JPH10126847A - Phsシステムにおけるスロット割当数の動的制御方式及びphsシステム - Google Patents

Phsシステムにおけるスロット割当数の動的制御方式及びphsシステム

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JPH10126847A
JPH10126847A JP8272386A JP27238696A JPH10126847A JP H10126847 A JPH10126847 A JP H10126847A JP 8272386 A JP8272386 A JP 8272386A JP 27238696 A JP27238696 A JP 27238696A JP H10126847 A JPH10126847 A JP H10126847A
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JP
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JP8272386A
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Toshio Kamimura
俊夫 上村
Shigeyuki Sudo
茂幸 須藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各1つの基地局における通信総数、各通信の
通信種別や優先順位に応じて、基地局が有する通信用ス
ロット数を有効活用できるようにすること。 【解決手段】 5m秒のフレームを上り下りが対をなす
1つの制御用スロットと3つの通信用スロットに時分割
して多重アクセスし、かつ、音声通信の通信スロットの
割当数であるスロット割当数が1、データ通信の通信ス
ロットの割当数であるスロット割当数が1あるいは2の
時分割多重アクセスを行うPHSシステムにおいて、通
信総数が2以下でうちデータ通信が1の場合、データ通
信のスロット割当数を2に設定し、通信総数が2でうち
データ通信が2の場合、優先順位の高い方のデータ通信
のスロット割当数を2に、優先順位の低い方のデータ通
信のスロット割当数を1に設定し、通信数が3でうちデ
ータ通信が1以上の場合、全てのデータ通信のスロット
割当数を1に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、5m秒のフレーム
を上り下りが対をなす1つの制御用スロットと3つの通
信用スロットに時分割して多重アクセスし、かつ、音声
通信の通信スロットの割当数であるスロット割当数が
1、データ通信の通信スロットの割当数であるスロット
割当数が1あるいは2の時分割多重アクセスを行うPH
Sシステムにおいて、有限資源である通信用スロットの
有効活用を実現するデータ通信のスロット割当数の動的
制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】PHSのデータ通信は、PDCの9.6
kbpsに比べ、32kbpsと高速であるが、昨今の
データ自体の肥大化に対応するため、より高速なデータ
通信を行いたいという要望が高い。
【0003】このような状況の中、RCR STD28
(電波産業会)では、PHSにおける高速データ通信方
式に関して、64kbpsのデータ通信を実現するデー
タ通信の通信スロットの割当数であるスロット割当数を
2つにする、2スロット使用のデータ通信の検討が行わ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記P
HSにおける2スロット使用のデータ通信の検討では、
1つの基地局の扱う通信が増減する場面におけるデータ
通信の通信スロットの割当数であるスロット割当数の動
的制御に対しては、何ら検討がなされていない。
【0005】したがって、1つの基地局で、スロット割
当数が2のデータ通信と、スロット割当数が1の音声通
信が存在する状態においては、新しい通信を追加できな
いという事態が発生する。
【0006】一方、このようなことを回避するため、全
ての通信のスロット割当数を1とした場合、スロット割
当数が1のデータ通信と、スロット割当数が1の音声通
信が存在する状態においては、スロットが1つ余ってい
る、すなわち、スロットの有効活用がなされていない状
態となる。また、スロットが1つ余っているにもかかわ
らず、データ通信のスロット割当数が1つに固定なた
め、2スロット使用のデータ通信が行えない。
【0007】本発明の目的は、1つの基地局における通
信総数、各通信の通信種別や優先順位に応じて、1つの
基地局が有する通信用スロット数を有効活用できるPH
Sシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、5m秒のフレームを上り下りが対をなす1
つの制御用スロットと3つの通信用スロットに時分割し
て多重アクセスし、かつ、音声通信の通信スロットの割
当数であるスロット割当数が1、データ通信の通信スロ
ットの割当数であるスロット割当数が1あるいは2の時
分割多重アクセスを行うPHSシステムにおいて、通信
総数が2以下でうちデータ通信が1の場合、データ通信
のスロット割当数を2に設定し、通信総数が2でうちデ
ータ通信が2の場合、優先順位の高い方のデータ通信の
スロット割当数を2に、優先順位の低い方のデータ通信
のスロット割当数を1に設定し、通信総数が3でうちデ
ータ通信が1以上の場合、全てのデータ通信のスロット
割当数を1に設定する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係
る、PHSシステムにおけるデータ通信のスロット割当
数の動的制御についてを、図面を用いて説明する。
【0010】図1は、本発明の1実施形態に係るPHS
システムの概要を示す図である。ここでは、PHSシス
テムを、1つの基地局1と、3つの移動局2,3,4で
構成している。
【0011】基地局1は、全体制御部11、ベースバン
ド部12、及び、RF部13を有する。
【0012】ベースバンド部12は、5m秒のフレーム
を、上り下りが対をなす1つの制御用スロットと3つの
通信用スロットに時分割し、上り下りが対をなすスロッ
ト単位で各移動局2,3,4との時分割多重アクセス制
御を行い、かつ、音声通信の通信スロットの割当数であ
るスロット割当数が1、データ通信の通信スロットの割
当数であるスロット割当数が1あるいは2の時分割多重
アクセスの制御を行う。RF部13は、各移動局2,
3,4との電波の送受信を行う。全体制御部11は、ベ
ースバンド部12及びRF部13の制御や、通信プロト
コルの制御を行う。
【0013】一方、各移動局2,3,4は、全体制御部
21,31,41、ベースバンド部22,32,42、
及び、RF部23,33,43を有する(図1では、移
動局3,4の全体制御部31,41、ベースバンド部3
2,42、RF部33,43は、図示の都合上示してい
ない)。
【0014】ベースバンド部22,32,42は、上り
下りが対をなす1つの制御用スロットと3つの通信用ス
ロットに時分割されたスロット単位で、基地局1との時
分割多重アクセス制御を行い、かつ、音声通信の通信ス
ロットの割当数であるスロット割当数が1、データ通信
の通信スロットの割当数であるスロット割当数が1ある
いは2の時分割多重アクセスの制御を行う。
【0015】RF部23,33,43は、基地局1との
電波の送受信を行う。全体制御部21,31,41は、
ベースバンド部22,32,42及びRF部23,3
3,43の制御や、通信プロトコルの制御を行う。
【0016】基地局1のスロット割当数の動的制御手段
111は、通信総数、通信種別、及び、データ通信にお
ける優先順位を管理し、データ通信が1つ以上存在する
場合、通信総数と各データ通信の優先順位とに応じて、
各データ通信のスロット割当数の設定を動的に制御する
とともに、各データ通信のスロット割当数の設定を、基
地局のベースバンド部12と移動局へ報知する。
【0017】一方、移動局2,3,4のスロット割当数
の動的制御手段211,311,411(図1では、移
動局3,4のスロット割当数の動的制御手段311,4
11は、図示の都合上示していない)は、基地局からの
スロット割当数をベースバンド部22,32,42へ報
知する。
【0018】また、基地局1及び移動局2,3,4のベ
ースバンド部12,22,32,42は、音声通信の場
合、スロット割当数は1で、データ通信の場合、スロッ
ト割当数は、基地局1及び移動局2,3,4のスロット
割当数の動的制御手段111,211,311,411
からのスロット割当数に従い、1あるいは2で時分割多
重アクセスの制御を行う。
【0019】なお、PHSシステムでは、RCR ST
D28(電波産業会)で検討されているように、基地局
と移動局との間の物理的な接続方法は、基地局から移動
局への接続用スロットである1つの制御用下りスロット
と3つの通信用下りスロットからなる4つの下りスロッ
トと、移動局から基地局への接続用スロットである1つ
の制御用上りスロットと3つの通信用上りスロットから
なる4つの上りスロットとの、合計8つのスロットを用
いる。
【0020】また、制御用スロットは、システム情報の
報知や、移動局の位置登録などに使う。一方、通信用ス
ロットは、音声通信やデータ通信などに使う。
【0021】図1では、1つの基地局1と、3つの移動
局2,3,4が、それぞれ、制御用スロットを介してリ
ンク(発呼、着呼可能)状態となっている。
【0022】図2は、本実施形態のPHSシステムにお
ける、基地局のスロット割当数の動的制御手段111で
のデータ通信のスロット割当数の設定ルールを示す。
【0023】通信総数が2以下でうちデータ通信が1の
場合、データ通信のスロット割当数を2に設定する。
【0024】通信総数が2でうちデータ通信が2の場
合、優先順位の高い方のデータ通信のスロット割当数を
2に、優先順位の低い方のデータ通信のスロット割当数
を1に設定する。
【0025】通信総数が3でうちデータ通信が1以上の
場合、全てのデータ通信のスロット割当数を1に設定す
る。
【0026】図3〜図8は、本実施形態のPHSシステ
ムにおける通信総数が0〜3の通信状態を示す。
【0027】図3では、1つの基地局1と、3つの移動
局2,3,4が、それぞれ、制御用スロットを介してリ
ンク(発呼、着呼可能)状態となっている。
【0028】なお、図4〜図8でも、通信を行っていな
い移動局は、制御用スロットを介してリンク(発呼、着
呼可能)状態となっている。
【0029】図4では、1つの基地局1と1つの移動局
2が、1つの通信用スロットを使用して音声通信を行っ
ている。
【0030】図5では、1つの基地局1と1つの移動局
2が、2つの通信用スロットを使用してデータ通信を行
っている。
【0031】図6では、1つの基地局1と2つの移動局
2,3が、1つの通信用スロットを使用して音声通信を
行っている。
【0032】図7では、1つの基地局1と1つの移動局
2が、1つの通信用スロットを使用して音声通信あるい
はデータ通信を、また、1つの基地局1と1つの移動局
3が、2つの通信用スロットを使用してデータ通信を、
それぞれ行っている。
【0033】図8では、1つの基地局1と3つの移動局
2,3,4が、それぞれ、1つの通信用スロットを使用
して音声通信あるいはデータ通信を行っている。
【0034】図9と図10は、本実施形態のPHSシス
テムにおいて、1つの基地局の扱う通信が増減する場面
における、基地局のスロット割当数の動的制御手段での
データ通信のスロット割当数の設定ルールを示す。
【0035】図9は、本実施形態のPHSシステムにお
いて、新規の通信を確立する場面における、基地局のス
ロット割当数の動的制御手段でのデータ通信のスロット
割当数の設定ルールを示す。
【0036】通信総数が1以下でうちデータ通信が0の
状況において、新規のデータ通信を確立する場合、新規
のデータ通信のスロット割当数を2に設定する。通信総
数が1でうちデータ通信が1の状況において、新規のデ
ータ通信を確立する場合、既存のデータ通信と新規のデ
ータ通信のうち優先順位の高い方のデータ通信のスロッ
ト割当数を2、優先順位の低い方のデータ通信のスロッ
ト割当数を1に設定する。通信総数が2でうちデータ通
信が0の状況において、新規のデータ通信を確立する場
合、新規のデータ通信のスロット割当数を1に設定す
る。通信総数が2でうちデータ通信が1以上の状況にお
いて、新規の音声通信を確立する場合、既存の全てのデ
ータ通信のスロット割当数を1に設定し、新規のデータ
通信を確立する場合、既存の全て及び新規のデータ通信
のスロット割当数を1に設定する。
【0037】図10は、本実施形態のPHSシステムに
おいて、既存の通信を切断する場面における、基地局の
スロット割当数の動的制御手段でのデータ通信のスロッ
ト割当数の設定ルールを示す。
【0038】通信総数が2でうちデータ通信が1以上の
状況において、既存のデータ通信を切断する場合、デー
タ通信が存続するならば、存続するデータ通信のスロッ
ト割当数を2に設定する。通信総数が3の状況におい
て、既存の音声通信あるいはデータ通信を切断する場
合、データ通信が存続するならば、存続するデータ通信
のうち最も優先順位の高いデータ通信のスロット割当数
を2に設定する。
【0039】図11は、本実施形態のPHSシステムに
おいて、1つの基地局の扱う通信が増減する場面におけ
る通信状態の遷移図を示す。
【0040】音声通信のスロット割当数は、通信総数に
依存せず、常に1に設定する。
【0041】一方、データ通信のスロット割当数は、通
信総数に依存している。具体的には、通信総数が1の場
合、スロット割当数は2に設定する。通信総数が2でう
ちデータ通信が1の場合、スロット割当数は2に設定す
る。また、通信総数が2でうちデータ通信が2の場合、
優先順位の高い方のデータ通信のスロット割当数を2、
優先順位の低い方のデータ通信のスロット割当数を1に
設定する。通信総数が3の場合、全てのデータ通信のス
ロット割当数は1に設定する。
【0042】なお、上述までの説明では、データ通信の
優先順位について説明しなかったが、データ通信の優先
順位として、通信確立要求時刻あるいは通信確立時刻が
早いものほど高くなる優先順位、あるいは、通信要求時
に指定する優先順位を用いる。
【0043】本実施形態によれば、通信総数が最大数で
ある3になるまでは、新規の通信を追加することができ
る。また、通信総数が最大数である3に満たなく、か
つ、データ通信が1つ以上存在する場合、優先順位の高
いデータ通信のスロット割当数を2に設定することで、
優先順位の高いデータ通信を2スロット使用の高速デー
タ通信で実行できる。
【0044】したがって、1つの基地局における通信総
数、各通信の通信種別や優先順位に応じて、1つの基地
局が有する通信用スロット数を有効活用できるPHSシ
ステムを提供できる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、データ通
信が1つ以上存在する場合、通信総数と各データ通信の
優先順位とに応じて、各データ通信のスロット割当数を
動的に制御できる。すなわち、通信用スロットに余裕の
ある場合、データ通信のスロット割当数を2にし、通信
用スロットに余裕のない場合、データ通信のスロット割
当数を1にすることができる。したがって、1つの基地
局における通信総数、各通信の通信種別や優先順位に応
じて、1つの基地局が有する通信用スロット数を有効活
用できるPHSシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係るPHSシステムの概
要を示す説明図である。
【図2】本発明の1実施形態に係るPHSシステムにお
ける、基地局のスロット割当数の動的制御手段でのデー
タ通信のスロット割当数の設定ルールを示す説明図であ
る。
【図3】本発明の1実施形態に係るPHSシステムにお
ける、通信総数が0の通信状態を示す説明図である。
【図4】本発明の1実施形態に係るPHSシステムにお
ける、通信総数が1の通信状態を示す説明図である。
【図5】本発明の1実施形態に係るPHSシステムにお
ける、通信総数が1の通信状態を示す説明図である。
【図6】本発明の1実施形態に係るPHSシステムにお
ける、通信総数が2の通信状態を示す説明図である。
【図7】本発明の1実施形態に係るPHSシステムにお
ける、通信総数が2の通信状態を示す説明図である。
【図8】本発明の1実施形態に係るPHSシステムにお
ける、通信総数が3の通信状態を示す説明図である。
【図9】本発明の1実施形態に係るPHSシステムにお
いて、1つの基地局の扱う通信が増加する場面におけ
る、基地局のスロット割当数の動的制御手段でのデータ
通信のスロット割当数の設定ルールを示す説明図であ
る。
【図10】本発明の1実施形態に係るPHSシステムに
おいて、1つの基地局の扱う通信が減少する場面におけ
る、基地局のスロット割当数の動的制御手段でのデータ
通信のスロット割当数の設定ルールを示す説明図であ
る。
【図11】本発明の1実施形態に係るPHSシステムに
おいて、1つの基地局の扱う通信が増減する場面におけ
る通信状態の遷移を示す説明図である。
【符号の説明】
1 基地局 2,3,4 移動局 11,21,31,41 全体制御部 12,22,32,42 ベースバンド部 13,23,33,43 RF部 111,211,311,411 スロット割当数の動
的制御手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5m秒のフレームを上り下りが対をなす
    1つの制御用スロットと3つの通信用スロットに時分割
    して多重アクセスし、かつ、音声通信の通信スロットの
    割当数であるスロット割当数が1、データ通信の通信ス
    ロットの割当数であるスロット割当数が1あるいは2の
    時分割多重アクセスを行うPHSシステムにおいて、 データ通信が1つ以上存在する場合、通信総数と各デー
    タ通信の優先順位とに応じて、各データ通信のスロット
    割当数の設定を動的に制御する、ことを特徴とするPH
    Sシステムにおけるスロット割当数の動的制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 通信総数が2以下でうちデータ通信が1の場合、データ
    通信のスロット割当数を2に設定し、 通信総数が2でうちデータ通信が2の場合、優先順位の
    高い方のデータ通信のスロット割当数を2に、優先順位
    の低い方のデータ通信のスロット割当数を1に設定し、 通信総数が3でうちデータ通信が1以上の場合、全ての
    データ通信のスロット割当数を1に設定する、ことを特
    徴とするPHSシステムにおけるスロット割当数の動的
    制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、 通信総数が1以下でうちデータ通信が0の状況におい
    て、 新規のデータ通信を確立する場合、新規のデータ通信の
    スロット割当数を2に設定し、 通信総数が1でうちデータ通信が1の状況において、 新規のデータ通信を確立する場合、既存のデータ通信と
    新規のデータ通信のうち優先順位の高い方のデータ通信
    のスロット割当数を2、優先順位の低い方のデータ通信
    のスロット割当数を1に設定し、 通信総数が2でうちデータ通信が0の状況において、 新規のデータ通信を確立する場合、新規のデータ通信の
    スロット割当数を1に設定し、 通信総数が2でうちデータ通信が1以上の状況におい
    て、 新規の音声通信を確立する場合、既存の全てのデータ通
    信のスロット割当数を1に設定し、 新規のデータ通信を確立する場合、既存の全て及び新規
    のデータ通信のスロット割当数を1に設定し、 既存のデータ通信を切断する場合、データ通信が存続す
    るならば、存続するデータ通信のスロット割当数を2に
    設定し、 通信総数が3の状況において、 既存の音声通信あるいはデータ通信を切断する場合、デ
    ータ通信が存続するならば、存続するデータ通信のうち
    最も優先順位の高いデータ通信のスロット割当数を2に
    設定する、ことを特徴とするPHSシステムにおけるス
    ロット割当数の動的制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載において、 データ通信の優先順位として、通信確立要求時刻あるい
    は通信確立時刻が早いものほど高くなる優先順位を用い
    る、ことを特徴とするPHSシステムにおけるスロット
    割当数の動的制御方式。
  5. 【請求項5】 請求項2または3記載において、 各通信の優先順位として、通信要求時に指定する優先順
    位を用いる、ことを特徴とするPHSシステムにおける
    スロット割当数の動的制御方式。
  6. 【請求項6】 5m秒のフレームを上り下りが対をなす
    1つの制御用スロットと3つの通信用スロットに時分割
    し、上り下りが対をなすスロット単位で各移動局との時
    分割多重アクセス制御を行うベースバンド部、各移動局
    との電波の送受信を行うRF部、及び、ベースバンド部
    とRF部の制御や通信プロトコルの制御を行う全体制御
    部を有する基地局と、 上り下りが対をなす1つの制御用スロットと3つの通信
    用スロットに時分割されたスロット単位で基地局との時
    分割多重アクセス制御を行うベースバンド部、基地局と
    の電波の送受信を行うRF部、及び、ベースバンド部と
    RF部の制御や通信プロトコルの制御を行う全体制御部
    を有する移動局とからなり、 かつ、基地局及び移動局のベースバンド部は、音声通信
    の通信スロットの割当数であるスロット割当数が1、デ
    ータ通信の通信スロットの割当数であるスロット割当数
    が1あるいは2の時分割多重アクセスの制御を行うPH
    Sシステムにおいて、 基地局及び移動局の全体制御部は、データ通信が1つ以
    上存在する場合、通信総数と各データ通信の優先順位と
    に応じて、各データ通信のスロット割当数の設定を動的
    に制御するスロット割当数の動的制御手段を有する、こ
    とを特徴とするPHSシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載において、 基地局のスロット割当数の動的制御手段は、通信総数、
    通信種別、及び、データ通信における優先順位を管理
    し、 通信総数が2以下でうちデータ通信が1の場合、データ
    通信のスロット割当数を2に設定し、 通信総数が2でうちデータ通信が2の場合、優先順位の
    高い方のデータ通信のスロット割当数を2に、優先順位
    の低い方のデータ通信のスロット割当数を1に設定し、 通信数が3でうちデータ通信が1以上の場合、全てのデ
    ータ通信のスロット割当数を1に設定するとともに、 基地局のベースバンド部と移動局へ報知し、 移動局のスロット割当数の動的制御手段は、基地局から
    のスロット割当数をベースバンド部へ報知する、ことを
    特徴とするPHSシステム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載において、 基地局のスロット割当数の動的制御手段は、 通信総数が1以下でうちデータ通信が0の状況におい
    て、 新規のデータ通信を確立する場合、新規のデータ通信の
    スロット割当数を2に設定し、 通信総数が1でうちデータ通信が1の状況において、 新規のデータ通信を確立する場合、既存のデータ通信と
    新規のデータ通信のうち優先順位の高い方のデータ通信
    のスロット割当数を2、優先順位の低い方のデータ通信
    のスロット割当数を1に設定し、 通信総数が2でうちデータ通信が0の状況において、 新規のデータ通信を確立する場合、新規のデータ通信の
    スロット割当数を1に設定し、 通信総数が2でうちデータ通信が1以上の状況におい
    て、 新規の音声通信を確立する場合、既存の全てのデータ通
    信のスロット割当数を1に設定し、 新規のデータ通信を確立する場合、既存の全て及び新規
    のデータ通信のスロット割当数を1に設定し、 既存のデータ通信を切断する場合、データ通信が存続す
    るならば、存続するデータ通信のスロット割当数を2に
    設定し、 通信総数が3の状況において、 既存の音声通信あるいはデータ通信を切断する場合、デ
    ータ通信が存続するならば、存続するデータ通信のうち
    最も優先順位の高いデータ通信のスロット割当数を2に
    設定する、ことを特徴とするPHSシステム。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載において、 基地局のスロット割当数の動的制御手段が管理する各デ
    ータ通信の優先順位は、通信確立要求時刻あるいは通信
    確立時刻が早いものほど高くなる優先順位を用いる、こ
    とを特徴とするPHSシステム。
  10. 【請求項10】 請求項7または8記載において、 基地局のスロット割当数の動的制御手段が管理する各デ
    ータ通信の優先順位は、通信要求時に指定する優先順位
    を用いる、ことを特徴とするPHSシステム。
JP8272386A 1996-10-15 1996-10-15 Phsシステムにおけるスロット割当数の動的制御方式及びphsシステム Pending JPH10126847A (ja)

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Cited By (3)

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