JPH10132577A - 光ファイバジャイロ - Google Patents

光ファイバジャイロ

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JPH10132577A
JPH10132577A JP29140196A JP29140196A JPH10132577A JP H10132577 A JPH10132577 A JP H10132577A JP 29140196 A JP29140196 A JP 29140196A JP 29140196 A JP29140196 A JP 29140196A JP H10132577 A JPH10132577 A JP H10132577A
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JP
Japan
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temperature
light source
unit
characteristic storage
storage unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP29140196A
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English (en)
Inventor
Ryuji Usui
竜治 臼井
Aritaka Ono
有孝 大野
Kenichi Okada
健一 岡田
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スケールファクタk∝1/λ(λは光源波
長)を光源温度の変動に応じて正確に温度補正する。 【解決手段】 温度補正手段6では光源波長λの温度変
動に応じてスケールファクタk∝1/λを補正し、その
補正したスケールファクタkをジャイロ信号ωに乗算し
て入力角速度の検出出力を得る。この発明では、光源の
駆動電流計測手段11と、駆動電流対温度特性記憶部1
2と、温度対波長特性記憶部7を備え、温度補正手段6
がそれらのデータに基づいて、スケールファクタkを補
正する。電流の代りに電力計測手段13及び電力対温度
特性記憶部14を設けることもできる。或いは電流対温
度特性記憶部12の代りに電流対波長特性記憶部を設け
てもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光ファイバジャイ
ロに関し、特に光源波長の温度変動の補償技術に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバジャイロは図4に示す
ように、光源1と、光源の光量が一定となるように光源
1を駆動する光源安定化回路2とが設けられる。光源1
内にはレーザダイオード1aと光量モニタ1b等が収容
され、光源安定化回路2は光量モニタ1bのモニタ出力
が一定となるようにレーザダイオード1aの駆動電流を
制御している。
【0003】光源1の光は光ファイバコイルを含む光学
部3に入射し、光学部3の出力光は光電変換部4に入射
して、電気信号に変換される。光学部3の出力光は入力
角速度に比例したサニャック位相差(光ファイバコイル
の左回り光と右回り光との間の位相差)を有するので、
光電変換した電気信号を信号処理部5に入力して、入力
角速度に比例したジャイロ信号ωを得る。このジャイロ
信号ωは温度補正手段6に入力され、スケールファクタ
kと乗算されて、角速度Ωが求められる。即ち、 Ω=ω×k …(1) スケールファクタkは次式で与えられる。
【0004】 k=4πRL/cλ …(2) 上式において、Rは光ファイバコイルの半径、Lはコイ
ル長、cは光速、λは光源波長である。ところで、光源
1の温度Tは周囲温度や駆動電流によってT′に変化す
る。光源の温度変化に対して(2)式の半径R、コイル
長Lはほぼ一定であるが光源波長λはλ′に変化する。
そのためジャイロ信号ωはω′に変化してしまう。一
方、温度補正手段6の内部または外部に光源1の温度対
波長特性記憶部7が設けられ、光源1の近傍に温度モニ
タ8が設けられており、温度補正手段6では、温度モニ
タ8で検出された光源の温度変化データ(T→T′)と
温度対波長特性記憶部7の記憶データとによって、光源
温度T′に対応する波長λ′を求め、このλ′より温度
補正したスケールファクタ k′=4πRL/cλ′ …(3) を求めて、ジャイロ信号ω′と乗算して、温度補正した
角速度測定値Ω′を外部に出力する。
【0005】次に簡単な例をあげて説明しよう。いま、
入力角速度Ωin=10°/s、光源温度をT、ジャイ
ロ信号をω=1、スケールファクタk=10、検出した
角速度をΩ≒10°/sとする。光源温度がT′に変化
したときのジャイロ信号をω′=1.6、温度補正され
たスケールファクタをk′≒6.25とすると、補正後
の検出出力はΩ′=ω′×k′≒1.6×6.25=1
0°/sとなり、光源の温度変動が補正される。
【0006】温度対波長特性記憶部7に予めデータを記
憶させる必要があるので、高精度の温度計測器及び波長
計測器を用いて、予め温度対波長特性ができるだけ正確
に取得される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】光源のレーザダイオー
ド1aのチップサイズは数百ミクロンのオーダであり、
極めて小さいので、直接その温度を検出できないので、
周囲の部材を介して温度を検出しなければならない。し
かしながらレーザダイオードチップと温度測定器との間
における熱勾配が非線形のため、実稼動中のチップ自身
の微小な温度変化を温度モニタ8で精度よく測定するの
は困難であり、測定値には可なりの誤差が存在する。こ
の大きな誤差を持つ温度データを用いて温度対波長特性
記憶部7より求めた波長データには可なりの誤差が含ま
れる。よって、従来の技術では、スケールファクタkを
精度よく温度補正できない欠点があった。
【0008】この発明は、上記従来の問題を解決して、
スケールファクタを従来より高精度で温度補正できるよ
うにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の発明は、光源と、その光源の光量が一
定となるように光源を駆動する光源安定化回路と、光フ
ァイバコイルを有し、光源の光が入射する光学部と、そ
の光学部より出射される光を電気信号に変換する光電変
換部と、その光電変換部の出力を信号処理して、入力角
速度に対応するジャイロ信号(ω)を出力する信号処理
部と、光源波長(λ)の温度変動に応じてスケールファ
クタk∝(1/λ)を補正し、その補正したスケールフ
ァクタkをジャイロ信号(ω)に乗算して、入力角速度
の検出出力を得る温度補正手段とを具備する光ファイバ
ジャイロに関する。
【0010】請求項1の発明では特に、光源の駆動電流
計測手段と、光源に関する駆動電流対温度特性記憶部及
び温度対波長特性記憶部が備えられる。そして、温度補
正手段が、駆動電流計測手段の計測電流値と、駆動電流
対温度特性記憶部及び温度対波長特性記憶部のデータと
に基づいて、スケールファクタkを補正する。 (2)請求項2の発明では、前記(1)において、温度
補正手段がデータを参照する駆動電流計測手段及び駆動
電流対温度特性記憶部に代えて、光源に関する駆動電力
計測手段及び駆動電力対温度特性記憶部が設けられる。
【0011】(3)請求項3の発明では、前記(1)に
おいて、温度補正手段がデータを参照する駆動電流対温
度特性記憶部に代えて、光源に関する駆動電流対波長特
性記憶部が設けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1の実施例を参照して、発明の
実施の形態を説明する。図1には図4と対応する部分に
同じ符号を付け、重複説明は省略する。請求項1の発明
では、図1Aに示すように、光源の駆動電流計測手段1
1が設けられる。また駆動電流対温度特性記憶部12が
温度補正手段6の内部または外部に設けられる。温度補
正手段6では、駆動電流計測手段11の計測電流値Iよ
り、これに対応する駆動電流対温度特性記憶部12の温
度データTを求め、更にこの温度データTに対応する温
度対波長特性記憶部7の波長データλを求めて、(2)
式より、温度補正したスケールファクタkを求め、これ
より角速度Ω=ω×kを求める。
【0013】この発明では、温度対波長特性記憶部7及
び電流対温度特性記憶部12に予めデータを記憶させる
必要があるので、光源の温度を変化させたときの温度対
波長特性及び電流対温度特性が予め高精度で測定され
る。光ファイバジャイロ内に設けた電流計測手段11に
よって、稼動中の光源の温度変動に対応した電流変化を
比較的精度よく検出できるので、温度補正手段6におい
てスケールファクタkを従来より精度よく温度補正でき
る。
【0014】なお図1Aに点線で示すように従来と同様
の温度モニタ8を設け、その温度データを電流対温度特
性記憶部より求めた温度データの補助に使用して、温度
データの信頼性を高めるようにしてもよい。請求項2の
発明では、図1Bに示すように、図1Aにおいて温度補
正手段6がデータを参照する駆動電流計測手段11及び
駆動電流対温度特性記憶部12に代えて、光源1に関す
る駆動電力計測手段13及び駆動電力対温度特性記憶部
14が設けられる。駆動電力対温度特性記憶部14には
予め測定した電源温度を変動させた時のデータが記憶さ
れている。
【0015】駆動電力計測手段13はこの例では、図1
Aで用いたと同じ電流計測手段11と、レーザダイオー
ド1aの端子電圧を測定する電圧計測手段15とそれら
より検出された電流値I及び電圧値Vを乗算して駆動電
力Pを演算する乗算手段16とにより構成される。駆動
電力計測手段13によっても、電源温度の変動に対応し
た駆動電力を比較的精度よく測定することができるの
で、温度変動に対応した波長を従来より高精度に求める
ことができる。図1Bの場合も、従来例と同様の温度モ
ニタ6を設け、その温度データを電力対温度特性記憶部
14より得られた温度データの補助に使用して、温度デ
ータの信頼性を高めることもできる。
【0016】請求項3の発明では、図1Aにおいて、温
度補正手段6がデータを参照する駆動電流対温度特性記
憶部12に代えて、光源に関する駆動電流対波長特性記
憶部21が温度補正手段6の内部または外部に設けられ
る。駆動電流対波長特性記憶部21に予め記憶させるデ
ータを取得する必要がある。そこで図3に示すように、
電流計測手段11及び波長計測手段22を用いて、電流
対波長特性取得手段23により関連データを高精度で取
得している。
【0017】既に述べたように光ファイバジャイロに組
込む電流計測手段11によって電源の温度変動時におけ
る駆動電流を比較的精度よく測定できるので、電流対波
長特性記憶部21より、対応する波長データを従来より
正確に得ることができる。この場合も、従来と同様の温
度モニタ8と温度対波長特性記憶部7を設け、それらを
用いて求めた波長データを、電流対波長特性記憶部21
より求めた波長データの補助に用い、波長データの信頼
性を高めることができる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1(2)の発
明では、駆動電流(電力)計測手段11(13)、光源
1の温度変動に対応した電流(電力)対温度特性記憶部
12(14)及び温度対波長特性記憶部7を設けること
によって、光源の温度変動に対応した光源波長を従来よ
り高精度に求めることができるので、従来より正確にス
ケールファクタkの温度補正を行える。
【0019】請求項3の発明では、電流計測手段11と
電流対波長特性記憶部21を設けることによって、上記
と同様の効果が得られる。また、従来の温度モニタ8を
併用したり従来の温度対波長特性記憶部7を持たない場
合は、これも併用することによって、求めた温度データ
や波長データの信頼性を高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A及びBはそれぞれ請求項1及び2の発明の実
施例を示すブロック図。
【図2】請求項3の発明の実施例を示すブロック図。
【図3】図2の電流対波長特性記憶部21に格納するデ
ータを得るための測定系を示すブロック図。
【図4】従来の光ファイバジャイロのブロック図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、その光源の光量が一定となるよ
    うに光源を駆動する光源安定化回路と、 光ファイバコイルを有し、前記光源の光が入射する光学
    部と、 その光学部より出射される光を電気信号に変換する光電
    変換部と、 その光電変換部の出力を信号処理して、入力角速度に対
    応するジャイロ信号(ω)を出力する信号処理部と、 光源波長(λ)の温度変動に応じてスケールファクタk
    ∝(1/λ)を補正し、その補正したスケールファクタ
    kを前記ジャイロ信号(ω)に乗算して、入力角速度の
    検出出力を得る温度補正手段とを具備する光ファイバジ
    ャイロにおいて、 前記光源の駆動電流計測手段と、 前記光源に関する駆動電流対温度特性記憶部及び温度対
    波長特性記憶部とを備え、 前記温度補正手段が、前記駆動電流計測手段の計測電流
    値と、前記駆動電流対温度特性記憶部及び温度対波長特
    性記憶部のデータとに基づいて、前記スケールファクタ
    kを補正することを特徴とする光ファイバジャイロ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記温度補正手段が
    データを参照する前記駆動電流計測手段及び駆動電流対
    温度特性記憶部に代えて、光源に関する駆動電力計測手
    段及び駆動電力対温度特性記憶部を設けたことを特徴と
    する光ファイバジャイロ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記温度補正手段が
    データを参照する前記駆動電流対温度特性記憶部に代え
    て、光源に関する駆動電流対波長特性記憶部を設けたこ
    とを特徴とする光ファイバジャイロ。
JP29140196A 1996-11-01 1996-11-01 光ファイバジャイロ Pending JPH10132577A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8353214B2 (en) 2006-09-15 2013-01-15 Robert Bosch Gmbh Pressure sensor for side-impact sensing and method for forming a surface of a protective material for a pressure sensor
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CN116007662A (zh) * 2023-03-23 2023-04-25 中国船舶集团有限公司第七〇七研究所 一种光纤陀螺及光纤陀螺的角速度校正方法

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010313