JPH10115513A - 表面形状の計測描画装置 - Google Patents
表面形状の計測描画装置Info
- Publication number
- JPH10115513A JPH10115513A JP25391296A JP25391296A JPH10115513A JP H10115513 A JPH10115513 A JP H10115513A JP 25391296 A JP25391296 A JP 25391296A JP 25391296 A JP25391296 A JP 25391296A JP H10115513 A JPH10115513 A JP H10115513A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- data
- drawn
- cutting line
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
て,任意の視線角度から高速に描画することのできる計
測描画装置の提供。 【解決手段】 回転テーブル11と,スリット光31の
光源12と,被検対象物の光切断線の位置を計測する検
知面を有する切断線読み取り手段20と,被検対象物の
映像を撮影する映像撮影手段25と,グラフィック表示
手段45と,制御手段40とを有する。制御手段は,切
断線読み取り手段20の検知面における光切断線の位置
データ(xi,yi,φj)及び映像撮影手段の映像デ
ータI(φj)を受信し,光切断線の位置データを被検
対象物の表面の三次元位置座標データ(xi’,y
i’,zi’,φj)を算出すると共に近似曲線f(φ
j)を生成し,これによる外形線に対して映像データI
(α)を重ね合わせる。更に、作画修正機能を備えるこ
とが好ましい。
Description
様とを任意の角度から描画することの出来る計測描画装
置に関するものであり,特に短時間で描画が可能な装置
に関する。
が複雑であると共に表面に複雑な模様を有するものが多
い(図13,符号90参照)。その結果,これらの出土
品を輪郭のハッキリとしたものとして描画する場合に
は,描画技術を有する人が手書きによって模写を行って
いる。
形状の凹凸を読み取り外形を描画する装置として,プロ
ーブを表面に接触させて外形形状を読み取り表示する装
置が提案されている(特開平6−317412号公報参
照)。また,被検対象物に接触せず,光学的な手段を用
いて被検対象物の表面で反射する光を計測し,出射光と
反射光との間の時間差や位相差から,光源と被検対象物
表面との距離を計り,被検対象物の外形を求める方法も
知られている。
画方法は技能を必要とし,個人差があり不正確で不均一
となりやすく,時間もかかるという問題点がある。ま
た,プロープを用いる上記描画装置は,機械的な方法で
あるため様々な制約があると共に,表面に傷などを付け
る恐れがある。
ることが出来るが,表面に描かれた模様などは描画でき
ない。更に,単位面積におけるプローブの密度に制約が
あるから精度が悪くなり,プローブの進退ストロークに
よる測定スパンの制約等がある。また,対象の大小に対
応した大きさのものを,それぞれ用意しなければならな
い等の問題もある。
形を計測する方法は,同様に表面の模様を知ることがで
きず,また,単に外形を描画するのしてはデータ量が多
くなり,かつ時間がかかるという問題がある。本発明は
かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり,比較
的簡素な構成により,被検対象物の表面の模様と外形線
を一体として,任意の視線角度から高速に描画すること
のできる計測描画装置を提供しようとするものである。
有する被検対象物を保持して回転可能な回転テーブル
と,上記回転テーブルに保持された被検対象物に対して
上記回転テーブルの回転軸に平行方向に伸びるスリット
状の光を照射する光源と,上記スリット光の光源に対し
て所定の間隔を有し且つ上記スリット光の進行方向に対
して所定の角度θだけ傾いた検知面を有し該検知面にお
ける被検対象物で反射される光切断線のスリット光の長
手方向yに対する間欠的な位置座標yi毎にスリット光
の長手方向に垂直なx方向の位置xiを計測する切断線
読み取り手段と,上記被検対象物の映像を一定の位置か
ら撮影する映像撮影手段と,画像を出力するグラフィッ
ク表示手段と,上記回転テーブルを操作し上記切断線読
み取り手段及び映像撮影手段の信号を受信する制御手段
とを有する表面形状の計測描画装置であって,上記制御
手段は,上記回転テーブルを一定の間隔で順次回転さ
せ,その回転角度φjに対応する上記切断線読み取り手
段の検知面における光切断線の間欠的な位置データ(x
i,yi,φj)及び映像撮影手段の映像データI(φ
j)を受信し,上記光切断線の位置データ(xi,y
i,φj)を三角測量の原理に基づいて被検対象物の表
面の三次元位置座標データ(xi’,yi’,zi’,
φj)を算出すると共に間欠的な上記三次元点データ
(xi’,yi’,zi’,φj)から連続した近似曲
線f(φj)を生成可能であり,グラフィック表示手段
に対して,回転テーブルの回転軸を通る法線角度αの任
意の断面Aを指定しその断面Aの両端の上記連続曲線f
(α−π/2),f(α+π/2)に基づいて被検対象
物の外形線を描画させると共に上記外形線に対して上記
断面Aに垂直方向からの映像データI(α)を重ね合わ
せて被検対象物をの表面形状と模様とを描画させること
を特徴とする計測描画装置にある。
ブルと,被検対象物に対してスリット状の光を照射する
光源と,光源に対して所定の間隔を有し且つ上記スリッ
ト光の進行方向に対して所定の角度θだけ傾いた検知面
を有する切断線読み取り手段と,上記被検対象物の映像
を一定の位置から撮影する映像撮影手段と,画像を出力
するグラフィック表示手段と,制御手段とを有する(図
1,図2参照)。
手順により,被検対象物の全体図を描画する。始めに,
制御手段は,上記回転テーブルを一定の間隔で順次回転
させ,その回転角度φj(j=1,2,・・・・)に対
応する光切断線読み取り手段のデータ(xi,yi,φ
j)及び映像撮影手段の映像データI(φj)を受信す
る。次いで,上記検知面における光切断線データ(x
i,yi,φj)を三角測量の原理に基づいて被検対象
物の表面の三次元位置座標データ(xi’,yi’,z
i’,φj)を算出する(図4 参照)。
点データ(xi’,yi’,zi’,φj)を補完する
連続した近似曲線f(φj)を生成することができる。
間欠的な点から連続曲線を生成する方法には,NURB
S曲線を利用する方法や,ベジェ(Beizer)曲線
を用いる方法,多次元曲線近似法などがある。
で実施してもよく,又は断面Aを決定した後の描画の実
行段階で実施してもよい。そして,上記近似曲線fを求
めてデータ化することにより,三次元位置座標データ
(xi’,yi’,zi’,φj)を保持しないように
すれば,データ量を減少させることができる。同様に,
映像データI(φj)についても,断面Aを決定した後
に上記I(α)だけを撮影し,保持してもよい。これに
より,採取するデータ量が減少させることができる。
断面A(その法線のなす角度をαとする)を指定しその
断面Aの両端の上記連続曲線f(α−π/2),f(α
+π/2)をピックアップし,対向するこの2つの曲線
f(α−π/2),f(α+π/2)に基づいて被検対
象物の外形線を描画する。そして,上記外形線に対して
上記断面Aに垂直方向からの映像データI(α)を重ね
合わせて被検対象物をの表面形状と模様とを描画させる
(図6参照)。
一定の間隔で回転させ,それぞれの角度φjにおける光
切断線の位置データ(xi,yi,φj)を測定する,
所謂スリット光投影法を採用する。そのため,データ採
取のためのスキャンニングの回数が少なく,採取するデ
ータの数が少なくなり,スポット光投影法等に比べて測
定の時間が短くなる(スリット光投影法やスポット光投
影法等については,例えば,「三次元画像計測」,井口
征士,佐藤宏介著,昭光社発行,30〜39頁等参
照)。そのため,高速の描画が可能である。
すように複雑であっても単純であっても,ほぼ同じ時間
内に描画可能である。また,映像撮影手段を備えている
から,被検対象物の表面の模様等を極めて短時間の内に
表示することができる。即ち,図13に示すように被検
対象物90の表面の模様等が複雑なものであっても,輪
郭を示す外形図に重ね合わせて短時間の内に全体図を描
画することができる。
離したり欠損したりするものが多いが,間欠の点データ
(xi’,yi’,zi’,φj)から連続曲線fを生
成する方法を適当なものに選択することにより,外形を
滑らかに補間する等の処理が可能となる(逆に平滑化し
ないでリアルな形状のままににする方法も選択でき
る)。 上記のように本発明によれば,比較的簡素な構
成により,被検対象物の表面の模様と外形線を一体とし
て,任意の視線角度から高速に描画することのできる計
測描画装置を提供することができる。
対象物の全体図ではなくて,全体図から一部を除去して
部分図を描画するものである。即ち,第2発明は,第1
発明において,更に,前記断面Aに垂直な角度αに対し
て±βだけ傾いた2つの断面B,B’に対する連続曲線
f(α−β),f(α+β)に基づいて被検対象物の外
形線L,L’を前記全体描画図の内部に重ね書きし,そ
の後,上記外形線L,L’の外側の描画部を消去し,断
面B,B’に対応する被検対象物の内側の表面を描画す
る(図7(d)のL,L’の内側部分だけを残す)。
明において,上記外形線L,L’の内側の描画部を消去
し,断面B,B’に対応する被検対象物の表面を描画す
る(図7(d)の外側部分だけを残す)。そして,請求
項4記載のように,間欠的な三次元点データ(xi’,
yi’,zi’,φj)を補完する連続近似曲線f(φ
j)を生成する方法は,Bスプライン曲線を利用するの
が好ましい。
複雑で長い近似曲線が用意に得ることが出来るからであ
る。なお,被検対象物の全体のデータを保存しない場合
や,より短時間に所望の描画図を得ようとする場合に
は,請求項5記載のようにすることにより,同様の描画
図を得ることができる。
項において,始めに描画する断面A,部分図を描画する
場合には更に断面Bを指定し,位置データ(xi,y
i,α−π/2),(xi,yi,α+π/2),I
(α),部分図を描画する場合には更に(xi,yi,
α−β),(xi,yi,α+β)だけを採取し,その
後(xi’,yi’,zi’,α−π/2),(x
i’,yi’,zi’,α+π/2),f(α−π/
2),f(α+π/2),部分図を描画する場合には更
にf(α−β),f(α+β)を算出し,請求項1記載
の全体図または請求項2もしくは請求項3記載の部分図
を描画する。
ィック表示装置は,対話型の作画機能を備えることが好
ましい。即ち,画面上の位置又は範囲を自在に指示する
ことのできるポインティングツールを備え,画面上に表
示された描画像に対して,オペレータが上記ポインティ
ングツールを操作して上記描画像を修正すると共に上記
描画像に選択された他の模様パターンを重ね合わせられ
るようにする。これにより,映像撮影手段が撮影した映
像を修正し,表面映像を明瞭にすると共に表面映像の特
徴を際立たせることが可能となる。
領域や指定パターンの消去機能,自由描画ラインや幾何
的な線画の記入,移動,回転,複写等の機能等がある。
また,模様パターンの重ね書き機能には,予め設定され
た標準的な幾何図形の重ね書き機能の他に,ポインティ
ングツールやイメージスキャナー等を介して新たに登録
された登録模様パターンを重ね合わせる機能等がある。
また,ポインティングツールには,マウス,ジョイステ
ィック,トラックボール等がある。
表面に多く見られる典型的な模様パターンを複数登録し
ておくことにより,出土文化材の描画をスムースに行う
ことが可能となる。また,請求項8記載のように,本発
明の装置を用いるのに好適な被検対象物として,土器や
石器等の出土文化財がある。通常,考古学における土器
描画は線画により表されるが,上記映像撮影手段が,撮
影した映像を利用して,土器の特長線と模様からなる線
画を作ることが可能となる。
対象物としての土器81を保持して360度回転可能な
回転テーブル11と,回転テーブル11に保持された被
検対象物(土器81)に対して回転テーブル11の回転
軸C(図3)に平行方向に伸びるスリット状の光31を
照射する光源12と,スリット光31の光源12に対し
て所定の間隔D(図3)を有し且つ上記スリット光31
の進行方向に対して所定の角度θ(図3,図4)だけ傾
いた検知面21(図4)を有し検知面21における被検
対象物で反射される光切断線のスリット光31の長手方
向y(図3,図4において紙面に垂直方向)に対する間
欠的な位置座標yi毎にスリット光31の長手方向に垂
直なx方向の位置xiを計測する切断線読み取り手段2
0と,上記被検対象物の映像を一定の位置から撮影する
映像撮影手段25と,画像を出力するグラフィック表示
手段としてのCRTディスプレイ45と,回転テーブル
11を操作し切断線読み取り手段20及び映像撮影手段
25の信号を受信する制御手段40(図2)とを有する
表面形状の計測描画装置1である。
の間隔で順次回転させ,その回転角度φjに対応する切
断線読み取り手段20の検知面21における光切断線の
間欠的な位置データ(xi,yi,φj)及び映像撮影
手段の映像データI(φj)を受信し,上記光切断線の
位置データ(xi,yi,φj)を図4に示す三角測量
の原理に基づいて被検対象物の表面の三次元位置座標デ
ータ(xi’,yi’,zi’,φj)を算出すると共
に間欠的な上記三次元点データ(xi’,yi’,z
i’,φj)からBスプライン曲線法により連続した近
似曲線f(φj)を生成する。
に,グラフィック表示手段45に対して,回転テーブル
11のの回転軸Cを通る任意の断面A(法線の角度α)
を指定しその断面Aの両端の上記連続曲線f(α−π/
2),f(α+π/2)に基づいて被検対象物の外形線
を描画させると共に上記外形線に対して上記断面Aに垂
直方向からの映像データI(α)を重ね合わせて被検対
象物をの表面形状と模様とを描画させる。
図1に示すように,回転テーブル11は,被検対象物と
しての土器81をテーブル111に固定する係止具11
2と,図示しない回転駆動用のモーター115(図2)
とを有する。そして,図2に示すように,モーター11
5は,制御手段40のモーター駆動回路42によって駆
動される。
と,切断線読み取り手段20及び映像撮影手段30は,
計測ユニット10に収容されている。そして,図2に示
すように,光源12は制御手段40により操作され,切
断線読み取り手段20のCCDカメラ22の出力信号と
映像撮影手段30のCCDカメラ31の出力信号は制御
手段40に入力される。即ち,CCDカメラ22の出力
信号は制御手段40のR.F.(レンジファインダー)
処理回路43に,映像撮影手段30のCCDカメラ31
の出力信号は制御手段40の画像処理回路44に入力さ
れる。なお,上記R.F.処理回路43は,CCDカメ
ラ22のデータを距離に変換する回路である。
コンピューターまたはマイクロプロセッサと応用ソフト
ウェアにより構成されている。一方,図3に示すよう
に,切断線読み取り手段20は,スリット光31の光源
12に対して間隔Dだけ離れて配置され,スリット光3
1の進行方向に対して所定の角度θだけ傾いた検知面2
1(図4)を有している。同図において,符号85は撮
影の背景となるスクリーンである。
うに,結像レンズ23とCCD光センサー22と図示し
ないA/D変換器を備えており,検知面21はCCD光
センサー22の受光面である。そして,CCD光センサ
ー22は,図4に示すように,被検対象物の前記回転角
φjにおける被検対象物の表面Sで反射されたスリット
光31の反射光32を検知する。同図において,符号O
は,位置座標の基準点である。
する位置は,図5に示すように,明るい輝線82となっ
て検知面21に検知される。本例では,連続した輝線8
2から,以下に述べるようにサンプリングし,離隔した
点データ(xi,yi,φj)を生成する(i=0〜4
82)。即ち,CRTディスプレイ35のビデオ信号走
査線r(0)〜r(482)に対応する縦方向(スリッ
ト光31の方向)の各座標yiに対する輝線82上の輝
点xiの位置を検知し第1次のデータを生成する(x
i,yi,φj)。
り,検知面21における上記第1次の点データ(xi,
yi,φj)を,被検対象物の表面Sの基準点Oに対す
る位置データ(xi’,yi’,zi’,φj)に変換
する。即ち,例えば,表面Sの水平面上の横座標xi’
及び奥行き方向の座標zi’を次式によって算出する。
即ち,レンズ23と基準点Oとの距離をd2,レンズ2
3と検知面21との距離をd1とし,レンズ23の倍率
をm(=d2/d1)とすると,基準点Oと表面Sとの
水平距離doは,次式のようになる。
出することができる。同様に縦方向の位置座標yi’も
上記do,yi,倍率mから容易に算出することができ
る。
タ(xi’,yi’,zi’,φj)を座標上に図示し
たものである。続いて,制御手段40は,被検対象物を
描画する角度α(断面A)を決定し,グラフィック表示
手段45に対して,回転テーブル11のの回転軸Cを通
る任意の断面A(法線の角度α)を指定しその断面Aの
両端における点データ(xi’,yi’,zi’,α−
π/2),(xi’,yi’,zi’,α+π/2)を
ピックアップする(図6(b))。
(α+π/2)を算出し,それに基づいてグラフィック
表示手段45に対して,被検対象物の外形線83を描画
させる(図6(c))。最後に上記外形線に対して上記
断面Aに垂直方向からの映像データI(α)による映像
84を重ね合わせて被検対象物の表面形状と模様とを描
画させる(図6(d))。
11を一定の間隔で回転させ,それぞれの角度φjにお
ける光切断線の輝線82の位置データ(xi,yi,φ
j)をディスプレイ35の走査線に対応してサンプリン
グして測定する。そのため,採取するデータ(xi,y
i,φj)の数が少なく,データ採取のスキャンニング
の回数も少ないから,測定の時間が短くなる。その結
果,高速の描画が可能となる。
すように複雑であっても単純であっても,ほぼ同じ時間
内に描画可能である。また,映像撮影手段25を備えて
いるから,被検対象物の表面の模様等を極めて短時間の
内に計測し,その映像84を外形線83と共に短時間で
表示することができる。上記のように本例によれば,比
較的簡素な構成により,被検対象物の表面の模様と外形
線を一体として,任意の視線角度から高速に描画するこ
とのできる計測描画装置1を提供することができる。
施形態例1で描画した全体図から一部を除去して部分図
を描画するもう一つの実施形態例である。即ち,本例で
は,図7(b)に示すように,前記断面Aに垂直な角度
αに対して±βだけ傾いた2つの断面B,B’を設定
し,断面B,B’に対する点データ(xi’,yi’,
zi’,α−β),(xi’,yi’,zi’,α+
β)をピックアップする。そして,点データ(xi’,
yi’,zi’,α−β),(xi’,yi’,z
i’,α+β)から,連続曲線f(α−β),f(α+
β)を生成する。
に,連続曲線f(α−β),f(α+β)に基づいて被
検対象物の外形線L,L’を前記描画図の内部に重ね書
きする。その後,上記外形線L,L’の外側(又は内
側)の描画部を消去し(図示略),断面B,B’に対応
する被検対象物の内側(又は外側)の表面を描画する。
その他については,実施形態例1と同様である。
ツールとしてのマウスと対話型作画機能を備えており,
実施形態例1において描画した全体図を対話型作画機能
を用いて,出土した土器を線画により明瞭に描画するも
う一つの実施形態例である。上記対話作画機能は,指定
領域や指定パターンの消去機能,自由描画ラインや幾何
的な線画の記入,移動,回転,複写等の機能等の他に模
様パターン等の図形の重ね書きの機能を有する。
定された標準的な幾何図形の重ね書き機能の他に,マウ
スを用いて描画した図形を登録する機能やイメージスキ
ャナー等を介して新たに模様パターンを登録し重ね合わ
せる機能がある。土器等を描画する本例の場合には,例
えば図8に示す土器模様611〜613を予め登録す
る。そして,以下に述べる手順により土器の全体の線画
を作成する。
の図6(c)に至るのと同様の手順により外形線62を
描画する。次に,図10に示すように,撮影された土器
表面の映像63を重ね合わせる(映像63の詳細模様は
図示略)と共に,土器の稜線等の要部を示すキャラクタ
ーライン630〜637を対話型作図機能によりオペレ
ーターが描画する。同図のキャラクターライン631〜
636は,土器の表面から欠落した部分と剥離した部分
を示す。
線図を重ね合わせて明瞭な線画を作成する。即ち,始め
に図11に示すように,図10の全体図601の上に,
模様を重ねる中心線の位置を示す領域指示ライン641
〜646を指定する(なお,指示ライン641〜646
は描画される線ではないから操作の後に消える)。そし
て,この領域指示ライン641〜646は,図示しない
映像63の模様をなぞることにより容易かつ正確に指定
することができる。そして,各領域指示ライン641〜
646毎に,土器模様611〜613とその大きさ及び
ピッチを指定して領域指示ライン641〜646上に土
器模様611〜613の連続した線図を作成する。
41〜643に沿って連続描画することにより,図11
の模様パターン651〜653を描画する。また,土器
模様611をライン644〜646に沿って連続描画す
ることにより,図11の模様パターン654〜656を
描画する。その結果,図11に示すような明瞭な線画ス
タイルの全体図60を作成することができる。上記のよ
うに本例によれば,複雑な模様を有する縄文土器等を極
めて短時間の内に明瞭に描画することが出来る。その他
については,実施形態例1と同様である。
簡素な構成により,被検対象物の表面の模様と外形線を
一体として,任意の視線角度から高速に描画することの
できる計測描画装置を得ることができる。
図。
路を示す平面図。
み取り手段と被検対象物の測定点Sとの関係を示す光路
図。
手段の検知面における輝線(輝点)の配置をCRTディ
スプレイの走査線との対応により示した図。
す図。
す図。
模様を示す図。
を重ね合わせて要部のキャラクターラインを描画した
図。
ね合わせて描画する領域指示ラインを表示した図。
ンに模様を重ね合わせて描画した線画図。
図。
路を示す平面図。
み取り手段と被検対象物の測定点Sとの関係を示す光路
図。
手段の検知面における輝線(輝点)の配置をCRTディ
スプレイの走査線との対応により示した図。
す図。
す図。
模様を示す図。
を重ね合わせて要部のキャラクターラインを描画した
図。
ね合わせて描画する領域指示ラインを表示した図。
ンに模様を重ね合わせて描画した線画図。
Claims (8)
- 【請求項1】 表面に模様等を有する被検対象物を保持
して回転可能な回転テーブルと,上記回転テーブルに保
持された被検対象物に対して上記回転テーブルの回転軸
に平行方向に伸びるスリット状の光を照射する光源と,
上記スリット光の光源に対して所定の間隔を有し且つ上
記スリット光の進行方向に対して所定の角度θだけ傾い
た検知面を有し該検知面における被検対象物で反射され
る光切断線のスリット光の長手方向yに対する間欠的な
位置座標yi毎にスリット光の長手方向に垂直なx方向
の位置xiを計測する切断線読み取り手段と,上記被検
対象物の映像を一定の位置から撮影する映像撮影手段
と,画像を出力するグラフィック表示手段と,上記回転
テーブルを操作し上記切断線読み取り手段及び映像撮影
手段の信号を受信する制御手段とを有する表面形状の計
測描画装置であって,上記制御手段は,上記回転テーブ
ルを一定の間隔で順次回転させ,その回転角度φjに対
応する上記切断線読み取り手段の検知面における光切断
線の間欠的な位置データ(xi,yi,φj)及び映像
撮影手段の映像データI(φj)を受信し,上記光切断
線の位置データ(xi,yi,φj)を三角測量の原理
に基づいて被検対象物の表面の三次元位置座標データ
(xi’,yi’,zi’,φj)を算出すると共に間
欠的な上記三次元点データ(xi’,yi’,zi’,
φj)から連続した近似曲線f(φj)を生成可能であ
り,グラフィック表示手段に対して,回転テーブルの回
転軸を通る法線角度αの任意の断面Aを指定しその断面
Aの両端の上記連続曲線f(α−π/2),f(α+π
/2)に基づいて被検対象物の外形線を描画させると共
に上記外形線に対して上記断面Aに垂直方向からの映像
データI(α)を重ね合わせて被検対象物の表面形状と
模様とを描画させることを特徴とする計測描画装置。 - 【請求項2】 請求項1において,前記制御手段は,更
に,前記断面Aに垂直な角度αに対して±βだけ傾いた
2つの断面B,B’に対する連続曲線f(α−β),f
(α+β)に基づいて被検対象物の外形線L,L’を前
記描画図の内部に重ね書きし,その後,上記外形線L,
L’の外側の描画部を消去し,断面B,B’に対応する
被検対象物の表面を描画することを特徴とする計測描画
装置。 - 【請求項3】 請求項1において,前記制御手段は,更
に,前記断面Aに垂直な角度αに対して±βだけ傾いた
2つの断面B,B’に対する連続曲線f(α−β),f
(α+β)に基づいて被検対象物の外形線L,L’を前
記描画図の内部に重ね書きし,その後,上記外形線L,
L’の内側の描画部を消去し,断面B,B’に対応する
内側部分を除去した被検対象物の表面を描画することを
特徴とする計測描画装置。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
おいて,前記三次元点データ(xi’,yi’,z
i’,φj)から連続した近似曲線f(φj)を生成す
る方法は,Bスプライン曲線に基づくことを特徴とする
計測描画装置。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか1項に
おいて,始めに描画する断面A,部分図を描画する場合
には更に断面Bを指定し,位置データ(xi,yi,α
−π/2),(xi,yi,α+π/2),I(α),
部分図を描画する場合には更に(xi,yi,α−
β),(xi,yi,α+β)だけを採取し,その後
(xi’,yi’,zi’,α−π/2),(xi’,
yi’,zi’,α+π/2),f(α−π/2),f
(α+π/2),部分図を描画する場合には更にf(α
−β),f(α+β)を算出し,請求項1記載の全体図
または請求項2もしくは請求項3記載の部分図を描画す
ることを特徴とする計測描画装置。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか1項に
おいて,前記グラフィック表示手段は,画面上の位置又
は範囲を自在に指示することのできるポインティングツ
ールを備えており,更に,上記グラフィック表示手段
は,画面上に表示された描画像に対して,オペレータが
上記ポインティングツールを操作して上記描画像を修正
すると共に上記描画像に選択された他の模様パターンを
重ね合わせる対話型作画機能を備えていることを特徴と
する計測描画装置。 - 【請求項7】 請求項6において,前記対話型作画機能
には,出土文化材である土器の表面に多く見られる典型
的な模様パターンが複数登録されていることを特徴とす
る計測描画装置。 - 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれか1項に
おいて,被検対象物は,土器や石器等の出土文化財であ
ることを特徴とする出土文化財の計測描画装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25391296A JP3528461B2 (ja) | 1996-08-23 | 1996-09-03 | 表面形状の計測描画装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-241442 | 1996-08-23 | ||
JP24144296 | 1996-08-23 | ||
JP25391296A JP3528461B2 (ja) | 1996-08-23 | 1996-09-03 | 表面形状の計測描画装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10115513A true JPH10115513A (ja) | 1998-05-06 |
JP3528461B2 JP3528461B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=26535261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25391296A Expired - Fee Related JP3528461B2 (ja) | 1996-08-23 | 1996-09-03 | 表面形状の計測描画装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3528461B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003090715A (ja) * | 2002-03-06 | 2003-03-28 | Techno Dream 21:Kk | 画像データ計測装置及び画像データを用いた対象物体の自由変形を含む任意視点画像作成方法 |
JP2003214829A (ja) * | 2002-01-21 | 2003-07-30 | Js Corp | 外壁検査装置および外壁検査方法並びに外壁検査診断システム |
JP2005204724A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Olympus Corp | 計測用内視鏡装置 |
JP2010008345A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Olympus Corp | 形状測定装置及び形状測定方法 |
JP2010066103A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Olympus Corp | 形状データの統合方法 |
-
1996
- 1996-09-03 JP JP25391296A patent/JP3528461B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003214829A (ja) * | 2002-01-21 | 2003-07-30 | Js Corp | 外壁検査装置および外壁検査方法並びに外壁検査診断システム |
JP2003090715A (ja) * | 2002-03-06 | 2003-03-28 | Techno Dream 21:Kk | 画像データ計測装置及び画像データを用いた対象物体の自由変形を含む任意視点画像作成方法 |
JP2005204724A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Olympus Corp | 計測用内視鏡装置 |
JP2010008345A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Olympus Corp | 形状測定装置及び形状測定方法 |
JP2010066103A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Olympus Corp | 形状データの統合方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3528461B2 (ja) | 2004-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8280152B2 (en) | Method for optical measurement of the three dimensional geometry of objects | |
US6549288B1 (en) | Structured-light, triangulation-based three-dimensional digitizer | |
US6490048B1 (en) | Tomographic reconstruction of electronic components from shadow image sensor data | |
JP2002543411A (ja) | 物体形状の光学的検出方法 | |
EP1680689B1 (en) | Device for scanning three-dimensional objects | |
TWI388797B (zh) | Three - dimensional model reconstruction method and its system | |
JP3528461B2 (ja) | 表面形状の計測描画装置 | |
JPH0781846B2 (ja) | パタ−ンエッジ測定方法および装置 | |
CN109521022A (zh) | 基于线共焦相机的触摸屏缺陷检测装置 | |
JPH11132740A (ja) | 画像計測装置 | |
JP6266243B2 (ja) | 三次元画像処理装置、三次元画像処理方法及び三次元画像処理プログラム並びにコンピュータで読み取り可能な記録媒体及び記録した機器 | |
JPH06207812A (ja) | 三次元測定用測定点指示具 | |
CN111787827A (zh) | 用于口内表面扫描的模版 | |
CN209624417U (zh) | 基于线共焦相机的触摸屏缺陷检测装置 | |
JP2006105942A (ja) | 三次元形状測定方法及び三次元形状測定装置 | |
JPH0713997B2 (ja) | ウエハの要位置合せ角検出装置 | |
JP3157001B2 (ja) | 3次元形状測定装置 | |
JP2001033397A (ja) | 物体表面の欠陥検出方法及び欠陥検出装置 | |
JP2018044960A (ja) | 三次元画像処理装置、三次元画像処理装置用ヘッド部、三次元画像処理方法、三次元画像処理プログラム及びコンピュータで読み取り可能な記録媒体並びに記録した機器 | |
JP3207974B2 (ja) | フォトマスクの欠陥検査方法 | |
JPH0933227A (ja) | 三次元形状識別方法 | |
JPH1163953A (ja) | 画像計測装置及びその画像表示方法 | |
JPS63241405A (ja) | 硬度計 | |
JPH01250705A (ja) | 3次元曲面形状の測定方法及び装置 | |
JP3007091B2 (ja) | 光学的3次元座標入力装置の構成 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20040203 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040216 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |