JPH101112A - 食品供給装置 - Google Patents

食品供給装置

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JPH101112A
JPH101112A JP8172972A JP17297296A JPH101112A JP H101112 A JPH101112 A JP H101112A JP 8172972 A JP8172972 A JP 8172972A JP 17297296 A JP17297296 A JP 17297296A JP H101112 A JPH101112 A JP H101112A
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JP
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food
hamburger
vibration
supply device
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JP8172972A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Inoue
光明 井上
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調理されたブロック状の食品を人手によるこ
となく次工程へ間欠的に供給し得る食品供給装置を提供
すること。 【解決手段】 桟付きネットコンベヤ3で搬送されてく
る高温のハンバーグHは振動電動機56で捩り振動され
る振動供給容器4のボウル41内へ投入される。ボウル
41はハンバーグHを単列単層化すると共に、移送量の
変動時にはハンバーグHが一時的に貯留されて移送量の
変動を吸収する。続く第2直線振動フィーダ5の上流端
部にはオーバーフロー時にダンパー73を開けてハンバ
ーグHを移送路から排除して回収する回収装置71、下
流端部には間欠供給装置81が設けられており、ハンバ
ーグ受け83が2秒に1回の間隔で開けられてハンバー
グHが次工程へ間欠的に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハンバーグの如きブ
ロック状の食品の供給装置に関するものであり、更に詳
しくはブロック状の食品を、要すれば調理直後の加熱状
態のまま、次工程へ間欠的に供給し得る装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えばスーパーマーケット等で販売され
ている調理済みのハンバーグは製造工場内のフライヤー
と称されるネットコンベヤ上で加熱調理された後、一個
ごと真空包装されているが、ハンバーグを包装袋へ入れ
る包装作業は従来は人手で行なわれている。すなわち、
ネットコンベヤーの下流端から落下するハンバーグを箱
に受け、適度にたまると箱を真空包装装置まで運び、所
定時間毎に回ってくる包装ユニットの包装袋へ一個ずつ
手作業で投入されている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】調理直後のハンバーグ
は100℃以上の温度になっており極めて熱いが、これ
を人手で包装袋へ入れる作業は安全衛生上の観点からは
好ましくない。しかし、ハンバーグの温度が低下してか
ら真空包装すると、包装袋内にハンバーグと共に空気を
持込んだ状態で真空包装することになり、ハンバーグが
放つ熱気と共に真空包装する場合と比べて真空包装の質
が劣化し、ハンバーグの味が低下する。また、人手によ
る包装作業は製造コストを高くしている。
【0004】従って、本発明は、調理済みのハンバーグ
の如きブロック状の食品を人手によらずに衛生的に、要
すれば温度を低下させることなく、例えば真空包装装置
の如き次工程の装置へ間欠的に供給し得る食品供給装置
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の食品供給装置
は、少なくとも振動供給容器と振動フィーダとを使用
し、振動供給容器にはブロック状の食品の一時的な貯留
容器として食品の移送量の変動を吸収する機能を持た
せ、振動フィーダには間欠的供給機能を持たせるように
している。又は食品がハンバーグ又はハンバーグ類似物
である場合には特にハンバーグ又はハンバーグ類似物を
加熱状態で一個宛次工程に供給する食品供給装置におい
て、振動により搬送する手段はすべて約15〜30Hz
の低周波数及び振幅は約4〜8mmで駆動されることを
特徴とする食品供給装置によって、解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】図面を使って本発明の実施の形態
を説明する。図1はハンバーグ供給装置10の全体を示
す側面図であり、図2はその平面図である。このハンバ
ーグ供給装置10においては、ハンバーグHは、隣室と
の間の搬入用開口から挿入されている調理用フライヤー
1であるネットコンベヤによって搬入され、第1直線振
動フィーダ2へ移される。次いで、第1直線振動フィー
ダ2からチェイン駆動の桟付きネットコンベヤ3へ移さ
れ、作業員がその下を歩行し得る高さまで持ち上げられ
た後、振動供給容器4へ投入される。更に、ハンバーグ
Hは振動供給容器4の下流端から個送されて第2直線振
動フィーダ5へ移されるが、この第2直線振動フィーダ
5の下流側の端部に設けられている間欠供給装置81に
よって次工程の真空包装装置6へ間欠的に供給される。
そして、次工程が停止されオーバーフローが発生するよ
うな場合には第2直線振動フィーダ5の上流側の端部に
設けられている回収装置71によってハンバーグHは途
中から抜き出され下流側への移送が停止される。
【0007】第1直線振動フィーダ2は図3に側面図を
示した。すなわち、第1直線振動フィーダ2において
は、ハンバーグHの移送路となるトラフ21の上面には
ステンレス製のカバー22が取り付けられている。そし
て底面の上流側と下流側とにおいてコイルばね26を介
して支柱25に支持されており、支柱25はストッパ付
きキャスタ27によって床面に固定されている。また、
トラフ21の底面から垂下された移送方向に平行な翼板
28の両面にそれぞれ振動電動機29が対として同一方
向に傾斜して取り付けられている。振動電動機29は回
転軸の両端部に不平衡重錘が固定された公知の構造を有
し、回転軸の回転によって同期化し遠心力を発生する
が、一対の振動電動機29を互いに逆の方向に回転させ
ることによりに周期し、遠心力が合成されてトラフ21
に矢印pで示す方向の直線振動が与えられ、トラフ21
内のハンバーグHは図3において左方から右方へ移送さ
れる。なお、第1直線振動フィーダ2に続く桟付きネッ
トコンベヤ3は設置場所の制約から急勾配の昇り傾斜と
なっているので、図2を参照して、トラフ21の下流端
には落下防止シュート板24が設けられている。振動電
動機29は例えば6極の誘導電動機であり、商用周波数
60Hz入力して約20Hzで回転する振幅は約4〜8
mmである。振動角は25度である。
【0008】桟付きネットコンベヤ3は図1を参照し
て、ハンバーグHを第1直線振動フィーダ2から振動供
給容器4まで搬送するが、その途中に作業員の通路があ
る関係上、上昇傾斜部、水平部、下降傾斜部とからな
り、それらはフレーム19で支持されている。図4は桟
付きネットコンベヤ3の破断側面図であり、図5は図1
における[5]−[5]線方向の断面図、同じく図6は
[6]−[6]線方向の断面図、図7は[7]−[7]
線方向の断面図である。桟付きネットコンベヤ3は全体
としては保温および防塵のために側面と底面とはステン
レス囲い11で覆い、天井面は蝶番12wで開閉可能と
した透明カバー12で覆った構造とされている。 ま
た、内部のネットコンベヤ本体31には、上昇傾斜部に
おいてハンバーグHを下支えし下降傾斜部で滑落を防ぐ
ための桟32が所定のピッチで取り付けられている。ネ
ットコンベヤ本体31の両側にはチエイン33が一体的
に取り付けられており、図4を参照して、上流端部のス
プロケットロール34、下流端部のスプロケットロール
35、および各屈曲箇所においてスプロケットロール3
6に巻装され、それらの中間においてはアイドルギヤ3
7に支持されている。なお、ネットコンベヤ本体31の
上昇傾斜部の上行部分の両側にはハンバーグHが側方へ
落下することを防ぐためのガイド板15がステンレス囲
い11の内側に取り付けられている。
【0009】ネットコンベヤ本体31は下流端部のスプ
ロケットロール35によって駆動される。すなわち、側
面のステンレス板11の外側まで延在するスプロケット
ロール35の軸に取り付けられた駆動ギヤ38が駆動源
としてのインバータ制御のギヤードモータ18と駆動チ
ェイン17で連結されている。また、上流端部のスプロ
ケットロール34にはチェイン33の緩みを緊張させる
ためのチェイン緊張機構16が付設されている。
【0010】振動供給容器4は図8、図9、図10に示
した。図8は平面図であり、図9は部分破断側面図、図
10は図9における[10]−[10]線方向の部分破
断側面図である。図9、図10に示すように、振動供給
容器4は深皿状で外径900mmのボウル41がその底
部の周囲において、等角度間隔に配置したコイルばね5
2を介して支柱53に支持されており、支柱53は防振
ゴム54を介して床面に固定されている。また、桟付き
ネットコンベヤ3からの投入箇所を除いたボウル41の
上面にはその排出路46と一体的に透明な保温カバー4
7が取り付けられている。
【0011】ボウル41の底部に固定された角筒状の取
付け枠55には一対の前述したと同様な振動電動機56
が取り付けられている。ただ、この場合においては取り
付けの傾斜方向が異なり、図9に示されている振動電動
機56に対し、紙面の裏側の振動電動機56は反対側に
傾斜させて取り付けられている。そして、これらの振動
電動機56を互いに逆に回転させることにより同期化し
ボウル41に捩り振動が与えられ、図8に示すボウル4
1内のハンバーグHは矢印qで示す方向へ移送される。
なお、上記の捩り振動は上記振動電動機29と同様な振
動電動機56によって周波数20Hz、振幅4〜8mm
の大きい振動としているが、電磁石を駆動源とする商用
周波数50Hz又60Hzの周波数による振幅の小さい
振動では高温の柔軟なハンバーグHに振動力が吸収され
てハンバーグHが移送されないためである。然るに上述
の駆動電流20Hz、4〜8mmでは高速で移送され
る。なお振動角は25度である。
【0012】ボウル41の内部においては、図8、図1
0を参照して、底面中央の陣笠部42の周辺から周壁の
内周面に接し約1/4周にわたって断面が半円形状の丸
樋トラック43が緩い上向き傾斜に形成されており、こ
れに続いて平板トラック44が設けられ、全体としてス
パイラル状に上昇するハンバーグHの移送路となってい
る。丸樋トラック43はハンバーグHが楕円形状である
場合に長手を移送方向に配向させるために設けられてお
り、後述する第2直線振動フィーダ5の下流端部の間欠
供給装置81において一個のハンバーグHが長手を移送
方向に向けてハンバーグ受け83に入るべきところを、
横向きに二個並んで入ることを防ぐためである。
【0013】平板トラック44の途中には、ハンバーグ
Hが単列でのみ通過し得る狭幅部45が設けられてお
り、かつ狭幅部45の下流部分の直上にはハンバーグH
が積み重なって移送されることを防ぐために、ハンバー
グHがその下を一層でのみ通過し得るワイパー49が設
けられている。ワイパー49の上流側の端縁はボウル4
1の周壁から移送方向と斜交するように下流側へ向かっ
てテーパー状に形成されており、重なった2層目以上の
ハンバーグHはテーパ状の端縁に導かれてボウル41内
へ戻される。従って、ハンバーグHは狭幅部45以降で
は単列化され単層化されて個送される。また、狭幅部4
5の直下に位置して陣笠部42の周囲には、ハンバーグ
Hから垂れる油脂分を抜くために網目状に細孔48が設
けられている。
【0014】更には、図2、図8を参照して、振動供給
容器4の排出路46にはオーバーフローセンサ72の発
光素子72aと受光素子72bとが排出路46を挟んで
配置されており、発光素子72aから受光素子72bに
至る光線が断続されることによってハンバーグHが定常
的に移送されていることを確認している。そして、ハン
バーグHが相互に接した状態で移送が停止すると光線は
遮断されるが、遮断が所定秒数以上継続すると、その信
号の入力されるコントローラはハンバーグHにオーバー
フローが発生していると判断して、後述する下流側の回
収ダンパー73を開く。
【0015】第2直線振動フィーダ5は図11、図12
に示した。図11はその平面図であり、図12は側面図
である。第2直線振動フィーダ5のトラフ61はハンバ
ーグHから垂れる油脂分を流すために、下流側へ向かっ
て傾斜角度5度の下向きの傾斜に設けられており、防振
ゴム67を介して床面に固定されているが、直線振動フ
ィーダとしては基本的には前述した第1直線振動フィー
ダ2とほぼ同様に構成されている。従って、第2直線振
動フィーダ5の振動電動機69を含む駆動部の各要素に
は対応する第1直線振動フィーダ2の各要素と下一桁を
同一にした60番台の符号を付しており、それらの説明
は省略する。トラフ61には、図11における[13]
−[13]線方向の断面図である図13を参照して、ス
テンレス製のカバー62が蝶番62wで取り付けられて
おり、内部の底面63には移送方向に平行な3本の突条
64が設けられている。ハンバーグHから垂れて移送面
に固まる油脂分を避けるために、ハンバーグHはこの突
条64上を移送される。油脂分が固着しているとハンバ
ーグHの移送が円滑に進行しないためである。振動電動
機69も上述のと同様に6極の誘導電動機で20Hzで
4〜8mmの振幅を与える。振動角は上述と同様に25
度である。
【0016】トラフ61の上流側の端部には、例えば次
工程が停止してもなお移送されてくるハンバーグHを移
送路から排除するための回収装置71が設置されてお
り、下流端部にはハンバーグHの間欠供給装置81が設
置されている。
【0017】回収装置71は、図11における[14]
−[14]線方向の部分破断側面図である図14を参照
して、トラフ61の底面63の上流端部を構成する回収
ダンパー73が回動軸75の回りに回動可能に取り付け
られている。なお、回収ダンパー73にも3本の突条7
4が設けられている。回収装置71においては、回収ダ
ンパー73が回動軸75に固定されており、図13を参
照して回動軸75にオイルフリーのメタル70wがはめ
込まれ、セットボルト70bで係止されたメタル軸受7
0に軸支されている。図14へ戻り、エヤシリンダ78
のピストンロッド77がA点と一点鎖線で示すB点との
間を往復することにより、クランク76に固定された回
動軸75が回動され、回動軸75と一体的に固定されて
いる回収ダンパー73が回動軸75を中心として下方の
一点鎖線で示す位置との間で開閉される。そして、回収
ダンパー73が開かれている時に移送されてくるハンバ
ーグHは下方の回収シュート79へ落下し回収される。
この回収ダンパー73の開閉は前述したように、振動供
給容器4の排出路46に設けられているオーバーフロー
センサ72の信号が入力されるコントローラによって行
なわれる。
【0018】間欠供給装置81は、図11における[1
5]−[15]線方向の正面図である図15、および図
11における[16]−[16]線方向の部分破断側面
図である図16を参照して、トラフ61の下流端に連接
されているハンバーグ受け83と、ケーシング82内に
設置された間欠的開閉機構とからなっている。ケーシン
グ82が設けられているのはこの近傍の水洗いの頻度が
特に高いためである。間欠供給装置81においては、ハ
ンバーグ受け83が回動軸85に固定されており、図1
5を参照して、回動軸85はオイルフリーのメタル80
wがはめ込まれたメタル軸受80に軸支されている。図
16へ戻り、エヤシリンダ88のピストンロッド87が
C点から一点鎖線で示すD点へ移動することにより、ク
ランク86に固定された回動軸85が回動され、回動軸
85と一体的に固定されているハンバーグ受け83が回
動軸85を中心として前方の一点鎖線で示す位置へ移動
してハンバーグ受け83が開けられる。そしてハンバー
グHが下方へ落下すると直ちに閉じられる。ハンバーグ
受け83の直下には先細りのシュート89が設けられ、
ハンバーグHはシュート89を通過して次工程となる下
方の詳細を省略した真空包装装置6へ供給される。上記
のハンバーグ受け83の開閉サイクルは2秒に1回の間
隔で間欠的に行なわれるが、これは真空包装装置6にお
ける包装ユニットのタクトタイムと連動されている。
【0019】本実施の形態のハンバーグ供給装置10は
以上のように構成されるが、次ぎにその作用を説明す
る。
【0020】図1、図2を参照して、調理直後で高温の
ハンバーグHが隣室のフライヤー1によって搬入され、
図3に示す第1直線振動フィーダ2のトラフ21内へ投
入される。ハンバーグHはトラフ21内を図3において
左方から右方へ移送されて、図2に示す下流端の落下防
止シュート27を経由して桟付きネットコンベヤ3へ移
行される。ハンバーグHはネットコンベヤ本体31の桟
32に下支えされて上昇傾斜部を搬送され、水平部を経
由し、下降傾斜部で桟32に滑落を防止されて順次、振
動供給容器4のボウル41の中央部へ投入される。
【0021】捩り振動されている振動供給容器4におい
て、ハンバーグHは、図8に示すボウル41の陣笠部4
2の周辺部へ移動され、矢印qで示す方向へ移送され
る。この間、ハンバーグHから垂れる油脂分は油抜き用
の網目状に設けられた細孔48から抜き出される。ハン
バーグHはボウル41の周壁内面に沿って丸樋トラック
43、平板トラック44を移送されスパイラル状に上昇
される。ハンバーグHが楕円形状である場合には、丸樋
トラック43を移送される間に長手方向へ配向される。
平板トラック44を移送される途中、ハンバーグHは狭
幅部45において、周壁に接するものはそのまま移送さ
れるが、内周側を移送されてくるものは下方へ落下し、
ハンバーグHは単列化され、更には、狭幅部45の下流
部分の直上に設けられているワイパー49に至り、重な
っているハンバーグHはワイパー49の上流側端縁のテ
ーパーに導かれてボウル41内へ戻され、最下層のハン
バーグHのみがワイパー49の下方を通過して排出路4
6へ移送される。
【0022】排出路46にはオーバーフローセンサ72
が設けられており、例えば次工程の運転が停止しハンバ
ーグHの移送が停滞すると、オーバーフローセンサ72
から停滞検知信号の入力されるコントローラは下流側の
第2直線振動フィーダ5に設けられている回収装置71
の回収ダンパー73を下方へ回動させて開き、ハンバー
グHを回収シュート79へ逃がすが、それ迄の間、上流
側の桟付きネットコンベヤ3からハンバーグHが振動供
給機4内へ定常的に投入されてくるので、オーバーフロ
ーに対する是正措置が取られる迄はボウル41内にハン
バーグHが一時的に貯留される。すなわち、振動供給容
器4はクッション容器として働き、ハンバーグ供給装置
10の全体を停止させないままオーバーフローを是正し
得る。また、是正措置が取られた後は直ちに供給を再開
し得る。更には、桟付きネットコンベヤ3からのハンバ
ーグHの移送量が短い時間内で変動する場合にも、その
変動を吸収する容器として働く。
【0023】振動供給容器4から排出されるハンバーグ
Hは図11、図12に示す第2直線振動フィーダ5へ移
行される。第2直線振動フィーダ5の上流側の端部に設
けられている図14に示す回収装置71は前述のように
オーバーフローセンサ72の停滞検知信号によって起動
されるが、定常時には回収ダンパー73は閉じたままで
あり、ハンバーグHは回収ダンパー73上を下流側へ移
送される。一方、オーバーフローが発生した場合には、
エヤシリンダ78のピストン77が押し出されクランク
76によって回動軸75が図14において反時計方向に
回動されるので、回収ダンパー73が回動軸75の回り
に下方へ回動され、移送されてくるハンバーグHは次々
に下方の回収シュート79へ落下し回収されて下流側へ
の移送が停止される。勿論、オーバーフローが是正され
れば、回収ダンパー73は閉じられる。回収されたハン
バーグHは適宜、振動供給容器4へ戻される。
【0024】トラフ61内において、ハンバーグHは底
面63に凝着している油脂分を避けるべく、底面63に
設けられている3本の突条64上を移送されて下流端の
間欠供給装置81に至る。すなわち、図16に示す間欠
供給装置81のハンバーグ受け83にハンバーグHはそ
の体積の1/2以上を突っ込んで下方の真空包装装置6
への供給に備える待機状態となり、後続するハンバーグ
Hもこれに接して停止する。ハンバーグ受け83は真空
包装装置6の包装ユニットのタクトタイムと連動されて
おり、エヤシリンダ88によって2秒に1回の間隔で、
回動軸85の回りに回動されて開けられる。そして、ハ
ンバーグHは下方へ落下しシュート89を経由して下方
の真空包装装置6の包装ユニットにおける包装袋へ供給
される。ハンバーグ受け83はハンバーグHを落下させ
ると直ちに閉じられて、次ぎのハンバーグHが待機状態
に入る。
【0025】本実施の形態によるハンバーグ供給装置1
0は以上のように構成され作用するが、勿論、本発明の
食品供給装置はこれに限られることなく、本発明の技術
的精神に基づいて種々の変形が可能である。例えば本実
施の形態においては、供給対象をハンバーグとしたが、
これ以外のブロック状の食品、例えば燻製ハム・ソーセ
ージ類、調理された帆立て貝、水煮した筍、その他、各
種の食品が供給対象となる。
【0026】従って、ハンバーグHを供給対象とする本
実施の形態においては、振動供給装置4の駆動源に振動
電動機56を採用したが、供給対象によっては電磁石を
駆動源としてもよい。また、振動供給装置4のボウル4
1の平板トラック44においてハンバーグHを単列化さ
せたが、供給対象によっては複列として移送するようし
てもよい。その場合には間欠供給装置81においても例
えば二個ずつの供給することになる。然しながら、ハン
バーグHのように柔軟な材質の食品は上述のような振動
電動機が好ましい。
【0027】また本実施の形態においては、回収装置7
1の回収ダンパー73の下流端部に移送方向と直角な回
動軸75を設けて、回収ダンパー73の上流端を下方へ
回動させてハンバーグHを回収シュート88へ落下させ
たが、回動軸を回収ダンパー73の上流端部に設けて下
流側を下方へ回動させてもよく、また、移送方向に平行
な回動軸を設けて回収ダンパーを回動させ開閉してもよ
い。
【0028】また本実施の形態においては、間欠供給装
置81のハンバーグ受け83をトラフ61の底面63と
は別体として設けたが、底面63の下流端部を分割して
移送方向に往復させることにより開閉してもよい。これ
らハンバーグHを下方へ落下させる方法には種々の方法
があり得る。
【0029】また本実施の形態においては、次工程とし
て真空包装装置6を取り上げたが、これ以外の装置、例
えば缶詰装置や瓶詰装置であってもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上に説明したような形態で実
施され、次ぎに記載するような効果を奏する。
【0031】請求項1の食品供給装置によれば、食品を
一時的に貯留する振動供給容器と食品を間欠的に供給す
る振動フィーダとが連接されているので、食品の移送量
の変動時には振動供給容器が食品を貯留し変動を吸収し
て搬送系が安定化され、かつ人手によることなく、要す
れば高温度のまま、衛生的に次工程へ間欠的に供給し得
る。また食品が熱いままで次工程へ供給することができ
る。
【0032】請求項2の食品供給装置によれば、食品供
給容器において食品が単列、単層化されるので、ブロッ
ク状の食品を所定の個数ずつ、例えば一個ずつ供給し得
る。
【0033】請求項3の食品供給装置によれば、幅より
大きい長さを持つブロック状の食品を長さ方向に配向さ
せて移送することができる。
【0034】請求項4の食品供給装置によれば、振動が
吸収されることなく、柔軟なブロック状の食品を円滑に
移送し得る。
【0035】請求項7の食品供給装置によれば、食品の
供給が停滞気味となった場合に、続いて移送されてくる
食品を直線振動フィーダの移送路から排除して下流側へ
の移送を停止させるので、食品が溢れ出るなどのトラブ
ルを防ぎ得る。
【0036】請求項9の食品供給装置によれば、食品に
含まれる油脂分が凝着する底面を避けて食品を円滑に移
送し得る。
【0037】また請求項11の食品供給装置によれば食
品がハンバーグ又はハンバーグ類似物であって、調理直
後で熱い状態では柔軟な材質となっており電磁石駆動部
のような、すなわち60Hz又は50Hzで1mm前後
の周波数では、この振動を吸収して移送させることはで
きないが、20Hz〜30Hzで振幅が4〜8mmでは
効率よくジャンピング運動をさせて高速で移送させるこ
とができる。すなわち熱いままで次工程、例えば真空包
装機に1個ずつ供給させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハンバーグ供給装置全体の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】第1直線振動フィーダの側面図である。
【図4】桟付きネットコンベヤの側面図である。
【図5】図1における[5]−[5]線方向の断面図で
ある。
【図6】図1における[6]−[6]線方向の断面図で
ある。
【図7】図1における[7]−[7]線方向の断面図で
ある。
【図8】振動供給容器の平面図である。
【図9】同部分破断側面図である。
【図10】図10における[11]−[11]線方向の
部分破断側面図である。
【図11】第2直線振動フィーダの平面図である。
【図12】同側面図である。
【図13】図11における[13]−[13]線方向の
断面図である。
【図14】図11における[14]−[14]線方向の
部分破断側面図である。
【図15】図11における[15]−[15]線方向の
正面図である。
【図16】図11における[16]−[16]線方向の
部分破断側面図である。
【符号の説明】
1 フライヤー 2 第1直線振動フィーダ 3 桟付きネットコンベヤ 4 振動供給容器 5 第2直線振動フィーダ 6 真空包装装置 16 チェイン緊張機構 18 ギヤードモータ 21 トラフ 26 コイルばね 29 振動電動機 31 ネットコンベヤ本体 33 チェイン 41 ボウル 43 丸樋トラック 44 平板トラック 45 狭幅部 48 油抜き孔 49 ワイパー 52 コイルばね 56 振動電動機 61 トラフ 63 底面 64 突条 71 回収装置 72 オーバーフローセンサ 73 回収ダンパー 75 回動軸 76 クランク 78 エヤシリンダ 79 回収シュート 81 間欠供給装置 83 ハンバーグ受け 85 回動軸 86 クランク 88 エヤシリンダ 89 シュート

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック状の食品を間欠的に供給する食
    品供給装置において、少なくとも上流側から順に振動供
    給容器と振動フィーダとが連接されており、前記振動供
    給容器は前記食品の一時的な貯留箇所となって上流側か
    ら、及び/又は下流側への前記食品の移送量の変動を吸
    収し、前記振動フィーダは前記食品の間欠供給手段を備
    えていることを特徴とする食品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記振動供給容器が前記食品の一時的な
    貯留箇所となる以外に、前記食品を収容し、ねじり振動
    を行うボウルの底面から周壁に沿って前記食品をスパイ
    ラル状に上昇させるトラックを有し、前記トラックが途
    中において前記食品を単列でのみ通過させる狭幅部が設
    けられており、かつ前記食品を単層でのみ通過させるワ
    イパーが設けられている請求項1に記載の食品供給装
    置。
  3. 【請求項3】 前記振動供給容器が前記トラックの途中
    に丸樋状部分を有し、前記食品が幅より大きい長さを有
    する場合に、前記丸樋状部分を移送される間に長さ方向
    に配向される請求項2に記載の食品供給装置。
  4. 【請求項4】 前記振動供給容器が振動電動機を駆動源
    として、好ましくは、商用周波数以下の低周波数の大き
    い振幅で、捩り振動される請求項1から請求項3までの
    何れかに記載の食品供給装置。
  5. 【請求項5】 前記振動フィーダが直線振動フィーダで
    あり、前記食品を移送するトラフの下流端部において、
    前記トラフの移送面に整合して設けられた食品受けが所
    定数の前記食品を保持し、一定の時間間隔で前記食品を
    落下させて次工程へ間欠的に供給する請求項1から請求
    項4までの何れかに記載の食品供給装置。
  6. 【請求項6】 前記食品受けが移送方向に直交する第1
    の回動軸の回りに回動されて前記所定数の前記食品を前
    記一定の時間間隔で落下させて次工程へ供給する請求項
    5に記載の食品供給装置。
  7. 【請求項7】 前記直線振動フィーダが前記食品を間欠
    的に供給する以外に、前記食品の移送が停滞気味になっ
    た場合に、移送されてくる前記食品を前記移送面から排
    除して下流側への移送を停止する請求項5又は請求項6
    に記載の食品供給装置。
  8. 【請求項8】 前記直線振動フィーダの前記トラフの上
    流端部において、前記移送面の一部分が移送方向に直交
    する第2の回動軸の回りに下方へ回動されて、前記食品
    を落下させ、下流側への前記食品の移送を停止させる請
    求項5から請求項7までの何れかに記載の食品供給装
    置。
  9. 【請求項9】 前記直線振動フィーダが前記トラフの移
    送面に設けられた移送方向に長い複数の突条を有してお
    り、前記食品からの油脂分が前記移送面に凝着する場合
    に、前記食品が前記突条上を移送される請求項5から請
    求項8までの何れかに記載の食品供給装置。
  10. 【請求項10】 前記振動供給容器および前記振動フィ
    ーダが全長にわたって防塵および/または保温のための
    カバーを備えている請求項1から請求項9までの何れか
    に記載の食品供給装置。
  11. 【請求項11】 ハンバーグ又はハンバーグ類似物を加
    熱状態で一個宛次工程に供給する食品供給装置におい
    て、振動により搬送する手段はすべて約15〜30Hz
    の低周波数及び振幅は約4〜8mmで駆動されることを
    特徴とする食品供給装置。
  12. 【請求項12】 前記次工程は一個宛該ハンバーグを包
    装する包装機である請求項11に記載の食品供給装置。
JP8172972A 1996-06-12 1996-06-12 食品供給装置 Pending JPH101112A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012532817A (ja) * 2009-07-09 2012-12-20 コンアグラ フーヅ ラム ウェストン インコーポレイテッド 品目分配兼分類システム
CN105917969A (zh) * 2016-06-01 2016-09-07 山东福国菌业有限公司 一种食用菌培养料装袋机

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