JPH10129765A - 陰極線管用梱包箱 - Google Patents

陰極線管用梱包箱

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JPH10129765A
JPH10129765A JP29174196A JP29174196A JPH10129765A JP H10129765 A JPH10129765 A JP H10129765A JP 29174196 A JP29174196 A JP 29174196A JP 29174196 A JP29174196 A JP 29174196A JP H10129765 A JPH10129765 A JP H10129765A
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JP
Japan
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cathode ray
ray tube
packing
cathode
tubes
Prior art date
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JP29174196A
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English (en)
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Misao Ikeda
操 池田
Hiroshi Nakagawa
大資 中川
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Hitachi Ltd
Logisteed Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Transport System Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動陰極線管取出装置を用いて陰極線管1の
正常な自動取り出しが可能になり、かつ、陰極線管1の
輸送時のコスト上昇を抑える陰極線管用梱包箱を提供す
る。 【解決手段】 それぞれ複数個の陰極線管1の外形に略
等しい複数個の収容部6を設けた梱包保持体5を複数段
に積層配置し、梱包時に梱包保持体5の複数個の収容部
6内にそれぞれ陰極線管1を収容して使用する陰極線管
用梱包箱において、梱包保持体5の複数個の収容部6に
それぞれ陰極線管1を収容した際に、複数個の収容部6
壁面と、それらに収納された陰極線管1のパネル部フェ
ースプレート2F周辺領域及びこの周辺領域に連なるパ
ネル部側面2W外周領域が接触しないように、複数個の
収容部6壁面にそれぞれ凹み6Sを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管用梱包箱
に係わり、特に、梱包保持体の収容部に複数個の陰極線
管の収容時に、陰極線管と収容部との間にポリエチレン
シートを配置することなく、複数個の陰極線管と収容部
との接触に基づく梱包保持体の屑の発生及びその屑の陰
極線管への付着をなくすようにした陰極線管用梱包箱に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数個の陰極線管の同時に梱包
して輸送するときに用いられる陰極線管用梱包箱、例え
ば、フェースプレートの螢光面の対角方向の有効径が4
8cmや51cmの陰極線管を複数個同時に梱包して輸
送するときに用いられる陰極線管用梱包箱には、複数個
の陰極線管を梱包する梱包保持体に発泡スチロールを用
い、陰極線管用梱包箱を輸送する際に、梱包されている
複数個の陰極線管が内部で振動するのを防ぐため、発泡
スチロールに複数個の陰極線管のパネル部の外形にほぼ
等しい収容部、即ち、パネル部フェースプレートからネ
ック部先端に至る外形にほぼ等しい収容部を設け、複数
個の陰極線管を発泡スチロールの収容部に収容したと
き、各陰極線管の外形と収容部内壁とをほぼ密着した状
態に置いている。
【0003】図3は、既知の陰極線管用梱包箱の構成の
一例を示す一部展開斜視図であり、図4は、図3に図示
された陰極線管用梱包箱における1つの収容部及び収容
された陰極線管の各一部の構成を示す断面図である。
【0004】図3及び図4において、31は陰極線管、
32はパネル部、32Fはフェースプレート、32Wは
パネル部側面、33はファンネル部、34は金属バン
ド、35は発泡スチロール製の梱包保持体、36は発泡
スチロール製の梱包保持体に設けた収容部、36Sは収
容部に設けた凹み、37はポリエチレンシート、38は
胴枠、39は上蓋、40は下蓋、41はパレット、42
は締結綱である。
【0005】そして、発泡スチロール製の梱包保持体3
5は、複数個の陰極線管31を保持するために、陰極線
管31の外形、即ち、陰極線管31のパネル部32フェ
ースプレート32Fからネック部(図示なし)先端に至
る外形にほぼ等しい形状の収容部36を有している。ま
た、梱包保持体35は、複数個の陰極線管31を各収容
部36に収納するため、各収容部36を含めて高さ方向
で2分されている。梱包保持体35は、各収容部36に
陰極線管31が収容されたとき、パネル部32側面32
Wにおけるフェースプレート32F側の外周領域が収容
部36壁面に直接接触しないように、収容部36壁面に
凹み36Sを設けている。さらに、各収容部36に陰極
線管31を収容する際には、以下に述べるような理由に
より、各収容部36の面と陰極線管31との間に、陰極
線管31の全外形を包込むようにポリエチレンシート3
7が設けられている。
【0006】陰極線管用梱包箱を組み立てる際には、パ
レット41を台座に据え、パレット41上に下蓋40を
重ね、下蓋40上に胴枠38を立設し、複数個の陰極線
管31を各収容部36に収容した発泡スチロール製の保
持体35を胴枠38内に複数段に積層配置した後、胴枠
38を上蓋39で蓋をし、最後に締結綱42でパレット
41から上蓋39に跨るように締結する。
【0007】ところで、既知の陰極線管用梱包箱は、陰
極線管31のパネル部32のフェースプレート32Fと
側面32Wとの境界部分にある外側方向に突出した曲率
の小さい部分が、常時、発泡スチロール製の梱包保持体
35の収容部36、具体的には凹み36Sのフェースプ
レート32F側の入口部分に接触していることから、陰
極線管用梱包箱を輸送する際に、陰極線管31をポリエ
チレンシート37で覆わない状態でしておくと、収容部
36に収容された複数個の陰極線管31が微少振動した
とき、陰極線管31の外側方向に突出した曲率の小さい
部分が収容部36の凹み36Sの入口部分を少しづつ削
るようになり、発泡スチロールの屑が発生する。このと
き発生した発泡スチロールの屑は、静電気作用によって
陰極線管31のパネル部32のフェースプレート32F
から側面32Wを経て金属バンド34に至る外面部に付
着する。そして、発泡スチロールの屑が一旦陰極線管3
1の外面部に付着すると、付着した発泡スチロールの屑
を取り除くためには、多大の手間が掛ることになる。
【0008】かかる事態に対処するため、既知の陰極線
管用梱包箱は、通常、陰極線管31を発泡スチロール製
の梱包保持体35の収容部36に収容する際に、陰極線
管31と収容部36との間にポリエチレンシート37を
介在させる、即ち、陰極線管31をポリエチレンシート
37で覆った状態にして収容部36に収容し、陰極線管
用梱包箱の輸送時に、陰極線管31の外側方向に突出し
た曲率の小さい部分が収容部36の凹み36Sの入口部
分を削って発泡スチロールの屑が発生するのを減らすと
ともに、発生した少量の発泡スチロールの屑が陰極線管
31の外面部に直接付着するのを防いでいる。
【0009】このように、既知の陰極線管用梱包箱は、
陰極線管31を梱包保持体35の収容部36に収容する
際に、陰極線管31と収容部36との間にポリエチレン
シート37を介在することにより、陰極線管用梱包箱の
輸送中に生じた少量の発泡スチロールの屑が陰極線管3
1に直接付着することがなくなり、付着した発泡スチロ
ールの屑を取り除く手間が掛らないという利点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】最近になると、自動陰
極線管取出装置を用いて、陰極線管用梱包箱に梱包され
ている陰極線管31を自動的に取り出し、取り出した陰
極線管31を所要の箇所に並べるようにしたり、所要の
箇所に取り付けたりする技術が多用されている。
【0011】ところが、前記既知の陰極線管用梱包箱
は、陰極線管梱包箱に梱包されている陰極線管31を自
動陰極線管取出装置を用いて取り出す際に、陰極線管3
1と発泡スチロール製の梱包保持体35の収容部36と
の間に介在させているポリエチレンシート37が邪魔に
なり、そのままの状態で自動陰極線管取出装置を使用す
ることができなかったり、使用した際に自動陰極線管取
出装置にポリエチレンシート37が絡まり、取り出した
陰極線管31を所定の箇所に並べるときに転倒し、陰極
線管31を破損させたりするという問題がある。
【0012】また、前記既知の陰極線管用梱包箱は、例
えば、自動陰極線管取出装置を用いて陰極線管31を正
常の状態で取り出すことができたとしても、使用済みの
ポリエチレンシート37の再利用が不可能で、その都度
廃棄しなければないことから、陰極線管31の輸送時の
コスト上昇につながるという問題もある。
【0013】本発明は、これらの問題点を解決するもの
で、その目的は、自動陰極線管取出装置を用いて陰極線
管の正常な自動取り出しが可能になり、かつ、陰極線管
の輸送時のコスト上昇を抑える陰極線管用梱包箱を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の陰極線管用梱包箱は、梱包保持体の収容部
に陰極線管を収容した際に、梱包保持体の収容部に、収
容部壁面と陰極線管のパネル部のフェースプレート周辺
領域から側面外周領域に至る部分が接触しないような凹
みを設けた手段を具備する。
【0015】前記手段によれば、陰極線管を梱包保持体
の収容部に収容した状態で、陰極線管用梱包箱を輸送し
た際に、梱包保持体の収容部に収容されている陰極線管
が微少振動しても、陰極線管のパネル部フェースプレー
ト周辺領域と側面領域との境界にある外側方向に突出し
た曲率の小さい部分が収容部部の凹みの入口領域に接触
することがなく、梱包保持体が削られて梱包保持体の屑
が発生することは極めて少なく、陰極線管の外周に梱包
保持体の屑が付着することも殆んどない。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、陰
極線管用梱包箱は、それぞれ複数個の陰極線管の外形に
略等しい複数個の収容部を設けた梱包保持体を複数段に
積層配置し、梱包時に梱包保持体の複数個の収容部内に
それぞれ陰極線管を収容して使用するものであって、梱
包保持体の複数個の収容部にそれぞれ陰極線管を収容し
た際に、複数個の収容部壁面と、それらに収納された陰
極線管のパネル部のフェースプレート周辺領域及び周辺
領域に連なる側面外周領域が接触しないように、複数個
の収容部壁面にそれぞれ凹みを設けているものである。
【0017】また、本発明の1つの実施の形態におい
て、梱包保持体は発泡スチロールからなっている。
【0018】かかる本発明の実施の形態によれば、梱包
保持体の複数個の収容部に陰極線管を収容した際に、複
数個の収容部壁面と、収納された陰極線管のパネル部の
フェースプレート周辺領域及び周辺領域に連なる側面外
周領域とが接触しないように各収容部壁面に凹みを設け
たので、陰極線管を梱包保持体の収容部に収容した状態
で陰極線管用梱包箱を輸送するとき、梱包保持体の収容
部に収容されている陰極線管が微少振動したとしても、
陰極線管のパネル部フェースプレート周辺領域と側面領
域との境界にある外側方向に突出した曲率の小さい部分
が収容部部の凹みの入口領域に接触することがなくな
り、梱包保持体が削られることによって梱包保持体の屑
が発生することは極めて少なくなり、陰極線管の周囲を
ポリエチレンシートで覆わなくても、陰極線管の外周に
梱包保持体の屑が付着することが殆んどなくなる。
【0019】このように、本発明の実施の形態によれ
ば、陰極線管の梱包時に、陰極線管の周囲を覆うポリエ
チレンシートを用いる必要がないので、自動陰極線管取
出装置を用いて陰極線管を取り出す際に何等の支障が生
じることなく、正常に動作させることができ、しかも、
使用後のポリエチレンシートをその都度廃棄する必要も
ない。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0021】図1は、本発明に係わる陰極線管用梱包箱
の一実施例の構成を示す一部展開斜視図であり、図2
は、図1に図示された陰極線管用梱包箱における1つの
収容部及び収容された陰極線管の各一部の構成を示す断
面図である。
【0022】図1及び図2において、1は陰極線管、2
は陰極線管のパネル部、2Fはパネル部フェースプレー
ト、2Wはパネル部側面、3は陰極線管のファンネル
部、4は金属バンド、5は発泡スチロール製の梱包保持
体、6は発泡スチロール製の梱包保持体に設けた収容
部、6Sは収容部に設けた凹み、7は胴枠、8は上蓋、
9は下蓋、10はパレット、11は締結綱である。
【0023】そして、発泡スチロール製の梱包保持体5
は、複数個の陰極線管1を保持するために、陰極線管1
の外形、即ち、陰極線管1のパネル部フェースプレート
2Fからネック部(図示なし)先端までの外形にほぼ等
しい形状を有する収容部6を具備している。この場合、
梱包保持体5は、複数個の陰極線管1をそれぞれの収容
部6に収納するために、それぞれの収容部6を含めて高
さ方向で2分された構成になっている。また、梱包保持
体5は、複数個の収容部6にそれぞれ陰極線管1が収容
されたとき、パネル部フェースプレート2Fの周辺領域
からパネル部側面2Wに至る陰極線管1の外周領域が収
容部6壁面に直接接触しないように、収容部6壁面に、
既知の梱包保持体35の収容部36の凹み36S(図4
参照)よりも幅広の凹み6Sを設けている。なお、本実
施例においては、陰極線管1と梱包保持体5の収容部6
との間に、既知の梱包保持体35のようにポリエチレン
シートを介在させていない。
【0024】本実施例の陰極線管用梱包箱を組み立てる
際には、既知の陰極線管用梱包箱の組み立ての手段とほ
ぼ同じであって、まず、パレット10を台座に据え、パ
レット10上に下蓋9を重ね、下蓋9上の周囲部に胴枠
7を立設し、複数個の陰極線管1をそれぞれの収容部6
に収容した発泡スチロール製の保持体5を胴枠7内に複
数段にわたって積層配置した後、胴枠7を上蓋8によっ
て蓋をし、最後に、締結綱11を用いて、パレット10
から胴枠7を介して上蓋8に至るように数箇所締結し、
組み立てが完了する。
【0025】ここで、本実施例の陰極線管用梱包箱にお
いて、発泡スチロール製の梱包保持体5の収容部6に設
ける凹み6Sの寸法と収容部6に収容される陰極線管の
螢光面の対角方向の有効径寸法との関係の一例を挙げる
と、螢光面の対角方向の有効径が51cmの陰極線管1
を梱包する陰極線管用梱包箱においては、パネル部フェ
ースプレート2Fが収容部6に接触しないパネル部フェ
ースプレート2Fの周辺領域(図2に示す長さh1)の
寸法及びパネル部フェースプレート2Fが収容部6に接
触しているパネル部フェースプレート2Fの中央領域
(図2に示す長さh2で、パネル部フェースプレート2
Fの中心点から周辺方向に向かって計った長さである)
の寸法を、それぞれ、h1=15.0mm、h2=3
6.5mmになるように選んでいる。また、螢光面の対
角方向の有効径が48mmの陰極線管1を梱包する陰極
線管用梱包箱においては、同様に、パネル部フェースプ
レート2Fが収容部6に接触しないパネル部フェースプ
レート2Fの周辺領域(図2に示す長さh1)の寸法及
びパネル部フェースプレート2Fが収容部6に接触して
いるパネル部フェースプレート2Fの中央領域(図2に
示す長さh2)の寸法を、それぞれ、h1=14.0m
m、h2=34.5mmになるように選んでいる。
【0026】このような寸法に選んだ本実施例の陰極線
管用梱包箱を用い、通常の陰極線管用梱包箱の輸送時の
状態、例えば、5000kmの輸送時の状態に近い振動
試験(振動周波数10Hz乃至25Hzの範囲内の振動
を周波数スイープさせながら20分間加える)を実施
し、ポリエチレンシートを用いた既知の陰極線管用梱包
箱における同じ振動試験との比較を行った。
【0027】この結果、本実施例の陰極線管用梱包箱
は、振動試験後に、微少量の発泡スチロールの屑が発生
し、それが陰極線管1のパネル部フェースプレート2F
からパネル部側面2Wを経て金属バンド4に至る領域に
付着したもののの、付着した発泡スチロールの屑は別途
取り除かねばならない程の量ではなく、特に問題がない
量である。これに対して、既知の陰極線管用梱包箱は、
同じ振動試験後に、前記微少量よりもやや多い量の発泡
スチロールの屑が発生しており、本実施例の陰極線管用
梱包箱の方がポリエチレンシートを用いていないにも係
らず、発生する発泡スチロールの屑が少量になる。
【0028】このように、本実施例の陰極線管用梱包箱
は、陰極線管1を発泡スチロール製の梱包保持体5の収
容部6に収容する際に、陰極線管1の周囲を覆うポリエ
チレンシートを用いる必要がなくなったので、自動陰極
線管取出装置を用いて陰極線管1を取り出す作業に何等
の支障が生じることはなくなり、自動陰極線管取出装置
を正常に動作させることができ、陰極線管1の転倒等に
よる陰極線管1の破損事故を防ぎ、安全上極めて有益な
ものである。
【0029】また、本実施例の陰極線管用梱包箱は、ポ
リエチレンシートを使用する必要がなく、使用後のポリ
エチレンシートをその都度廃棄する必要がない上に、既
知の陰極線管用梱包箱に用いていた胴枠7、上蓋8、下
蓋9、パレット10等をそのまま使用できるので、陰極
線管用梱包箱の輸送コストを低減することが可能にな
る。
【0030】なお、本実施例においては、梱包保持体5
に発泡スチロール製のものを用いた例を挙げて説明して
きたが、本発明による梱包保持体5の材料は発泡スチロ
ールに限られるものでなく、発泡スチロールに類似の他
の材料を用いていもよい。
【0031】また、本実施例においては、51cm及び
48cmの螢光面の対角方向の有効径を有する陰極線管
1におけるパネル部フェースプレート2Fの周辺領域に
梱包保持体5が接触しない寸法h1及びパネル部フェー
スプレート2Fの中央領域に梱包保持体5が接触する寸
法h2を前述のような数値に選んだ例を挙げて説明した
が、本発明における寸法h1及び寸法h2は前述のよう
な数値に限られるものでなく、前述のような数値に近似
した数値、例えば、前述のような数値から±20%以内
の数値であれば、他の数値であってもよく、51cm及
び48cmの螢光面の対角方向の有効径を有する陰極線
管1以外の螢光面の対角方向の有効径のもので、それら
に近い螢光面の対角方向の有効径のものであれば、同様
に適用可能であることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、陰極線
管を梱包保持体の収容部に収容した状態で、陰極線管用
梱包箱を輸送する際、梱包保持体の収容部に収容されて
いる陰極線管が微少振動しても、陰極線管のパネル部フ
ェースプレート周辺領域と側面領域との境界にある外側
方向に突出した曲率の小さい部分が収容部部の凹みの入
口領域に接触せず、梱包保持体が削られて梱包保持体の
屑が発生することは極めて少なくなり、陰極線管の外周
に梱包保持体の屑が付着することも殆んどなくなるの
で、陰極線管を梱包保持体の収容部に収容する際に、陰
極線管の周囲を覆うポリエチレンシートを用いる必要が
なく、それによって自動陰極線管取出装置を用いて陰極
線管を取り出す作業に何等の支障が生じることはなく、
自動陰極線管取出装置を正常に動作させることができる
ばかりか、陰極線管の転倒等による陰極線管の破損事故
を防ぎ、安全上極めて有益なものになるという効果があ
る。
【0033】また、本発明によれば、ポリエチレンシー
トを使用する必要がなくなり、使用後のポリエチレンシ
ートをその都度廃棄する必要がないだけでなく、既知の
陰極線管用梱包箱に用いていた胴枠、上蓋、下蓋、パレ
ット等をそのまま使用することができるので、陰極線管
用梱包箱の輸送コストを低減することが可能になるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる陰極線管用梱包箱の一実施例の
構成を示す一部展開した斜視図である。
【図2】図1に図示された陰極線管用梱包箱における1
つの収容部及び収容された陰極線管の各一部の構成を示
す断面図である。
【図3】既知の陰極線管用梱包箱の構成の一例を示す一
部展開した斜視図である。
【図4】図3に図示された陰極線管用梱包箱における1
つの収容部及び収容された陰極線管の各一部の構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 陰極線管 2 パネル部 2F フェースプレート 2W パネル部側面 3 ファンネル部 4 金属バンド 5 発泡スチロール製の梱包保持体 6 梱包保持体5に設けた収容部 6S 収容部6に設けた凹み 7 胴枠 8 上蓋 9 下蓋 10 パレット 11 締結綱

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ複数個の陰極線管の外形に略等
    しい複数個の収容部を設けた梱包保持体を複数段に積層
    配置し、梱包時に前記梱包保持体の複数個の収容部内に
    それぞれ陰極線管を収容して使用する陰極線管用梱包箱
    において、前記梱包保持体の複数個の収容部にそれぞれ
    陰極線管を収容した際に、前記複数個の収容部壁面と、
    それらに収納された陰極線管のパネル部のフェースプレ
    ート周辺領域及び前記周辺領域に連なる側面外周領域が
    接触しないように、前記複数個の収容部壁面にそれぞれ
    凹みを設けたことを特徴とする陰極線管用梱包箱。
  2. 【請求項2】 前記梱包保持体は、発泡スチロールから
    なっていることを特徴とする請求項1に記載の陰極線管
    用梱包箱。
JP29174196A 1996-11-01 1996-11-01 陰極線管用梱包箱 Withdrawn JPH10129765A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100500106B1 (ko) * 2002-08-24 2005-07-11 주식회사 효원 음극선관 운송용 완충재

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100500106B1 (ko) * 2002-08-24 2005-07-11 주식회사 효원 음극선관 운송용 완충재

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