JPH10110864A - 配管支持装置 - Google Patents
配管支持装置Info
- Publication number
- JPH10110864A JPH10110864A JP8282871A JP28287196A JPH10110864A JP H10110864 A JPH10110864 A JP H10110864A JP 8282871 A JP8282871 A JP 8282871A JP 28287196 A JP28287196 A JP 28287196A JP H10110864 A JPH10110864 A JP H10110864A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- steel balls
- flat plate
- plate
- horizontal plane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
- F16L3/16—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe
- F16L3/20—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe allowing movement in transverse direction
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 配管１の水平面上の変位を許容して支持す
る。 【解決手段】 配管１を支持するように形成されて下面
が水平面に形成された上平板５と、地盤又は支持構造物
に支持されて上面が水平面に形成された下平板７と、こ
の下平板７と上平板５との間に転動自由に介在する複数
個の鋼球６と、この複数個の鋼球６と共に移動自由でこ
れらの鋼球６の相互間隔を保持する球保持枠８とを具備
した。また、これに加えて、鋼球６の転動範囲に雨や粉
塵などの異物の侵入を阻止するように防塵覆い９を設け
た。
る。 【解決手段】 配管１を支持するように形成されて下面
が水平面に形成された上平板５と、地盤又は支持構造物
に支持されて上面が水平面に形成された下平板７と、こ
の下平板７と上平板５との間に転動自由に介在する複数
個の鋼球６と、この複数個の鋼球６と共に移動自由でこ
れらの鋼球６の相互間隔を保持する球保持枠８とを具備
した。また、これに加えて、鋼球６の転動範囲に雨や粉
塵などの異物の侵入を阻止するように防塵覆い９を設け
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、温度変化などに
より伸縮や変形がある配管をその変位を許容するように
支持する配管支持装置に関するものである。
より伸縮や変形がある配管をその変位を許容するように
支持する配管支持装置に関するものである。
【０００２】例えば高温の蒸気を通す配管や低温の冷媒
を通す配管などでは、温度変化により伸縮や変形が生じ
るが、配管を支持する支持装置が配管の移動を拘束して
その伸縮や変形を許容しないと、配管や支持装置などに
内部応力が生じて損傷や破壊などが生じるおそれがあ
る。そこで、このような配管を支持する配管支持装置
は、内部応力の発生を防止するため、配管の変位を拘束
しないように支持しなければならない。
を通す配管などでは、温度変化により伸縮や変形が生じ
るが、配管を支持する支持装置が配管の移動を拘束して
その伸縮や変形を許容しないと、配管や支持装置などに
内部応力が生じて損傷や破壊などが生じるおそれがあ
る。そこで、このような配管を支持する配管支持装置
は、内部応力の発生を防止するため、配管の変位を拘束
しないように支持しなければならない。
【０００３】
【従来の技術】図３及び図４は従来の配管支持装置を示
す。図３はスライド式の配管支持装置であり、配管１は
管受け材２で支持され、管受け材２の下端には上平板５
が固着されており、上平板５は地盤又は支持構造物に支
持された下平板７に接して支持されている。上平板５の
下面と下平板７の上面とはＳＵＳ材（ステンレス鋼材）
又はフッ素系合成樹脂などの滑りやすいものとなってい
る。配管１が温度変化などにより伸縮や変形をして移動
すれば、配管１と共に移動する上平板５が固定されてい
る下平板７の上を滑ることによって、配管１の移動を許
容して伸縮や変形を拘束することなく配管１の荷重を支
持する。
す。図３はスライド式の配管支持装置であり、配管１は
管受け材２で支持され、管受け材２の下端には上平板５
が固着されており、上平板５は地盤又は支持構造物に支
持された下平板７に接して支持されている。上平板５の
下面と下平板７の上面とはＳＵＳ材（ステンレス鋼材）
又はフッ素系合成樹脂などの滑りやすいものとなってい
る。配管１が温度変化などにより伸縮や変形をして移動
すれば、配管１と共に移動する上平板５が固定されてい
る下平板７の上を滑ることによって、配管１の移動を許
容して伸縮や変形を拘束することなく配管１の荷重を支
持する。
【０００４】図４はローラ式の配管支持装置を示す。配
管１は地盤又は支持構造物に支持された鼓形のローラ３
に支持されている。ローラ３の形状は配管１の外径に合
わせて形成されている。配管１が伸縮してその軸方向に
変位すると、ローラ３が回転することによって配管１の
軸方向の変位を許容する。
管１は地盤又は支持構造物に支持された鼓形のローラ３
に支持されている。ローラ３の形状は配管１の外径に合
わせて形成されている。配管１が伸縮してその軸方向に
変位すると、ローラ３が回転することによって配管１の
軸方向の変位を許容する。
【０００５】また、配管の変位を許容して支持するその
他の手段として、配管の上方にある梁等からハンガーで
配管を吊す手段等があり、熱応力を緩和する手段とし
て、配管にループを設けるとか、配管に伸縮継手を設け
るなどの手段がある。
他の手段として、配管の上方にある梁等からハンガーで
配管を吊す手段等があり、熱応力を緩和する手段とし
て、配管にループを設けるとか、配管に伸縮継手を設け
るなどの手段がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来の配管支持装置は
上記のようであるが、図３に示すスライド式の配管支持
装置では、滑り面にＳＵＳ材（ステンレス鋼材）やフッ
素系合成樹脂などの滑りやすいものを用いても、配管１
の大きな重量を長時間受けると滑り面が密着して意外に
滑らなくなることがある。また、図４に示すローラ式の
配管支持装置では、配管１の軸方向の変位は許容する
が、横方向の変位は許容しない。配管１が軸方向に熱伸
縮すると配管全体の形状も変形するので、横方向の変位
を拘束すれば、配管１に曲げ応力が発生して破損するお
それがある。また、ハンガーで配管を吊るのは配管上に
高いスペースと構造物を必要とする。また、配管にルー
プや伸縮継手などを設けるのはコストが高くなる。とい
うような課題がある。
上記のようであるが、図３に示すスライド式の配管支持
装置では、滑り面にＳＵＳ材（ステンレス鋼材）やフッ
素系合成樹脂などの滑りやすいものを用いても、配管１
の大きな重量を長時間受けると滑り面が密着して意外に
滑らなくなることがある。また、図４に示すローラ式の
配管支持装置では、配管１の軸方向の変位は許容する
が、横方向の変位は許容しない。配管１が軸方向に熱伸
縮すると配管全体の形状も変形するので、横方向の変位
を拘束すれば、配管１に曲げ応力が発生して破損するお
それがある。また、ハンガーで配管を吊るのは配管上に
高いスペースと構造物を必要とする。また、配管にルー
プや伸縮継手などを設けるのはコストが高くなる。とい
うような課題がある。
【０００７】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、配管の水平面内の変位を拘束しないように
支持する配管支持装置を得ることを目的とする。
れたもので、配管の水平面内の変位を拘束しないように
支持する配管支持装置を得ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明に係る配管支持
装置は、配管を支持するように形成されて下面が水平面
に形成された上平板と、地盤又は支持構造物に支持され
て上面が水平面に形成された下平板と、この下平板と前
記上平板との間に転動自由に介在する複数個の鋼球と、
この複数個の鋼球と共に移動自由でこれらの鋼球の相互
間隔を保持する球保持枠とを具備したものである。ま
た、これらに加えて、前記鋼球の転動範囲に雨や粉塵な
どの異物の侵入を阻止するように設けられた防塵覆いを
具備したものである。
装置は、配管を支持するように形成されて下面が水平面
に形成された上平板と、地盤又は支持構造物に支持され
て上面が水平面に形成された下平板と、この下平板と前
記上平板との間に転動自由に介在する複数個の鋼球と、
この複数個の鋼球と共に移動自由でこれらの鋼球の相互
間隔を保持する球保持枠とを具備したものである。ま
た、これらに加えて、前記鋼球の転動範囲に雨や粉塵な
どの異物の侵入を阻止するように設けられた防塵覆いを
具備したものである。
【０００９】この発明における配管支持装置の下平板
は、複数個の鋼球を介して上平板にかかる配管の荷重を
支持する。配管が水平面上で移動すると、上平板は配管
と共に移動し、移動する上平板と移動しない下平板との
間にある複数個の鋼球は、上平板の移動によって自由に
転動して上平板の移動距離の半分だけ移動して上平板の
移動を許容しながら荷重を支持する。また、防塵覆いを
設けると、この防塵覆いは、鋼球の転動範囲に雨や粉塵
などの異物の侵入を阻止して鋼球の転動に支障が生じる
ことを防止する。
は、複数個の鋼球を介して上平板にかかる配管の荷重を
支持する。配管が水平面上で移動すると、上平板は配管
と共に移動し、移動する上平板と移動しない下平板との
間にある複数個の鋼球は、上平板の移動によって自由に
転動して上平板の移動距離の半分だけ移動して上平板の
移動を許容しながら荷重を支持する。また、防塵覆いを
設けると、この防塵覆いは、鋼球の転動範囲に雨や粉塵
などの異物の侵入を阻止して鋼球の転動に支障が生じる
ことを防止する。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、この発明による配管支持装
置の実施の一形態を図について説明する。図１におい
て、１は配管、２は管受け材（パイプシュー）、５は上
平板、６は鋼球、７は下平板、８は球保持枠（リティ
ナ）、９は防塵覆いである。配管１はかなり大径であ
り、配管１内には例えば高温の蒸気や液などが流れる。
管受け材２の上端部は配管１の外面を受けるように円弧
板状に形成されており、管受け材２の下端には上平板５
が固着されている。上平板５の下面は平らな水平面に形
成されている。鋼球６は図では８個設けられているが、
全部均一の径の強靱な真球（完全な球形）である。下平
板７は地盤，支持構造物などに支持されており、その上
面は平らな水平面に形成されている。球保持枠８は例え
ば図示のように所定の間隔をもって各鋼球６を保持する
ように穴があけられた板であり、鋼球６が転がって移動
すれば、それと共に移動して鋼球６の相互間隔を保持す
るように形成されている。防塵覆い９は下平板７の上面
に雨や粉塵などが入らないように覆うものであり、その
広さは鋼球６の転動範囲より十分大きな範囲を覆うよう
に形成され、管受け材２に取り付けられている。
置の実施の一形態を図について説明する。図１におい
て、１は配管、２は管受け材（パイプシュー）、５は上
平板、６は鋼球、７は下平板、８は球保持枠（リティ
ナ）、９は防塵覆いである。配管１はかなり大径であ
り、配管１内には例えば高温の蒸気や液などが流れる。
管受け材２の上端部は配管１の外面を受けるように円弧
板状に形成されており、管受け材２の下端には上平板５
が固着されている。上平板５の下面は平らな水平面に形
成されている。鋼球６は図では８個設けられているが、
全部均一の径の強靱な真球（完全な球形）である。下平
板７は地盤，支持構造物などに支持されており、その上
面は平らな水平面に形成されている。球保持枠８は例え
ば図示のように所定の間隔をもって各鋼球６を保持する
ように穴があけられた板であり、鋼球６が転がって移動
すれば、それと共に移動して鋼球６の相互間隔を保持す
るように形成されている。防塵覆い９は下平板７の上面
に雨や粉塵などが入らないように覆うものであり、その
広さは鋼球６の転動範囲より十分大きな範囲を覆うよう
に形成され、管受け材２に取り付けられている。
【００１１】次に、図２に示すこの発明による配管支持
装置の実施の他の形態について説明する。図２におい
て、１は配管、２は管受け材、５は上平板、６は鋼球、
７は下平板である。なお、図２においても球保持枠及び
防塵覆いを図１と同様に有しているが、移動状態を判り
やすくするため、球保持枠及び防塵覆いは図示を省略し
て図を簡略化した。各要素の材質，形状などは図１につ
いて説明したところと同様である。図２に示すもので
は、鋼球６の個数を１２個とした。また、鋼球６の分布
状態を、図１では配管１の横方向に広くしたが、図２で
は配管１の軸方向に広く分布させた。図２では配管１の
軸方向の移動量が横方向の移動量より大きい場合に適当
である。
装置の実施の他の形態について説明する。図２におい
て、１は配管、２は管受け材、５は上平板、６は鋼球、
７は下平板である。なお、図２においても球保持枠及び
防塵覆いを図１と同様に有しているが、移動状態を判り
やすくするため、球保持枠及び防塵覆いは図示を省略し
て図を簡略化した。各要素の材質，形状などは図１につ
いて説明したところと同様である。図２に示すもので
は、鋼球６の個数を１２個とした。また、鋼球６の分布
状態を、図１では配管１の横方向に広くしたが、図２で
は配管１の軸方向に広く分布させた。図２では配管１の
軸方向の移動量が横方向の移動量より大きい場合に適当
である。
【００１２】図１及び図２において、配管１内を流れる
流体の重量等を含む配管１の重量が管受け材２を介して
上平板５にかかり、上平板５の負担荷重は複数個の鋼球
６を介して下平板７で支持される。鋼球６が上平板５及
び下平板７と接する接触面積は小さいので、この接触部
には大きな圧縮力がかかる。この圧縮力によって各部材
には大きな圧縮応力，せん断応力が生じるが、この大き
な圧縮応力，せん断応力に対して十分弾性変形の範囲内
にあって、永久歪み（凹み）などが生じないように、十
分な強度をもたせるように、上平板５，鋼球６及び下平
板７の材質，表面処理などを決定する必要がある。
流体の重量等を含む配管１の重量が管受け材２を介して
上平板５にかかり、上平板５の負担荷重は複数個の鋼球
６を介して下平板７で支持される。鋼球６が上平板５及
び下平板７と接する接触面積は小さいので、この接触部
には大きな圧縮力がかかる。この圧縮力によって各部材
には大きな圧縮応力，せん断応力が生じるが、この大き
な圧縮応力，せん断応力に対して十分弾性変形の範囲内
にあって、永久歪み（凹み）などが生じないように、十
分な強度をもたせるように、上平板５，鋼球６及び下平
板７の材質，表面処理などを決定する必要がある。
【００１３】次に、図１及び図２に示す配管支持装置の
動作，作用，効果などについて説明する。図２に実線及
び破線で示すように、配管１が熱伸縮などにより移動し
て、管受け材２及び上平板５も配管１と共に移動したと
き、地盤や支持構造物に固定されて移動しない下平板７
と移動する上平板５との間に介在して荷重を支持する複
数個の鋼球６は、下平板７に接する点では移動せず、上
平板５に接する点では上平板５と共に移動させられるの
で、鋼球６は転動して上平板５の移動速度，移動距離の
半分の移動速度，移動距離で移動する。鋼球６は転がっ
て移動するので移動に対する抵抗力は小さい。したがっ
て、この配管支持装置は小さい抵抗で配管１の水平面上
の移動を許容する。また、鋼球６は球であるので、平面
上いずれの方向でも全く同じ状態で転動する。
動作，作用，効果などについて説明する。図２に実線及
び破線で示すように、配管１が熱伸縮などにより移動し
て、管受け材２及び上平板５も配管１と共に移動したと
き、地盤や支持構造物に固定されて移動しない下平板７
と移動する上平板５との間に介在して荷重を支持する複
数個の鋼球６は、下平板７に接する点では移動せず、上
平板５に接する点では上平板５と共に移動させられるの
で、鋼球６は転動して上平板５の移動速度，移動距離の
半分の移動速度，移動距離で移動する。鋼球６は転がっ
て移動するので移動に対する抵抗力は小さい。したがっ
て、この配管支持装置は小さい抵抗で配管１の水平面上
の移動を許容する。また、鋼球６は球であるので、平面
上いずれの方向でも全く同じ状態で転動する。
【００１４】なお、鋼球６が上平板５の下から外れた位
置になっても、球保持枠８で規制されて鋼球６の相互間
隔は保持される。また、防塵覆い９は雨や粉塵などの異
物の侵入を阻止し、これらの異物が下平板７の上に入っ
て鋼球６の転動の障害になることを防止する。
置になっても、球保持枠８で規制されて鋼球６の相互間
隔は保持される。また、防塵覆い９は雨や粉塵などの異
物の侵入を阻止し、これらの異物が下平板７の上に入っ
て鋼球６の転動の障害になることを防止する。
【００１５】なお、図１及び図２において、球保持枠８
で保持される鋼球６の分布範囲は、配管１の最大距離移
動と共に上平板５が最大距離移動したとき、鋼球６は配
管１及び上平板５の移動距離の半分だけ移動するので、
上平板５の下から外れる鋼球６も生じるが、支持荷重を
負担するのに必要な個数以上の鋼球６が上平板５の中央
部付近を支持している状態になるように、鋼球６の個数
及び分布広さを決定する必要がある。
で保持される鋼球６の分布範囲は、配管１の最大距離移
動と共に上平板５が最大距離移動したとき、鋼球６は配
管１及び上平板５の移動距離の半分だけ移動するので、
上平板５の下から外れる鋼球６も生じるが、支持荷重を
負担するのに必要な個数以上の鋼球６が上平板５の中央
部付近を支持している状態になるように、鋼球６の個数
及び分布広さを決定する必要がある。
【００１６】なお、図１では８個の鋼球６を用い、図２
では１２個の鋼球６を用いたが、鋼球６の径や個数など
は、配管１の大きさ，支持の状態などの条件によって決
定すればよい。また、鋼球６の分布形状などは、配管１
の熱伸縮などによる軸方向最大移動量及び横方向最大移
動量がどれ程になるかを推定して決定すればよい。ま
た、鋼球６の名称の「鋼」とは所要の強靱さを有する材
料の代表として「鋼」を使用したものであり、必ずしも
材質を鋼とする必要はない。
では１２個の鋼球６を用いたが、鋼球６の径や個数など
は、配管１の大きさ，支持の状態などの条件によって決
定すればよい。また、鋼球６の分布形状などは、配管１
の熱伸縮などによる軸方向最大移動量及び横方向最大移
動量がどれ程になるかを推定して決定すればよい。ま
た、鋼球６の名称の「鋼」とは所要の強靱さを有する材
料の代表として「鋼」を使用したものであり、必ずしも
材質を鋼とする必要はない。
【００１７】また、防塵覆い９は金属板製でもゴム材や
布織物などの変形可能なものでもよい。また、上平板
５，鋼球６，下平板７及び球保持枠８はステンレス鋼な
どの錆などが発生し難い材質とすることが望ましい。
布織物などの変形可能なものでもよい。また、上平板
５，鋼球６，下平板７及び球保持枠８はステンレス鋼な
どの錆などが発生し難い材質とすることが望ましい。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、配管
の荷重を鋼球を介して支持させるようにしたので、配管
の熱伸縮などによる水平面上の移動を小さい抵抗で許容
することができ、配管や支持装置などに過度の応力が発
生することが防止され、これらに破壊などの損傷が発生
することが防止される。
の荷重を鋼球を介して支持させるようにしたので、配管
の熱伸縮などによる水平面上の移動を小さい抵抗で許容
することができ、配管や支持装置などに過度の応力が発
生することが防止され、これらに破壊などの損傷が発生
することが防止される。
【図１】この発明による配管支持装置の実施の一形態を
示し、（Ａ）は横断面図、（Ｂ）は側面断面図、（Ｃ）
は平面図である。
示し、（Ａ）は横断面図、（Ｂ）は側面断面図、（Ｃ）
は平面図である。
【図２】この発明による配管支持装置の実施の他の形態
を示し、（Ａ）は側面断面図、（Ｂ）は横断面図、
（Ｃ）は平面図である。
を示し、（Ａ）は側面断面図、（Ｂ）は横断面図、
（Ｃ）は平面図である。
【図３】従来のスライド式配管支持装置を示し、（Ａ）
は横断面図、（Ｂ）は側面図である。
は横断面図、（Ｂ）は側面図である。
【図４】従来のローラ式配管支持装置を示し、（Ａ）は
横断面図、（Ｂ）は側面図である。
横断面図、（Ｂ）は側面図である。
【符号の説明】 １：配管、 ２：管受け材、５：上平板、６：鋼球、
７：下平板、８：球保持枠、９：防塵覆い。
７：下平板、８：球保持枠、９：防塵覆い。
Claims (2)
- 【請求項１】 配管の熱伸縮等による水平面内の変位を
許容するように支持する配管支持装置であって、この配
管を支持するように形成されて下面が水平面に形成され
た上平板と、地盤又は支持構造物に支持されて上面が水
平面に形成された下平板と、この下平板と前記上平板と
の間に転動自由に介在する複数個の鋼球と、この複数個
の鋼球と共に移動自由でこれらの鋼球の相互間隔を保持
する球保持枠とを具備したことを特徴とする配管支持装
置。 - 【請求項２】 配管の熱伸縮等による水平面内の変位を
許容するように支持する配管支持装置であって、この配
管を支持するように形成されて下面が水平面に形成され
た上平板と、地盤又は支持構造物に支持されて上面が水
平面に形成された下平板と、この下平板と前記上平板と
の間に転動自由に介在する複数個の鋼球と、この複数個
の鋼球と共に移動自由でこれらの鋼球の相互間隔を保持
する球保持枠と、前記鋼球の転動範囲に雨や粉塵などの
異物の侵入を阻止するように設けられた防塵覆いとを具
備したことを特徴とする配管支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8282871A JPH10110864A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 配管支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8282871A JPH10110864A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 配管支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10110864A true JPH10110864A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17658173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8282871A Withdrawn JPH10110864A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 配管支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10110864A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103574172A (zh) * | 2013-11-12 | 2014-02-12 | 成都科盛石油科技有限公司 | 一种管道支撑装置 |
| CN105020476A (zh) * | 2015-07-29 | 2015-11-04 | 河南中托力合化学有限公司 | 一种输油管道的支座装置 |
| CN105257911A (zh) * | 2015-09-23 | 2016-01-20 | 东南大学建筑设计研究院有限公司 | 管道滚动支座及其安装方法 |
| CN109114306A (zh) * | 2018-10-22 | 2019-01-01 | 山东枣建建设集团有限公司 | 施工用蒸汽管道热膨胀万向滚动装置及安装方法 |
| CN110159839A (zh) * | 2018-04-10 | 2019-08-23 | 江山海维科技有限公司 | 一种多向调节管道支撑架 |
| CN110159838A (zh) * | 2018-04-10 | 2019-08-23 | 江山海维科技有限公司 | 一种可转向调节管道缓冲支撑架 |
| JP2021042826A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | 三菱パワー株式会社 | 配管支持装置 |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP8282871A patent/JPH10110864A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
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