JPH10126308A - 多数のステーションの在庫管理をする方法 - Google Patents

多数のステーションの在庫管理をする方法

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JPH10126308A
JPH10126308A JP9254973A JP25497397A JPH10126308A JP H10126308 A JPH10126308 A JP H10126308A JP 9254973 A JP9254973 A JP 9254973A JP 25497397 A JP25497397 A JP 25497397A JP H10126308 A JPH10126308 A JP H10126308A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RF−IDシステムまたはLANネットワー
クのアドレス指定方法を提供する。 【解決手段】 呼掛け器(読取り器)は1組のトランス
ポンダをアドレス指定する。この組の各トランスポンダ
は共通のアドレス指定方法を有し、アドレス指定される
トランスポンダは、自身のアドレスが受信したアドレス
指定方法に一致したときにだけ応答する。本アドレス指
定方法は、固定サイズのサブ_アドレスと可変サイズの
マスクとを含んでおり、トランスポンダアドレスが32
ビットであると仮定すると、サブ_アドレスのサイズに
4ビットを選択し、マスクのサイズに0,4,8,1
2,16,20,24ビットを選択することができる。
アドレス指定方法を変更することにより、読取り器は時
間内に全トランスポンダに個別に呼掛けるので、全トラ
ンスポンダに独自なアドレスを受信して要求される完全
な在庫管理をすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に情報/デー
タ伝送システムに関し、より詳細には、ある読取り範囲
(read range)内にあるトランスポンダの在庫管理をす
ること、あるいはLANまたはWANネットワークにお
ける遠隔ステーションを識別することに関する。以下の
説明においては、「トランスポンダ」および「ステーシ
ョン」という用語を同じ意味で使用する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】RF- IDの分野には
多くの課題が存在するが、課題自体が技術のトレードオ
フになっているにすぎない。たとえば、呼掛け器(inte
rrogator)の読取り範囲にはある限界があるが、この限
界は、呼掛け器に関して、読取りアンテナのサイズある
いはトランスポンダの方向など、技術的な違いまたは多
分にFCCの規制に基づいている。しかしながら、ある
読取り範囲内にある多数のトランスポンダを読取ること
は、それ自体非常に異なる見方ができる。多数のトラン
スポンダを読取ることは、在庫管理、資産管理あるいは
ハンド・フリー・アクセス制御(hands-free access co
ntrol )のような用途に提供されている。本来この問題
が発生するのは、呼掛け器の読取り範囲内にあるいくつ
かのトランスポンダが、広域(放送)呼掛け器の信号に
対して、ユニークな通信路で同時に応答する場合であ
る。この同時伝送から生じることは、呼掛け器の受信器
における理解不能な信号である。換言すると、トランス
ポンダが1つも識別されないとRF−IDシステム全体
が働かなくなってしまう。
【0003】この衝突に対して以前は、特定のトランス
ポンダをアドレス指定することから、各トランスポンダ
に従ってユニークな時間のあいだ、各トランスポンダの
応答を遅延させることまでが解決策になっていた。各ト
ランスポンダを個別にアドレス指定しなければならない
か、あるいは全トランスポンダの待ち時間に応答を加え
た全合計時間のあいだ待っていなければならないので、
前述の2つの解決策は、読取り範囲内の全トランスポン
ダを読取るために時間を追加していることは勿論であ
り、全RF−IDシステムを非効率にしている。その
上、個別にトランスポンダをアドレス指定しても、読取
り範囲内に現れるトランスポンダは、(数百万あるいは
数億にもなるという)非常に多数のトランスポンダ全台
数(population)の中のサンプルにすぎないから、各ト
ランスポンダのアドレスは最初は判らないという問題が
ある。このことは、グループの名前を知らないのに、グ
ループの名前でそのグループの各メンバーを呼び出そう
とするのに似ているところがある。全ステーション(コ
ンピュータ)のアドレスが判らないときの(LANまた
はWAN)コンピュータネットワーク上で同様な状況が
存在する。
【0004】これらの問題点を解決する仕組みはある。
たとえば、つづいてランダムなリトライが実行される衝
突防止である。しかし、これらの仕組みは、高性能なコ
ンピュータの上では、容易に実現できるが、たとえばト
ランスポンダなど、低価格の装置の上で実現するために
は複雑すぎる。さらにその上、トランスポンダにバッテ
リがない(少なくとも電力消費を心配する)ことは、前
のトランザクションを保持することが困難か、むしろ不
可能であることを意味している。したがって、在庫管理
(inventorying)の職責を果たすことは読取り器の責任
になるはずである。
【0005】数億というトランスポンダの全台数を考え
ると、全範囲のアドレスを走査することは、あまりにも
長時間かかるので現実的ではない。以前に出願された特
許出願、すなわち、1996年1月19日に出願し、テ
キサツインスツルメンツ株式会社に譲渡されたシリアル
番号第08/588,657号に、もっと現実的な方法
が提案されている。この中では、トランスポンダのアド
レスの一部、サブ_アドレス(sub _address )(たと
えば32ビットアドレスの最低位4ビット)、だけが走
査される。この例の場合、異なる16(2の4乗)の位
置が存在する。たとえば、フィールド内にあるトランス
ポンダが2つだけの場合、2つのトランスポンダのどれ
かが同じサブアドレス(sub-address )をもつ確率は、
1/16つまり6.25%である。この確率は、トラン
スポンダの数に比例して大きくなる。この確率を小さく
する1つの方法は、サブアドレスのサイズを、たとえば
4ビットのかわりに8ビットにすることである。しか
し、そのようにしても、100%確実にすべての衝突を
回避することはできず、読取り時間を長くする。つまり
読取り範囲にあるトランスポンダのアドレスをすべて読
取ることはできない。
【0006】Nをサブ_アドレスのサイズとし、Tをフ
ィールド内のトランスポンダの数とすると、在庫管理に
かかる時間(inventorying time )は、2^N*リーダ
_リクウェスト_タイム(reader_request _time)+
T*トランスポンダ_レスポンス_タイム(transponde
r _response_time)になる。(^はべき乗、*は掛け
算の記号である。)リーダリクエストタイムが50ミリ
秒(ms)で、トランスポンダレスポンスタイムが30
msであり、8ビットのサブアドレスの読取り範囲に2
0台のトランスポンダが存在していると仮定すると、2
^8*50ms+20*30ms=12,800ms+
600ms=13,400msつまり13.4秒にな
り、衝突になる(つまり、2つまたはそれ以上のトラン
スポンダの在庫管理をすることができない)確率は、5
2.4%である。13.4秒という所要時間は、市場に
受け入れられるとは考えられない。したがって、時間関
係と(大半の知能は読取り器システムになければならな
いことを意味している)実現費用の2つの見地から、市
場の要求に効率的に対処できるシステムが必要になって
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題は本発明で解
決されている。すなわち、本発明では、呼掛け器(読取
り器)は1組のトランスポンダのアドレスを指定し、こ
の1組の中の各トランスポンダは共通のアドレス指定方
法を使用し、アドレス指定されたトランスポンダは、自
身のアドレスが受信したアドレス指定方法に一致したと
きにかぎり応答する。トランスポンダのアドレスは、ト
ランスポンダ識別符号のある部分集合(sub-set )であ
る。このアドレス指定方法には、固定サイズのサブ_ア
ドレスと可変サイズのマスクとが含まれている。たとえ
ば、トランスポンダアドレスが32ビットであると仮定
して、アドレス指定方法を実行すると、サブ_アドレス
のサイズに4ビットを選択し、マスクのサイズに0,
4,8,12,16,20,24ビットを選択すること
ができる。当初、呼掛け器は、ヌルマスクと、0から
【外1】 まで変わるアドレスとを送信する。衝突を受信すると、
呼掛け器は衝突アドレスを記録する。一度に1つの衝突
があると、呼掛け器は、新しいマスクとして前の衝突ア
ドレスを使用して新しい一連の質問コマンド(interrog
ation commands)を送信し、前に実施した反復と同様
(0から
【外2】 までの)サブアドレスを反復する(cycling through
)。その特定の衝突アドレスが終わりまで反復される
と、つぎの一連の質問コマンドのマスクとして別の衝突
アドレスが使用され、新しい一連の質問コマンドに使用
されるマスクとして全衝突アドレスが使用されてしまう
まで、上述の手順が繰り返される。各一連の質問コマン
ドからの衝突マスクと衝突アドレスとは再び退避され、
次の一連の質問コマンドのマスクとして使用されるとい
うように、以下同様な手順が繰り返される。マスクを変
更するか、サブアドレスを指定する識別符号内の位置を
変更するかのいずれかによってアドレス指定方法を変更
することにより、読取り器は時間内に全トランスポンダ
に個別に呼掛けるため、全トランスポンダのユニークな
アドレスを受信して、要求される完全な在庫管理を達成
する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を適切に定義するため、ト
ランスポンダと読取り器と、呼掛け器の伝送プロトコル
の構造とについて、いくつかの仮定をする。第1の仮定
は、各トランスポンダは、アドレスと呼ぶユニークな識
別符号(ID)によってユニークに識別されることであ
る。アドレスビットの数は、呼掛け器の読取り範囲内に
あるトランスポンダの総数によって決まる。たとえば、
32ビットアドレスは、22億までのユニークなアドレ
スを提供するので、22億までのユニークなトランスポ
ンダを識別する。第2の仮定は、読取り器は、1つ以上
のトランスポンダが応答したことを検出する能力を備え
ているため、衝突が発生することである。衝突検出の仕
組みは実現のしかたによって異なる。第3の仮定は、読
取り器は、トランスポンダにコマンドとパラメータとを
送る能力を備え、さらにトランスポンダはそれらのコマ
ンドとパラメータとを処理する能力を備えていることで
ある。これらの仮定は、本発明の説明に役立てることを
意図しているのであって、本発明の範囲を限定すること
を意図しているのではない。
【0009】本発明の第1の好適実施例の要素の1つ
は、読取り器によってトランスポンダ/ステーションに
送られる「選択的ポーリングコマンド(Selective Poll
Command:以下SPCと略称し、カタカナの場合はセレ
クティブポールコマンドとする)」である。本コマンド
には、マスクとサブアドレスとの2つのパラメータがあ
る。SPCを受信すると、受信したサブアドレスの値と
マスクの値との結合が、そのトランスポンダのアドレス
の最低位複数ビットと一致する場合、あるいはSPCが
アドレス指定方法の条件を満たしている場合にのみ、各
トランスポンダが応答する。図1,2,3には、各種の
アドレス指定方法、つまりいろいろな値のサブアドレス
とマスクに従って、このようなコマンドに対するトラン
スポンダの応答方法の例が示されている。LSBから始
めることは完全に慣習的なものである。MSBから始め
てもよいし、公知の順番ならばどんな順番で始めてもよ
い。たとえば、本発明の第2の実施例によれば、マスク
とサブアドレスを送るコマンドではなく、このコマンド
は、まだ識別されていないトランスポンダに、サブアド
レスとして識別符号の異なる組のビット、つまり最低位
4ビットを使用するかわりに、ビット27〜30あるい
はビット9〜12を使用してサブアドレスを比較するよ
うに命令するコマンドと、アドレスとを送る。本発明の
第1の実施例でもっと重要なことは、図4に示す読取り
器アルゴリズムに説明されているように、衝突を起こし
たサブアドレスからマスクが段階的につくられることで
ある。
【0010】1つ以上のトランスポンダが、読取り器が
送ったSPCによって指定されているとおりのアドレス
指定方法を満たしていると衝突になり、呼掛け器は、多
数のトランスポンダから理解可能な識別符号を1つも受
信できなくなるが、衝突が起こったことを検出すること
はできるであろう(仮定2)。
【0011】本発明の第1の好適実施例の第2の要素
は、図4に示すように、読取り器によって使用され、S
PCを使用してトランスポンダの在庫管理をするアルゴ
リズムである。1ポーリングサイクルは、一連のSPC
とサブコマンドとが読取り器によって送られるものとし
て定義され、サブコマンドには固定値のマスクと、0か
ら最大値
【外3】 、つまりサブアドレスのサイズが4ビットの場合、サブ
アドレスの最大値15、まで変わるサブアドレスの値と
が含まれる。「セレクティブ_ポールコマンド(Select
ve_Poll_Command )」の構造と実際の実行は、従来の
コマンドの構造と互換性を保つため、システムごとに変
わるであろう。たとえば、実行にはこれら2つの構造の
1つを採用するであろう。SPCの第1の例は、一連の
【外4】 のサブコマンドであり、各サブコマンドは、同じ値のマ
スクと、0からその最大値
【外5】 まで値が変わるサブアドレスとから構成されている。こ
の形式の実行は、コマンドの伝送に使用される物理層に
は無関係であるから、LAN/WANで実行するために
選ばれる見込みが大きい。SPCの第2の例は、ユニー
クなコマンドであり、このコマンドの内部ではマスク値
が可変パラメータであり、その後に
【外6】 個の給電パルス(power pulses)があり、各パルスは、
各トランスポンダによってチェックされたサブアドレス
を増分する。このサブアドレスの増分は、以前に出願さ
れた特許出願、すなわち、1996年1月19日に出願
し、テキサツインスツルメンツ株式会社に譲渡されたシ
リアル番号第08/588,657号に説明されてい
る。ポーリングサイクルごとに、コマンド符号とマスク
値とを1回送る必要があるだけなので、この形式の実現
は特に良好に動作する。この実行は、トランスポンダ上
の実行に使用される見込みが大きい。
【0012】読取り器アルゴリズムの説明は以下のとお
りである。上述のとおり、最初のポーリングサイクル中
に、読取り器は、パラメータとして(マスクの長さがゼ
ロの)ヌルマスクと、(サブアドレスのサイズを一定に
したまま)このサイクル中に0から
【外7】 まで変わる可変サブアドレスとをもつSPCを、全トラ
ンスポンダに送る。(最初の1回と後に続く何回もの)
各ポーリングサイクル中にトランスポンダから理解可能
な応答が受信された場合、読取り器はこの受信したアド
レスを格納する。これで、このトランスポンダはユニー
クに識別される。理解不能な応答(衝突)が受信される
と、読取り器は、このマスクと、この衝突を起こしたサ
ブアドレスとの組み合わせを自身のメモリに格納する。
したがって、各ポーリングサイクルの終わりで、読取り
器は、衝突が起こった場所と回数と、それに対応して、
衝突を起こしたマスクとサブ_アドレスとで構成される
アドレス指定方法とのリストを備えている。
【0013】つぎの読取りサイクル中に、読取り器は、
自身のメモリからマスクとサブアドレスとの組み合わせ
の1つを検索して取り出し、パラメータとして、今取り
出したサブアドレスとマスクとの結合に等しいマスク
と、(値ゼロから始まる)新しいサブアドレスとをもつ
SPCを全トランスポンダに送る。つぎに続くサブコマ
ンドは、同じ組み合わせのマスクと、(上述のとおり)
初期値ゼロから
【外8】 まで変わるサブアドレスとから構成される。つぎに、格
納されたマスクとアドレスとの次の衝突組み合わせは、
すべての前の衝突アドレスが、次の一連のSPCとサブ
コマンドとの新しいマスクになってしまうまで、別の一
連のSPCとサブコマンドとの新しいマスクを形成する
というように、以下同様な手順が実行される。さらに、
この後続のポーリングサイクル中に衝突が発生すると、
読取り器は上述のとおり、衝突の原因となったマスクと
サブアドレスとの組み合わせを自身のメモリに格納す
る。つぎに、衝突サブアドレスと結合されたマスクと
は、次の読取りサイクルの新しいマスクを形成するの
で、衝突が検出されなくなるまで読取りサイクルが繰り
返される。
【0014】読取り器は、格納した(マスクとサブアド
レスとの)組み合わせがすべて処理されてしまうまで、
このような読取りポーリングサイクルを実行する。この
段階で全トランスポンダの在庫管理が完了されている。
後続のポーリングサイクルが実行される順番は重要では
ない。たとえば、与えられたマスクに対する衝突をすべ
て検出してそれらを処理することも、衝突が発生したら
すぐに処理して、与えられたマスクに対する別の衝突を
検出することも可能である。1つの原理を選ぶか別の原
理を選ぶかは、SPCの実現によって決まるので、性能
を考えて選ぶのが一般的である。
【0015】既存システムのアーキテクチャとの互換性
を保つため、「セレクティブ_ポールコマンド」の構造
と実行はシステムごとに変わる。一例を挙げると、トラ
ンスポンダIDが32ビットで、サブアドレスが4ビッ
トであると仮定すると、「セレクティブ_ポールコマン
ド」の構造は以下のようになるであろう。
【表1】 パラメータ サイズ 値 コマンド符号 4ビット 実行によって決まる マスクサイズ 8ビット 0〜28 マスク値 0〜28ビット 可変、読取り器が定義する サブアドレスサイズ 4ビット 4 サブアドレス値 4ビット 0〜15
【0016】サブアドレスサイズはシステムパラメータ
であってもよいので、コマンドパラメータの中になくて
もよい。上述のとおり、読取り器によって、ゼロから最
大値
【外9】 までサブアドレス値を変えることができる。
【0017】本発明のアルゴリズムの一例を実際に図5
に示す。図5に、本発明の第1の好適実施例による木構
造アドレス指定方法が示されている。4ビットのサブア
ドレス長と0ビットのマスク長が最初に示されている。
呼掛け器は、第1の送信が、0のマスクと0のサブアド
レスとで構成されるように、ヌル値のマスクと、可変値
のサブアドレスを送る。つぎに第2の送信は、0のマス
クと1のサブアドレスになるというように、全呼掛けサ
イクルが完了するまでサブアドレスの増分をつづける。
その過程で衝突が検出されると、衝突が検出されたサブ
アドレスを格納する。全呼掛けサイクルが完了すると、
つまり全サブアドレスが送信されてしまうと、呼掛け器
は、(全衝突サブアドレスを収容するため)マスクサイ
ズを4ビットにして新しい呼掛けサイクルを開始し、マ
スクの値に衝突サブアドレスを使用する。したがって、
図5に示すように、2のサブアドレスが送信された場合
に衝突が検出されると、次の呼掛けサイクルは2のマス
クを使用して開始し、0から
【外10】 までサブアドレスを反復する。この第2の呼掛けサイク
ル中にマスク値2、サブアドレス値3で衝突が検出さ
れ、またマスク値2,サブアドレス値7で衝突が検出さ
れると、この木にはさらに2つの別の分岐があるので、
マスク23を使用して第3の呼掛けサイクルが開始し、
マスク27を使用して第4の呼掛けサイクルが開始し
て、前に説明したとおり、1回に1分岐しながら、各呼
掛けには新しいマスクが送信され、0から
【外11】 までのサブアドレスが反復される。こうして、このフィ
ールドにある全トランスポンダが識別されるまで、衝突
マスクと、これと結合して、SPCとサブコマンドとの
次の組に使用する新しいマスクを形成するサブアドレス
とを使用して処理が続けられる。
【0018】本発明による別の好適実施例においては、
本発明を拡張する興味深い可能性が示されている。2つ
またはそれ以上のトランスポンダが1つのSPCに応答
するとしても、読取り器は1つの衝突を検出できるはず
であるが、実際にはこの衝突は検出されない。たとえ
ば、トランスポンダの1つが、読取り器のアンテナに近
いとか、自身のアンテナが他のトランスポンダのアンテ
ナより強電界を発生できるとかの理由で、他のトランス
ポンダより格段に強いRF信号を使用している場合、衝
突を検出できないことが起こりうるのである。この衝突
を検出できないと、応答しているトランスポンダの在庫
管理ができないことになる。この問題の容易な解決は、
トランスポンダのアドレスを介して実行されるクワイエ
ットコマンド(Quiet Command )を実行することであ
る。換言すると、自身のID/アドレスに等しいアドレ
スのクワイエットコマンドを受信したトランスポンダ
は、クワイエットモードに入るので、リセットや(パワ
ーオフなど何か)別のコマンドタイプを受信するなど、
何らかの手段によってクワイエットモードから出るま
で、後続のSPCに応答しない。
【0019】第1の在庫管理サイクルが完了する(つま
り全衝突が検出されてしまう)と、読取り器は、在庫管
理された各トランスポンダにクワイエットコマンドを送
り、新しい在庫管理サイクルを開始する。
【0020】図6,7に示すシミュレーションの結果
は、マイクロソフトのVisualBasicで書かれ
たソフトウエアシミュレータを使用して得られたもので
ある。図6は、Exelで開発したワークブックページ
を示し、図7はこのデータのグラフを表している。この
シミュレーションから得られた貴重な情報は、2から3
00の間の多数のトランスポンダの在庫管理をするため
に必要なSPCの平均数は、本発明の第1の好適実施例
によるアルゴリズムを使用すれば、トランスポンダ当り
常に0.4以下になることである。必要な総時間は、
0.4*T*セレクティブ_ポール_コマンド_タイム
(Selective _Poll_Command _time)+T*トランス
ポンダ_レスポンス_タイム(transponder _response
_time)以下になり、全トランスポンダが識別されるこ
とを保証している。ここでTはフィールド内のトランス
ポンダの数、セレクティブ_ポール_コマンド_タイム
はSPCの継続時間、トランスポンダ_レスポンス_タ
イムはトランスポンダ応答の継続時間である。上に計算
したのと同じ値になると仮定すると、20個のトランス
ポンダの在庫管理をする平均時間は、多数のトランスポ
ンダをアドレス指定する従来の方法を説明するときに説
明したとおり、従来のシステムに必要な13秒以上に対
して、0.4*20*50ms+20*30ms=40
0ms+600ms=1秒になる。
【0021】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 1.RF−IDシステムのある呼掛けフィールド内にあ
る多数のトランスポンダを識別する方法であって、ユニ
ークな識別符号をもちかつ前記識別符号の少なくとも1
ビットを使用したアドレスをもち、前記アドレスが前記
呼掛け器から送信された前記アドレスと一致した場合に
応答する、トランスポンダを動作させるアドレスから構
成される第1の一連の給電呼掛けパルスを送信するステ
ップと、前記トランスポンダからの応答を聴取して、あ
るアドレスで理解不能な応答を受信すると、前記アドレ
スを前記メモリに格納するステップと、マスクとサブア
ドレスとの結合を含み、前記マスクは前記格納されたア
ドレスの1つを含み、前記サブアドレスは後続の一連の
アドレスを含むアドレスから構成される第2の一連の給
電呼掛けパルスを送信するステップと、前記トランスポ
ンダからの応答を聴取し、前記マスクと前記サブアドレ
スとの前記結合から構成されたあるアドレスで理解不能
な応答を受信すると、前記マスクと前記サブアドレスと
の結合から構成される前記アドレスを前記メモリに格納
するステップと、を含む方法において、応答と、あるア
ドレスにおける理解不能な応答の受信とを聴取する前記
ステップと、前記アドレスを含む前記マスクとサブアド
レスとの前記結合を格納する前記ステップと、前記マス
クとサブアドレスとの結合を含み、前記マスクは前記格
納したアドレスの1つを含み、前記サブアドレスは連続
する一連のアドレスを含む前記アドレスから構成された
一連の呼掛けパルスを送信する前記ステップとは、呼掛
け器が理解不能な応答を受信しなくなるまで、繰り返さ
れる、ことを特徴とする方法。
【0022】2.第1項記載の方法において、前記連続
する一連のアドレスは、0から
【外12】 までのアドレスを含むことを特徴とする方法。
【0023】3.第1項記載の方法において、前記呼掛
け器は固定サイズのサブアドレスと可変サイズのマスク
とを送信することを特徴とする方法。
【0024】4.第1項記載の方法において、前記呼掛
けパルスを送信するごとに前記マスクサイズが増加する
ことを特徴とする方法。
【0025】5.第1項記載の方法において、T個のト
ランスポンダを識別するためにかかる時間は、0.4*
T*セレクティブ_ポール_コマンド_タイム+T*ト
ランスポンダ_レスポンス_タイムであり、ここでトラ
ンスポンダ_レスポンス_タイムは、トランスポンダが
応答するためにかかる時間であり、セレクティブ_ポー
ル_コマンド_タイムは給電呼掛けパルスの継続時間で
あることを特徴とする方法。
【0026】6.第1項記載の方法において、前記第1
の一連の呼掛けパルスのマスクサイズはヌルであること
を特徴とする方法。
【0027】7.第4項記載の方法において、あるアド
レスで発生した衝突の結果として前記マスクサイズは大
きくなり、前記衝突アドレスは前記マスクと前記サブア
ドレスとの結合から構成され、マスクとサブアドレスと
の前記結合は、次の一連の呼掛けパルスのマスクになる
ことを特徴とする方法。
【0028】8.第1項記載の方法において、前記サブ
アドレスは、前記トランスポンダ識別符号の少なくとも
1ビットを使用することを特徴とする方法。
【0029】9.第1項記載の方法において、前記トラ
ンスポンダが識別されると、前記トランスポンダは、そ
のコマンドのアドレスとともに、別の情報を受信するま
で前記トランスポンダを動作不能にするクワイエットコ
マンドを受信することを特徴とする方法。
【0030】10.RF−IDシステムのある呼掛けフ
ィールド内にある多数のトランスポンダを識別する方法
であって、ユニークな識別符号をもちかつ前記識別符号
の少なくとも1ビットを使用したアドレスをもち、前記
アドレスが前記呼掛け器から送信された前記アドレスと
一致した場合に応答する、トランスポンダを動作させる
給電呼掛けパルスと、呼掛けフィールド内のアドレスと
を、前記フィールド内のトランスポンダに送信するステ
ップと、前記トランスポンダから応答を聴取し、あるア
ドレスで理解不能な応答を受信し、まだ識別されていな
い前記フィールド内の前記トランスポンダに、サブアド
レスとして、前記識別符号の異なる組のビットを使用す
るように命令するコマンドを送信するステップと、前記
フィールド内のトランスポンダに、トランスポンダを動
作させる給電呼掛けパルスと呼掛けフィールド内の連続
する一連のアドレスとを送信するステップと、前記呼掛
け器から、前記トランスポンダのサブアドレスに一致す
る前記アドレスを受信すると応答する前記トランスポン
ダから応答を聴取するステップと、を含む方法におい
て、前記、応答の聴取と、理解不能な応答の受信と、前
記フィールド内のまだ識別されていない前記トランスポ
ンダに対する、サブアドレスとして、前記識別符号内の
前に使用した組とは異なる組のビットを使用するように
命令する前記コマンドの送信と、そして連続する一連の
アドレスの送信とは、呼掛け器が理解不能な応答を受信
しなくなるまで、繰り返される、ことを特徴とする方
法。
【0031】11.第10項記載の方法において、前記
連続する一連のアドレスは、0から
【外13】 までのアドレスを含むことを特徴とする方法。
【0032】12.第10項記載の方法において、呼掛
け器は固定サイズのアドレスと可変位置のマスクとを送
ることを特徴とする方法。
【0033】13.第10項記載の方法において、前記
呼掛けパルスを送信するごとに前記マスクの位置が変わ
ることを特徴とする方法。
【0034】14.第1項記載の方法において、前記サ
ブアドレスは、前記トランスポンダ識別符号の少なくと
も1つのビットを使用することを特徴とする方法。
【0035】15.第1項記載の方法において、前記ト
ランスポンダが識別されると、前記トランスポンダは、
そのコマンドのアドレスとともに、別の情報を受信する
まで前記トランスポンダを動作不能にするクワイエット
コマンドとを受信することを特徴とする方法。
【0036】16.データ情報伝送システムにおけるあ
るネットワーク内の多数の遠隔装置を識別する方法であ
って、ユニークな識別符号をもちかつ前記識別符号の少
なくとも1ビットを使用するアドレスをもち、前記アド
レスが前記指令センタから送信された前記アドレスと一
致した場合に応答する、少なくとも1つのステーション
の特定アドレスをもつ遠隔ステーションと、指令センタ
とから構成される前記ネットワークをポーリングするス
テップと、前記特定のアドレスをもつ1つ以上のステー
ションを示す理解不能な応答を受信するステップと、前
記ネットワークのまだ識別されていない前記ステーショ
ンに、サブアドレスとして、前記識別符号内の異なる組
のビットを使用するように命令するコマンドを送信する
ステップと、連続する一連のアドレスを送信するステッ
プと、前記指令センタから、前記ステーションのサブア
ドレスに一致した前記アドレスを受信した場合に応答す
る前記ステーションからの応答をポーリングするステッ
プと、を含む方法において、前記、応答に対するポーリ
ングと、理解不能な応答の受信と、まだ識別されていな
い前記ステーションに対する、サブアドレスとして、前
記識別符号内の前に使用した組とは異なる組のビットを
使用するように命令するコマンドの送信と、そして連続
する一連のアドレスの送信とは、指令センタが理解不能
な応答を受信しなくなるまで繰り返されることを特徴と
する方法。
【0037】17.第16項記載の方法において、前記
連続する一連のアドレスは、0から
【外14】 までのアドレスを含むことを特徴とする方法。
【0038】18.第16項記載の方法において、指令
センタは固定サイズのアドレスと可変位置のマスクとを
送ることを特徴とする方法。
【0039】19.第16項記載の方法において、前記
コマンドを送信するごとに前記マスクの位置が変わるこ
とを特徴とする方法。
【0040】20.第16項記載の方法において、前記
サブアドレスは、前記ステーション識別符号の少なくと
も1つのビットを使用することを特徴とする方法。
【0041】21.第16項記載の方法において、前記
ステーションが識別されると、前記ステーションは、そ
のコマンドのアドレスとともに、別の情報を受信するま
で前記ステーションを動作不能にするクワイエットコマ
ンドを受信することを特徴とする方法。
【0042】22.データ情報伝送システムにおけるあ
るネットワーク内の多数の遠隔装置を識別する方法であ
って、ユニークな識別符号をもちかつ前記識別符号の少
なくとも1ビットを使用するアドレスをもっていて、前
記アドレスが前記指令センタから送信された前記アドレ
スと一致した場合に応答する、少なくとも1つのステー
ションの特定アドレスをもつ遠隔ステーションと、指令
センタとから構成される前記ネットワークをポーリング
するステップと、前記ステーションからの応答を聴取
し、あるアドレスで理解不能な応答を受信すると前記ア
ドレスを前記メモリに格納するステップと、マスクとサ
ブアドレスとの結合を含み、前記マスクは前記格納され
たアドレスの1つを含み、前記サブアドレスは連続する
一連のアドレスを含む、アドレスから構成される第2の
一連のポーリングパルスを送信するステップと、前記ス
テーションからの応答を聴取し、前記マスクとサブアド
レスとの前記結合から構成されたあるアドレスで理解不
能な応答を受信すると、前記マスクとサブアドレスとの
結合から構成される前記アドレスを前記メモリに格納す
るステップと、を含む方法において、応答と、あるアド
レスにおける理解不能な応答の受信とを聴取する前記ス
テップと、前記アドレスを含む前記マスクとサブアドレ
スとの前記結合を格納する前記ステップと、前記マスク
とサブアドレスとの結合を含み、前記マスクは前記格納
したアドレスの1つを含み、前記サブアドレスは連続す
る一連のアドレスを含む前記アドレスから構成された一
連の呼掛けパルスを送信する前記ステップとは、指令セ
ンタが理解不能な応答を受信しなくなるまで、繰り返さ
れることを特徴とする方法。
【0043】23.第22項記載の方法において、前記
連続する一連のアドレスは、0から
【外15】 までのアドレスを含むことを特徴とする方法。
【0044】24.第22項記載の方法において、指令
センタは固定サイズのアドレスと可変サイズのマスクと
を送ることを特徴とする方法。
【0045】25.第22項記載の方法において、前記
ポーリングを送信するごとに前記マスクサイズが変化す
ることを特徴とする方法。
【0046】26.第22項記載の方法において、T個
のステーションを識別するためにかかる時間は、0.4
*T*セレクティブ_ポール_コマンド_タイム+T*
ステーション_レスポンス_タイム(station _respon
se_time)であり、ここでステーション_レスポンス_
タイムは、ステーションが応答するためにかかる時間で
あり、 セレクティブ_ポール_コマンド_タイムはポ
ーリングの継続時間であることを特徴とする方法。
【0047】27.第1項記載の方法において、前記第
1の一連のポーリングのマスクサイズはヌルであること
を特徴とする方法。
【0048】28.第25項記載の方法において、ある
衝突アドレスで発生した衝突の結果として前記マスクサ
イズは大きくなり、前記衝突アドレスは前記マスクとサ
ブアドレスとの結合から構成され、マスクとサブアドレ
スとの前記結合は、次の一連のポーリングのマスクにな
ることを特徴とする方法。
【0049】29.第22項記載の方法において、前記
サブアドレスは、前記ステーション識別符号の少なくと
も1ビットを使用することを特徴とする方法。
【0050】30.第22項記載の方法において、識別
されると、前記ステーションは、そのコマンドのアドレ
スとともに、別の情報を受信するまで前記ステーション
を動作不能にするクワイエットコマンドを受信すること
を特徴とする方法。
【0051】31.RF−IDシステムあるいはLAN
ネットワークの新しいアドレス指定方法が提供されてお
り、この方法では、呼掛け器(読取り器)は1組のトラ
ンスポンダをアドレス指定し、この組の各トランスポン
ダは共通のアドレス指定方法を使用し、アドレス指定さ
れたトランスポンダは、自身のアドレスが受信したアド
レス指定方法に一致したときにだけ応答する。このアド
レス指定方法は、固定サイズのサブ_アドレスと可変サ
イズのマスクとを含んでいる。たとえば、トランスポン
ダアドレスが32ビットであると仮定すると、このアド
レス指定方法を実行すると、サブ_アドレスのサイズに
4ビットを選択し、マスクのサイズに0,4,8,1
2,16,20,24ビットを選択することができる。
アドレス指定方法を変更することにより、読取り器は時
間内に全トランスポンダに個別に呼掛けるので、全トラ
ンスポンダのユニークなアドレスを受信し要求される完
全な在庫管理を達成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスポンダと一致したマスクおよびサブア
ドレスの例を示す図。
【図2】トランスポンダと一致しないマスクおよびサブ
アドレスの例を示す図。
【図3】トランスポンダと一致しないマスクおよびサブ
アドレスの例を示す図。
【図4】本発明の好適実施例をソフトウエアにプログラ
ムした読取り器アルゴリズムを示す図。
【図5】本発明の好適実施例による読取り器アルゴリズ
ムを示す木の図。
【図6】いくつかのトランスポンダの在庫管理をするた
めに必要なSPCの数を示す生データを示す図。
【図7】いくつかのトランスポンダの在庫管理をするた
めに必要なSPCの数を示す曲線のグラフを示す図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RF−IDシステムのある呼掛けフィー
    ルド内にある多数のトランスポンダを識別する方法であ
    って、 ユニークな識別符号をもちかつ前記識別符号の少なくと
    も1ビットを使用したアドレスをもち、前記アドレスが
    前記呼掛け器から送信された前記アドレスと一致した場
    合に応答する、トランスポンダを動作させるアドレスか
    ら構成される第1の一連の給電呼掛けパルスを送信する
    ステップと、 前記トランスポンダからの応答を聴取して、あるアドレ
    スで理解不能な応答を受信すると、前記アドレスを前記
    メモリに格納するステップと、 マスクとサブアドレスとの結合を含み、前記マスクは前
    記格納されたアドレスの1つを含み、前記サブアドレス
    は後続の一連のアドレスを含むアドレスから構成される
    第2の一連の給電呼掛けパルスを送信するステップと、 前記トランスポンダからの応答を聴取し、前記マスクと
    前記サブアドレスとの前記結合から構成されたあるアド
    レスで理解不能な応答を受信すると、前記マスクと前記
    サブアドレスとの結合から構成される前記アドレスを前
    記メモリに格納するステップと、を含む方法において、 応答と、あるアドレスにおける理解不能な応答の受信と
    を聴取する前記ステップと、前記アドレスを含む前記マ
    スクとサブアドレスとの前記結合を格納する前記ステッ
    プと、前記マスクとサブアドレスとの結合を含み、前記
    マスクは前記格納したアドレスの1つを含み、前記サブ
    アドレスは連続する一連のアドレスを含む前記アドレス
    から構成された一連の呼掛けパルスを送信する前記ステ
    ップとは、呼掛け器が理解不能な応答を受信しなくなる
    まで、繰り返される、ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 データ情報伝送システムにおけるあるネ
    ットワーク内の多数の遠隔装置を識別する方法であっ
    て、 ユニークな識別符号をもちかつ前記識別符号の少なくと
    も1ビットを使用するアドレスをもち、前記アドレスが
    前記指令センタから送信された前記アドレスと一致した
    場合に応答する、少なくとも1つのステーションの特定
    アドレスをもつ遠隔ステーションと、指令センタとから
    構成される前記ネットワークをポーリングするステップ
    と、 前記特定のアドレスをもつ1つ以上のステーションを示
    す理解不能な応答を受信するステップと、 前記ネットワークのまだ識別されていない前記ステーシ
    ョンに、サブアドレスとして、前記識別符号内の異なる
    組のビットを使用するように命令するコマンドを送信す
    るステップと、 連続する一連のアドレスを送信するステップと、 前記指令センタから、前記ステーションのサブアドレス
    に一致した前記アドレスを受信した場合に応答する前記
    ステーションからの応答をポーリングするステップと、
    を含む方法において、 前記、応答に対するポーリングと、理解不能な応答の受
    信と、まだ識別されていない前記ステーションに対す
    る、サブアドレスとして、前記識別符号内の前に使用し
    た組とは異なる組のビットを使用するように命令するコ
    マンドの送信と、そして連続する一連のアドレスの送信
    とは、指令センタが理解不能な応答を受信しなくなるま
    で繰り返されることを特徴とする方法。
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