JPH10118800A - プレス機のクランクシャフト支持装置 - Google Patents

プレス機のクランクシャフト支持装置

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Publication number
JPH10118800A
JPH10118800A JP27100796A JP27100796A JPH10118800A JP H10118800 A JPH10118800 A JP H10118800A JP 27100796 A JP27100796 A JP 27100796A JP 27100796 A JP27100796 A JP 27100796A JP H10118800 A JPH10118800 A JP H10118800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
crank shaft
press machine
crank
support device
Prior art date
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Pending
Application number
JP27100796A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Yoshida
晶洋 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Dobby Co Ltd
Original Assignee
Yamada Dobby Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamada Dobby Co Ltd filed Critical Yamada Dobby Co Ltd
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランクシャフトの軸受け部回りにかかる負
荷を低減することによって、より高速回転、より高精度
の運転が可能で、しかもコストを低減することができる
プレス機のクランクシャフト支持装置を提供すること。 【解決手段】 プレス機のクランクシャフト6は軸心部
6aとクランクピン6bとを有して形成されている。ク
ランクシャフトの軸心部6aが回転可能に嵌合されフレ
ームに装着されたクランクメタル11と、クランクピン
6bが嵌合されクランクピン6bとスライドに連結され
る連結棒に装着されたコネクションメタル12には、そ
れぞれ圧力室としてのポケット11a、12aが形成さ
れ、ポケット11a、12aには供給される油の流入口
11b、12bが形成されている。油タンク15に貯蔵
されている油が油ポンプ14によって、吸い上げられ絞
り弁13を介して流入口11b、12bに流入され、ポ
ケット11a、12aからクランクシャフト6の軸心部
6a、クランクピン6bの回りに供給される。これによ
ってクランクシャフト6の静圧軸受けが構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレス機のクラ
ンクシャフト支持装置に関し、さらに詳しくは、モータ
からの駆動をスライドに伝達するためのクランクシャフ
トを、油圧等の流体軸受けで支持することに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プレス機は、モータからの駆動
をクラッチ機構を介してクランクシャフトに伝達し、ク
ランクシャフトが回転することによって、クランクシャ
フトに連結されたコネクションを介してスライドを往復
移動させるように構成されている。そして、ベッドに固
定される下型に対して往復移動するスライドに上型が取
り付けられ、下型と上型との間に供給される材料を、ス
ライドの往復移動により、打ち抜いたり絞ったりして成
型するように構成されている。しかし、近年、各種の製
品が価格低減とともに高精度を有するように求められ、
プレス成型品も品質の高いものを数多く生産するよう求
められると、プレス機においてもより高速化、より高精
度に対応できるプレス機の改良が求められてきた。
【0003】プレス機の高速回転をより向上するための
1つの要素は、回転するクランクシャフトの軸受けに対
する負荷を小さくすることであり、そのために提供され
ていものが特公昭54−37347に静圧軸受けとして
示されている。
【0004】図4に示されるように、このプレス機21
では、クランクシャフト22にジャーナル部22aが形
成され、ジャーナル部22aはフレーム23に装着され
たブッシュ24内を回転するように形成されている。そ
して、ジャーナル部22aには平坦状に形成されるポケ
ット22bが円周上に等間隔に複数個配設されている。
ポケット22bには圧力流体が流入されるための流入口
が形成され、クランクシャフト22端面から軸心を通っ
て形成される流体通路25に絞り弁を介して接続されて
いる。従って、クランクシャフト22はブッシュ24と
の間で圧力流体による軸受け支持がされることになる。
さらにこの流体による軸受け支持は、クランクシャフト
22とスライドを連結させる連結棒26との間の軸受け
部にも同様に行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のプレス
機21は、回転されるクランクシャフト22側に流体の
通路25あるいはポケット22bを配設しているため、
製造コストが高くまたポケット22b内に供給される流
体が遠心力の影響を受けるので不安定になるばかりでな
く、クランクシャフト22外部からの流体の供給を回転
可能な接続体を介して接続しなければならないので、流
体漏れが生じたり供給不良が発生する場合、高速で回転
しているクランクシャフト22とブッシュ24との間で
焼き付きを起こしてしまうおそれを生じる。
【0006】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、クランクシャフトの軸受け部回りの負荷を少なく
することによって、より高精度、より高速の運転を可能
にし、しかも部品を少なくしてコスト低減をも図れるプ
レス機のクランクシャフト支持装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるプレ
ス機のクランクシャフト支持装置では、上記の課題を解
決するために、以下のように構成するものである。即
ち、ベッドに対して上下移動するスライドに駆動を伝達
するとともに、フレームに回転可能に支持される軸心部
と、前記軸心部に対して偏心して形成されるピン部と、
を有して形成されるクランクシャフトを、高速回転可能
に案内するプレス機のクランクシャフト支持装置であっ
て、前記フレームに装着され前記クランクシャフトの軸
心部を回転可能に嵌合する軸受け部に、流体圧力室が形
成され、前記流体圧力室に、流量制御弁を介して流体供
給装置が接続されることを特徴とするものである。
【0008】また、このプレス機のクランクシャフト支
持装置は、ベッドに対して上下移動するスライドに駆動
を伝達するとともに、フレームに回転可能に支持される
軸心部と、前記軸心部に対して偏心して形成されるピン
部と、を有して形成されるクランクシャフトを、高速回
転可能に案内するプレス機のクランクシャフト支持装置
であって、前記フレームに装着され前記クランクシャフ
トの軸心部を回転可能に嵌合する軸受け部と、前記クラ
ンクシャフトのピン部と前記スライドに連結する連結棒
に装着され前記クランクシャフトのピン部を回転可能に
嵌合する軸受け部と、に流体圧力室が形成され、それぞ
れの前記流体圧力室に、流量制御弁を介して流体供給装
置が接続されることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0010】図1は、プレス機1の主要断面を示す図で
あり、プレス機1は、上部にクラウン2、中央部にコラ
ム3、下部にベッド4を備えてフレームが構成され、ク
ラウン2には、図示しないモータから駆動連結されるク
ラッチ部5と、クラウン2に回転可能に支持されクラッ
チ部5に連結されるクランクシャフト6が配設されてい
る。クランクシャフト6の中央部にコネクション7が回
動可能に配設され、コネクション7の下部にはピンを介
してプランジャ9が連結され、これによってクランクシ
ャフト6の回転をプランジャ9の上下方向での往復直線
運動に変換している。
【0011】プランジャ9はクラウン2に配設された軸
受けを介してスライド10の上部中央部に連結され、ク
ランクシャフト6から変換された往復直線運動をスライ
ド10に伝達している。
【0012】クランクシャフト6は、クランク状に形成
されクランクシャフト6の回転中心線上に形成される軸
心部6aと、軸心部6aに対して偏心する位置を中心と
して形成されるクランクピン6bと、を有している。ク
ランクピン6bを挟んで両側2箇所の軸心部6a、6a
は、それぞれクラウン2に装着される軸受け部材として
のクランクメタル11に回転可能に嵌合され、クランク
ピン6bはコネクション7に装着される軸受け部材とし
てのコネクションメタル12に回転可能に嵌合されてい
る。
【0013】クランクメタル11及びコネクションメタ
ル12の内周面には、図2〜3に示されるように、それ
ぞれ凹状に形成される複数個の(本形態では4個)ポケ
ット11a、12aが形成され、それぞれのポケット1
1aの中央部に油が供給される流入口11b、12bが
形成されている。それぞれの流入口11b、12bは流
量調整弁としての絞り弁13に接続され、さらに油ポン
プ14を介して油タンク15に配管される。
【0014】上記ポケット11a、12aは、油ポンプ
14によって、油タンク15から供給され、絞り弁13
で流量を制御され油を受け入れるために圧力室として形
成される。そして、油はクランクメタル11、コネクシ
ョンメタル12内でクランクシャフト6の回りに充填さ
れクランクシャフトを案内支持することになる(いわゆ
る静圧軸受けという)。その後油は循環され油タンク1
5に回収される。
【0015】スライド10は、コラム3内で上下に往復
動可能に配設され、スライド10の4隅にガイドポスト
16を固定配設してコラム3でガイドされる。
【0016】なお、本形態においては、ガイドポスト1
6とコラム3との間においても静圧軸受けが採用されて
いる。
【0017】次に、上記のように構成されたクランクシ
ャフトの支持装置の作用について説明する。
【0018】クランクシャフト6、ガイドポスト16が
静圧軸受けでガイドされるプレス機1は高速運転で稼働
される。
【0019】図示しない運転釦を操作すると、クラッチ
部5が作動され回転されている図示しない主モータの回
転がクランクシャフト6に伝達され、クランクシャフト
6が回転される。クランクシャフト6の回転はコネクシ
ョン7を介して往復直線運動できるようにプランジャ9
に伝達され、スライド10を上下方向に往復直線移動さ
せる。一方、主モータが回転されると同時にタンク14
の油はプレス機1の各部に給油されるように循環され
る。各部に給油される油の一部は絞り弁13に流入さ
れ、絞り弁13を通過してクランクメタル11、コネク
ションメタル12のポケット室11a、12aに流入さ
れる。
【0020】クランクメタル11、コネクションメタル
12内にはクランクシャフト6が回転可能に嵌合されて
いて、それぞれのポケット室11a、12aに流入され
た圧油がクランクシャフト6の外周面を覆いガイド支持
している。そして、クランクメタル11、コネクション
メタル12内を回転するクランクシャフト6の外周面全
体に、一定の圧力がかかるように油が供給され、供給さ
れた圧油はクランクシャフト6からクラウン2内に排出
され、クラウン2の下部に配管される油回収ホースでベ
ッド4内の油タンク15に回収される。
【0021】なお、本形態においては、クランクシャフ
ト6のクランクピン6bが1個形成されているもので説
明したが、2個のものでも同様に行なうことができる。
【0022】
【発明の効果】上記のように、本発明のプレス機のスラ
イドガイド装置によれば、フレームに回転可能に支持さ
れる軸心部と、前記軸心部に対して偏心して形成される
ピン部と、を有して形成されるクランクシャフトを、フ
レームに装着された軸受け部に流体圧力室を設けること
によって静圧軸受けを構成することができる。そのた
め、回転される前記クランクシャフトにかかる負荷を少
なくすることができ、より高速に回転させることができ
るとともに、クランクシャフトの回りにかかる圧力が常
に一定に調整されているのでクランクシャフトの回転中
心に対する回転ぶれ極めて少なく精度も向上できる。
【0023】さらに、軸受け部に流体圧力室が形成され
ることにより、流体圧力室内にある流体が遠心力で回転
されることがないので、クランクシャフトの回りに安定
して流体を供給することができるとともに、クランクシ
ャフトに回転接続体を設けることなく、また長尺状のク
ランクシャフトに特殊加工を施すことがないため、製造
コストも低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のクランクシャフト支持
装置を有するプレス機の概略図
【図2】図1におけるメタル部を示す断面図
【図3】図1におけるメタル部に供給する油の流れを示
す概略図
【図4】従来のクランクシャフト支持装置を示す断面図
【符号の説明】
1…プレス機 2…クラウン(フレーム) 6…クランクシャフト 6a…軸心部 6b…クランクピン(ピン部) 10…スライド 11…クランクメタル(軸受け部) 11a…ポケット(流体圧力室) 12…コネクションメタル(軸受け部) 12a…ポケット室(流体圧力室) 13…絞り弁(流量制御弁) 14…油ポンプ(流体供給装置) 15…油タンク(流体供給装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドに対して上下移動するスライドに
    駆動を伝達するとともに、フレームに回転可能に支持さ
    れる軸心部と、前記軸心部に対して偏心して形成される
    ピン部と、を有するクランクシャフトを、高速回転可能
    に案内するプレス機のクランクシャフト支持装置であっ
    て、 前記フレームに装着され前記クランクシャフトの軸心部
    を回転可能に嵌合する軸受け部に、流体圧力室が形成さ
    れ、 前記流体圧力室に、流量制御弁を介して流体供給装置が
    接続されることを特徴とするプレス機のクランクシャフ
    ト支持装置。
  2. 【請求項2】 ベッドに対して上下移動するスライドに
    駆動を伝達するとともに、フレームに回転可能に支持さ
    れる軸心部と、前記軸心部に対して偏心して形成される
    ピン部と、を有するクランクシャフトを、高速回転可能
    に案内するプレス機のクランクシャフト支持装置であっ
    て、 前記フレームに装着され前記クランクシャフトの軸心部
    を回転可能に嵌合する軸受け部と、前記クランクシャフ
    トのピン部と前記スライドを連結する連結棒に装着され
    前記クランクシャフトのピン部を回転可能に嵌合する軸
    受け部と、に流体圧力室が形成され、 それぞれの前記流体圧力室に、流量制御弁を介して流体
    供給装置が接続されることを特徴とするプレス機のクラ
    ンクシャフト支持装置。
JP27100796A 1996-10-14 1996-10-14 プレス機のクランクシャフト支持装置 Pending JPH10118800A (ja)

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JP27100796A JPH10118800A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 プレス機のクランクシャフト支持装置

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JP27100796A JPH10118800A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 プレス機のクランクシャフト支持装置

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Publication Number Publication Date
JPH10118800A true JPH10118800A (ja) 1998-05-12

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ID=17494119

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JP27100796A Pending JPH10118800A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 プレス機のクランクシャフト支持装置

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JP (1) JPH10118800A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160084618A (ko) * 2015-01-06 2016-07-14 주식회사 삼도인더스트리 정압베어링을 구비한 고속프레스

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160084618A (ko) * 2015-01-06 2016-07-14 주식회사 삼도인더스트리 정압베어링을 구비한 고속프레스

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Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061003