JPH10132018A - 指向制御装置用振動制御機構 - Google Patents

指向制御装置用振動制御機構

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JPH10132018A
JPH10132018A JP28226996A JP28226996A JPH10132018A JP H10132018 A JPH10132018 A JP H10132018A JP 28226996 A JP28226996 A JP 28226996A JP 28226996 A JP28226996 A JP 28226996A JP H10132018 A JPH10132018 A JP H10132018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動を完全に6自由度に分離してその全てを
制御可能とする。 【解決手段】 搭載機器9の指向を制御する指向制御装
置13を載置し、弾性部材3を介して揺動可能に固定部
1に結合される制振部2と、制振部の固定部に対する位
置または角度を制御する複数の非接触型アクチュエータ
4と、制振部の固定部に対する変位、速度または加速度
を測定する複数の非接触型センサ5と、各センサからの
信号を6軸変位に座標変換する変位変換器6と、座標変
換された6軸変位から6軸制御量を計算する補償器7
と、計算された6軸制御量を各アクチュエータに分配す
る分配器8とを備え、固定部に対する制振部の位置また
は角度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、地上に設
置または人工衛星、航空機等に搭載される指向制御装置
に用いられる振動制御機構の構成及び制御アルゴリズム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図24は例えば特開平7−310779
号公報に示された従来の振動制御装置の一例であるアク
ティブ除振装置を示す構成図であり、図において、10
1は床、102は架台、103はアクティブ除振部材、
104は定盤、105は例えば電子ビーム露光装置など
の搭載機器、106は例えば試料載置台などの可動部
材、107は例えば電子銃などの内部構造部材、108
aは上下方向用アクチュエータ、109X、109Yは
検出器、110はローパスフィルタ、111はA/D変
換器、112はディジタルシグナルプロセッサ(DS
P)、113は計算機、114はD/A変換器、115
はアンプ、130はコントローラ、131はモータであ
る。
【0003】次にこの図24で示されるアクティブ除振
装置の動作について説明する。機器105と定盤104
とにそれぞれの振動を検出する複数の検出器109X、
109Y、109Z(図示せず)を配置し、コントロー
ラ130は、それぞれの検出器109X、109Y、1
09Zの信号に応じてそれぞれの上下方向用アクチュエ
ータ108aを制御し、機器105の部材間、つまり内
部構造部材107と可動部材106との間、または機器
105の部材106、107と定盤104との間のそれ
ぞれの信号の相対値を低減させる。すなわち、検出器1
09X、109Y、109Zからの信号はローパスフィ
ルタ110と、A/D変換器111を通してDSP11
2とに入力される。このDSP112に上下方向アクチ
ュエータ108aを制御する実行プログラムが書き込ま
れており、DSP112で高速に計算された信号がアン
プ115を経て、上下方向アクチュエータ108aを制
御する。
【0004】図25は例えば特開平7−307703号
公報に示された従来の指向制御装置を示す構成図であ
り、図において、201は搭載機器である送受信望遠
鏡、202は粗捕捉追尾機構、202aは粗捕捉追尾機
構制御回路、203は精捕捉追尾機構、203aは精捕
捉追尾機構制御回路、204はポインティングセンサ、
205はトラッキングセンサ、206は通信用受光器、
207は光行差補正機構、208はレーザ光源、83、
86はビームスプリッタ、85はダイクロイックミラ
ー、100は相手局からのレーザビームである。
【0005】次にこの図25で示される指向制御装置の
動作について説明する。相手局からのレーザビーム10
0を精捕捉追尾機構203、ダイクロイックミラー8
5、ビームスプリッタ83によりポインティングセンサ
204に受光させ、ポインティングセンサ204で相対
角度誤差を出力し、粗捕捉追尾機構202により送受信
望遠鏡201は相手局を捕捉する。さらに相手局からの
レーザビーム100を精捕捉追尾機構203、ダイクロ
イックミラー85、ビームスプリッタ83、86により
トラッキングセンサ205に受光させ、トラッキングセ
ンサ205で相対角度誤差を出力し、精捕捉追尾機構2
03により相手局を追尾する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の振動制御機構は
以上のように構成されており、これを上述のような指向
制御装置に用いて高精度、高信頼性が要求される指向制
御を実現する上で以下に記すような多くの問題点があっ
た。
【0007】まず図24で示されるアクティブ除振装置
はアクティブ制御用アクチュエータ108aが接触型で
あるため、振動を完全に6自由度に分離することができ
ないという問題がある。さらに、アクティブ制御用アク
チュエータ108aが接触型であるため、高周波振動を
遮断する性能はアクティブ制御を行わない弾性部材のみ
のパッシブ制御よりも低下するという問題点がある。ま
た、弾性部材118を使用しているため、定盤104に
搭載された機器105の動作により定盤104が振動す
るという問題点があった。
【0008】また、アクティブ除振装置は低周波振動を
抑制する目的で構成されているため、アクティブ除振装
置を任意の目標値に追従させることができないという問
題点があった。
【0009】さらに、指向技術に関する問題点を示す。
初期設定時などの場合、アクティブ除振装置を任意の目
標値に追従させる時に指向制御装置がアクティブ除振装
置の動作の影響を受け、指向精度が劣化するという問題
点があった。
【0010】また、アクティブ除振装置を取り付けてい
る床101の振動外乱が大きい場合、この振動外乱が搭
載機器105にそのまま伝わって指向制御誤差を大きく
するため、正確な指向ができない、または、非常に高性
能の指向制御装置が必要になるなどの問題点があった。
【0011】また、アクティブ除振装置の搭載機器10
5の動作が大きい場合、この動作の影響によりアクティ
ブ除振装置が振動し、そのため搭載機器105の指向精
度が劣化するという問題点があった。
【0012】また、搭載機器105を除振機能を持つ指
向制御装置に載せ、床101面からの振動外乱の伝達を
低減させる場合、これらの装置が積み重ねられることに
よって大型化する問題点があった。
【0013】また、大型の搭載機器105の場合、大型
の指向制御装置が必要となり、さらに、多自由度の除振
を行うためには、この数の自由度の除振を行う専用の除
振装置を開発する必要があった。つまり、除振したい搭
載機器105の大きさ、質量、除振自由度に応じて、そ
れに1対1に適合させた専用の除振装置を開発しなけれ
ばならないという問題があった。
【0014】さらに、人工衛星等に搭載する光空間通信
装置等では、打ち上げ時の衝撃荷重に耐えるようにする
ためには、可動ミラーやジンバル駆動装置の運動を規制
する固定治具が必要であり、固定治具が大型化し、か
つ、構造が複雑になるなどの問題があった。例えば、ワ
イヤーで拘束力を抑える固定治具の場合、保持力に比例
した力をワイヤーに与える必要があり、ワイヤーおよび
その支持構造が大型化したり、ワイヤー切断に大きな力
が必要になる。ワイヤー切断には火薬爆発力を利用する
ことが多く、ワイヤー切断に大きな力が必要になると、
切断の際の衝撃力が大きくなり、周辺の機器に影響を与
えることが避けられないなどの問題があった。
【0015】また図25で示される指向制御装置は、取
り付けている床の振動外乱が大きい場合、この振動外乱
が指向制御装置にそのまま伝わり、指向制御誤差を大き
くするため、正確な指向ができない、または、非常に高
性能の指向制御装置が必要になるなどの問題点があっ
た。
【0016】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、まず、振動を完全に6自由
度に分離してその全てを制御可能とすることを目的とし
ている。
【0017】また、高周波振動を遮断する性能がアクテ
ィブ制御を行わない弾性部材のみのパッシブ制御よりも
低下しないようにすることを目的としている。
【0018】また、振動制御機構を任意の目標値に追従
させる場合にも、指向制御誤差が大きく劣化しないよう
な指向制御装置用振動制御機構を得ることを目的として
いる。
【0019】また、振動制御機構を取り付けている床の
振動外乱が大きい場合や指向制御装置の動作が大きい場
合にも、指向制御誤差が大きく劣化しない指向制御装置
用振動制御機構を得ることを目的としている。
【0020】また、装置全体の大型化を招かないで、除
振機能を付加した指向制御装置を得ることを目的として
いる。
【0021】また、振動制御したい搭載機器の大きさ、
質量、振動制御自由度に強く依存しない指向制御装置用
振動制御機構を得ることを目的としている。
【0022】さらに、小型で多自由度の振動制御に用い
ることができる指向制御装置用振動制御機構を提供する
ことを目的とする。
【0023】また、小型で信頼性の高い揺動部把持機構
を有する指向制御装置用振動制御機構を提供することを
目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わる指向
制御装置用振動制御機構は、搭載機器の指向を制御する
指向制御装置を載置し、弾性部材を介して揺動可能に固
定部に結合される制振部と、この制振部の固定部に対す
る位置または角度を制御する複数の非接触型アクチュエ
ータと、上記制振部の固定部に対する変位、速度または
加速度を測定する複数の非接触型センサと、上記各セン
サからの信号を6軸変位に座標変換する変位変換器と、
座標変換された6軸変位から6軸制御量を計算する補償
器と、計算された6軸制御量を上記各アクチュエータに
分配する分配器とを備え、上記固定部に対する制振部の
位置または角度を制御するものである。
【0025】第2の発明に係わる指向制御装置用振動制
御機構は、搭載機器の指向を制御する指向制御装置を載
置し、弾性部材を介して揺動可能に固定部に結合される
制振部と、この制振部に隣接して配置された補助質量
と、この補助質量と制振部との相対変位、相対速度また
は相対加速度を検出する少なくとも1個の非接触型セン
サと、上記補助質量または制振部に固定され上記補助質
量と制振部との相対位置または角度を制御する少なくと
も1個の非接触型電磁アクチュエータと、上記各センサ
からの信号を6軸変位に座標変換する変位変換器と、座
標変換された6軸変位から6軸制御量を計算する補償器
と、計算された6軸制御量を上記各アクチュエータに分
配する分配器とを備えたものである。
【0026】第3の発明に係わる指向制御装置用振動制
御機構は、上記制振部の固有振動数よりも高周波側は弾
性部材の遮断特性を用いたパッシブ制御を行い、上記制
振部の固有振動数近傍から低周波側はアクチュエータに
よるアクティブ制御を行うように構成したものである。
【0027】第4の発明に係わる指向制御装置用振動制
御機構は、上記各センサ信号から得られた情報を指向制
御装置にフィードフォワードするフィードフォワード補
償器を備えたものである。
【0028】第5の発明に係わる指向制御装置用振動制
御機構は、指向制御装置の動作またはセンサ情報により
上記補償器のモードを切り替えるものである。
【0029】第6の発明に係わる指向制御装置用振動制
御機構は、指向制御装置の動作またはセンサ情報により
上記補償器のモードを判定するモード判定器およびこの
モード判定器の出力により上記補償器のモードを切り替
えるモード切り替え器を備えたものである。
【0030】第7の発明に係わる指向制御装置用振動制
御機構は、指向制御装置の駆動機構部の側面に複数の弾
性部材を配置して指向制御装置を固定部に揺動可能に結
合し、指向制御装置の一部が制振部を兼ねるように構成
したものである。
【0031】第8の発明に係わる指向制御装置用振動制
御機構は、上記第1または2の発明における制振部を複
数個に分割し、それぞれの制振部に弾性部材、非接触型
アクチュエータ、および非接触型センサ、または非接触
型アクチュエータ、非接触型センサ、および補助質量を
配置して複数個の制振ユニットを構成し、これらの制振
ユニット上に指向制御装置を載置したものである。
【0032】第9の発明に係わる指向制御装置用振動制
御機構は、一端または中央部が軸支され他端で揺動部を
少なくとも対向する2方向から把持する少なくとも2個
の把持アームと、上記把持アームの中央部または一端が
貫通する貫通穴を有し回転して上記把持アームを駆動す
るカムプレートとを備え、上記貫通穴は回転中心からの
距離が一端、他端、中央部の順に大きくまたは小さくな
るように形成されており、上記把持アームが貫通穴の一
端に位置するときは把持アームは揺動部から離れ、他端
に位置するときは揺動部を把持し、中央部に位置しよう
とすると揺動部を把持する力が大きくなるように構成し
た揺動部把持機構を備えたものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1は本発明の実施の形態1による指向
制御装置用振動制御機構の全体的な構成例を示す構成
図、図2は指向制御装置の構成を説明する構成図、図3
は図2のA−A線断面図である。図において、1は固定
部、2は制振部、3はパッシブ制御用の弾性部材すなわ
ちコイルバネであり、制振部2はコイルバネ3を介して
揺動可能に固定部1に結合されている。4はアクティブ
制御用の非接触電磁石型アクチュエータ、5は制振部2
の固定部1に対する変位を検出する非接触静電容量型変
位センサである。6は各センサ5からの信号を6軸変位
に座標変換する変位変換器、7は座標変換された6軸変
位から6軸制御量を計算する補償器、8は計算された6
軸制御量を各アクチュエータ4に分配する分配器であ
り、これらの変位変換器6、補償器7、分配器8はデジ
タルシグナルプロセッサ(DSP)あるいはアナログ回
路を用いて実現される。9は観測装置や通信アンテナな
どの搭載機器、13は指向制御装置、13aは指向制御
装置の第1の駆動機構、13bは指向制御装置の第2の
駆動機構である。搭載機器9を観測方向や通信相手局の
方向に向けるための駆動機構が、指向制御装置13の第
1の駆動機構13aと第2の駆動機構13bであり、こ
の実施の形態では、Z軸回りの回転駆動を行う指向制御
装置の第2の駆動機構13bの側面に、パッシブ制御用
のコイルバネ3とアクティブ制御用の非接触電磁石型ア
クチュエータ4と変位を検出する非接触静電容量型変位
センサ5が配置されており、指向制御装置の一部が制振
部2を兼ねている。
【0034】図4、5、6は非接触電磁石型アクチュエ
ータおよび非接触静電容量型変位センサの配置の一例を
示す正面図、側面図、および底面図である。図におい
て、401〜414はアクティブ制御用の非接触電磁石
型アクチュエータ、4aは電磁石が吸引するための磁極
板、501〜506は変位を検出する非接触静電容量型
変位センサである。なお、図4、5において(409)
のように括弧を付けて示したアクチュエータは反対側の
面の同じ位置に配置されているものである。
【0035】次に動作について説明する。指向制御装置
は例えば、従来例と同様のもので、光空間通信装置のよ
うに自局と相手局の間で光通信をするものであり、相手
局のレーザビームを捕捉、追尾するために2軸の回転自
由度を持った捕捉追尾機能を有し、その指向精度は数μ
radのオーダが要求される非常に指向精度の高いもので
ある。指向制御装置13が相手局を捕捉、追尾時に、制
振部2が外乱によって変動すると、非接触静電容量型変
位センサ501〜506はそれぞれその点での変位を検
出する。そのずれ量を変位変換器6に入力し、6個のセ
ンサ情報を6軸変位に変換し、6軸変位量を補償器7に
入力してPID(Propotional Integral and Different
ial)制御則を用いて6軸制御量を計算し、6軸制御量
を分配器8に入力して14個のアクチュエータ401〜
414に制御量を分配する。各アクチュエータ401〜
414は計算された制御量をもとに、制振部2に取り付
けられた磁極板4aを吸引し、制振部2を所定の位置に
制御する。6個のセンサ501〜506に対する変位量
をS1〜S6、センサ間距離を2l(図5に示す)、アク
チュエータ間距離を2d(図4に示す)、6軸変位を
x、y、z、θx、θy、θzとする。このとき6個の変
位センサ量と6軸変位量の関係式は
【0036】
【数1】
【0037】と表される。また、6軸制御量をfx
y、fz、tx、ty、tz、各アクチュエータ401〜
414に対するアクチュエータ出力量をf1〜f14とす
ると、6軸制御量と14個のアクチュエータ出力量の関
係は
【0038】
【数2】
【0039】と表される。
【0040】以上のように、本実施の形態によれば、振
動を6自由度に完全に分離でき並進成分と回転成分を非
干渉なものとすることができ振動の6自由度成分全てを
制御することができる。また、指向制御装置の駆動機構
部13bの側面に、固定部1と結ぶ複数の弾性部材3を
配置し、指向制御装置13の一部が制振部2を兼ねる構
造としたので、装置全体の大型化を招かないで、固定部
1から伝わる振動の軽減、または増加などの振動制御が
できる。また、追尾機構の取付け面の法線軸回りの駆動
機構部13bの側面に、多自由度の制御をするためのセ
ンサ501〜503とアクチュエータ401〜412を
配置することができる長所もある。
【0041】なお、上記実施の形態ではセンサ5は変位
センサであるが、速度センサ、加速度センサも含むもの
とする。また、上記実施の形態では非接触電磁石型アク
チュエータ4は14個用いているが、6軸変位をアクチ
ュエータで制御するためには図7、8、9にれぞれ正面
図、側面図、および底面図で非接触電磁石型アクチュエ
ータの配置の他の例を示すように、最低10個のアクチ
ュエータ401〜410を用いればよいものとする。ま
た、上記実施の形態では電磁石型アクチュエータ4と対
向して磁極板4aを配置しているが、磁極板4aの代わ
りに電磁石型アクチュエータを配置することも含むもの
とする。なお、上記実施の形態では6自由度成分全てを
制御する場合について示したが、制御する自由度は必要
に応じて選ぶことができる。これは以下の各実施の形態
においても同様である。
【0042】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2による指向制御装置用振動制御機構について説明す
る。全体的な構成は実施の形態1と同様である。制振部
2とコイルバネ3はバネ−マス系とみなせ、制振部2の
固有振動数よりも高周波の部分はバネ−マス系の遮断特
性により、周波数領域で-40[dB/dec]の遮断性能を示
す。制振部2の固有振動数近傍から低周波側は、非接触
電磁石型アクチュエータ4、非接触静電容量型変位セン
サ5、変位変換器6、補償器7、分配器8から構成され
るアクティブ制御により制振部2の共振を抑制するよう
に制振部2にダンピングを付加する。
【0043】このように、非接触型のアクチュエータ4
を用いたことにより弾性部材3だけで支持できるため、
高周波側は高周波振動の遮断性能を低下させることなく
制御することができ、かつ低周波側はアクティブ制御に
よりダンピングを付加することができ制振部2の共振を
抑えることができ、さらにアクティブ制御により制振部
2の変位を一定内に抑えることができ、しかも、次の実
施の形態3で詳述するように、外部からの目標値に追従
させることもできる。
【0044】実施の形態3.図10は本発明の実施の形
態3による指向制御装置用振動制御機構の全体的な構成
例を示す構成図である。図において、19は指令信号発
生器であり、外部からの目標値を指令信号発生器19で
発生させ、この指令信号を補償器7に入力して、アクテ
ィブ制御により、制振部2を外部からの目標値に追従さ
せる。
【0045】上記実施の形態1、2では、補償器7の制
御則を、制振部2の除振がなされるようにしたが、指令
信号発生器19で振動的な指令値を発生させれば、指向
制御装置13の振動環境試験などを実施するため等のよ
うに、制振部2を加振することもできる。
【0046】実施の形態4.図11は本発明の実施の形
態4による指向制御装置用振動制御機構の全体的な構成
例を示す構成図である。図において、10はフィードフ
ォワード補償器であり、例えばデジタルシグナルプロセ
ッサ(DSP)あるいはアナログ回路を用いて実現され
る。次に動作について説明する。6軸変位量をフィード
フォワード補償器10に入力し、例えば6軸変位量にゲ
インをかけるといったような指向制御装置13へのフィ
ードフォワード制御量を計算し、計算されたフィードフ
ォワード制御量を指向制御装置13へ入力する。
【0047】このようなフィードフォワード制御により
制振部2の姿勢を制振部2に搭載された指向制御装置1
3に伝えることができ、指向制御装置13が制振部2の
影響を受けるのを防止でき、指向制御装置13の絶対指
向精度を上げることができる。
【0048】実施の形態5.図12は本発明の実施の形
態5による指向制御装置用振動制御機構の全体的な構成
例を示す構成図である。図において、11は補償器7の
モードを切り替えるモード切り替え器、11aはパソコ
ンである。モード切り替え器11はデジタルシグナルプ
ロセッサ(DSP)あるいはアナログ回路を用いて実現
される。
【0049】次に動作について説明する。指向制御装置
13の動作が比較的小さく定常状態の場合、アクティブ
制御により制振部2の共振を抑制するように制振部2に
ダンピングを付加するためあるいは制振部2を外部から
の目標値に追従させるためにモード切り替え器11によ
り、ローゲインモードと呼ばれるモードにする。また、
指向制御装置13の捕捉追尾動作時などのように制振部
2の振動が励起する場合あるいは大外乱印加時の場合、
制振部2の振動により、指向制御装置13の指向精度が
劣化するため、モード切り替え器11により制振部2の
振動が励起しないようハイゲインモードと呼ばれるモー
ドに切り替え、制振部2の剛性を高め指向制御装置13
の変動を抑える。補償器7におけるハイゲインモードと
ローゲインモードの設定方法は、例えば両者の制御則は
同じものを用いてゲインだけを変える方法や、モードに
より制御則を変更するということがあげられる。また、
モード切り替え信号はパソコン11aを通じて手動で入
力する。
【0050】このように、本実施の形態によれば、指向
制御装置13の動作またはセンサ5情報により補償器7
のモードを切り替えるので、制振部2に搭載される機器
の動作が大きい場合にはハイゲインモードにより制振部
2の剛性を高めることで制振部2の変動を抑えることが
でき、また大外乱印加時にも対応が可能であり、また制
振部2に搭載される機器13の動作が比較的小さい定常
状態の場合はローゲインモードにより制振部2のダンピ
ングを付加することができる。
【0051】実施の形態6.図13は本発明の実施の形
態6による指向制御装置用振動制御機構の全体的な構成
例を示す構成図である。図において、12はモード判定
器であり、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)ある
いはアナログ回路を用いて実現される。
【0052】次に動作について説明する。指向制御装置
13の動作が比較的小さく定常状態の場合、アクティブ
制御により制振部2の共振を抑制するように制振部2に
ダンピングを付加するためあるいは制振部2を外部から
の目標値に追従させるために、指向制御装置13の動作
をモード判定器12で判定し、ローゲインモード切り替
え信号を発生させ、その信号をモード切り替え器11に
入力してローゲインモードと呼ばれるモードに切り替え
る。指向制御装置13の捕捉追尾動作時などのように制
振部2の振動が励起する場合あるいは大外乱印加時の場
合、制振部2の振動により、指向制御装置13の指向精
度が劣化するため、モード判定器12により指向制御装
置13の動作を判定したり、6軸変位情報とモード切り
替え設定値の関係を判定したりしてハイゲインモード切
り替え信号を発生させ、その信号をモード切り替え器1
1に入力して、制振部の振動が励起しないようハイゲイ
ンモードと呼ばれるモードに切り替え、制振部の剛性を
高め指向制御装置13の変動を抑える。
【0053】このように、本実施の形態によれば、モー
ド判定器12の出力によりモード切り替え器11を動作
させるので、システム全体の構成が容易となり、またシ
ステム全体を自律的に構成することができる
【0054】実施の形態7.図14は本発明の実施の形
態7による指向制御装置用振動制御機構の全体的な構成
例を示す構成図である。図において、2aは第1の制振
ユニットの制振部、2bは第2の制振ユニットの制振
部、2cは第3の制振ユニットの制振部、3aは第1の
制振ユニットのパッシブ制御用のコイルバネ、3bは第
2の制振ユニットのパッシブ制御用のコイルバネ、3c
は第3の制振ユニットのパッシブ制御用のコイルバネ、
4aは第1の制振ユニットのアクティブ制御用の非接触
電磁石型アクチュエータ、4bは第2の制振ユニットの
アクティブ制御用の非接触電磁石型アクチュエータ、4
cは第3の制振ユニットのアクティブ制御用の非接触電
磁石型アクチュエータ、5aは第1の制振ユニットの変
位を検出する非接触静電容量型変位センサ、5bは第2
の制振ユニットの変位を検出する非接触静電容量型変位
センサ、5cは第3の制振ユニットの変位を検出する非
接触静電容量型変位センサ、15は指向制御装置13を
載せた台である。図15に固定部1の上方から見た制振
ユニットの配置例を示し、矢印はアクチュエータの駆動
方向を表している。
【0055】次に動作について説明する。指向制御装置
13は台15に載せられており、この台15は3個の制
振ユニットによって支持されている。それぞれの制振ユ
ニットは2自由度の能動制御軸を持ち、3個の制振ユニ
ットで台15の6自由度の能動制御が可能なようにそれ
ぞれ正三角形の頂点の位置に配置されている。図15の
紙面垂直方向に能動制御が可能であり、それぞれの紙面
平行能動制御方向ベクトルが120度であるため、6自
由度の能動制御が可能である。3個の制振ユニット内の
非接触静電容量型変位センサ5a、5b、5cで検出さ
れた信号は、変位変換器6に入力され、並進3自由度と
回転3自由度の運動に分離され、補償器7に入力され
る。補償器7で各軸ごとの制御量が算出され、分配器8
に入力される。この信号によって、3個の制振ユニット
内の非接触電磁石型アクチュエータ4a、4b、4cが
駆動され、台15に載せられた指向制御装置13の制振
がなされる。
【0056】このような構成にすることにより、搭載す
る指向制御装置13が大型の場合でも、これを搭載する
台15を複数の制振ユニットで支持することにより、所
望の自由度で振動制御が可能である。
【0057】なお、上記実施の形態では3個の制振ユニ
ットを用いた場合を示したが、3個に限らず複数個の制
振ユニット全体で台15の6自由度を制御できればよ
い。つまり、各制振ユニットの能動制御の自由度が制振
したい自由度以上でもよい。また、台15の制振したい
自由度が6自由度より少ない場合は、その自由度を構成
できる数の制振ユニットとすればよい。また、上記実施
の形態では台15に、1つの指向制御装置13を載せた
例を示したが、複数の指向制御装置13を載せてもよ
い。
【0058】さらに、実施の形態2の場合と同様に制振
部2と指向制御装置13の固有振動数によりパッシブ制
御とアクティブ制御を切り替えたり、実施の形態4の場
合と同様にフィードフォワード補償器10を用いたり、
実施の形態5や6の場合と同様に補償器7のゲインモー
ドを切り替えたりしてもよく、上記各実施の形態の場合
と同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0059】実施の形態8.図16は本発明の実施の形
態8による指向制御装置用振動制御機構の全体的な構成
例を示す構成図である。図において、16は固定部1に
立てられた4本の支柱、3は支持柱16の上端から吊り
下げられた4個の弾性部材すなわちコイルバネ、15は
4個のコイルバネ3の下端で吊り下げられた台、13は
台15に載せられた指向制御装置、17は台15の下側
に取り付けられた箱、18は箱17に隣接して配置さ
れ、非接触電磁石型アクチュエータ4で吸引される補助
質量である。なお、この実施の形態では台15と箱17
とで制振部を構成している。補助質量18を外し、箱1
7を下から見た様子を図17に示す。
【0060】次に動作について説明する。固定部1に立
てられた4本の支柱16は台15に開けられた穴を貫通
している。さらに、指向制御装置13を載せた台15
は、これら4本の支柱16の上部からそれぞれ4個のコ
イルバネ3で吊り下げられ、並進3個、回転3個の自由
度を持っている。この台15の下側の箱17の側面およ
び下面には10個のアクティブ制御用の非接触電磁石型
アクチュエータ4と6個の非接触静電容量型変位センサ
5が取り付けられている。補助質量18は、これらの箱
17とアクチュエータ4とセンサ5を包み込むような形
状をしており、センサ5の信号を変位変換器6で変換
し、指令信号発生器19で発生される指令値と比較し、
補償器7で6軸制御量を計算した後、分配器8でアクチ
ュエータ4の駆動信号に分配する制御によって補助質量
18は非接触支持される。これにより、箱17に対する
補助質量18の位置は、指令信号発生器19で発生され
る指令値となるように制御され、補助質量18を台15
に対して相対的に振ることによって、6自由度を持つ台
15に操作力を加えることができる。補償器7の制御則
は、この操作力が、固定部1から台15に伝わる振動を
弱めるように設定されており、台15に載せられた指向
制御装置13の除振がなされる。
【0061】本実施の形態の場合も実施の形態1と同様
に、振動を6自由度に完全に分離でき並進成分と回転成
分を非干渉なものとすることができ振動の6自由度成分
全てを制御することができる。さらに、アクチュエータ
4を10個用いて、1個の補助質量18で6自由度成分
全てを制御できるため、小型で多自由度の制振に用いる
ことができる。
【0062】なお、上記実施の形態では、補償器7の制
御則を、指向制御装置13の除振がなされるようにした
が、指令信号発生器19で振動的な指令値を発生させれ
ば、指向制御装置13の振動環境試験などを実施するた
め等のように、指向制御装置13を加振することもでき
る。
【0063】また、実施の形態7の場合と同様に、上記
箱17にアクチュエータ4、センサ5、および補助質量
18を配置したものを1つの制振ユニットとし、それぞ
れのユニットに2自由度の能動制御軸を持たせて3個の
制振ユニットを台15に配置することで、搭載する指向
制御装置13が大型の場合でも対応可能である。また、
実施の形態1の場合と同様に、箱17の内側に第2の駆
動機構13bを組み込むことで指向制御装置13の一部
を振動制御機構に兼用できるため、装置全体の大型化を
避けることができる。さらに上記実施の形態2の場合と
同様に制振部2の固有振動数によりパッシブ制御とアク
ティブ制御を切り替えたり、実施の形態4の場合と同様
にフィードフォワード補償器10を用いたり、実施の形
態5や6の場合と同様に補償器7のゲインモードを切り
替えたりしてもよく、上記各実施の形態の場合と同様の
効果が得られるのは言うまでもない。
【0064】実施の形態9.図18は本発明の実施の形
態9に係わる揺動部把持機構の全体的な構成例を示す構
成図である。(a)はロック状態を示し、(b)は解放
状態を示す。図19は本実施の形態で用いられるカムプ
レートの形状例を示す。これらの図において、20は揺
動部であり、例えば上記各実施の形態で示したような振
動制御機構の制振部2や指向制御装置13の観測機器等
のミラー等である。21は揺動部を把持する第1の把持
アーム、22は揺動部を把持する第2の把持アーム、2
3は把持アーム21、22を駆動するカムプレート、2
3a、23bは貫通穴、24は把持アームの一端を軸着
するエンドプレート、25はモータなどのカムプレート
駆動用のアクチュエータである。カムプレート23には
図19のような形状の貫通穴23a、23bが開けられ
ており、把持アーム21、22は中央部がそれぞれ貫通
穴23a、23bを貫通して一端がエンドプレート24
に軸着されている。カムプレート23の回転角と曲率半
径の関係を図20に示す。
【0065】次に動作について説明する。図19、20
に示すように、カムプレート駆動用アクチュエータ25
で回転駆動されるカムプレート23の回転角がθ0の位
置(すなわち貫通穴の一端の位置)では、カムプレート
23の回転中心から穴23a、23bまでの距離、つま
り曲率半径r0は最大となり、図18(b)のように把
持アーム21、22は揺動部20のから離れ、解放状態
となっている。揺動部20をロック状態にするには、カ
ム駆動用アクチュエータ25でカムプレート23を回転
させ、θ2の位置(すなわち貫通穴の他端の位置)にす
る。カムプレート23の回転角がθ2の位置では曲率半
径r2は小さくなり、図18(a)のように把持アーム
21、22は揺動部20を両側から挟み込み、ロック状
態となる。曲率半径と揺動部20の把持力には、およそ
逆比例の関係があり、カムプレート23の曲率半径が小
さいほど、把持力は大きくなる。よって、カムプレート
23がθ0とθ2の間の位置である回転角θ1の位置(す
なわち貫通穴の中央部)では曲率半径r1はこれらの区
間で最小となり把持力は最大となる。このため、カムプ
レート23が回転角θ2のロック状態になされた後に、
解放状態の方向へ緩むのを防止することができる。すな
わち、一度ロック状態にされたこの把持機構は自己保持
機能を持つ。ロック状態から解放状態にするには、カム
プレート駆動用アクチュエータ25を逆転させ、カムプ
レート23の回転角をθ2からθ0に回転させればよい。
【0066】このように、本実施の形態ではワイヤー等
を用いず、しかもロック状態になされた後に、解放状態
の方向へ緩むのを防止することができるため、小型なが
ら高い信頼性で揺動部を固定できると共に、把持解放時
に周辺の機器に与える影響を大幅に低減できる。また、
解放状態から把持状態への移行、把持状態から解放状態
への移行、さらにこれらの繰返しが可能である。
【0067】上記実施の形態では、把持アーム21、2
2を一端でエンドプレート24に軸着する場合を示した
が、把持アームの中間を軸着してもよい。この場合の実
施の形態を図21に示す。(a)はロック状態、(b)
は解放状態を示す。この場合、カムプレート23の形状
は例えば、図22のようにすればよい。つまり、カムプ
レート23の回転角θ0で曲率半径r0を最小にして把持
アーム21、22が解放状態にあるようにし、カムプレ
ート23がθ2に回転した状態では曲率半径r2がこれよ
り大きくなり、かつ、揺動部20を把持アーム21、2
2が把持するようにする。さらに、カムプレート回転角
がθ0とθ2の間のθ1の状態では、曲率半径r1をこれら
の区間で最大になるようにすればよい。カムプレート2
3の回転角と曲率半径の関係図を図23に示す。この場
合、 曲率半径と揺動部20の把持力には、およそ比例
の関係があり、カムプレート23の曲率半径が大きいほ
ど、把持力は大きくなる。
【0068】なお、上記実施の形態では、把持アーム2
1、22が2本の場合を示したが、3本以上でもよい。
例えば3本の場合は、把持アームを120度間隔で配置
すればよい。また、揺動部20における把持アーム2
1、22に把持される部分にはフランジ等の把持に適し
た構成を適用すると良いのは言うまでもない。また、カ
ムプレート駆動用アクチュエータ25はモータ等回転力
を発生できるものであれば何でもよい。さらに、解放状
態からロック状態、または、ロック状態から解放状態へ
の一方向のみの駆動をさせる場合は、カムプレート駆動
用アクチュエータ25はモータなどの他、パラフィンア
クチュエータ、回転バネ等でもよい。
【0069】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、搭
載機器の指向を制御する指向制御装置を載置し、弾性部
材を介して揺動可能に固定部に結合される制振部と、こ
の制振部の固定部に対する位置または角度を制御する複
数の非接触型アクチュエータと、上記制振部の固定部に
対する変位、速度または加速度を測定する複数の非接触
型センサと、上記各センサからの信号を6軸変位に座標
変換する変位変換器と、座標変換された6軸変位から6
軸制御量を計算する補償器と、計算された6軸制御量を
上記各アクチュエータに分配する分配器とを備え、上記
固定部に対する制振部の位置または角度を制御するの
で、振動を6自由度に完全に分離でき並進成分と回転成
分を非干渉なものとすることができ必要に応じて振動の
6自由度成分全てを制御することが可能であるという効
果がある。
【0070】また、第2の発明によれば、搭載機器の指
向を制御する指向制御装置を載置し、弾性部材を介して
揺動可能に固定部に結合される制振部と、この制振部に
隣接して配置された補助質量と、この補助質量と制振部
との相対変位、相対速度または相対加速度を検出する少
なくとも1個の非接触型センサと、上記補助質量または
制振部に固定され上記補助質量と制振部との相対位置ま
たは角度を制御する少なくとも1個の非接触型電磁アク
チュエータと、上記各センサからの信号を6軸変位に座
標変換する変位変換器と、座標変換された6軸変位から
6軸制御量を計算する補償器と、計算された6軸制御量
を上記各アクチュエータに分配する分配器とを備えたの
で、小型で多自由度の除振に用いることができる指向制
御装置を提供することができる。また、加振装置として
の使用も可能である。
【0071】また、第3の発明によれば、上記制振部の
固有振動数よりも高周波側は弾性部材の遮断特性を用い
たパッシブ制御を行い、上記制振部の固有振動数近傍か
ら低周波側はアクチュエータによるアクティブ制御を行
うように構成したので、高周波側は非接触型のアクチュ
エータを用いたことにより弾性部材だけで支持できるた
め高周波振動の遮断性能を低下させることなく制御する
ことができ、かつ低周波側はアクティブ制御によりダン
ピングを付加することができ制振部の共振を抑えること
ができ、さらにアクティブ制御により制振部の変位を一
定内に抑えることができしかも外部からの目標値に追従
させることも可能であるという効果がある。
【0072】また、第4の発明によれば、上記各センサ
信号から得られた情報を指向制御装置にフィードフォワ
ードするフィードフォワード補償器を備えたので、制振
部の姿勢を制振部に搭載された指向制御装置に伝えるこ
とができ、指向制御装置が制振部の影響を受けるのを防
止でき、指向制御装置の絶対指向精度を上げることがで
きるという効果がある。
【0073】また、第5の発明によれば、指向制御装置
の動作またはセンサ情報により上記補償器のモードを切
り替えるので、制振部に搭載される指向制御装置の動作
が大きい場合にはハイゲインモードにより制振部の剛性
を高めることで制振部の変動を抑えることができ、また
大外乱印加時にも対応が可能であり、また制振部に搭載
される指向制御装置の動作が比較的小さい定常状態の場
合はローゲインモードにより制振部のダンピングを付加
することができるという効果がある。
【0074】また、第6の発明によれば、指向制御装置
の動作またはセンサ情報により上記補償器のモードを判
定するモード判定器およびこのモード判定器の出力によ
り上記補償器のモードを切り替えるモード切り替え器を
備えたので、上記第5の発明の効果に加えて、システム
全体の構成が容易となり、またシステム全体を自律的に
構成することができるという効果がある。
【0075】また、第7の発明によれば、指向制御装置
の駆動機構部の側面に複数の弾性部材を配置して指向制
御装置を固定部に揺動可能に結合し、指向制御装置の一
部が制振部を兼ねるように構成したので、装置全体の大
型化を招かないで、固定部から伝わる振動の軽減、また
は増加などができる。また、追尾機構の取付け面の法線
軸回りの駆動機構部の側面に、多自由度の制御をするた
めのセンサとアクチュエータを配置することができる長
所もある。
【0076】また、第8の発明によれば、上記第1また
は2の発明における制振部を複数個に分割し、それぞれ
の制振部に弾性部材、非接触型アクチュエータ、および
非接触型センサ、または弾性部材、非接触型アクチュエ
ータ、非接触型センサ、および補助質量を配置して複数
個の制振ユニットを構成し、これらの制振ユニット上に
指向制御装置を載置したので、搭載機器が大型の場合で
も、これを搭載する台を複数のユニットで支持すること
により、所望の自由度で振動制御が可能である。
【0077】さらに、第9の発明によれば、一端または
中央部が軸支され他端で揺動部を少なくとも対向する2
方向から把持する少なくとも2個の把持アームと、上記
把持アームの中央部または一端が貫通する貫通穴を有し
回転して上記把持アームを駆動するカムプレートとを備
え、上記貫通穴は回転中心からの距離が一端、他端、中
央部の順に大きくまたは小さくなるように形成されてお
り、上記把持アームが貫通穴の一端に位置するときは把
持アームは揺動部から離れ、他端に位置するときは揺動
部を把持し、中央部に位置しようとすると揺動部を把持
する力が大きくなるように構成した揺動部把持機構を備
えたので、小型ながら高い信頼性で揺動部を固定できる
と共に、把持解放時に周辺の機器に与える影響を大幅に
低減できる。また、解放状態から把持状態への移行、把
持状態から解放状態への移行、さらにこれらの繰返しも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による指向制御装置用
振動制御機構の全体的な構成を示す構成図である。
【図2】 図1の指向制御装置の構成を説明する構成図
である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 実施の形態1に係わり非接触電磁石型アクチ
ュエータおよび非接触静電容量型変位センサの配置の一
例を示す正面図である。
【図5】 実施の形態1に係わり非接触電磁石型アクチ
ュエータおよび非接触静電容量型変位センサの配置の一
例を示す側面図である。
【図6】 実施の形態1に係わり非接触電磁石型アクチ
ュエータおよび非接触静電容量型変位センサの配置の一
例を示す底面図である。
【図7】 実施の形態1に係わり非接触電磁石型アクチ
ュエータおよび非接触静電容量型変位センサの配置の他
の例を示す正面図である。
【図8】 実施の形態1に係わり非接触電磁石型アクチ
ュエータおよび非接触静電容量型変位センサの配置の他
の例を示す側面図である。
【図9】 実施の形態1に係わり非接触電磁石型アクチ
ュエータおよび非接触静電容量型変位センサの配置の他
の例を示す底面図である。
【図10】 本発明の実施の形態3による指向制御装置
用振動制御機構を示す構成図である。
【図11】 本発明の実施の形態4による指向制御装置
用振動制御機構を示す構成図である。
【図12】 本発明の実施の形態5による指向制御装置
用振動制御機構を示す構成図である。
【図13】 本発明の実施の形態6による指向制御装置
用振動制御機構を示す構成図である。
【図14】 本発明の実施の形態7による指向制御装置
用振動制御機構を示す構成図である。
【図15】 実施の形態7に係わり固定部の上方から見
た制振ユニットの配置例を示す上面図である。
【図16】 本発明の実施の形態8による指向制御装置
用振動制御機構を示す構成図である。
【図17】 実施の形態8に係わり箱に取り付けられた
センサとアクチュエータの配置を示す下面図である。
【図18】 本発明の実施の形態9に係わる揺動部把持
機構の一例を示す構成図であり、(a)はロック状態を
示し、(b)は解放状態を示す。
【図19】 図18で用いられるカムプレートの形状の
一例を示す説明図である。
【図20】 図19で示したカムプレートの回転角と曲
率半径の関係を示す特性図である。
【図21】 本発明の実施の形態9に係わる揺動部把持
機構の他の例を示す構成図であり、(a)はロック状態
を示し、(b)は解放状態を示す。
【図22】 図21で用いられるカムプレートの形状の
一例を示す説明図である。
【図23】 図22で示したカムプレートの回転角と曲
率半径の関係を示す特性図である。
【図24】 従来の振動制御装置を示す構成図である。
【図25】 従来の指向制御装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 固定部、 2 制振部、 3 コイルバネ、
4,401〜414非接触電磁石型アクチュエータ、
4a 磁極板、 5,501〜506非接触静電
容量型変位センサ、 6 変位変換器、 7 補償
器、 8分配器、 9 搭載機器、 10 フィ
ードフォワード補償器、 11モード切り替え器、
11a パソコン、 12 モード判定器、 1
3 指向制御装置、 13a,13b 第1,第2の
駆動機構、 15 台、 16 支柱、 17
箱、 18 補助質量、 19 指令信号発生器、
20 揺動部、 21,22 第1,第2の把持
アーム、 23カムプレート、 24 エンドプレ
ート、 25 カムプレート駆動用のアクチュエー
タ、 101 床、 102 架台、 103
アクティブ除振部材、 104 定盤、 105
構造体、 106 可動部材、107 内部構造部
材、 108a 上下方向用アクチュエータ、 1
09x,109y 検出器、 110 ローパスフィ
ルタ、 111 A/D変換器、 112 ディジ
タルシグナルプロセッサ、 113 計算機、114
D/A変換器、 115 アンプ、 118 パ
ッシブ除振部材、 130 コントローラ、 13
1 モータ、 201 送受信望遠鏡、 202
粗捕捉追尾機構、 203 精捕捉追尾機構、 2
04 ポインティングセンサ、 205 トラッキン
グセンサ、 206 通信用受光器、 207 光
行差補正機構、 208 レーザ光源、 83,8
6ビームスプリッタ、 85 ダイクロイックミラ
ー、 100 相手局からのレーザビーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G12B 9/08 G12B 9/08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載機器の指向を制御する指向制御装置
    を載置し、弾性部材を介して揺動可能に固定部に結合さ
    れる制振部と、この制振部の固定部に対する位置または
    角度を制御する複数の非接触型アクチュエータと、上記
    制振部の固定部に対する変位、速度または加速度を測定
    する複数の非接触型センサと、上記各センサからの信号
    を6軸変位に座標変換する変位変換器と、座標変換され
    た6軸変位から6軸制御量を計算する補償器と、計算さ
    れた6軸制御量を上記各アクチュエータに分配する分配
    器とを備え、上記固定部に対する制振部の位置または角
    度を制御することを特徴とする指向制御装置用振動制御
    機構。
  2. 【請求項2】 搭載機器の指向を制御する指向制御装置
    を載置し、弾性部材を介して揺動可能に固定部に結合さ
    れる制振部と、この制振部に隣接して配置された補助質
    量と、この補助質量と制振部との相対変位、相対速度ま
    たは相対加速度を検出する少なくとも1個の非接触型セ
    ンサと、上記補助質量または制振部に固定され上記補助
    質量と制振部との相対位置または角度を制御する少なく
    とも1個の非接触型電磁アクチュエータと、上記各セン
    サからの信号を6軸変位に座標変換する変位変換器と、
    座標変換された6軸変位から6軸制御量を計算する補償
    器と、計算された6軸制御量を上記各アクチュエータに
    分配する分配器とを備えたことを特徴とする指向制御装
    置用振動制御機構。
  3. 【請求項3】 上記制振部の固有振動数よりも高周波側
    は弾性部材の遮断特性を用いたパッシブ制御を行い、上
    記制振部の固有振動数近傍から低周波側はアクチュエー
    タによるアクティブ制御を行うように構成したことを特
    徴とする請求項1または2記載の指向制御装置用振動制
    御機構。
  4. 【請求項4】 上記各センサ信号から得られた情報を指
    向制御装置にフィードフォワードするフィードフォワー
    ド補償器を備えたことを特徴とする請求項1または2記
    載の指向制御装置用振動制御機構。
  5. 【請求項5】 指向制御装置の動作またはセンサ情報に
    より補償器のモードを切り替えることを特徴とする請求
    項1または2記載の指向制御装置用振動制御機構。
  6. 【請求項6】 指向制御装置の動作またはセンサ情報に
    より補償器のモードを判定するモード判定器およびこの
    モード判定器の出力により上記補償器のモードを切り替
    えるモード切り替え器を備えたことを特徴とする請求項
    5記載の指向制御装置用振動制御機構。
  7. 【請求項7】 指向制御装置の駆動機構部の側面に複数
    の弾性部材を配置して指向制御装置を固定部に揺動可能
    に結合し、指向制御装置の一部が制振部を兼ねるように
    構成したことを特徴とする請求項1ないし6の何れかに
    記載の指向制御装置用振動制御機構。
  8. 【請求項8】 請求項1または2記載の制振部を複数個
    に分割し、それぞれの制振部に弾性部材、非接触型アク
    チュエータ、および非接触型センサ、または非接触型ア
    クチュエータ、非接触型センサ、および補助質量を配置
    して複数個の制振ユニットを構成し、これらの制振ユニ
    ット上に指向制御装置を載置したことを特徴とする請求
    項1ないし6の何れかに記載の指向制御装置用振動制御
    機構。
  9. 【請求項9】 一端または中央部が軸支され他端で揺動
    部を少なくとも対向する2方向から把持する少なくとも
    2個の把持アームと、上記把持アームの中央部または一
    端が貫通する貫通穴を有し回転して上記把持アームを駆
    動するカムプレートとを備え、上記貫通穴は回転中心か
    らの距離が一端、他端、中央部の順に大きくまたは小さ
    くなるように形成されており、上記把持アームが貫通穴
    の一端に位置するときは把持アームは揺動部から離れ、
    他端に位置するときは揺動部を把持し、中央部に位置し
    ようとすると揺動部を把持する力が大きくなるように構
    成した揺動部把持機構を備えたことを特徴とする請求項
    1ないし8の何れかに記載の指向制御装置用振動制御機
    構。
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