の実施の形態では、顔貌認
識部において登録者及び被識別者の画像がアイリスパタ
ーンを生成する上で充分なものかどうかを検出し、充分
でないときには登録者及び被識別者に対してメッセージ
により充分な画像が得られるよう促す出力手段を設けて
いるため、より高い識別率を得ることができる。尚、上
述した第1〜第3のそれぞれの実施の形態において、類
似度結合部15の処理を(1)式で計算するものとして
説明したが、類似度の計算手段は他にも考えられるので
これに限られるものではない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アイリス
認識に加えて顔貌認識を行い、個人特定の識別を両認識
の類似度を用いることによって行っているため、被識別
者に無理な姿勢を強いたり、周囲の照明条件に厳しい制
限を加えたりすることなく、かつ画素数の多いカメラを
使用することなく、確実な識別が可能で、高い識別率を
得ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による個人識別装置の第1の実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図3】第3の実施の形態を示すブロック図である。
【図4】従来技術を示すブロック図である。
【図5】従来技術の作用を示すフローチャートである。
【図6】従来技術の作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ 2 前処理部 3 特徴抽出部 4 照合部 5 照合辞書部 6 アイリス認識制御部 7 アイリス認識部 8 前処理部 9 特徴抽出部 10 照合部 11 照合辞書部 12 顔貌認識制御部 13 顔貌認識部 14 カメラ出力分配部 15 類似度結合部 16 総合判定部 17 認識制御部 18 顔貌判定部 19 認識制御部 20 スピーカ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人物を撮影するカメラと、 このカメラが撮影した画像からアイリスを切り出す前処
    理部、この前処理部によって切り出されたアイリスの特
    徴を抽出してアイリスパターンを得る特徴抽出部、登録
    時にこの特徴抽出部により得られたアイリスパターンを
    登録する照合辞書部、識別時に特徴抽出部により得られ
    たアイリスパターンを前記照合辞書部に登録されている
    アイリスパターンと照合して類似度を求める照合部、及
    びこの照合部からの類似度により、被識別者の画像から
    得られたアイリスパターンが前記照合辞書部の中の照合
    したアイリスパターンと同一人物のものか他人のものか
    を判定して、その判定結果を出力すると共に、顔貌認識
    部の顔貌認識制御部で被識別者の画像から得られた顔貌
    パターンが顔貌認識部の照合辞書部中の照合した顔貌パ
    ターンと同一人物のものまたは他人のものと判定した信
    号が送られてくると前記前処理部と特徴抽出部と照合部
    の動作を停止させるよう制御するアイリス認識制御部を
    有するアイリス認識部と、 前記カメラが撮影した画像から顔の輪郭や特徴を示す領
    域とその相対関係等を検出する前処理部、この前処理部
    に検出された顔貌の特徴を抽出して顔貌パタ−ンを得る
    特徴抽出部、登録時にこの特徴抽出部により得られた顔
    貌パターンを登録する照合辞書部、識別時に特徴抽出部
    により得られた顔貌パターンを前記照合辞書部に登録さ
    れている顔貌と照合して類似度を求める照合部、及びこ
    の照合部からの類似度により、被識別者の画像から得ら
    れた顔貌パターンが前記照合辞書部の中の照合した顔貌
    パターンと同一人物のものか他人のものかを判定して、
    その判定結果を出力すると共に、前記アイリス認識部の
    アイリス認識制御部で被識別者の画像から得られたアイ
    リスパターンが前記アイリス認識制御部の照合辞書部中
    の照合したアイリスパターンと同一人物のものまたは他
    人のものと判定した信号が送られてくると前記前処理部
    と特徴抽出部と照合部の動作を停止させるよう制御する
    顔貌認識制御部を有する顔貌認識部と、 前記アイリス認識制御部及び前記顔貌認識制御部の双方
    で被識別者の画像から得られたアイリスパターン及び顔
    貌パターンが前記各々の照合辞書部中の照合したアイリ
    スパターン及び顔貌パターンと同一人物のものとも他人
    のものとも確信できないと判定されたとき、前記アイリ
    ス認識制御部及び顔貌認識部の顔貌認識制御部から送ら
    れてくるアイリスパターンの類似度と顔貌パタ−ンの類
    似度を結合する類似度結合部と、 この類似度結合部から送られてくる結合結果に基づいて
    被識別者の画像から得たアイリスパタ−ン及び顔貌パタ
    −ンが照合に用いたアイリスパタ−ン及び顔貌パタ−ン
    と同一人物のものか否かを判定する総合判定部を備えた
    ことを特徴とする個人識別装置。
  2. 【請求項2】 人物を撮影するカメラと、 このカメラが撮影した画像からアイリスを切り出す前処
    理部、この前処理部によって切り出されたアイリスの特
    徴を抽出してアイリスパターンを得る特徴抽出部、登録
    時にこの特徴抽出部により得られたアイリスパターンを
    登録する照合辞書部、及び識別時に特徴抽出部により得
    られたアイリスパターンを前記照合辞書部に登録されて
    いるアイリスパターンと照合して類似度を求める照合部
    を有するアイリス認識部と、 前記カメラが撮影した画像から顔の輪郭や特徴を示す領
    域とその相対関係等を検出する前処理部、この前処理部
    に検出された顔貌の特徴を抽出して顔貌パタ−ンを得る
    特徴抽出部、登録時にこの特徴抽出部により得られた顔
    貌パターンを登録する照合辞書部、及び識別時に特徴抽
    出部により得られた顔貌パターンを前記照合辞書部に登
    録されている顔貌パターンと照合して類似度を求める照
    合部を有する顔貌認識部と、 この顔貌認識部の照合部からの類似度により、被識別者
    の画像から得られた顔貌パターンが前記照合辞書部の中
    の照合した顔貌パターンと同一人物のものか他人のもの
    かを判定し、同一人物のものとも他人のものとも確信で
    きないと判定したとき、前記アイリス認識部を動作させ
    て、その照合部から送られてくる類似度により、被識別
    者の画像から得られたアイリスパターンが前記照合辞書
    部の中の照合したアイリスパターンと同一人物のものか
    他人のものかを判定し、同一人物のものとも他人のもの
    とも確信できないと判定したときは、前記顔貌認識部と
    前記アイリス認識部のそれぞれの照合部からの顔貌パタ
    ーン及びアイリスパターンの類似度を類似度結合部に送
    る認識制御部と、 この認識制御部から送られてくる顔貌パターン及びアイ
    リスパターンの類似度結合する類似度結合部と、 この類似度結合部から送られてくる結合結果に基づいて
    被識別者の画像から得たアイリスパタ−ン及び顔貌パタ
    −ンが照合に用いたアイリスパタ−ン及び顔貌パタ−ン
    と同一人物のものか否かを判定する総合判定部を備えた
    ことを特徴とする個人識別装置。
  3. 【請求項3】 人物を撮影するカメラと、 このカメラが撮影した画像からアイリスを切り出す前処
    理部、この前処理部によって切り出されたアイリスの特
    徴を抽出してアイリスパターンを得る特徴抽出部、登録
    時にこの特徴抽出部により得られたアイリスパターンを
    登録する照合辞書部、及び識別時に特徴抽出部により得
    られたアイリスパターンを前記照合辞書部に登録されて
    いるアイリスパターンと照合して類似度を求める照合部
    を有するアイリス認識部と、 前記カメラが撮影した画像から顔の輪郭や特徴を示す領
    域とその相対関係等を検出すると共に顔に着用している
    着用物も検出する前処理部、この前処理部からの検出結
    果に基づいてアイリスパターンの生成にとって登録者や
    被識別者の画像が不十分であると判断した場合は認識制
    御部に通知する顔貌判定部、この顔貌判定部がアイリス
    パターンの生成にとって登録者や被識別者の画像に問題
    がない判断したとき前記前処理部に検出された顔貌の特
    徴を抽出して顔貌パタ−ンを得る特徴抽出部、登録時に
    この特徴抽出部により得られた顔貌パターンを登録する
    照合辞書部、及び識別時に特徴抽出部により得られた顔
    貌パターンを前記照合辞書部に登録されている顔貌パタ
    ーンと照合して類似度を求める照合部を有する顔貌認識
    部と、 この顔貌認識部の顔貌判定部がアイリスパターンの生成
    にとって登録者や被識別者の画像が不充分であると判断
    した場合、前記顔貌認識部ぬ処理のやり直しをさせると
    共に、前記顔貌判定部がアイリスパターンの生成にとっ
    て登録者や被識別者の画像に問題がない判断した場合
    は、前記アイリス認識部を動作させて処理を実行させる
    よう制御する認識制御部と、 前記顔貌認識部の顔貌判定部がアイリスパターンの生成
    にとって登録者や被識別者の画像が不充分であると判断
    した場合、前記認識制御部に指示により登録者及び被識
    別者に対して充分な画像が得られるよう促すメッセージ
    を出力する出力手段と、 前記顔貌認識部と前記アイリス認識部のそれぞれの照合
    部から送られてくる顔貌パターン及びアイリスパターン
    の類似度結合する類似度結合部と、、 この類似度結合部から送られてくる結合結果に基づいて
    被識別者の画像から得たアイリスパタ−ン及び顔貌パタ
    −ンが照合に用いたアイリスパタ−ン及び顔貌パタ−ン
    と同一人物のものか否かを判定する総合判定部を備えた
    ことを特徴とする個人識別装置。
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