JPH10124894A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH10124894A
JPH10124894A JP27569096A JP27569096A JPH10124894A JP H10124894 A JPH10124894 A JP H10124894A JP 27569096 A JP27569096 A JP 27569096A JP 27569096 A JP27569096 A JP 27569096A JP H10124894 A JPH10124894 A JP H10124894A
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Japan
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lens holder
magnetic drive
magnetic
drive circuit
focusing
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JP27569096A
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Akira Miyamae
章 宮前
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズホルダの動作性能を低下させずに小型
化が可能な対物レンズ駆動装置を提供すること。 【解決手段】 対物レンズ駆動装置1では、そのレンズ
ホルダ40の外周面と、これを囲むホルダ支持部材20
の周壁の間には、トラッキング磁気駆動回路50a、5
0bが配置されている。これらの磁気駆動回路よりも、
レンズホルダの中心軸線40Lの側、従って半径方向の
内側には、レンズホルダ40に開けた貫通孔41b、4
1cを利用して、フォーカシング磁気駆動回路60a、
60bが配置されている。レンズホルダ40の外周面の
内側の部分を有効利用して一方の磁気駆動回路を配置し
てあるので、レンズホルダ40の外周面に沿って、円周
方向あるいは上下方向に磁気駆動回路を隣接配置する場
合よりも、それらの構成部品の設置スペースを広くとる
ことができる。従って、十分な磁気駆動力を発揮可能な
磁気回路を配置できるので、レンズホルダの動作特性を
低下させることなく、装置の小型化を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDやDVDなど
の光ピックアップに用いられる対物レンズ駆動装置に関
し、特に、小型化が容易な対物レンズ駆動装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】CDやDVDなどの光ピックアップに用
いられる対物レンズ駆動装置としては、特公昭60−3
0017号公報、実開平5−21333号公報等に開示
されている軸摺動方式のものや、特開平5−62227
号公報等に開示されているヒンジ方式のものが知られて
いる。これらの方式の対物レンズ駆動装置では、対物レ
ンズを保持したレンズホルダをその中心軸線の方向に移
動させて対物レンズのフォーカシング補正を行うと共
に、当該中心軸線の回りに回転させることにより、対物
レンズのトラッキング補正を行うようになっている。
【0003】図8には、上記の実開平5−21333号
公報に開示されている軸摺動方式の対物レンズ駆動装置
を示してある。この図に示すように、対物レンズ駆動装
置は、対物レンズ3aを保持したレンズホルダ4と、レ
ンズホルダ4を中心軸線の方向に移動可能および当該軸
線回りに回転可能に支持した摺動軸21aを備えたホル
ダ支持部材2とを有している。レンズホルダ4は、その
中心軸線を挟み対称な位置に配置された一対のフォーカ
シング磁気駆動回路6a、6bによって、摺動軸21a
に沿って移動可能となっている。同様に、中心軸線を挟
み対称な位置に配置された一対のトラッキング磁気駆動
回路5a、5bによって、摺動軸21aの回りに回転可
能となっている。
【0004】フォーカシング磁気駆動回路6aおよびト
ラッキング磁気回路5aは、レンズホルダ4の外周面に
沿って隣接した位置に配置され、他方のフォーカシング
磁気駆動回路6bおよびトラッキング磁気駆動回路5b
もレンズホルダ4の外周面に沿って隣接した位置に配置
されている。
【0005】すなわち、フォーカシング用磁気駆動回路
6aの駆動マグネット61aとトラッキング用磁気駆動
回路5aの駆動マグネット51aはレンズホルダ4の外
周を囲むホルダ支持部材2の側の外ヨーク8aに隣接配
置され、フォーカシング用磁気駆動回路6aの駆動コイ
ル63aとトラッキング用磁気駆動回路5aの駆動コイ
ル53aは、これらの駆動マグネットに対峙させてレン
ズホルダ4の外周面に隣接配置され、その内側に内ヨー
ク9aが配置されている。同様に、フォーカシング用磁
気駆動回路6bの駆動マグネット61bとトラッキング
用磁気駆動回路5bの駆動マグネット51bはレンズホ
ルダ4の外周を囲むホルダ支持部材2の側の外ヨーク8
bに隣接配置され、フォーカシング用磁気駆動回路6b
の駆動コイル63bとトラッキング用磁気駆動回路5b
の駆動コイル53bは、これらの駆動マグネットに対峙
させてレンズホルダ4の外周面に隣接配置され、その内
側に内ヨーク9bが配置されている。
【0006】一方、フォーカシング磁気駆動回路および
トラッキング磁気駆動回路をレンズホルダの外周面に沿
って円周方向に配列する代わりに、それらを、レンズホ
ルダの外周面においてその中心軸線方向、すなわち上下
方向に隣接配置した構成の対物レンズ駆動装置も知られ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、対物レンズ駆
動装置を小型化するためにその構成部品を小さくする
と、レンズホルダの外周面に沿って円周方向に配列され
ているフォーカシング用およびトラッキング用の磁気駆
動回路を構成している駆動コイルおよび駆動マグネット
の設置スペースも小さくなってしまう。すなわち、レン
ズホルダおよびホルダ支持部材を小型化することによ
り、レンズホルダ中心軸線の回りにおける小さな半径の
円周上にこれらの部品を配置する必要があるので、これ
らの部品も小さくせざるを得ない。
【0008】しかし、駆動マグネットおよび駆動コイル
を小さくすると、磁気駆動回路の駆動力が低下するの
で、レンズホルダの動作感度も低下してしまう。また、
小さな半径の円周上に、トラッキングおよびフォーカシ
ング用の駆動コイルあるいは駆動マグネットを隣接配置
すると、それらの間隔が不十分となり、トラッキング用
磁気駆動回路とフォーカシング用磁気駆動回路が相互に
干渉してクロストークが起きやすくなってしまう。
【0009】また、レンズホルダの外周面において上下
方向にトラッキング用およびフォーカシング用の磁気駆
動回路を配列した構成のものにおいては、特に、装置を
偏平化しようとすると、上記のような弊害が発生するお
それがある。
【0010】本発明の課題は、このような弊害を伴うこ
となく小型化することの可能な対物レンズ駆動装置を提
案することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、対物レンズを保持したレンズホルダと、
このレンズホルダを当該レンズホルダの中心軸線の方向
に移動可能および当該中心軸線の回りに回転可能に支持
しているホルダ支持部材と、前記レンズホルダを前記中
心軸線の方向に移動させるフォーカシング用磁気駆動回
路と、前記レンズホルダを前記中心軸線の回りに回転さ
せるトラッキング用磁気駆動回路とを有する対物レンズ
駆動装置において、前記レンズホルダの中心軸線に対し
て、相対的に近い側に、前記フォーカシング用磁気駆動
回路および前記トラッキング用磁気駆動回路のうちの一
方の磁気駆動回路を配置し、相対的に遠い側に、他方の
磁気駆動回路を配置した構成を採用している。
【0012】このように、本発明の対物レンズ駆動装置
では、フォーカシング用およびトラッキング用の磁気駆
動回路が、レンズホルダの外周面に沿って円周方向ある
いは上下方向に配列されるのではなく、レンズホルダ中
心軸線を中心として半径方向における異なる距離の位置
に配置される。従って、レンズホルダの外周面よりも中
心側のデッドスペースを有効利用して、一方の磁気駆動
回路を配置できる。この結果、装置を小型化しても、レ
ンズホルダの外周面に沿って双方の磁気駆動回路を構成
している駆動コイルおよび駆動マグネットを配列する場
合に比べて、これらの設置スペースを広く確保できる。
よって、装置を小型化しても、磁気駆動回路によるレン
ズホルダの動作感度の低下を抑制できる。また、フォー
カシング磁気駆動回路とトラッキング磁気駆動回路の間
のクロストーク発生も抑制できる。換言すると、レンズ
ホルダの動作感度を低下させることなく、装置の小型化
を実現できる。
【0013】ここで、レンズホルダに回転力を磁気的に
与えるトラッキング磁気駆動回路の側を中心軸線から離
れた位置に配置することが力学的には適している。換言
すると、フォーカシング用磁気駆動回路の側を前記レン
ズホルダの中心軸線に近い側に配置することが好まし
い。
【0014】また、レンズホルダにおけるその中心軸線
の側の部分、すなわち内側の部分を有効利用して一方の
磁気駆動回路を配置するためには次の構成を採用でき
る。すなわち、前記レンズホルダに前記中心軸線と平行
に延びる貫通孔を形成し、前記ホルダ支持部材には前記
貫通孔に差し込まれたヨーク板を形成し、前記フォーカ
シング用磁気駆動回路および前記トラッキング用磁気駆
動回路の一方の磁気駆動回路の駆動マグネットを前記ヨ
ーク板に取り付ける構成を採用できる。
【0015】この場合には、更に、前記フォーカシング
用磁気駆動回路および前記トラッキング用磁気駆動回路
を半径方向に向けて整列させて、前記ヨーク板をこれら
双方の磁気駆動回路の一部を形成するための共通ヨーク
板とすることができる。このようにすれば、磁気駆動回
路の構成部品を少なくできるので好ましい。
【0016】一般的には、トラッキング用およびフォー
カシング用の磁気駆動回路は、対物レンズの中心軸線を
挟み対称な状態に配置される。従って、本発明を適用し
た対物レンズ駆動装置の典型的な構成は、前記レンズホ
ルダの中心軸線を挟み、点対称の位置にそれぞれ形成さ
れた一対の前記フォーカシング用磁気駆動回路、一対の
前記トラッキング用磁気駆動回路および一対の前記共通
ヨーク板を備えた構成である。
【0017】ここで、前記フォーカシング用磁気駆動回
路を前記レンズホルダの中心軸線に近い側に配置し、一
対のこれらフォーカシング用磁気駆動回路の駆動コイル
を、前記共通ヨーク板よりも前記中心軸線の側の位置に
おいて前記レンズホルダに取り付けられた共通のボイス
コイルとし、各フォーカシング用磁気駆動回路の駆動マ
グネットを単極着磁して、当該ボイスコイルを挟み対向
配置した構成を採用できる。
【0018】また、前記トラッキング用磁気駆動回路の
駆動コイルを、前記共通ヨーク板に対して半径方向の外
側に位置する前記レンズホルダに取り付けた空芯コイル
とし、当該トラッキング用磁気駆動回路の駆動マグネッ
トを、前記空芯コイルに対峙するように前記ホルダ支持
部材の側に取り付け、前記レンズホルダの中心軸線を中
心とする円周方向に分極着磁した構成を採用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した対物レンズ駆動装置を説明する。
【0020】図1は本発明を適用した対物レンズ駆動装
置の平面図であり、図2は図1におけるII−II線で
切断した部分を示す断面図であり、図3は図1における
III−III線で切断した部分を示す断面図である。
【0021】これらの図に示すように、対物レンズ駆動
装置1は、対物レンズ3を保持したレンズホルダ40
と、このレンズホルダ40を支持したホルダ支持部材2
0とを有している。ホルダ支持部材20は摺動軸21を
備え、この摺動軸21によって、レンズホルダ40はそ
の中心軸線40L、すなわち摺動軸21の軸線21Lの
方向に移動可能であると共に当該軸線21Lの回りに回
転可能に支持されている。摺動軸21の軸線21Lは対
物レンズ3の光軸Lに平行となるように設定されてい
る。
【0022】レンズホルダ40とホルダ支持部材20と
の間には、対物レンズ3のフォーカシング補正のために
レンズホルダ40を中心軸線40Lの方向、本例では軸
摺動方式の装置であるので摺動軸21の軸線21Lの方
向に移動させる一対のフォーカシング磁気駆動回路60
a、60bが構成されている。また、これらの間には、
対物レンズ3のトラッキング補正のためにレンズホルダ
40を軸線21Lの回りに回転させる一対のトラッキン
グ磁気駆動回路50a、50bが構成されている。
【0023】図4はホルダ支持部材20を取り出して示
す平面図である。ホルダ支持部材20は、略正方形の底
板22と、底板22の四辺から垂直に立ち上がった周壁
23、24、25、26とを備え、底板22の中心に摺
動軸21が設置されている。底板22における対向する
2つの周壁23、24の根元部分は、それぞれ周壁2
3、24と平行となるように切り起こされ、フォーカシ
ング磁気駆動回路60a、60bおよびトラッキング磁
気駆動回路50a、50bの磁路の一部を形成する共通
ヨーク板27、28となっている。これら共通ヨーク板
27、28が切り起こされた底板部分には、ほぼ台形状
の開口部22a、22bが残った状態となっている。ま
た、別の周壁26の下半部分から底板22の中央側に向
けて、開口部22cが形成されている。
【0024】図5(a)はレンズホルダ40を示す平面
図、図5(b)は図5(a)におけるIV−IV線で切
断した部分を示す断面図である。レンズホルダ40は、
略円筒状の胴部41と、胴部41の上面における外周縁
に形成したレンズ取り付け部42と、胴部41の中心を
貫通している軸孔41aを備えている。胴部41には、
軸孔41aを挟んで点対称の位置に、貫通孔41b、4
1cが軸孔41aと平行に形成されている。
【0025】この構成のレンズホルダ40において、図
1乃至図3に示すように、そのレンズ取り付け部42に
は対物レンズ3が固定され、軸孔41aには摺動軸21
が差し込まれている。対物レンズ3の下方には、底板2
2の開口部22cが位置するように設定されており、図
3に示すように側方から開口部22cを介して導入され
るレーザ光がミラーによって立ち上げられて対物レンズ
3に導かれる。また、レンズホルダ40の胴部41に形
成された貫通孔41b、41cには、ホルダ支持部材2
0の底板22から垂直に立ち上がっている共通ヨーク板
27、28のそれぞれが下側から差し込まれている。
【0026】図6はフォーカシング磁気駆動回路60a
およびトラッキング磁気駆動回路50aを説明するため
の拡大図である。この図から良く分かるように、本例で
は、共通ヨーク板27と、それよりも中心側に位置する
レンズホルダ40の部分との間に、フォーカシング磁気
駆動回路が構成されている。これに対して、トラッキン
グ磁気駆動回路は、レンズホルダ40の外周面と、その
外側のホルダ支持部材の周壁との間に構成されている。
従って、レンズホルダ40における外周壁よりも内側の
部分を有効利用して、フォーカシング磁気駆動回路の構
成部品が配置されている。
【0027】詳細に説明すると、フォーカシング磁気駆
動回路60aは、共通ヨーク板27の内側面(摺動軸2
1の側の面)に固着されたフォーカシング用の駆動マグ
ネット61と、このフォーカシングマグネット61に対
峙したフォーカシング用の駆動コイル63とを備えてい
る。駆動コイル63は、図7(a)にその平面図を示
し、図7(b)にその側面図を示すように、矩形に巻か
れたボイスコイルであって、摺動軸21を取り囲むよう
にレンズホルダ40の内壁に巻き付けられている。フォ
ーカシング用の駆動マグネット61は駆動コイル63に
対峙している面が同一磁極、例えばN極に着磁されてい
る。駆動コイル63に電流を流すと、駆動マグネット6
1および駆動コイル63との間にフォーカシング磁気駆
動回路60aが構成される。
【0028】トラッキング磁気駆動回路50aは、共通
ヨーク板27の外側面(摺動軸21とは反対側の面)と
周壁23の内側面の間に構成されており、周壁23の内
側面に固着されたトラッキング用の駆動マグネット51
と、レンズホルダ40の胴部41の外周面に取り付けら
れたトラッキング用の駆動コイル53とを備えている。
駆動マグネット51は、摺動軸21の軸線21Lを中心
とする円周方向に分極着磁されている。駆動コイル53
は、図7(c)にその正面図を示すように、矩形に巻か
れた偏平空心コイルであって、駆動マグネット51と対
峙している。駆動コイル53に電流を流すと、これら駆
動マグネット51および駆動コイル53の間にトラッキ
ング磁気駆動回路50aが構成される。
【0029】摺動軸21を挟み他方の側に配置されてい
るフォーカシング磁気駆動回路60bおよびトラッキン
グ磁気駆動回路50bも同様に構成されている。すなわ
ち、図1、図2に示すように、フォーカシング磁気駆動
回路60bを構成する駆動マグネット62は、共通ヨー
ク板28の摺動軸21側の面に固着されており、駆動コ
イル63に対峙している。この駆動コイル63に電流を
流すと、フォーカシング磁気駆動回路60bが、これら
駆動マグネット62および駆動コイル63の間に構成さ
れる。
【0030】トラッキング磁気駆動回路50bを構成す
る駆動マグネット52はホルダ支持部材20の周壁24
の内側面に固着され、駆動コイル54はレンズホルダ4
0の胴部41の外周面に取り付けられて駆動マグネット
52に対峙している。この駆動コイル54に電流を流す
と、トラッキング磁気駆動回路50bが、駆動マグネッ
ト52と駆動コイル54の間に構成される。
【0031】上記構成の対物レンズ駆動装置1において
は、フォーカシング磁気駆動回路60a、60bは、ト
ラッキング磁気駆動回路50a、50bに対して、レン
ズホルダ40の中心軸線40Lの側に配置されている。
換言すると、レンズホルダ40の外周面よりも内側の中
心軸線40Lに近い部分に、フォーカシング磁気駆動回
路60a、60bが配置されている。
【0032】このように、レンズホルダ40における外
周面よりも内側の部分を利用して一方の磁気駆動回路を
配置しているので、従来のように、トラッキング磁気駆
動回路50a、50bおよびフォーカシング磁気駆動回
路60a、60bを、レンズホルダ40の外周面に沿っ
て、円周方向あるいは上下方向に隣接配置する場合より
も、駆動コイルおよび駆動マグネットの設置スペースを
広くとることができる。すなわち、装置を小型化して
も、これらの部品の設置スペースを十分に確保できるの
で、十分な駆動力を発生可能な磁気駆動回路を配置で
き、従って、装置を小型化しても、レンズホルダの動作
感度等の低下を抑制できる。また、半径方向に沿ってフ
ォーカシング用およびトラッキング用磁気駆動回路を配
列してあるので、双方の磁気駆動回路の間でクロストー
クが発生することも回避できる。
【0033】(その他の実施の形態)なお、上記の対物
レンズ駆動装置では、半径方向の内側にフォーカシング
磁気駆動回路が配置され、外側にトラッキング磁気駆動
回路が配置されている。これとは逆に、半径方向の内側
にトラッキング磁気駆動回路を配置し、外側にフォーカ
シング磁気駆動回路を配置してもよい。
【0034】また、上記の対物レンズ駆動装置では、フ
ォーカシング磁気駆動回路とトラッキング磁気駆動回路
を半径方向に沿って整列配置してある。しかし、これら
の磁気駆動回路を半径方向に沿って整列配置せずに、半
径方向の異なる距離の位置において円周方向に向けて相
互にずれた位置に配置してもよい。
【0035】更に、上記の対物レンズ駆動装置は軸摺動
方式のものであるが、本発明は、レンズホルダをその中
心軸線の方向およびその回りに回転可能な状態で支持し
ているヒンジ方式の対物レンズ駆動装置に対しても同様
に適用できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の対物レン
ズ駆動装置は、フォーカシング磁気駆動回路およびトラ
ッキング磁気駆動回路のうちの一方の側を、レンズホル
ダの中心軸線に対して相対的に近い側に配置し、他方の
側を相対的に遠い側に配置した構成を採用している。従
って、レンズホルダにおける外周面よりも内側の部分を
一方の磁気駆動回路の設置場所として有効に利用でき
る。
【0037】このために、従来のように、双方の磁気駆
動回路をレンズホルダの外周面と、これに対峙している
ホルダ支持部材の周壁との間において、円周方向あるい
は上下方向に隣接配置した構成のものに比べて、各磁気
駆動回路を構成している駆動コイルおよび駆動マグネッ
トの設置スペースを広くとることができる。この結果、
レンズホルダの動作感度等の駆動特性を低下させること
なく、装置の小型化、偏平化を実現できる。また、装置
を小型化、偏平化しても、双方の磁気駆動回路が相互に
干渉してクロストークが発生する等といった弊害も回避
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した対物レンズ駆動装置を示す平
面図である。
【図2】図1におけるII−II線で切断した部分を示
す断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線で切断した部分
を示す断面図である。
【図4】図1に示す装置のホルダ支持部材を取り出して
示す平面図である。
【図5】(a)は、図1に示す装置のレンズホルダを取
り出して示す平面図、(b)は、(a)におけるIV−
IV線で切断した部分を示す断面図である。
【図6】図1に示す装置のフォーカシング磁気駆動回路
とトラッキング磁気駆動回路を拡大して示す説明図であ
る。
【図7】(a)は、図1に示す装置のフォーカシング用
の駆動コイルを取り出して示す平面図、(b)は、
(a)に示すフォーカシング用の駆動コイルの側面図、
(c)は、図1に示す装置のトラッキング用の駆動コイ
ルを取り出して示す正面図である。
【図8】従来の対物レンズ駆動装置を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 対物レンズ駆動装置 3 対物レンズ 20 ホルダ支持部材 21 摺動軸 21L 摺動軸の軸線 22 底板 22a、22b、22c 開口部 23、24、25、26 周壁 27、28 共通ヨーク板 40 レンズホルダ 40L レンズホルダの中心軸線 41 レンズホルダの胴部 41a 軸孔 41b、41c 貫通孔 42 レンズ取り付け部 50a、50b トラッキング磁気駆動回路 51、52 トラッキング用の駆動マグネット 53、54 トラッキング用の駆動コイル 60a、60b フォーカシング磁気駆動回路 61、62 フォーカシング用の駆動マグネット 63 フォーカシング用の駆動コイル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを保持したレンズホルダと、
    このレンズホルダを当該レンズホルダの中心軸線の方向
    に移動可能および当該中心軸線の回りに回転可能に支持
    しているホルダ支持部材と、前記レンズホルダを前記中
    心軸線の方向に移動させるフォーカシング用磁気駆動回
    路と、前記レンズホルダを前記中心軸線の回りに回転さ
    せるトラッキング用磁気駆動回路とを有する対物レンズ
    駆動装置において、 前記レンズホルダの中心軸線に対して、相対的に近い側
    に、前記フォーカシング用磁気駆動回路および前記トラ
    ッキング用磁気駆動回路のうちの一方の磁気駆動回路が
    配置され、相対的に遠い側に、他方の磁気駆動回路が配
    置されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記レンズホルダの
    中心軸線に近い側に前記フォーカシング用磁気駆動回路
    が配置されていることを特徴とする対物レンズ駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記レンズホルダは
    前記中心軸線の方向に延びる貫通孔を備え、前記ホルダ
    支持部材は前記貫通孔に差し込まれたヨーク板を備え、
    前記フォーカシング用磁気駆動回路および前記トラッキ
    ング用磁気駆動回路の一方の磁気駆動回路の駆動マグネ
    ットが前記ヨーク板に取り付けられていることを特徴と
    する対物レンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記フォーカシング
    用磁気駆動回路および前記トラッキング用磁気駆動回路
    は半径方向に整列されており、前記ヨーク板はこれら双
    方の磁気駆動回路の一部を形成するための共通ヨーク板
    であることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記レンズホルダの
    中心軸線を挟み、点対称の位置にそれぞれ形成された一
    対の前記フォーカシング用磁気駆動回路、一対の前記ト
    ラッキング用磁気駆動回路および一対の前記共通ヨーク
    板を備えていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記フォーカシング
    用磁気駆動回路は前記レンズホルダの中心軸線に近い側
    に配置されており、一対のこれらフォーカシング用磁気
    駆動回路の駆動コイルは、前記共通ヨーク板よりも前記
    中心軸線の側の位置において前記レンズホルダに取り付
    けられた共通のボイスコイルであり、各フォーカシング
    用磁気駆動回路の駆動マグネットは単極着磁され、当該
    ボイスコイルを挟み対向配置されていることを特徴とす
    る対物レンズ駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記トラッキング用
    磁気駆動回路の駆動コイルは、前記共通ヨーク板に対し
    て半径方向の外側に位置する前記レンズホルダに取り付
    けた空芯コイルであり、当該トラッキング用磁気駆動回
    路の駆動マグネットは、前記空芯コイルに対峙するよう
    に前記ホルダ支持部材の側に取り付けられ、前記レンズ
    ホルダの中心軸線を中心とする円周方向に分極着磁され
    ていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7835253B2 (en) 2001-12-01 2010-11-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Actuator having a plurality of objective lenses installed in a lens holder used with an optical pickup

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