JPH1010970A - 地図データ更新システム - Google Patents

地図データ更新システム

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JPH1010970A
JPH1010970A JP8177257A JP17725796A JPH1010970A JP H1010970 A JPH1010970 A JP H1010970A JP 8177257 A JP8177257 A JP 8177257A JP 17725796 A JP17725796 A JP 17725796A JP H1010970 A JPH1010970 A JP H1010970A
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JP8177257A
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Inventor
Mitsuo Ikeda
光生 池田
Masahiko Koizumi
正彦 小泉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地図データベース内の編集結果を残したまま
地図データの更新を効率的に行なうことができる地図デ
ータ更新システムを提供する。 【解決手段】 ノードとリンクとで構成される道路ネッ
トワークの元データ2から形成した地図データベース3
を、新たに入手した元データ1の変更分を反映させるよ
うに更新する地図データ更新システムにおいて、元デー
タ2と新しい元データ1との差分を抽出する抽出手段4
と、その差分から関連するノード及びリンクを一纏まり
の編集単位として取出し、編集単位毎の編集操作手順リ
スト7を生成するリスト生成手段6と、地図データベー
ス内のデータに各編集単位の編集操作手順を実行する基
本編集手段9とを設ける。編集操作を編集単位で纏めて
行なうため、更新作業が効率化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値化された地図
データを保持し、このデータ内容を提供された地図デー
タに基づいて更新する地図データ更新システムに関し、
特に、この編集操作を効率的に行なえるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、ベンダーから提供されるデータ化
された地図データのデータベースを保有して、地図の作
成や画面表示用の地図情報の生成に利用することが広く
行なわれている。
【0003】この地図データは、国土地理院の発行する
紙地図などから作成された数値化データを基に構築され
ている。地図データベースは、一種類または数種類の元
地図データを入力し、それらを地図データベース内にお
いて管理し易い形式で保持している。実際の道路や施設
などは常に変化し続けているから、地図データベースに
入力するための元データは、定期的に更新されるのが普
通である。例えば、(財)日本デジタル道路地図協会が
提供している地図データは、毎年更新されている。従っ
て、更新のある度に新しいデータを地図データベースに
入力し、地図データを再構築しなければならない。
【0004】この定期的な更新作業を少ないコストで行
なうためには、更新をできるだけ自動化することが望ま
しい。更新の手段として、古い地図データを更新された
地図データと完全に入れ換える方法を取れば、再入力の
手間だけで完全に自動更新作業を行なうことができる。
【0005】しかし、数値化データの場合はデータの編
集が容易であるため、一度入力した元データに対して、
さらに地図データベース内でデータに独自の編集等を加
えることがよくある。このような地図データベース内で
の編集結果は、更新に際して残す必要があり、従って、
新旧のデータを全て入れ換えて元データを更新すること
はできない。こうしたとき、更新された元データと地図
データベース内のデータとを比較しながら注意深く更新
作業を行なわなければならないため、更新作業を人手で
行なうと膨大なコストが掛かる。
【0006】地図の自動更新を行なう方法として、例え
ば、特開平5−181411号公報「地図情報照合更新
方式」に記載されているように、新しい地図の画像処理
結果を地図データと照合し、地図オブジェクトの対応関
係を見つけて、それらの対応物の変化を自動的に抽出
し、地図情報を更新するという方法がある。
【0007】しかし、この方法を用いることができるの
は、地図データ上に家形があるなど、照合が容易な場合
に限られる。道路に相当する「リンク」と交差点などに
対応する「ノード」とで表現された道路ネットワークの
場合には、画像処理技術を用いて照合することが困難で
ある。
【0008】データが数値化されていても、あるリンク
が新旧の地図データで同じ道路を表しているにも関わら
ず位置がまったく重なっていないことがある。また、地
図データベース内でのデータの編集に際して、間違った
位置にリンクが追加されるなど、まったく予期しない編
集操作が加えられていることがあり、こうしたことが照
合を大変困難にしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、元データ
が更新された時に、地図データベース内のデータ編集の
結果を残したまま、データベースのデータ更新を行なう
ことは非常に手間が掛かる作業であり、従来は、これを
効率的に行なう方法が無かった。
【0010】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、地図データベース内のデータの編集結果
を残したまま、地図データベースのデータ更新を効率的
に行なうことができる地図データ更新システムを提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明のシステ
ムでは、現在の地図データベースの基礎を成す元データ
と新たに入手した元データとの差分を抽出する差分抽出
手段と、抽出された差分から、関連するノード及びリン
クを一纏まりの編集単位として取りだし、編集単位ごと
の編集操作手順のリストを生成する編集操作リスト生成
手段と、地図データベース内の地図データに対して各編
集単位の編集操作手順を実行して地図データベースを更
新する基本編集手段とを設けている。
【0012】また、編集操作リスト生成手段が生成した
各編集単位の編集操作手順を、基準に照らしてチェック
し、自動編集可能な編集単位だけを選択して基本編集手
段に渡す自動編集処理手段を設けている。
【0013】そのため、編集操作を編集単位ごとに纏め
て実行できるため、編集が加えられている地図データベ
ースの地図データに対する更新作業を効率化することが
できる。
【0014】また、自動編集処理手段を設けたシステム
では、基本編集手段により、地図データベース内の編集
箇所を残して、更新箇所の自動編集が行なわれる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ノードとリンクとで構成される道路ネットワークの
元データから形成した地図データベースを、新たに入手
した元データの変更分を反映させるように更新する地図
データ更新システムにおいて、現在の地図データベース
の基礎を成す元データと新たに入手した元データとの差
分を抽出する差分抽出手段と、抽出された差分から、関
連するノード及びリンクを一纏まりの編集単位として取
りだし、編集単位ごとの編集操作手順のリストを生成す
る編集操作リスト生成手段と、地図データベース内の地
図データに対して各編集単位の編集操作手順を実行して
地図データベースを更新する基本編集手段とを設けたも
のであり、編集操作を編集単位ごとに纏めて実行できる
ため、地図データベース内の地図データに編集が加えら
れていても、更新作業を効率化することができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、このシステムに
おいて、編集操作リスト生成手段が生成した各編集単位
の編集操作手順を基準に照らしてチェックし、自動編集
可能な編集単位だけを選択して基本編集手段に渡す自動
編集処理手段を設けたものであり、基本編集手段は、地
図データベース中の編集が加えられている箇所を除い
て、更新箇所の地図データを自動編集することができ
る。
【0017】請求項3に記載の発明は、この自動編集処
理手段が、編集単位中の編集操作が1つでも適用できな
ければ、その編集単位を無効にする、という基準に照ら
して自動編集可能な編集単位を選択するように構成した
ものであり、地図データベース中で少しでも編集が加わ
った箇所の更新を自動編集から除外することにより、確
実な更新を可能にする。
【0018】請求項4に記載の発明は、この自動編集処
理手段が、編集単位中の削除操作が適用できないとき、
その編集単位中の追加操作も適用できない場合に限っ
て、その編集単位を無効にする、という基準に照らして
自動編集可能な編集単位を選択するように構成したもの
であり、地図データの更新洩れを無くすときに有用に作
用する。
【0019】請求項5に記載の発明は、自動編集処理手
段により自動編集可能な編集単位として選択されなかっ
た編集単位を地図データベースに反映させるために行な
われる手動操作を支援する手動編集支援手段を設けたも
のであり、自動編集できない更新箇所を人間の判断を加
えながら編集操作を行なうとともに、その人手による編
集操作を、手動編集支援手段により効率化することがで
きる。
【0020】請求項6に記載の発明は、地図データベー
ス内の独自に編集された箇所の編集前のリンクまたはノ
ードに対応する編集後のリンクまたはノードを推定する
編集過程推定手段を設けたものであり、自動編集処理手
段は、この編集過程推定手段の推定結果を受けて、自動
編集可能な編集単位の割合を高めることができる。
【0021】請求項7に記載の発明は、地図データベー
スの編集単位を覆う最小の領域を切り出して、編集単位
の編集操作により地図データの更新が行なわれた場合の
状態を照合する地図データ照合手段を設けたものであ
り、局所的な照合で更新操作の誤りを高精度に検出する
ことができ、自動更新可能な編集単位の割合を高めるこ
とができる。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0023】(第1の実施の形態)第1の実施形態の地
図データ更新システムは、図1に示すように、作成され
た地図データが格納される地図データベース3と、地図
データベース3を作成するために入力された第一の元デ
ータ2と、第一の元データ2の更新されたデータを持つ
第二の元データ1と、第一の元データ2と第二の元デー
タ1との差分を抽出する差分抽出手段4と、差分抽出手
段4の抽出したデータが記述される差分リスト5と、第
一の元データ2と第二の元データ1との差分から、関連
して更新される一纏まりのノード及びリンクを編集単位
として取り出し、編集単位ごとの操作手順のリストを作
成する編集操作リスト生成手段6と、編集操作リスト生
成手段6の作成した編集単位のリストが記述される編集
操作リスト7と、編集操作リスト7に記述された編集単
位について地図データベース3の編集操作を実行する基
本編集手段9とを備えている。
【0024】第一の元データ2は、地図データベース3
を作成するために入力されたデータであり、ノードとリ
ンクとによって道路ネットワークが表現されている。各
ノードには、固有の番号(ID)が付され、IDとその
位置データ(例えば、地域を分割したブロックのIDと
そのブロック内での座標)とが対応して記述されてい
る。また、各リンクは、その両端のノードのIDによっ
て特定されている。
【0025】第二の元データ1は、第一の元データ2と
同一のフォーマットで、第一の元データ2から更新され
たデータを持つ。
【0026】具体例を上げて説明する。例えば、図2
(a)が第一の元データ2、図2(b)が第二の元デー
タ1であるとする。各元データ及び地図データベース3
中の地図データのノード及びリンクには、図2に記載の
番号とは異なる一意な番号が付与されており、同一のノ
ードには同じ番号が与えられ、両端のノード番号が等し
いリンクは同一のリンクであるとされる。いま、地図デ
ータベース3には第一の元データ2が入力されているも
のとする。
【0027】第二の元データ1は、第一の元データ2の
リンク205にリンク221を追加し、リンク207にリンク222
を追加して出来ている。また、ノード201とノード208、
ノード202とノード209、ノード203とノード210、及びノ
ード204とノード211は、それぞれ同一のノードである。
従ってリンク206とリンク218は同一のリンクである。差
分抽出手段4は、図2(a)に対する図2(b)の差分
データを抽出する。差分データは、削除されたノードが
なし、削除されたリンクが205、207、追加されたノード
が212、213、214、215、追加されたリンクが216、217、
219、220、221、222、と抽出され、差分リスト5に格納
される。
【0028】編集操作リスト生成手段6は、差分リスト
5に格納された差分データから、関連するノード及びリ
ンクの編集操作を編集単位として纏める。この具体例で
は、2個の編集単位を見つける。第一の編集単位は、リ
ンク205の削除、ノード212、ノード213の追加、リンク2
16、リンク217、リンク221の追加という複数の編集操作
からなり、第二の編集単位は、リンク207の削除、ノー
ド214、ノード215の追加、リンク219、リンク220、リン
ク222の追加という編集操作からなる。第一の編集単位
はノード201(208)とノード202(209)とを考慮すると
一つの連結したネットーワークになり、第二の編集単位
はノード203(210)とノード204(211)とを考慮すると
一つの連結したネットワークになるものである。
【0029】編集操作リスト生成手段6は、このような
複数の編集単位からなる編集操作リスト7を生成する。
【0030】基本編集手段9は、単一のノード、リンク
それぞれの追加操作、削除操作、属性変更操作を実行す
ることによって、地図データベース3の編集を行なう。
【0031】基本編集手段9は、削除操作に対しては削
除対象のノードやリンクが地図データベース3内に存在
しない場合にはその削除操作を実行しない。また、追加
操作に対しては、同じ場所にノードやリンクが既に存在
する場合はその追加操作を実行しない。ここで、同じ場
所に存在するとは、ノードの場合は、予め定めた距離以
内に既にノードがあるときを指し、また、リンクの場合
は両端のノードが同じ場所にある場合を指す。
【0032】この第1の実施形態のシステムの動作手順
を図3のフローチャートに示している。まず、 ステップ301:第一及び第二の元データを入力し、差分
抽出手段4で、それらの差分を抽出する。差分は、道路
ネットワークを構成する個々のノードとリンクとについ
て考えるので、ノードの削除、ノードの追加、ノードの
属性変更、リンクの削除、リンクの追加、リンクの属性
変更の6種類に分類することができる。道路地図データ
の更新は、これらの6種類の操作の組合せである。この
うち属性変更操作はノードやリンクの属性を書き換える
だけの作業となるので、ここでは取り上げない。従っ
て、差分抽出手段4の抽出結果により、ノード削除差分
リスト、ノード追加差分リスト、リンク削除差分リス
ト、及びリンク追加差分リストの4種類のリストを作成
する。
【0033】ステップ302:編集操作リスト生成手段6
は、それら4種類の差分リストから、図2で説明したよ
うに、互いに接続する一纏まりのノード及びリンクの編
集操作を編集単位とする編集操作リスト7を生成する。
【0034】ステップ303:編集操作リストを編集単位
ごとに基本編集手段9に適用することによって地図デー
タの更新を行なう。基本編集手段9は、既に削除された
り、追加されたりしたノードやリンクを対象とする編集
操作は実行しないが、それ以外の編集操作を実行するこ
とによって地図データを更新する。
【0035】ステップ302の編集操作リスト生成の過程
については、さらに詳細なステップに分けて、図4を用
いて説明する。
【0036】ステップ401:生成した編集操作を操作の
種別ごとに一時格納するための編集操作一時格納領域を
用意する。一時格納領域は、リンク削除操作、ノード削
除操作、リンク追加操作、ノード追加操作のそれぞれを
用意する。
【0037】ステップ402:各編集操作一時格納領域に
格納された編集操作を集めて編集単位に区分して格納す
る編集操作リスト格納キューと、各差分リストから処理
対象の差分を取り出して格納する処理対象差分リストと
を用意する。
【0038】ステップ403:ステップ301で作成した各差
分リストをノード削除差分リスト、リンク削除差分リス
ト、ノード追加差分リスト、リンク追加差分リストの順
に空かどうか調べ、最初に空でない差分リストが見つか
ったときは、 ステップ404:その差分リストから差分を一つ取り出
し、その差分を処理対象差分リストに挿入し、 ステップ405:編集操作生成処理を実行して、ステップ4
03に戻る。
【0039】ステップ403において、すべての差分リス
トが空である場合には、ステップ303に戻る。
【0040】次にステップ405の編集操作生成処理を図
5を用いて説明する。
【0041】ステップ501:処理対象差分リストが空か
どうか調べる。空でない場合には、 ステップ502:処理対象差分リストの先頭にある差分を
一つ取り出し、その差分に対応する編集操作を生成し、
対応する編集操作一時格納領域の最後に格納する。
【0042】ステップ503:ステップ502で取り出した差
分がリンクについてのものであるかどうかを判定し、リ
ンクについての差分であれば、 ステップ504:そのリンクの両端のノードそれぞれにつ
いて差分リスト中に差分があるかどうか判定する。それ
ぞれのノードについての差分があれば、 ステップ505:そのノードの差分をすべて差分リストか
ら取り出し、その差分を処理対象差分リストの最後に挿
入する。
【0043】ステップ506:その後、処理対象差分リス
トにある差分の編集操作生成処理を再帰的に実行し、生
成した編集操作を対応する編集操作一時格納領域の最後
に格納する。再帰実行から戻った時は、 ステップ508:ステップ502で取り出した差分に対応する
リンクの両端ノードのどちらかに接続する別のリンク
が、差分リストの中にないかどうかを調べ、あれば、 ステップ510:そのリンク差分を処理対象差分リストに
挿入して、 ステップ511:処理対象差分リストにある差分の編集操
作生成処理を再帰的に実行し、生成した編集操作を対応
する編集操作一時格納領域の最後に格納する。この編集
操作生成処理を終了すると、ステップ501に戻り、ステ
ップ501以降の手順を繰り返す。また、ステップ508で、
リンクの両端のノードに接続する別のリンクが差分リス
ト中にないときには、やはりステップ501に戻る。
【0044】ステップ503において、ステップ502で取り
出した差分がノードについての差分であるときは、 ステップ507:そのノードと同じ場所にある別のノード
が差分リストの中にないかどうかを調べ(道路ネットワ
ークには、幹線のネットワークと一般道のネットワーク
との2つが含まれているため、元データに同一ノードが
2回に渡って記述されている場合がある)、ある場合に
は、 ステップ509:そのノードの差分を処理対象差分リスト
に挿入し、 ステップ511:処理対象差分リストにある差分の編集操
作生成処理を再帰的に実行し、生成した編集操作を対応
する編集操作一時格納領域の最後に格納する。ここまで
の処理で、各編集操作一時格納領域には、関連するリン
クとノードとを一つの纏まりの単位とする編集単位の編
集操作リストが格納されている状態となる。
【0045】ステップ501において、処理対象差分リス
トが空になると、 ステップ512:リンク削除操作一時格納領域、ノード削
除一時格納領域、ノード追加操作一時格納領域、リンク
追加操作一時格納領域の順に、これまでに生成した操作
を編集操作リスト格納キューに入れ、キューの最後に編
集単位区切り記号を入れる。
【0046】次いで、ステップ403に戻り、差分リスト
から次の差分を一つ取り出し、ステップ501〜ステップ5
12の手順を繰り返す。
【0047】こうした動作で、編集操作リストの格納キ
ューには、地図データベースを更新するための操作手順
が編集単位で格納される。この編集単位の操作手順は基
本編集手段9に送られ、基本編集手段9は、既に削除さ
れたり、追加されたりしたノードやリンクを対象とする
編集操作は実行しないが、それ以外の編集操作を実行す
ることによって地図データを更新する。
【0048】このように、第1の実施形態のシステムで
は、地図データ更新のための操作手順を編集単位に纏め
ることができるため、地図データベース内のデータの編
集結果を残したまま、地図データベースのデータ更新を
行なうときの更新操作を効率化することができる。
【0049】(第2の実施の形態)第2の実施形態の地
図データ更新システムは、図6に示すように、編集操作
リスト生成手段6が生成した編集操作リスト7の各編集
単位について、自動編集を行なうことが適切かどうかを
判断する自動編集処理手段8を備えている。その他の構
成は第1の実施形態(図1)と変わりがない。
【0050】第1の実施形態では、編集単位を基本編集
手段9に伝えて、その実行の判断を基本編集手段9に委
ねているが、こうした方式では、地図データベース内の
独自の編集が行なわれている箇所で、誤った更新が行な
われる場合がある。これを図7を用いて説明する。
【0051】図7(a)は第一の元データ、図7(b)
は第一の元データを地図データベースに入れた後に、独
自の編集で地図データベース上でリンク610を追加した
もの、図7(c)は第二の元データで第一の元データに
リンク617を追加したものである。この時にノード601、
604、611は同一のノードであり、またノード602、605、
612は同一のノードであり、しかしノード606と613、及
びノード607と614は同じノードを表現しているがノード
番号が異なっており、さらに編集の都合で座標値が一定
以上ずれているものとする。
【0052】図7(c)の第二の元データを地図データ
ベースに反映させるために、図7の第一の元データ
(a)と第二の元データ(c)との差分を抽出すると次
のようになる。削除されたノードはなし、削除されたリ
ンクが603、追加されたノードが613、614、追加された
リンクが615、616、617である。さらにこの差分から得
られる編集操作リストは1個だけの編集単位で出来てお
り、次のようになる。リンク603の削除、ノード613、ノ
ード614の追加、リンク615、リンク616、リンク617の追
加である。
【0053】ところが、この編集単位を基本編集手段9
を通じて地図データベースに適用することを考えると、
図7(b)で明らかなように、リンク603は既に削除さ
れているので、編集操作リンク603の削除は実行されな
い。また、ノード613とノード614の追加はそれぞれノー
ド606、607と離れているために実行される。さらにリン
ク615、616、617の追加は実行される。このようにして
更新された地図データベースが図7(d)である。
【0054】ここでノード604、611、618は同じノー
ド、ノード605、612、619も同じノードである。ノード6
20、621はそれぞれノード606、607と同じノードであ
る。またノード622、623はノード613、614と同じノード
である。
【0055】このように、地図データベース内で既に追
加されているリンク610と同じリンク617が第二の元地図
データで加えられた場合に、編集の都合でその座標値が
ずれているときには、現実の世界で同じ道路を表すリン
クが二重に作成されることになる。
【0056】第2の実施形態では、こうした誤操作を避
けるため、自動編集処理手段8が、用途に応じて設定し
た基準に基づいて、それぞれの編集単位が適用可能であ
るかどうかを識別する。自動編集処理手段8は、この識
別を行なうために、編集操作リスト7から編集操作を1
つずつ取り出し、また、基本編集手段9を通じて地図デ
ータベース3の地図データを読み取り、取り出した編集
操作が適用可能であるかどうかを順次調べる。そして、
編集単位に含まれる編集操作のすべてが適用可能であ
り、その編集単位が基準に合致する場合にだけ、その編
集単位を基本編集手段9に送る。
【0057】一方、適用不可能な編集操作があるとき
は、編集単位区切り記号が現れるまでの編集操作を捨て
ることによって1個の編集単位全体を無効にする。
【0058】基本編集手段9は、自動編集処理手段8に
よって選択された編集単位の編集操作を自動編集処理す
る。
【0059】この実施形態では、以下の2通りの基準を
設けている。
【0060】一つ目は、1個の編集単位中の編集操作が
一つでも適用できなければ、その1個の編集単位の全部
を破棄するという基準である。ここで編集操作が適用で
きない場合には、次の2種類がある。第一は編集単位中
の削除操作が削除するノードやリンクが存在しない場合
である。第二は追加操作が追加する場所に既にノードや
リンクが存在している場合である。この基準では、地図
データベース中で少しでも編集が加えられている箇所の
更新は自動編集処理手段8が適用不可の処理をするの
で、確実な更新が行なわれる。
【0061】二つ目の基準は、削除操作が適用できない
場合には、編集単位中の次の編集操作を続けて、追加操
作が適用できない場合にのみ、その1個の編集単位の全
部を破棄するという基準である。この基準を図8を用い
て説明をする。
【0062】図8(a)は第一の元データ、図8(b)
は第一の元データを地図データベースに入れた後に地図
データベース上でリンク710を追加したもの、図8
(c)は第二の元データで第一の元データにリンク717
を追加したものである。この時にノード701、704、711
は同一のノードであり、またノード702、705、712は同
一のノードであり、しかしノード706と713、及びノード
707と714は異なるノードであるとする。
【0063】図8(c)の第二の元データを地図データ
ベースに反映させるために、図8の第一の元データ
(a)と第二の元データ(c)との差分を抽出すると次
のようになる。削除されたノードはなし、削除されたリ
ンクが703、追加されたノードが713、714、追加された
リンクが715、716、717である。さらにこの差分から得
られる編集操作リストは1個だけの編集単位で出来てお
り、次のようになる。リンク703の削除、ノード713、ノ
ード714の追加、リンク715、リンク716、リンク717の追
加である。
【0064】この編集単位を基本編集手段9を通じて地
図データベース3に適用することを考える。リンク703
の削除は図8(b)にそのリンクが存在しないので、削
除は実行されない。また、この時二つ目の基準によって
エラーとはしない。次にノード713、714の追加である
が、これはいずれも成功する。さらにリンク715、716、
及び717が追加されて、図8(d)のようになる。ここ
でノード704、711、718は同一のノードであり、705、71
2、720も同一のノードである。またノード706と719、ノ
ード713と722、ノード707と721、ノード714と723はそれ
ぞれ同じノードである。
【0065】この二つ目の基準では、地図データベース
内と更新後の元データとで明らかに同じ編集単位の操作
が行なわれた場合のみを排除するので、地図データの更
新の洩れを無くしたいときに有用である。
【0066】このように、第2の実施形態のシステムで
は、地図データベース内の地図データに編集が加えられ
ている場合でも、自動編集処理手段が更新の可能な編集
単位を基準に基づいて選択し、基本編集手段が、選択さ
れた編集単位を自動編集することによって、地図データ
の更新を効率よく実行することができる。
【0067】(第3の実施の形態)第3の実施形態の地
図データ更新システムは、図9に示すように、自動編集
処理手段8により自動編集処理が不可能と識別された編
集単位を格納する編集操作リスト10と、この編集単位に
ついて行なわれる手動編集を支援するための手動編集支
援手段11とを備えている。その他の構成は第2の実施形
態(図6)と変わりがない。
【0068】このシステムでは、自動編集処理手段8に
より自動編集処理が不可能と判定された編集単位が操作
編集リスト10に格納され、この編集単位について、人手
による処理が行なわれる。操作者は、手動編集処理支援
手段11の助けを借りながら、この編集単位についての地
図データベース3の更新作業を行なう。
【0069】手動編集処理支援手段11は、操作者との対
話を通じて、現行の地図データベース内の編集単位に該
当するデータが表す地図をディスプレイに表示し、仮に
編集操作リストを適用した場合の結果、及び編集操作を
一つずつ適用した場合の結果などを次々に表示する。
【0070】このように、第3の実施形態のシステムで
は、自動編集処理ができない編集単位について、人間の
判断を加えながら人手によって処理することにより、地
図データの精密な更新を行なうことができる。また、こ
の人手による作業は、編集操作が局所的な編集単位に纏
められているため、効率よく進めることができ、さらに
手動編集処理支援手段11を活用して能率よく処理するこ
とができる。
【0071】(第4の実施の形態)第4の実施形態の地
図データ更新システムは、図10に示すように、地図デ
ータベース3の編集過程を推定して編集前のリンクに対
応する編集後のリンクを探す編集過程推定手段12を備え
ている。その他の構成は第3の実施形態(図9)と変わ
りがない。
【0072】このシステムでは、自動編集処理手段8
が、編集操作リスト7の編集単位について自動編集が可
能であるかどうかを判別する際に、地図データベースの
編集箇所における編集前のリンクに対応する編集後のリ
ンクを編集過程推定手段12に問い合わせる。編集過程推
定手段12は、地図データベース3の該当箇所の編集過程
を推定して自動編集処理手段8の問い合わせるに応え
る。この編集箇所が特定のパターンであるときは、自動
編集処理手段8は、自動編集可能と識別する。その結
果、自動編集される編集単位の割合が増加する。
【0073】編集過程推定手段12が地図データベースの
編集箇所における編集前後のリンクの対応関係を推定す
る手順、及び、その推定結果に基づく地図データの更新
手順について、図11を用いて説明する。
【0074】ステップ801:自動編集処理手段8は、リ
ンク削除操作が適用できなかった時に、編集過程の推定
を編集過程推定手段12に指令する。
【0075】ステップ802:編集過程推定手段12は、削
除操作対象リンクの両端ノードを丁度2本のリンクを繋
ぎ合わせることによって結んでいるリンクを地図データ
ベース3の中から探す。そのような2本のリンクが見つ
かったときは、 ステップ803:その2本のリンクを繋げているノード
が、第一の元データに存在しておらず、且つ、削除対象
のリンク上に位置していることを確認する。この確認が
できたときは、見つけた二本のリンクを削除対象のリン
クと見立てて、それを自動編集処理手段8に伝える。
【0076】ステップ804:自動編集処理手段8は、編
集単位中のすべてのノード追加操作について、ノードの
追加場所が、見つけた二本のリンクのどちらかの上であ
るかどうかを調べる。そうであるとき、この編集単位は
自動編集可能な編集単位として判別する。このときの自
動編集は、次のように行なわれる。 ステップ805:追加ノードの追加場所のある側のリンク
を削除対象リンクと見なしてリンク削除操作を行ない、 ステップ806:ノード追加操作、リンク追加操作を行な
う。ここでの追加操作も、編集単位中の削除リンクの両
端ノードを、実際に削除したリンクの両端ノードに置き
換えて操作する。
【0077】上記の処理をさらに図12と合わせて説明
する。図12(a)は第一の元データ、図12(b)は
第一の元データを地図データベース3に入れた後に地図
データベース上でリンク910を追加したもの、図12
(c)は第二の元データで第一の元データにリンク917
を追加したものである。この時、ノード901、904、911
は同一のノードであり、またノード902、905、912は同
一のノードである。
【0078】図12(c)の第二の元データを地図デー
タベースに反映させるために、図12の第一の元データ
(a)と第二の元データ(c)との差分を抽出すると次
のようになる。削除されたノードはなし、削除されたリ
ンクが903、追加されたノードが913、914、追加された
リンクが915、916、917である。さらにこの差分から得
られる編集操作リストは1個だけの編集単位で出来てお
り、次のようになる。リンク903の削除、ノード913、ノ
ード914の追加、リンク915、リンク916、リンク917の追
加である。
【0079】ステップ801の判定は次のようになる。図
12のリンク903の削除操作は地図データベース(b)
の中にリンク903が既に存在しないので適用できない。
従ってステップ802へ進む。ステップ802の判定は次のよ
うになる。削除操作の適用に失敗したリンク901を接続
する2本のリンクは地図データベース中に908、909とし
て存在する。従ってステップ803へ進む。
【0080】ステップ803の判定は次のようになる。リ
ンク908と909とを接続するノードは906であり、これは
第一の元地図データには存在しない。しかもノード906
は、リンク903にリンク910を追加したために生成された
ノードであるから削除操作に失敗したリンク903の上に
ある。従ってステップ804へ進む。
【0081】ステップ804の判定は次のようになる。編
集単位中のノード追加はノード913、914の追加である。
このうちノード913は、リンク903にリンク917を追加し
たために生成されたノードであるから、削除操作に失敗
したリンク903上にあり、リンク908の上にある。従って
ステップ805に進む。
【0082】ステップ805では、ノード913が追加される
リンク908の削除操作を行なう。
【0083】ステップ806では、削除したリンク908の両
端のノード904と906との間にノード913を追加して、さ
らにリンク915、916を追加する。またノード914、リン
ク917を追加する。以上の操作の結果、図12(d)の
ように更新される。
【0084】このように、第4の実施形態のシステムで
は、自動編集処理の割合を高めることができるため更新
作業の効率がより向上する。
【0085】(第5の実施の形態)第5の実施形態の地
図データ更新システムは、図13に示すように、更新処
理が行なわれた地図データベースから編集単位を覆う最
小の領域を切り出して照合を行なう地図データ照合手段
13を備えている。その他の構成は第4の実施形態(図1
0)と変わりがない。
【0086】このシステムでは、自動編集処理手段8が
選択した編集単位について基本編集手段9が地図データ
の更新処理を行なうと、地図データ照合手段13は、地図
データベース3からその編集単位を覆う領域を切り出し
て、リンクやノードが二重に追加されていないかをチェ
ックする。そして、図7に示すように、近い距離にリン
クやノードが追加されている場合には、それを検出す
る。検出されたリンクやノードは、操作者が確認した
後、その一方を削除する。
【0087】地図データの照合は、家形や施設形状のよ
うな閉じた図形がある場合にはやり易いが、道路ネット
ワークの場合には、そうした図形を持たないため、照合
処理が難しい。しかし、この地図データ照合手段13は、
編集単位を覆うだけの限られた領域を単位として、局所
的に照合処理を行なうため、照合が容易であり、二重に
追加されたリンクやノードを高精度に検出することがで
きる。
【0088】その結果、自動編集処理手段8において自
動編集可能と識別する編集単位の割合を高めることがで
きる。つまり、自動編集の割合を高めた場合に混入する
更新における誤りを、地図データ照合手段13を通じて、
確実に捕捉することができるためである。
【0089】なお、この場合、自動編集処理手段8が、
編集単位について自動編集が可能かどうかを識別する際
に、その編集単位の編集操作を行なった場合の地図デー
タを地図データ照合手段13に渡し、地図データ照合手段
13が、その編集単位を覆う領域の地図データを地図デー
タベース3から読出して、双方の地図データを比較し、
近い距離にリンクやノードが追加される場合に、それを
自動編集処理手段8に報告し、自動編集処理手段8がこ
の報告に基づいて編集単位の自動編集の適否を識別する
ように構成することもできる。
【0090】このように第5の実施形態のシステムで
は、地図データの誤った更新を確実に検出することがで
き、そのため自動編集の割合を高めることができる。
【0091】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の地図データ更新システムは、元データが更新された場
合に、地図データベース内の地図データに編集が加えら
れていても、それを保存したまま、効率良く地図データ
を更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のシステムを示すブロ
ック図、
【図2】第1の実施形態のシステムにおける第一の元デ
ータ(a)と第二の元データ(b)との例を示す図、
【図3】第1の実施形態のシステムの全体の動作を示す
フローチャート、
【図4】第1の実施形態のシステムの編集操作リスト生
成手順を示すフローチャート、
【図5】第1の実施形態のシステムの編集操作生成手順
を示すフローチャート、
【図6】本発明の第2の実施形態のシステムを示すブロ
ック図、
【図7】第2の実施形態のシステムの第1基準による動
作を説明するための道路ネットワーク、
【図8】第2の実施形態のシステムの第2基準による動
作を説明するための道路ネットワーク、
【図9】本発明の第3の実施形態のシステムを示すブロ
ック図、
【図10】本発明の第4の実施形態のシステムを示すブ
ロック図、
【図11】第4の実施形態のシステムの動作を説明する
フローチャート、
【図12】第4の実施形態のシステムの動作を説明する
道路ネットワーク、
【図13】本発明の第5の実施形態のシステムを示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 第一の元データ 2 第二の元データ 3 地図データベース 4 差分抽出手段 5 差分リスト 6 編集操作リスト生成手段 7、10 編集操作リスト 8 自動編集処理手段 9 基本編集手段 11 手動編集支援手段 12 編集過程推定手段 13 地図データ照合手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノードとリンクとで構成される道路ネッ
    トワークの元データから形成した地図データベースを、
    新たに入手した元データの変更分を反映させるように更
    新する地図データ更新システムにおいて、 現在の地図データベースの基礎を成す元データと新たに
    入手した元データとの差分を抽出する差分抽出手段と、 抽出された差分から、関連するノード及びリンクを一纏
    まりの編集単位として取りだし、編集単位ごとの編集操
    作手順のリストを生成する編集操作リスト生成手段と、 前記地図データベース内の地図データに対して各編集単
    位の編集操作手順を実行して前記地図データベースを更
    新する基本編集手段とを備えることを特徴とする地図デ
    ータ更新システム。
  2. 【請求項2】 前記編集操作リスト生成手段が生成した
    各編集単位の編集操作手順を基準に照らしてチェック
    し、自動編集可能な編集単位だけを選択して前記基本編
    集手段に渡す自動編集処理手段を備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の地図データ更新システム。
  3. 【請求項3】 前記自動編集処理手段が、編集単位中の
    編集操作が1つでも適用できなければ、その編集単位を
    無効にする、という前記基準に照らして自動編集可能な
    編集単位を選択することを特徴とする請求項2に記載の
    地図データ更新システム。
  4. 【請求項4】 前記自動編集処理手段が、編集単位中の
    削除操作が適用できないとき、その編集単位中の追加操
    作も適用できない場合に限って、その編集単位を無効に
    する、という前記基準に照らして自動編集可能な編集単
    位を選択することを特徴とする請求項2に記載の地図デ
    ータ更新システム。
  5. 【請求項5】 前記自動編集処理手段により自動編集可
    能な編集単位として選択されなかった編集単位を前記地
    図データベースに反映させるために行なわれる手動操作
    を支援する手動編集支援手段を備えることを特徴とする
    請求項2乃至4に記載の地図データ更新システム。
  6. 【請求項6】 前記地図データベース内の独自に編集さ
    れた箇所の編集前のリンクまたはノードに対応する編集
    後のリンクまたはノードを推定する編集過程推定手段を
    備えることを特徴とする請求項2乃至5に記載の地図デ
    ータ更新システム。
  7. 【請求項7】 前記地図データベースの編集単位を覆う
    最小の領域を切り出して、前記編集単位の編集操作によ
    り地図データの更新が行なわれた場合の状態を照合する
    地図データ照合手段を備えることを特徴とする請求項1
    乃至6に記載の地図データ更新システム。
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