JPH10137040A - カウンタ付き歯ブラシおよび歯ブラシグリップ - Google Patents

カウンタ付き歯ブラシおよび歯ブラシグリップ

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JPH10137040A
JPH10137040A JP31566096A JP31566096A JPH10137040A JP H10137040 A JPH10137040 A JP H10137040A JP 31566096 A JP31566096 A JP 31566096A JP 31566096 A JP31566096 A JP 31566096A JP H10137040 A JPH10137040 A JP H10137040A
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toothbrush
circuit
vibration sensor
count
vibration
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JP31566096A
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Norihiro Tsujii
宣博 辻井
Shuji Iwao
修司 岩尾
Satoshi Sugimoto
杉本聡
Shigenori Kato
茂徳 加藤
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TDK Corp
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯ブラシの全方位方向の動きを正確に検出し
て、正確なブラッシング回数をカウントできるようにし
たカウンタ付き歯ブラシと歯ブラシグリップを提供す
る。 【解決手段】 歯ブラシ1の柄部2内に、振動センサ6
と、該振動センサ6の発生する検知パルスをカウントす
るパルスカウント回路と、カウント値が所定値に達した
ときに出力を発生するカウント数判定回路と、該カウン
ト判定回路の出力信号を受けたときに所定の方法で知ら
せるLED9,発音素子36あるいは回数表示用のLC
D14などからなる振動検知部を内蔵し、振動センサ6
として、密閉容器10内に揺動自在に密封された金属磁
性流体11と、金属磁性流体11中に浮かんだマグネッ
ト12と、容器10外に位置してマグネット12の発生
する磁界内の適宜位置に固定配置した磁気感応素子13
とからなる振動センサを用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラッシング回数
をカウントできるようにしたカウンタ付き歯ブラシと、
カウンタ付き歯ブラシグリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカウンタ付き歯ブラシとしては、
次のようなものが知られている。 柄部に金属球を組み込み、ブラッシング時にその球
が移動することによりブラッシング回数を検出するもの
(特開昭59−144413号、特開昭59−1449
87号参照)。 ブラッシング時の往復運動を発電手段によって電気
に変換し、その蓄電量からブラッシング回数を計測する
もの(特開昭60−210209号、特開昭60−16
0732号参照)。 ブラッシング時の振動を振り子運動機構で振り子運
動に変換し、振り子運動からブラッシング回数をカウン
トするもの(特開昭63−192404号参照)。 振動センサの出力パルスを計数手段でカウントする
もの(特開昭61−167835号参照)。 ブラッシング時の歯磨き圧の変化からブラッシング
回数を計測するもの(特開昭62−190527号参
照)。 ブラシの毛先と歯とが擦れ合う時に発生する摩擦音
を検知して電気信号に変換し、ブラッシング回数を検出
するもの(実開昭63−187930号参照)。 振動センサでブラッシング時の振動を検出し、ブラ
ッシング回数を検出するもの(実開平2−103332
号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たいずれのものも、歯ブラシの特定方向の動きに対して
は感度よく検出することができるが、歯ブラシの全方位
方向の動きを正確に検出することが困難で、磨き方によ
ってはカウントが困難であるという問題があった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、歯ブラシの全方位方向の動きを正確に検出
して、正確なブラッシング回数をカウントすることがで
きるようにしたカウンタ付き歯ブラシとカウンタ付き歯
ブラシグリップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のカウンタ付き歯ブラシは、歯ブラシ
の柄部内に、歯ブラシの振動を検知する振動センサと、
該振動センサの発生する検知パルスをカウントするパル
スカウント回路と、該パルスカウント回路のカウント値
を監視し、カウント値が所定値に達したときに出力を発
生するカウント数判定回路と、該カウント判定回路の出
力信号を受けたときに所定の方法で知らせる報知手段と
からなる振動検知部を内蔵し、前記振動センサとして、
密閉容器内に揺動自在に密封された金属磁性流体と、該
金属磁性流体中に浮かべたマグネットと、前記密閉容器
外に位置して前記マグネットの発生する磁界内の適宜位
置に固定配置した磁気感応素子とからなる振動センサを
用いたことを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2記載のカウンタ付き歯ブラ
シは、前記請求項1記載の歯ブラシにおいて、前記振動
センサとパルスカウント回路の間に、チャタリング防止
回路を付設したことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項3記載のカウンタ付き歯ブラ
シグリップは、歯ブラシの柄部挿入部を備えるととも
に、歯ブラシの振動を検知する振動センサと、該振動セ
ンサの発生する検知パルスをカウントするパルスカウン
ト回路と、該パルスカウント回路のカウント値を監視
し、カウント値が所定値に達したときに出力を発生する
カウント数判定回路と、該カウント判定回路の出力信号
を受けたときに所定の方法で知らせる報知手段とからな
る振動検知部を内蔵し、前記振動センサとして、密閉容
器内に揺動自在に密封された金属磁性流体と、該金属磁
性流体中に浮かべたマグネットと、前記密閉容器外に位
置して前記マグネットの発生する磁界内の適宜位置に固
定配置した磁気感応素子とからなる振動センサを用いた
ことを特徴とするものである。
【0008】さらに、請求項4記載のカウンタ付き歯ブ
ラシグリップは、前記請求項3記載の歯ブラシグリップ
において、前記振動センサとパルスカウント回路の間
に、チャタリング防止回路を付設したことを特徴とする
ものである。
【0009】
【作用】請求項1記載のカウンタ付き歯ブラシおよび請
求項3記載のカウンタ付き歯ブラシグリップの場合、振
動センサの密閉容器中に密封された金属磁性流体は液体
と同様の性状を示すので、歯ブラシがどのような方向に
傾いても金属磁性流体の表面は水平状態に保たれる。こ
のため、この金属磁性流体中に浮いているマグネットも
常に水平状態に保たれる。一方、密閉容器外に固定配置
された磁気感応素子は歯ブラシの動きに追随して傾くの
で、磁気感応素子と金属磁性流体中に浮いたマグネット
との相対的な交差角は歯ブラシの動きに応じて変化し、
磁気感応素子に作用するマグネットの磁界も歯ブラシの
動きに応じて変化する。しかも、マグネットの周囲は金
属磁性流体で囲まれているので磁界の減衰が小さく、前
記傾きに対する磁界の変化の度合いも大きなものとな
る。したがって、磁気感応素子は磁界の変化に従って歯
ブラシの全方位方向の動きを感度良く検出することがで
きる。
【0010】振動センサは上記のようにして歯ブラシが
動かされる度にこれを検出し、パルスを発生する。この
パルスはパルスカウント回路でカウントされ、そのカウ
ント結果はカウント数判定回路へ出力される。カウント
数判定回路はこのカウント値を監視し、カウント値が所
定の値になった時に判定信号を出力する。そして、この
判定信号を受けた報知手段は、例えば、音や光あるいは
回数表示などの所定の方法でブラッシング回数が所定の
回数に達したことを知らせる。
【0011】また、請求項2記載のカウンタ付き歯ブラ
シおよび請求項4記載のカウンタ付き歯ブラシグリップ
の場合、振動センサの出力にチャタリング(接点ON・
OFF時の振動現象)が発生しても、振動センサとパル
スカウント回路の間に付設したチャタリング防止回路が
これを吸収して後段へ送らないようにするので、より正
確なブラッシング回数の検出が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1〜図4に、本発明の第
1の実施形態に係るカウンタ付き歯ブラシを示す。図1
はカウンタ付き歯ブラシの平面図、図2はその略示横断
面図、図3は振動センサの動作原理説明図、図4は電気
回路のブロック図である。この第1実施形態に係るカウ
ンタ付き歯ブラシ1は、歯ブラシの柄部2とブラシ部3
とを取り替え式に構成するとともに、柄部3内に、以下
に述べるような歯磨き時のブラッシング回数を検出する
ための電気回路を組み込んだものである。
【0013】すなわち、図1および図2に示すように、
柄部2の先端部には嵌合溝4が形成されており、この嵌
合溝4にブラシ部3の基端スカート部の突起3aを挿入
して押し込んだ後、左右いずれかへ所定角度だけ回すこ
とにより、ブラシ部3を柄部2に係止するように構成さ
れている。このようにブラシ部3を取り替え式に構成し
た場合、柄部2は共用することができるので、ブラシ部
3だけを個々人で用意すればよく、極めて経済的であ
る。
【0014】さらに、柄部2の内部には、基板5上に、
振動センサ6と、後述(図4)するような回路構成から
なる電気回路7とが組み込まれて ともに、柄部2
の外表面には、後述するパルスカウント回路のカウント
値を0にリセットするためのリセットボタン8、所定の
ブラッシング回数に達したことを知らせるLED(発光
ダイオード)9およびブラッシング回数を表示する液晶
表示器14が設けられている。
【0015】前記振動センサ6は、基板5上に固設され
た球状底面からなる密閉容器10内に、例えばコバルト
粉,ケロシン,界面活性剤の混合体からなる金属磁性流
体11が密封され、この金属磁性流体11中にフェライ
トなどのマグネット(永久磁石)10がその浮力によっ
て浮かんだ状態で乗せられている。また、前記密閉容器
10の外側には、マグネット12の発生する磁界内の適
宜位置、例えば図示するように、密閉容器10の直下位
置に、磁気感応素子たるリードスイッチ13が固設され
ているものである。
【0016】この振動センサ6は、図3にその動作原理
を示すように、金属磁性流体11中に浮かんでいるマグ
ネット12とリードスイッチ13とが鉛直方向に一直線
に並んでいる場合には、金属磁性流体11中に浮かんで
いるマグネット12の磁束φの流れる向きとリードスイ
ッチ13の接点片13a,13bの配置方向とが同じに
なるので、接点片13a,13b同士がその磁力により
吸着し、接点片13a,13bは閉じた状態となる。一
方、リードスイッチ13が所定の角度θ以上に傾き、磁
束φの流れる向きと接点片13a,13bの配置方向と
が一致しなくなると、接点片13a,13bに作用する
磁力よりも接点の弾性力の方が大きくなり、接点片13
a,13bは開いた状態となる。このようにして、リー
ドスイッチ13はその傾きに応じて接点片13a、13
bをON・OFFするので、歯ブラシの全方位方向の動
きを検出することができるようになる。
【0017】前記基板5上に固設された電気回路6は、
図4のような構成になる。すなわち、図4において、2
1はチャタリング防止回路であり、前記リードスイッチ
13はこのチャタリング防止回路21の入力端に接続さ
れている。この例の場合、チャタリング防止回路21
は、抵抗R1 ,R2 、コンデンサーC1 からなる積分回
路により構成されており、リードスイッチ13がONし
てからOFFするまでの時間が積分回路の立ち上がり時
定数τ1 =(R1 +R2 )×C1 と、立ち下がり時定数
τ2 =R2 ×C1 との和に満たないような場合には、そ
のパルスを吸収して後段へ送らないようになっている。
【0018】例えば、歯磨き時のブラッシング速度は、
最大でも1秒間に5回以下が普通であるので、それ以上
の短い周期でON・OFFするパルスはブラッシングに
よる振動で生じたパルスではないとみなし得る。そこ
で、前記(τ1 +τ2 )を100msec程度に設定し
ておけば、1秒間に5回以上ON・OFFするような高
速の振動パルスを前記チャタリング防止回路21で吸収
することができる。なお、このチャタリング防止回路2
1の入力端には、リセットボタン8の第1接点8aが前
記リードスイッチ13と並列に接続されており、リセッ
トボタン8を押すことによってコンデンサーC1 に溜ま
っている電荷を放電し、積分回路を初期状態にリセット
できるように構成されている。
【0019】前記チャタリング防止回路21の出力は、
2つのバッファアンプ22,23を介して、パルスカウ
ント回路24のクロック端子CKに接続されている。こ
の例の場合、パルスカウント回路24は、シフトレジス
タ25、EX(排他的)−ORゲート34、NOTゲー
ト27からなり、これらの回路によって20進回路が構
成されている。クリア端子CLRは、負荷抵抗28とリ
セットボタン8の第2接点8bの接続中点に接続されて
おり、リセットボタン8を押した時にその接点8bを通
じてアース電位を与えることにより、シフトレジスタ2
5の全出力ビットQA〜QHをオール0にリセットする
ように構成されている。なお、この例において,パルス
カウント回路24として20進回路を採用したのは、ロ
ーリング法による歯磨きの場合、1箇所当たり12〜4
0回/10秒程度が最適なブラッシング回数であり、ま
た、スクラッピング法による歯磨きの場合、1箇所当た
り18〜60回/10秒程度が最適なブラッシング回数
であるため、両方の磨き方に対応させるためである。パ
ルスカウント回路24の最大カウント数は可変可能に構
成することが望ましい。
【0020】前記パルスカウント回路24のビット出力
は、カウント数判定回路29と表示用デコーダー37に
接続されている。カウント数判定回路29は、パルスカ
ウント回路24のカウント値が20になったか否かを判
定するもので、この例の場合、3個のNOTゲート30
〜32、NANDゲート33、NOTゲート34から構
成されており、シフトレジスタ25のビット出力QBが
NOTゲート30に、ビット出力QCがNOTゲート3
1に、ビット出力QDがNOTゲート32に、また、ビ
ット出力QEがNANDゲート33にそれぞれ接続され
ている。このパルスカウント回路24は、後述の動作説
明から明らかとなるように、シフトレジスタ25のビッ
ト出力(QE,QD,QC,QB)が(1,0,0,
0)となったときにNOTゲート34から“1”信号を
出力するものである。
【0021】また、前記表示用デコーダー37は、前記
パルスカウント回路24から出力される2進数のカウン
ト値を10進数のカウント値に変換し、液晶表示器(L
CD)14にブラッシング回数として数値表示するもの
である。
【0022】前記カウント数判定回路29の出力は、報
知手段35に接続されている。この例の場合、報知手段
35は、直列接続したLED(発光ダイオード)12と
圧電ブザーなどの発音素子36とから構成されており、
カウント数判定回路29から“1”信号が出力されたと
きに、LED12を発光させるとともに、発音素子36
を鳴らし、ブラッシング回数が設定回数たる20回に達
したことを知らせるようになっている。
【0023】次に、前記構成になるカウンタ付き歯ブラ
シ1のカウント動作を説明する。歯磨きを行なう者は自
分専用のブラシ部3を柄部2の先端に挿入嵌合して一体
に取り付ける。そして、歯ブラシ1の柄部2を持って歯
磨きを開始すると、歯ブラシ1全体がブラッシングによ
って動く度に、前述したように原理によって振動センサ
6のリードスイッチ13がON・OFFし、チャタリン
グ防止回路21にON・OFFパルスを送る。前述した
ように、この例の場合、チャタリング防止回路21は、
1秒間に5回以下の周期でON・OFFするパルスのみ
を取り出し、バッファアンプ22,23を介して後段の
パルスカウント回路24に送る。
【0024】パルスカウント回路24のシフトレジスタ
24は、チャタリング防止回路21から送られてくるパ
ルスをカウントし、シフトレジスタ25の各ビット出力
QA〜QEの出力状態を図5に示すように順次変えてい
く。
【0025】この各ビット信号は表示用デコーダー37
に送られ、液晶表示器14に順次数値表示される。そし
て、20個のパルスが入力すると、シフトレジスタ25
のビット出力(QE,QD,QC,QB)が(1,0,
0,0)となる。これによって、液晶表示器14にブラ
ッシング回数「20」が表示されるともに、カウント数
判定回路29のNANDゲート33から“0”信号が出
力され、この“0”信号はNOTゲート34で反転され
て“1”信号となり、報知手段35に送られる。
【0026】報知手段35は、前記カウント数判定回路
29から“1”信号を受けると、柄部2に設けたLED
9を点灯するとともに、内蔵したブザーなどの発音素子
36を鳴らし、ブラッシング回数が20回に達したこと
を知らせる。これによって、歯ブラシ使用者は当該箇所
のブラッシング回数が規定の20回に達したことを知る
ことができる。
【0027】前記音と光、さらには液晶表示器14の数
値表示によってブラッシングが所定回数に達したことを
確認した後、リセットボタン8を押すと、第1接点8a
と第2接点8bがONし、チャタリング防止回路21の
コンデンサーC1 に溜まっている電荷が放電されるとと
もに、パルスカウント回路24のシフトレジスタ25の
全ビット出力QA〜QHがオール0にリセットされる。
この結果、発音素子9の鳴動が停止するとともに、LE
D9が消灯し、回路は初期状態に戻る。
【0028】したがって、このリセットボタン8を押し
た後に、歯ブラシを当てる位置を変えてブラッシングを
再開すると、前述したと同様にして、改めて所定回数の
ブラッシングをカウントすることができる。このため、
光と音で確認しながら次々とブラッシング位置を変えて
いくことにより、すべての歯磨き箇所について設定した
回数だけ正確にブラッシングしていくことができる。
【0029】図6および図7に、本発明の第2実施形態
に係るカウンタ付き歯ブラシグリップを示す。図6はカ
ウンタ付き歯ブラシグリップの外観斜視図、図7は略示
断面図である。なお、前記第1の実施形態と同一および
相当部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略
する。
【0030】この第2実施形態のものは、歯ブラシ41
の柄部42を挿入することにより歯ブラシ1を保持する
ようにした専用の歯ブラシグリップ43を用意し、この
歯ブラシグリップ43内に、前述した電気回路5と振動
センサ6を内蔵するとともに、その外表面にリセットボ
タン8とLED9を設けたものである。
【0031】このように、専用の歯ブラシグリップ43
を用いて歯ブラシ41を挿入保持するように構成した場
合には、市販されているほとんどの歯ブラシをそのまま
利用することが可能となる。このため、形状的にはやや
大きくなるが、前述した第1実施形態のものに比べて汎
用性がより向上する。なお、歯ブラシ41の柄部42を
挿入して保持する挿通穴44の内部には、挿入した歯ブ
ラシの柄部42を安定かつ強固に保持するために、スポ
ンジなどの弾性材45を内装することが好ましい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のカ
ウンタ付き歯ブラシよるときは、金属磁性流体とマグネ
ットと磁気感応素子とからなる振動センサを用いて歯ブ
ラシの動きを検知するようにしたので、歯ブラシの全方
位方向の動きを正確に検知することが可能となり、正確
なブラッシング回数をカウントできる。このため、歯磨
きをより正しく行なうことができるようになる。
【0033】また、請求項2記載のカウンタ付き歯ブラ
シによるときは、振動センサの出力にチャタリングが発
生しても、チャタリング防止回路でこれを吸収すること
ができるので、より正確なブラッシング回数のカウント
が可能となる。
【0034】また、請求項3記載のカウンタ付き歯ブラ
シグリップによるときは、金属磁性流体とマグネットと
磁気感応素子からなる振動センサを用いて歯ブラシの動
きを検知するようにしたので、歯ブラシの全方位方向の
動きを正確に検知することができ可能となり、正確なブ
ラッシング回数をカウントできる。このため、歯磨きを
より正しく行なうことができるようになる。さらに、歯
ブラシ全体を取り替えることができるので、市販のほと
んどの歯ブラシをそのまま用いることができ、取り扱い
がより簡便となり、汎用性が向上する。
【0035】さらに、請求項4記載のカウンタ付き歯ブ
ラシグリップによるときは、振動センサの出力にチャタ
リングが発生しても、チャタリング防止回路でこれを吸
収することができるので、より正確なブラッシング回数
のカウントが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の平面図である。
【図2】第1の実施形態の略示横断面図である。
【図3】振動センサの動作原理説明図である。
【図4】第1の実施形態の電気回路のブロック図であ
る。
【図5】パルスカウント回路の出力遷移状態図である。
【図6】第2の実施形態の外観斜視図である。
【図7】第2の実施形態の略示横断面図である。
【符号の説明】
1 カウンタ付き歯ブラシ 2 柄部 3 ブラシ部 4 嵌合溝 5 基板 6 振動センサ 7 電気回路 8 リセットボタン 9 LED 10 密閉容器 11 金属磁性流体 12 マグネット 14 液晶表示器(LCD) 13 リードスイッチ(磁気感応素子) 21 チャタリング防止回路 24 パルスカウント回路 29 カウント数判定回路 35 報知手段 36 発音素子 37 表示用デコーダー 41 歯ブラシ 42 柄部 43 歯ブラシグリップ 44 挿通穴 45 弾性材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本聡 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 加藤 茂徳 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯ブラシの柄部内に、歯ブラシの振動を
    検知する振動センサと、該振動センサの発生する検知パ
    ルスをカウントするパルスカウント回路と、該パルスカ
    ウント回路のカウント値を監視し、カウント値が所定値
    に達したときに出力を発生するカウント数判定回路と、
    該カウント判定回路の出力信号を受けたときに所定の方
    法で知らせる報知手段とからなる振動検知部を内蔵し、 前記振動センサとして、密閉容器内に揺動自在に密封さ
    れた金属磁性流体と、該金属磁性流体中に浮かべたマグ
    ネットと、前記密閉容器外に位置して前記マグネットの
    発生する磁界内の適宜位置に固定配置した磁気感応素子
    とからなる振動センサを用いたことを特徴とするカウン
    タ付き歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 前記振動センサとパルスカウント回路の
    間に、チャタリング防止回路を付設したことを特徴とす
    る請求項1記載のカウンタ付き歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 歯ブラシの柄部挿入部を備えるととも
    に、歯ブラシの振動を検知する振動センサと、該振動セ
    ンサの発生する検知パルスをカウントするパルスカウン
    ト回路と、該パルスカウント回路のカウント値を監視
    し、カウント値が所定値に達したときに出力を発生する
    カウント数判定回路と、該カウント判定回路の出力信号
    を受けたときに所定の方法で知らせる報知手段とからな
    る振動検知部を内蔵し、 前記振動センサとして、密閉容器内に揺動自在に密封さ
    れた金属磁性流体と、該金属磁性流体中に浮かべたマグ
    ネットと、前記密閉容器外に位置して前記マグネットの
    発生する磁界内の適宜位置に固定配置した磁気感応素子
    とからなる振動センサを用いたことを特徴とするカウン
    タ付き歯ブラシグリップ。
  4. 【請求項4】 前記振動センサとパルスカウント回路の
    間に、チャタリング防止回路を付設したことを特徴とす
    る請求項3記載のカウンタ付き歯ブラシグリップ。
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