JPH10132472A - ブーティング タワー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】冷凍機の排熱を吸収して高温となった冷却水は
従来冷却塔に至り空気と接触して蒸発しその潜熱で水自
体が冷却され低温となり再度冷凍機に戻ることになって
いるが、横風等の影響で冷却塔で水が飛散して周囲を汚
し、発生した細菌をも同時に飛散させ又水の補給も多く
好ましくないので、水、細菌の飛散のない、また水の補
給が極めて小量の水を冷却する装置の提供。 【解決手段】脚（ル）の上に上下開放の円筒状ケーシン
グ（ホ）を立設し、内部に水管群（ヘ）を立設し、上部
にファン（イ）を設ける。高温水は下部入口（ヌ）より
入り水管群（ヘ）のヘッダー（ニ）を経て水管群を上昇
し上部のヘッダー（ニ）に至る問にファン（イ）により
流動する空気と熱交換して冷却され低温水となり管
（チ）より排出される。熱を吸収した空気はファン上部
から放出される。補給水管（ワ）、水質監視ボックス
（チ）空気抜き弁（リ）水位安定装置（オ）等を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は，細菌の散乱防止と水の使用量を減少させ，
強横風等により散水中の冷却水を場外流出等での冷凍機
械の機能低下防止，排風口等からの散水防止，散水によ
る菌類の散乱防止を目的とした装置です。

往来の技術 風通しは良いように見得るが，横風等により散水中の冷
却水が場外に排出されやすい。その為に水量不足を来
し，高圧カットの原因になりやすい。もちろん水の使用
量の増加，菌類の散乱等は，もちろん増加している。上
部排出口からも水滴の散乱，又それにともなう菌類の散
乱も助長している。

問題を解決する為の手段 まず，装置全体の考え方を，冷却水の直接冷却ではな
く，ブースター使用による冷却水の間接冷却を考えた
為，水しぶきを揚げることもなく，又往来の様に横風に
よる冷却水のタワー外への流出による高圧カットの心配
もなくなる。

作用 ファンにより冷気を起し，それを水管群により熱交換を
させ，水管内の冷却水を冷却させる。勿論直接冷却でな
い為，水の分散もせず，水の使用も節約される。又横風
も強ければ熱交換を助けるのみである。一般にはファン
により冷気を呼び，水管群の規模とポンプの能力により
冷却するが，タワーの規模を大きく取れば配管中に流量
電磁弁等を取り付けたり，ファンの作動停止等により冬
場から夏前の比較的に涼しい時期の過冷却を防止する。
又コンパクトタイプではタワーもしくは配管分岐の冷却
水パージ用電磁弁を取り付け，真夏の高温発生時にはパ
ージさせる事により高圧カットを防止出来る。

【図面の簡単な説明】

１）考案中の記号説明 イ−−−＞ファン ロ−−−＞自動空気抜き弁 ハ−−−＞フランジ ニ−−−＞（パイプ）ヘッダー ホ−−−＞ケーシング ヘ−−−＞水管群 ト−−−＞水質監視ボックス チ−−−＞サクション管 リ−−−＞手動空気抜き弁 ヌ−−−＞サプライ管 ル−−−＞脚 オ−−−＞水位安定装置 ワ−−−＞補給水管 カ−−−＞蓋 ヨ−−−＞ポールタップ タ−−−＞水位 レ−−−＞オーバーフロー管 セ−−−＞水位安定装置本体 ツ−−−＞水源補給水管 ナ−−−＞冷却水温度センサー ラ−−−＞冷却水排出電磁弁

【図面の番号の説明】

図１はブースタータワー全景断面図 図２は上下パイプヘッダー（実際は蝦取線香タイプ） 図３は水位安定装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ケーシング（ホ）と，ブースター（ヘ），ファン（イ）
   部分からなり，他に水位安定装置（オ），水質監視ボッ
   クス（ト）より構成されている。ケーシングには，風通
   しをよくする為の処理と，直射日光の当らない処理をほ
   どこす。ブースター部には，上部ヘッダーと，下部ヘッ
   ダーを設け，両者を水管群で連結させ，ファンで風を起
   し冷却熱交換させる。ヘッダーは上下共蝦取線香状に組
   む。水位安定装置は，冷却水管内の水量確保とポンプの
   気泡防止の為にポンプのサクション側に設ける。又水質
   監視ボックスは水質の状態が見難い為，透明の筒を配管
   途中に装備している熱交換装置である。又近年のコンパ
   クト要求に対処する為冷却水戻り管の管末にサーモ感知
   （ナ）と電磁弁（ラ）を取り付け異常高温を防止する。