JPH10115562A - 体温計の作動確認装置 - Google Patents

体温計の作動確認装置

Info

Publication number
JPH10115562A
JPH10115562A JP8272278A JP27227896A JPH10115562A JP H10115562 A JPH10115562 A JP H10115562A JP 8272278 A JP8272278 A JP 8272278A JP 27227896 A JP27227896 A JP 27227896A JP H10115562 A JPH10115562 A JP H10115562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermometer
case
heat
housing
clinical thermometer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8272278A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiraki Tsuboi
開 坪井
Shinji Yokoyama
真司 横山
Morinobu Endo
守信 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orion Machinery Co Ltd filed Critical Orion Machinery Co Ltd
Priority to JP8272278A priority Critical patent/JPH10115562A/ja
Publication of JPH10115562A publication Critical patent/JPH10115562A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 病院等において、体温計の作動状態を容易に
確認可能な装置を提供する。 【構成】 少なくとも一面を伝熱体、他の面を断熱体で
形成した筐体の伝熱体からなる一面に熱電変換素子の温
度調整面を当接させるとともに、前記筐体の他の面に、
体温計の感温部を挿抜自在な開口を設け、熱電変換素子
を制御することにより筐体内を所定温度にして体温計の
作動状況を確認可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院のように一度に多
数本の体温計を使用する場所において、体温計の作動状
態を確認することができる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病院では、通常、入院患者に対しては定
期的に、外来患者には都度体温測定を行うため、それに
見合った多数の体温計を使用している。しかしながら、
体温は健康又は罹患状態を把握する重要な要素であるに
拘らず、その精度を確認する装置が流通、使用されてい
ないのが実情である。
【0003】
【問題点】このため、体温計で計測された数値には、個
々の体温計のばらつきあるいは電池切れによる誤差の生
じることが予想され、無条件には信用することができな
かった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような事情に対処してな
されたものであって、個々の体温計の作動状態を容易に
確認することができる装置を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも温
度調整面を伝熱体、他の面を断熱体で形成した筐体の伝
熱体からなる一面に熱電変換素子の放熱部を当接させる
とともに、前記筐体の他の面に体温計の感温部を挿抜自
在な開口を設けて、熱電変換素子を制御することによっ
て、筐体内を所定温度にすることにより、目的を達成し
ようとするものである。
【0006】
【作用】熱電変換素子を調整することによって、筐体内
部を所定温度に設定したのち、開口に体温計の先端(感
温部)を挿入すると、挿入した体温計全数の温度検出部
に均一に所定温度が作用することになる。このときの体
温表示部の数値を確認すれば、体温計の作動が正確に行
われているかどうかを確認することができ、必要ならば
それらの内、誤差のあるものを校正又は廃棄することに
よって、正しく作動している体温計のみを抽出すること
ができるようになる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を、図1に示す構成図を用い
て詳細に説明する。1は筐体であり、底面2は伝熱性素
材で形成され、他の面3は断熱材を貼付又は断熱材その
ものからから成る断熱体で形成されている。上面3aに
は体温計20の下部(体温検知部)21を差し込み可能
な開口4を備えている。
【0008】筐体1内は、熱伝導率の良い素材5、具体
的にはアルミニウムで形成されており、該素材には、開
口4と同心上に挿入孔6が穿孔されている。挿入孔6内
には、柔軟な素材で表面に金属フタロシアニン又はその
誘導体を担持した緩衝材7が敷設されている。ここで、
金属フタロシアニン又はその誘導体は、優れた消臭効果
及び抗菌性を有する素材として知られている(例えば、
特公昭63−57063号公報参照)。
【0009】筐体1の伝熱性材で形成された面2には、
熱電変換素子8の温度調整面が当接されている。熱電変
換素子8の反対側の面は、フィンを備えた放熱/吸熱ブ
ロック9に当接している。さらに、筐体1の上側には、
開口4及び挿入孔6と同じ位置関係にある穴を備えたス
タンド10を筐体1に固定する。
【0010】筐体1内部には、温度センサーの感温部1
1が挿入されており、該検知温度に基づき、コントロー
ラー12によって熱電変換素子8への電流が制御され、
筐体1内の温度が所定値に制御される。
【0011】上記構成の実施例によれば、まず、開口4
及び挿入孔6内に被試験体である体温計20を挿入す
る。このとき体温計20は、下端21が挿入孔6内、中
間部がスタンド10で支えられているため、倒れたり、
損壊しない。体温計20の数が開口4、挿入孔6の数に
達しない場合には、ゴム製栓13を嵌め込み、放熱又は
吸熱による熱量の無駄や、制御精度の低下を防止する。
【0012】次に、コントローラー12によって熱電変
換素子8の出力を制御して、筐体1内を例えば36℃に
する。
【0013】筐体1内は、熱電変換素子8から伝わった
熱が、アルミニウム等の伝熱性の良い部材5によって形
成されているために、加熱又は冷却された熱は速やかに
広がり、かつ筐体1外面が断熱材で覆われているため、
筐体1内は均一温度になっている。この状態でそれぞれ
の体温計20の測定値を読み取ると、不正確な体温計が
明らかにされる。さらに、筐体1内温度を前記とは異な
る温度、例えば40℃に設定した後に、体温計20の測
定値を読み取る。このように2点以上の異なった温度で
計測すると、より確実に確認を行うことができる。
【0014】さらに、挿入孔6内面には、金属フタロシ
アニン又はその誘導体を担持したポリウレタンフォーム
やフェルト状物からなる緩衝材7を貼り付けて雑菌の繁
殖を抑制しているが、さらにセラミックを緩衝材7に付
着させた場合には、さらに金属フタロシアニンやセラミ
ック中の金属イオンが作用して、特に湿分中に含まれる
雑菌が繁殖することなく死滅する効果がある。
【0015】なお、前記実施例では、筐体1内部に伝熱
性部材を備えて形成したが、伝熱性部材を備えずに空間
であっても本発明に含まれる。この場合には、体温計2
0が固定されるように、外面が挿入孔6の形状をした伝
熱性素材からなるキャップ14を開口4に挿入する構造
にすると良い。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
筐体内を均一温度にし、その中に体温計の感温部を挿入
しているため、体温計の測定値の誤差が大きいものを目
視によって容易に選択し排除することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成図を示す。
【符号の説明】
1 筐体 2 伝熱体 3 断熱体 4 開口 5 筐体内部 6 挿入孔 7 緩衝材 8 熱電変換素子 9 放熱/吸熱ブロック 10 スタンド 11 感温部 12 コントロ−ラ− 13 栓 20 体温計

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一面を伝熱体、他の面を断熱
    体で形成した筐体の伝熱体からなる一面に熱電変換素子
    の温度調整面を当接させるとともに、前記筐体の他の面
    に体温計の感温部を挿抜自在な開口を設け、熱電変換素
    子を制御することにより筐体内を所定温度にして体温計
    の作動状況を確認可能にしたことを特徴とする体温計の
    作動確認装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも一面を伝熱体、他の面を断熱
    体で形成した筐体の内部を、体温計を挿抜自在な挿入孔
    を設けた伝熱性部材で形成したことを特徴とする請求項
    1記載の体温計の作動確認装置。
  3. 【請求項3】 体温計を挿抜可能な挿入孔内に伝熱性素
    材からなる緩衝部材を敷設したことを特徴とする請求項
    2記載の体温計の作動確認装置。
  4. 【請求項4】 伝熱性素材からなる緩衝部材に、金属フ
    タロシアニン又はその誘導体を担持したことを特徴とす
    る請求項3記載の体温計の作動確認装置。
JP8272278A 1996-10-15 1996-10-15 体温計の作動確認装置 Pending JPH10115562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8272278A JPH10115562A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 体温計の作動確認装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8272278A JPH10115562A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 体温計の作動確認装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10115562A true JPH10115562A (ja) 1998-05-06

Family

ID=17511632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8272278A Pending JPH10115562A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 体温計の作動確認装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10115562A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000066990A1 (en) * 1999-04-29 2000-11-09 Broenlund Ole Einar An apparatus for calibration of temperature sensors
CN108827498A (zh) * 2018-07-02 2018-11-16 江苏省疾病预防控制中心 一种水银体温计标化槽

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000066990A1 (en) * 1999-04-29 2000-11-09 Broenlund Ole Einar An apparatus for calibration of temperature sensors
JP2002543416A (ja) * 1999-04-29 2002-12-17 ブルンルン,オレ・アナール 温度センサの較正のための装置
US6709152B1 (en) 1999-04-29 2004-03-23 Ole Einar Bronlund Apparatus for calibration of temperature sensors
CN108827498A (zh) * 2018-07-02 2018-11-16 江苏省疾病预防控制中心 一种水银体温计标化槽

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080212643A1 (en) Temperature monitoring device
US6971790B2 (en) Thermometry probe calibration method
US6787109B2 (en) Test element analysis system
JP3935915B2 (ja) 高速精密温度測定装置の作動方法および人の体温の測定システム
US7909504B2 (en) Open-loop vertical drywell gradient correction system and method
ES2719493T3 (es) Método y sistema de evaluación de analitos
ES2674944T3 (es) Un termociclador con una unidad de análisis y/o de verificación de la temperatura y un método para analizar o verificar un rendimiento térmico de un termociclador y para calibrar el termociclador
US20100116896A1 (en) Thermostat apparatus including calibration device
US20090044593A1 (en) Method and Apparatus for Calibrating a Relative Humidity Sensor
US6939035B2 (en) System for calibrating thermometers
US20040071182A1 (en) Thermometry probe calibration method
JP2005520146A (ja) 旋光計
JPH0373834B2 (ja)
JPH10115562A (ja) 体温計の作動確認装置
JP2007127487A (ja) 温度データロガーの校正方法およびそれに用いる均熱ブロック
US20050260760A1 (en) Measuring device for monitoring sterilization conditions
US4244207A (en) Temperature standard
KR101105323B1 (ko) 귀 체온계 검증장치
US11639907B2 (en) Device for determining the dew point of a gas in a process chamber and heat treatment device having such a device for determining the dew point
US3938387A (en) Precision temperature transducer for measuring the surface temperature of the human and animal skin
JPH03251729A (ja) 検温装置
CN116783458A (zh) 工艺条件感测设备
JP2003057121A (ja) 熱電材料の熱起電力測定方法
JPS61274233A (ja) 温度検出装置
KR20040076306A (ko) 접촉식 표면온도계의 교정장치