JPH10133848A - パーソナルコンピュータおよびコマンド制御方法 - Google Patents

パーソナルコンピュータおよびコマンド制御方法

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JPH10133848A
JPH10133848A JP8285153A JP28515396A JPH10133848A JP H10133848 A JPH10133848 A JP H10133848A JP 8285153 A JP8285153 A JP 8285153A JP 28515396 A JP28515396 A JP 28515396A JP H10133848 A JPH10133848 A JP H10133848A
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command
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phrase
input
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JP8285153A
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Misako Sato
美佐子 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】単一の音声に応答して複数のコマンドを発行す
ることによって作業効率を向上させるパーソナルコンピ
ュータを提供する。 【解決手段】音声コマンドユーティリティプログラム3
1は、音声コマンド登録モジュール311により、複数
のコマンドからなるコマンド列を単一の語句に対応づけ
て音声コマンドテーブル32に登録する。一方、音声コ
マンドユーティリティプログラム31は、サウンドデバ
イスドライバ36が備えるバッファにユーザの音声信号
が蓄積された際、音声コマンド発行モジュール312
が、音声認識エンジン33にその蓄積された音声信号に
最も適合する語句を抽出させ、この抽出した語句に対応
するコマンド列を音声コマンドテーブル32を参照して
知得し、この知得したコマンド列に含まれるコマンドを
順次発行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声認識機能を
備えて音声によるコマンドの投入をサポートするパーソ
ナルコンピュータおよびコマンド制御方法に係り、特に
単一の音声に応答して複数のコマンドを発行することに
よって作業効率を向上させるパーソナルコンピュータお
よびコマンド制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータの普及は目覚まし
く、この普及に伴なって種々のパーソナルコンピュータ
が開発されてきている。これらのパーソナルコンピュー
タでは、その操作性を向上させるために、キーボードか
らコマンドを入力するといった文字ベースのインタフェ
ースのみならず、ディスプレイに表示された絵の上で、
マウス、ポインティングスティックおよびトラックボー
ルなどのポインティングデバイスを操作することによっ
てインタフェースをとるといったGUI(Graphi
cal User Interface)機能を備える
ものが主流となってきている。
【0003】また、最近では、様々な機器のマンマシン
インターフェースとして、音声認識システムが研究さ
れ、音声を用いてコマンドを投入するといったパーソナ
ルコンピュータも実用化されている。これによりユーザ
は、文字通り対話によってパーソナルコンピュータを操
作することが可能となり、その操作性は飛躍的に向上し
ている。また、この音声によるコマンド入力機能は、シ
ステムに補助的に備えられるものであり、必ずしもすべ
てのコマンドを音声を用いて入力しなければならないと
いったものではない。したがって、たとえばアプリケー
ションプログラムの起動および終了などといった比較的
使用頻度の高い操作指示のみを音声を用いて行ない、一
方、複雑な操作指示については、従前通りにキーボード
からコマンドを入力する、またはポインティングデバイ
スを用いて行なうなどといったような使い分けを行なう
ことによって、システムの規模を必要以上に大きくする
ことを防止できる。
【0004】しかしながら、従来のコマンドをベースと
したアプリケーションプログラムでは、1つのコマンド
が入力された際、そのコマンドに対応する1つの動作を
実行することが基本となっている。これに伴ない、従来
の音声認識システムを適用したパーソナルコンピュータ
では、単一のコマンドと単一の音声(語句)とを一対に
して管理していた。このため、慣用的に一定の順番で用
いられる複数のコマンドをその順番通りに発行する場合
であっても、ユーザは個々のコマンドをそれらのコマン
ドに対応した語句で1つ1つ順番に発声しなければなら
ず、使い勝手が非常に悪いといった問題があった。たと
えば、ファイルをオープンするといった使用頻度の高い
操作指示についても、ユーザは、「ファイル」と発声し
た後にさらに「開く」と発声するといったように、個々
のコマンドに対応した語句で1つ1つ順番に発声しなけ
ればならない。一方、システム側においても、より多く
の音声を認識していかなければならないということは、
誤認識を発生させる機会を増加させてしまうことにつな
がるため、好ましいことではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の音
声によるコマンドの投入をサポートするパーソナルコン
ピュータでは、単一のコマンドと単一の語句とを一対に
して管理していたために、慣用的に一定の順番で用いら
れる複数のコマンドをその順番通りに発行する場合(使
用頻度の高い操作指示を行なう場合)であっても、ユー
ザに個々のコマンドをそれらのコマンドに対応した語句
で1つ1つ順番に発声させなければならないといった問
題があった。
【0006】この発明は、このような実情に鑑みてなさ
れたものであり、単一の音声に応答して複数のコマンド
を発行することによって作業効率を向上させるパーソナ
ルコンピュータおよびコマンド制御方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のパーソナルコ
ンピュータは、発行順が定められた少なくとも一つ以上
のコマンドからなるコマンド列とそのコマンド列の機能
を言語的に示した語句とを対応づけて管理するコマンド
テーブルと、音声を入力する音声入力手段と、この音声
入力手段により入力された音声を認識して適合する語句
を抽出する音声認識手段と、この音声認識手段により抽
出された語句に対応するコマンド列を前記コマンドテー
ブルから知得して、このコマンド列に含まれるコマンド
を順次発行していくコマンド発行手段とを具備し、単一
の音声に応答して複数のコマンドを発行することを特徴
とする。
【0008】この発明のパーソナルコンピュータにおい
ては、たとえば「おーぷん」といった語句(読み)と、
「ファイル」および「開く」(双方ともにメニューコマ
ンドであるものとする)からなるコマンド列とを予め対
応づけてコマンドテーブルに登録しておく。
【0009】すなわち、ユーザは、ファイルをオープン
するときに、「ファイル」と発声した後にさらに「開
く」と発声するといったことを行なわなくとも、「おー
ぷん」と発声するのみで「ファイル」および「開く」双
方のコマンドが順番に発行されることになり、作業効率
を飛躍的に向上させるとともに、誤認識を発生させる機
会を大幅に減少させることが可能となる。
【0010】また、この発明のパーソナルコンピュータ
は、前記コマンド列と語句とを入力させるための入力画
面を表示し、この入力画面上で入力されたコマンド列と
語句とを対応づけて前記コマンドテーブルに登録する登
録手段をさらに具備してなることを特徴とする。
【0011】この発明のパーソナルコンピュータにおい
ては、ユーザは、画面を介して任意のコマンド列を任意
の語句と組み合わせてコマンドテーブルに登録すること
ができるため、ユーザのレベルや運用形態に柔軟に対応
することが可能となる。
【0012】なお、この登録手段は、入力されたコマン
ド列と語句とを、入力画面を表示するときにアクティブ
状態であったアプリケーションプログラムに関連づけて
コマンドテーブルに登録する手段を具備することが好ま
しい。また、登録手段は、入力画面を表示するときにア
クティブ状態であったアプリケーションプログラムに設
定されたメニューコマンドを取得し、この取得したメニ
ューコマンドに対応する語句を入力画面により入力させ
る手段を具備することが好ましい。これにより、ユーザ
の各種設定作業の省力化を図ることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1は、同実施形態に係るパー
ソナルコンピュータの機器構成を示す図である。図1に
示したように、同実施形態の携帯型情報機器は、CPU
11、システムコントローラ12、システムメモリ1
3、BIOS−ROM14、キーボードコントローラ
(KBC)15、サウンドコントローラ18、磁気ディ
スク装置(HDD)20および表示コントローラ21を
備えている。
【0014】CPU11は、システムメモリ13に格納
されたオペレーティングシステムやユーティリティを含
むアプリケーションプログラムを実行制御する。システ
ムコントローラ12は、このシステム内のメモリやI/
Oを制御するためのゲートアレイである。そして、シス
テムメモリ13は、CPU11によって実行制御される
オペレーティングシステムや、ユーティリティを含むア
プリケーションプログラムおよびアプリケーションプロ
グラムによって作成されたユーザデータなどを格納す
る。
【0015】BIOS−ROM14は、システム−BI
OSおよびVGA−BIOSを記憶するためのものであ
り、プログラム書き替えが可能なようにフラッシュメモ
リによって構成されている。
【0016】キーボードコントローラ15は、キーボー
ド(KB)16やマウス17などを制御するためのもの
であり、キーボード16のキーマトリクスをスキャンし
て押下キーに対応する信号を受けとり、それを所定のキ
ーコード(スキャンコード)に変換する。また、このキ
ーボードコントローラ15は、専用のプロセッサを用い
てマウス17を制御する機能を有している。
【0017】サウンドコントローラ18は、PCM音源
や音声信号のデジタル信号処理回路などを備えており、
このサウンドコントローラ18には、マイク19が接続
されるマイク端子のほか、ライン入力端子、ライン出力
端子およびヘッドホン端子が接続されている。したがっ
て、ユーザが発声する音声は、このサウンドコントロー
ラ18を介してシステム内に取り込まれることになる。
【0018】磁気ディスク装置(HDD)20は、シス
テムメモリ13との間でデータを送受信する大容量の2
次記憶装置である。なお、本発明の特徴であるコマンド
列と語句とを対応づけるテーブルは、この磁気ディスク
装置20上または前述したシステムメモリ13に確保さ
れる。そして、表示コントローラ21は、LCD23や
CRT24を表示制御するためのものであり、CPU1
1から表示データを受け取って、それをVRAM22に
書き込む。
【0019】図2には、このような機器構成をもつ同実
施形態のパーソナルコンピュータの機能ブロックが示さ
れている。図2に示したように、同実施形態のパーソナ
ルコンピュータは、オペレーティングシステム30がシ
ステム全体の制御を司る。そして、このオペレーティン
グシステム30の制御下で、音声コマンドユーティリテ
ィプログラム31、音声認識エンジン33およびサウン
ドデバイスドライバ36がそれぞれ動作する。
【0020】音声コマンドユーティリティプログラム3
1は、マイク19を介して取り込まれたユーザの音声に
応じてコマンドを発行するためのプログラムであり、ユ
ーザの音声に対していずれのコマンドを発行すべきか判
定するために用いられる音声コマンドテーブル32に各
種情報を登録する音声コマンド登録モジュール311
と、この音声コマンド登録モジュール311によって各
種情報が登録された音声コマンドテーブル32を参照し
て、ユーザの音声に対応したコマンドを発行する音声コ
マンド発行モジュール312とを含んでなる。
【0021】音声コマンド登録モジュール311は、起
動されると、その時点でアクティブ状態にあるアプリケ
ーションプログラムに設定されたメニューコマンドの引
き渡しをオペレーティングシステム30に対して要求す
る。ここでいうメニューコマンドとは、アプリケーショ
ンプログラムの操作の効率化を図るために、操作指示の
選択肢として画面上に設定されるメニュー項目に対応し
たコマンドをいう。そして、音声コマンド登録モジュー
ル311は、オペレーティングシステム30からメニュ
ーコマンドが引き渡されると、その取得したメニューコ
マンドを含め、少なくとも1つ以上のコマンドからなる
コマンド列と、そのコマンドに対応づけられる語句とを
ユーザに入力させるための画面をCRT24に表示する
旨をオペレーティングシステム30に対して要求する。
図3には、このときに表示される入力画面の例が示され
ている。
【0022】図3に示した例では、「アプリケーション
a」がアクティブ状態であったことがわかる。そして、
この「アプリケーションa」には、メニュー項目(メニ
ューコマンド)として、「元のサイズに戻す」、「ファ
イル」および「新規作成」などが設定されていることが
わかる。
【0023】ここで、たとえばメニュー項目である「新
規作成」に対してなんらかの語句を登録するとした場
合、ユーザは、「新規作成」を選択指示し、入力フィー
ルド41に所望の読み(「しんきにゅうりょく」とす
る)を入力して、登録操作を行なう。このメニュー項目
の場合は、行なうべき動作はすでに定められており、当
然にコマンド列などの入力は必要としない。そして、音
声コマンド登録モジュール311は、この「新規作成」
というメニュー項目およびその動作(所定のコマンド
列)に対し「しんきにゅうりょく」といった語句を対応
づけて、音声コマンドテーブル32に登録する。なお、
図3に示す表示マーク42は、すでに読みが登録されて
いるメニュー項目に対して付与されるものである。
【0024】ユーザによって発行される主要なコマンド
のほとんどは、メニュー項目として設定されている。し
たがって、このようにアプリケーションプログラムに設
定されたメニュー項目を設定画面上に自動的に取り込む
ことにより、ユーザによる音声コマンドの設定作業を大
幅に省力化することが可能となる。
【0025】また、音声コマンド登録モジュール311
は、メニュー項目以外においても、ユーザが任意に設定
するコマンド列と語句とを対応づけて音声コマンドテー
ブル32に登録することができ、このようなコマンド
は、ユーザコマンドとして取り扱われる。図4には、こ
のユーザコマンドを設定するときに表示される入力画面
の例が示されている。
【0026】図4では、「ビットマップ編集」というユ
ーザコマンドを設定する例を示している。ここでは、ユ
ーザは、入力フィールド43に所望のコマンド名(ビッ
トマップ編集)、入力フィールド41に所望の読み(へ
んしゅう)、および入力フィールド44に所望の動作、
すなわち発行されるべきコマンド列(「編集」,「ビッ
トマップ」,「イメージ」,「オブジェクト」,「編
集」)をそれぞれ入力して、登録操作を行なう。そし
て、音声コマンド登録モジュール311は、これらの入
力項目を対応づけて、音声コマンドテーブル32に登録
する。図5には、音声コマンドテーブル32の記憶形式
を示す概念図が示されている。図5に示したように、単
一の語句(読み)に複数のコマンド(動作)を対応づけ
て管理することが、同実施形態の特徴とするところであ
る。また、この音声コマンドテーブル32では、たとえ
ばアドレスやインデックスを管理するなどにより、アプ
リケーション単位に音声コマンドを管理する。
【0027】一方、音声コマンド発行モジュール312
は、サウンドデバイスドライバ36が備えるバッファを
監視することによって、予め設定されたしきい値を越え
るレベルの音声入力を検知し、音声コマンド発行処理を
実行する。サウンドデバイスドライバ36は、サウンド
コントローラ18を駆動制御するものであり、マイク1
9およびサウンドコントローラ18を介して取り込まれ
た音声信号を巡回して蓄積するバッファを備えている。
【0028】音声コマンド発行モジュール312は、予
め設定されたしきい値を越えるレベルの音声入力を検知
すると、その検知対象となった音声信号が保持されるバ
ッファ内のアドレスを音声認識エンジン33に引き渡
す。このアドレスを受け取った音声認識エンジン33
は、標準パターン音声辞書35を参照することにより、
そのアドレスで示される音声信号に最も合致する語句
(読み)を抽出する。そして、音声認識エンジン33
は、この抽出した語句を検索キーにグラマーテーブル3
4を検索し、その抽出した語句に対応するコマンド名を
検出して音声コマンド発行モジュール312に返却す
る。このグラマーテーブル34は、音声コマンドテーブ
ル32に基づいて作成される高速検索処理用のテーブル
であり、少なくとも語句とコマンド名との対応関係が含
まれる。
【0029】そして、このコマンド名を返却された音声
コマンド発行モジュール312は、このコマンド名を検
索キーに音声コマンドテーブル32を検索し、そのコマ
ンド名に対応づけられたコマンド列に含まれるコマンド
の発行を順次実行する。
【0030】これにより、ユーザは、単一の音声を発声
するのみで複数のコマンドを発行させることができ、そ
の作業効率を飛躍的に向上させることが可能となる。次
に、図6および図7を参照して同実施形態のパーソナル
コンピュータの動作手順を説明する。
【0031】図6はコマンド列と語句とを対応づけて登
録するときの動作を説明するためのフローチャートであ
る。音声コマンドの設定が指示されると、音声コマンド
登録モジュール311は、アクティブ状態にあるアプリ
ケーションプログラム名の引き渡しをオペレーティング
システム30に要求する(ステップA1)。そして、音
声コマンド登録モジュール311は、オペレーティング
システム30からアクティブ状態にあるアプリケーショ
ンプログラム名を受け取ると、今度はこのアプリケーシ
ョンプログラムに設定されたメニュー項目の引き渡しを
オペレーティングシステム30に要求する(ステップA
2)。そして、音声コマンド登録モジュール311は、
この引き渡されたメニュー項目を表示し(ステップA
3)、このメニュー項目に対応する語句が登録されてい
るか否かを判定するために音声コマンドテーブル32内
を検索する(ステップA4)。メニュー項目に対応する
語句がすでに登録されていた場合(ステップA5の
Y)、音声コマンド登録モジュール311は、その旨を
示す表示マークを表示する(ステップA6)。
【0032】そして、ユーザにより登録指示が行なわれ
ると(ステップA7)、音声コマンド登録モジュール3
11は、各種入力フィールドに入力された項目を対応づ
けて音声コマンドテーブル32に登録する。このとき、
音声コマンド登録モジュール311は、ユーザの設定に
応じて複数のコマンドを単一の語句に対応づけて音声コ
マンドテーブル32に登録する。
【0033】図7は入力された音声に応答してコマンド
を発行するときの動作を説明するためのフローチャート
である。音声コマンド発行モジュール312が、音声の
入力を検知すると(ステップB1)、音声認識エンジン
33が、この入力された音声に最も合致する語句を抽出
する(ステップB2)。そして、音声認識エンジン33
は、この抽出した語句を検索キーにグラマーテーブル3
4を検索する(ステップB3)。そして、音声認識エン
ジン33は、検索が成功した場合(ステップB4の
Y)、その語句に対応するコマンド名を検出して音声コ
マンド発行モジュール312に返却する。そして、この
コマンド名を返却された音声コマンド発行モジュール3
12は、このコマンド名を検索キーに音声コマンドテー
ブル32を検索し、そのコマンド名に対応づけられたコ
マンド列に含まれるコマンドの発行を順次実行する(ス
テップB5)。
【0034】これにより、単一の音声に応答して複数の
コマンドを発行することが可能となり、作業効率を飛躍
的に向上させるとともに、誤認識を発生させる機会を大
幅に減少させることが可能となる。
【0035】なお、同実施形態に記載したコマンド制御
の手法は、コンピュータに実行させることのできるプロ
グラムとして、フロッピィディスクやハードディスクな
どの磁気ディスク、CD−ROMやDVDなどの光ディ
スクおよび半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布
することが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、単一の語句に複数のコマンドを対応づけるために、
ユーザは単一の音声で複数のコマンドを発行させること
が可能となり、作業効率を飛躍的に向上させるととも
に、誤認識を発生させる機会を大幅に減少させることが
可能となる。
【0037】また、アプリケーションプログラムに設定
されたメニューコマンドを設定画面上に自動的に取り込
むことにより、ユーザによる各種設定作業を大幅に省力
化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るパーソナルコンピュ
ータの機器構成を示す図。
【図2】同実施形態のパーソナルコンピュータの機能ブ
ロックを示す図。
【図3】同実施形態の音声コマンドを設定するための画
面を例示する図。
【図4】同実施形態の音声コマンドを設定するための画
面を例示する図。
【図5】同実施形態の音声コマンドテーブルの記憶形式
を示す概念図。
【図6】同実施形態のコマンド列と語句とを対応づけて
登録するときの動作を説明するためのフローチャート。
【図7】同実施形態の入力された音声に応答してコマン
ドを発行するときの動作を説明するためのフローチャー
ト。
【符号の説明】
11…CPU、12システムコントローラ、13…シス
テムメモリ、14…BIOS−ROM、15…キーボー
ドコントローラ(KBC)、16…キーボード(K
B)、17…マウス、18…サウンドコントローラ、1
9…マイク、20…磁気ディスク装置(HDD)、21
…表示コントローラ、22…VRAM、23…LCD、
24…CRT、30…オペレーティングシステム、31
…音声コマンドユーティリティプログラム、311…音
声コマンド登録モジュール、312…音声コマンド発行
モジュール、32…音声コマンドテーブル、33…音声
認識エンジン、34…グラマーテーブル、35…標準パ
ターン音声辞書、36…サウンドデバイスドライバ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発行順が定められた少なくとも一つ以上
    のコマンドからなるコマンド列とそのコマンド列の機能
    を言語的に示した語句とを対応づけて管理するコマンド
    テーブルと、 音声を入力する音声入力手段と、 この音声入力手段により入力された音声を認識して適合
    する語句を抽出する音声認識手段と、 この音声認識手段により抽出された語句に対応するコマ
    ンド列を前記コマンドテーブルから知得して、このコマ
    ンド列に含まれるコマンドを順次発行していくコマンド
    発行手段とを具備し、 単一の音声に応答して複数のコマンドを発行することを
    特徴とするパーソナルコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記コマンド列と語句とを入力させるた
    めの入力画面を表示し、この入力画面上で入力されたコ
    マンド列と語句とを対応づけて前記コマンドテーブルに
    登録する登録手段をさらに具備してなることを特徴とす
    る請求項1記載のパーソナルコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記コマンドテーブルは、個々のアプリ
    ケーションプログラムに関連づけて前記コマンド列と語
    句とを管理し、 前記登録手段は、前記入力されたコマンド列と語句と
    を、前記入力画面を表示するときにアクティブ状態であ
    ったアプリケーションプログラムに関連づけて前記コマ
    ンドテーブルに登録する手段を具備してなることを特徴
    とする請求項2記載のパーソナルコンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記登録手段は、前記入力画面を表示す
    るときにアクティブ状態であったアプリケーションプロ
    グラムに設定されたメニューコマンドを取得し、この取
    得したメニューコマンドに対応させる語句を前記入力画
    面により入力させる手段を具備してなることを特徴とす
    る請求項3記載のパーソナルコンピュータ。
  5. 【請求項5】 発行順が定められた少なくとも一つ以上
    のコマンドからなるコマンド列とそのコマンド列の機能
    を言語的に示した語句とを対応づけて保持するコマンド
    テーブルを有してなるパーソナルコンピュータのコマン
    ド制御方法において、 音声を入力し、 この入力した音声を認識して適合する語句を抽出し、 この抽出された語句に対応するコマンド列を前記コマン
    ドテーブルから知得して、このコマンド列に含まれるコ
    マンドを順次発行していくことを特徴とするコマンド制
    御方法。
  6. 【請求項6】 発行順が定められた少なくとも一つ以上
    のコマンドからなるコマンド列とそのコマンド列の機能
    を言語的に示した語句とを対応づけて保持するコマンド
    テーブルを有してなるパーソナルコンピュータのコマン
    ド制御方法において、 前記コマンド列と語句とを入力させるための入力画面を
    表示し、この入力画面上で入力されたコマンド列と語句
    とを対応づけて前記コマンドテーブルに登録しておき、 音声を入力し、 この入力した音声を認識して適合する語句を抽出し、 この抽出された語句に対応するコマンド列を前記コマン
    ドテーブルから知得して、このコマンド列に含まれるコ
    マンドを順次発行していくことを特徴とするコマンド制
    御方法。
  7. 【請求項7】 発行順が定められた少なくとも一つ以上
    のコマンドからなるコマンド列とそのコマンド列の機能
    を言語的に示した語句とを対応づけて保持するコマンド
    テーブルを有してなるパーソナルコンピュータ上でコマ
    ンド制御を行なうプログラムであって、 音声を入力し、 この入力した音声を認識して適合する語句を抽出し、 この抽出された語句に対応するコマンド列を前記コマン
    ドテーブルから知得して、このコマンド列に含まれるコ
    マンドを順次発行していくようにコンピュータを制御す
    るためのプログラムを格納したコンピュータ読取可能な
    記憶媒体。
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