JPH10124042A - 水晶板を使用したフルート類の頭部管・コルク栓 - Google Patents
水晶板を使用したフルート類の頭部管・コルク栓Info
- Publication number
- JPH10124042A JPH10124042A JP8306959A JP30695996A JPH10124042A JP H10124042 A JPH10124042 A JP H10124042A JP 8306959 A JP8306959 A JP 8306959A JP 30695996 A JP30695996 A JP 30695996A JP H10124042 A JPH10124042 A JP H10124042A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cork
- quartz crystal
- plate
- crystal plate
- reflection plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明はフルート類の頭部管・コルク栓に
水晶板を使用することにより、現在あるフルートをその
ままの形で、削ったり、改造すること無く、その楽器を
見違えるほどグレードアップさせることに関するもので
ある。 【解決手段】 フルート類の頭部管・コルク栓の反射板
部分に水晶板Aをはめ込んだものと、コルクとコルク止
めワッシャー間に水晶板の中央にコルク栓棒と同じ直径
の穴を空けた水晶板Bを挟み、一つのコルク栓に2枚の
水晶板を使用した。
水晶板を使用することにより、現在あるフルートをその
ままの形で、削ったり、改造すること無く、その楽器を
見違えるほどグレードアップさせることに関するもので
ある。 【解決手段】 フルート類の頭部管・コルク栓の反射板
部分に水晶板Aをはめ込んだものと、コルクとコルク止
めワッシャー間に水晶板の中央にコルク栓棒と同じ直径
の穴を空けた水晶板Bを挟み、一つのコルク栓に2枚の
水晶板を使用した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は反射板、コルクと
コルク止めワッシャー間に水晶板をはめ込んだフルート
類の頭部管・コルク栓に関するものである。
コルク止めワッシャー間に水晶板をはめ込んだフルート
類の頭部管・コルク栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在フルートは昔の木製からほとんどが
金属製となり、材質も洋銀、銀、金、プラチナなどで、
頭部管のコルク栓・反射板もそれぞれの金属を使用して
いる。従来、反射板においては金属製を使用する域を外
れず、反射板の面を凹面鏡のように湾曲させるか、コル
ク栓全体の重量を変える程度のことにとどまっていた。
要するにコルク栓に関する研究はあまりなされていなか
った。
金属製となり、材質も洋銀、銀、金、プラチナなどで、
頭部管のコルク栓・反射板もそれぞれの金属を使用して
いる。従来、反射板においては金属製を使用する域を外
れず、反射板の面を凹面鏡のように湾曲させるか、コル
ク栓全体の重量を変える程度のことにとどまっていた。
要するにコルク栓に関する研究はあまりなされていなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】息の入りにくい吹きづ
らい、鳴りにくい古楽器や木製フルート類、また金やプ
ラチナのように比重の重い金属を使用した吹きづらいフ
ルートを、その楽器が現在あるそのままの形で、削った
り、改造する事なく、吹き易く、音色を創り易いように
するのを課題として研究を進めた。
らい、鳴りにくい古楽器や木製フルート類、また金やプ
ラチナのように比重の重い金属を使用した吹きづらいフ
ルートを、その楽器が現在あるそのままの形で、削った
り、改造する事なく、吹き易く、音色を創り易いように
するのを課題として研究を進めた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、現在あるフル
ートをそのままの形を傷つけること無く、またコスト的
にも高価になり過ぎないように図りながら、グレードア
ップすることを目的とし、フルート類の頭部管・コルク
栓がはめ替え可能であることに着眼し、どのようなもの
が理想かを実験、研究した。その結果、頭部管・コルク
栓の反射板及びコルクとコルク留めワッシャー間に水晶
板を使用することを発明し完成することができた。
ートをそのままの形を傷つけること無く、またコスト的
にも高価になり過ぎないように図りながら、グレードア
ップすることを目的とし、フルート類の頭部管・コルク
栓がはめ替え可能であることに着眼し、どのようなもの
が理想かを実験、研究した。その結果、頭部管・コルク
栓の反射板及びコルクとコルク留めワッシャー間に水晶
板を使用することを発明し完成することができた。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を述べる
と、以前よりコルク栓の反射板に水晶を使用したら良く
なるのではないかと想像してきたが、従来は
と、以前よりコルク栓の反射板に水晶を使用したら良く
なるのではないかと想像してきたが、従来は
【図5】のようにコルク栓の反射板には金属板が用いら
れ、反射板とコルク栓棒は
れ、反射板とコルク栓棒は
【図1】の説明のようにロー付けにより付けられてい
る。この部分は、コルクをコルク止めワッシャーでかな
りきつい状態まで締め上げ、尚かつ頭部管の中に押し入
れて、更にコルク止めワッシャーでコルク栓全体を頭部
管の中で動かなくなるまで強い力で締めるので、ハンダ
付けや接着剤では強度的に弱すぎるため、ロー付けでな
いといけないのである。従って、700度以上の高温で
付けるロー付けに耐える材質は金属製の物に限られてし
まう。従来の方法では水晶板に金属製のコルク栓棒を付
けることができなかったが、
る。この部分は、コルクをコルク止めワッシャーでかな
りきつい状態まで締め上げ、尚かつ頭部管の中に押し入
れて、更にコルク止めワッシャーでコルク栓全体を頭部
管の中で動かなくなるまで強い力で締めるので、ハンダ
付けや接着剤では強度的に弱すぎるため、ロー付けでな
いといけないのである。従って、700度以上の高温で
付けるロー付けに耐える材質は金属製の物に限られてし
まう。従来の方法では水晶板に金属製のコルク栓棒を付
けることができなかったが、
【図1】の方法で金属製の反射板の縁を厚さ0.2mm
(ミリメートル)程残し、その内側を水晶板の収まる分
くりぬき、水晶板Aを
(ミリメートル)程残し、その内側を水晶板の収まる分
くりぬき、水晶板Aを
【図2】のように接着剤で留め、念のため
【図3】の方法で外側から(矢印)縁をつぶして、接着
剤無しでもはずれないようにした。この方法で水晶板を
はめ込めば、従来のコルク栓と同じ構造なので強度が保
て、音を出したときの高価も大変すばらしい結果となっ
た。そして
剤無しでもはずれないようにした。この方法で水晶板を
はめ込めば、従来のコルク栓と同じ構造なので強度が保
て、音を出したときの高価も大変すばらしい結果となっ
た。そして
【図4】のように中央にコルク栓棒の直径と同じ大きさ
の穴を空けた水晶板Bを、
の穴を空けた水晶板Bを、
【図2】の方法でコルクとコルク止めワッシャー間に挟
み、1つのコルク栓に2枚の水晶板を使用すると、更に
数段グレードアップしたすばらしい効果が得られた。こ
れを試奏したプロのフルート奏者全員が、絶賛の評価を
してくれ、それを実証した。今後更に、スクリュー
み、1つのコルク栓に2枚の水晶板を使用すると、更に
数段グレードアップしたすばらしい効果が得られた。こ
れを試奏したプロのフルート奏者全員が、絶賛の評価を
してくれ、それを実証した。今後更に、スクリュー
【図5】部分にも水晶をはめ込むと、より良い効果が得
られると予想される。
られると予想される。
【0006】
【発明の効果】同じ頭部管を使用して、従来のコルク栓
から水晶板使用のコルク栓に替えて試奏すると次の効果
が得られた。 (イ)かなり吹き易くなり、より速い息が吹き込めるよ
うになった。 (ロ)音の輪郭がはっきりとして、透明感が増した。 (ハ)いくら吹き込んでも音が割れない。 (ニ)全音域、力まず音が出せるようになった。 (ホ)音が落ち着き、抵抗感が出て、重厚感が増した。 (ヘ)アーティキュレーションがよりはっきりとした。 上記のように、従来の状態より格段に良くなったという
評価で、コルク栓の材質として今まで試されなかったも
のなので、フルートを吹く人それぞれが、その人なりの
新しい効果を見い出し評価してもらえる、無限の可能性
を秘めていると言えるのである。
から水晶板使用のコルク栓に替えて試奏すると次の効果
が得られた。 (イ)かなり吹き易くなり、より速い息が吹き込めるよ
うになった。 (ロ)音の輪郭がはっきりとして、透明感が増した。 (ハ)いくら吹き込んでも音が割れない。 (ニ)全音域、力まず音が出せるようになった。 (ホ)音が落ち着き、抵抗感が出て、重厚感が増した。 (ヘ)アーティキュレーションがよりはっきりとした。 上記のように、従来の状態より格段に良くなったという
評価で、コルク栓の材質として今まで試されなかったも
のなので、フルートを吹く人それぞれが、その人なりの
新しい効果を見い出し評価してもらえる、無限の可能性
を秘めていると言えるのである。
【図1】 本発明の側面断面図
【図2】 本発明の側面断面図
【図3】 本発明の水晶板Aの正面図
【図4】 本発明の水晶板Bの正面図
【図5】 フルートの頭部管・コルク栓の構造図
1は水晶板A 2は水晶板B 3は内側をくりぬいた金属製の反射板 4はコルク栓棒 5はロー付け 6はコルク止めワッシャー 7はコルク 8は接着剤 9は反射板(金属) 10はスクリュー 11は雄ネジ
Claims (1)
- 【請求項1】 (イ)金属の反射板をくりぬく。 (ロ)(イ)に水晶板Aをはめ込み接着する。 (ハ)穴の空いた水晶板Bを、コルクとコルク止めワッ
シャー間に挟む。 以上のごとく構成されたフルート、ピッコロ、アルトフ
ルートを含むフルート類の頭部管・コルク栓
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8306959A JPH10124042A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 水晶板を使用したフルート類の頭部管・コルク栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8306959A JPH10124042A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 水晶板を使用したフルート類の頭部管・コルク栓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10124042A true JPH10124042A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17963339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8306959A Pending JPH10124042A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 水晶板を使用したフルート類の頭部管・コルク栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10124042A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100392287B1 (ko) * | 2000-04-17 | 2003-07-22 | 임재동 | 플루트의 음 조절 장치 |
JP2005242072A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Sadao Wada | しの笛 |
JP2016105208A (ja) * | 2016-03-02 | 2016-06-09 | 純一 勇元 | 横笛 |
-
1996
- 1996-10-14 JP JP8306959A patent/JPH10124042A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100392287B1 (ko) * | 2000-04-17 | 2003-07-22 | 임재동 | 플루트의 음 조절 장치 |
JP2005242072A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Sadao Wada | しの笛 |
JP2016105208A (ja) * | 2016-03-02 | 2016-06-09 | 純一 勇元 | 横笛 |
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