JPH1011032A - 信号線プリチャージ方法,信号線プリチャージ回路,液晶パネル用基板および液晶表示装置 - Google Patents

信号線プリチャージ方法,信号線プリチャージ回路,液晶パネル用基板および液晶表示装置

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JPH1011032A
JPH1011032A JP8181518A JP18151896A JPH1011032A JP H1011032 A JPH1011032 A JP H1011032A JP 8181518 A JP8181518 A JP 8181518A JP 18151896 A JP18151896 A JP 18151896A JP H1011032 A JPH1011032 A JP H1011032A
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precharge
signal line
signal
potential
lines
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Mutsumi Kimura
睦 木村
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速かつ正確な(安定した)信号線のプリチ
ャージを実現し、液晶表示装置の表示品質を向上させる
ことである。 【解決手段】 あらかじめ異なる直流電位(Vpca,
Vpcb)を用意しておき、液晶(20)の反転駆動の
極性に対応させて、それらの直流電位と信号線(S)と
の間の接続を適宜制御してプリチャージを行う。その接
続の制御は、直流電位と信号線との間に介在するスイッ
チ(SW)を操作することにより行う。この場合、プリ
チャージに伴う充放電は信号線のみでよく、高速化して
も消費電力の増大を抑制できる。また、信号線に正確な
電圧を印加でき、プリチャージの正確性(安定性)が向
上する。また、スイッチの操作を適宜に制御すれば、種
々の反転駆動方式に自在に対応可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は信号線プリチャージ
方法,信号線プリチャージ回路,液晶パネル用基板およ
び液晶表示装置に関する。
【0002】
【背景技術】アクティブマトリクス型表示装置、特に液
晶表示装置において、画像信号の信号線への供給に先立
ち、その信号線を所定の電位にプリチャージしておき、
映像信号自体による信号線の充放電量を小さくすること
により、液晶の駆動を高速化する技術(信号線プリチャ
ージ技術)がある。
【0003】アクティブマトリクス型液晶表示装置を、
1水平走査期間毎(1走査線毎)に反転駆動する場合に
おける信号線プリチャージの概要およびその効果が、図
24(a),(b)に示される。
【0004】図24(b)において、「S1」は信号線
を示し、「H1,H2」はそれぞれ1番目,2番目の走
査線を示し、参照番号12,14はTFTなどのスイッ
チング素子を示し、参照番号22,24は液晶セルを示
し、参照番号「C10」は信号線S1に寄生する容量
(つまり、信号線S1の等価容量)を示す。また、図2
4(b)の左側に記載の「−」,「+」は、液晶セル2
2,24を反転駆動することを表している。なお、液晶
セル22,24は共に「黒」を表示するものとする。
【0005】図24(a)に示すように、水平走査期間
T1において、液晶セル22で「黒」(黒レベル電位B
1)を表示し、次の水平走査期間T2において、液晶セ
ル24で同じく「黒」(黒レベル電位B2)を表示す
る。この場合、同じ「黒」でも極性が反転しているた
め、黒レベル電位B1とB2は互いに最も遠い位置にあ
る。 よって、プリチャージを行わなければ、画像信号
自体によって信号線S1の寄生容量C10を充電(ある
いは放電)して、図中「R1」で示すように信号線の電
位を黒レベル電位B1からB2へと変化させなければな
らない。
【0006】これに対し、画像信号の供給に先立ち、画
像信号の極性と同じ極性のプリチャージを行っておけ
ば、つまり、期間T2の前にプリチャージを行って信号
線S1をプリチャージ電位PV2に保持しておけば、図
中「R2」で示すように、信号線の電位をプリチャージ
電位PV1から黒レベル電位B1へと変化させるだけで
よく、信号線S1の寄生容量C10の充電(放電)の量
が小さくてよい。ゆえに、液晶の駆動が高速化される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】液晶パネルを高精細化
すると、これに伴って液晶を高速に駆動する必要があ
り、この場合には、信号線一本あたりのプリチャージ時
間は短くなる。一方、液晶パネルの大型化に伴い、一本
の信号線の長さが長くなり、それだけ信号線の寄生容量
も大きくなり、プリチャージ自体に時間がかかることに
なる。
【0008】したがって、信号線の電位がプリチャージ
電位に達しないうちにプリチャージ期間が終了してしま
うことも生じ得る。この場合には、プリチャージが不十
分であり、その誤差は結局、液晶セルの表示の誤差につ
ながる。
【0009】また、プリチャージ電圧を供給するための
配線を高速に充放電する必要があるため、消費電力も増
大する。
【0010】本発明は、上述のような問題点に着目して
なされたものであり、したがってその目的は、高速かつ
正確な(安定した)信号線のプリチャージを実現して液
晶表示装置の表示品質を向上させること、ならびに消費
電力を低減することにある。
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1記載の本発明は、複数の走査線と、複数
の信号線と、各走査線と各信号線とに接続されたスイッ
チ素子と、を有するアクティブマトリクス型表示装置に
おける前記信号線を、画像信号の供給に先だってプリチ
ャージする方法であって、第1のプリチャージ用直流電
位と、この第1のプリチャージ用直流電位とは異なる第
2のプリチャージ用直流電位と、前記第1および第2の
プリチャージ用直流電位のいずれかを選択的に前記信号
線に接続するためのスイッチとを、一本の信号線毎に用
意しておき、前記スイッチを切り換えて前記信号線を前
記第1および第2のプリチャージ用直流電位のいずれか
に接続し、これにより前記信号線を、前記画像信号の振
幅の中心電位に対する極性と同一の極性でプリチャージ
することを特徴とする。
【0011】アクティブマトリクス型表示装置、例えば
液晶表示装置では、液晶の劣化を防止するために液晶を
反転駆動する必要があり、その反転駆動の方式もいくつ
かあるため、信号線のプリチャージの極性もその反転駆
動の極性に合致させて適宜に変更する必要がある。この
場合、反転駆動に合致した周期をもつパルスを生成し、
そのパルスを信号線に供給してプリチャージを行うこと
も考えられる。しかし、この場合には、そのパルスを信
号線に伝達するための配線が必要であり、その配線の充
放電を伴うために、プリチャージを高速化した場合に消
費電力が増大する。また、液晶パネルの大型化に伴い、
その配線の長さが長くなり、寄生容量も増大するため、
その配線の時定数が大きくなってプリチャージ用のパル
スが鈍り、プリチャージの正確性(精度)が低下する。
また、線順次駆動で、かつ信号線毎に極性を反転させる
駆動(信号線反転駆動)方式を採用する場合、同時に両
極性のプリチャージが必要とされることから適用が困難
であるという問題もある。
【0012】そこで、請求項1のプリチャージ方法で
は、あらかじめ異なる直流電位を用意しておき、液晶の
反転駆動の極性に対応させて、それらの直流電位と信号
線との間の接続を適宜制御してプリチャージを行うとい
う新規な手法を採用する。その接続の制御は、直流電位
と信号線との間に介在するスイッチを操作することによ
り行う。
【0013】この場合、プリチャージに伴う充放電は信
号線のみでよく、高速化しても消費電力の増大を抑制で
きる。また、信号線に正確な電圧を印加でき、プリチャ
ージの正確性(安定性)が向上する。また、スイッチの
操作を適宜に制御すれば、種々の反転駆動方式に自在に
対応可能である。
【0014】(2)請求項2に記載の本発明は、請求項
1において、前記第1および第2のプリチャージ用直流
電位に保たれた配線が、前記各電位毎に用意されている
ことを特徴とする。
【0015】プリチャージ電位線を複数用意しておくこ
とにより、スイッチの制御のみで、種々の反転駆動方式
に自在に対応できる。
【0016】(3)請求項3に記載の本発明は、請求項
2において、前記配線の各々の等価容量は、前記信号線
の各々の等価容量よりも大きいことを特徴とする。
【0017】プリチャージ用直流電位線の等価容量(寄
生容量)を信号線の等価容量(寄生容量)より十分に大
きくしておけば、信号線容量の影響を無視できるように
なり、プリチャージの精度がさらに向上する。
【0018】プリチャージ用直流電位線はそれ自体でか
なりの容量を持っている。また、さらに容量を増大させ
る場合には、例えば、MOSトランジスタのゲート絶縁
膜を用いて構成したキャパシタを付加する等の手法を採
用すればよい。
【0019】(4)請求項4に記載の本発明は、請求項
1〜3のいずれかにおいて、1または複数の走査線毎に
プリチャージの極性を時間的に反転させることを特徴と
している。
【0020】液晶の走査線反転駆動に対応させて、プリ
チャージの極性を反転させるものである。走査線反転駆
動は、フリッカや輝度傾斜,ならびに縦クロストークの
防止に有効である。
【0021】(5)請求項5に記載の本発明は、請求項
1〜4のいずれかにおいて、アクティブマトリクス型表
示装置を線順次駆動する場合に、1または複数の信号線
毎にプリチャージの極性を周期的に反転させることを特
徴とする。
【0022】液晶の「線順次駆動」かつ「信号線反転駆
動」に対応させて、プリチャージの極性を反転させるも
のである。液晶の信号線反転駆動は、フリッカや横クロ
ストーク,ならびに縦クロストークの防止に有効であ
り、本発明は、このような駆動方式を採用する場合に
も、高速かつ高精度の信号線プリチャージを行うことが
できる。
【0023】(6)請求項6に記載の本発明は、請求項
1〜4のいずれかにおいて、アクティブマトリクス型表
示装置を点順次駆動する場合に、1または複数の信号線
毎にプリチャージの極性を周期的に反転させることを特
徴とする。
【0024】液晶を「点順次駆動」でかつ「信号線反転
駆動」する場合に、これに対応した極性でプリチャージ
を行うものである。
【0025】(7)請求項7に記載の本発明は、請求項
4〜6のいずれかにおいて、前記信号線プリチャージ
は、水平選択期間に先立つ水平ブランキング期間におい
て、少なくともある信号線に対してある期間は同時に行
われることを特徴とする。
【0026】水平走査期間および水平ブランキング期間
を有効に活用してプリチャージを行うものである。
【0027】(8)請求項8に記載の本発明は、請求項
1〜4のいずれかにおいて、アクティブマトリクス型表
示装置を点順次駆動する場合に、前記点順次駆動に先だ
つ水平ブランキング期間および水平選択期間に、所定の
タイミングで前記信号線の各々に接続されている前記ス
イッチを順次に切り換えていき、これにより、信号線の
プリチャージを行うことを特徴とする。
【0028】液晶の「点順次駆動」の場合に、プリチャ
ージも点順次形式で行うものである。各信号線で、映像
信号が供給される時刻よりも同じだけ以前の時刻にプリ
チャージが行われるので、プリチャージの精度がさらに
向上する。
【0029】(9)請求項9に記載の本発明は、請求項
1〜請求項8のいずれかにおいて、前記第1および第2
のプリチャージ用直流電位はそれぞれ、前記画像信号の
灰色レベルに相当する電位であることを特徴とする。
【0030】信号線を、映像信号振幅のほぼ中間の電位
にプリチャージしておくことにより、液晶の高速な駆動
が実現される。
【0031】(10)請求項10に記載の本発明は、請
求項1〜請求項8において、前記スイッチの前記信号線
への接続時間を制御することにより、前記信号線の充放
電の電流量を調整し、これによって前記信号線を所定の
電圧レベルにプリチャージすることを特徴とする。
【0032】本請求項のプリチャージ方法では、プリチ
ャージ用直流電位と信号線との接続時間を制御して「移
動電荷の積分値(つまり電流量)」を制御し、もって、
信号線を所望の電圧にプリチャージするものである。
【0033】プリチャージ用直流電位の絶対値を、実際
の信号線のプリチャージ電位より十分に大きくしておけ
ば、電圧差を利用して高速な充放電を行える。よって、
プリチャージに要する時間を短縮化できる。
【0034】(11)請求項11に記載の本発明は、複
数の走査線と、複数の信号線と、各走査線と各信号線と
に接続されたスイッチ素子と、を具備するアクティブマ
トリクス型表示装置における前記信号線を、画像信号の
供給に先だってプリチャージする方法であって、第1の
プリチャージ電位線と、この第1のプリチャージ電位線
の電位とは異なる第2のプリチャージ電位線と、前記第
1および第2のプリチャージ電位線のいずれかを選択的
に前記信号線に接続するためのスイッチとを、一本の信
号線毎に用意しておき、前記スイッチを切り換えて、前
記信号線を前記第1および第2のプリチャージ電位線の
いずれかに接続して前記信号線のプリチャージを行うと
共に、前記第1および第2のプリチャージ電位線のそれ
ぞれの電位を周期的に反転させることを特徴とする。
【0035】本請求項のプリチャージ方法では、プリチ
ャージ用電位を固定せず、第1および第2のプリチャー
ジ電位線の電位を周期的に反転させるようにする。これ
により、スイッチの構成を簡素化できる。
【0036】(12)請求項12に記載の本発明は、複
数の走査線と、複数の信号線と、各走査線と各信号線と
に接続されたスイッチ素子と、を具備するアクティブマ
トリクス型表示装置における前記信号線を、画像信号の
供給に先だってプリチャージする信号線プリチャージ回
路であって、第1のプリチャージ用電位線と、前記第1
のプリチャージ用電位線とは異なる電位の第2のプリチ
ャージ用直流電位線と、前記第1および第2のプリチャ
ージ用電位線のいずれかを選択的に前記信号線に接続す
るためのスイッチと、前記スイッチのを切り換えを制御
するスイッチ制御回路と、を有することを特徴とする。
【0037】請求項1〜請求項11のプリチャージ方法
を実現するための回路である。スイッチ制御回路による
スイッチの操作により、種々の液晶の反転駆動に対応し
た極性でもって、信号線のプリチャージが行える。
【0038】(13)請求項13に記載の本発明は、複
数の走査線と、複数の信号線と、各走査線と各信号線と
に接続されたスイッチ素子と、を具備するアクティブマ
トリクス型表示装置における前記信号線を、画像信号の
供給に先だってプリチャージする信号線プリチャージ回
路であって、第1のプリチャージ電位線と、前記第1の
プリチャージ用電位線の電位とは異なる電位の第2のプ
リチャージ電位線と、前記第1のプリチャージ電位線と
信号線の各々との接続/非接続を切り換えるために、各
信号線毎に設けられた第1のスイッチと、前記第2のプ
リチャージ電位線と信号線の各々との接続/非接続を切
り換えるために、各信号線毎に設けられた第2のスイッ
チと、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの
開閉を制御するスイッチ制御回路と、を有することを特
徴とする。
【0039】本請求項のプリチャージ回路では、第1お
よび第2のプリチャージ電位線の各々と各信号線との間
にスイッチを設ける。つまり、一本の信号線毎に2個の
スイッチ(第1のスイッチと第2のスイッチ)が設けら
れている。そして、スイッチ制御回路は、第1および第
2のスイッチを相補的にオン/オフさせ、どちらかの電
位線のみを信号線に接続してその信号線をプリチャージ
する。
【0040】(14)請求項14に記載の本発明は、請
求項13において、プリチャージ回路は、各信号線の各
々を点順次でプリチャージするためのパルスを発生させ
るシフトシフトレジスタを有することを特徴とする。
【0041】請求項6や請求項8に記載の、液晶の「点
順次駆動」に対応させてプリチャージも点順次形式で行
うプリチャージ方法を実現するために、プリチャージ回
路内にシフトレジスタを設けたものである。
【0042】(15)請求項15に記載の本発明は、請
求項14において、前記シフトレジスタは、信号線に順
次に画像信号を供給するためのシフトレジスタを兼ねる
ことを特徴とする。
【0043】一つのシフトレジスタを有効に活用するも
のである。
【0044】(16)請求項16に記載の本発明は、請
求項12〜請求項15のいずれかに記載の信号線プリチ
ャージ回路を具備する液晶パネル用基板である。
【0045】高速かつ高精度の信号線プリチャージを行
えるプリチャージ回路を搭載した液晶パネル用基板を提
供することができる。プリチャージ回路は、例えば、基
板上に形成された薄膜トランジスタ(TFT)を用いて
構成できる。
【0046】(17)請求項17に記載の本発明は、請
求項16において、信号線プリチャージ回路を構成する
トランジスタと、前記各走査線と各信号線との交点に設
けられた液晶と信号線との間の電気的接続を制御するス
イッチ素子とはそれぞれ、共通の製造プロセスによって
同一の基板上に製造されたことを特徴とする液晶パネル
用基板である。
【0047】液晶マトリクスを構成するスイッチングト
ランジスタと、プリチャージ回路を構成するトランジス
タとを共通の基板上に共通の製造プロセスで形成するた
め、製造が容易である。
【0048】(18)請求項18に記載の本発明は、請
求項16または請求項17のいずれかに記載の液晶パネ
ル用基板を用いて構成された液晶表示装置である。
【0049】高精度なプリチャージを行うことができ
る、高性能な液晶表示装置を実現できる。
【0050】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0051】(1)第1の実施の形態 本発明の信号線プリチャージ方法の第1の実施の形態の
特徴が図1(a)〜(c)に示される。
【0052】図1(a)において、参照番号10は、信
号線(S)と走査線(H)とに接続されたTFT(スイ
ッチング素子)であり、参照番号20は液晶である。画
像信号は信号線(S)を介して液晶20に伝達され、そ
の画像信号に従った表示がなされる。液晶の劣化を防止
するために、あるいは表示特性を向上させるために、画
像信号の極性は周期的に反転される。
【0053】「画像信号の極性」とは、アクティブマト
リクス型の液晶パネルの場合、画像信号の振幅の中心に
対する極性を意味する。以下、単に「画像信号の極性」
と記載する。
【0054】なお、画像信号の極性反転の方式として
は、図26(a),(b)に示すようなものがある。図
26(a),(b)は、信号線(S1〜S3)と走査線
(H1〜H3)とで特定される9個の液晶セルについて
駆動の極性を示すもので、「+」は正極性,「−」は負
極性を示している。図26(a)は走査線毎に反転駆動
するもので、本明細書では「走査線反転駆動」という。
また、図26(b)は、走査線反転に信号線毎の反転駆
動も行っている。本明細書では、信号線毎の反転駆動を
「信号線反転駆動」という。
【0055】信号線プリチャージは、画像信号の供給の
直前に行われ、そのプリチャージ電圧の極性は、図26
(a),(b)のような液晶の反転駆動の極性に対応し
て周期的に変化しなければならない。
【0056】本実施の形態では、第1のプリチャージ電
位(高レベル電位)Vpcaと第2のプリチャージ電位
(低レベル電位)Vpcbとを用意しておき、スイッチ
(SW)を適宜に切り換えることにより、画像信号の極
性に合致するように極性反転を行いながら信号線(S)
をプリチャージする。つまり、信号線(S)の電位変化
は、例えば、図1(b)に示すように周期的に変化する
(周期T1)。
【0057】また、プリチャージ線L1,L2の寄生容
量(等価容量)C2,C3の容量値は、信号線(S)の
寄生容量(等価容量)C1よりも十分に大きくするのが
よく、望ましくは、C1を無視できるほどC2,C3の
容量値を大きくする。
【0058】このような本実施の形態のプリチャージ方
法の効果は、図25に示す対比例の構造と比較すること
によって明らかとなる。
【0059】図25の対比例としての液晶表示装置は、
例えば、特開平7−295521号公報に記載されてい
るもので、図示されるように、プリチャージ信号(周期
的に変化するパルス信号)704を端子702から入力
し、配線L6ならびにスイッチ(SW100〜SW10
4)を介して信号線S1〜S4に供給してプリチャージ
を行うものである。なお、参照番号700はスイッチ制
御回路である。
【0060】この図25の対比例では、以下の不都合が
ある。
【0061】プリチャージ信号704を伝達するため
の配線L6を充放電しなけばならないために、プリチャ
ージを高速化した場合に消費電力が増大する。
【0062】液晶パネルの大型化に伴い、配線L6の
長さが長くなり、寄生容量C4が増大するため、その配
線の時定数が大きくなってプリチャージ用のパルスが鈍
り、プリチャージの正確性(精度)が低下する(輝度傾
斜の発生)。また、表示画像の高精細化に伴って、配線
L6の駆動周波数も高くしなければならず、駆動回路の
負担も増大する。
【0063】配線L6が一本しかないため、線順次駆
動で、かつ信号線毎に極性を反転させる駆動(信号線反
転駆動)方式を採用する場合、プリチャージができな
い。
【0064】これに対し、本実施の形態のプリチャージ
方法では、あらかじめ異なる直流電位を用意しておき、
スイッチを適宜に切り換え、液晶の反転駆動の極性に対
応させて所望の直流電位と信号線とを接続する新規な方
式を採用している。
【0065】この方式によると、以下の効果がある。
【0066】プリチャージに伴う充放電は信号線(図
1(a)の容量C1)のみでよく、高速化しても消費電
力の増大を抑制できる。
【0067】対比例にみられたような、プリチャージ
信号を信号線まで伝達するための配線の容量によるプリ
チャージ信号の鈍りが生じないため、信号線に正確な電
圧を印加でき、よって、プリチャージの精度(安定性)
が向上する。プリチャージ線L1,L2の寄生容量(等
価容量)C2,C3の容量値を、信号線(S)の寄生容
量(等価容量)C1よりも十分に大きくすると、プリチ
ャージの精度はさらに向上する。また、配線の容量によ
るプリチャージ信号の鈍りが生じないことは、プリチャ
ージの高速化につながる。
【0068】スイッチの操作を適宜に制御すれば、種
々の反転駆動方式に自在に対応できる。
【0069】本実施の形態の上記の効果に関し、図1
(c)を用いて、より具体記に説明する。本実施の形態
の信号線のプリチャージの様子は、信号線(S)の寄生
容量C1とプリチャージ線L1またはL2の寄生容量
(C2またはC3)との間の電荷の移動で説明できる。
【0070】いま、図1(c)のように、容量C1は電
圧V1で充電され、容量C2は電圧V2で充電されてい
るとする。この場合、容量C1の蓄積電荷QAは、QA=
C1・V1であり、容量C2の蓄積電荷QBは、QB=C
2・V2である。なお、容量C1,C2の容量値を「C
1」,「C2」とし、また、容量C1のスイッチ側の端
子の電位をVXとし、容量C2のスイッチSW側の端子
の電位をVC(プリチャージ電位に相当)とする。
【0071】この状態でスイッチSWを閉じると、電荷
の移動が生じて容量C1のスイッチSW側の端子の電位
V(信号線の電位に相当する)が変化する。これに伴
い、容量C1の蓄積電荷はQA’に変化し、容量C2の
蓄積電荷はQB’に変化したとする。
【0072】このとき、スイッチの総電荷量は変化しな
いため、QA+QB=QA’+QB’が成立する。この関係
より、容量C1のスイッチSW側の端子の電位Vを求め
ると、以下のようになる。
【0073】 V=(C1VX+C2VC)/(C1+C2) ・・・(1) ここで、容量C2の容量値「C2」が、容量C1の容量
値「C1」よりも十分に大きく、容量C1を無視できる
とする。すると、(1)式は、V=VCと近似できる。
つまり、信号線の電位(V)は、プリチャージ電位Vc
(=Vpca,Vpcb)にほぼ一致する。
【0074】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態のプリチャージ方法によれば、信号線のプリチャー
ジ精度が向上する。一般的にプリチャージ線の容量は大
きいが、さらにその容量を大きくする方法としては、例
えば、TFT10のゲート酸化膜を利用して構成された
容量を、プリチャージ線L1,L2に並列に付加すると
いう手法が考えられる。
【0075】(2)第2の実施の形態 本発明の信号線プリチャージ方法の第2の実施の形態が
図2(b)および図3に示される。
【0076】本実施の形態の基本的動作は、図1(a)
〜(c)に示したものと同じである。但し、本実施の形
態では、あらかじめ用意するプリチャージ用電位VA,
VBの値を、信号線の実際のプリチャージ電位PV1,
PV2より高く設定しておき、信号線とプリチャージ線
との接続時間を制御することにより電荷の移動量(電荷
の積分値=電流量)を制御して信号線を所望の電圧にプ
リチャージするものである。
【0077】本実施の形態では、図3に示すように、ス
イッチSWの信号線(S)との接続時間を、PWM回路
60から出力されるパルスのパルス幅により制御する。
PWM回路60には、タイミング制御回路70からのタ
イミング信号と、パルス幅制御信号CSが入力されるよ
うになっている。
【0078】図2(a),(b)を用いて、本実施の形
態のプリチャージ動作を説明する。図2(a)に示すよ
うに、走査線反転駆動により、画素22,24,26を
順次に「黒」表示する場合を考える。
【0079】図2(b)のように、正極性の黒レベルを
「B1」,負極性の黒レベルを「B2」とした場合、正
極性のプリチャージ用電位VA,負極性のプリチャージ
用電位VBの絶対値はそれぞれ、各黒レベルB1,B2
の絶対値よりも大きく設定されている。
【0080】つまり、信号線とプリチャージ用電位との
差電圧を大きくしておき、信号線の充放電を高速化する
ものである。黒レベルB1,B2に達した時点で図3の
スイッチSWをオフすれば、図2(b)の下側に示すよ
うに、プリチャージに要する期間は「T2」,「T3」
となり、図1の場合よりも短縮される。
【0081】なお、「プリチャージ用電位」という用語
は、プリチャージのために用意される電位のことであ
り、信号線が実際にプリチャージされたときの電位とは
区別されるものである。
【0082】(3)第3の実施の形態 (液晶表示装置の回路構成)上述の第1の実施の形態で
説明したプリチャージ方法(図1)を採用した、アクテ
ィブマトリクス型の液晶表示装置の一例が図4に示され
る。
【0083】図4の液晶表示装置は信号線(液晶)の駆
動方式として、図5に示されるように、「線順次駆動か
つ走査線反転駆動方式」を採用し、また、信号線のプリ
チャージは、図6に示されるように、直前のブランキン
グ期間に一括して行う方式を採用している。
【0084】なお、図5において、上側に記載される
「+」、下側に記載される「+」は駆動およびプリチャ
ージの極性を示し、また、それらの「+」が点線で囲ま
れているのは、点順次ではなく線順次で一括して電圧を
供給することを意味する。なお、その他の図面でも同様
の記載をしてある。
【0085】信号線駆動回路100は、シフトレジスタ
110と、画像信号(Vsig)をサンプリングするた
めのサンプリングスイッチ120と、第1および第2の
ラッチ130,140と、D/A変換器150とを有す
る。D/A変換器150の各出力により、信号線S1〜
S2nが駆動される。
【0086】走査線H1,H2・・・は、走査線駆動回
路200により駆動される。走査線が「H」レベルとな
るとTFT12がオンし、信号線S1〜S2nのいずれ
かを介して液晶22に画像信号が供給される。
【0087】信号線プリチャージ回路300は、各信号
線毎に2個づつ設けられているスイッチSW1a,SW
1b,SW2a,SW2b・・・SW2na,SW2n
bの開閉を制御するための制御信号PC1a,PC1
b,PC2a,PC2b・・・PC2na,PC2nb
を出力するスイッチ制御回路320と、プリチャージ用
電位Vpca,Vpcbがそれぞれ印加されているプリ
チャージ線L1,L2(図1と同様)とを具備する。
【0088】本実施の形態におけるプリチャージ回路の
構成で注目すべき点は、図1(a)のスイッチSWを2
個のスイッチ(例えば、信号線S1に関してスイッチS
W1a,SW1b)で構成し、添字として「a」がつく
スイッチを高レベルのプリチャージ用電位Vpcaに接
続し、添字として「b」がつくスイッチを低レベルのプ
リチャージ用電位Vpcbに接続し、スイッチ制御回路
320から出力される制御信号PC1a〜PC2nbに
より、各スイッチを相補的にオン/オフさせるようにし
たことである。
【0089】(駆動およびプリチャージのタイミング)
上述のとおり、図4の液晶表示装置では、図5に示され
るような駆動,プリチャージを行うものであり、そのタ
イミングチャートが図6に示される。
【0090】図6において、「BL1st」は1番目の水
平ブランキング期間を示し、「BL2nd」は2番目の水
平ブランキング期間を示し、「H1st」は1番目の水平
選択期間を示し、「H2nd」は2番目の水平選択期間を
示す。
【0091】信号線S1〜S2nは水平選択期間にアク
ティブ状態となり(図6中、この状態を「Hレベル」で
示す)、この期間に画像信号が供給される。
【0092】信号線のプリチャージは、水平選択期間の
直前の水平ブランキング期間において行われる。
【0093】つまり、1番目の水平ブランキング期間
(BL1st)では、スイッチ制御回路320から出力さ
れるスイッチ制御信号PC1a,PC1b・・・PC2
na,PC2nbのうち、添字として「a」がつく制御
信号が時刻t1に同時に「H」レベルとなり、これに応
じて、スイッチSW1a,SW2a・・・SW2naが
オンして、各信号線S1〜S2nは、高レベルのプリチ
ャージ用電位Vpcaと同じ電位にプリチャージされ
る。
【0094】2番目の水平ブランキング期間(BL2n
d)では、走査線反転駆動に対応するべく、スイッチ制
御回路320から出力されるスイッチ制御信号PC1
a,PC1b・・・PC2na,PC2nbのうち、添
字として「b」がつく制御信号が時刻t2に同時に
「H」レベルとなる。これに応じて、スイッチSW1
b,SW2b・・SW2nbがオンして、各信号線S1
〜S2nは、低レベルのプリチャージ用電位Vpcbと
同じ電位にプリチャージされる。
【0095】このように、高速かつ高精度な信号線プリ
チャージが行われ、液晶表示装置の表示品質が向上す
る。
【0096】(プリチャージ回路の具体的構成)図6の
ようにH/Lが切り替わるスイッチ制御信号PC1a,
PC1b・・・PC2na,PC2nbは、例えば、図
7のような構成を用いれば容易に生成できる。図7で
は、スイッチ制御回路320内に例えば、プログラマブ
ルロジックデバイス等を設け、結線によるプログラムに
より、生成するパルス信号の極性を制御する。
【0097】つまり、ゲートG1の出力端にはスイッチ
制御信号PC1a,PC2a,PC3a,PC4a・・
・を出力するための端子が接続される。ゲートG2の出
力端にはスイッチ制御信号PC1b,PC2b,PC3
b,PC4b・・・を出力するための端子が接続され
る。
【0098】各ゲートG1,G2はイネーブル信号EN
がアクティブとなるとパルス生成が可能となり、1番目
の水平ブランキング期間(BL1st)では、ゲートG1
の入力端子420には所定の幅の正極性のパルスが入力
され、ゲートG2の入力端子430はローレベルに維持
される。2番目の水平ブランキング期間(BL2nd)で
は、ゲートG1の入力端子420はローレベルに維持さ
れ、ゲートG2の入力端子430には所定の幅の正極性
のパルスが入力される。このような動作を繰り返すこと
により、図6のようなスイッチ制御信号PC1a,PC
1b・・・PC2na,PC2nbを生成できる。
【0099】なお、図7の上側に、図4におけるスイッ
チSW1a,SW1b,SW2a,SW2b等の具体的
構成例が示されている。各スイッチは、NMOSトラン
ジスタ(TFT)400と、PMOSトランジスタ(T
FT)402と、インバータ404とで構成される。ス
イッチを構成するTFT400,402は、液晶マトリ
クスにおけるスイッチング素子(図4の参照番号12)
と共通の製造プロセスにより、同一基板上に生成するの
が望ましい。なお、液晶パネル用基板の具体的構成につ
いては後述する。
【0100】なお、図4では、液晶パネルの駆動回路と
してデジタルドライバを用いたが、これに限定されるも
のではなく、アナログドライバも同様に使用できる。
【0101】(4)第4の実施の形態 本実施の形態では、図4の液晶表示装置において、図9
に示されるような駆動およびプリチャージを行わせる。
つまり、本実施の形態では、「線順次駆動かつ走査線反
転駆動」に加えてさらに「信号線反転駆動」を行う方式
を採用し、かつ信号線のプリチャージを、直前のブラン
キング期間に一括して行う方式を採用する。
【0102】図9は本実施の形態におけるプリチャージ
動作を示すタイミングチャートである。
【0103】信号線反転駆動の極性に対応させてプリチ
ャージを行うべく、各走査線毎にプリチャージ用電位の
極性が反転するように、図4のスイッチSW1a,SW
1b,SW2a,SW2b等が交互に操作される。信号
線のプリチャージは、水平選択期間の直前の水平ブラン
キング期間において行われる。
【0104】1番目の水平ブランキング期間(BL1s
t)では、奇数番目の走査線に関しては、図4のスイッ
チ制御回路320から出力されるスイッチ制御信号PC
1a,PC1b・・・PC2na,PC2nbのうちの
添字として「a」がつく制御信号が図9に示されるとお
り、時刻t3に同時に「H」レベルとなる。これに応じ
て、スイッチSW1a,SW3a・・・がオンして、奇
数番目の信号線S1,S3,S5・・・S2n−1は、
高レベルのプリチャージ用電位Vpcaと同じ電位にプ
リチャージされる。
【0105】一方、偶数番目の走査線に関しては、スイ
ッチ制御信号PC1a,PC1b・・・PC2na,P
C2nbのうちの添字として「b」がつく制御信号が、
同じく時刻t3に同時に「H」レベルとなる。これに応
じて、偶数番目のスイッチSW2b,SW4b・・・が
オンして、偶数番目の信号線S2,S4・・・S2nは
低レベルのプリチャージ用電位Vpcbと同じ電位にプ
リチャージされる。
【0106】2番目の水平ブランキング期間(BL2n
d)では、走査線反転駆動に対応するべく、上述の偶数
番目の走査線についてのスイッチ操作と奇数番目の走査
線についてのスイッチ操作とを逆にして実行する。
【0107】走査線毎にH/Lが切り替わるスイッチ制
御信号PC1a,PC1b・・・PC2na,PC2n
bは、例えば、図10のような構成を用いれば容易に生
成できる。図10では、スイッチ制御回路320内に例
えば、プログラマブルロジックデバイス等を設け、結線
によるプログラムにより、生成するパルス信号の極性を
制御する。
【0108】つまり、ゲートG1の出力端にはスイッチ
制御信号PC1a,PC2b,PC3a,PC4b・・
・を出力するための端子が接続される。ゲートG2の出
力端にはスイッチ制御信号PC1b,PC2a,PC3
b,PC4a・・・を出力するための端子が接続され
る。
【0109】各ゲートG1,G2はイネーブル信号EN
がアクティブとなるとパルス生成が可能となり、1番目
の水平ブランキング期間(BL1st)では、ゲートG1
の入力端子420には所定の幅の正極性のパルスが入力
され、ゲートG2の入力端子430はローレベルに維持
される。2番目の水平ブランキング期間(BL2nd)で
は、ゲートG1の入力端子420はローレベルに維持さ
れ、ゲートG2の入力端子430には所定の幅の正極性
のパルスが入力される。このような動作を繰り返すこと
により、図8のようなスイッチ制御信号PC1a,PC
1b・・・PC2na,PC2nbを生成できる。
【0110】本実施の形態によれば、前掲の実施の実施
の形態と同様に、高速かつ高精度な信号線プリチャージ
が行われ、液晶表示装置の表示品質が向上する。また、
信号線反転駆動を行うため、液晶表示における横クロス
トークも減少する。
【0111】なお、図7と図10では、スイッチ制御信
号PC1a,PC1b・・・PC2na,PC2nbを
生成するための、配線の結線状態が異なっている。この
ような結線状態の変更は、例えば、図27に示すような
回路を用いれば、電気的に容易に行える。
【0112】つまり、図27の構成は、図7や図10に
示される構成を発展させたもので、ゲートG1〜G4
と、スイッチSW2000,2100,SW2200,
SW2300と、セレクト信号入力端子435等を具備
している。
【0113】そして、セレクト信号入力端子435に
「H」レベルのセレクト信号を入力すると、図6に示す
ような、信号線反転しない場合のスイッチ制御信号PC
1a,PC1b・・・PC2na,PC2nbを生成す
ることができる。
【0114】一方、セレクト信号入力端子435に
「L」レベルのセレクト信号を入力すると、図9に示す
ような、信号線反転をする場合のスイッチ制御信号PC
1a,PC1b・・・PC2na,PC2nbを生成す
ることができる。
【0115】(5)第5の実施の形態 図11〜図13を用いて第5の実施の形態を説明する。
【0116】(液晶表示装置の構成)本実施の形態の液
晶表示装置の構成の概要が図11に示される。この液晶
表示装置は点順次駆動方式を採用しており、各信号線の
駆動のために、シフトレジスタ500とスイッチKW1
〜KW(2n)が設けられている。スイッチKW1〜K
W(2n)の開閉は、シフトレジスタ500から順次に
出力される制御信号SR1〜SR2nにより制御され
る。画像信号Vsigは端子2より供給される。なお、
信号線プリチャージ回路の構成は、図4と同じである。
【0117】(駆動およびプリチャージの方式)図12
に示すように、本実施の形態では、「点順次の信号線反
転駆動」と「走査線反転駆動」を行う方式を採用し、か
つ信号線のプリチャージを、直前のブランキング期間に
一括して行う方式を採用する。
【0118】なお、図12の上側において、「+」,
「−」が傾斜して描かれているが、これは、点順次駆動
であることを示している。この表現は、他の図でも同様
である。
【0119】(駆動およびプリチャージのタイミング)
図13に示すように、プリチャージは、1番目の水平ブ
ランキング期間(BL1st)においては、時刻t5に一
括して行われる。2番目の水平ブランキング期間(BL
2nd)においては、時刻t6に一括して行われる。プリ
チャージ後の水平選択期間において、シフトレジスタ5
00から制御信号SR1〜SR2nが順次に出力され、
スイッチKW1〜KW(2n)が順次にオンして信号線
の駆動が行われる。
【0120】(6)第6の実施の形態 図14〜図17を用いて本発明の第6の実施の形態を説
明する。
【0121】(駆動およびプリチャージの方式)図15
に示すように、本実施の形態では、「点順次の信号線反
転駆動」と「走査線反転駆動」を行う方式を採用し、か
つ信号線のプリチャージもこれに対応させて、点順次形
式で行う方式を採用する。信号線プリチャージが各走査
線の駆動の直前に行われるため、プリチャージから信号
線の駆動までの時間がすべての各信号線で同じとなり、
よって、より高精度のプリチャージを行える。
【0122】(液晶表示装置の構成)本実施の形態の液
晶表示装置の構成の概要が図14に示される。この液晶
表示装置は図11の場合と同様に点順次駆動方式を採用
しており、信号線駆動回路の構成は図11と同じであ
る。
【0123】但し、本実施の形態では、プリチャージも
点順次形式で行うべく、信号線プリチャージ回路300
内にもシフトレジスタ324が設けられている。このシ
フトレジスタ324は、信号線駆動回路におけるシフト
レジスタ500に対応している。そして、各シフトレジ
スタの動作開始を指示する信号(スタート信号)ST
は、シフトレジスタ324に直接に入力され、一方、シ
フトレジスタ500へは、遅延回路504を介して少し
遅延して入力される。
【0124】信号線プリチャージ回路300内に設けら
れたスイッチ制御回路320は、シフトレジスタ324
から順次に出力されるパルスを基にしてスイッチ制御信
号PC1a〜PC2nbを生成して出力し、これにより
信号線プリチャージが行われる。
【0125】スイッチ制御回路320は、例えば、図1
7に示すように、内部に切換スイッチSW1000,S
W1100,SW1200,SW1300,SW140
0・・・を有し、そのスイッチを適宜に切り換えること
により、シフトレジスタ324から出力されるパルスを
ハイレベルのスイッチ制御信号として出力させる。
【0126】(駆動およびプリチャージのタイミング)
図16に示すように、プリチャージは、信号線を駆動す
るためのスイッチKW1〜KW(2n)の開閉を制御す
る制御信号SR1〜SR2nがアクティブ(H)となる
前に、各信号線毎に順次に行われる。
【0127】例えば、1番目の水平ブランキング期間
(BL1st)においては、信号線S1に関し、「SR
1」が「H」となる時刻t9に先立って、信号線プリチ
ャージ回路におけるスイッチ制御信号PC1aが時刻t
6に「H」となり、プリチャージを実行する。同様に、
信号線S2に関しては、時刻t7にプリチャージが行わ
れ、信号線S3に関しては、時刻t8にプリチャージが
行われる。2番目の水平ブランキング期間(BL2nd)
においては、同様に、時刻t12,t13,t14に順
次にプリチャージが行われる。つまり、水平ブランキン
グ期間および水平選択期間において、点順次形式でプリ
チャージが行われる。
【0128】(7)第7の実施の形態 図18、図19を用いて、本実施の形態の液晶表示装置
について説明する。
【0129】本実施の形態の特徴は、プリチャージ用電
位Vpca,Vpcbのレベルを1水平選択期間毎に反
転させるようにしたことである。これにより、信号線プ
リチャージ回路320内のスイッチをSW1a,SW2
b,SW3a,SW4b・・・SW2nbとし、スイッ
チ数を、前掲の実施の形態の半分としたものである。こ
れにより、スイッチの構成が簡素化され、信号線プリチ
ャージ回路300の小型化を図れる。
【0130】図19に明示されるように、プリチャージ
用電位Vpca,Vpcbのレベルは周期的に反転する
が、1水平選択期間(および直前の1ブランキング期
間)内では、プリチャージ用電位Vpca,Vpcbの
レベルは一定であり、この点で、前掲の実施の形態と同
じである。つまり、本発明では、少なくとも、「1水平
選択期間(および直前の1ブランキング期間)」におい
て、プリチャージ用電位Vpca,Vpcbのレベルは
一定(つまり直流)である。
【0131】(8)第8の実施の形態 図20に本発明の第8の実施の形態の液晶表示装置を示
す。
【0132】本実施の形態の特徴は、図14の装置にお
ける、信号線プリチャージ回路300内のシフトレジス
タ324と、信号線を駆動するために用いられるシフト
レジスタ500とを共通化したことである。
【0133】これによって、プリチャージ回路の構成が
簡素化される。
【0134】図20において、参照番号600が信号線
駆動回路兼プリチャージ回路である。スイッチ制御回路
614はシフトレジスタ620の動作に同期して適宜に
スイッチ40を切り換える。画像信号Vsigは、端子
8に入力される。
【0135】シフトレジスタ620の出力「D1」は、
SW50をオンさせて信号線S1のプリチャージを行
う。
【0136】次に、シフトレジスタ620の出力「D
2」がスイッチ「SW51」をオンさせて画像信号Vs
igを「信号線S1」に供給する。また、シフトレジス
タ620の出力「D2」は、同時にスイッチSW52を
オンさせて「信号線S2」のプリチャージを行う。以
下、同様に、信号線への画像信号Vsigの供給と、次
の信号線のプリチャージとが同時に行われる。
【0137】なお、本実施の形態では、プリチャージと
画像信号の供給は1ラインずれているだけであるが、こ
れに限定されるものではなく、さらにずれていてもよ
い。
【0138】(9)第9の実施の形態 図21〜図23に、液晶表示装置(液晶パネル用基板)
の全体構成の概要が示される。
【0139】液晶表示装置は、図23に示すように、バ
ックライト1000,偏光板1200,TFT基板13
00と、液晶1400と、対向基板(カラーフィルタ基
板)1500と、偏光板1600とからなる。
【0140】本実施の形態では、図21に示すように、
TFT基板1300上に駆動回路1310を形成してい
る。駆動回路1310は、信号線駆動回路1305と、
走査線駆動回路1320と、信号線プリチャージ回路1
330とを含む。また、TFT基板1300上には、走
査線W1〜Wnと、信号線D1〜Dnと、画素部のTF
Tとが形成されている。これらの回路は、共通の製造プ
ロセス(例えば、低温ポリシリコンプロセス)を用いて
形成するのが望ましい。
【0141】そして、図22に示すように、液晶140
0は、TFT基板1300と対向基板1500との間に
封入されている。なお、参照番号1520,1522は
配向膜である。
【0142】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものでは
なく、種々に変形,応用が可能である。例えば、本発明
は、図28,図29に示されるような、複数の信号線を
同時に駆動する駆動方式を用いた場合にも適用可能であ
る。
【0143】図28において、7本の信号線112a〜
112gは一つの系列に属する信号線であり、これらの
信号線は同時に駆動される。つまり、信号線駆動回路1
00からのタイミング信号によりサンプリング手段10
6a〜106gが同時にオンし、並列化された画像信号
VD1〜VD6を同時に取り込むようになっている。な
お、図28において、タイミング回路ブロック25は、
各回路の動作タイミングを決定するタイミング信号を生
成して出力する。また、相展開回路32は、アナログ画
像信号VIDEOを基準クロックに基づいてサンプルホ
ールドし、一定の画素毎の情報を基準クロックの整数倍
のデータ長を有する画素データに展開した複数の相展開
信号を、並列に出力する。また、増幅反転回路34は、
画像信号を、周期的に反転しながら増幅するものであ
る。
【0144】図29に、サンプリング手段106a〜1
06gおよび信号線駆動回路100の具体的構成例が示
される。信号線駆動回路100は3つのCMOSインバ
ータを基本に構成されるクロックドインバータを単位と
して構成されており、各サンプリング手段106a〜1
06gはNMOSトランジスタからなる。
【0145】本発明は、図1(a)に示すようにスイッ
チを切り換えてプリチャージ用電位との接続/非接続を
制御するというシンプルな方式であり、ゆえに、図2
8,図29のような駆動方式を採用する場合にも、柔軟
に対応可能である。つまり、種々の駆動方式に対応し
て、正確かつ高速な信号線プリチャージが可能である。
【0146】また、本発明は、TFTを用いたアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置のみならず、スイッチング
素子としてMIM素子を用いたものや、STN液晶を用
いたパッシブ型液晶などにも適用可能である。
【0147】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の信号線プリチャージ方法の一
例の原理を説明するための図であり、(b)はプリチャ
ージに伴う信号線の電位変化を示す図であり、(c)は
本プリチャージ方法の効果の一つを説明するための図で
ある。
【図2】(a),(b)は共に本発明の信号線プリチャ
ージ方法の他の例の特徴を説明するための図である。
【図3】図2のプリチャージ方法を実現するための回路
の一例を示す図である。
【図4】本発明の液晶表示装置(線順次駆動)の構成の
一例を示す図である。
【図5】図4の液晶表示装置における反転駆動方式なら
びにプリチャージ方式の一例(線順次で走査線反転を行
う方式)を示す図である。
【図6】図5の駆動およびプリチャージを実行する場合
の、図4のプリチャージ回路の動作例を示すタイミング
チャートである。
【図7】図6の駆動およびプリチャージを行うためのプ
リチャージ回路の構成例を示す図である。
【図8】図4の液晶表示装置における反転駆動方式なら
びにプリチャージ方式の他の例(線順次で、走査線反転
かつ信号線反転を行う方式)を示す図である。
【図9】図7の駆動およびプリチャージを実行する場合
の動作例を示すタイミングチャートである。
【図10】図7のプリチャージ方式を実行するためのプ
リチャージ回路の一例を示す図である。
【図11】本発明の液晶表示装置(点順次駆動で、プリ
チャージは一括して行う方式)の構成の一例を示す図で
ある。
【図12】図10の液晶表示装置における反転駆動方式
ならびにプリチャージ方式の一例(点順次駆動で、走査
線反転かつ信号線反転のプリチャージを直前のブランキ
ング期間に一括して行う方式)を示す図である。
【図13】図11の駆動およびプリチャージを行う場合
の動作例を示すタイミングチャートである。
【図14】本発明の液晶表示装置(点順次駆動で、プリ
チャージも点順次形式で行う方式)の構成の一例を示す
図である。
【図15】点順次駆動で走査線反転かつ信号線反転駆動
を行い、プリチャージも同様に行う方式を示す図であ
る。
【図16】図15の駆動およびプリチャージを行う場合
の動作を示すタイミングチャートである。
【図17】図16のプリチャージ方式を実現するための
プリチャージ回路の要部の構成例を示す図である。
【図18】本発明の液晶表示装置(点順次駆動で、プリ
チャージを一括して行い、かつプリチャージ電位Vpc
a,Vpcbを周期的に反転させる方式を採用)の構成
の一例を示す図である。
【図19】図18の液晶表示装置における動作例を示す
タイミングチャートである。
【図20】信号線の駆動およびプリチャージの双方を一
本のシフトレジスタで行う方式を採用した液晶表示装置
の要部構成例を示す図である。
【図21】本発明の液晶パネル用基板の平面図である。
【図22】図21の液晶パネル用基板の一部断面図であ
る。
【図23】本発明の液晶表示装置の構造を説明するため
の図である。
【図24】(a),(b)は共に信号線プリチャージの
効果を説明するための図であり、(a)は信号線の電圧
変化を示し、(b)は液晶マトリクスの一部を示す。
【図25】本発明のプリチャージ方法の効果を説明する
ための、対比例の液晶表示装置の要部構成を示す図であ
る。
【図26】(a),(b)はそれぞれ、液晶表示装置に
おける反転駆動の態様を示す図である。
【図27】図7および図10のスイッチ制御信号PC1
a,PC2a・・・を発生させるための回路の例を示す
図である。
【図28】複数本の信号線を同時に駆動するための、駆
動回路系の構成例を説明するための図である。
【図29】図28における、サンプリング手段106a
〜106gおよび信号線駆動回路100の具体的構成例
を示す図である。
【符号の説明】
10 TFTからなるスイッチング素子 20 液晶 50 信号線プリチャージ回路 S 信号線 H 走査線 C1 信号線に寄生する容量(信号線の等価容量) C2,C3 第1および第2のプリチャージ電位線に寄
生する容量(プリチャージ線の等価容量) Vpca 第1のプリチャージ用電位 Vpcb 第2のプリチャージ用電位

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の走査線と、複数の信号線と、各走
    査線と各信号線とに接続されたスイッチ素子と、を有す
    るアクティブマトリクス型表示装置における前記信号線
    を、画像信号の供給に先だってプリチャージする方法で
    あって、 第1のプリチャージ用直流電位と、この第1のプリチャ
    ージ用直流電位とは異なる第2のプリチャージ用直流電
    位と、前記第1および第2のプリチャージ用直流電位の
    いずれかを選択的に前記信号線に接続するためのスイッ
    チとを、一本の信号線毎に用意しておき、 前記スイッチを切り換えて前記信号線を前記第1および
    第2のプリチャージ用直流電位のいずれかに接続し、こ
    れにより前記信号線を、前記画像信号の振幅の中心電位
    に対する極性と同一の極性でプリチャージすることを特
    徴とする信号線プリチャージ方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1および第2のプリチャージ用直流電位に保たれ
    た配線が、前記各電位毎に用意されていることを特徴と
    する信号線プリチャージ方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記配線の各々の等価容量は、前記信号線の各々の等価
    容量よりも大きいことを特徴とする信号線プリチャージ
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 1または複数の走査線毎にプリチャージの極性を時間的
    に反転させることを特徴とする信号線プリチャージ方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 アクティブマトリクス型表示装置を線順次駆動する場合
    に、1または複数の信号線毎にプリチャージの極性を周
    期的に反転させることを特徴とする信号線プリチャージ
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 アクティブマトリクス型表示装置を点順次駆動する場合
    に、1または複数の信号線毎にプリチャージの極性を周
    期的に反転させることを特徴とする信号線プリチャージ
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかにおいて、 前記信号線プリチャージは、水平選択期間に先立つ水平
    ブランキング期間において、少なくともある信号線に対
    してある期間は同時に行われることを特徴とする信号線
    プリチャージ方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 アクティブマトリクス型表示装置を点順次駆動する場合
    に、前記点順次駆動に先だつ水平ブランキング期間およ
    び水平選択期間に、所定のタイミングで前記信号線の各
    々に接続されている前記スイッチを順次に切り換えてい
    き、これにより、信号線のプリチャージを行うことを特
    徴とする信号線プリチャージ方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれかにおい
    て、 前記第1および第2のプリチャージ用直流電位はそれぞ
    れ、前記画像信号の灰色レベルに相当する電位であるこ
    とを特徴とする信号線プリチャージ方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項8において、 前記スイッチの前記信号線への接続時間を制御すること
    により、前記信号線の充放電の電流量を調整し、これに
    よって前記信号線を所定の電圧レベルにプリチャージす
    ることを特徴とする信号線プリチャージ方法。
  11. 【請求項11】 複数の走査線と、複数の信号線と、各
    走査線と各信号線とに接続されたスイッチ素子と、を具
    備するアクティブマトリクス型表示装置における前記信
    号線を、画像信号の供給に先だってプリチャージする方
    法であって、 第1のプリチャージ電位線と、この第1のプリチャージ
    電位線の電位とは異なる第2のプリチャージ電位線と、
    前記第1および第2のプリチャージ電位線のいずれかを
    選択的に前記信号線に接続するためのスイッチとを、一
    本の信号線毎に用意しておき、 前記スイッチを切り換えて、前記信号線を前記第1およ
    び第2のプリチャージ電位線のいずれかに接続して前記
    信号線のプリチャージを行うと共に、前記第1および第
    2のプリチャージ電位線のそれぞれの電位を周期的に反
    転させることを特徴とする信号線プリチャージ方法。
  12. 【請求項12】 複数の走査線と、複数の信号線と、各
    走査線と各信号線とに接続されたスイッチ素子と、を具
    備するアクティブマトリクス型表示装置における前記信
    号線を、画像信号の供給に先だってプリチャージする信
    号線プリチャージ回路であって、 第1のプリチャージ用電位線と、 前記第1のプリチャージ用電位線とは異なる電位の第2
    のプリチャージ用直流電位線と、 前記第1および第2のプリチャージ用電位線のいずれか
    を選択的に前記信号線に接続するためのスイッチと、 前記スイッチのを切り換えを制御するスイッチ制御回路
    と、を有することを特徴とする信号線プリチャージ回
    路。
  13. 【請求項13】 複数の走査線と、複数の信号線と、各
    走査線と各信号線との交点に設けられた、液晶と信号線
    との間の電気的接続を制御するスイッチ素子と、を具備
    する液晶表示装置における前記信号線を、画像信号の供
    給に先だってプリチャージする信号線プリチャージ回路
    であって、 第1のプリチャージ電位線と、 前記第1のプリチャージ用電位線の電位とは異なる電位
    の第2のプリチャージ電位線と、 前記第1のプリチャージ電位線と信号線の各々との接続
    /非接続を切り換えるために、各信号線毎に設けられた
    第1のスイッチと、 前記第2のプリチャージ電位線と信号線の各々との接続
    /非接続を切り換えるために、各信号線毎に設けられた
    第2のスイッチと、 前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの開閉を
    制御するスイッチ制御回路と、を有することを特徴とす
    る信号線プリチャージ回路。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 プリチャージ回路は、各信号線の各々を点順次でプリチ
    ャージするためのパルスを発生させるシフトシフトレジ
    スタを有することを特徴とする信号線プリチャージ回
    路。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 前記シフトレジスタは、各信号線に順次に画像信号を供
    給するためのシフトレジスタを兼ねることを特徴とする
    信号線プリチャージ回路。
  16. 【請求項16】 請求項12〜請求項15のいずれかに
    記載の信号線プリチャージ回路を具備する液晶パネル用
    基板。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 信号線プリチャージ回路と前記各走査線と各信号線との
    交点に設けられた、液晶と信号線との間の電気的接続を
    制御するスイッチ素子とは、共通の製造プロセスによっ
    て同一の基板上に製造されたことを特徴とする液晶パネ
    ル用基板。
  18. 【請求項18】 請求項16または請求項17のいずれ
    かに記載の液晶パネル用基板を用いて構成された液晶表
    示装置。
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