JPH1011309A - プロセッサ出力比較方法およびコンピュータシステム - Google Patents

プロセッサ出力比較方法およびコンピュータシステム

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JPH1011309A
JPH1011309A JP8158446A JP15844696A JPH1011309A JP H1011309 A JPH1011309 A JP H1011309A JP 8158446 A JP8158446 A JP 8158446A JP 15844696 A JP15844696 A JP 15844696A JP H1011309 A JPH1011309 A JP H1011309A
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processor
signal
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clock
bus
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JP8158446A
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Inventor
Yuichiro Morita
雄一朗 守田
Nobuyasu Kanekawa
信康 金川
Yutaka Arita
有田  裕
Shinichiro Yamaguchi
伸一朗 山口
Naoto Miyazaki
直人 宮崎
Yoshimichi Sato
美道 佐藤
Yoshihiro Miyazaki
義弘 宮崎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二重化したプロセッサの多重誤りおよび同一誤
りを防ぎ、プロセッサの出力比較による誤り検出を確実
に行う。 【解決手段】マスタ・プロセッサ10と、マスタ・プロ
セッサ10よりも(0.5+n)クロックサイクル(n
は0以上の整数)遅れて動作するチェッカ・プロセッサ
20と、マスタ・プロセッサ10の出力を(0.5+
n)クロック遅延させてチェッカ・プロセッサ20の出
力と比較する比較装置30と、マスタ・プロセッサ10
と比較装置30にクロックを供給し、さらにチェッカ・
プロセッサ20と比較装置30に前記クロックより位相
が180°ずれたクロックを供給するクロック装置10
0と、マスタ・プロセッサ10よりも(0.5+n)ク
ロック遅れてチェッカ・プロセッサ20をリセットする
リセット装置200とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムに関し、特にプロセッサ出力の比較方式に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムが正常な動作を継
続するためには、構成要素間のデータ転送が正しく行な
われている必要がある。データ転送バスでは、信号線の
破断または短絡による場合はもちろん、複数の信号線の
相互の電磁的な影響や、信号線上の反射波によって、ノ
イズが発生してデータ転送に誤りを生じることがある。
また、構成要素の内部においても、電源ノイズやα線等
の照射、さらには構成要素自身の劣化などによって、処
理の誤りを生じることがある。
【0003】コンピュータシステムでは、これらの誤っ
た転送データや処理結果に対して、正しいデータと解釈
して不正確な処理をすることがる。このため、重要な構
成要素の二重化やパリティチエックによる不正信号チの
監視など、種々の方式でシステムの信頼性向上をはかっ
ている。
【0004】例えば、二重化したプロセッサを同一クロ
ックで、同一の演算処理を同時に実行し、2つのプロセ
ッサ出力を比較して一方のプロセッサの演算誤りや出力
誤りを検出する、プロセッサ出力比較方式が広く知られ
ている。
【0005】文献「IEEE MICRO December 1984」誌の
「Fault Tolerance Achieved in VLSI」で紹介されてい
る「Functional redundancy checking」には、マスタ・
プロセッサのみが演算結果を出力し、チェッカ・プロセ
ッサは演算結果を出力比較回路に入力するとともに、マ
スタ・プロセッサの出力を受信して出力比較回路に入力
し、両者の演算結果を比較する方法が開示されている。
【0006】ところで、マスタ・プロセッサの出力がチ
ェッカ・プロセッサの出力比較回路に入力されるまでに
は遅延が生じるので、クロック周波数を大きくして高速
動作を行わせることに困難がある。この問題を解決する
ために、チェッカ・プロセッサをマスタ・プロセッサよ
りも1クロックサイクル、または2以上の整数クロック
サイクル遅らせて演算を処理する方法が知られている。
【0007】特開昭58−18756号公報には、チェ
ッカ・プロセッサをマスタ・プロセッサよりも1クロッ
クサイクル以上の整数クロックサイクルだけ遅らせて起
動し、さらにチェッカ・プロセッサへの入力をマスタ・
プロセッサよりも1クロックサイクル以上の整数クロッ
クサイクルだけ遅らせて入力し、チェッカ・プロセッサ
がマスタ・プロセッサからの演算結果を受信すると、そ
れを1クロックサイクル以上の整数クロックサイクルだ
け遅らせて出力比較回路に入力し、自己の演算結果との
比較を行う方法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の二重化
プロセッサの出力比較方式は、一方のプロセッサの内部
やセッサの出力経路で発生した誤りを検出することがで
きる。しかし、2つのプロセッサが両方とも誤った演算
結果を出力した場合は、その誤りを有効に検出できな
い。
【0009】例えば、二重化プロセッサの電源線とグラ
ンド線は、すべての信号の基準電圧となるため、電源ノ
イズによって電源線の電圧が変化すると、同一クロック
で動作している両プロセッサでは、プロセッサ内部の信
号の論理値が同一タイミングで不当に変化してしまう。
この同時誤りが発生すると処理の誤りが検出できず、正
常処理が保証されなくなることがある。さらに、誤った
処理の結果が一致する同一誤りの場合には、正常な演算
処理として進行するため、その結果が重大な事故を引き
起こす恐れもある。
【0010】図15に、二重化プロセッサの誤動作の一
例を示す。プロセッサは、フリップ・フロップやラッチ
等の記憶素子を用いてクロックの立ち上がりのタイミン
グで信号を伝達し、演算を実行する。クロックAはマス
タ・プロセッサの動作クロック、クロックBはチェッカ
・プロセッサの動作クロックである。
【0011】同図(a)に示すように、クロックAとク
ロックBが位相差0の場合、クロックA,Bの立ち上が
りと電源ノイズの発生(斜線部)が重なると、マスタ・
プロセッサとチェッカ・プロセッサの両方で論理演算の
誤りを生じるので、プロセッサ比較方式によって同時誤
り(多重誤りや同一誤り)を回避できない。
【0012】二重化プロセッサの同時誤りについて、本
発明者らの最近の実験結果の一部を、図16に示す。こ
の例はプロセッサ動作中に、入力電源ノイズを繰り返し
注入して、プロセッサの出力の多重誤りと同一誤りを測
定したものである。グラフの横軸はプロセッサ間の遅延
時間(時間の単位はクロックサイクル)、縦軸は一定時
間の出力頻度における誤り発生率で、多重誤り(細線)
と同一誤り(太線)を示している。同一誤りは多重誤り
の一部である。
【0013】この実験例から明らかなように、2つのプ
ロセッサの動作遅延時間が0および整数クロックサイク
ルのとき、即ち、2つのプロセッサの動作クロックの位
相差が0のときに、多重誤りの発生率がピークとなる。
同一誤りも、遅延時間の小さい期間では同様の傾向を示
している。なお、多重誤りと同一誤りを総称するとき、
以下では同時誤りと呼ぶことにする。
【0014】以上のように、従来の二重化プロセッサ出
力比較方式は、マスタとチェッカを同位相のクロックで
動作させているため、両方のプロセッサに同時誤りが発
生して、プロセッサの演算処理や出力処理における処理
誤りの検出漏れを生じてしまう問題点がある。このた
め、不正確な結果によるシステムの重大事故を招く危険
性がある。
【0015】本発明の目的は、従来技術の問題点を克服
し、二重化プロセッサの同時誤りを防止できるプロセッ
サ出力比較方式と、それを適用したコンピュータシステ
ムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、二重化プロセ
ッサの動作クロックの位相差を180°ないしその近傍
範囲とすることで、同時誤りの発生を大幅に低減できる
ことに着目してなされたもので、本発明者らが先に提案
した特願平6−313492号(1994.12.16)の発明の
一部を、さらに改良し発展させたものである。
【0017】上記の目的は、同一周波数のクロックで動
作して同じ演算処理を行う2つのプロセッサの出力信号
を比較して、一方のプロセッサの演算や出力の処理誤り
を検出するプロセッサ出力比較方法において、一方のプ
ロセッサに対し、他方のプロセッサの動作を[0.5+
n]クロックサイクル(ここで、nは0以上の任意の整
数)ないしその近傍範囲△tを含む一定時間Tdだけ遅
延し、また、前記一方のプロセッサの出力信号を前記一
定時間Tdだけ遅延して前記他方のプロセッサの出力信
号と比較することにより達成される。
【0018】前記近傍範囲△tは、その上下限が±0.
33クロックサイクル又は、前記一定時間Tdが0の場
合に発生する多重誤りが1/2以下になる範囲とする。
【0019】上記した実験結果(図16)では、2つの
プロセッサの動作クロックの位相差が0より大きくなる
に従って同時誤りの発生率が下がり、2つのプロセッサ
の動作遅延時間が0.5クロックサイクルで最小とな
る。1.5クロックサイクルでも同様である。すなわ
ち、2つのプロセッサの動作クロックの位相差が180
°のとき、同時誤りの発生率が最小となる。さらに、動
作遅延時間が0.17クロックサイクル〜0.83クロ
ックサイクルの範囲、1.17クロックサイクル〜1.
83クロックサイクルの範囲内であれば、同時誤りの発
生率は従来の位相差0のときに比べて1/2以下とな
る。
【0020】また、上記の目的は、所定の演算処理を行
うマスタ・プロセッサと、マスタ・プロセッサと同一周
波数のクロックで動作して前記演算処理を行うチェッカ
・プロセッサと、マスタ・プロセッサとチェッカ・プロ
セッサにクロックを供給するクロック装置と、マスタ・
プロセッサとチェッカ・プロセッサの出力信号を受信し
て比較する比較装置と、共有資源を備えるコンピュータ
システムにおいて、マスタ・プロセッサと前記比較装置
はマスタ・プロセッサバス、チェッカ・プロセッサと前
記比較装置はチェッカ・プロセッサバス、前記比較装置
と前記共有資源は第3のバスによってそれぞれ接続さ
れ、前記クロック装置は、マスタ・プロセッサへ供給す
るクロックに対し、チェッカ・プロセッサへのクロック
を[0.5+n]クロックサイクル(nは0以上の任意
の整数)ないしその近傍範囲を含む一定時間だけ遅れて
供給するクロック遅延回路を備え、前記比較装置は、前
記マスタ・プロセッサバスから受信したマスタ・プロセ
ッサの出力信号を前記一定時間だけ遅延する第1遅延回
路と、前記一定時間だけ遅延したマスタ・プロセッサの
出力信号と前記チェッカ・プロセッサバスから受信した
チェッカ・プロセッサの出力信号を比較する比較回路
と、前記第3のバスから受信した前記共有資源の出力信
号を前記マスタ・プロセッサバスと前記チェッカ・プロ
セッサバスの双方に出力する時に、前記チェッカ・プロ
セッサバスへの出力を前記一定時間だけ遅らせる第2遅
延回路を備えることにより達成される。
【0021】あるいは、マスタ・プロセッサと前記共有
資源と前記比較装置はマスタ・プロセッサバス、チェッ
カ・プロセッサと前記比較装置はチェッカ・プロセッサ
バスによってそれぞれ接続され、前記比較装置は、前記
マスタ・プロセッサバスから受信した信号を前記一定時
間だけ遅らせる信号遅延回路と、チェッカ・プロセッサ
の出力信号と前記一定時間だけ遅延したマスタ・プロセ
ッサの出力信号を比較する比較回路と、前記信号遅延回
路の出力信号が前記共有資源の出力信号の場合に前記チ
ェッカ・プロセッサバスに出力する選択回路を備えるこ
とにより達成される。
【0022】前記コンピュータシステムは、マスタ・プ
ロセッサのリセットを解除する第1リセット信号と、該
第1リセット信号より前記一定時間だけ遅延してチェッ
カ・プロセッサのリセットを解除する第2リセット信号
を出力するリセット装置を備えている。これにより、チ
ェッカ・プロセッサの動作は常に前記一定時間だけ遅延
する。
【0023】マスタ・プロセッサ及びチェッカ・プロセ
ッサの出力信号はアドレス信号とデータ信号と制御信号
を含み、前記比較装置は、受信した制御信号を監視し
て、受信したアドレス信号またはデータ信号が有効であ
ることを確認して前記比較回路に有効信号を通知するバ
ス監視回路を備え、前記比較回路は前記バス監視回路か
ら前記有効信号の通知を受けた時のみ、アドレス信号ま
たはデータ信号を比較する。
【0024】上記の制御信号はAS信号やR/W信号で
ある。これにより、マスタ・プロセッサバスまたはチェ
ッカ・プロセッサバスのアドレスまたはデータが有効で
ない期間に発生するCPUバス誤りによる比較装置での
誤り検出を回避し、システムの動作を不必要に停止する
ことを防止する。
【0025】前記比較装置は、前記マスタ・プロセッサ
バスから受信したマスタ・プロセッサの出力信号を格納
する第1レジスタと、前記チェッカ・プロセッサバスか
ら受信したチェッカ・プロセッサの出力信号を格納する
第2レジスタとを備え、前記比較回路が不一致を検出し
た場合に、不一致が生じたマスタ・プロセッサの出力信
号とチェッカ・プロセッサの出力信号をそれぞれ第1レ
ジスタと第2レジスタに保持する。これにより、誤りの
原因究明に役立てる。
【0026】前記共有資源は、前記マスタ・プロセッサ
のアクセスを制御するメモリ制御ユニットと、メモリ
と、バスインターフェースおよびシステムバスを介して
前記メモリ制御ユニットに接続される入出力装置を含
み、前記比較回路が不一致を検出した場合に、前記バス
インターフェースを制御して、不一致が生じたマスタ・
プロセッサの出力信号を抑制する。これにより、システ
ムの重大事故を生じる危険性を回避する。
【0027】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕図1に、本発明の実施形態1によるコン
ピュータシステムの構成図を示す。本コンピュータシス
テムは、所定の演算処理を行うマスタ・プロセッサ10
およびチェッカ・プロセッサ20と、入出力装置80,
90と、メモリ50と、マスタ・プロセッサ10や入出
力装置80,90からメモリ50へのアクセス、及び、
マスタ・プロセッサ10から入出力装置80,90への
アクセスを制御するメモリ制御ユニット(MCU)40
と、マスタ・プロセッサ10の出力とチェッカ・プロセ
ッサ20の出力を比較して誤りを検出する比較装置30
と、入出力装置80,90を接続するシステムバス70
と、メモリ制御ユニット40とシステムバス70を接続
するバスインターフェース(バスI/F)60を有して
いる。
【0028】さらに、プロセッサ10,20と比較装置
30にクロックを供給するクロック装置100と、プロ
セッサ10,20をリセットするリセット装置200を
有し、マスタ・プロセッサ10と比較装置30はCPU
バス15により接続され、チェッカ・プロセッサ20と
比較装置30はCPUバス25により接続され、比較装
置30とメモリ制御ユニット40はCPUバス35によ
り接続されている。
【0029】以下、本実施例によるコンピュータシステ
ムの動作を説明する。クロック装置100は、マスタ・
プロセッサ10と比較装置30とリセット装置200に
クロック110を供給し、さらに、チェッカ・プロセッ
サ20と比較装置30とリセット装置200に、クロッ
ク120を供給する。クロック110とクロック120
は周波数が同一で、位相が180°ずれている。
【0030】リセット装置200は、チェッカ・プロセ
ッサ20がマスタ・プロセッサ10よりも、(0.5+
n)クロックサイクル(nは0以上の整数)遅れて動作
するように、システムの起動時にマスタ・プロセッサ1
0に出力するリセット信号210に対し、チェッカ・プ
ロセッサ20に出力するリセット信号220を、(0.
5+n)クロックサイクルだけ遅らせる。
【0031】比較装置30は、マスタ・プロセッサ10
の出力をCPUバス15より受信して、メモリ制御ユニ
ット40に送信するとともに、受信したマスタ・プロセ
ッサ10の出力を(0.5+n)クロック遅延させ、C
PUバス25より受信したチェッカ・プロセッサ20の
出力と比較する。比較結果が不一致となった場合、比較
装置30はバスインターフェース60に不一致検出信号
36を出力する。なお、プロセッサの出力はアドレス、
データ、および制御信号からなる。
【0032】バスインターフェース60は不一致検出信
号36を受信すると、システムバス70への出力を停止
して、誤りが他の装置に波及するのを防止するととも
に、プロセッサ10,20に対して障害割り込みを発生
する。プロセッサ10,20は障害割り込みを受信する
と、自己診断を実行して誤り発生の原因を究明する。
【0033】一方、プロセッサ10,20が受信側とな
る処理では、比較装置30はメモリ制御ユニット40の
出力をCPUバス35より受信してマスタ・プロセッサ
10に送信すると同時に、その出力を(0.5+n)ク
ロック遅延させてチェッカ・プロセッサ20に送信す
る。このため、チェッカ・プロセッサ20はマスタ・プ
ロセッサ10よりも(0.5+n)クロック遅れて動作
するとともに、マスタ・プロセッサ10より(0.5+
n)クロック遅れてメモリ制御ユニット40の出力を受
信するので、チェッカ・プロセッサ20の動作の遅延は
常に(0.5+n)クロックサイクルになる。
【0034】次に、各部の詳細な構成と動作を説明す
る。なお、n=0として、マスタ・プロセッサ10に対
するチェッカ・プロセッサ20の動作の遅延は、0.5
クロックサイクルとして説明する。
【0035】図2に、クロック装置の構成図を示す。ク
ロック装置100は、クロック発生回路101とフリッ
プ・フロップ102を備えており、クロック発生回路1
01が出力する基本クロックを、フリップ・フロップ1
02によって周波数を1/2に分周するとともに、互い
に180°位相のずれた、すなわち、0.5クロックず
れた2つのクロック信号110,120を出力する。
【0036】図3に、リセット装置の構成図を示す。リ
セット装置200は、リセット信号発生回路201と、
リセット信号をクロック110に同期させるフリップ・
フロップ202,203と、リセット信号を0.5クロ
ック遅延させる遅延回路204を備えている。リセット
信号はそのアサートでリセットを開始(セット)し、ネ
ゲートでリセットを解除する。
【0037】フリップ・フロップ202でクロック11
0に同期させたリセット信号210は、マスタ・プロセ
ッサ10に出力し、フリップ・フロップ203でクロッ
ク110に同期させ、遅延回路204によってリセット
信号210より0.5クロック遅延させたリセット信号
220をチェッカ・プロセッサ20に出力する。0.5
クロックの遅延回路204は、リセット信号をクロック
120に同期させるフリップ・フロップ205によって
実現できる。なお、遅延時間を(0.5+n)クロック
に設定する場合は、フリップ・フロップ205の前また
は後ろに、リセット信号210をクロック110に同期
させるフリップ・フロップを、n個直列に接続すればよ
い。
【0038】図4に、比較装置の構成(以下では、実施
例1と呼ぶ)を示す。実施例1の比較装置30は、CP
Uバス35から受信した信号をCPUバス15に送信す
る送信バッファ321と、CPUバス15の信号を受信
する受信バッファ322と、CPUバス35から受信し
た信号をCPUバス25に送信する送信バッファ323
と、CPUバス25の信号を受信する受信バッファ32
4を有している。
【0039】また、CPUバス15から受信した信号を
CPUバス35に送信する送信バッファ326と、CP
Uバス35の信号を受信する受信バッファ325と、受
信バッファ322で受信したCPUバス15の信号を
0.5クロック遅延させる遅延回路31と、受信バッフ
ァ325で受信したCPUバス35の信号を0.5クロ
ック遅延させる遅延回路32を有している。遅延回路3
1と32は、遅延時間を0.5クロックサイクルにする
ため、それぞれクロック120に同期するレジスタ31
1と312を用いている。
【0040】さらに、受信バッファ325で受信したC
PUバス35の信号をクロック110に同期させるレジ
スタ315と、受信バッファ322で受信したCPUバ
ス15の信号をCPUバス35に出力する前にクロック
110に同期させるレジスタ316と、CPUバス15
の信号とCPUバス25の信号を比較する比較回路33
1と、CPUバス15の信号とCPUバス25の信号を
比較回路331で比較する前にクロック120に同期さ
せるレジスタ313およびレジスタ314と、比較回路
331が出力する不一致検出信号をクロック120に同
期させるRS型のフリップ・フロップ332と、フリッ
プ・フロップ332が出力する不一致検出信号をクロッ
ク110に同期させるフリップ・フロップ333を有し
ている。
【0041】実施例1による比較装置30は、受信バッ
ファ322で受信したCPUバス15の信号、すなわち
マスタ・プロセッサ10の出力信号を、レジスタ311
で0.5サイクル遅延させ、レジスタ313を経由して
比較回路331に入力するとともに、受信したマスタ・
プロセッサ10の出力信号をレジスタ316および送信
バッファ326を経由してCPUバス35に出力する。
さらに、マスタ・プロセッサ10の出力信号に対し、
0.5クロック遅れているチェッカ・プロセッサ20の
出力信号を受信バッファ324により受信し、レジスタ
314を経由して比較回路331に入力する。
【0042】比較回路331は、入力されたマスタ・プ
ロセッサ10の出力信号とチェッカ・プロセッサ20の
出力信号を、対応する信号毎に個々に比較し、全信号の
比較結果の論理和をとって不一致検出信号を生成する。
すなわち、入力された信号のうち1つでも不一致となれ
ば、不一致検出信号が生成される。
【0043】フリップ・フロップ332は比較回路33
1が不一致検出信号を出力すると、クロック120のタ
イミングで論理値1にセットされ、論理値1を出力し続
ける。その結果、フリップ・フロップ333はフリップ
・フロップ332の出力をクロック110に同期させ、
不一致致検出信号36としてバスインターフェース60
に出力する。
【0044】また、比較装置30は、受信バッファ32
5で受信したCPUバス35の信号、すなわちメモリ制
御ユニット40の出力信号をレジスタ315でクロック
110に同期させ、送信バッファ321を経由してCP
Uバス15に出力するとともに、レジスタ312で0.
5クロックサイクル遅延させ、送信バッファ323を経
てCPUバス25に出力する。
【0045】なお、送信バッファ321によってCPU
バス15に出力したメモリ制御ユニット40の出力信号
を、受信バッファ322で再び受信してレジスタ311
とレジスタ313経由で比較回路331に入力するとと
もに、送信バッファ323によってCPUバス25に出
力したメモリ制御ユニット40の出力信号(0.5クロ
ック遅延)を、受信バッファ324で再び受信してレジ
スタ314経由で比較回路331に入力して両者を比較
することにより、送信バッファ321と323、受信バ
ッファ322と324、レジスタ311と312と31
3と314、およびCPUバス15と25の健全性をチ
ェックするようにしてもよい。
【0046】図5に、実施例1による比較装置の動作タ
イミング図を示す。比較装置30は、クロック110の
タイミング111で出力されたマスタ・プロセッサ10
の出力信号Aを、クロック120のタイミング121で
レジスタ311によりラッチして、出力信号Aよりも
0.5クロック遅れてクロック120のタイミング12
1で出力されるチェッカ・プロセッサ20の出力信号B
との時間差を0にする。レジスタ311の出力信号Aと
チェッカ・プロセッサ20の出力信号Bは、クロック1
20のタイミング122で、レジスタ313と314に
よりラッチして比較回路331に入力し、両者の比較を
行う。
【0047】出力信号Aと出力信号Bの不一致が検出さ
れた場合、比較回路331は不一致検出信号を出力して
フリップ・フロップ332をタイミング123で論理値
1にセットし、さらにフリップ・フロップ332の出力
をフリップ・フロップ333によってクロック110の
タイミング112でラッチして不一致検出信号36とし
て出力する。
【0048】図6に、本実施形態における比較装置の実
施例2を示す。実施例2の比較装置30では、遅延時間
を1.5クロックサイクル(n=1)としている。この
ため、実施例1(図4)と同様の遅延回路31のレジス
タ311に、クロック110に同期するレジスタ317
を直列に追加している。また、遅延回路32のレジスタ
312に、クロック110に同期するレジスタ318を
直列に追加している。
【0049】このように、遅延回路31と遅延回路32
に、クロック110に同期させるレジスタを直列にn個
接続することにより、マスタ・プロセッサ10に対する
チェッカ・プロセッサ20の遅延時間=(0.5+n)
クロックサイクルを、任意に設定できる。
【0050】図7に、実施例3による比較装置を示す。
実施例3の比較装置30では、CPUバス15およびC
PUバス25のアドレスまたはデータの比較を、アドレ
スまたはデータが有効であるときにのみ行う。
【0051】プロセッサによっては、プロセッサバスに
有効なアドレスまたはデータを出力していない時、アド
レスまたはデータが不定になることがある。このよなプ
ロセッサの出力を常に比較すると、プロセッサが正常で
あるにもかかわらず、不定なアドレスまたはデータを比
較して不一致を検出してしまう。
【0052】このため、比較装置30は実施例1(図
4)の比較装置30に対し、レジスタ311によってラ
ッチしたCPUバス15の制御信号をデコードして、ア
ドレスまたはデータが有効であることを示す有効信号3
42を生成するデコード回路341と、この有効信号3
42とCPUバス15のアドレスまたはデータとの論理
積をとるANDゲート351を追加している。また、受
信バッファ324によって受信したCPUバス25の制
御信号をデコードして、アドレスまたはデータが有効で
あることを示す有効信号344を生成するデコード回路
343と、この有効信号344とCPUバス25のアド
レスまたはデータとの論理積をとるANDゲート352
を追加している。なお、ANDゲート351の出力はレ
ジスタ313に、ANDゲート352の出力はレジスタ
314に入力する。
【0053】ここで、CPUバス15およびCPUバス
25のアドレスまたはデータが有効である時は、有効信
号342と有効信号344は論理値が1となるので、A
NDゲート351,352の出力はアドレスまたはデー
タの論理値とそれぞれ一致し、比較回路331によるア
ドレスまたはデータの比較が実行される。
【0054】逆に、CPUバス15およびCPUバス2
5のアドレスまたはデータが有効でない時は、有効信号
342と344は論理値が0となるので、ANDゲート
351と352の出力はアドレスまたはデータに関係な
く論理値0となり、比較回路331によるアドレスまた
はデータの比較は実行されない。これにより、プロセッ
サの誤りの誤検出を予防できる。
【0055】図8に、比較装置の実施例4を示す。実施
例4の比較装置30では、不一致が検出されたCPUバ
ス15およびCPUバス25の信号の状態を保持する。
【0056】このため、比較装置30は実施例1(図
4)の比較装置30に対し、レジスタ313が出力する
CPUバス15の信号をクロック120に同期して保持
するためのレジスタ363と、レジスタ314が出力す
るCPUバス25の信号をクロック120に同期して保
持するためのレジスタ364と、レジスタ313の出力
またはレジスタ363の出力を選択してレジスタ363
に入力するセレクタ361と、レジスタ314の出力ま
たはレジスタ364の出力を選択してレジスタ364に
入力するセレクタ362を追加する。
【0057】フリップ・フロップ332の出力の論理値
が0、すなわちCPUバス15とCPUバス25の出力
が一致している間は、セレクタ361はレジスタ313
の出力を選択してレジスタ363に入力し、同様にセレ
クタ362はレジスタ314の出力を選択してレジスタ
363に入力する。したがって、レジスタ363はCP
Uバス15の信号の最新の論理値に更新され、レジスタ
364はCPUバス25の信号の最新の論理値に更新さ
れる。
【0058】フリップ・フロップ332の出力の論理値
が1、すなわちCPUバス15とCPUバス25の出力
が不一致となった場合、セレクタ361はレジスタ36
3の出力を選択してレジスタ363に入力し、同様にセ
レクタ362はレジスタ364の出力を選択してレジス
タ363に入力する。したがって、レジスタ363は不
一致の発生したCPUバス15の信号を保持し、レジス
タ364は不一致の発生したCPUバス25の信号を保
持する。
【0059】これにより、マスタ・プロセッサ10、チ
エッカ・プロセッサ20は障害割り込みによる自己診断
において、レジスタ363とレジスタ364をそれぞれ
読み出して、誤り発生の原因を特定することができる。
【0060】図9に、実施例4による比較装置の動作タ
イミング図を示す。比較装置30は、クロック110の
タイミング111で出力されたマスタ・プロセッサ10
の出力信号Aを、レジスタ311により0.5クロック
遅れてクロック120のタイミング121でラッチし、
クロック120のタイミング121で出力されるチェッ
カ・プロセッサ20の出力信号Bとの時間差を無くす。
レジスタ311の出力信号Aとチェッカ・プロセッサ2
0の出力信号Bは、クロック120のタイミング122
で、それぞれレジスタ313と314でラッチして比較
回路331に入力し、両者の比較を行う。
【0061】クロック120の立ち上がり123まで
は、フリップ・フロップ332の出力が論理値0なの
で、セレクタ361はレジスタ313の出力信号Aを出
力し、セレクタ362はレジスタ314の出力信号Bを
出力する。このため、レジスタ363はクロック120
のタイミング123でレジスタ313の出力信号Aをラ
ッチし、同様にレジスタ364はクロック120のタイ
ミング123でレジスタ314の出力信号Bをラッチす
る。
【0062】出力信号Aと出力信号Bの不一致が検出さ
れた場合、比較回路331から出力される不一致検出信
号をフリップ・フロップ332がタイミング123でラ
ッチして論理値1を出力し続けるので、クロック120
の立上り124の以降、セレクタ361はレジスタ36
3の出力信号(A)を出力し、セレクタ362はレジス
タ364の出力信号(B)を出力する。このため、レジ
スタ363は出力信号Aを保持した状態になり、レジス
タ364は出力信号Bを保持した状態になる。
【0063】なお、本発明の実施形態1によるコンピュ
ータシステムでは、図1に示すように、マスタ・プロセ
ッサ10、チエッカ・プロセッサ20、メモリ制御ユニ
ット40および比較装置30を、それぞれCPUバス1
5,25,35によって接続しているが、この構成に限
定されるものではない。
【0064】例えば、比較装置30をメモリ制御ユニッ
ト40のCPUバスインターフェース部に内蔵して、マ
スタ・プロセッサ10、チエッカ・プロセッサ20とメ
モリ制御ユニット40を、それぞれCPUバス15,2
5によって接続してもよいし、比較装置30をチェッカ
・プロセッサ20のCPUバスインターフェース部に内
蔵して、マスタ・プロセッサ10、チェッカ・プロセッ
サ20、メモリ制御ユニット40を、それぞれCPUバ
ス15,25によって接続してもよい。
【0065】以上、本実施形態によるコンピュータシス
テムでは、二重化したプロセッサのチエッカ側の動作を
Td=(0.5+n)クロックサイクルだけ遅らせ、比
較装置ではマスタ側の出力をTdだけ遅らせて、両プロ
セッサの出力を比較するので、電源ノイズ等に起因する
両プロセッサの同時誤まりをほぼ0に低減できるので、
二重化プロセッサの出力比較による誤り検出を確実に検
出でき、システムの信頼性を向上できる。
【0066】また、遅延時間Tdに、(0.5+n)ク
ロックサイクルの近傍範囲を持たせることが可能であ
る。ちなみに、近傍範囲を(±0.33クロックサイク
ル)とすれば、遅延時間を持たない従来の場合に比べ、
同時誤りの発生をおよそ半分以下に低減できる。
【0067】さらに、本実施形態のコンピュータシステ
ムでは、マスタ・プロセッサ10の出力とメモリ制御ユ
ニット40の出力が、それぞれ異なったバスによって比
較装置30に入力されるので、比較装置30は入力信号
を比較回路331に出力するか、チエッカ・プロセッサ
20に送信するかの選択をする必要がない。このため、
比較装置の構成や論理が簡単になり信頼性が向上する。
【0068】〔実施形態2〕次に、本発明の実施形態2
によるコンピュータシステムを説明する。
【0069】図10に、本実施形態によるコンピュータ
システムの構成図を示す。このコンピュータシステムは
マスタ・プロセッサ10とメモリ制御ユニット40を、
CPUバス15によって直接接続している点が、図1に
示した実施形態1のコンピュータシステムと基本的に相
違している。このため、実施形態1のシステムに比べ
て、マスタ・プロセッサ10によるメモリ50や入出力
装置80,90へのアクセスが、比較装置30を経由す
ることなく行なえる。
【0070】本システムにおける比較装置30はCPU
バス15に接続され、チェッカ・プロセッサ20と比較
装置30はCPUバス25によって接続されている。し
たがって、マスタ・プロセッサ10からメモリ制御ユニ
ット40への出力を、CPUバス15より受信して
(0.5+n)クロックサイクル遅延させ、CPUバス
25より受信したチェッカ・プロセッサ20の出力と比
較する。
【0071】また、比較装置30は、メモリ制御ユニッ
ト40からマスタ・プロセッサ10への出力をCPUバ
ス15より受信し、(0.5+n)クロック遅延させて
チェッカ・プロセッサ20へ出力する。このため、チェ
ッカ・プロセッサ20はマスタ・プロセッサ10よりも
(0.5+n)クロック遅れて動作するとともに、マス
タ・プロセッサ10よりも(0.5+n)クロック遅れ
てメモリ制御ユニット40の出力を受信するので、チェ
ッカ・プロセッサ20の動作の遅延は常に(0.5+
n)クロックサイクルになる。
【0072】図11に、本実施形態における比較装置の
実施例(実施例5と呼ぶ)を示す。実施例5による比較
装置30は、CPUバス15の信号を受信する受信バッ
ファ322と、受信バッファ322によりCPUバス1
5から受信した信号がメモリ制御ユニット40の出力信
号であれば、CPUバス25に送信する送信バッファ3
23と、CPUバス25の出力信号を受信する受信バッ
ファ324を有している。
【0073】さらに、受信バッファ322で受信したC
PUバス15の信号を(0.5+n)クロックサイクル
遅延させる遅延回路31と、CPUバス15の信号とC
PUバス25の信号を比較する比較回路331と、CP
Uバス15の信号とCPUバス25の信号を比較回路3
31で比較する前に、クロック120に同期させるレジ
スタ313および314と、比較回路331が出力する
不一致検出信号をクロック120に同期させるRS型の
フリップ・フロップ332と、フリップ・フロップ33
2が出力する不一致検出信号をクロック110に同期さ
せるフリップ・フロップ333と、入力信号353でオ
ン/オフするANDゲート354,355を有して構成
される。
【0074】本実施例では、遅延時間を0.5クロック
サイクルにするために、遅延回路31をクロック120
に同期するレジスタ311を用いている。なお、本実施
例の比較装置30における遅延回路31は、実施例1
(図4)の比較装置30における遅延回路31と遅延回
路32の両方の機能を兼ねている。
【0075】比較装置30は、受信バッファ322で受
信したCPUバス15の信号がマスタ・プロセッサ10
の出力信号であれば、受信したマスタ・プロセッサ10
の出力信号をレジスタ311で0.5サイクル遅延さ
せ、入力信号353が1の状態のANDゲート354
と、レジスタ313を経由して比較回路331に入力す
るとともに、送信バッファ323を抑止して受信したマ
スタ・プロセッサ10の出力信号がCPUバス25に出
力されないようにする。
【0076】さらに、マスタ・プロセッサ10の出力信
号より0.5クロック遅れているチェッカ・プロセッサ
20の出力信号を受信バッファ324で受信して、入力
信号352が1となっているANDゲート355と、レ
ジスタ314を経由して比較回路331に入力する。
【0077】比較回路331は、入力されたマスタ・プ
ロセッサ10の出力信号とチェッカ・プロセッサ20の
出力信号を、対応する信号毎に個々に比較し、全信号の
比較結果の論理和をとって不一致検出信号を生成する。
すなわち、入力された信号のうち1つでも不一致となれ
ば不一致検出信号が生成される。比較回路331が不一
致検出信号を出力すると、フリップ・フロップ332は
クロック120のタイミングで論理値1にセットされて
論理値1を出力し続ける。フリップ・フロップ333は
フリップ・フロップ332の出力をでクロック110に
同期させて不一致致検出信号36としてバスインターフ
ェース60に出力する。
【0078】一方、比較装置30は、受信バッファ32
2で受信したCPUバス15の信号がメモリ制御ユニッ
ト40の出力信号であれば、ANDゲート354,35
5の入力信号353を0にして比較回路331への入力
を抑止するとともに、受信したメモリ制御ユニット40
の出力信号をレジスタ311で0.5サイクル遅延さ
せ、送信バッファ323を経由してCPUバス25に出
力する。
【0079】なお、ANDゲート354,355の入力
信号353を1にして、レジスタ311が出力するメモ
リ制御ユニット40の出力信号を比較回路331に入力
するとともに、送信バッファ323によってCPUバス
25に出力した同信号を、受信バッファ324で再び受
信して比較回路331に入力して両者を比較することに
より、送信バッファ323、受信バッファ324、レジ
スタ313と314、およびCPUバス25の健全性を
チェックするようにしてもよい。
【0080】図12に、実施例6による比較装置の構成
図を示す。実施例6の比較装置30は、遅延時間Tdを
1.5クロックサイクルにするために、実施例5(図1
1)と同様の遅延回路31のレジスタ311に、クロッ
ク110に同期するレジスタ317を直列に追加してい
る。
【0081】このように、遅延回路31に、クロック1
10に同期させるレジスタを直列にn個追加することに
より、マスタ・プロセッサ10に対するチェッカ・プロ
セッサ20の遅延時間Td=(0.5+n)クロックサ
イクルを任意に設定できる。
【0082】図13に、実施例7による比較装置の構成
図を示す。実施例7の比較雄値30は、CPUバス15
とCPUバス25のアドレスまたはデータの比較を、そ
れらが有効である時にのみ比較を行う。
【0083】このため、比較装置30はレジスタ311
によってラッチしたCPUバス15の制御信号をデコー
ドし、アドレスまたはデータが有効であることを示す有
効信号342を生成するデコード回路341と、その有
効信号342とCPUバス15の制御信号との論理積を
とるANDゲート351と、受信バッファ324によっ
て受信したCPUバス25の制御信号をデコードし、ア
ドレスまたはデータが有効であることを示す有効信号3
44を生成するデコード回路343と、その有効信号3
44とCPUバス25の制御信号との論理積をとるAN
Dゲート352を追加し、ANDゲート351の出力を
レジスタ313に、ANDゲート352の出力をレジス
タ314に入力する。
【0084】ここで、CPUバス15およびCPUバス
25のアドレスまたはデータが有効である時は、有効信
号342と有効信号344はそれぞれ論理値が1となる
ので、ANDゲート351,352の出力は制御信号の
アドレスまたはデータの論理値と一致し、比較回路33
1によるアドレスまたはデータの比較が実行される。
【0085】逆に、CPUバス15およびCPUバス2
5の制御信号のアドレスまたはデータが有効でない時
は、有効信号342,344は論理値が0となるので、
ANDゲート351,352の出力は論理値0となり、
比較回路331によるアドレスまたはデータの比較は実
行されない。
【0086】図14に、実施例8による比較装置の構成
図を示す。実施例8の比較雄値30は、不一致が検出さ
れたCPUバス15およびCPUバス25の信号の状態
を保持する。
【0087】このため、レジスタ313が出力するCP
Uバス15の信号をクロック120に同期して保持する
ためのレジスタ363と、レジスタ314が出力するC
PUバス25の信号をクロック120に同期して保持す
るためのレジスタ364と、レジスタ313の出力また
はレジスタ363の出力を選択してレジスタ363に入
力するセレクタ361と、レジスタ314の出力または
レジスタ364の出力を選択してレジスタ364に入力
するセレクタ362を追加する。
【0088】フリップ・フロップ332の出力の論理値
が0、すなわちCPUバス15とCPUバス25の出力
が一致している間は、セレクタ361はレジスタ313
の出力を選択してレジスタ363に入力し、同様にセレ
クタ362はレジスタ314の出力を選択してレジスタ
363に入力する。したがってレジスタ363はCPU
バス15の信号の最新の論理値に更新され、レジスタ3
64はCPUバス25の信号の最新の論理値に更新され
る。
【0089】フリップ・フロップ332の出力の論理値
が1、すなわちCPUバス15とCPUバス25の出力
が不一致となった場合、セレクタ361はレジスタ36
3の出力を選択してレジスタ363に入力し、同様にセ
レクタ362はレジスタ364の出力を選択してレジス
タ363に入力する。したがってレジスタ363は不一
致の発生したCPUバス15の信号を保持し、レジスタ
364は不一致の発生したCPUバス25の信号を保持
する。これにより、障害割り込みによる自己診断におい
て、マスタ・プロセッサ10はレジスタ363、チエッ
カ・プロセッサ20はレジスタ364を読み出して誤り
発生の原因を特定することができる。
【0090】以上、本実施形態によるコンピュータシス
テムによれば、二重化したプロセッサのうちチエッカ側
の動作を、(0.5+n)クロックサイクルないし近傍
範囲(±0.33クロックサイクル)の一定時間Tdだ
け遅らせ、比較装置ではマスタ側の出力をTdだけ遅ら
せて両プロセッサの出力を比較するので、電源ノイズ等
に起因する両プロセッサの同時の誤動作を大幅に低減で
き、二重化プロセッサの出力比較による誤り検出の精度
を向上できる。
【0091】また、本実施形態のコンピュータシステム
では、マスタ・プロセッサとメモリ制御ユニットがプロ
セッサバスによって直接接続されているので、プロセッ
サからメモリまたは入出力装置へのアクセス時間を短縮
でき、システムの処理性を向上できる。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、所定の演算処理を行う
マスタ・プロセッサと、マスタ・プロセッサと同一周波
数のクロックで動作して同じ演算処理をマスタ・プロセ
ッサよりも任意の整数クロックサイクル+0.5クロッ
クサイクルの一定時間だけ遅れて動作するチェッカ・プ
ロセッサを用いて演算処理を実行するとともに、マスタ
・プロセッサの出力信号を前記一定時間だけ遅らせてチ
ェッカ・プロセッサの出力信号と比較することにより、
多重誤りおよび同一誤りは殆ど発生しなくなる。これに
より、二重化プロセッサの出力比較によるプロセッサ誤
り検出を確実に実行できる。
【0093】また、遅延の時間を前記一定時間の近傍範
囲、即ち±0.33クロックサイクル以内とすること
で、多重誤りおよび同一誤りの発生率を従来技術の半分
以下に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1によるコンピュータシステ
ムの構成図。
【図2】クロック装置の構成図。
【図3】リセット装置の構成図。
【図4】本発明にかかる比較装置の実施例1による構成
図。
【図5】実施例1による比較装置の動作のタイミング
図。
【図6】実施例2による比較装置の構成図。
【図7】実施例3による比較装置の構成図。
【図8】実施例4による比較装置の構成図。
【図9】実施例4による比較装置の動作のタイミング
図。
【図10】本発明の実施形態2によるコンピュータシス
テムの構成図。
【図11】実施例5による比較装置の構成図。
【図12】実施例6による比較装置の構成図。
【図13】実施例7による比較装置の構成図。
【図14】実施例8による比較装置の構成図。
【図15】同時誤りの実験結果を示すグラフ。
【図16】同時誤りの発生の一例を示す説明図。
【符号の説明】
10…マスタ・プロセッサ、20…チェッカ・プロセッ
サ、15,25,35…CPUバス、30…比較装置、
31,32…遅延回路、311,312,313,31
4,315,316,317,318…レジスタ、32
1,323,326…送信バッファ、322,324,
325…受信バッファ、331…比較回路、332,3
33…フリップ・フロップ、341,343…デコード
回路、351,352,354,355…ANDゲー
ト、361,362…セレクタ、363,364…レジ
スタ、36…不一致検出信号、40…メモリ制御ユニッ
ト、50…メモリ、60…バスインターフェース、70
…システムバス、80,90…入出力装置、100…ク
ロック装置、102…フリップ・フロップ、110,1
20…クロック、200…リセット装置、202,20
3,205…フリップ・フロップ、204…遅延回路、
210,220…リセット信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 伸一朗 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 宮崎 直人 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 佐藤 美道 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 宮崎 義弘 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一周波数のクロックで動作して同じ演
    算処理を行う2つのプロセッサの出力信号を比較して、
    一方のプロセッサの演算や出力の処理誤りを検出するプ
    ロセッサ出力比較方法において、 一方のプロセッサに対し、他方のプロセッサの動作を
    [0.5+n]クロックサイクル(ここで、nは0以上
    の任意の整数)ないしその近傍範囲△tを含む一定時間
    Tdだけ遅延し、また、前記一方のプロセッサの出力信
    号を前記一定時間Tdだけ遅延して前記他方のプロセッ
    サの出力信号と比較することを特徴とするプロセッサ出
    力比較方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記近傍範囲△tは、その上下限が±0.33クロック
    サイクル又は、前記一定時間Tdが0の場合に発生する
    多重誤りが1/2以下になる範囲とするプロセッサ出力
    比較方法。
  3. 【請求項3】 所定の演算処理を行うマスタ・プロセッ
    サと、マスタ・プロセッサと同一周波数のクロックで動
    作して前記演算処理を行うチェッカ・プロセッサと、マ
    スタ・プロセッサとチェッカ・プロセッサにクロックを
    供給するクロック装置と、マスタ・プロセッサとチェッ
    カ・プロセッサの出力信号を受信して比較する比較装置
    と、共有資源を備えるコンピュータシステムにおいて、 マスタ・プロセッサと前記比較装置はマスタ・プロセッ
    サバス、チェッカ・プロセッサと前記比較装置はチェッ
    カ・プロセッサバス、前記比較装置と前記共有資源は第
    3のバスによってそれぞれ接続され、 前記クロック装置は、マスタ・プロセッサへ供給するク
    ロックに対し、チェッカ・プロセッサへのクロックを
    [0.5+n]クロックサイクル(nは0以上の任意の
    整数)ないしその近傍範囲を含む一定時間だけ遅れて供
    給するクロック遅延回路を備え、 前記比較装置は、前記マスタ・プロセッサバスから受信
    したマスタ・プロセッサの出力信号を前記一定時間だけ
    遅延する第1遅延回路と、前記一定時間だけ遅延したマ
    スタ・プロセッサの出力信号と前記チェッカ・プロセッ
    サバスから受信したチェッカ・プロセッサの出力信号を
    比較する比較回路と、前記第3のバスから受信した前記
    共有資源の出力信号を前記マスタ・プロセッサバスと前
    記チェッカ・プロセッサバスの双方に出力する時に、前
    記チェッカ・プロセッサバスへの出力を前記一定時間だ
    け遅らせる第2遅延回路を備えることを特徴とするコン
    ピュータシステム。
  4. 【請求項4】 所定の演算処理を行うマスタ・プロセッ
    サと、マスタ・プロセッサと同一周波数のクロックで動
    作して前記演算処理を行うチェッカ・プロセッサと、マ
    スタ・プロセッサとチェッカ・プロセッサにクロックを
    供給するクロック装置と、マスタ・プロセッサとチェッ
    カ・プロセッサの出力信号を受信して比較する比較装置
    と、共有資源を備えるコンピュータシステムにおいて、 マスタ・プロセッサと前記共有資源と前記比較装置はマ
    スタ・プロセッサバス、チェッカ・プロセッサと前記比
    較装置はチェッカ・プロセッサバスによってそれぞれ接
    続され、 前記クロック装置は、マスタ・プロセッサへ供給するク
    ロックに対し、チェッカ・プロセッサへのクロックを
    [0.5+n]クロックサイクル(nは0以上の任意の
    整数)ないしその近傍範囲を含む一定時間だけ遅れて供
    給するクロック遅延回路を備え、 前記比較装置は、前記マスタ・プロセッサバスから受信
    した信号を前記一定時間だけ遅らせる信号遅延回路と、
    チェッカ・プロセッサの出力信号と前記一定時間だけ遅
    延したマスタ・プロセッサの出力信号を比較する比較回
    路と、前記信号遅延回路の出力信号が前記共有資源の出
    力信号の場合に前記チェッカ・プロセッサバスに出力す
    る選択回路を備えることを特徴とするコンピュータシス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、 マスタ・プロセッサのリセットを解除する第1リセット
    信号と、該第1リセット信号より前記一定時間だけ遅延
    してチェッカ・プロセッサのリセットを解除する第2リ
    セット信号を出力するリセット装置を備えるコンピュー
    タシステム。
  6. 【請求項6】 請求項3または4または5において、 マスタ・プロセッサ及びチェッカ・プロセッサの出力信
    号はアドレス信号とデータ信号と制御信号を含み、 前記比較装置は、受信した制御信号を監視して、受信し
    たアドレス信号またはデータ信号が有効であることを確
    認して前記比較回路に有効信号を通知するバス監視回路
    を備え、前記比較回路は前記バス監視回路から前記有効
    信号の通知を受けた時のみ、アドレス信号またはデータ
    信号を比較することを特徴とするコンピュータシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6のいずれか1項におい
    て、 前記比較装置は、前記マスタ・プロセッサバスから受信
    したマスタ・プロセッサの出力信号を格納する第1レジ
    スタと、前記チェッカ・プロセッサバスから受信したチ
    ェッカ・プロセッサの出力信号を格納する第2レジスタ
    とを備え、 前記比較回路が不一致を検出した場合に、不一致が生じ
    たマスタ・プロセッサの出力信号とチェッカ・プロセッ
    サの出力信号をそれぞれ第1レジスタと第2レジスタに
    保持することを特徴とするコンピュータシステム。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至7のいずれか1項におい
    て、 前記共有資源は、前記マスタ・プロセッサのアクセスを
    制御するメモリ制御ユニットと、メモリと、バスインタ
    ーフェースおよびシステムバスを介して前記メモリ制御
    ユニットに接続される入出力装置を含み、 前記比較回路が不一致を検出した場合に、前記バスイン
    ターフェースを制御して、不一致が生じたマスタ・プロ
    セッサの出力信号を抑制するコンピュータシステム。
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