JPH10127137A - 植物葉茎刈取機 - Google Patents

植物葉茎刈取機

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JPH10127137A
JPH10127137A JP30084896A JP30084896A JPH10127137A JP H10127137 A JPH10127137 A JP H10127137A JP 30084896 A JP30084896 A JP 30084896A JP 30084896 A JP30084896 A JP 30084896A JP H10127137 A JPH10127137 A JP H10127137A
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JP
Japan
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length
conveyor
reel
claw
feeder
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Application number
JP30084896A
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English (en)
Inventor
Yoshihide Hagiwara
義秀 萩原
Yasukazu Inoue
能一 井上
Takahiro Seto
隆弘 瀬戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緑葉植物、特に大麦、裸麦、小麦、オート
麦、ハト麦などの葉茎を損傷することなく刈り取り、ベ
ルトコンベアで輸送して収納する。 【解決手段】 引き起こしリールの爪の上部に設置され
た補助板を具備し、補助板の長さL1と爪の長さL2と
の比率が、0.5:1〜5:1であり、爪の長さが、2
0〜150mmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緑葉植物の葉茎の
刈取りに関する装置であり、コンバインに適用でき、
麦、稲、豆、牧草など各種の作物の葉茎部の収穫に用い
る普通型刈取機に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインは、成熟した穀類の収穫を目
的とするものであり、麦、稲等の作物を圃場より引き起
こし脱穀を行うものであり、作物をリール式引き起し装
置で引き起こして刈取り脱穀部に搬送して脱穀を行うも
のと、作物を引き起こして刈り取った後、穀粒を取得す
るために穂先部のみを搬送して脱穀を行う形式がある。
コンバインは、圃場に刈り取り後、放置された牧草など
を収集し貯留する形式もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、コンバインは穀
類を収穫することを目的とし、また収穫後の稲わら、麦
わら等を収集して獲納するなどの装置はあるが、緑葉植
物の葉茎、特に生育期の初期の若い葉茎の刈取り専用に
は設計されていなかった。本発明は、緑葉植物の葉茎、
特に若葉の刈取りを容易にすることに関する。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明は、緑葉植物の葉
茎の刈取りを行うために次のように従来の装置を改良す
る。
【0005】本装置は、緑葉植物、特にイネ科植物、特
に大麦、裸麦、小麦、オート麦、ハトムギ等の若葉の刈
り取りに適したものである。緑葉植物の葉茎、特に麦類
は葉丈10〜70cm、好適な葉茎の葉丈は20〜50
cmであり、緑葉植物の葉茎の刈取りは、図1に示す植
物葉茎刈取機に於いて、引起こしリール1の爪3を若い
葉茎が著しい変形を受けることなく通過し、刈刃4に到
達することが必要であり、例えば、麦類の若い葉茎は長
さが20〜50cmと短く、茎や葉は生育途中であるた
めに、茎は細く、葉茎は柔軟であることにより、爪3だ
けでは刈刃4に送り込むのは困難であるために、補助板
2で葉茎上部をまとめる必要があり、そのために図2に
示す補助板2とリール爪3の補助板長c/爪部長dの比
率を0.5/1〜5/1、好ましくは1/1〜4/1と
して爪長さを20〜150mm、好ましくは40〜12
0mmとすることにより、若い葉茎を容易に刈刃4に導
入することができる。若い葉茎の長さに適合した爪部3
を数値により規定したが、これを大きくはずれた条件で
は、葉茎は部分的に刈り取りをされず圃場にとり残され
る。このように若い葉茎の刈り取りには、リール1に装
着される爪3の長さが重要な要素であるが、爪3の長さ
を、各種の長さの補助板2を交換すること又はリールの
爪3に平行な支柱をリール1の両端に設置し、この支柱
に各種の補助板長に対応する位置に調節するためにボル
トで補助板2を所定の位置に固定して調節することによ
り葉茎の部分的刈り取りを防止することができる。リー
ルの先端を構成する爪3は、図2に示したとおりのフオ
ーク状の形状を有し、刈り取った葉茎を後部の刈り取り
装置の刈刃に送る。
【0006】更に刈り取られた葉茎は、掻き込みオーガ
からフィーダコンベアへの送り込みが行われる。緑葉植
物の若い葉茎は、柔弱性に富み相互に葉茎が滑りフィー
ダコンベアのみでは葉茎が掻き込みオーガ5とフィーダ
コンベア6の間隙に貯留して、コンベアに沿って輸送す
ることが困難になる。そこで掻き込みオーガ5とフィー
ダコンベア6の接点より、フィーダコンベアの下部に輸
送方向に沿って補助ベルトコンベア7を併設し、フィー
ダコンベアとベルトコンベアの間隙を50〜200m
m、好ましくは70〜150mmとした構造を有し、図
3及び4に示すように、フィーダコンベア6に爪部9を
装備するが、その構造は同図に示すように、フィーダコ
ンベアに装備された爪部の長さeを20〜120mm、
好ましくは40〜100mmとし、その形状を巾f(山
部と谷部の合計の長さ)が、30〜70mmである波型
構造を配置することにより、葉茎を容易に輸送すること
ができ、葉茎は図1の供給ベルト8に送り込むことがで
きる。即ち、爪部9は、図4に示すとおり山部と谷部に
より構成された波型の構造であり、刈り取られた葉茎を
押さえてフイーダコンベアの移動方向の搬送を容易にす
る構造を有する。
【0007】刈り取られた葉茎は、掻き込みオーガ5と
フィーダコンベア6の間に貯留し、或る程度の量になっ
たとき爪部9により上方へ搬送されるが、この時、葉茎
の団塊には弾力性があるので、フイーダコンベア6と補
助ベルトコンベア7との間の間隔が50〜200mmで
あり、フイーダコンベアの、突出する複数の爪部9の長
さが、20〜100の長さでないと、フィーダコンベア
6の爪部9上部よりはずれて搬送できない。従って、こ
の数値が必要になる。
【0008】本発明者らは、柔軟な緑葉植物の若い葉茎
を刈り取り後、連続的にフィーダコンベアとベルトコン
ベアを介して輸送することに成功した。
【0009】走行装置に、図1に示すように引き起こし
リール1を構成する補助板長/爪部長の比率を0.5/
1〜5/1、好ましくは1/1〜4/1とし、爪長さを
20〜150mm、好ましくは40〜120mmとし
て、フィーダコンベアとベルトコンベアの間隔を50〜
200mm、好ましくは70〜150mmとする構造刈
刃4、掻き込みオーガ5より構成される刈り取り装置と
掻き込みオーガ5とフィーダコンベア6の接点よりフィ
ーダコンベアの下部に輸送方向に沿って補助ベルトコン
ベア7を併設し、フィーダコンベアに付属する爪部の長
さを20〜120mm、好ましくは40〜100mmと
することにより、緑葉植物、特に大麦、裸麦、小麦、オ
ート麦、ハト麦などの葉茎を損傷することなく刈り取
り、ベルトコンベアで輸送して収納することができる。
【0010】
【実施例】刈取り機は、走行装置に登載される。
【0011】図1に示す植物葉茎刈取機の引起こしリー
ル1の爪部の上部に補助板2を設置し、掻込みオーガ5
とフィーダコンベア6の接点よりフィーダコンベアの下
部に輸送方向に沿って補助ベルトコンベア7を併設した
構造を有する。引起こしリール1を構成する補助板長/
爪部長の比率を0.5/1〜5/1、好ましくは1/1
〜4/1とし、この場合爪の長さは20〜150mm、
好ましくは40〜120mmが採用され、フィーダコン
ベアとベルトコンベアの間隔は50〜200mm、好ま
しくは70〜150mmとする。
【0012】フィーダコンベアには、図3に示すように
爪部9が植物葉茎を輸送するために装置されているが、
爪長さは20〜120mm、好ましくは40〜100m
mの範囲が採用できる。
【0013】本装置を走行するとき、植物葉茎はリール
1の回転により引き起こされ、補助板2を有する爪部3
に保持されて刈刃4に送り込まれて刈取られ、掻込みオ
ーガ5に搬送されるが、このオーガ部で植物葉茎はその
葉茎構造により貯留してフィーダコンベア6に達するこ
とができないので、掻込みオーガ5とフィーダコンベア
6の接点よりフィーダコンベア6の下部にベルトコンベ
ア7を設置し、供給ベルト8に葉茎を輸送することを可
能とすることができた。
【0014】引起こしリール1の爪部3の上部に補助板
2を設置した図2に示す構造のリールは、植物の草丈が
10〜50cmの場合、引起こしと刈刃への送り込みに
適した構成を成すものである。
【0015】刈取り掻込み装置は、補助板2を設置した
爪3を有する引起こしリール1と掻込みオーガ5から構
成され、圃場に生育している植物葉茎を刈刃4で刈り取
り、フィーダコンベア6と輸送方向に沿って併設された
補助ベルトコンベア7の間隙に搬送して刈り取りされた
植物葉茎を供給ベルト8に送り込み、貯槽にまで搬送す
る。
【0016】
【発明の効果】上記のとおり、本発明の植物葉茎刈取機
によると、緑葉植物、特に大麦、裸麦、小麦、オート
麦、ハト麦などの葉茎を損傷することなく刈り取り、ベ
ルトコンベアで輸送して収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に従う植物葉茎刈取機の側面
図を示す。
【図2】引起こしリール部の前面より見た構造図であ
り、(a)は従来の構造を示し、(b)は、本発明の一
実施例に従う構造を示す。
【図3】爪部を有するフィーダコンベアの斜視図を示
し、この図では、図を明確にするためにこの図では、爪
部が1つしか示されていないが、実際には複数個間隔を
置いて配置される。
【図4】爪部の詳細を示し、(a)は側面図であり、
(b)は要部拡大図である。
【符号の説明】
1 引き起こしリール 2 補助板 3 爪部 4 刈刃 5 掻き込みオーガ 6 フィーダコンベア 7 補助ベルトコンベア 8 供給ベルト 9 爪部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置、複数の爪を有する引き起こし
    リール(1)と刈刃(4)と掻き込みオーガ(5)とを
    備えた刈り取り装置、及び搬送コンベアを具備する植物
    葉茎刈取機において、 該引き起こしリール(1)の爪(3)の上部に設置され
    た補助板(2)を具備し、 該補助板の長さL1と爪の長さL2との比率が、0.
    5:1〜5:1であり、 該爪の長さが、20〜150mmであることを特徴とす
    る植物葉茎刈取機。
  2. 【請求項2】 走行装置、複数の爪を有する引き起こし
    リール(1)と刈刃(4)と掻き込みオーガ(5)とを
    備えた刈り取り装置、及び搬送コンベアを具備する植物
    葉茎刈取機において、 上流端が該オーガ(5)に隣接して配置され、上流端か
    ら下流端に徐々に上昇するように配置され、下方に面す
    る搬送部において搬送物に接触して搬送物を搬送するフ
    イーダコンベア(6)と、 該フイーダコンベアに下方において、該フイーダコンベ
    アに沿ってこれを略平行に配置された補助ベルトコンベ
    ア(7)と、 上流端が、補助ベルトコンベア(7)の下流端に隣接し
    て配置された供給ベルト(8)とを具備し、 該フイーダコンベア(6)と該補助ベルトコンベア
    (7)との間の間隔が、50〜200mmであり、 該フイーダコンベアが、間隔をおいて配置され20〜1
    00の長さで突出する複数の爪部(9)を備えている植
    物葉茎刈取機。
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Cited By (3)

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