JPH10125866A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法

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JPH10125866A
JPH10125866A JP8274908A JP27490896A JPH10125866A JP H10125866 A JPH10125866 A JP H10125866A JP 8274908 A JP8274908 A JP 8274908A JP 27490896 A JP27490896 A JP 27490896A JP H10125866 A JPH10125866 A JP H10125866A
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JP8274908A
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Koji Naito
康志 内藤
Junji Hirase
順司 平瀬
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出力部からのアンダーシュートノイズを軽
減し、高速低消費電力の半導体記憶装置およびその製造
方法を提供する。 【解決手段】 接地電位より低い電位に保たれたp型基
板101と、p型基板101と同一電位に保たれる第1のp型
ウエル103と、第1のp型ウエル103内に形成されたDR
AMセルトランジスタ106と、前記第1のp型ウエル103
内に形成された周辺回路のnチャネルトランジスタ105
と、n型拡散層107によってp型基板から分離され接地
電位に保たれる第2のp型ウエル102と、第2のp型ウ
エル102内に設けられた入出力回路のnチャネルトラン
ジスタ104を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速で低消費電力
のDRAM装置とその低コストな製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のDRAMでは、外部から入出力回
路へのアンダーシュートノイズがセルに影響を及ぼさな
いようにするため、セルが配置されるp型基板、p型ウ
エル全体に対して接地電位より低い電位を印加してい
た。この負電位の大きさは、外部からのアンダーシュー
トの大きさによって決定され、チップの外部仕様で決ま
ってしまうため、DRAMが高密度化して内部回路が低
電圧で動作するようになっても下げることができないの
で、セルトランジスタのジャンクションリークが低減で
きなくなり、その結果データ保持特性を劣化させてい
た。また、この負電位は内部回路で発生させるため不安
定であり、ラッチアップ耐性を劣化させ、特にノイズが
加わりやすい入出力回路のCMOS化を阻む結果とな
り、処理の高速化に対して不利であった。
【0003】この改善を図るため、入出力回路のp型ウ
エルをn型拡散層で囲み、アンダーシュートノイズによ
って注入された電子を吸収する構造が出願されており、
図2(a)は特開平3−232272号公報、(b)は特開平5−63
158号公報、(c)は特開平4−1448280号公報にそれぞれ
記載されている構造を示している。図2(a)に示すもの
は、接地電位より低い電位に保たれたp型基板201と、
このp型基板201より低い電位に保たれたp型ウエル202
を主体として構成され、また図2(b)に示すものは、接
地電位より低い電位に保たれたp型基板203と、このp
型基板203と同等の電位に保たれたp型ウエル204を主体
とし、さらに図2(c)に示すものは、接地電位と同等の
電位に保たれたp型基板205と、このp型基板205と同等
の電位に保たれたp型ウエル204を主体としてそれぞれ
構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のものは入出力回路部のp型ウエル電位がセル部の
電位と同じか、もしくはセル部電位より低く(マイナス
電位)設定されているため、次のような問題点がある。
【0005】一般に、この種半導体記憶装置において
は、ワード線電圧はゲート酸化膜信頼性や消費電力低減
のために低く抑えることが望ましいが、DRAMのセル
トランジスタはトランスファゲートであるため、ビット
線に与えられた書き込み電圧をセルにも加えるためには
書き込み電圧にVtを加えた電圧以上にワード線電圧を
上げる必要がある。Vtはトランジスタオン時に基板バ
イアス効果で上昇するので、ワード線電圧を低く抑える
ためには基板バイアス効果を抑制する必要があり、セル
トランジスタの基板電位を適度な負の値に保ち、基板バ
イアス効果を抑制する方法を取らざるを得ない。
【0006】前記従来の技術では、入出力回路部のnチ
ャネルトランジスタの基板電位はセル部の基板電位と同
じかもしくは低いので、やはり負の電位となり、この負
電位は内部回路で発生させるため不安定で、ラッチアッ
プ耐性を劣化させ、特にノイズが加わりやすい入出力回
路のCMOS化ができないという問題点が発生する。ま
た、入出力回路のp型ウエルをn型拡散層で囲むため、
p型ウエルの下にもn型拡散層を形成する必要があり、
工程数やマスク回数が増加しコストが上昇するという問
題点も内在している。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するものであ
り、入出力部からのアンダーシュートノイズを軽減し、
高速低消費電力の半導体記憶装置およびその製造方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
およびその製造方法においては、接地電位より低い電位
に保たれたp型基板と、p型基板と同一電位に保たれる
第1のp型ウエルと、第1のp型ウエル内に形成された
DRAMセルトランジスタと、第1のp型ウエル内に形
成された周辺回路のnチャネルトランジスタと、n型拡
散層によってp型基板から分離され接地電位に保たれた
第2のp型ウエルと、第2のp型ウエル内に設けられた
入出力回路のnチャネルトランジスタとより構成し、さ
らにその製造工程の効率化を図ったものである。
【0009】この本発明によれば、入出力部からのアン
ダーシュートが吸収されること、入出力回路のウエルの
電源は安定な外部電源から供給できること等の好条件が
重なってI/OバッファのCMOS化が図れ、アンダー
シュートノイズの軽減された高速低消費電力の半導体記
憶装置が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の各実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0011】(実施の形態1)図1は本発明の半導体記
憶装置の実施の形態1における構成を示す要部断面図で
あり、負の電位Vbbに電位固定されたp型基板101上
に、p型基板とつながって第1のp型ウエル103が設け
られ、この中にセルトランジスタ106と周辺回路のnチ
ャネルトランジスタ105が配置される。一方、n型ウエ
ル108と深いn型拡散層107とで側方と下方を囲まれてp
型基板101から電気的に分離される第2のp型ウエル102
が設けられ、この中に入出力回路のnチャネルトランジ
スタ104が配置される。第2のp型ウエル102はp型基板
101とは異なり、接地電位に固定される。なお、109はゲ
ートである。
【0012】この実施の形態1によれば、出力回路から
アンダーシュートが入って第2のp型ウエル102に電子
が注入されても周囲を取り囲むn型拡散層107に吸収さ
れるので、これがDRAMセルトランジスタ106のアノ
ードに吸収されてキャパシタに蓄積された記憶データを
破壊するようなことはなく、従ってセルトランジスタの
基板電位を、入出力回路からのアンダーシュート対策を
考慮する必要がなく、ジャンクションリークと基板バイ
アス効果とを最適化するように設定できるため、データ
保持時間を延ばし、消費電力を下げることができる。ま
た、入出力回路の各ウエルはp,nともに安定な外部電
源から供給されるのでラッチアップに強く、外部ノイズ
を受けやすいI/OバッファをCMOS化することがで
きる。これは従来から用いられているnMOSトランジ
スタによるものに比べ処理の高速化を可能にするもので
あり、さらに、セルトランジスタの基板電位を、入出力
回路からのアンダーシュート対策を考慮する必要がな
く、ジャンクションリークと基板バイアス効果とを最適
化するように設定できるため、データ保持時間を延ば
し、消費電力を少なくすることができる。
【0013】(実施の形態2)図3は本発明の半導体記
憶装置に適用し得る製造方法の実施の形態2における製
造工程の流れ図であり、まず、図3(a)のようにp型基
板301にLOCOS(local oxidation of silicon)法を
用いて活性領域のLOCOS分離302を形成する。次に
図3(b)のように基板全面にBをイオン注入してp型ウ
エル303を作る。このときの注入は、周辺回路のnチャ
ネルトランジスタのVt等の特性を得るためのものであ
り、例えば400keV,150keV,20keV程度の加速エ
ネルギーで3段階で行い、ウエルの深い部分から浅い部
分にかけて濃度を整える。次に図3(c)のように、n型
ウエル領域304の開口したレジストマスク305を用いて中
高エネルギーのPと低エネルギーのBの注入を行いn型
ウエル306をつくる。このときの注入で、pチャネルト
ランジスタのVt等の特性を得る。注入は、例えばPを7
00keV,200keV程度で行いウエルの深い部分の不純
物プロファイルを作り、さらに例えば低エネルギーのB
を20keV程度で注入してVtを制御する。この場合先に
基板全面に形成したpウエルを打ち消し、n型化するだ
けのドーズ量が必要である。さらに、図3(d)のように
第2のp型ウエルの領域が開口したレジストパターン30
7で高エネルギーのPを注入しp型ウエル308の下方に深
いn型拡散層309を形成する。この時の加速エネルギー
は例えば1.5MeV程度である。DRAMセルのトランジ
スタはオフリークを抑えるために通常の周辺回路のnチ
ャネルトランジスタよりも高いVt、すなわち高いp型
の表面濃度が必要であり、最終的には第2のp型ウエル
には接地電位が加えられ、第1のp型ウエルには負の電
位が印加されるので、第1と第2のp型ウエル内のnチ
ャネルトランジスタのVtをそろえるためには、第2の
p型ウエルのp型表面濃度は第1の表面濃度に比べ高く
する必要がある。セルトランジスタと第2のp型ウエル
内のnチャネルトランジスタの表面濃度の追加は同程度
であり共通化できるので、図3(e)のようにこの表面p
型濃度を高くする必要のあるセルトランジスタ領域310
と第2のp型ウエル領域311の開口したレジストパター
ン312でp型不純物の追加導入を行なって追加注入層313
を形成し、図3(f)に示す所望のデバイス構造を得るも
のである。なお、314はゲートである。
【0014】この実施の形態2の製造方法によれば、第
2のp型ウエル下のn型拡散層を高エネルギー注入で形
成してn型拡散層形成の影響を表面に及ぼさないように
することでセル部とp型不純物の導入を共通工程で実現
し工程の短縮が図れるものである。すなわち、実施の形
態1に示した装置に適用した場合、この装置は低Vtで
基板が負電位の周辺回路のnチャネルトランジスタと、
高Vtで基板が負電位のセルトランジスタと、低Vtで
基板が接地電位の周辺回路nチャネルトランジスタとの
3種類のnチャネルトランジスタが共存するが、基板電
位とVtの関係で後の二者は実効的に同一の基板濃度で
実現できることから共通工程化が実現できたのである。
セルトランジスタが高Vtなのは低オフリークのため
で、これは従来から標準的に用いられる構造であり、従
来はセルトランジスタを高Vt化するためにセル部のみ
にVt注入を追加する方法がとられていたので、第2の
p型ウエルにこの注入をすることでの工程数増加はな
く、前記の共通化による工程短縮が図れる。
【0015】(実施の形態3)図4は本発明の半導体記
憶装置に適用し得る他の製造方法の実施の形態3におけ
る製造工程の流れ図であり、まず、図4(a)のように、
p型基板401に深いn型拡散層をつくる領域402が開口し
たレジストパターン403でPを注入し、図4(b)のよ
うに、高温長時間の熱処理でPを拡散し、深いn型拡散
層404を形成する。なお、このレジストパターン403
には予め第2のp型ウエル領域とセル領域を開口させて
おく。次に図4(c)のように、基板全面にBを注入し、
引き続いて図4(d)のように、n型ウエルを形成する領
域405が開口したレジストパターン406でPを注入し、n
型ウエル407を形成する。この後図4(e)のように、再び
比較的高温長時間の熱処理を施し、BとPを拡散させ、
さらにLOCOS分離408を形成する。ここで図4(a),
(b)で形成した深いn型拡散層404のPは図4(c),(d),
(e)で形成したp型のウエルのBより濃度を薄くし、図
4(f)のように、深いn型拡散層の表面付近をp型に反
転させ、p型ウエル409を形成する。次に図4(g)のよう
に、深いn型拡散層404の形成に用いたレジストパター
ン403と同じ領域が開口したレジストパターン410を用い
て、20keV程度の低加速エネルギーでBを注入し、第
2のp型ウエル領域とセル領域にBの追加注入層411を
形成する。この注入が二つの領域に共通で行なえるの
は、図3の実施の形態2で説明したように、第2のp型
ウエル308のnチャネルトランジスタとセルトランジス
タが同じ表面濃度で実現可能であるからであり、またこ
の二つの領域ともに深いn型拡散層の影響を等しく受け
ているからである。実施の形態1の装置では必ずしもセ
ルトランジスタ領域の下方に深いn型拡散層は必要では
ないが、これをなくすとセル領域の表面濃度が第2のp
型ウエルと異なる値となり、図4(g)に示す注入を共通
化することができないのである。この後ゲートやソース
ドレインを形成すれば図4(h)のように所望のデバイス
構造が得られる。なお、412はゲートである。
【0016】この実施の形態3の製造方法によれば、セ
ルトランジスタ領域の下部にも入出力回路のp型ウエル
下と同一のn型拡散層を形成することにより、n型拡散
層を表面からの熱拡散で形成する場合のようなn型拡散
層の形成が表面にも影響を与える場合であっても、p型
不純物の導入を共通工程で実現できるものである。
【0017】なお、高エネルギー注入を用いて深いn型
拡散層やウエル等の深い拡散層を形成すれば、深い拡散
層の形成に高温長時間の熱処理が必要ではなくなり、チ
ャネル表面の急峻なプロファイルを持つ不純物の導入も
深い拡散層と同一マスクを用いて実現できることが知ら
れている。
【0018】(実施の形態4)図5は本発明の半導体記
憶装置に適用し得るさらに他の製造方法の実施の形態4
における製造工程の流れ図であり、まず、図5(a)に示
すLOCOS分離501を形成したp型基板502に、図5
(b)のように基板全面にBをイオン注入してp型ウエル5
03を作る。このときの注入は、周辺回路のnチャネルト
ランジスタのVt等の特性を得るためのものであり、例
えば400keV,150keV,20keV程度の加速エネルギ
ーで3段階で行い、ウエルの深い部分から浅い部分にか
けて濃度を整える。次に図5(c)のように、n型ウエル
領域504の開口したレジストマスク505を用いて中高エネ
ルギーのPと低エネルギーのBの注入を行いn型ウエル
506をつくる。このときの注入で、pチャネルトランジ
スタのVt等の特性を得る。注入は、例えばPを700ke
V,200keV程度で行いウエルの深い部分の不純物プロ
ファイルを作り、さらに例えば低エネルギーのBを20k
eV程度で注入してVtを制御する。この場合先に基板全
面に形成したp型ウエル503を打ち消し、n型化するだ
けのドーズ量が必要である。さらに、図5(d)のよう
に、第2のp型ウエル領域507とセル領域508が開口した
他のレジストパターン509で高エネルギーのPの注入を
行い、p型ウエル503の下方に深いn型拡散層510を、低
エネルギーのBの注入で第2のp型ウエルトランジスタ
とセルトランジスタの表面濃度を高くする追加注入を行
なうことにより、追加注入層511を形成し、図5(e)のよ
うに、前記の実施の形態3で示したものと等価のデバイ
ス構造が得られる。なお、512はゲートである。
【0019】この実施の形態4の製造方法によれば、高
エネルギー注入による深い拡散層形成方法を適用するこ
とにより、従来セルトランジスタのVtを高くするため
に用いられていたマスクで入出力用nチャネルトランジ
スタ部とセルトランジスタ部にn型拡散層とVt調整の
不純物を同時に導入することができ、マスクの使用回数
を増やすことはないので製造工程が短縮される。
【0020】(実施の形態5)図6は本発明の半導体記
憶装置の実施の形態5に基づくウエルの構成を示す配置
図と要部断面図であり、図6(a)に示すようにセル部601
の深いn型拡散層602の平面配置をn型ウエル603の平面
配置に一部重ねて重畳部604を形成し、この状態で前記
の実施の形態2,3,4に示した製造方法により装置全
体を形成することにより、図6(b)に示すように、前記
の実施の形態4で示したものと等価のデバイス構造が得
られる。断面構造を得ることができ、深いn型拡散層の
電位を固定できるので、n型拡散層電位の浮遊を防ぐこ
とができる。
【0021】(実施の形態6)図7は本発明の半導体記
憶装置の実施の形態6における深いn型拡散層の配置図
であり、前記実施の形態5に示した装置を実現化した装
置の一例を示すものである。通常、メモリーセルアレイ
701は上下をワード線裏打部もしくはワード線ドライバ
ー702で挟まれ、左右をセンスアンプ703とシェアドスイ
ッチアレイ704で挾まれる構造が用いられ、コーナー部7
05は例えばセンスアンプドライバー(図示省略)などが配
置される。また、シェアドスイッチ704はnチャネルト
ランジスタのみから形成され、センスアンプ703、前記
センスアンプドライバーは一部にpチャネルトランジス
タが用いられる。本実施の形態においては、n型拡散層
領域706をワード線裏打ち部もしくはワード線ドライバ
ー部702を通って延在させ、センスアンプ703もしくはセ
ンスアンプドライバーのpチャネルトランジスタが形成
されるn型ウエル707に重なるように配置したものであ
る。通常、裏打ち部もしくはワード線ドライバー部702
のメモリセル701の近傍は配線領域でありnチャネルト
ランジスタが存在しないので、このように構成すること
により、周辺回路のトランジスタに高いVtをつくるこ
となく、またレイアウト面積の増加なく前記実施の形態
5に示した装置を実現化できるのである。
【0022】なお、前記各実施の形態の説明で述べた、
ウエル形成方法の内、注入エネルギー等の大きさはこれ
に限定されるものではなく、また、セル部の深いn型拡
散層のレイアウトに関しても図7に示すものは、セルア
レイの2隅でn型ウエルに重なるようにしているが、こ
れに限定されるものではなく、1隅でも3隅でも4隅で
もよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入出力部
からのアンダーシュートノイズが軽減された高速低消費
電力の半導体記憶装置が実現できるという有利な効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体記憶装置の実施の形態1に基づ
く構成を示す要部断面図である。
【図2】従来の半導体記憶装置の各例の構成を示す要部
断面図である。
【図3】本発明の半導体記憶装置に適用しうる製造方法
の実施の形態2における製造工程の流れ図である。
【図4】本発明の半導体記憶装置に適用しうる他の製造
方法の実施の形態3における製造工程の流れ図である。
【図5】本発明の半導体記憶装置に適用しうるさらに他
の製造方法の実施の形態4における製造工程の流れ図で
ある。
【図6】本発明の半導体記憶装置の実施の形態5に基づ
くウエルの構成を示す配置図と要部断面図である。
【図7】本発明の半導体記憶装置の実施の形態6におけ
る深いn型拡散層の配置図である。
【符号の説明】
101…p型基板、 102…第2のp型ウエル、 103…第
1のp型ウエル、 104…入出力回路nチャネルトラン
ジスタ、 105…周辺回路nチャネルトランジスタ、 1
06…セルトランジスタ、 107…深いn型拡散層、 108
…n型ウエル、109…ゲート。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地電位より低い電位に保たれたp型基
    板と、p型基板と同一電位に保たれる第1のp型ウエル
    と、第1のp型ウエル内に形成されたDRAMセルトラ
    ンジスタと、前記第1のp型ウエル内に形成された周辺
    回路のnチャネルトランジスタと、n型拡散層によって
    p型基板から分離され接地電位に保たれる第2のp型ウ
    エルと、第2のp型ウエル内に設けられた入出力回路の
    nチャネルトランジスタを有することを特徴とする半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】 接地電位より低い電位に保たれたp型基
    板と、p型基板と同一電位に保たれる第1のp型ウエル
    と、第1のp型ウエル内に形成されたDRAMセルトラ
    ンジスタと、前記第1のp型ウエル内に形成された周辺
    回路のnチャネルトランジスタと、n型拡散層によって
    p型基板から分離され接地電位に保たれる第2のp型ウ
    エルと、第2のp型ウエル内に設けられた入出力回路の
    nチャネルトランジスタを有する半導体記憶装置の製造
    方法であって、前記DRAMセルトランジスタ領域に対
    するp型不純物の導入と前記第2のp型ウエル領域に対
    するp型不純物の導入とを、共通のマスクによる共通の
    イオン注入および共通の熱処理によって行う工程と、前
    記第2のp型ウエル領域にのみ高エネルギーのイオン注
    入を行い、これを前記p型基板より分離する深いn型拡
    散層を形成する工程を含むことを特徴とする半導体記憶
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 接地電位より低い電位に保たれたp型基
    板と、p型基板と同一電位に保たれる第1のp型ウエル
    と、第1のp型ウエル内に形成されたDRAMセルトラ
    ンジスタと、前記第1のp型ウエル内に形成された周辺
    回路のnチャネルトランジスタと、n型拡散層によって
    p型基板から分離され接地電位に保たれる第2のp型ウ
    エルと、第2のp型ウエル内に設けられた入出力回路の
    nチャネルトランジスタを有する半導体記憶装置の製造
    方法であって、前記DRAMセルトランジスタ領域に対
    するp型不純物の導入と前記第2のp型ウエル領域に対
    するp型不純物の導入とを、共通のマスクによる共通の
    イオン注入および共通の熱処理によって行う工程と、第
    2のp型ウエル領域の下層のn型拡散層をDRAMセル
    トランジスタ下層にも共通のマスクによる共通のイオン
    注入および共通の熱処理によって形成する工程を含むこ
    とを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 接地電位より低い電位に保たれたp型基
    板と、p型基板と同一電位に保たれる第1のp型ウエル
    と、第1のp型ウエル内に形成されたDRAMセルトラ
    ンジスタと、前記第1のp型ウエル内に形成された周辺
    回路のnチャネルトランジスタと、n型拡散層によって
    p型基板から分離され接地電位に保たれる第2のp型ウ
    エルと、第2のp型ウエル内に設けられた入出力回路の
    nチャネルトランジスタを有する半導体記憶装置の製造
    方法であって、前記DRAMセルトランジスタ領域に対
    するp型およびn型不純物の導入と前記第2のp型ウエ
    ル領域に対するp型およびn型不純物の導入とを、単一
    のマスクで行う工程を含むことを特徴とする半導体記憶
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 接地電位より低い電位に保たれたp型基
    板と、p型基板と同一電位に保たれる第1のp型ウエル
    と、第1のp型ウエル内に形成されたDRAMセルトラ
    ンジスタと、DRAMセル領域の下方に形成されたn型
    拡散層と、第1のp型ウエル内に形成された周辺回路の
    nチャネルトランジスタと、n型拡散層によってp型基
    板から分離され接地電位に保たれた第2のp型ウエル
    と、第2のp型ウエル内に設けられた入出力回路のnチ
    ャネルトランジスタとを有し、前記DRAMセル領域の
    下方に形成されたn型拡散層は、前記n型ウエルのn型
    拡散層に重畳されこれと電気的に接続されることを特徴
    とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 DRAMセル領域の下方に形成されたn
    型拡散層を、その平面レイアウトにおいてワード線裏打
    ち部もしくはワード線ドライバー部を通って延在させ、
    センスアンプもしくはセンスアンプドライバーのpチャ
    ネルトランジスタが形成されるn型ウエルに重畳してこ
    れと電気的に接続することにより、前記セル領域とセン
    スアンプ領域の間にn型拡散層が形成されないようにし
    たことを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
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