JPH10123058A - 粉粒体の粒度測定装置並びにこれを用いた流動層処理装置 - Google Patents

粉粒体の粒度測定装置並びにこれを用いた流動層処理装置

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JPH10123058A
JPH10123058A JP29769496A JP29769496A JPH10123058A JP H10123058 A JPH10123058 A JP H10123058A JP 29769496 A JP29769496 A JP 29769496A JP 29769496 A JP29769496 A JP 29769496A JP H10123058 A JPH10123058 A JP H10123058A
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JP
Japan
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particle size
granular material
transmission path
laser beam
measuring
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Application number
JP29769496A
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English (en)
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Kazunori Wakiya
和紀 脇屋
Kazumasa Yamazaki
一正 山崎
Tadashi Takahashi
位 高橋
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TONICHI COMPUTER APURIKEESHIYONZU KK
Okawara Mfg Co Ltd
Original Assignee
TONICHI COMPUTER APURIKEESHIYONZU KK
Okawara Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光を利用した粒度測定技術を用い、な
お且つ流動中の粉粒体をリアルタイム且つ直接的に測定
することのできる、新規な粉粒体の粒度測定装置並びに
これを用いた流動層処理装置の開発を試みたものであ
る。 【解決手段】 レーザ光発生装置31から出力するレー
ザ光Lを、センサ33によって受光し、レーザ光Lの光
伝送路35途中の開放伝送路25を通過する粉粒体Gに
より生ずるレーザ光Lの散乱状態を検知して、粉粒体G
の粒度を測定する装置において、前記光伝送路35は屈
曲形成されているので、測定ヘッド2の設置個所の自由
度を増すことができ、同時に測定ヘッド2の小型化が図
られる。そしてこの測定ヘッド2を流動室13内に臨ま
せることで、流動中の粉粒体Gの粒径をリアルタイム且
つ直接的に測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉粒体の粒度測定技
術に関するものであり、特に光伝送路によりレーザ光を
屈曲案内することで測定ヘッドの設置個所を幅広く選択
することができる粉粒体の粒度測定装置並びにこれを用
いて流動中の粉粒体をリアルタイム且つ直接的に測定す
ることのできる流動層処理装置に係るものである。
【0002】
【発明の背景】従来より、粉粒体の粒度測定技術として
は特開平7−333113号公報に開示されているよう
に、He−Neレーザから発射されコリメータを経たレ
ーザ光が、粉粒体によりラマン散乱すること等を利用し
たレーザ光散乱法や、レーザ光回折法等のレーザ光を利
用したものがある。
【0003】このようなレーザ光を利用した測定技術
は、流動状態(激しく移動している状態)の粉粒体でも
正確に粒径を測定できるものであり、既存の赤外線等を
利用した技術を凌駕したものである。従来の一般的な粒
度測定装置は、図5に示すように送出伝送路23′開放
伝送路25′、受光伝送路24′、データ処理部4′を
具えて成り、このうち実質的に粉粒体Gの測定を担うの
は送出伝送路23′、開放伝送路25′、受光伝送路2
4′である。これらは、He−Neレーザ31a′、コ
リメータ31b′、レンズ32′及びセンサ33′等を
具えて成るものであり、なお且つレーザ光Lに対して粉
粒体Gを横切らせることを要するのであるため、レーザ
光Lの直線軌道を確保する必要があった。このため、H
e−Neレーザ31a′、コリメータ31b′、レンズ
32′及びセンサ33′等の配設態様は、レーザ光Lの
直線軌道上に直列的に配置する必要があり、ある程度の
空間を占有してしまうとともに、これら測定に関連する
系の小型化には限界があった。
【0004】このような事情から、レーザ光を用いた測
定装置では、流動層処理装置等の内部において処理を行
っている粉粒体を、直接的に計測するのは困難であり、
実際の適用態様は一例として前記特開平7−33311
3号公報に開示されているように、流動層処理装置等に
別途設けたサンプリング装置により外部に採取した粉粒
体をレーザ光式粒径センサで計測し、計測後の粉粒体は
再び流動層処理装置に戻すという手法が採られている。
【0005】
【解決を試みた技術課題】本発明はこのような背景の認
識に基づきなされたものであって、レーザ光を利用した
粒度測定技術を用い、なお且つ流動中の粉粒体をリアル
タイム且つ直接的に測定することのできる、新規な粉粒
体の粒度測定装置並びにこれを用いた流動層処理装置の
開発を試みたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
粉粒体の粒度測定装置は、レーザ光発生装置から出力す
るレーザ光を、センサによって受光し、レーザ光の光伝
送路途中の開放伝送路を通過する粉粒体により生ずるレ
ーザ光の散乱状態を検知して、粉粒体の粒度を測定する
装置において、前記光伝送路は屈曲形成されていること
を特徴とする。この発明によれば、光伝送路を屈曲形成
することで、測定ヘッドの設置個所の自由度を増すこと
ができ、同時に測定ヘッドの小型化が図られる。
【0007】また請求項2記載の粉粒体の粒度測定装置
は、前記要件に加え、前記開放伝送路の前後に位置する
送出伝送路及び受光伝送路においては、レーザ光が90
°屈曲案内されることを特徴とする。この発明によれ
ば、レーザ光の経路である光伝送路を屈曲して形成する
ことができる。
【0008】また請求項3記載の粉粒体の粒度測定装置
は、前記要件に加え、前記光伝送路は、プリズム、鏡、
レンズ、光ファイバー、光ロッド等の光学素子のいずれ
か一種または複数種を組み合わせて成ることを特徴とす
る。この発明によれば、レーザ光の経路である光伝送路
を非直線状(屈曲状)に形成することができる。
【0009】更にまた請求項4記載の粉粒体の粒度測定
装置は、前記要件に加え、前記開放伝送路は測定ヘッド
に具えられ、また前記レーザ光発生装置及びセンサは本
体部に具えられることを特徴とする。この発明によれ
ば、測定ヘッドの構成部材が削減され、測定ヘッドの小
型化が図られる。
【0010】更にまた請求項5記載の粉粒体の粒度測定
装置は、前記要件に加え、前記開放伝送路と送出伝送路
及び受光伝送路との境界部には、反射防止コーティング
ガラスを具えることを特徴とする。この発明によれば、
送出伝送路及び受光伝送路への粉粒体等の侵入を防止す
ることができる。
【0011】更にまた請求項6記載の粉粒体の粒度測定
装置は、前記要件に加え、前記反射防止コーティングガ
ラスの開放伝送路側の面には、エアパージ孔を臨ませた
ことを特徴とする。この発明によれば、反射防止コーテ
ィングガラスへの粉粒体の付着を防止することができ
る。
【0012】更にまた請求項7記載の粉粒体の粒度測定
装置を用いた流動層処理装置は、流動風吹込室の上部に
目皿板を仕切りとして流動室を具え、流動室の上方に噴
霧室を具え、原料、水、バインダ液等を流動室に投入し
て粉粒体の造粒等を行う流動層処理装置において、前記
流動室内には請求項1、2、3、4、5または6記載の
粒度測定装置における測定ヘッドを臨ませて具えたこと
を特徴とする。この発明によれば、流動中の粉粒体の粒
径をリアルタイム且つ直接的に測定することができる。
【0013】更にまた請求項8記載の粉粒体の粒度測定
装置を用いた流動層処理装置は、前記請求項7記載の要
件に加え、前記測定ヘッドにおける開放伝送路には、パ
ージングノズルを臨ませて具えることを特徴とする。こ
の発明によれば、開放伝送路への粉粒体等の付着を防止
することができる。
【0014】更にまた請求項9記載の粉粒体の粒度測定
装置を用いた流動層処理装置は、前記請求項7または8
記載の要件に加え、前記流動室における粉粒体の流動個
所には、粉粒体を測定ヘッドに送り込むための吹上ノズ
ルを、前記開放伝送路に臨ませて具えることを特徴とす
る。この発明によれば、粉粒体の流動状態の良否にかか
わらず、粉粒体を確実に開放伝送路へと搬送することが
できる。そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段
として前記課題の解決を図っているのである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づいて具体的に説明する。この説明にあたっては、ま
ず粒度測定装置1について説明し、その後流動層処理装
置10について説明する。図2、3に示すように、符号
1は本発明の粒度測定装置であって、一例として筐体1
Aにより囲繞される部分を本体部3とし、この本体部3
に対して測定ヘッド2を外付けし、更にデータ処理部4
及びエアパージ機構5を構成する諸部材を具えて成る。
以下、上記各構成部材を順次説明しながら粒度測定装置
1の説明を行う。
【0016】本体部3の外形を成す筐体1Aは一例とし
て円筒状の部材であり、一側面の直径上の両端部に開口
部1aを設ける。筐体1A内には、一方の開口部1aに
照射部を臨ませてレーザ光発生装置31が設けられ、レ
ーザ光発生装置31と開口部1aとの間にはレンズ2
6、スリット27及びレンズ28を配置する。またもう
一方の開口部1aの延長上にはレンズ32及びセンサ3
3が設けられ、更にセンサ33の出力側には増幅器34
が設けられる。
【0017】ここでレーザ光散乱法の原理について説明
する。この原理は図5に示すように、He−Neレーザ
31aから発射され、コリメータ31bを経たレーザ光
Lを横切る粉粒体Gにより散乱したレーザ光Lをセンサ
33により受光し、その強さ等から散乱物質である粉粒
体Gの粒径を測定するものである。なお本実施の形態で
はレーザ光散乱式の粒径センサを用いたが、レーザ光回
折法等、他の原理を採用してもよい。
【0018】測定ヘッド2は、前記筐体1Aにおける二
カ所の開口部1aを覆うようにそれぞれ被覆部2Aを設
け、更にこの被覆部2A同士の対向面には、反射防止コ
ーティングガラス21を具え、二つの被覆部2Aの間を
開放伝送路25とする。この開放伝送路25は粒度測定
装置1の外部となる自由空間であり、この部分が粉粒体
Gの測定個所となる。そして前記レーザ光発生装置31
から開放伝送路25まで至る範囲を送出伝送路23と
し、また前記センサ33から開放伝送路25まで至る範
囲を受光伝送路24とする。
【0019】測定ヘッド2及び本体部3の構成を上述の
ようにすることで、レーザ光発生装置31からセンサ3
3まで至る範囲がレーザ光Lの経路となるのであり、こ
の部分を光伝送路35と定義する。つまり光伝送路35
は、送出伝送路23、開放伝送路25及び受光伝送路2
4を直列的に連接して成るのである。この光伝送路35
は、プリズム22、鏡、レンズ、光ファイバー、光ロッ
ド等の光学素子のいずれか一種または複数種を組み合わ
せて成る。本実施の形態では図2、3に示すように直角
二等辺三角形を底面とする三角柱状のプリズム22を用
いるのであり、左右の被覆部2A内にそれぞれ開放伝送
路25側に直角部が位置するように配し、逆U字形の光
伝送路35を形成する。因みにプリズム22の形状を直
角二等辺三角形を底面とする三角柱状としたのは、二等
辺の一方の辺に垂直に入射したレーザ光Lを二等辺のも
う一方の辺から垂直に出射させ、レーザ光Lが前記光伝
送路35に沿って進行するようにするためである。また
前記プリズム22の代わりに、プリズム22における直
角二等辺三角形の斜辺の部分に鏡を配するようにしても
同様の効果が得られる。
【0020】エアパージ機構5は圧搾空気の供給源であ
るコンプレッサ51と圧搾空気の噴出口となるエアパー
ジ孔52を具えて成る。このエアパージ孔52は、本実
施の形態では一例として図2において筐体1Aの上部の
壁面及び被覆部2Aに対して、反射防止コーティングガ
ラス21に臨ませて穿設する。またコンプレッサ51は
筐体1Aの適宜の個所に接続され、筐体1A内に圧搾空
気を供給する。
【0021】次にデータ処理部4について説明する。デ
ータ処理部4はAD変換器41、データ処理装置42、
データ転送装置43及びコンピュータ44を具えて成
る。これら各装置はセンサ33のアナログ出力をデジタ
ル変換して処理するための既存の機器である。またコン
ピュータ44は一例として既存のパソコンであり、測定
結果(粒子加工に必要な平均粒子径、均一度、粒度分布
等)を演算し、その結果を出力する。またこの出力値は
JIS規格のふるいに準拠することが好ましい。なお、
本実施の形態ではコンピュータ44としてパソコンを用
いたが、もちろんシングルボードコンピュータやEWS
等を用いてもよい。
【0022】本発明の粒度測定装置1は上述したように
構成されるものであり、以下このものを用いた粉粒体G
の粒度測定の態様について説明する。まず、レーザ光発
生装置31を起動すると照射部からレーザ光Lが送出さ
れ、レンズ26、スリット27及びレンズ28により所
望の幅の平行光になる。このレーザ光Lは開口部1aを
通過して測定ヘッド2に至ると、直角二等辺三角形状の
プリズム22の一方の等辺に対して入射角0°で入射透
過し、境界面である斜辺に入射角45°で入射するとと
もに全反射され、進路が90°転換された後、もう一方
の等辺に入射角0°で入射透過して進行してゆく。そし
て反射防止コーティングガラス21を透過し、開放伝送
路25を通過して、対向する反射防止コーティングガラ
ス21を透過しプリズム22の一方の等辺に対して入射
角0°で入射透過し、境界面である斜辺に入射角45°
で入射するとともに全反射され、進路が90°転換され
た後、もう一方の等辺に入射角0°で入射透過して進行
してゆく。従ってレーザ発生装置31から送出されたレ
ーザ光Lは、測定ヘッド2に対して垂直に入り込み、測
定ヘッド2から垂直に出てくる非直線状の(屈曲した)
光伝送路35に沿って進行する。
【0023】このようにして開放伝送路25をレーザ光
Lが通過している状態で、校正を行った後、試料である
適量の粉粒体Gをレーザ光Lを横切るように通過させる
と、レーザ光Lは粉粒体Gにより一部が散乱するのであ
り、このレーザ光Lをレンズ32によりセンサ33上に
集光する。センサ33では受光したレーザ光Lを電気信
号に変換し、この電気信号を増幅器34で増幅し、AD
変換器41、データ処理装置42及びデータ転送装置4
3を経由して、コンピュータ44により粒径が算出され
る。この際、反射防止コーティングガラス21には、粉
粒体Gの付着によるレーザ光Lの外乱を避けるためにガ
ラス面に対して臨んだエアパージ孔52から、コンプレ
ッサ51より供給された圧搾空気が吹き付けられてい
る。
【0024】本発明の粒度測定装置1は、1.4μm〜
2000μmまでの非常に広い範囲の粒径を測定するこ
とが可能であり、通常の造粒操作における粒度範囲をす
べてカバーしている。また本装置からの出力はJIS規
格のふるいに準拠することが好ましく、この場合、従来
一般的に用いられている粒度測定法との比較が容易に可
能である。
【0025】本発明の粒度測定装置1の構成及び使用方
法は前記したとおりであり、次にこのものを用いた流動
層処理装置10について説明する。流動層処理装置10
は粉粒体Gの乾燥、造粒、コーティング等を行う公知の
装置であり、図1に示すように流動風吹込室11、流動
室13と、噴霧室14、フィルタ室15等により構成さ
れる。そして一例として粉粒体Gを造粒するにあたって
は、流動室13に空気を送り込み、原料粉体を膨張させ
て流動化された粉体層である流動層を形成し、これに水
やバインダ液を加えて、粉粒体Gを凝集形成するもので
ある。このため噴霧室14には水、あるいは結合剤とな
るバインダ液を噴霧するための噴霧ノズル16が設置さ
れている。
【0026】流動室13は流動層処理装置10の下部に
位置し逆円錐台形をしており、底部には、多孔板あるい
は金網等を適用した目皿板12が設けられており、下方
の流動風吹込室11から空気が送り込まれる。流動室1
3の内周面の適宜の位置には、前記粒度測定装置1にお
ける測定ヘッド2を具える。具体的には図1、4に示す
ように被覆部2Aがほぼ水平となるように設ける。そし
て測定ヘッド2における開放伝送路25付近にはパージ
ングノズル17を具えるのであり、一例として測定ヘッ
ド2の上方に吹出口を前記開放伝送路25に臨ませて具
える。このパージングノズル17は、噴出口の向きを可
変としたり、あるいはエアをコーン状に噴出し、開放伝
送路25全域をエアパージすることができるのが好まし
い。
【0027】更に流動室13にはその内周面の適宜の位
置、好ましくは前記測定ヘッド2における開放伝送路2
5の垂直下には、吹上ノズル18が吹出口を開放伝送路
25に臨ませて設けられている。因みに図示は省略する
が、これらパージングノズル17及び吹上ノズル18へ
のエア供給は、専用のコンプレッサを設けてよいが、前
記粒度測定装置1におけるコンプレッサ51を共有する
ことが好ましい。
【0028】フィルタ室15には原料粉体と乾燥用空気
とを分離するためのバグフィルタ19が組み込んであ
り、装置外へ原料粉体が飛散しないようにしてある。
【0029】本発明の流動層処理装置10の構成は上述
したとおりであり、以下粉粒体Gの粒度測定の態様につ
いて説明する。まず、常法に従い流動室13内に流動風
吹込室11からエアを供給し、更に原料、バインダ液等
を投入して流動層を形成する。この流動層内において原
料は、粉粒体Gとなるのであり、このような運転状態で
は前記パージングノズル17からはエアが定常的あるい
は断続的に噴出しており、粉粒体G等による開放伝送路
25のブリッジを防止している。
【0030】粉粒体Gの粒度測定にあたっては粒度測定
装置1を起動し、開放伝送路25にレーザ光Lを通過さ
せておく。またこのときエアパージ孔52からはエアが
噴出している。この状態で吹上ノズル18よりエアを噴
出し、流動状態の粉粒体Gの一部を開放伝送路25に向
けて吹き飛ばす。このようにして開放伝送路25に至っ
た粉粒体Gは、レーザ光Lを散乱させるのであり、その
粒度が測定される。もちろんこのような吹上ノズル18
は、定常的あるいは断続的にでも開放伝送路25に粉粒
体Gが至るようであれば用いる必要はない。
【0031】このようにしてレーザ光Lを用いた測定技
術により、造粒中の流動室13内の粉粒体Gの粒径を直
接的且つリアルタイムで測定することが可能となる。
【0032】
【他の実施の形態】本発明は上述した実施の形態を基本
の実施の形態とするものであるが、本発明の技術思想に
基づき以下に示す実施の形態を採り得るものである。先
の実施の形態において、光伝送路35は、空間に対して
プリズム22を配して構成したが、鏡、レンズ、光ファ
イバー、光ロッド等の光学素子を、用いて構成すること
もできるのであり、特に光ファイバー、光ロッドを用い
た場合には、レーザ光Lの軌道が物理的に確保されるた
め、レーザ光発生装置31によるレーザ光Lの送出方向
の決定に要するクリティカルな調整を必要としないか、
あるいは軽減することができる。
【0033】また本発明の粒度測定装置1は、流動層処
理装置10のみならず、例えば一般の乾燥装置、造粒装
置、粉体の貯留装置あるいは輸送中の配管内の粉体、等
々、粉体を扱う種々の装置等に適用ができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
ものであり、以下のような効果を奏する。まず請求項1
記載の発明によれば、光伝送路35によりレーザ光Lを
屈曲案内することで、測定ヘッド2の設置個所の自由度
を増すことができ、同時に測定ヘッド2の小型化が図ら
れる。
【0035】また請求項2記載の発明によれば、レーザ
光Lの経路である光伝送路35を屈曲して形成すること
ができる。
【0036】また請求項3記載の発明によれば、レーザ
光Lの経路である光伝送路35を非直線状(屈曲状)に
形成することができる。
【0037】更にまた請求項4記載の発明によれば、測
定ヘッド2の構成部材が削減され、測定ヘッド2の小型
化が図られる。
【0038】更にまた請求項5記載の発明によれば、送
出伝送路23あるいは受光伝送路24への粉粒体G等の
侵入を防止することができる。
【0039】更にまた請求項6記載の発明によれば、反
射防止コーティングガラス21への粉粒体Gの付着を防
止することができる。
【0040】更にまた請求項7記載の発明によれば、流
動中の粉粒体Gの粒径をリアルタイム且つ直接的に測定
することができる。
【0041】更にまた請求項8記載の発明によれば、開
放伝送路25への粉粒体G等の付着を防止することがで
きる。
【0042】更にまた請求項9記載の発明によれば、粉
粒体Gの流動状態の良否にかかわらず、粉粒体Gを確実
に開放伝送路25へと搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粒度測定装置並びにこのものを具えた
流動層造粒装置を示す骨格図である。
【図2】同上粒度測定装置を示す骨格的平面図である。
【図3】同上斜視図である。
【図4】流動層処理装置を一部拡大破断して、粒度測定
の様子を示す斜視図である。
【図5】レーザ光散乱式の粒度測定の原理を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 粒度測定装置 1A 筐体 1a 開口部 2 測定ヘッド 2A 被覆部 3 本体部 4 データ処理部 5 エアパージ機構 10 流動層処理装置 11 流動風吹込室 12 目皿板 13 流動室 14 噴霧室 15 フィルタ室 16 噴霧ノズル 17 パージングノズル 18 吹上ノズル 19 バグフィルタ 21 反射防止コーティングガラス 22 プリズム 23 送出伝送路 24 受光伝送路 25 開放伝送路 26 レンズ 27 スリット 28 レンズ 31 レーザ光発生装置 31a He−Neレーザ 31b コリメータ 32 レンズ 33 センサ 34 増幅器 35 光伝送路 41 AD変換器 42 データ処理装置 43 データ転送装置 44 コンピュータ 51 コンプレッサ 52 エアパージ孔 G 粉粒体 L レーザ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 位 東京都練馬区上石神井1−3−16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光発生装置から出力するレーザ光
    を、センサによって受光し、レーザ光の光伝送路途中の
    開放伝送路を通過する粉粒体により生ずるレーザ光の散
    乱状態を検知して、粉粒体の粒度を測定する装置におい
    て、前記光伝送路は屈曲形成されていることを特徴とす
    る粉粒体の粒度測定装置。
  2. 【請求項2】 前記開放伝送路の前後に位置する送出伝
    送路及び受光伝送路においては、レーザ光が90°屈曲
    案内されることを特徴とする請求項1記載の粉粒体の粒
    度測定装置。
  3. 【請求項3】 前記光伝送路は、プリズム、鏡、レン
    ズ、光ファイバー、光ロッド等の光学素子のいずれか一
    種または複数種を組み合わせて成ることを特徴とする請
    求項1または2記載の粉粒体の粒度測定装置。
  4. 【請求項4】 前記開放伝送路は測定ヘッドに具えら
    れ、また前記レーザ光発生装置及びセンサは本体部に具
    えられることを特徴とする請求項1、2または3記載の
    粉粒体の粒度測定装置。
  5. 【請求項5】 前記開放伝送路と送出伝送路及び受光伝
    送路との境界部には、反射防止コーティングガラスを具
    えることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の
    粉粒体の粒度測定装置。
  6. 【請求項6】 前記反射防止コーティングガラスの開放
    伝送路側の面には、エアパージ孔を臨ませたことを特徴
    とする請求項1、2、3、4または5記載の粉粒体の粒
    度測定装置。
  7. 【請求項7】 流動風吹込室の上部に目皿板を仕切りと
    して流動室を具え、流動室の上方に噴霧室を具え、原
    料、水、バインダ液等を流動室に投入して粉粒体の造粒
    等を行う流動層処理装置において、前記流動室内には請
    求項1、2、3、4、5または6記載の粒度測定装置に
    おける測定ヘッドを臨ませて具えたことを特徴とする粉
    粒体の粒度測定装置を用いた流動層処理装置。
  8. 【請求項8】 前記測定ヘッドにおける開放伝送路に
    は、パージングノズルを臨ませて具えることを特徴とす
    る請求項7記載の粉粒体の粒度測定装置を用いた流動層
    処理装置。
  9. 【請求項9】 前記流動室における粉粒体の流動個所に
    は、粉粒体を測定ヘッドに送り込むための吹上ノズル
    を、前記開放伝送路に臨ませて具えることを特徴とする
    請求項7または8記載の粉粒体の粒度測定装置を用いた
    流動層処理装置。
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