JPH10118453A - 脱臭装置 - Google Patents

脱臭装置

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JPH10118453A
JPH10118453A JP8279467A JP27946796A JPH10118453A JP H10118453 A JPH10118453 A JP H10118453A JP 8279467 A JP8279467 A JP 8279467A JP 27946796 A JP27946796 A JP 27946796A JP H10118453 A JPH10118453 A JP H10118453A
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JP
Japan
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target gas
gas
combustion
straight
straight cylinder
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Pending
Application number
JP8279467A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Funamoto
邦広 船本
Tetsuya Takemoto
哲也 竹本
Yoshiaki Kawase
良昭 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sunray Reinetsu Co Ltd
Osaka Gas Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sunray Reinetsu Co Ltd
Osaka Gas Engineering Co Ltd
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象ガスと接触してこれを脱臭処理する触媒
部と、対象ガスを触媒部に導く導入路と、処理前の対象
ガスを加熱するバ−ナを設けた脱臭装置において、完全
燃焼を行うことで排ガス中の未燃焼成分が少ない脱臭装
置を大型化せずに提供する。 【解決手段】 下流側ほど断面積が拡大する拡径部11
を導入路10に設け、導入路と交差するように拡径部付
近に配置された燃焼筒部14をバーナ12に連設し、燃
焼筒部を構成するに、燃料ガスの受入れ口15と燃焼部
18を備えた第1直筒部16と、排ガスを排出する噴出
口24を複数並設した第2直筒部22と、第1直筒部か
ら第2直筒部へと燃料ガスの向きが変わるように両者を
接続する曲線筒部20からなるU字型に形成し、第2直
筒部22が第1直筒部16の上流側に配置されるように
設置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脱臭装置に関する。
そして、より具体的には、脱臭処理の対象ガスとの接触
を介して前記対象ガスを焼却脱臭処理する触媒部と、前
記対象ガスを前記触媒部まで導く導入路とを備え、且
つ、前記対象ガスが前記触媒部に到達するまでに前記対
象ガスを加熱するためのバ−ナを設けた脱臭装置に関す
る。因みに、対象ガスの例としては樹脂製壁紙の表面加
工等で発生する臭気ガスが挙げられるが、本発明に係る
脱臭装置は、勿論前記の例に限らず広範に使用可能であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の脱臭装置としては、前記
バーナに設けられた燃焼用ノズルが前記導入路の空間に
露出しており、したがって、前記バーナから発生する燃
焼炎が前記導入路を通過する対象ガスと直接接触する構
成のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上述した
従来の構成による脱臭装置では、バーナから発生する燃
焼炎が導入路を通過する対象ガスによって急激に冷却さ
れるために、燃焼が不完全となって一酸化炭素などの未
燃焼成分が発生し易かった。そして、酸化反応温度の高
いこの一酸化炭素は、触媒部でも酸化処理されず、脱臭
装置からの排ガスに混入してしまう傾向があった。本発
明の目的は、上に例示した従来構造の脱臭装置に見られ
る上記欠点に鑑み、バーナにおける燃焼をできるだけ完
全燃焼に近い状態で行うことによって排ガス中の一酸化
炭素などの未燃焼成分の量が抑制された脱臭装置を、で
きるだけ脱臭装置の大型化を招くことなく、また、脱臭
の対象となるガスの効率的な加熱を確保しながら提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る脱臭装置では、対象ガスの流れの下流
側ほど断面積が拡大する拡径部11を導入路10に設
け、導入路10と交差するように拡径部11付近に配置
された燃焼筒部14をバーナ12に連設し、且つ、燃焼
筒部14を構成するに、燃料ガスの受け入れ口15およ
び同燃料ガスの燃焼部18とを備えた第1直筒部16
と、燃焼部18にて生じる排ガスを排出する噴出口24
をその長手方向に複数並設した第2直筒部22と、第1
直筒部16から第2直筒部22に到る間に同燃料ガスの
流れが向きを変えるように第1直筒部16を第2直筒部
22と連通せしめる曲線筒部20とからなる略U字型の
形状に形成し、このU字型の燃焼筒部14を、対象ガス
の流れに対して第2直筒部22が第1直筒部16の上流
側に配置されるように設置してあることを特徴構成とし
ている。
【0005】尚、上記特徴構成の記載において、図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0006】〔発明の効果〕上記の特徴構成のために、
本発明に係る脱臭装置では、先ず、バーナに供給された
燃料(ガス)は、バーナに連設された燃焼筒部の内の実
質的に閉鎖空間をなし、また充分な長さを持った第1直
筒部の内部で充分に燃焼され、前記燃焼による排ガス
は、第2直筒部の噴出口から燃焼筒部外に排出されるま
で対象ガスと直接接触する機会がない。しかも、燃焼部
を備えた第1直筒部は、排ガスが噴出される第2直筒部
よりも下流側にあるので、対象ガスは、先ず第2直筒部
と接触してこれに加熱されてから第1直筒部付近を通過
することとなり、温度の低い対象ガスによって燃焼部が
冷却される傾向が抑制され、したがって、第1直筒部に
おける燃焼は比較的に対象ガスによる冷却で阻害される
ことなく、完全燃焼の形態を得ることができ、一酸化炭
素などの未燃焼成分の発生が抑制されるという効果が得
られる。そして、導入路には、下流ほど断面積が拡大す
る前記拡径部が設けられているので、導入路を流れる対
象ガスはこの拡径部で流速が低下し、同付近で滞留し易
くなる。また、前記拡径部には、燃焼筒部の特に第2直
筒部が交差配置されており、しかも、第2直筒部には噴
出口がその長手方向に複数配設されているから、流速を
低下した前記対象ガスに対して、流路の幅方向で均等
に、燃焼排ガスが混入され、両ガス同士が効率良く混合
される。したがって、この拡径部自身は導入路の(特に
導入路の軸芯に沿っては)極く短い領域しか占めていな
いにも関わらず、対象ガスの大部分が満遍なく、しか
も、充分に時間を掛けて燃焼筒部によって加熱されるこ
とになるので、触媒部との接触反応がより活発化して脱
臭処理が効率的に行われる。結果として、脱臭装置の外
寸を余り大型化することなく、効率的な脱臭処理が行え
るという効果が得られる。
【0007】尚、後述する本発明の実施形態では、脱臭
装置の小型化を図る目的、および、装置の構成部品の中
では比較的大重量であると同時にメンテナンスのために
取り外す必要の生じる熱交換器を、装置の下方位置、す
なわちメンテナンスや着脱の行い易い位置に配置する目
的で、脱臭処理対象ガスを触媒層(脱臭処理部)に導入
する導入路の終端の若干上流側を最上部として、脱臭処
理対象ガスが装置内における前半工程では上向きに流
れ、触媒層をも含む後半工程では下向きに流れる反転構
造を採用している。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る脱臭装置の
概略の構成を示す略図である。装置の最下層から中層部
には、臭気ガスフィルター2、および第2排熱回収器と
してのヒートパイプ式熱交換器4、第1排熱回収器とし
てのプレート式熱交換器6、および排出ファン8等が設
けられている。また、装置の最上層には、予熱部30お
よび脱臭処理部38等が設けられている。予熱部30
は、対象ガスをプレート式熱交換器6から脱臭処理部3
8まで案内する導入路10の途中に設けられており、対
象ガスの流れの下流側ほど断面積が拡大する拡径部1
1、および拡径部11に続く断面積の大きな大径部26
を含む。大径部26には予熱部30の外部から燃焼筒部
14が延びており、燃焼筒部14は対象ガスの流れに対
して交差するように、しかも、大径部26の内面の一端
から径方向反対側の他端まで延びるように、配置されて
いる。
【0009】燃焼筒部14は、第1直筒部16、第2直
筒部22、および第1直筒部16の一端を第2直筒部2
2に接続する曲線筒部20からなり、全体としてほぼU
字形状のパイプを形成している。また、第1直筒部16
と第2直筒部22とは導入路10の軸芯方向に沿った面
を作るように、第2直筒部22は上流側に、第1直筒部
16は第2直筒部22の下流側に配置されている。第1
直筒部16の他端は、予熱部30の外部に設けられたガ
スバーナ12(バーナの一例)に接続されている。ガス
バーナ12は、燃料ガスの供給源と接続されており、前
記接続の経路途中に燃料調節弁41と遮断弁42が設け
られている。第1直筒部16はさらに燃料ガスの受入れ
口15と燃焼部18を備え、第2直筒部22には多数の
噴出口24が水平向きに開口しており、第2直筒部22
の曲線筒部20と反対側の端部は閉鎖されている。噴出
口24は、大径部26の内径一杯に均一に分配されるよ
うに、第2直筒部22の一端から他端まで均一配置され
ている。脱臭処理部38の空間には、前処理剤層32と
触媒層34(触媒部の一例)が設置されており、予熱部
30と脱臭処理部38とは、断面積の小さい反転部28
で連結されている。対象ガスの流れに沿って装置内の各
部材をたどれば、先ず、対象ガス(例として温度が約3
0℃の気体を考える)は、対象ガスの最終的な出口9付
近に設けられた排出ファン8の吸引力の働きで臭気ガス
導入孔1から装置内部に導入される。導入された対象ガ
スは臭気フィルター2を通過する際に除塵された後、先
ずヒートパイプ式熱交換器4、次にプレート式熱交換器
6と、種類の異なる二つの排熱回収器を連続的に通過す
る。これらの排熱回収器は、ここではいずれも気体−気
体熱交換器として用いられている。
【0010】ヒートパイプ式熱交換器4の内部空間は図
1に示されるように蒸発部4fと凝縮部4eに分離され
ており、これらの凝縮部4eと蒸発部4fを横切ってヒ
ートパイプ4gが直線的に延びており、同ヒートパイプ
4gの外周にはその長手方向に沿って多数の伝熱板(図
示されず)が均等間隔で外嵌固定されており、また、同
ヒートパイプ4g内をアンモニア、或いは水等といった
作動流体(図示されず)が移動可能になっている。さら
に、凝縮部4eのレベルが蒸発部4fのレベルよりも高
くなるように、そして、同ヒートパイプ4g自身も水平
に対して傾斜するように、ヒートパイプ式熱交換器4の
全体が傾斜して脱臭装置内に設置されている。すなわ
ち、臭気ガス導入孔1から導入された脱臭処理前の対象
ガスは、第1入口4aからレベルの高い側の凝縮部4e
に進入して第1出口4bから出るが、一方、脱臭装置の
予熱部30と脱臭処理部38を通過した高温の脱臭処理
済み対象ガスは、第2入口4cから低レベル側の蒸発部
4fを通過し、第2出口4dから排出され、この時、脱
臭処理前の対象ガスと高温の脱臭処理済み対象ガスの間
で熱交換が行われる。具体的には、高温の脱臭処理済み
対象ガスが、蒸発部4fを通過する際にヒートパイプ4
g内の低レベル側にある前記作動流体を加熱してこれを
気化させると、蒸発部4f内が凝縮部4eに比して高圧
になるので、前記気化した蒸気はヒートパイプ4g内の
高レベル側にある凝縮部4eに向かって上方に移動す
る。凝縮部4eに移動した蒸気はここで凝縮部4eを通
過する脱臭処理前の対象ガスに熱量を受渡して再び液化
し、重力の作用で再び低レベル側に復帰するというプロ
セスが繰り返されて、ヒートパイプ式熱交換器4におけ
る熱交換が進む(第2出口4bから排出された脱臭処理
前の対象ガスの温度は160℃前後)。
【0011】プレート式熱交換器6の内部は、互いに小
さな間隔を開けながら平行に設置された多数の薄い金属
隔壁によって仕切られており、前記金属隔壁は大きな表
面積を確保するために凹凸面を備えている。したがっ
て、プレート式熱交換器6の内部には、多数の層状の間
隙が前記金属隔壁によって隔てられた状態で形成されて
いることになる。これらの層状の間隙は、吸熱用間隙と
放熱用間隙から構成され、これらの間隙は吸熱用間隙の
隣りには必ず放熱用間隙が位置するように、交互に配置
されており、脱臭処理前の対象ガスは前記吸熱用間隙の
みを選択的に次々に通過し、高温の脱臭処理済み対象ガ
スは前記放熱用間隙のみを選択的に次々に通過するよう
に構成されている。すなわち、ヒートパイプ式熱交換器
4の第1出口4bから出た前記脱臭処理前の対象ガス
は、次に、プレート式熱交換器6の第1入口6aから進
入し、プレート式熱交換器6内の前記多数の吸熱用間隙
を次々に通過し、最後に第1出口6bから出る。一方、
脱臭装置の予熱部30と脱臭処理部38を通過した高温
の脱臭処理済み対象ガスは、第2入口6cから進入し、
プレート式熱交換器6内の前記多数の放熱用間隙を次々
に通過し、最後に第2出口6dから排出される。この
時、前記脱臭処理前の対象ガスと前記脱臭処理済み対象
ガスの間で前記金属隔壁を介した熱交換が行われる(第
2出口6bから排出された脱臭処理前の対象ガスの温度
は285℃前後)。このように、ヒートパイプ式熱交換
器4とプレート式熱交換器6という2種類の排熱回収器
では、高温の前記脱臭処理済み対象ガスから前記脱臭処
理前の対象ガスへと両ガス同士が混ざり合うことなく熱
の授受のみが行われる。
【0012】前述のようにプレート式熱交換器6におい
て或る程度加熱された脱臭処理前の対象ガスは、次に、
導入路10内の予熱部30に進入する。予熱部30の前
端には断面積が次第に拡大する逆コーン状の拡径部11
が設けられているので、脱臭処理前の対象ガスはここで
急速に流速を落としながら、大径部26に進入し、ここ
でU字パイプ状の高温の燃焼筒部14と接触して予熱さ
れる。ガスバーナ12からの燃料ガスが、燃焼筒部14
の第1直筒部16内に噴射されて主にこの第1直筒部1
6内で充分に燃焼され、前記燃焼によって生じる燃焼排
ガスは第2直筒部22の噴出口24から大径部26の空
間内に排出される。前記脱臭処理前の対象ガスは原則と
して先ず第2直筒部22と、次に第1直筒部16と接触
することによって充分に予熱される。前記予熱は、後述
する触媒層34の直前における前記脱臭処理前の対象ガ
スの温度が360℃になるように設定されている。より
具体的には、ガスバーナ12への燃料ガス供給量は、前
処理剤32の直前に設置された温度計31の検出結果に
基づき、この部位の温度が360℃前後になるように調
整される。また、触媒層34の直後には、前処理剤32
と触媒層34の機能を保護する目的で、前記脱臭処理前
の対象ガスの異常な昇温を防止するための温度警報器3
6が設置されている。このようにして充分に予熱された
前記脱臭処理前の対象ガスは、次に、排出ファン8の吸
引力によって、予熱部30から離れて、導入路10の最
上部にある反転部28まで導かれ、反転部28にて向き
を強制的に変えられて、下向きの移動(ダウンフロー)
を始める。前記脱臭処理前の対象ガスは、下向きの移動
を始めると程なく脱臭処理部38に進入する。ここで
は、前記脱臭処理前の対象ガスは、先ず前処理剤32を
通過して、次に白金触媒の充填された触媒層34を通過
する。前処理剤32を通過する際には、前記脱臭処理前
の対象ガスから、次工程の白金触媒を必要としないシリ
コン等の臭気ガスや、白金触媒自体の被毒を促す物質等
が除去され、次に触媒層34では、触媒層34内の白金
触媒による臭気発生物質の酸化燃焼現象に基づいた脱臭
処理が行われる。
【0013】触媒層34から下向きに排出された脱臭処
理済みの対象ガスは、次に、前述したように、プレート
式熱交換器6、およびヒートパイプ式熱交換器4を通過
しながら、保有する熱量を前記脱臭処理前の対象ガスに
受渡し、ヒートパイプ式熱交換器4から排出された後
は、排気ファン8の通風力によって出口9を介して脱臭
装置外に排出される(一例として、排出時の温度は約1
35℃前後である)。因みに本発明に係る脱臭装置で
は、脱臭処理対象ガスを同装置内に導入するための気体
の流れを、押し込み方式ではなく、排出側にファンを設
けた誘引方式にしてあり、そのため、脱臭装置内が負圧
になり各部材同士の接合部からの臭気ガス漏洩、装置の
焼損の防止が図られた。さらに、前記誘因方式にした場
合、吸気ファンは脱臭処理済みの対象ガスを被り、充分
に機能し難い傾向が生じるが、本発明では、2基の熱交
換器により脱臭処理済みの対象ガスの有する熱を効率的
に、脱臭処理前の対象ガスへ受け渡すことにより、脱臭
処理済みの対象ガスの温度を充分に下げているので始め
て前記誘因方式採用することが可能となったものであ
る。さらに、本発明では、前記誘因方式にしたために、
誘因ファンのインペラには前処理剤32および触媒層3
4を通過した対象ガスが接触するのみであるから、対象
ガスが直接接触することになる押し込み方式のファンに
比して対象ガスが本来潜在的に含んでいる粉塵などでフ
ァンのインペラが損傷することが極力防止されて都合が
良い。
【0014】〔別実施形態〕また、上記の実施形態で
は、脱臭装置の下側、すなわち、脱臭処理経路でいう大
気側に近い位置にヒートパイプ式熱交換器4を、そし
て、脱臭装置の上側、すなわち、脱臭処理経路でいう大
気から遠いに近い位置にプレート式熱交換器6を配置し
ているが、これは、一般に、ヒートパイプ式熱交換器は
プレート式熱交換器に比して、低温域での熱交換に適し
ており、プレート式熱交換器はヒートパイプ式熱交換器
に比して高温域での熱交換に適しているという理由に基
づいている。したがって、上記の実施形態では、触媒層
34から排出された高温の脱臭処理済みの対象ガスは、
先ず、プレート式熱交換器6を通過し、次に、ヒートパ
イプ式熱交換器4を通過するように構成されている。し
かし、乾燥機から発生する排ガスなど、脱臭装置内へ導
入する時点で既に温度の高い臭気ガスを対象とする場
合、ヒートパイプ式熱交換器を除去して、プレート式熱
交換器のみからなる排熱回収器として用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る脱臭装置の概略図
【符号の説明】
10 導入路 11 拡径部 12 バーナ 14 燃焼筒部 16 第1直筒部 20 曲線筒部 22 第2直筒部 24 噴出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川瀬 良昭 大阪府枚方市招提田近3丁目25番地 サン レー冷熱株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱臭処理の対象ガスとの接触を介して前
    記対象ガスを焼却脱臭処理する触媒部と、前記対象ガス
    を前記触媒部まで導く導入路とを備え、且つ、前記対象
    ガスが前記触媒部に到達するまでに前記対象ガスを加熱
    するためのバ−ナを設けた脱臭装置であって、 前記対象ガスの流れの下流側ほど断面積が拡大する拡径
    部を前記導入路に設け、前記導入路と交差するように前
    記拡径部付近に配置された燃焼筒部を前記バーナに連設
    し、且つ、前記燃焼筒部を構成するに、燃料ガスの受け
    入れ口および同燃料ガスの燃焼部とを備えた第1直筒部
    と、前記燃焼部にて生じる排ガスを排出する噴出口をそ
    の長手方向に複数並設した第2直筒部と、前記第1直筒
    部から第2直筒部に到る間に同燃料ガスの流れが向きを
    変えるように前記第1直筒部を第2直筒部と連通せしめ
    る曲線筒部とからなる略U字型の形状に形成し、このU
    字型の燃焼筒部を、対象ガスの流れに対して前記第2直
    筒部が前記第1直筒部の上流側に配置されるように設置
    してある脱臭装置。
JP8279467A 1996-10-22 1996-10-22 脱臭装置 Pending JPH10118453A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304112A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Koyo Thermo System Kk 熱回収装置

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