JPH10137039A - 紐状物排除装置 - Google Patents

紐状物排除装置

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JPH10137039A
JPH10137039A JP30484396A JP30484396A JPH10137039A JP H10137039 A JPH10137039 A JP H10137039A JP 30484396 A JP30484396 A JP 30484396A JP 30484396 A JP30484396 A JP 30484396A JP H10137039 A JPH10137039 A JP H10137039A
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brush
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belt conveyor
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Takeshi Futamura
毅 二村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原料に含まれる紐状の異物を選択的且つ効率
良く取り除くことのできる、紐状物排除装置を提供す
る。 【解決手段】 紐状物排除装置4は、一対のブラシロー
ラ6a,6bを備えており、これらの間を原料Mが通過
する際、シャフト8の回転に伴って原料内に進入するブ
ラシ10が紐状の異物Sを捕獲する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原料に混入した
紐状の異物を取り除くのに好適な紐状物排除装置に関す
る。
【0002】
【関連する背景技術】例えば、シガレットの原料となる
葉たばこには袋詰めの状態でシガレット製造工場に納入
されるものがある。このような袋詰めの葉たばこ中に
は、その葉たばこに混じって、小石、金属片や紐の切断
片が混入している場合がある。これらの異物と葉たばこ
とを分離するには従来、それらの風送過程中、異物と葉
たばことの重量差を利用して選別する風選分離方式が用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した風選分離方式
は、小石や金属片のような葉たばこと比較して重い異物
を分離するには有効であるものの、葉たばこ中から紐の
切断片や毛髪等の軽い紐状の異物を分離することは困難
である。この発明は上述した事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは、原料に含まれる紐状の
異物を高効率にして、その原料中から除去することがで
きる紐状物排除装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の紐状物排除装置は、搬送経路を搬送され
る原料中から紐状の異物を除去する除去ユニットを備え
ており、この除去ユニットは、搬送経路と交差する方向
に延びる回転可能なシャフトと、シャフトの外周面に分
布して設けられ、シャフトの回転に伴い、搬送経路中の
原料内に進入し、原料中の紐状の異物を捕獲するブラシ
とからなっている。
【0005】請求項1の紐状物排除装置によれば、搬送
経路上の原料が除去ユニットを通過するとき、除去ユニ
ットのブラシは原料中に進入して、この原料を攪拌し、
原料中に含まれる紐状の異物はブラシに絡みついて捕獲
される。請求項2の紐状物排除装置の場合、原料の搬送
経路は上流側部分と、この上流側部分よりも下方に位置
し、上流側部分の終端から送出される原料を受け取って
搬送する下流側部分とを備えており、除去ユニットは搬
送経路における上流側部分と下流側部分との間に配置さ
れている。この場合、搬送経路における上流側部分の終
端から送出された原料が除去ユニットを通過して落下す
る際、原料中に含まれる紐状の異物は除去ユニットのブ
ラシに絡みついて捕獲され、原料が搬送経路の下流側部
分に供給されたとき、その原料中の紐状の異物は除去さ
れている。
【0006】請求項3の紐状物排除装置は、一対の除去
ユニットが同一の水平面内にて隣接して設けられてお
り、一方の除去ユニットにおけるブラシと他方の除去ユ
ニットのブラシとは互いに噛み合うようにして配置され
ている。この場合、一対の除去ユニット間、つまり、ブ
ラシの噛み合い領域を原料が通過して落下するとき、原
料中に混入した紐状の異物が除去ユニットのブラシに絡
みついて捕獲される。
【0007】請求項4の紐状物排除装置は、除去ユニッ
トのブラシがワイヤねじりブラシからなっており、この
場合、ブラシの毛が抜け落ち、原料中に混入することは
ない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して紐状物排除
装置の実施例を説明する。図1を参照すると、シガレッ
トの原料である葉たばこを搬送する搬送経路の一部が概
略的に示されている。また、図2は図1の搬送経路の平
面図である。この搬送経路はベルトコンベア1aを備
え、、ベルトコンベヤ1aは図1中矢印方向へ葉たばこ
Mを連続して搬送する。このベルトコンベヤ1aの終端
から送り出された葉たばこMは、次のベルトコンベヤ1
b上に載せ換えられる。ベルトコンベヤ1bはその始端
がベルトコンベア1aの始端よりも下方に位置し、ベル
トコンベア1aとは直交する方向に延びている。それ
故、ベルトコンベヤ1aからベルトコンベヤ1bに葉た
ばこMが載せ変えられると、葉たばこMの搬送方向が変
換される。実施例の紐状物排除装置は、このベルトコン
ベヤ1a,1bの葉たばこMの載せ換え位置に使用され
ている。
【0009】紐状物排除装置4は、一対のブラシローラ
6a,6b、一対の側板12a,12b及び一対のギヤ
ボックス16付き電動機14からなる。図1,2を参照
すると、一対のブラシローラ6a,6bはそれぞれ、そ
の中心にシャフト8を有しており、これらシャフト8は
その軸線がベルトコンベヤ1bの搬送方向に向けられて
いる。そして、これらシャフト8はその外周面に分布し
て設けられたワイヤブラシ10を有している。より詳し
くは、一対のシャフト8はベルトコンベヤ1aの終端よ
り下方且つベルトコンベヤ1bの上方を互いに平行とな
るよう水平に延び、それぞれの両端は側板12a,12
bに回転自在に支持されている。各シャフト8は、ベル
トコンベヤ1aの幅よりも長く、この幅に対応した部位
にワイヤブラシ10が分布して設けられている。
【0010】個々のワイヤブラシ10は図3から明らか
なようにワイヤねじりブラシであり、2本の芯線部材2
0a,20b間にこれらと交差すべくワイヤ22を分布
して挟み込み、そして、芯線部材20a,20bを互い
に螺旋状にねじり合わせることによって得たものとなっ
ている。ワイヤブラシ10の一端には、ねじ部24が取
り付けられており、図4に示すようにワイヤブラシ10
は、このねじ部24をシャフト8に設けられたボス26
にねじ込むことによってシャフト8に固定されている。
なお、ボス26にはねじ部24に対応するねじ穴が形成
されている。ワイヤブラシ10はシャフト8の外周面に
一定のパターンで分布して配置されている。より詳しく
はワイヤブラシ10は、シャフト8の軸線方向に等ピッ
チで複数本並べたブラシ列を、シャフト8の軸線周りに
も等ピッチで配置したものとなっている。即ち、ワイヤ
ブラシ10はシャフト8の外周面にその軸線方向及び周
方向にそれぞれ一定の間隔を存して配置されている。
【0011】また、図2から明らかなように一方のシャ
フト8のブラシ列と他方のシャフト8のブラシ列とは、
その個々のワイヤブラシ10がシャフト8の軸線方向に
互いに半ピッチずつずれ、そして、シャフト8間にて、
一方のシャフト8側のワイヤブラシ10はその先端部が
他方のシャフト8側のワイヤブラシ10の先端部間に侵
入するように配置されている。
【0012】図2に示されているようにベルトコンベヤ
1bの搬送方向でみて上流側の側板12aに一対のギヤ
ボックス16付き電動機14が設けられており、各電動
機14のギアボックス16内に側板12aを貫通した対
応する側のシャフト8の一端がそれぞれ挿入されてお
り、このシャフト8はギヤボックス16を介して電動機
14の出力軸に連結されている。従って、一対の電動機
14はそれぞれのギアボックス16を介してブラシロー
ラ6a,6bを図1に示す矢印方向、即ち、図1でみて
同一の方向に回転駆動させることができる。一対の側板
12a,12bはそれぞれの両端が脚18に支持されて
いる。従って、各側板12はベルトコンベア1bの上方
を跨ぐように配置され、また、紐状物排除装置4はその
全体が4本の脚18を介して基礎上に固定されている。
【0013】図1から明らかなように、ブラシローラ6
a,6bが電動機14により回転されると、これらのワ
イヤブラシ10の回転域は相互に重なり合う。しかし、
ブラシローラ6aとブラシローラ6bとでは、図2に示
すように、その外周面にあるワイヤブラシ10が互いに
シャフト8の軸線方向に半ピッチずれた状態にあるの
で、ブラシローラ6a,6bが回転しても、上記のワイ
ヤブラシ10の回転域が重なる部分でこれらワイヤブラ
シ10が干渉することはない。
【0014】なお、ワイヤブラシ10の各部材の寸法に
関しては、例えばワイヤブラシ10の芯線部材20a,
20bの直径を3mm、ワイヤ22の直径を0.12m
mとし、ワイヤブラシ10の長さを100mmとして、
ブラシローラ6a,6bの長さを800mm、そしてワ
イヤブラシ10の回転域の直径を250mmとすること
ができる。また、ワイヤブラシ10のシャフト8の軸線
方向の取付ピッチは、100mmとなっている。そし
て、ワイヤブラシ10の材質は、芯線部材20a,20
b及びワイヤ22をともにステンレス鋼とすることがで
きる。また、ブラシローラ6a,6bの回転数は可変可
能となっている。
【0015】図1の葉たばこMの搬送中、上流のベルト
コンベヤ1aの始端から連続して送り出された葉たばこ
Mは、ブラシローラ6a,6bを通過して落下し、下流
側のベルトコンベヤ1b上に載せ換えられる。このと
き、流れ落ちてくる葉たばこMの中でブラシローラ6
a,6bがそれぞれ回転しているので、葉たばこMに紐
状の異物Sが混入していれば、この異物Sはワイヤブラ
シ10に絡み付いて捕獲され、これにより、異物Sを確
実に除去することができる。また、ワイヤブラシ10の
芯線部材20a,20b、ワイヤ22共にステンレス鋼
からなっているので、耐食性や耐摩耗性に優れるし、衛
生的であるので、シガレットのような食品原料の異物を
除去するために使用するのにも好適である。
【0016】この発明は上述の実施例に制約されるもの
ではない。例えば、ブラシローラの本数や配置を変形す
ることができる。図5を参照すると、葉たばこMをベル
トコンベヤ1c,1dで搬送する工程が示されており、
これらのベルトコンベヤ1c,1dは共に葉たばこMを
矢印方向へ順次搬送している。図1の実施例とは異な
り、この変形列の紐状物排除装置4’はベルトコンベヤ
1dの上方に設けられており、ブラシローラ6がベルト
コンベア1dの搬送方向に沿って複数個配置されてい
る。これらのブラシローラ6はいずれもそのシャフト8
がベルトコンベヤ1dの搬送方向とは交差して配置さ
れ、ベルトコンベヤ1d上の葉たばこMの流れ中にワイ
ヤブラシ10の先端部を進入させながら、全て図中矢印
方向、つまり、葉たばこMの搬送に抗するようにして回
転している。また、これらのブラシローラ6のワイヤブ
ラシ10の回転域は、相互に重なり合っていない。な
お、ブラシローラ6、電動機14及びギアボックス16
は図1の実施例と同じ構成のものを使用することができ
る。
【0017】一対の側板12はベルトコンベヤ1dの左
右両側をその搬送方向に向かって延び、それぞれの両端
がピン28を介して左右一対ずつのリンクアーム30
a,30bの先端に回動自在にして支持されている。な
お、図5には一方の側板12のみが示されている。基礎
上には高低2種類の支持脚32a,32bが立設されて
おり、これらの間は梁部材34により連結補強されてい
る。支持脚32a,32bの上面にはその左右に一対ず
つの孔付のブラケット36が設けられており、リンクア
ーム30a,30bはその長手方向のほぼ中央の位置で
ブラケット36にピン29を介して回動自在に支持され
ている。リンクアーム30a,30bの下端はリンクロ
ッド38の対応する端部にピン31を介して相互に連結
されている。従って、左右一対ずつのリンクアーム30
a,30bがブラケット36の支持点を中心として左右
に回動するとき、これらリンクアーム30a,30b、
側板12及びリンクロッド38は各々平行リンクを構成
し、側板12は常にベルトコンベヤ1dと平行に保たれ
ながら上下に移動することができる。つまり、紐状物排
除装置4’は、ベルトコンベア1dに対して上下に移動
することができる。
【0018】梁部材34には支持脚32a側に位置し且
つリンクアーム30aと協働するストッパローラ40が
設けられており、このストッパローラ40は梁部材34
に沿い前後に移動可能にして取り付けられ、任意の位置
で固定させることができる。従って、このストッパロー
ラ40の前後位置が調整されることにより、リンクアー
ム30aとストッパローラ40とが当接する際の傾斜
角、つまり、ベルトコンベア1dに対する側板12、つ
まり、紐状物排除装置4’のレベル位置を調整すること
ができる。
【0019】図5に示した変形例の紐状物排除装置4’
によれば、葉たばこMがベルトコンベヤ1b上を搬送さ
れると、その葉たばこMはその搬送方向に並び且つ回転
中にあるブラシローラ6を順次通過し、この際、その葉
たばこMに紐状の異物Sが混入していれば、この異物S
はブラシローラ6のワイヤブラシ10に絡みつき、葉た
ばこMから除かれる。
【0020】また、変形例の紐状物排除装置4’はその
レベル位置を上下させることができるから、そのブラシ
ローラ6におけるワイヤブラシ10の先端部が葉たばこ
M中に没する深さを、ベルトコンベヤ1b上での葉たば
こMの層厚に応じて調整することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の紐状物
排除装置によれば、搬送過程の原料が通過する際、原料
中の紐状の異物はシャフトの回転に伴い原料内を移動す
るブラシに絡みつくことから、原料中から紐状の異物を
確実に捕獲して除去することができる。
【0022】請求項2の紐状物排除装置によれば、搬送
経路の上流側部分と下流側部分の受け渡し部に除去ユニ
ットを設置してあるから、上流側の搬送経路から送出さ
れた原料が落下し、除去ユニットを通過する際に、その
原料中から紐状の異物が除去される。従って、紐状物排
除装置を原料の流れに対して最適な位置に設けることが
でき、異物の除去を効率よく行うことができる。また、
紐状物排除装置自体を小型化することも可能である。
【0023】請求項3の紐状物排除装置によれば、一対
の除去ユニット間を原料が通過し、各除去ユニットのブ
ラシは互いに噛み合うようにして配置されているので、
紐状の異物の捕獲・除去を更に効率良く行うことができ
る。請求項4の紐状物排除装置によれば、除去ユニット
のブラシがワイヤねじりブラシから構成されてるので、
そのブラシ自体の毛が抜け落ち、原料中に混入すること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の紐状物排除装置の概略図である。
【図2】図1の装置例の平面図である。
【図3】ワイヤブラシを詳細に示した図である。
【図4】ブラシローラの横断面図である。
【図5】変形例の紐状物排除装置の概略図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベヤ 6 ブラシローラ 8 シャフト 10 ワイヤブラシ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送経路を搬送される原料中から紐状の
    異物を除去する除去ユニットを備えており、 前記除去ユニットは、前記搬送経路と交差する方向に延
    びる回転可能なシャフトと、前記シャフトの外周面に分
    布して設けられ、前記シャフトの回転に伴い、前記搬送
    経路中の原料内に進入し、原料中の紐状の異物を捕獲す
    るブラシとからなることを特徴とする紐状物排除装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送経路は上流側部分と、この上流
    側部分よりも下方に位置し、前記上流側部分の終端から
    送出される原料を受け取って搬送する下流側部分とを備
    えており、 前記除去ユニットは前記搬送経路における上流側部分と
    下流側部分との間に配置されていることを特徴とする請
    求項1に記載の紐状物排除装置。
  3. 【請求項3】 一対の前記除去ユニットが同一の水平面
    内にて隣接して設けられており、一方の除去ユニットの
    ブラシと他方の除去ユニットのブラシとは互いに噛み合
    うようにして配置されていることを特徴とする請求項2
    に記載の紐状物排除装置。
  4. 【請求項4】 前記ブラシは、ワイヤねじりブラシであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の紐状物排除装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1568288A1 (de) * 2004-02-19 2005-08-31 Hauni Primary GmbH Verfahren und Vorrichtung zum Entfernen von Fremdstoffen aus zu verarbeitendem Tabak
KR100928990B1 (ko) 2003-06-24 2009-11-26 주식회사 포스코 소결광 원료 브랜딩 파일의 입도 균일화 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100928990B1 (ko) 2003-06-24 2009-11-26 주식회사 포스코 소결광 원료 브랜딩 파일의 입도 균일화 장치
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