JPH10136394A - 撮像方法及び装置 - Google Patents

撮像方法及び装置

Info

Publication number
JPH10136394A
JPH10136394A JP8282224A JP28222496A JPH10136394A JP H10136394 A JPH10136394 A JP H10136394A JP 8282224 A JP8282224 A JP 8282224A JP 28222496 A JP28222496 A JP 28222496A JP H10136394 A JPH10136394 A JP H10136394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
light
optical system
signal
image pickup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8282224A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutake Kamihira
員丈 上平
Tomoyoshi Nomura
知義 野村
Nobuyoshi Izawa
伸芳 井沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP8282224A priority Critical patent/JPH10136394A/ja
Publication of JPH10136394A publication Critical patent/JPH10136394A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学系を簡略化、小型化でき、かつ、高精細
なカラー画像を撮像することができる撮像方法及び装置
を提供する。 【解決手段】 被写体像を第1の分割光と第2の分割光
とに分解する第1の分割過程と、該第1の分割過程の第
1の分割光を3分割以上に強度分割する第2の分割過程
と、前記第2の分割光を複数の色成分に分割する第3の
分割過程とを備える撮像方法である。前記の撮像方法に
おいて、第1の分割過程により緑色成分光のみを分割す
る。また、前記の撮像方法において、第2の分割過程に
より分割される各分割光の強度のうち少なくとも1つが
他よりも大きくなるようにする。また、被写体像を第1
の分割光と第2の分割光とに分解する第1の分割手段
と、前記第1の分割光を3分割以上に強度分割する第2
の分割手段と、前記第2の分割光を複数の色成分に分割
する第3の分割手段とを備える撮像装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高精細な動画の撮
像技術に関し、特に、複数の撮像素子を使用して高精細
化を達成する撮像技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14に従来の撮像システムの基本構成
を示す。図14において、1はレンズ、5は撮像素子で
ある。図14では色分解用光学系や信号処理系は省略し
た。通常の動画撮像に用いられる撮像システムでは、図
14に示す構成を用い、レンズ1により被写体の光学像
を撮像素子5上に結像させ、撮像素子5でこの光学像情
報を電気信号に変換する。図15に撮像素子の平面図を
示す。図15において、51は画素、52は画素内の光
電変換部であり受光素子が形成されている。
【0003】動画撮像に用いられる撮像素子は、図15
に示すように、多数の画素が2次元状に配列された構成
となっており、画素内の受光素子によって光学像の2次
元的明暗分布を電気信号の大小に光電変換する。撮像シ
ステムにおいて、撮像画像の精細度を支配する主たる要
因は、撮像素子の画素数である。すなわち、撮像素子の
画素数が多いほど高精細な画像を撮像することができ
る。通常、撮像素子は1枚の半導体チップ上に形成され
ており、近年、微細加工技術などにより画素を高密度に
形成して画素数を増やす方法や、あるいはチップサイズ
を大面積にし全画素数を増やす方法などが試みられてい
る。
【0004】しかし、画素を高密度にすると個々の受光
素子の面積が狭くなり、この結果感度が低下する。現在
使用されている高精細な撮像素子では、各画素の一辺5
μm程度まで小さく形成されており、このサイズは実用
的な感度が得られるための限界といわれている。一方、
チップサイズを大きくすると、個々の受光素子の面積を
小さくすることなく多画素化が達成できる。しかし、チ
ップサイズを大きくすると製造歩留まりが低下する。ま
た、受光エリアが拡大し、このため、大きなレンズが必
要となる。
【0005】以上のような問題を克服する方法として、
分割光学系を用い複数の光学像を結像させ、複数の撮像
素子によりこれらの像を撮像し、該複数の撮像素子によ
り撮像された複数画像を電気的に合成して1枚の高精細
画像を得る方法(以下、マルチセンサ法と称す)が試み
られている。従来から高精細なカラー撮像システムにお
いては、図16に示すような3板式とよばれる3枚の撮
像素子を用いる方式が用いられている。前記図16にお
いて、DPはダイクロイックプリズム、5R、5G、5
Bは撮像素子である。3枚式ではダイクロイックプリズ
ムにより光を赤、緑、青の3つの色分に分解し、各色成
分毎に光学像を結像させ、それぞれの結像位置に撮像素
子を配置してカラー画像を撮像する。この方式では3つ
の撮像素子が使用されるが、1つの色成分については、
1つの撮像素子しか用いられていない。
【0006】これに対し、前述したマルチセンサ法と
は、1つの色成分に対し複数の撮像素子を用いる方法で
ある。マルチセンサ法の例を図17に示す。図17にお
いて、2は光を2分割する分割光学系であり、通常はハ
ーフミラーが使用される。図17に示すように、マルチ
センサ法ではハーフミラー等の通常の分割光学系とダイ
クロイックプリズムなど色分解用光学系を組み合わせ、
1つの色成分に対し、光路を複数に分割することにより
複数像を撮像する。
【0007】ここで、撮像素子の画素内光電変換部によ
り光電変換される被写体上の位置(以下、サンプリング
点と称す)が、撮像素子ごとに異なる位置となるよう撮
像素子が配置される。この複数像を信号処理系で電気的
に合成して高精細画像を得る(図17では信号処理系は
省略した)。マルチセンサ法で撮像素子をn個用いた場
合、画素数がn倍の撮像素子で撮像したのと等価であ
り、高精細な撮像が可能となる。
【0008】したがって、単一チップを使用した撮像シ
ステムでは実現できない画素数での超高精細な撮像が実
現できる。また、単一のチップで実現できる画素数の場
合でも現行方式テレビ以上の精細度の場合は画素数の増
加に対しセンサコストが急激に増加するが、マルチセン
サ法を用いれば、現行方式テレビなどで用いられている
量産レベルの安価な撮像素子を使用でき、高精細な撮像
システムを安価に提供することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
の技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【0010】前記マルチセンサ法では、前述した特徴が
あるが、レンズと撮像素子の間に分割光学系が配置され
るため、レンズと撮像素子との間に十分な距離が必要と
なる。特に、分割数が多くなると分割光学系の光路長が
長くなり、このため、焦点距離の長いレンズしか用いる
ことができなくなる。例えば、解像度を水平、垂直両方
向に2倍に高めたい場合、すなわち、画素数を等価的に
4倍に増やす場合の光学系は前述の図17のようにな
り、通常の3板方式に比べ、レンズと撮像素子との間の
距離が数倍長くなる。また、図17から明らかなよう
に、光学系が大型化、複雑化するという問題があった。
さらに、レンズの後方で光路が複数に分割されるため結
像される個々の光学像が暗くなる。これは撮像システム
としての感度の低下につながり、S/Nの劣化を招くと
いう問題があった。また、光路の分割数を2分割とすれ
ば、前記問題はある程度緩和されるが、十分な解像度向
上が達成されなくなるという問題があった。
【0011】本発明の目的は、光学系を簡略化、小型化
でき、かつ、高精細なカラー画像を撮像することができ
る撮像方法及び装置を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【0014】(1)被写体をレンズと撮像素子を用いて
撮像する撮像方法において、前記被写体像を第1の分割
光と第2の分割光とに分解する第1の分割過程と、該第
1の分割過程の第1の分割光を3分割以上に強度分割す
る第2の分割過程と、前記第2の分割光を複数の色成分
に分割する第3の分割過程とを備える撮像方法である。
【0015】(2)前記(1)の撮像方法において、第
1の分割過程により緑色成分光のみを分割するものであ
る。
【0016】(3)前記(1)の撮像方法において、第
2の分割過程により分割される各分割光の強度のうち少
なくとも1つが他よりも大きくなるようにするものであ
る。
【0017】(4)被写体をレンズと撮像素子を用いて
撮像する撮像装置において、前記被写体像を第1の分割
光と第2の分割光とに分解する第1の分割手段と、前記
第1の分割光を3分割以上に強度分割する第2の分割手
段と、前記第2の分割光を複数の色成分に分割する第3
の分割手段とを備える撮像装置である。
【0018】(5)前記(4)の撮像装置において、第
1の分割手段が緑色成分光のみを分割するものである。
【0019】(6)前記(4)の撮像装置において、第
2の分割手段により分割された各分割光の強度のうち少
なくとも1つが他よりも大きいものである。
【0020】すなわ、例えば、レンズ以降の光路を複数
に分割して複数の位置に被写体像を生成し、前記複数の
位置に結像した被写体像を光電変換する撮像方法又は装
置において、前記分割光路が、光軸を2分割すると共に
前記一方の光路において、光路をさらに3又は4以上に
分割し、もう一方の光路において、光を赤、緑、及び青
の3つの色成分、又はマゼンタと緑の2つの色成分に分
割するものである。
【0021】第一の分割光学系が緑成分の光のみを2分
割し、複数に分割された緑成分光又は白色光のうち、1
つの光強度が他の光強度に比べ大きいこととする。
【0022】前述の手段によれば、赤成分光及び青成分
光を分割することなく、緑成分光、又は白色光のみを複
数に分割する分割光学系が形成できる。すなわち、緑成
分又は輝度成分の画像のみを複数の撮像素子で撮像し、
赤及び青成分画像については、従来と同様に単一の撮像
素子で撮像する。
【0023】したがって、緑成分又は輝度成分画像のみ
高精細度に撮像される。一般に、カラー画像の視覚的な
精細度は輝度成分画像の精細度で決定され、緑成分は輝
度成分に近い特性であることから、全色成分画像を高精
細度化した場合と同等な効果を得ることができる。
【0024】一方、この分割光学系の全分割数は、全色
成分光を分割する場合に比べ1/2となる。この結果、
焦点距離の短いレンズの使用も可能となり、さらに、光
学系を小型化、簡略化することもできる。
【0025】また、入射光を赤、緑、青成分に分割する
場合において光を損失なく利用でき、感度の低下を防ぐ
ことが可能である。
【0026】さらに、複数の緑成分(又は輝度成分)画
像のうち1つの緑成分画像を高S/Nで撮像することが
できる。この高S/N画像を用い、視覚的に画像全体を
高S/N化する。すなわち、画像中で高S/Nが要求さ
れるのは輝度変化の緩やかな領域であり、このような領
域では高精細度は要求されない。
【0027】そこで、この領域は1枚の高S/N画像だ
けで生成する。一方、輝度変化が急峻な領域の画像の生
成には高精細度が要求されるから、複数の低S/N画像
も用いる。輝度変化が急峻な領域においては、S/Nの
劣化は視覚的に目立たないという特性がある。したがっ
て、前記方法により合成した画像は全体的に高S/N、
高精細に見せることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態(実施例)を詳細に説明する。
【0029】(実施形態1)本発明の実施形態(実施
例)1の概略構成を示す模式図であり、1はレンズ、2
〜4は分割光学系(分割光学手段)である。分割光学系
2は光路を2分割し、分割光学系3は光路を3分割する
ものである。
【0030】前記分割光学系3は、図2に示すように、
5W1〜5W3は撮像素子5W1〜5W3を備えてお
り、レンズ1に入射した光のうちそれぞれ赤LR、、緑
LG、青LBの成分光の光路を示している。分割光学系
4は光を赤、緑、及び青の3つの色成分に分割し、その
構造は図3に示すように通常のダイクロイックプリズム
と同じである。図3において、5R、5G、5Bは撮像
素子である。
【0031】以上の構成において、レンズの結像面が分
割光学系3及び4の端面となるようレンズの焦点距離を
設定する。このため、レンズと分割光学系3及び4の6
つの端面までの光路長はすべて等しくする。そして、分
割光学系3の3つの端面に配置される撮像素子5W1〜
5W3は輝度成分画像を撮像する。また、分割光学系4
の3つの端面に配置される撮像素子5R、5G、5Bは
それぞれ赤、緑、青成分画像を撮像する。図4は前記撮
像素子5W1〜5W3及び5R、5G、5Bの相対的な
光電変換部の位置をW1〜W3及びR、G、Bで示して
いる。
【0032】これらの光電変換部の位置が画像のサンプ
リング点となる。図4において、W1〜W3及びR、
G、Bはそれぞれ撮像素子5W1〜5W3及び5R、5
G、5Bの光電変換部の相対的位置である。図4に示す
ように、撮像素子5R、5G、5Bは同一位置の被写体
像を光電変換する。すなわち、同一位置に対してサンプ
リングする。一方、撮像素子5W1〜5W3では互いに
他の撮像素子の光電変換部の位置を補間するよう配置す
る。
【0033】以上の構成により、赤、緑及び青成分画像
にたいしては通常の3枚式撮像法と同じ解像度で撮像が
できる。また、輝度信号はW1〜W3の位置から得ら
れ、さらに、R,G,Bからの信号を加えれば、これも
輝度信号となることから、輝度画像にたいしては通常の
3枚式撮像法の4倍のサンプリング密度で撮像ができ
る。したがって、輝度成分画像を高精細にできる。
【0034】一方、赤、青成分画像の画素数は輝度成分
画像の1/4であるため、各成分画像内で補間処理によ
り非サンプリング点の画素を生成して、出力画素数を輝
度成分画像と合わせる。この補間処理において、輝度成
分画像から得られた高周波成分を重畳すれば、これらの
色成分画像も高精細にでき、この結果、高精細なカラー
画像を撮像できることになる。
【0035】(実施形態2)図5は本発明の実施形態2
の光学系の概略構成を示す模式図であり、21,31,
41は分割光学系(分割光学手段)である。前記分割光
学系31の概略構成を図6に示す。図6において、5G
1〜5G3は撮像素子である。
【0036】前記分割光学系21は、赤、青成分の光を
透過させ、緑成分の光のみ2分割する。分割光学系31
は、前記実施形態1に示した分割光学系2と同様に光路
を3分割する。ただし、緑成分の光のみ入射されるた
め、分割される光は緑成分の光のみである。分割光学系
41は光を赤、緑、及び青の3つの色成分に分割し、そ
の構造は図3に示す前記実施形態1の分割光学系4と同
じである。
【0037】本実施形態2においても、レンズ1の結像
面が分割光学系31及び41の端面となるようレンズの
焦点距離を設定する。このため、レンズ1と分割光学系
3及び4の6つの端面までの光路長は全て等しくする。
また、前記実施形態1と同様に分割光学系41の3つの
端面に配置される撮像素子5R、5G、5Bはそれぞれ
赤、緑、青成分画像を撮像する。前記分割光学系31の
端面に配置される撮像素子5G1〜5G3は緑成分画像
を撮像する。
【0038】図7は前記撮像素子5G1〜5G3及び5
R、5G、5Bの相対的な光電変換部の位置を示す。図
7において、G1〜G3及びR、G、Bはそれぞれ撮像
素子5G1〜5G3及び5R、5G、5Bの光電変換部
の相対的位置である。図7に示すように、撮像素子5
R、5G、5Bは前記実施形態1と同様に同一位置の被
写体像を光電変換する。一方、撮像素子5G1〜5G3
では互いに他の撮像素子の光電変換部の位置を補間する
よう配置する。
【0039】本実施形態2では、緑成分画像を5G1〜
5G3及び5Gの4つの撮像素子で撮像する。そこで、
これら4つの撮像素子上に結像する像の明るさが等しく
なるよう分割光学系21及び31の分割比を決定する。
この場合、緑成分画像は赤、青成分画像に比べ暗くなる
ため、電気的にゲインを調整して、ホワイトバランスを
保つ。
【0040】本実施形態2は、前記実施形態1と同様
に、赤、青成分画像にたいしては通常の3枚式撮像法と
同じ解像度で撮像ができる。また、図7に示すように、
緑成分画像を撮像する場合のサンプリング密度を通常の
3枚式撮像法の4倍にできる。緑成分と輝度成分が近似
の関係にあることから輝度成分画像を高精細にでき、こ
の結果、高精細なカラー画像を撮像できることになる。
本実施形態2でも赤、青成分画像の画素数は緑成分画像
の1/4であるため、各成分画像内で補間処理により非
サンプリング点の画素を生成して、出力画素数を緑成分
画像と合わせる。
【0041】(実施形態3)本発明の実施形態3の光学
系構成は、前記実施形態2と同じである。ただし、実施
形態2では、4つの撮像素子5G1〜5G3及び5Gの
上に結像する像の明るさが等しくなるようにしたが、本
実施形態3では、撮像素子5G上に結像する像の明るさ
が他の3つの撮像素子5G1〜5G3上に結像する像の
明るさに対し、3:1となるよう明るくする。この結
果、撮像素子5Gからは、S/Nの高い信号を得ること
ができる。
【0042】本実施形態3では、画像中で輝度変化の緩
やかな領域をこのS/Nの高い撮像素子5Gからの信号
のみで生成する。一方、輝度変化の急峻な領域は全ての
撮像素子からの信号で生成する。前記画像生成のアルゴ
リズムを図8に示す。図8では簡単のため、水平方向の
1ラインに着目して示す。図8において、□及び■はそ
れぞれ撮像素子5G、5G1による被写体像上のサンプ
リング位置、△及び▲は出力画像において、それぞれ撮
像素子5G1、5Gからの信号を用いた画素を示す。図
8に示すように、出力画像の画素で撮像素子5Gがサン
プリングした位置に相当する画素の信号は、5Gの信号
がS/Nが高いので、そのまま出力画素の信号とする。
一方、撮像素子5G1がサンプリングした位置に相当す
る画素の場合は、輝度変化の少ない領域では、撮像素子
5G1によってサンプリングされた位置の画素であって
も、隣接する5Gでサンプリングされた信号によって置
き換える。一方、輝度変化の大きい領域では、撮像素子
5G1によってサンプリングされた信号をそのまま用い
る。この場合、撮像素子5G1上の像が暗いことから信
号の増幅を行う。
【0043】以上のアルゴリズムによると画像の精細度
を決定する輝度変化の大きい領域、すなわち、空間周波
数の高い領域で高密度なサンプリングが行われることに
なるため、高精細な画像を得ることができる。この領域
ではS/Nが低下するが、輝度変化の少ない領域に比
べ、輝度変化の大きい領域ではS/Nの低下が視覚的に
目立ちにくいことから、画像全体的にはS/Nの高い画
像として見ることができる。
【0044】図9に本実施形態3の撮像システムの信号
処理部の構成を示す。図9において、6R、6Bは周波
数変換手段、6Gは信号選択手段、LDは1ライン分の
遅延素子、PDは1画素分の遅延素子、DIF1〜DI
F3は差分器、S-R、S-G、S-B、及びS-G1〜S
-G3はそれぞれ撮像素子5R、5G、5B及び5G1
〜5G3からの信号線である。
【0045】輝度変化の大小は撮像素子5Gからの信号
を用いて判定する。図9に示す構成において、遅延素子
LD、PDにより注目画素(現在出力信号の生成を行っ
ている画素)とその隣接画素間の信号を並列に取り出
し、差分器DIFにより隣接画素間との輝度差をとり輝
度変化の大小を判定する。判定に用いられる画素の位置
関係を図10に示す。図10において、G(n,n)、G(n+1,
n)、G(n,n+1)及びG(n+1,n+1)は撮像素子5Gのサンプリ
ング点、G1(n,n)及びG(n,n+1)は撮像素子5G1のサン
プリング点、G2(n,n)及びG2(n+1,n)は撮像素子5G2の
サンプリング点、G3(n,n)は撮像素子5G3のサンプリ
ング点である。
【0046】いま、出力画像におけるサンプリング点G1
(n,n)の位置に相当する画素の信号を生成する場合につ
いて説明する。この場合は、このサンプリング位置を挾
むG(n,n)及びG(n+1,n)のサンプリング位置の信号の差分
をとり、これが大きい場合は撮像素子5G1からの信号
をこの画素の信号とし、一方、これが小さい場合は撮像
素子5Gからの信号をこの画素の信号とする。
【0047】前記差分は差分器DIF1の出力として得
られるから、この信号を信号選択手段6Gに入力し、信
号選択手段6Gではこの信号レベルの大小に基づいて撮
像素子5G及び5G1からの信号を切り替える。サンプ
リング点G2(n,n)、G3(n,n)等の位置に相当する画素の信
号を生成する場合についてもDIF2、DIF3の信号
を用いて同様に行う。これら選択される複数の信号につ
いては、同一明るさの被写体の場合、信号レベルが同一
となるようそれぞれに増幅機能を適当な個所に配置する
(図9では、簡単のためこれらの増幅器は省略してい
る)。
【0048】本実施形態3でも赤、青成分画像の画素数
は緑成分画像の1/4であるため、周波数変換部で各成
分画像内で補間処理を行い、非サンプリング点の画素を
生成して、出力画素数を緑成分画像と合わせる。
【0049】本実施形態3では、前述のように、高精細
度画像を視覚的なS/Nを劣化させることなく入力する
ことができ、分割光学系により結像させた複数像を撮像
して高精細化を図る方法におけるS/N低下の問題を解
決することができる。
【0050】(実施形態4)本発明の実施形態4の光学
系構成は、前記実施形態2と同じである。また、本実施
形態4では、撮像素子5G上に結像する像の明るさが他
の3つの撮像素子上に結像する像の明るさに対し、3:
1となるよう明るくし、前記実施形態3と同様な出力信
号生成アルゴリズムによりS/Nの高い画像を撮像す
る。
【0051】本実施形態4では、本発明を重畳方式の表
示システムに接続することを目的とするものである。図
11に重畳方式の表示システムの構成とスクリーン上で
の画素配列を示す。図11において、PJ-1〜PJ-4
はプロジェクタ、SCはスクリーン、A〜Dはスクリー
ン上でそれぞれ、プロジェクタPJ-1〜PJ-4により
投影された画像の画素を示す。重畳方式の表示システム
は、図11(a)に示すように、4台のプロジェクタを
用いスクリーン上に画像を重畳表示する。スクリーン上
での画素配列は、図11(b)に示すように、4台のプ
ロジェクタからの画素がインタリーブされる形で配列さ
れる。したがって、原画像を水平、垂直に交互に画素間
引きして4つに分割した画像をそれぞれのプロジェクタ
から投影することにより、通常のプロジェクタに比べ4
倍の画素数での高精細表示が可能である。本実施形態4
では、このような重畳方式の表示システムに接続するた
め色成分画像ごとに4つの画像信号を並列に出力する。
本実施形態4の信号処理手段の構成を図12に示す。図
12において、6R1、6B1は補間処理手段、6G1
〜6G3は信号選択手段、DIF1〜DIF3は差分器
である。また、S-R1〜S-R4は赤成分画像の出力信
号であり、それぞれ図11に示すプロジェクタPJ-1
〜PJ-4の入力信号となる。S0-G1〜S0-G4及
びS-B1〜S-B4は緑及び青成分画像の出力信号であ
り、同様に、それぞれ図11に示すプロジェクタPJ-
1〜PJ-4の入力信号となる。
【0052】本実施形態4の撮像素子で赤及び青成分画
像を撮像する撮像素子5R、5Bのサンプリング位置は
図11(b)に示す出力画像のAの位置に相当するとす
る。そこで、補間処理部6R1、6B1では入力信号を
そのまま出力信号線S-R1、S-B1に出力するととも
に、図11(b)に示す出力画像のB、C、Dの位置に
相当する信号を、Aの位置に相当する入力信号から補間
処理で生成し、それぞれS-R2〜S-R4及びS-B2
〜S-B4に出力する。
【0053】一方、緑成分画像については、4つの撮像
素子5G、5G1、5G2及び5G3で撮像するが、各
々サンプリング位置は、図11(b)に示す出力画像の
それぞれA、B、C、Dの位置に相当するものとする。
ここで、撮像素子5Gが撮像した画像は、前述のように
S/Nの高い画像であるので、この画像信号S-Gはそ
のままS0-G1として出力する。
【0054】図11(b)に示す出力画像のBの位置に
相当する画像は、撮像素子5G1で撮像されるが、この
撮像素子の画像は撮像素子5Gの画像に比べS/Nが低
いため、前記実施形態3と同様に輝度変化の少ない領域
では撮像素子5Gの信号に置き換え、輝度変化の大きい
領域のみ撮像素子5G1の信号を用いる。輝度変化の大
小は差分器DIF1の出力信号レベルで判定する。
【0055】そこで、信号選択器にDIF1の出力信号
を入力し、信号選択器6G1ではこの信号の大小に応じ
て撮像素子5Gと5G1からの信号を選択する。そし
て、選択された信号を出力信号S-G2として出力す
る。この場合、撮像素子5G1上の像が暗いことから、
撮像素子5G1からの信号は増幅を行う(図11では、
簡単のためこれらに必要な増幅器は省略している。以
下、同様)。
【0056】また、図11(b)に示す出力画像のC、
Dの位置に相当する画像信号S-G3、S-G4の生成に
ついても、それぞれ信号選択器6G2、6G3でDIF
2,DIF3からの信号の大小により撮像素子5Gと5
G2、5Gと5G3の信号を選択して出力する。
【0057】本実施形態4では、輝度変化の大きい領域
ではサンプリング密度が高く、また、輝度変化の少ない
領域ではS/Nの高い信号が用いられ、この結果、視覚
的に画像全体として高精細でかつS/Nの高い画像を得
ることができる。
【0058】また、前記実施形態3では、4つの撮像素
子5G、5G1、5G2及び5G3の信号を1本の信号
に合成したが、本実施形態4では、これらを並列に出力
するため、クロックレートをあげることなく高精細な画
像を出力することができる。
【0059】(実施形態5)本発明の実施形態5の光学
系構成は、前記実施形態2と同じである。また、本実施
形態5では、撮像素子5G上に結像する像の明るさが他
の3つの撮像素子上に結像する像の明るさに対し、3:
1となるよう明るくし、撮像素子5GがS/Nの高い信
号が得られるようにする。本実施形態5では、前記撮像
素子5G以外の緑成分画像撮像用の撮像素子からの信号
のS/Nを高めるため、過去nフレームの信号を加算す
る。すなわち、この処理によると、信号レベルはn倍と
なるが、雑音レベルは√n倍にしかならないため、S/
Nを高めることができる。ただし、動領域では過去のフ
レームを用いると動物体が多重像となるため、動領域に
ついては現フレームのみを用いるとし、S/Nの高い5
Gの信号から生成する。
【0060】本実施形態5の信号処理部の概略構成を図
13に示す。図13において、FMはフレームメモリ、
ADD1〜ADD3は加算器、MDは動領域検出器、S
MDは動領域検出器の出力信号である。図13に示すよ
うに、撮像素子5G1〜5G3からの信号に対し、フレ
ームメモリをn枚直列に接続して、各出力信号を加算器
ADD1〜ADD3に入力して過去nフレームの画像信
号を加算する。
【0061】これらの信号と撮像素子5Gからの信号を
信号選択器SWに入力する。信号選択器SWでは、動領
域検出器MDの出力信号SMDを入力し、例えば、出力
画像で撮像素子5G1がサンプリングした位置に相当す
る画素の場合、SMDが大きい場合は、撮像素子5Gか
らの信号を選択し、一方、信号SMDが小さい場合は、
加算器ADD1からの信号を選択する。そして、この選
択した信号を出力する。撮像素子5G2及び5G3がサ
ンプリングした位置に相当する画素の場合についても同
様の方法で信号を選択し、出力する。なお、撮像素子5
Gがサンプリングした位置に相当する画素の信号は、信
号SMDの大小に関係なく、撮像素子5Gからの信号を
選択して出力する。
【0062】本実施形態5では、赤成分画像及び青成分
画像については、画素数を緑成分画像と揃えるため、周
波数変換部6R、6Bで補間処理により非サンプリング
画素を生成する。
【0063】本実施形態5では、静止領域については過
去n枚のフレームの加算で生成するためS/Nを高める
ことができ、また、動領域についてはS/Nの高い撮像
素子5Gの信号を用いるため、結局画面全体で高いS/
Nを達成できる。動領域の精細度は静止領域に比べ、低
下するが、人間の視覚の解像力が動領域に対しては低下
することから、視覚的には精細度の高い画像として見る
ことができる。
【0064】以上の説明においては、本発明の5つの実
施形態を述べたにとどまり、本発明の精神を脱すること
なく種々の変更が可能であることは言うまでもない。例
えば、前記実施形態では、ノンインタレース画像を対象
としているが、インタレース画像にも適応できることは
本発明の原理から明らかである。また、実施形態4は実
施形態3を重畳方式の表示装置に接続できる構成とした
が、実施形態1、2及び5についても同様の変更が可能
なことは明らかである。
【0065】
【発明の効果】本願において開示された発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【0066】(1)従来のマルチセンサ法に比べ、光学
系が簡略化、小型化でき、かつ高精細なカラー画像を撮
像することができる。
【0067】(2)従来のマルチセンサ法では、光路分
割により各撮像素子上に結像する光学像が暗く、S/N
が低下するという問題があったが、本発明では高S/N
な画像をかつ高精細に撮像することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の光学系の概略構成を示す
模式図である。
【図2】本実施形態1の光学系で用いる分割光学系の概
略構成を示す図である。
【図3】本実施形態1の光学系で用いる分割光学系の概
略構成を示す図である。
【図4】本実施形態1の撮像素子の相対的な光電変換部
の位置を示す図である。
【図5】本発明の実施形態2の光学系の概略構成を示す
模式図である。
【図6】本実施形態2の光学系で用いる分割光学系の概
略構成を示す図である。
【図7】本実施形態2の撮像素子の相対的な光電変換部
の位置を示す図である。
【図8】本発明の実施形態3で出力画像を生成するため
のアルゴリズムを説明するための図である。
【図9】本実施形態3の信号処理部の概略構成を示すブ
ロック構成図である。
【図10】本実施形態3で注目画素付近の輝度変化の大
小を判定するために用いられる画素の位置関係を示す図
である。
【図11】重畳方式の表示システムの構成とスクリーン
上での画素配列を示す図である。
【図12】本発明の実施形態4の信号処理部の概略構成
を示すブロック構成図である。
【図13】本発明の実施形態5の信号処理部の概略構成
を示すブロック構成図である。
【図14】従来の撮像システムの基本構成図である。
【図15】撮像素子の平面図である。
【図16】3板式撮像システムの光学系構成図である。
【図17】従来のマルチセンサ法の光学系構成図であ
る。
【符号の説明】
1…レンズ、2〜4,21〜41…分割光学系、5,5
W1〜5W3,5R,5G,5B,5G1〜5G3…撮
像素子、51…画素、52…画素内の光電変換手段、6
R,6B…周波数変換手段、6G,6G1〜6G3…信
号選択手段、6R1,6B1…補間処理手段、W1〜W
3,R,G,B,5G1〜5G3,5R,5G,5B…
撮像素子の光電変換部の相対的位置、LD…1ライン分
の遅延素子、LR…赤成分光、LG…緑成分光、LB…
青成分光、PD…1画素分の遅延素子、DIF1〜DI
F3…差分器、S-R,S-G,S-B,S-G1〜S-G
3…撮像素子からの信号線、G(n,n),G(n+1,n),G
(n,n+1),G(n+1,n+1),G1(n,n),G(n,n+1),G
2(n,n),G2(n+1,n)…撮像素子のサンプリング
点、PJ-1〜PJ-4…プロジェクタ、SC…スクリー
ン、S-R1〜S-R4…赤成分画像の出力信号、FM…
フレームメモリ、ADD1〜ADD3…加算器、MD…
動領域検出器、SMD…動領域検出器の出力信号。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体をレンズと撮像素子を用いて撮像
    する撮像方法において、前記被写体像を第1の分割光と
    第2の分割光とに分解する第1の分割過程と、該第1の
    分割過程の第1の分割光を3分割以上に強度分割する第
    2の分割過程と、前記第2の分割光を複数の色成分に分
    割する第3の分割過程とを備えることを特徴とする撮像
    方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の分割過程により緑色成分光の
    みを分割することを特徴とする請求項1に記載の撮像方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第2の分割過程により分割される各
    分割光の強度のうち少なくとも1つが他よりも大きくな
    るようにすることを特徴とする請求項1に記載の撮像方
    法。
  4. 【請求項4】 被写体をレンズと撮像素子を用いて撮像
    する撮像装置において、前記被写体像を第1の分割光と
    第2の分割光とに分解する第1の分割手段と、前記第1
    の分割光を3分割以上に強度分割する第2の分割手段
    と、前記第2の分割光を複数の色成分に分割する第3の
    分割手段とを備えたを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の分割手段が緑色成分光のみを
    分割することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の分割手段により分割された各
    分割光の強度のうち少なくとも1つが他よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
JP8282224A 1996-10-24 1996-10-24 撮像方法及び装置 Pending JPH10136394A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8282224A JPH10136394A (ja) 1996-10-24 1996-10-24 撮像方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8282224A JPH10136394A (ja) 1996-10-24 1996-10-24 撮像方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10136394A true JPH10136394A (ja) 1998-05-22

Family

ID=17649681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8282224A Pending JPH10136394A (ja) 1996-10-24 1996-10-24 撮像方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10136394A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002031787A (ja) * 2000-07-17 2002-01-31 Seiko Epson Corp 光変調装置の位置調整装置および調整方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002031787A (ja) * 2000-07-17 2002-01-31 Seiko Epson Corp 光変調装置の位置調整装置および調整方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950014509B1 (ko) 복수의 광학계를 구비한 촬상 장치
EP0660616B1 (en) Color sequential electronic camera
US5414465A (en) Luminance signal generator with interpolation
US20020057845A1 (en) Dynamic range extension for CMOS image sensors
US4768085A (en) Image sensing apparatus
US5978023A (en) Color video camera system and method for generating color video signals at increased line and/or frame rates
US7379105B1 (en) Multi-standard video image capture device using a single CMOS image sensor
US5694165A (en) High definition image taking apparatus having plural image sensors
US4507679A (en) Color TV camera with four-port prism
JP2015128215A (ja) 固体撮像装置及びそれを用いた撮像システム
JPS61129994A (ja) ビデオカメラ装置
JPH0724422B2 (ja) カラーテレビカメラの輝度信号作成回路
US4516154A (en) Solid state color imaging system
JP2505160B2 (ja) 固体カラ−撮像装置
EP1395062A1 (en) Color image pickup device
JPH10136394A (ja) 撮像方法及び装置
JP2540329B2 (ja) テレビジヨン用フイルム走査装置
JP3397397B2 (ja) 撮像装置
JPS60194889A (ja) カラ−固体撮像装置
JPH09163210A (ja) 撮像システム
JPH0250675B2 (ja)
JPS6351437B2 (ja)
JP3733182B2 (ja) 撮像装置および縦縞除去方法
JPH01138875A (ja) カラーテレビカメラ
JP3728075B2 (ja) 撮像方法及び撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041012