JPH10126954A - 地絡検出装置およびこの地絡検出装置を用いた漏電遮断器 - Google Patents

地絡検出装置およびこの地絡検出装置を用いた漏電遮断器

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JPH10126954A
JPH10126954A JP8272204A JP27220496A JPH10126954A JP H10126954 A JPH10126954 A JP H10126954A JP 8272204 A JP8272204 A JP 8272204A JP 27220496 A JP27220496 A JP 27220496A JP H10126954 A JPH10126954 A JP H10126954A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏電遮断器でサイリスタ等を用いた電力変換
機器に接続される負荷機器の漏電や地絡を確実に検出す
る。 【解決手段】 地絡電流を検出する零相変流器、この零
相変流器に接続し地絡電流が含む高調波成分を阻止する
とともに入力周波数より高い所定の周波数に共振点をも
ちこの共振点での利得が電源周波数での利得より所定の
値だけ大きく設定したフィルター、このフィルターを通
過した地絡電流の一方の極性におけるレベルが所定の値
を超えた期間に対応する時間幅のパルス信号を発生する
レベル判別器、このレベル判別器からのパルス信号が所
定幅以上のとき遮断信号を発生する信号幅判別手段によ
って地絡を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、サイリスタ制御
機器等の位相制御機器で発生する地絡を検出する地絡検
出装置およびこの地絡検出装置を用いて地絡検出時に交
流電路を遮断する漏電遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば特開平5−15046号
公報に記載された従来の漏電遮断器を示すブロック図で
ある。図において、1は交流電路、2はこの交流電路1
に設置した遮断器、3は交流電路1を1次巻線とする零
相変流器、4は遮断器2の引外装置を作動させる電磁装
置、5は電磁装置4に接続したスイッチング素子例えば
サイリスタであり、遮断器2、電磁装置4とスイッチン
グ素子5とで遮断手段を構成する。6’は低域フィルタ
ーで、零相変流器3の出力から低周波成分を抽出して出
力する。7は低域フィルター6’の出力レベルを判別す
るレベル判別器、8はレベル判別器7の出力時間幅を判
別する信号幅判別器、9は信号幅判別器8の出力に応じ
てトリガ信号を発生するトリガ回路であり、信号幅判別
器8とトリガ回路9とで信号判別手段を構成する。トリ
ガ回路9の出力をスイッチング素子5のゲート電極に与
えて導通させ電磁装置4により引外装置を作動させて遮
断器2で交流電路1を遮断する。
【0003】低域フィルター6’はインバーター等を含
む負荷機器で発生する高調波成分による影響を防止する
ようその周波数特性を設定する。図11はその一例であ
る。低域フィルター6’の周波数特性は、カットオフ周
波数100〜360Hz、減衰特性12dB/Oct以
上とすることが望ましいといわれる。また通過帯域では
感度変化を防止するため平坦な特性が望ましく、通過帯
域でのリップルが少ないバタワース特性の低域フィルタ
ーが用いられる。
【0004】以上のような従来の漏電遮断器の動作を、
図12に示す波形図によって説明する。図において、
(a)は交流電路1に地絡が発生したときに流れる地絡
電流で、低域フィルター6’の効果を示すため高調波ノ
イズの重畳した状態を表現している。(b)は零相変流
器3の出力信号、(c)は低域フィルター6’の出力で
あり、高調波ノイズは除かれている。(d)はレベル判
別器7の出力で、低域フィルター6’の出力が閾値TH
1 を超える期間に応じた時間幅のパルス信号を出力す
る。(e)、(f)は信号幅判別器8の動作原理の一例
を示すもので、(e)に示すように(d)の入力パルス
をのこぎり波に変換し、レベル判別器7の出力パルス
(d)のうち、予め設定した時間幅t1 を超える部分を
(f)のパルスとして出力する。(g)は信号幅判別器
7に出力があったときトリガ回路8の出力するトリガ信
号である。このトリガ信号でスイッチング素子5を導通
させて電磁装置4により遮断器2の引外装置を作動させ
て交流電路1を遮断するとともに図示しない警報接点に
より地絡警報を発する。
【0005】ところで近年、サイリスタ等を用いた電力
変換機器に接続される負荷機器に対しての確実な地絡保
護の要求が高まっている。この場合、電力変換機器を流
れる地絡電流は、一般に位相制御した電流であるため、
通常の正弦波を基本波とする地絡電流とは様相が異な
る。
【0006】電力変換機器を流れる地絡電流によって上
述の漏電遮断器がどのように動作するかを図13、14
を用いて説明する。図は導通角が約45度で位相制御し
た地絡電流の波形を示しており、図13は地絡電流の極
性がレベル判別器7の判定極性と同じ場合を、図14は
逆極性の場合を示している。なお、(a)から(g)の
各波形の意味するところは図12の場合と同様である。
図13、14のいずれの場合も、零相変流器3からは若
干のアンダーシュート部分のある出力が、低域フィルタ
ー6’からは全体に丸みを帯びた波形の出力が得られ
る。なお、アンダーシュート部分の大きさは零相変流器
3の磁気特性に左右される。
【0007】図13の場合は、低域フィルター6’の出
力におけるピーク側の極性とレベル判別器7の判定極性
とが同極性であり、レベル判別器7からは出力が得られ
る。しかし、低域フィルター6’の出力におけるピーク
側の極性とレベル判別器7の判定極性とが逆極性である
と、検出対象が低域フィルター6’出力のアンダーシュ
ート部分となりレベル判別器7から出力が得られない場
合がある。図14はレベル判別器7から出力が得られな
い場合を示している。このことは、地絡の程度が同じで
あっても地絡電流の極性によって検出感度が異なること
を意味する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、従来
の漏電遮断器では、サイリスタ等を用いた電力変換機器
に接続される負荷機器の漏電や地絡に対して、地絡電流
の極性により検出できない場合が生じるといった課題が
あった。また検出が可能であっても、地絡電流の位相制
御による導通角が小さい場合、感度が低下するといった
課題もあった。本発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、サイリスタ等を用いた電力変換機器
に接続される負荷機器の漏電や地絡を確実に検出して電
路を遮断するとともに、高調波成分、サージやインパル
ス等の影響も受けにくい漏電遮断器を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】地絡検出装置を、交流電
路に流れる地絡電流を検出する零相変流器、この零相変
流器に接続し地絡電流が含む高調波成分を阻止するとと
もに入力周波数より高い所定の周波数に共振点をもちこ
の共振点での利得が電源周波数での利得より所定の値だ
け大きく設定したフィルター、このフィルターを通過し
た地絡電流の交流波形の一方の極性におけるレベルが所
定の値を超えた期間に対応する時間幅のパルス信号を発
生するレベル判別器、このレベル判別器からのパルス信
号が所定幅以上のとき漏電警報および/または交流電路
を遮断する出力信号を発生する信号幅判別手段によって
構成した。
【0010】また、上記フィルターにチェビシェフ特性
の周波数特性をもたせた。
【0011】さらにまた、フィルターの周波数特性とし
て、100〜200Hzの間に共振点を有し、この共振
点の増幅率が電源周波数における増幅率より0.5〜3
dB高くした。
【0012】さらにまた、信号幅判別手段からの出力信
号が所定時間内に複数回存在したとき出力信号を出すカ
ウンタとタイマーを備えた。
【0013】さらにまた、交流電路を流れる地絡電流を
検出して負荷機器の地絡検出時に交流電路を遮断する遮
断器を備えた漏電遮断器において、交流電路を流れる地
絡電流の検出に上記のような地絡検出装置を用いた。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を用いてこの発明による
漏電遮断器の実施形態を説明する。各図に用いる符号
は、図10〜14を用いて説明した従来の漏電遮断器と
同一もしくは相当する部分に同じ符号を付し、機能や作
用について重複する説明はしない。
【0015】実施形態1.図1はこの発明による漏電遮
断器の第1の実施形態を示すブロック図、図2は低域フ
ィルター6の構成の一例を示す接続回路図、図3はその
周波数特性図、図4は動作波形図である。図1におい
て、6は共振周波数を有する低域フィルターであり、そ
の出力におけるピーク側の極性とレベル判別器7の判定
極性とが逆極性であっても、レベル判別器7が判別しや
すいように出力波形を整える。
【0016】次に動作を説明する。サイリスタ等を用い
た電力変換機器等で導通角を約45〜180度の範囲で
変化させた場合の位相制御波形(以下、片極位相制御波
形と呼ぶ)では入力周波数の2〜4倍(電源が商用電源
の場合100〜240Hz)の周波数域内に最大振幅を
もつ高調波が含まれる。低域フィルター6の共振周波数
を100〜240Hzに設定すれば低域フィルター6が
その高調波に共振して、片極位相制御波形が反対極性部
分を有する波形になるため、レベル判別器6によってい
ずれの極性の地絡電流でも判別することができる。
【0017】実際には低域フィルター6の周波数特性
は、約100〜200Hzの間に増幅率が最大となる周
波数を有し、その周波数より高い周波数では12dB/
Octで減衰する。増幅率が最大となる周波数での増幅
率は、商用電源の周波数(50または60Hz)での増
幅率に対して約0.5〜3.0dB増幅率が高くなるよ
うに設定してある。
【0018】共振周波数域を広くすると増幅率の鋭敏性
が低下する。そこで共振周波数域を上述した100〜2
40Hzより狭くして種々の実験を行った結果、約10
0〜200Hzの範囲内で増幅率が最大となるものを用
いることによって実効の得られることが判明した。
【0019】図3に示す周波数特性は一般にチェビシェ
フ特性と呼ばれる。なお、チェビシェフ特性の低域フィ
ルターと先に説明したバタワース特性の低域フィルター
6’とは、いずれもオペアンプを使用して実現すること
ができ、フィルターを構成する抵抗、コンデンサの大き
さを変更すればチェビシェフ特性またはバタワース特性
のいずれにもなし得る。
【0020】低域フィルター6は例えば図2に示すよう
に、多重帰還形の2次形ローパスフィルターとして知ら
れているオペアンプを使用して構成することができる。
低域フィルター6の特性は図中の抵抗R1 、R2 、R
3 、コンデンサC1 、C2 の値によって設定できる。な
お、遮断周波数f0 、遮断周波数付近での特性の鋭さQ
は次式で表すことができる。
【0021】
【数1】
【0022】
【数2】
【0023】先に述べたとおり、従来の漏電遮断器では
通過帯域でのリップルを少なくする目的からバタワース
特性の低域フィルターが用いられており、Qは0.7程
度である。この発明による漏電遮断器では、Qが約1〜
1.4程度のチェビシェフ特性の低域フィルターであれ
ばよい。
【0024】次に図4を用いてこの発明による漏電遮断
器の動作を説明する。地絡電流波形(a)および零相変
流器の出力波形(b)は、先に説明した図14の場合と
同じである。(c)は低域フィルター6の出力波形を示
しており、この発明による漏電遮断器の特徴をなしてい
る。低域フィルター6をチェビシェフ特性としたのでア
ンダーシュート部分に凸部が発生する。これは、チェビ
シェフ特性の低域フィルターでは遮断周波数f0 付近で
共振するためである。このアンダーシュート部分に発生
する凸部の大きさやその幅は、低域フィルター6のf0
およびQで決まり、信号幅判別器8の判定所定時間幅t
1 との関係において設定する。
【0025】信号幅判別器8の判別所定時間幅t1 はサ
ージやノイズによる誤動作を防止するために、おおよそ
1〜3msecに設定すればよく、f0 は100〜200H
z、Qは1〜1.4の範囲とするのが望ましい。なお、
この場合の低域フィルター6の周波数特性は、100〜
200Hzの間に増幅率が最大となる共振点を有し、共
振点での増幅率が入力周波数(50または60Hz)で
の増幅率より0.5〜3dB高くなるようにすればよ
い。このフィルター6での共振によって生じるアンダー
シュート部分の凸部が、レベル判別器7の閾値を超える
ことになり、(d)〜(g)に示すように低域フィルタ
ー6の出力におけるピーク側の極性とレベル判別器7の
判定極性とが逆極性でも地絡を検出することができる。
【0026】なお、低域フィルター6はオペアンプを用
いたアクティブフィルターとしたが、インダクタンス、
キャパシタンスおよび抵抗で構成するパッシブフィルタ
ーとしてもよい。図5はパッシブフィルターの等価回路
図、図6はその周波数特性の一例である。図において、
11は零相変流器3の2次巻線に含まれるインダクタン
ス分であり同時にフィルターの一要素部品として作用す
る。12は100〜200Hzの周波数域内でインダク
タンス11と同じインピーダンスを有するコンデンサ、
13は入力周波数においてインダクタンスおよびコンデ
ンサとほぼ同等のインピーダンスを有する抵抗である。
インダクタンス11、コンデンサ12、抵抗13は等価
回路に示すようにLCR共振回路として作用する。な
お、14は零相変流器3の2次巻線の抵抗分である。こ
れらのインダクタンス、コンデンサ、抵抗で構成する共
振回路は周波数特性に示すように、共振点をもつフィル
ターとして作用し、各定数を適切に設定することにより
低域フィルター6と同様に作用する。
【0027】さらに、抵抗とコンデンサで構成する微分
回路と積分回路を組合せて、100〜200Hzの周波
数での感度を入力周波数におけるよりも敏感にすること
で、ほぼ同等の効果が得られる。図7にその場合の周波
数特性の一例を示す。ハイパスフィルターである微分回
路とローパスフィルターである積分回路とを組合わせ、
100〜200Hzの周波数域内で感度が最も敏感にな
るように回路定数を設定すればよい。
【0028】実施の形態2.図8はこの発明による漏電
遮断器の第2の実施形態を示すブロック図、図9はその
動作波形図である。図において、18はカウンタであ
り、信号幅判別器8からのパルス入力が複数回あるとト
リガ信号をトリガ回路8へ出力する。19は信号幅判別
器8からの最後のパルスから所定時間だけカウンタ18
を作動可能にするタイマーであり、同時に所定回数のパ
ルスが入力された時点から所定時間経過後カウンタ18
をリセットする。図9に示す動作波形図はカウンタ18
のカウント数を2回とした場合を示しており(a)〜
(f)は図4の(a)〜(f)と同様である。
【0029】低域フィルター6は位相制御波形のように
正負いずれの極性を有する地絡信号を検出できるように
波形を整形するが、同時に単発ノイズについても波形を
整形するため、誤動作の可能性がある。この発明による
漏電遮断器の第2の実施形態においては、単発パルスに
よる信号と地絡事故による信号をその連続性をカウンタ
18とタイマー19により、所定時間内に所定の回数だ
け信号入力があるか否かによって判定し、単発パルスに
よる信号と地絡事故による信号を区別することにより誤
動作を防いでいる。
【0030】以上の説明では、片極位相制御波形につい
ての動作についてのみ述べたが、正負両極性の成分をも
つ地絡電流に対しても正常な動作が行われることはいう
までもない。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、地絡検出装置
を交流電路に流れる地絡電流を検出する零相変流器、こ
の零相変流器に接続し地絡電流が含む高調波成分を阻止
するとともに入力周波数より高い所定の周波数に共振点
をもちこの共振点での利得が電源周波数での利得より所
定の値だけ大きく設定したフィルター、このフィルター
を通過した地絡電流の交流波形の一方の極性におけるレ
ベルが所定の値を超えた期間に対応する時間幅のパルス
信号を発生するレベル判別器、このレベル判別器からの
パルス信号が所定幅以上のとき漏電警報および/または
交流電路を遮断する出力信号を発生する信号幅判別手段
によって構成したので、地絡電流が一方の極性だけから
なる場合でも確実に検出することができる。
【0032】請求項2の発明によれば、上記フィルター
をチェビシェフ特性の周波数特性を有するものにしたの
で、フィルターの構成が容易にできる。
【0033】請求項3の発明によれば、上記フィルター
の周波数特性を100〜200Hzの間に共振点を有
し、この共振点の増幅率が電源周波数における増幅率よ
り0.5〜3dB高くしたので、地絡電流の検出が確実
になる。
【0034】請求項4の発明によれば、信号幅判別手段
からの出力信号が所定時間内に複数回存在したとき出力
信号を出すカウンタとタイマーを備えたので、単発ノイ
ズによる誤動作を確実に防止できる。
【0035】請求項5の発明によれば、交流電路を流れ
る地絡電流を検出して負荷機器の地絡検出時に交流電路
を遮断する遮断器を備えた漏電遮断器において、交流電
路を流れる地絡電流の検出に上記のような地絡検出装置
を用いたので、地絡電流が一方の極性だけからなる場合
でも確実に検出して遮断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による漏電遮断器の第1の実施形態
を示すブロック図である。
【図2】 図1の低域フィルターの構成例を示す接続回
路図である。
【図3】 図2に示す低域フィルターの周波数特性図で
ある。
【図4】 図1に示す漏電遮断器の動作を説明するため
の波形図である。
【図5】 低域フィルターの変形例を示す接続回路図で
ある。
【図6】 図5に示す低域フィルターの周波数特性図で
ある。
【図7】 低域フィルターの他の変形例における周波数
特性図である。
【図8】 この発明による漏電遮断器の第2の実施形態
を示すブロック図である。
【図9】 図8に示す漏電遮断器の動作を説明するため
の波形図である。
【図10】 従来の漏電遮断器を示すブロック図であ
る。
【図11】 図10の低域フィルターの周波数特性図で
ある。
【図12】 図10に示す漏電遮断器の動作を説明する
ための波形図である。
【図13】 図10に示す漏電遮断器の位相制御波形に
対する動作を説明するための波形図である。
【図14】 図10に示す漏電遮断器の位相制御波形に
対する動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1 交流電路、 2 遮断器、 3
零相変流器 4 電磁装置 5 スイッチング素子 6
低域フィルター 7 レベル判別器、 8 信号幅判別器 9
トリガ回路 10 負荷機器 18 カウンタ 1
9 タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02H 3/347 H02H 3/347 A 3/50 3/50

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電路に流れる地絡電流を検出する零
    相変流器、この零相変流器に接続し前記地絡電流が含む
    高調波成分を阻止するとともに入力周波数より高い所定
    の周波数に共振点をもちこの共振点での利得が電源周波
    数での利得より所定の値だけ大きく設定したフィルタ
    ー、このフィルターを通過した前記地絡電流の交流波形
    の一方の極性におけるレベルが所定の値を超えた期間に
    対応する時間幅のパルス信号を発生するレベル判別器、
    このレベル判別器からの前記パルス信号が所定幅以上の
    とき漏電警報および/または前記交流電路を遮断する出
    力信号を発生する信号幅判別手段を備えたことを特徴と
    する地絡検出装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルターはチェビシェフ特性の周
    波数特性を有することを特徴とする請求項1に記載の地
    絡検出装置。
  3. 【請求項3】 フィルターの周波数特性は、100〜2
    00Hzの間に共振点を有し、この共振点の増幅率が電
    源周波数における増幅率より0.5〜3dB高くしたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の地絡検出装置。
  4. 【請求項4】 信号幅判別手段からの出力信号が所定時
    間内に複数回存在したとき出力信号を出すカウンタとタ
    イマーを備えたことを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれかに記載の地絡検出装置。
  5. 【請求項5】 交流電路を流れる地絡電流を検出して負
    荷機器の地絡検出時に交流電路を遮断する遮断器を備え
    た漏電遮断器において、交流電路を流れる地絡電流の検
    出に請求項1から請求項4のいずれかに記載の地絡検出
    装置を用いたことを特徴とする漏電遮断器。
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