JPH10118448A - 排ガスの脱硫・脱硝・除塵方法及び装置 - Google Patents

排ガスの脱硫・脱硝・除塵方法及び装置

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JPH10118448A
JPH10118448A JP8276443A JP27644396A JPH10118448A JP H10118448 A JPH10118448 A JP H10118448A JP 8276443 A JP8276443 A JP 8276443A JP 27644396 A JP27644396 A JP 27644396A JP H10118448 A JPH10118448 A JP H10118448A
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JP
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desulfurization
exhaust gas
denitration
combustion furnace
cao
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JP8276443A
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Takeshi Tomita
武 冨田
Shoichi Ogawa
彰一 小川
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便で安全性の高いより経済性に優れた排ガ
スの脱硫・脱硝・除塵装置を提供すること。 【解決手段】 燃焼炉11には石灰が投入され、該石灰
は燃焼炉内で熱分解してCaOを生成すると共に、SO
2 成分と反応することにより一次脱硫が行われる。予熱
器12は、熱交換により燃焼炉からの排ガスを酸露点近
傍あるいはそれ以下に減温する。パルス放電反応器14
−1は、パルス放電によるプラズマ電気化学反応により
排ガス中のSO2 、NOX をSO3 、NO3 に転化する
と共に、その一部をH2 SO4 、HNO3 に転化する。
電気集塵装置14−2は、排ガス中のフライアッシュ及
び未反応のCaOを捕集する集塵極を有して捕集された
フライアッシュ、CaOの表面にSO3 、NO3 を付着
させた後、H2 SO4 、HNO3 に変化させ、更にフラ
イアッシュ中のアルカリ成分、CaOと反応させてアル
カリ塩として排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼炉の排ガス中
に含まれるSO2 成分、NOX 成分、及びフライアッシ
ュ成分を除去する脱硫・脱硝・除塵方法及びその装置に
関し、特に、石炭を燃料とする火力発電所の燃焼炉に適
した脱硫・脱硝・除塵方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭火力の排ガス処理として普及してい
るこの種装置のいくつかの例について説明する。図6の
装置は、低温EPプロセス方式による装置であり、ま
ず、燃焼炉61からの排ガスを選択触媒還元法による脱
硝装置62に導いて脱硝を行う。脱硝されたガスは、予
熱器63に導入されて燃焼炉61に供給される燃焼用空
気と熱交換を行って減温される。減温されたガスは低温
EP(電気集塵器)64に導入され、フライアッシュ
(煤じん)が除去、すなわち除塵される。低温EP64
を出たガスは、ガス−ガスヒータ65に導入され、更に
減温されて湿式脱硫装置66に供給され、ここで脱硫が
行われる。脱硫されたガスはガス−ガスヒータ65で昇
温後煙突68から大気中に放出される。このようにし
て、脱硝、除塵、脱硫が順次行われる。なお、脱硝装置
62、低温EP64、湿式脱硫装置66の動作原理につ
いては、公知であるので説明は省略する。
【0003】次に、図7の装置は、低々温EPプロセス
方式による装置であり、図6における低温EP64に代
えて低々温EP70を、ガス−ガスヒータ65と湿式脱
硫装置66との間に配置し、ガス−ガスヒータ67を配
置したものである。
【0004】更に、図8の装置は、電子ビーム照射プロ
セス方式による装置である。この装置では、まず、燃焼
炉61からの排ガスを予熱器63に導入して燃焼用空気
と熱交換を行って減温する。減温したガスをEP81に
導入して除塵を行い、冷却塔82を通して冷却した後、
NH3 を加える。NH3 が付加されたガスは電子ビーム
照射反応器83に導入される。電子ビーム照射反応器8
3では、1(MeV)レベルの電子ビームを排ガスに照
射することにより、排ガス中のSO2 ,NOXがS
3 ,NO3 に転化する。SO3 ,NO3 は前段におい
て注入されたNH3及び排ガス中の水分H2 Oと反応
し、硫安(NH4 2 SO4 、硝安NH4 NO3 を生成
する。これらの生成成分は後段のEP84で回収され、
肥料として利用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各装置は、以下のような問題点を有している。図6、図
7の装置においては、湿式脱硫装置66が大量の水と水
処理装置とを必要とする。また、低温EP64は低温
(ガス温度130〜145℃)処理では炭種によりフラ
イアッシュの電気抵抗率が1010〜1011Ω−cm以上
になり、その時にはバックコロナが発生し、除じん性能
が低下する。低々温(ガス温度90〜100℃)による
低々温EP70では、フライアッシュの再飛散により除
じん性能が低下する。すなわち、バックコロナはなくな
るが、フライアッシュの再飛散対策が必要となる。加え
て、脱硝装置62では触媒が劣化するので定期的リプレ
ースが必要であり、コストアップとなる。更に、これら
の装置及び運転費は発電コストの8%近くを占めており
経済的に優れているとはいえない。
【0006】一方、図8による電子ビーム照射による装
置では、放射線対策、添加NH3 が危険物に該当するこ
と、またそのコストが高い問題を抱えている。具体的に
言えば、 電子ビーム照射は放射線を発生するので放射線防御
が必要となる。
【0007】 取扱いに厳重な注意が要求される。
【0008】 添加剤のNH3 が必要であり、NH3
は毒性の強い危険物に該当するので取扱いに注意を要す
る。
【0009】 投入照射エネルギーは20〜50J
(ジュール)/g(処理ガス質量)と大きく、NH3
コストも高いことによりランニングコストが高くなる。
【0010】それゆえ、本発明の課題は、簡便で安全性
の高いより経済性に優れた排ガスの脱硫・脱硝・除塵方
法を提供することにある。
【0011】本発明はまた、上記方法に適した排ガスの
脱硫・脱硝・除塵を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明による排ガスの脱硫・脱硝・除塵方法は、
燃焼炉の排ガス中に含まれるSO2 成分、NOX 成分、
及びフライアッシュ成分を除去する脱硫・脱硝・除塵方
法であって、前記燃焼炉内にCa成分を含む添加剤を投
入して、熱分解により該添加剤からCaOを生成すると
共に、SO2 成分と反応させて一次脱硫を行い、次い
で、該燃焼炉からの排ガスを酸露点近傍あるいはそれ以
下に減温し、当該減温された排ガスをパルス放電による
プラズマ電気化学反応によりSO2 、NOX をSO3
NO3 に転化すると共に、その一部をH2 SO4 、HN
3 に転化し、更に、電気集塵装置によりフライアッシ
ュ及び未反応のCaOの表面にSO3 、NO3 を付着さ
せた後、H2 SO4 、HNO3 に変化させ、更にフライ
アッシュ中のアルカリ成分、CaOと反応させてアルカ
リ塩として除去することを特徴とする。
【0013】本発明による排ガスの脱硫・脱硝・除塵装
置は、燃焼炉の排ガス中に含まれるSO2 成分、NOX
成分、及びフライアッシュ成分を除去する脱硫・脱硝・
除塵装置であって、前記燃焼炉には一次脱硫を目的とし
てCa成分を含む添加剤が投入され、該添加剤は燃焼炉
内で熱分解してCaOを生成すると共に、SO2 成分と
反応することにより一次脱硫が行われ、熱交換により燃
焼炉からの排ガスを酸露点近傍あるいはそれ以下に減温
する減温器と、該減温器の出口側に置かれて、パルス放
電によるプラズマ電気化学反応によりSO2 、NOX
SO3 、NO3に転化すると共に、その一部をH2 SO
4 、HNO3 に転化するパルス放電反応器と、該パルス
放電反応器の出口側に置かれ、フライアッシュ及び未反
応のCaOを捕集する集塵極を有して捕集されたフライ
アッシュ、CaOの表面にSO3、NO3 を付着させた
後、H2 SO4 、HNO3 に変化させ、更にフライアッ
シュ中のアルカリ成分、CaOと反応させてアルカリ塩
として排出する電気集塵装置とを備えたことを特徴とす
る。
【0014】なお、前記添加剤としては、石灰あるいは
消石灰を用いる。
【0015】また、前記パルス放電反応器と前記電気集
塵装置とが一体型であることが好ましい。
【0016】、前記電気集塵装置内での排ガスの下限温
度は(水露点+数度)であることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照して、本発明の
好ましい実施の形態について説明する。ここでは、燃焼
炉11として、石炭を燃料とする火力発電所の微粉炭炉
あるいは流動床炉に適用する場合について説明する。特
に、この燃焼炉11には、一次脱硫を炉内にて行うため
に、Ca成分を含む添加剤、例えば石灰が投入される。
予熱器12は、燃焼炉11より排出された排ガスの熱回
収を行なうために設けられる。すなわち、予熱器12で
は燃焼用空気と排ガスとの熱交換を行い、排ガスの温度
を下げる。予熱器12を出た排ガスは、ガス−ガスヒー
タ13により酸露点近傍かそれ以下に減温され、その後
段に設置されたパルス放電反応器14−1と電気集塵装
置(EP)14−2とのハイブリッド一体化装置14
(以下、PREPと記す)に導入される。
【0018】PREP14では、後述するように、急峻
な立上りを持つナノセカンドあるいは数マイクロセカン
ドのパルスをパルス放電反応器14−1に、実用的に経
済性の成り立つ排ガス(g)当たり10J(ジュール)
/g以下のエネルギーレベルで投入し、後置のEP14
−2を通過する間に排ガスの脱硫、脱硝、除塵を同時に
行なう。
【0019】本発明では、炉内脱硫に際して燃焼炉11
内で石灰CaCO3 から生成されるCaOの残留成分を
効果的に後段のPREP14で利用し、一つの装置で脱
硫、脱硝、除塵を可能にした点に特徴を有する。このよ
うな安全で、簡便かつ経済性に優れた乾式の同時脱硫、
脱硝、除塵処理方法はこれまで提案されていない。
【0020】既設の排ガス処理設備において、石灰注入
炉内脱硫を行なっている場合には、EPの第1室をパル
ス放電反応器14−1に改造することのみで脱硫、脱硝
が可能となるので、既設の設備にも容易に適用できる。
【0021】以下に、本装置の作用について説明する。
燃焼炉11内に石灰(CaCO3 )がCa/S当量比で
1.5〜2の割合で注入される。CaCO3 は850℃
〜900℃以上でCaCO3 →CaO+CO2 に熱分解
され、生成CaOと石炭の燃焼により発生したSO2
一部とが反応して、CaO+SO2 +(1/2)O2
CaSO4 により炉内で脱硫(一次脱硫)が行われる。
しかし、ここでの脱硫率は50〜60%程度かそれ以下
であり、未反応のCaOは排ガス中に残留して、S
2 ,NOX ,フライアッシュと共に後段側へ流れてい
く。排ガスは予熱器12、ガス−ガスヒータ13を通過
し酸露点近傍かそれ以下に減温される。酸露点は石炭種
により異なるが、一般的には100〜130℃以下とな
る。
【0022】このように減温された排ガスがPREP1
4に導入され、乾式で脱硫、脱硝、除塵の同時処理が行
なわれる。
【0023】図2にパルス放電反応器14−1内の反応
メカニズムを示す。パルス放電反応器14−1は、アー
ス電極とパルス放電極との間にパルス電源PHVが接続
された構成の室を多数有する。PREP14に導入され
た排ガスは、図3に示すような急峻な立上りを持つナノ
セカンドパルスあるいは数μセカンドパルスのパルス放
電が供給されるパルス放電反応器14−1内で、プラズ
マ電気化学反応が起り、排ガス中のSO2 ,NOX は活
性基O,OH,HO2 と反応し、それぞれSO3 ,NO
3 に転化する。更に、SO3 ,NO3 の一部はガス中の
水分と反応し、H2 SO4 ,HNO3 に転化する。転化
率は投入する電気エネルギーにより変化する。排ガス
(g)当り20〜50J(ジュール)/gを投入する
と、SO2 は60〜70%、NOX は70〜80%転化
するが、消費エネルギーが多く実用的ではない。そこ
で、本発明では約10(J/g)以下のエネルギーを投
入し、SO2 は30〜40%を、NOX は40〜50%
をそれぞれ転化する。
【0024】転化生成したH2 SO4 ,HNO3 は酸露
点以下では液状ミストとなる。
【0025】これら液状ミストは、残留微細粒子のCa
O成分,フライアッシュと共にEP14−2へ流れてい
く。パルス放電反応器14−1内でも一部は次に述べる
EP14−2内の現象は起っている。
【0026】なお、このようなパルス放電反応器に類似
する反応器は、例えば特願平7−217014号に示さ
れている。
【0027】図4を参照してEP14−2内の反応メカ
ニズムを説明する。EP14−2は、集塵極と放電極と
の間に高圧電源を接続した構成の室を多数有する。Ca
O,フライアッシュの粒子は集塵極上に捕集され堆積す
る。(−)イオンに帯電したSO3 ,H2 SO4 ,NO
3 ,HNO3 は集塵極側へ移動し、集塵極上のCaO,
フライアッシュの表面に吸着し、薄い液膜を形成する。
堆積粒子間の微細空隙においては毛管凝縮現象により、
水分の凝縮が起る。これらによって、堆積粒子表面の液
膜が希硫酸となり、この希硫酸に(−)イオンに帯電し
たガス状SO2分子が吸収される。液膜と粒子の界面に
おいてCaOとH2 SO4 ,HNO3 が反応し、CaS
4 ,CaNO3 になる。この化学吸収反応効果によっ
て脱硫、脱硝が大幅に促進される。また、フライアッシ
ュ中の含有アルカリ成分とも同様の反応によりアルカリ
塩になり、H2 SO4 ,HNO3 との反応が促進され、
脱硫、脱硝及び除塵の同時処理が可能となる。特に、酸
露点以下で処理されるため、EP14−2で問題になる
バックコロナ現象は起らない。従って、バックコロナに
よる除塵性能の低下はない。但し、処理温度は、(水露
点+数度)以上が好ましい。
【0028】ここで、フライアッシュのみの場合、酸露
点以下でのフライアッシュの電気抵抗値(以下ρd と記
す)が低くなり、再飛散により性能が低下する。しか
し、本発明では、炉内脱硫の残留CaO粒子を利用する
ことにより、再飛散を防止できる。すなわち、CaO粒
子はバインダー効果を有しており、そのため集塵極上に
捕集された粒子同士が粗大化する。その結果、捕集粒子
のρd が低いにも拘わらず再飛散によるEP14−2の
性能は低下しない。
【0029】PREP14で生成したCaSO4 ,Ca
NO3 、その他のアルカリ塩は、その底部から回収され
る。脱硫、脱硝及び除塵された排ガスは、ガス−ガスヒ
ータ15を経て更に減温されて煙突16から排出され
る。
【0030】図5は本発明の他の実施の形態を示し、図
1に示した装置からガス−ガスヒータ13、15を除い
た例である。この例でも、PREP14に供給される排
ガスの温度が酸露点近傍あるいはそれ以下に減温されて
いれば良い。
【0031】以上、本発明の好ましい実施の形態を石炭
を燃料とする火力発電所の燃焼炉に適用して説明した
が、本発明は他の燃焼炉、例えば、産業廃棄物や汚泥焼
却用の流動床炉や、ごみ焼却炉の排ガス処理にも適用で
きる。勿論、この場合には、燃焼炉には一次脱硫のため
に、石灰や消石灰等のCa成分を含む添加剤が投入され
る。また、PREP14は、パルス放電反応器14−1
と電気集塵装置(EP)14−2とのハイブリッド一体
化装置であるが、これらは分離状態であっても同程度の
効果が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば簡便で安全性の高いより経済性に優れた排ガスの脱硫
・脱硝・除塵装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態である排ガスの脱
硫・脱硝・除塵装置の構成を示した図である。
【図2】図1に示されたパルス放電反応器の反応メカニ
ズムを説明するための図である。
【図3】図2に示されたパルス放電反応器に供給される
パルス放電波形の一例を示した図である。
【図4】図1に示された電気集塵器の反応メカニズムを
説明するための図である。
【図5】本発明の他の実施の形態である排ガスの脱硫・
脱硝・除塵装置の構成を示した図である。
【図6】従来の排ガス処理装置の第1の例の構成を示し
た図である。
【図7】従来の排ガス処理装置の第2の例の構成を示し
た図である。
【図8】従来の排ガス処理装置の第3の例の構成を示し
た図である。
【符号の説明】
11、61 燃焼炉 12、63 予熱器 13、15、65、67 ガス−ガスヒータ 14 パルス放電反応器と電気集塵装置とのハイブリ
ッド一体化装置 16、68 煙突 62 脱硝装置 64 低温EP 66 湿式脱硫装置 70 低々温EP 83 電子ビーム照射反応器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23C 11/00 307 F23J 15/00 A 317 B F23J 15/00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼炉の排ガス中に含まれるSO2
    分、NOX 成分、及びフライアッシュ成分を除去する脱
    硫・脱硝・除塵方法であって、 前記燃焼炉内にCa成分を含む添加剤を投入して、熱分
    解により該添加剤からCaOを生成すると共に、SO2
    成分と反応させて一次脱硫を行い、 次いで、該燃焼炉からの排ガスを酸露点近傍あるいはそ
    れ以下に減温し、 当該減温された排ガスをパルス放電によるプラズマ電気
    化学反応によりSO2、NOX をSO3 、NO3 に転化
    すると共に、その一部をH2 SO4 、HNO3に転化
    し、 更に、電気集塵装置によりフライアッシュ及び未反応の
    CaOの表面にSO3、NO3 を付着させた後、H2
    4 、HNO3 に変化させ、更にフライアッシュ中のア
    ルカリ成分、CaOと反応させてアルカリ塩として除去
    することを特徴とする排ガスの脱硫・脱硝・除塵方法。
  2. 【請求項2】 燃焼炉の排ガス中に含まれるSO2
    分、NOX 成分、及びフライアッシュ成分を除去する脱
    硫・脱硝・除塵装置において、 前記燃焼炉には一次脱硫を目的としてCa成分を含む添
    加剤が投入され、該添加剤は燃焼炉内で熱分解してCa
    Oを生成すると共に、SO2 成分と反応することにより
    一次脱硫が行われ、 熱交換により燃焼炉からの排ガスを酸露点近傍あるいは
    それ以下に減温する減温器と、 該減温器の出口側に置かれて、パルス放電によるプラズ
    マ電気化学反応によりSO2 、NOX をSO3 、NO3
    に転化すると共に、その一部をH2 SO4 、HNO3
    転化するパルス放電反応器と、 該パルス放電反応器の出口側に置かれ、フライアッシュ
    及び未反応のCaOを捕集する集塵極を有して捕集され
    たフライアッシュ、CaOの表面にSO3 、NO3 を付
    着させた後、H2 SO4 、HNO3 に変化させ、更にフ
    ライアッシュ中のアルカリ成分、CaOと反応させてア
    ルカリ塩として排出する電気集塵装置とを備えたことを
    特徴とする排ガスの脱硫・脱硝・除塵装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の排ガスの脱硫・脱硝・除
    塵装置において、前記添加剤として石灰あるいは消石灰
    を用いることを特徴とする排ガスの脱硫・脱硝・除塵装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2あるいは3記載の排ガスの脱硫
    ・脱硝・除塵装置において、前記パルス放電反応器と前
    記電気集塵装置とが一体型であることを特徴とする排ガ
    スの脱硫・脱硝・除塵装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の排ガス
    の脱硫・脱硝・除塵装置において、前記電気集塵装置内
    での排ガスの下限温度は(水露点+数度)であることを
    特徴とする排ガスの脱硫・脱硝・除塵装置。
JP8276443A 1996-10-18 1996-10-18 排ガスの脱硫・脱硝・除塵方法及び装置 Withdrawn JPH10118448A (ja)

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