JPH10110960A - 床暖房設備の通電パターン判定方法 - Google Patents
床暖房設備の通電パターン判定方法Info
- Publication number
- JPH10110960A JPH10110960A JP28336096A JP28336096A JPH10110960A JP H10110960 A JPH10110960 A JP H10110960A JP 28336096 A JP28336096 A JP 28336096A JP 28336096 A JP28336096 A JP 28336096A JP H10110960 A JPH10110960 A JP H10110960A
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- Japan
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- temperature
- time
- floor heating
- electrical energization
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 限られた深夜電力容量及び受電時間帯内によ
り多くの床暖房設備を目的温度まで昇温させることので
きる床暖房設備の通電パターン判定方法の提供。 【解決手段】 計算式から求めた受電時における昇温判
定温度と、受電時における床面温度とを比較して各床暖
房設備の通電パターンを判定し、時分割制御により各床
暖房設備を目的温度に昇温させる。
り多くの床暖房設備を目的温度まで昇温させることので
きる床暖房設備の通電パターン判定方法の提供。 【解決手段】 計算式から求めた受電時における昇温判
定温度と、受電時における床面温度とを比較して各床暖
房設備の通電パターンを判定し、時分割制御により各床
暖房設備を目的温度に昇温させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は床暖房設備の通電パ
ターン判定方法に関するものである。
ターン判定方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、オフィス等においては使用料金が
安価な深夜電力を利用して複数の床暖房設備を受電時間
帯内に所定の温度に昇温させることが行われている。
安価な深夜電力を利用して複数の床暖房設備を受電時間
帯内に所定の温度に昇温させることが行われている。
【０００３】上述した深夜電力を利用して複数の床暖房
設備を受電時間帯内に所定の温度に昇温させるのに従来
は、以下の計算式により各床暖房設備Ｃ1 ・・Ｃn への
電源投入時刻を判定し、深夜電力を有効利用していた。
設備を受電時間帯内に所定の温度に昇温させるのに従来
は、以下の計算式により各床暖房設備Ｃ1 ・・Ｃn への
電源投入時刻を判定し、深夜電力を有効利用していた。
【０００４】 Ｔ1 ＝Ｔ0 −αＺ Ｔ1 ：受電時の昇温判定温度 Ｔ0 ：目的温度 α：通電率１００％の昇温勾配 Ｚ：通電時間
【０００５】上記、計算式により受電時の昇温判定温度
Ｔ1 を求め、これと受電時における床面温度Ｔ2 とを比
較して図５に示すように各床暖房設備Ｃ1 ・・Ｃn への
電源投入時刻を判定していた。
Ｔ1 を求め、これと受電時における床面温度Ｔ2 とを比
較して図５に示すように各床暖房設備Ｃ1 ・・Ｃn への
電源投入時刻を判定していた。
【０００６】上述のようにして各床暖房設備Ｃ1 ・・Ｃ
n への電源投入時刻を判定して通電することにより、深
夜電力受電時間帯内に効率良く、且つ、経済的に床暖房
設備Ｃ1 ・・Ｃn を目的温度まで昇温させることができ
る。
n への電源投入時刻を判定して通電することにより、深
夜電力受電時間帯内に効率良く、且つ、経済的に床暖房
設備Ｃ1 ・・Ｃn を目的温度まで昇温させることができ
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、全体の
床暖房設備Ｃ1 ・・Ｃn の電力容量が契約深夜電力容量
よりも大きい場合には、受電時間帯内に所定の温度まで
達しない床暖房設備への通電を遮断優先順位に基づき遮
断しなければならないが、前述した電源投入時刻判定方
法では遮断した床暖房設備の余剰電力を他の床暖房設備
に分配し、より多くの床暖房設備を受電時間帯内に昇温
し得ないという問題点があった。
床暖房設備Ｃ1 ・・Ｃn の電力容量が契約深夜電力容量
よりも大きい場合には、受電時間帯内に所定の温度まで
達しない床暖房設備への通電を遮断優先順位に基づき遮
断しなければならないが、前述した電源投入時刻判定方
法では遮断した床暖房設備の余剰電力を他の床暖房設備
に分配し、より多くの床暖房設備を受電時間帯内に昇温
し得ないという問題点があった。
【０００８】本発明は上記問題点を解消する目的でなさ
れたもので、全床暖房設備の通電容量が契約電力容量よ
りも大きい場合であっても、より多くの床暖房設備を受
電時間帯内に目的温度に昇温させることのできる床暖房
設備の通電パターン判定方法を提供するものである。
れたもので、全床暖房設備の通電容量が契約電力容量よ
りも大きい場合であっても、より多くの床暖房設備を受
電時間帯内に目的温度に昇温させることのできる床暖房
設備の通電パターン判定方法を提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、複数の床
暖房設備の受電時における昇温判定温度Ｔ1 を、目的温
度Ｔ0 、１００％通電における昇温勾配α、通電率γ、
通電時間Ｚから求め、この受電時における昇温判定温度
Ｔ1 と受電時における床面温度Ｔ2 とを比較して、各床
暖房設備の通電パターンを判定し、時分割制御により各
床暖房設備を目的温度に昇温させるものである。
暖房設備の受電時における昇温判定温度Ｔ1 を、目的温
度Ｔ0 、１００％通電における昇温勾配α、通電率γ、
通電時間Ｚから求め、この受電時における昇温判定温度
Ｔ1 と受電時における床面温度Ｔ2 とを比較して、各床
暖房設備の通電パターンを判定し、時分割制御により各
床暖房設備を目的温度に昇温させるものである。
【００１０】床暖房設備の受電時の昇温判定温度Ｔ1 を
下記の計算式により求める。
下記の計算式により求める。
【００１１】 Ｔ1 ＝Ｔ0 −αγＺ Ｔ1 ：受電時の昇温判定温度 Ｔ0 ：目的温度 α：通電率１００％の昇温勾配 γ：通電率 Ｚ：通電時間
【００１２】上記計算式により求めた受電時の昇温判定
温度Ｔ1 と、受電時における床面温度Ｔ2 とを比較して
各床暖房設備の通電パターンを判定し、この通電パター
ンに基づき時分割制御により各床暖房設備に電力を投入
し、受電時間帯内に目的温度Ｔ0 に昇温させる。なお、
本発明における時分割制御とは、床暖房設備に間欠的に
電源を投入することをいう。
温度Ｔ1 と、受電時における床面温度Ｔ2 とを比較して
各床暖房設備の通電パターンを判定し、この通電パター
ンに基づき時分割制御により各床暖房設備に電力を投入
し、受電時間帯内に目的温度Ｔ0 に昇温させる。なお、
本発明における時分割制御とは、床暖房設備に間欠的に
電源を投入することをいう。
【００１３】また、前記通電パターンの判定により受電
時間帯内に目的温度Ｔ0 に達しない床暖房設備が複数あ
る場合には、遮断優先順位に基づいて遮断し、この遮断
した床暖房設備の余剰電力を他の床暖房設備に分配し、
他の床暖房設備の通電率γを大きくすることにより、よ
り多くの床暖房設備を時分割制御により受電時間帯内に
目的温度Ｔ0 に昇温させることができる。
時間帯内に目的温度Ｔ0 に達しない床暖房設備が複数あ
る場合には、遮断優先順位に基づいて遮断し、この遮断
した床暖房設備の余剰電力を他の床暖房設備に分配し、
他の床暖房設備の通電率γを大きくすることにより、よ
り多くの床暖房設備を時分割制御により受電時間帯内に
目的温度Ｔ0 に昇温させることができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明方法は、先ず、図１のチャ
ート図に示すように、各床暖房設備の通電パターンを仮
決定する。次いで、仮決定した通電パターンに基づき下
記計算式により受電時における各床暖房設備の昇温判定
温度Ｔ1 を算出する。
ート図に示すように、各床暖房設備の通電パターンを仮
決定する。次いで、仮決定した通電パターンに基づき下
記計算式により受電時における各床暖房設備の昇温判定
温度Ｔ1 を算出する。
【００１５】 Ｔ1 ＝Ｔ0 −αγＺ Ｔ1 ：受電時の昇温判定温度 Ｔ0 ：目的温度 α：通電率１００％の昇温勾配 γ：通電率 Ｚ：通電時間
【００１６】上記、計算式により求めた受電時における
床暖房設備の昇温判定温度Ｔ1 と、受電時における床面
温度Ｔ2 とを比較する。
床暖房設備の昇温判定温度Ｔ1 と、受電時における床面
温度Ｔ2 とを比較する。
【００１７】即ち、受電時における床暖房設備の昇温判
定温度Ｔ1 と、受電時における床面温度Ｔ2 とを比較
し、Ｔ1 ＜Ｔ2 であれば図２に示すように、その床暖房
設備は通電パターンに基づき受電時間帯内に目的温度Ｔ
0 に昇温することが判定され、Ｔ1 ＞Ｔ2 であれば図３
に示すように、その床暖房設備は受電時間帯内に目的温
度Ｔ0 まで昇温しないことが判定される。
定温度Ｔ1 と、受電時における床面温度Ｔ2 とを比較
し、Ｔ1 ＜Ｔ2 であれば図２に示すように、その床暖房
設備は通電パターンに基づき受電時間帯内に目的温度Ｔ
0 に昇温することが判定され、Ｔ1 ＞Ｔ2 であれば図３
に示すように、その床暖房設備は受電時間帯内に目的温
度Ｔ0 まで昇温しないことが判定される。
【００１８】上記のことから、全ての床暖房設備の受電
時の昇温判定温度Ｔ1 と、受電時における床面温度Ｔ2
との比較が、Ｔ1 ＜Ｔ2 であれば各床暖房設備をその通
電パターンに基づいて時分割制御することにより受電時
間帯内に目的温度Ｔ0 に昇温させることができる。
時の昇温判定温度Ｔ1 と、受電時における床面温度Ｔ2
との比較が、Ｔ1 ＜Ｔ2 であれば各床暖房設備をその通
電パターンに基づいて時分割制御することにより受電時
間帯内に目的温度Ｔ0 に昇温させることができる。
【００１９】また、各床暖房設備の昇温判定温度Ｔ
1 と、受電時における床面温度Ｔ2 とを比較し、Ｔ1 ＞
Ｔ2 である床暖房設備がある場合には、この床暖房設備
を遮断優先順位に基づいて遮断し、余剰電力を他の床暖
房設備に分配する。遮断した床暖房設備の余剰電力を他
の床暖房設備に分配することで、他の床暖房設備の通電
率γは上昇する。この上昇した通電率γに基づいて、再
度、各床暖房設備の通電パターンを仮決定し、前記計算
式により各床暖房設備の昇温判定温度Ｔ1 と、受電時に
おける床面温度Ｔ2 とを比較する。これを順次繰り返
し、遮断した床暖房設備を除く全ての床暖房設備の受電
時における昇温判定温度Ｔ1 と、受電時における床面温
度Ｔ2 とが、Ｔ1 ＜Ｔ2 となった時点で各床暖房設備の
通電パターンが決定する。
1 と、受電時における床面温度Ｔ2 とを比較し、Ｔ1 ＞
Ｔ2 である床暖房設備がある場合には、この床暖房設備
を遮断優先順位に基づいて遮断し、余剰電力を他の床暖
房設備に分配する。遮断した床暖房設備の余剰電力を他
の床暖房設備に分配することで、他の床暖房設備の通電
率γは上昇する。この上昇した通電率γに基づいて、再
度、各床暖房設備の通電パターンを仮決定し、前記計算
式により各床暖房設備の昇温判定温度Ｔ1 と、受電時に
おける床面温度Ｔ2 とを比較する。これを順次繰り返
し、遮断した床暖房設備を除く全ての床暖房設備の受電
時における昇温判定温度Ｔ1 と、受電時における床面温
度Ｔ2 とが、Ｔ1 ＜Ｔ2 となった時点で各床暖房設備の
通電パターンが決定する。
【００２０】上述したように、遮断優先順位に基づいて
順次遮断された床暖房設備の余剰電力を他の床暖房設備
に分配することにより、初期計算式においてＴ1 ＞Ｔ2
であると判定された床暖房設備であっても、図４に示す
ように通電率γが大きくなることにより、Ｔ1 ＞Ｔ2 →
Ｔ1 ＜Ｔ2 となり受電時間帯内に目的温度Ｔ0 に昇温さ
せ得る。従って、限られた深夜電力受電時間帯内に、よ
り多くの床暖房設備を目的温度Ｔ0 に昇温させることが
できる。
順次遮断された床暖房設備の余剰電力を他の床暖房設備
に分配することにより、初期計算式においてＴ1 ＞Ｔ2
であると判定された床暖房設備であっても、図４に示す
ように通電率γが大きくなることにより、Ｔ1 ＞Ｔ2 →
Ｔ1 ＜Ｔ2 となり受電時間帯内に目的温度Ｔ0 に昇温さ
せ得る。従って、限られた深夜電力受電時間帯内に、よ
り多くの床暖房設備を目的温度Ｔ0 に昇温させることが
できる。
【００２１】なお、以上は深夜電力を利用した床暖房設
備の通電パターン判定方法について説明したが、本発明
方法は所定の時刻に所定の保温状態にする必要のある各
種機器への通電パターン判定方法としても適用し得るも
のであり、床暖房設備への利用、或いは、深夜電力の有
効利用に限定されるものではない。
備の通電パターン判定方法について説明したが、本発明
方法は所定の時刻に所定の保温状態にする必要のある各
種機器への通電パターン判定方法としても適用し得るも
のであり、床暖房設備への利用、或いは、深夜電力の有
効利用に限定されるものではない。
【００２２】
【発明の効果】上述したように本発明方法によれば、よ
り多くの床暖房設備を限られた契約電力量及び受電時間
帯内に、極めて効率良く、且つ、経済的に目的温度に昇
温させ得る等の優れた効果がある。
り多くの床暖房設備を限られた契約電力量及び受電時間
帯内に、極めて効率良く、且つ、経済的に目的温度に昇
温させ得る等の優れた効果がある。
【図１】本発明方法のチャート図
【図２】昇温状態と通電パターンを示す説明図
【図３】昇温状態を示す説明図
【図４】昇温状態と通電パターンを示す説明図
【図５】従来の電源投入時刻判定方法を示す説明図
Ｔ0 ：目的温度 Ｔ1 ：昇温
判定温度 α：通電率１００％の昇温勾配 γ：通電率 Ｚ：通電時間 Ｔ2 ：床面温度
判定温度 α：通電率１００％の昇温勾配 γ：通電率 Ｚ：通電時間 Ｔ2 ：床面温度
Claims (1)
- 【請求項１】複数の床暖房設備の受電時における昇温判
定温度Ｔ1 を、目的温度Ｔ0 、１００％通電における昇
温勾配α、通電率γ、通電時間Ｚから求め、受電時にお
ける昇温判定温度Ｔ1 と受電時における床面温度Ｔ2 と
を比較して、各床暖房設備の通電パターンを判定し、時
分割制御により各床暖房設備を目的温度に昇温させるこ
とを特徴とする床暖房設備の通電パターン判定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28336096A JPH10110960A (ja) | 1996-10-05 | 1996-10-05 | 床暖房設備の通電パターン判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28336096A JPH10110960A (ja) | 1996-10-05 | 1996-10-05 | 床暖房設備の通電パターン判定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10110960A true JPH10110960A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17664489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28336096A Pending JPH10110960A (ja) | 1996-10-05 | 1996-10-05 | 床暖房設備の通電パターン判定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10110960A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108548284A (zh) * | 2018-03-05 | 2018-09-18 | 华星澳亚控股有限公司 | 多居室室内温度分时段控制方法 |
-
1996
- 1996-10-05 JP JP28336096A patent/JPH10110960A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108548284A (zh) * | 2018-03-05 | 2018-09-18 | 华星澳亚控股有限公司 | 多居室室内温度分时段控制方法 |
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