JPH1010964A - 配色練習装置及び色データ処理方法 - Google Patents

配色練習装置及び色データ処理方法

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JPH1010964A
JPH1010964A JP8188344A JP18834496A JPH1010964A JP H1010964 A JPH1010964 A JP H1010964A JP 8188344 A JP8188344 A JP 8188344A JP 18834496 A JP18834496 A JP 18834496A JP H1010964 A JPH1010964 A JP H1010964A
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JP
Japan
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color
data
symbol
hue
pccs
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JP8188344A
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English (en)
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Marie Otoi
万里恵 音井
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IWAMOTO CHISATO
SHIRIUSU ONE KK
Original Assignee
IWAMOTO CHISATO
SHIRIUSU ONE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンピュータ学習により配色の知識及び技術の
早期習得を図るとともに配色例のデータベース化を支援
する。 【解決手段】配色練習装置Xが、RGB表色系と他の特
定の表色系の色記号又は色データを変換自在に結合し、
配色練習課題とその要点説明を視覚表示して操作者にペ
イント選択指令入力を促し、練習課題の実行を案内して
実際の配色作成を模擬させ、作成データと評価データを
比較・分析して評価メッセージを表示する訓練機能を有
するものとされる。ここで、外部記憶手段1に個々に格
納される主要データファイル群が、各練習課題の配色説
明データファイル11、課題フォーマットファイル12、課
題データファイル13、評価データファイル14、色名デー
タファイル15、色相名データファイル16、トーン名デー
タファイル17、パレットデータファイル18及びトーン範
囲データファイル19からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配色の学習及びその
評価・分析並びに配色例のデータベース化を支援するた
めの配色練習装置及び色データ処理方法に関する。
【0002】ここで、本発明が最適な形態として取り扱
う特定の記号体系(基本表色系)は、日本色研事業株式
会社が「Color System」として提案してい
るPCCS(Practical Color Coordinate System )記
号体系であって、個々に色相番号、色相記号、明度記号
及び彩度(飽和度)記号を要素として結合した表示形式
を有するPCCS記号群から構成されるものである。
(表示フォーマット: 9・X-9.9-0 99.9・XX-9.9-9.9
s ;例>赤のビビッドトーン:2・R-4.5-9s)以下、PC
CS記号体系とPCCS表色系とは互換的に使用する。
なお、PCCS表色系においては標準的な166色の記
号群がよく知られているが、混色による色の表現を可能
としていることから、それに応じて色記号(色データ)
は拡張される。なお、本発明に関しては基本色数(ただ
し、前記のとおり可変)として上記166色を含む19
0色を記号化している。
【0003】
【従来の技術】従来、配色の学習(練習を含む。)に
は、課題に応じた実技練習(配色作成)が不可欠であ
り、生徒がテキストを見て画用紙に色を塗って作成した
ものを先生に評価してもらい、指導を受けるという所謂
対人学習が一般的であった。
【0004】しかしながら、従来の学習方法には以下の
ような問題点があった。 テキストに登載される配色例が少ない。(多色刷りは
印刷代も高く、紙数も限定される。) 配色作成に時間がかかる。やり直しにはさらに時間が
かかる。 評価を出すのに時間がかかる。
【0005】そこで、配色技術等の早期習得を支援する
ような改善策が期待されている。
【0006】今日、種々の媒体による学習手法が提供さ
れ、特にコンピュータ学習及びその学習ソフトの普及が
急伸してきているが、パーソナルコンピュータ(以下、
単にコンピュータという。)に配色の訓練機能を搭載し
た練習装置は未だ開発されていない。
【0007】ここで、色の表現手段は、従来的な絵の具
等の色料で色を作る場合が減法混色であり(PCCS表
色系もこれに準ずる。)、コンピュータのカラー画面で
色を表示(表現)する場合が色光を使用する加法混色で
あって、混色方法において対立している。
【0008】しかし、表現された配色の評価は、ほぼ同
じ条件(又はレベル)でみることができる。すなわち、
共通又は整合する観点から色の認識が可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明に係るソフトウ
エア思想は、配色の評価において、色の表現上の対立
(関係概念)を止揚し、コンピュータ画面(RGB表色
系)上の視覚認識レベルで統一的な取り扱いを可能とす
ることにある。なお、その創作は装置開発とともになさ
れることになる。
【0010】すなわち、異なる表色系の記号要素に互換
的な関係性(記号変換)を導入して結合し、コンピュー
タ画面(RGB表色系)上で変換自在に取り扱い、共通
又は整合する観点から視覚認識される配色練習の仮想世
界(構造,秩序及び機能を有する仮想的な時空間)を構
築するものである。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであって、配色に関する知識及び技術の習得に不可欠
な視覚認識による理解のしかたと実技練習(配色作成)
を訓練機能として手段構成することにより、学習効果を
高め早期習得を支援することが可能な配色練習装置及び
色データ処理方法を提案することを目的とするものであ
る。
【0012】また、課題データ(配色作成データ)を蓄
積してゆき配色例データベースを構築する目的を有す
る。さらに、カラーコーディネートを要請する利用先
(環境、建築、インテリア等)において、課題データ又
はデータベースから抽出した配色例をそのままプレゼン
テーション用の配色例として実用に供するという目的を
有する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、RGB表色系と他の特定の表色系の色記号
又は色データを変換自在に結合し、配色練習課題とその
要点説明を視覚表示して操作者にペイント選択指令入力
を促し、練習課題の実行を案内して実際の配色作成を模
擬させ、作成データと評価データを比較・分析して評価
メッセージを表示するようにした配色練習装置であっ
て、個々に格納されたデータファイル群(各練習課題の
配色説明データファイル、課題フォーマットファイル、
課題データファイル、評価データファイル、色名データ
ファイル、色相名データファイル、パレットデータファ
イル及びトーン範囲データファイル等)からなる外部記
憶手段と;特定の表色系とRGB表色系の色記号又は色
データを互換的に結合するための色データ変換手段と;
配色練習課題とその要点説明を視覚表示して操作者にペ
イント選択指令入力を促し、課題の実行を案内して実際
の配色作成を模擬させ、作成データと評価データを比較
・分析するための課題実行制御手段と;GUIを介して
初期メニュー、練習課題提示、要点説明及び例示を含む
各操作段階の入出力状態、課題実行模擬データ並びに評
価メッセージ等を表示するための視覚表示手段を具備す
ることを特徴とするものである。
【0014】また、特定の表色系の色記号とRGB値を
変換自在に結合する色データ処理方法であって、特定の
表色系に固有な色相基準色(ビビッド)に対応するRG
B値を色相番号とともに数値定義しておき、指定された
特定の表色系の色記号の色相番号に基づき該色相番号の
基準色の色記号及びRGB値を算出し、該基準色RGB
値について彩度及び明度を補正演算して、前記指定され
た特定の表色系の色記号の対応RGB値を決定し、RG
B表色系の視覚表示手段に表示・出力するものことを特
徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】好適な実施の形態に係る本発明
は、RGB表色系とPCCS表色系の色記号又は色デー
タを変換自在に結合し、配色練習課題とその要点説明を
視覚表示して操作者にペイント選択指令入力を促し、練
習課題の実行を案内して実際の配色作成を模擬させ、作
成データと評価データを比較・分析して評価メッセージ
を表示するようにした配色練習装置とされ、このPCC
S記号体系は、マンセル表色系及び日本の伝統色を定義
したJIS記号をPCCS記号に置き換えた記号群を包
含するものであり、各練習課題の配色説明データファイ
ルがPCCS記号群とPCCS表色系での配色における
トーンを含む色要素の遷移系列を定義した配色例表示変
更規準データを格納したものであり、課題フォーマット
ファイルが各練習課題ごとに色をペイントする色枠をそ
れぞれ設定して該色枠の表示位置、サイズ、図形タイプ
等のデータを格納したものであり、課題データファイル
が前記色枠にペイントした配色作成の模擬データをPC
CS表色系に記号化され課題データとして更新・蓄積す
るものであり、評価データファイルが各練習課題ごとに
用意され前記課題データを評価するための合否条件を格
納したものであり、色名データファイルがJIS記号を
置き換えた色記号を含むPCCS表色系の色記号、色名
及びトーン記号を格納したものであり、色相名データフ
ァイルがPCCS表色系の色相番号、色相記号及び色相
名を格納したものであり、トーン名データファイルがP
CCS表色系のトーン記号及びトーン名を格納したもの
であり、パレットデータファイルが前記色名データファ
イルの各色名データに対応するRGB値を格納したもの
であり、トーン範囲データファイルがPCCS表色系の
色相番号及びトーン記号とともに彩度範囲及び明度範囲
を定義し格納したものである。
【0016】また、上記装置における特徴的なデータ処
理方法の一は、PCCS記号とRGB値を変換自在に結
合する色データ処理方法であって、PCCS表色系の2
4色相基準色(色相環ビビッド色)に対応するRGB値
を色相番号とともに数値定義し、指定されたPCCS記
号の色相番号に基づき該色相番号の基準色PCCS記号
及び基準色RGB値を算出し、該基準色RGB値につい
て彩度及び明度を補正演算して、前記指定されたPCC
S記号の対応RGB値を決定し、RGB表色系の視覚表
示手段に表示・出力するものとされる。〔後述の実施例
記載中6−2及び6−3〕
【0017】また、その二は、練習課題を有するメニュ
ーを選択し、配色例初期表示を経た後、当該課題実行に
先立って他の配色例表示を選択することにより実行され
る共通的な色データ処理方法であって、初期表示データ
として読み込んだ練習課題別配色説明データファイルの
配色例PCCS記号データに対して、トーンを含む色要
素の何れかを指定し、かつ、該ファイル内の表示変更規
準データに基づき変更し、前記指定した色要素の遷移系
列におけるあらたな配色例PCCS記号データを生成す
る配色例色要素変更処理を施し、上記PCCS−RGB
変換処理を経てRGB表色系の視覚表示手段に表示・出
力するものである。〔後述の実施例記載中6−1,7−
1及び図6〕
【0018】さらに、その三は、課題実行選択後の色デ
ータ処理方法であって、課題実行過程で配色作成用の図
形色枠を表示してペイント選択指令を促し模擬作成した
課題データ(RGB配色作成データ)を、請求項6記載
のRGB−PCCS変換処理し、当該課題データについ
てトーンを含む色要素を分類表示可能に抽出し、評価デ
ータと照合して評価メッセージを表示・出力するもので
ある。〔後述の実施例記載中6−4,6−5,7−2及
び図7〕
【0019】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面を参照しながら
以下の順序で説明する。 1.ハードウエア構成 2.データファイル 3.色彩調和と配色に係る表示データ項目 4.画面構成 5.色の参照表示 5−1 参照機能(カラー及びトーン) 5−2 パレット機能 6.色データ変換処理(手段)について 6−1 配色例色要素変換処理 6−2 PCCS記号−RGB値変換処理 6−3 RGB値−PCCS記号変換処理 6−4 PCCS記号−色要素分類・チェック項目表示
処理 6−5 評価データによる課題チェック及び評価処理 7.配色練習課題及びその操作例(配色作成) 7−1 課題選択のための処理手順(共通) 7−2 課題実行、課題チェック及び評価のための処理
手順 7−3 操作例〔課題:トーン配色におけるトーンの類
似配色(1)〕
【0020】1.ハードウエア構成 図1にハードウエア構成を示すとおり、本発明配色練習
装置は、個々に格納された各練習課題の配色説明データ
ファイル(11)、課題フォーマットファイル(12)、課
題データファイル(13)、評価データファイル(14)、
色名データファイル(15)、色相名データファイル(1
6)、トーン名データファイル(17)、パレットデータ
ファイル(18)及びトーン範囲データファイル(19)か
らなる外部記憶手段(1)と;特定の表色系とRGB表
色系の色記号又は色データを互換的に結合するための色
データ変換手段(2)と;配色練習課題とその要点説明
を視覚表示して操作者にペイント選択指令入力を促し、
課題の実行を案内して実際の配色作成を模擬させ、作成
データと評価データを比較・分析するための課題実行制
御手段(3)と;GUIを介して初期メニュー、練習課
題提示、要点説明及び例示を含む各操作段階の入出力状
態、課題実行模擬データ並びに評価メッセージ等を表示
するための視覚表示手段(4)を特徴的構成としてい
る。
【0021】そして、RGB表色系とPCCS表色系の
色記号又は色データを変換自在に結合し、配色練習課題
とその要点説明を視覚表示して操作者にペイント選択指
令入力を促し、練習課題の実行を案内して実際の配色作
成を模擬させ、作成データと評価データを比較・分析し
て評価メッセージを表示するようにしている。なお、本
発明の開発は、「岩本ちさと,“色彩概論”,クロマ色
彩研究所(1993)」を教材とし、かつ、コンピュータ学
習用に練習課題等を増補したものである。
【0022】2.データファイル 図2に主要データファイル構成を示す。ここで、このP
CCS記号体系は、マンセル表色系及び日本の伝統色を
定義したJIS記号をPCCS記号に置き換えた記号群
を包含するものとされる。なお、データファイルとして
は、図示した以外にPCCS色相環データ、PCCSト
ーン一覧データ等の参照用データファイルを含む。
【0023】各練習課題の配色説明データファイル(1
1)は、PCCS記号群とPCCS表色系での配色にお
けるトーンを含む色要素の遷移系列を定義した配色例表
示変更規準データを格納したものである。
【0024】課題フォーマットファイル(12)は、各練
習課題ごとに色をペイントする色枠をそれぞれ設定して
該色枠の表示位置、サイズ、図形タイプ等のデータを格
納したものである。
【0025】課題データファイル(13)は、前記色枠に
ペイントした配色作成の模擬データをPCCS表色系に
記号化され課題データとして更新・蓄積するものであ
る。
【0026】評価データファイル(14)は、各練習課題
ごとに用意され前記課題データを評価するための合否条
件を格納したものである。
【0027】色名データファイル(15)は、JIS記号
を置き換えた色記号を含むPCCS表色系の色記号、色
名及びトーン記号を格納したものである。
【0028】色相名データファイル(16)は、PCCS
表色系の色相番号、色相記号及び色相名を格納したもの
である。
【0029】トーン名データファイル(17)は、PCC
S表色系のトーン記号及びトーン名を格納したものであ
る。
【0030】パレットデータファイル(18)は、前記色
名データファイルの各色名データに対応するRGB値を
格納したものである。
【0031】トーン範囲データファイル(19)は、PC
CS表色系の色相番号及びトーン記号とともに彩度範囲
及び明度範囲を定義し格納したものである。
【0032】3.色彩調和と配色に係る表示データ項目 図3に色彩調和と配色に係る表示データ項目を示す。
【0033】4.画面構成 図4に画面構成(ツリー)を示す。
【0034】5.色の参照表示 5−1 参照機能(カラー及びトーン) 色(とは何か)を理解するための基本的な(教科書的
な)知識を視覚表示するための参照機能である。
【0035】カラー参照機能は、全24色相のPCCS
ヒューサークル〔図5(A)〕、その色相のトーン基準
色を明度と彩度でグラフ表示するPCCSトーン基準色
〔色相番号が偶数の12色相について各別に11トーン
(p,lt,b,s,v,dp,dk,d,ltg,g,dkg)と無彩色5色(補色
となる色相)を同時表示可能〕〔図5(B)〕、及びP
CCSトーン一覧(図示省略)で構成されている。な
お、全20色相のマンセルヒューについても参考表示可
能としている(図示省略)。
【0036】トーン参照機能は、上記PCCSヒューサ
ークルの12色相についての色相環を表示し、かつ、そ
れらのトーン変化を一画面内に表示するPCCSトーン
分類〔図5(C)〕で構成されている。
【0037】5−2 パレット機能 課題において配色作成を模擬する際に色をペイントする
ためのパレット機能である。PCCSトーン一覧を基本
とした基本色パレット(12×11+9色)と混色するため
のMIXパレット(9色)とユーザー(操作者)が使用
した色を格納するユーザーパレット(12色)から構成さ
れる。〔後述の図13参照〕
【0038】6.色データ変換処理(手段)について 6−1 配色例色要素変換処理 図6の手順[P10] に示されるように、初期表示データと
して読み込んだ練習課題別配色説明データファイルの配
色例PCCS記号データに対して、トーンを含む色要素
の何れかを指定し、かつ、該ファイル内の表示変更規準
データに基づき変更し、前記指定した色要素の遷移系列
におけるあらたな配色例PCCS記号データを生成する
処理である。
【0039】配色例PCCS記号の色要素変換例、例え
ば赤のビビッドトーン:2R-4.5-9sと緑のビビッドトー
ン:12G-5.5-9sの2色配色の色要素を変更する場合を説
明する。ここで、色相のみを変更する場合、例えば色相
環の右回り2色相ずらすとすると、 2R-4.5-9sと12G-5.
5-9sは 4rO-5.5-9s と14BG-4.5-9s に変わり(このPC
CSヒューは図示省略。)、トーンをビビッドトーンか
らペールトーンに変更する場合、 2R-4.5-9sと12G-5.5-
9sは 2R-8.5-3sと12G-8.5-3sに変わる(このPCCSト
ーン一覧は図示省略。)というふうに、指定した色要素
の遷移系列においてその記号変更処理を施し、あらたな
配色例PCCS記号データを生成する(に書き変える)
ものである。
【0040】6−2 PCCS記号−RGB値変換処理 PCCS24色相基準色(ビビッドトーン)のPCCS
記号と、これに対するRGB値上で最高彩度となるRG
B値(RGB色相基準色)及びそのRGB色相番号をあ
らかじめ定義設定(決定)しておく。〔テーブルデータ
による。以下、図示しないテーブル。なお、このデータ
はパレットデータに登録されている。〕そして、これら
色相基準色のPCCS記号とRGB値により、以下のよ
うにして指定PCCS記号から対応RGB値を求める。
【0041】(1)まず、指定PCCS記号の色相番号
の基準色(ビビッドトーン)のPCCS記号とそのRG
B値を求める。ここでは、24色相に一致する色相番号
(以下、色相と互換的に使用する。)があれば、そのP
CCS記号とRGB値を基準色のものとし、一致しない
場合は、その色相番号に近い色相間において色相番号の
差の割合でPCCS記号とRGB値を算出する。なお、
一致する場合とは色相番号の少数部が0の場合、一致し
ない場合とは色相番号に少数部がある場合をいう。例え
ば、指定PCCS記号の色相番号が5.3(色相5.3)であ
る場合、色相5と色相6の間を3:7に分割する位置に
あると考え、両色相の基準色のPCCS記号とRGB値
から、当該差の割合(3:7)で色相5.3の基準色PC
CS記号と基準色RGB値を求める。
【0042】(2)上記(1)で求めた基準色RGB値
について彩度を調整する。ここでは、まず基準色と同明
度の無彩色の明度値(RGB値と同値)を求める。次
に、その無彩色と基準色RGB値を最低彩度0、最高彩
度9(s) に割り当て、彩度の値の割合で算出する。
【0043】(3)上記(2)で求めたRGB値につい
て明度を調整する。ここでは、基準色を元に色相と彩度
を一致させた上記(2)のRGB値に明度の差を加える
ことで、明度も一致させる。これにより、指定PCCS
記号の対応RGB値が決定する。
【0044】以下、一例を示して詳細に説明する。図示
しないテーブルにより、色相9の基準色PCCS記号<
9gY-8.0-9s>に対しRGB値(180, 207, 0 )及びRG
B色相番号289 、色相10の基準色PCCS記号<10YG-
7.0-9s >に対しRGB値(120, 195, 0 )及びRGB
色相番号354が既知の場合について、いま、指定PCC
S記号<9.2gY-6.0-4s>を対応RGB値に変換する。
【0045】なお、最低明度1.0 の明度値が0 、最高明
度9.5 の明度値が255 、最高明度、最低明度間の明度値
は等分するものとする。以下、RGB値は(R,G,
B)として成分で表し、算出時の小数点以下は四捨五入
する。
【0046】色相9.2 の基準色(ビビッドトーン)の
PCCS記号とRGB値を求める。ここで、明度及び彩
度を上記(1)に基づいて補正すると、 基準色の明度:8.0 +(7.0 −8.0 )×(9.2 −9.0 )
=7.8 基準色の彩度:9.0 +(9.0 −9.0 )×(9.2 −9.0 )
=9.0 となり、色相9.2 の基準色PCCS記号<9.2gY-7.8-9s
>を得る。
【0047】続いて、色相9.2 の基準色PCCS記号<
9.2gY-7.8-9s>の基準色RGB値を求める。PCCS色
相9及び10についてRGB色相基準色の各RGB値(18
0, 207, 0 )及びRGB値(120, 195, 0 )が既知であ
るから、上記(1)に基づいて補正すると、 R:180 +(120 −180 )×0.2 =168 G:207 +(195 −207 )×0.2 =205 B: 0 +( 0 − 0 )×0.2 = 0 となり、色相9.2 の基準色RGB値(168, 205, 0 )を
得る。
【0048】次に、基準色と同明度の無彩色の明度値
(RGB値と同値)を求め、その値と基準色RGB値か
ら彩度が4(s)のRGB値を求める。最低明度1.0 の明度
値が0 、最高明度9.5 の明度値が255 であるから、明度
7.8 の明度値は、255 ×(7.8 −1.0 )/(9.5 −1.0
)=204 である。
【0049】そこで、基準色と同明度の無彩色のRGB
値(204,204,204)と基準色RGB値(168,205,0)から、
次式により色相9.2 、明度7.8 での彩度4(s)のRGB値
を求める。 R:204 +(168 −204 )/9 ×4 =188 G:204 +(205 −204 )/9 ×4 =204 B:204 +( 0 −204 )/9 ×4 =113
【0050】さらに、明度を7.8 から6.0 に変更し
て、指定PCCS記号<9.2gY-6.0-4s>の対応RGB値
を算出する。 明度6.0 の明度値:255 ×(6.0 −1.0 )/(9.5 −1.
0 )=150 明度7.8 の明度値204 と明度6.0 の明度値150 の差を次
のように調整する。 R:188 +(150 −204 )=134 G:204 +(150 −204 )=150 B:113 +(150 −204 )= 59 したがって、指定PCCS記号<9.2gY-6.0-4s>の対応
RGB値は(134, 150,59)となる。
【0051】6−3 RGB値−PCCS記号変換処理 RGB値−PCCS記号変換処理は上記PCCS記号−
RGB値変換処理の逆変換であるが、次のようにして指
定RGB値から対応PCCS記号を求める。
【0052】(1)PCCS24色相基準色(ビビッド
トーン)のPCCS記号と、RGB値上で最高彩度とな
るRGB値(RGB色相基準色)及びそのRGB色相番
号を対応させたテーブル(先の図示しないテーブル)を
参照して、まず、指定RGB値からそのRGB色相番号
を求める。
【0053】(2)次に、RGB色相番号から対応する
PCCS色相番号を求める。
【0054】(3)さらに、PCCS色相番号から基準
色PCCS記号及び基準色RGB値を求め、基準色RG
B値と指定RGB値を比較し、両者の明度、彩度の距離
を考慮して対応PCCS記号に変換する。
【0055】以下、一例を示して詳細に説明する。い
ま、指定RGB値(134, 150, 59)を対応PCCS記号
に変換する。
【0056】指定RGB値(134, 150, 59)をRGB
色相基準色のRGB値に変換する。すなわち、以下のと
おりRGB値のうち最小値を0にした後、最大値を255
にすることによって、RGB色相基準色のRGB値を求
める。
【0057】この処理は、PCCS色相別トーン範囲と
トーン基準色を示す明度 vs.彩度のプロット(図示省
略)に基づき、RGB値(0,0,0)の黒とRGB色
相基準色を結ぶ線分を暗清色調の基準線とし、指定RG
B値を補正(変換)してこの線上に移動し、明度及び彩
度の変量(距離)を求めるときの被処理値とするもので
ある。すなわち、最小値を0にするとは、彩度はそのま
まで明度を下げることにより基準線上へ移動することを
意味し、最小値を255 にするとは、基準線上(暗清色
調)での最高彩度であるRGB色相基準色への移動を意
味する。 (134,150, 59 )→( 134-59, 150-59,59-59 )=
( 75, 91, 0 ) ( 75, 91, 0 )→(75*255/91, 255, 0 )=
(210, 255, 0 ) ここで、RGB色相基準色のRGB値(210, 255, 0 )
を得る。
【0058】そして、RGB色相基準色のRGB値を図
示しないテーブルに当てはめ、RGB色相番号を求め
る。 255 ×1 +(255−210)+1 =301 ここで、RGB色相番号301 を得る。
【0059】次に、RGB色相番号からPCCS色相
番号を求める。RGB色相番号 301は図示しないテーブ
ルを参照するとPCCS色相番号9と10の間、かつ、R
GB色相番号289 と354 の間であることから、 (301 −289)/(354−289)=0.1846・・・ ≒0.2 となり、ここで、PCCS色相番号9.2 を得る。
【0060】そこで、色相9.2 の基準色PCCS記号と
基準色RGB値を求める。PCCS記号−RGB値変換
処理において先述した〔段落0046及び0047〕と
同様の手順で、基準色PCCS記号<9.2gY-7.8-9s>及
び基準色RGB値(168, 205, 0 )を得る。
【0061】さらに、明度と彩度について考慮する
と、まず指定RGB値(134, 150, 59)の明度及び彩度
の被処理値は上記のとおり基準線上のRGB値(75, 9
1, 0 )であるから、このRGB値(75, 91, 0 )につ
いて(0, 0, 0 )〜(168, 205,0 )間で明度及び彩度
を算出する。 R成分の明度:(75/168 )×(7.8 −1.0 )=3.0
3... ≒3.0 G成分の明度:(91/205 )×(7.8 −1.0 )=3.0
1... ≒3.0 ここで、明度3.0 (同値)を得る。〔明度を下げた基準
線上のRGB値(75,91, 0 )の明度であり、当然同値
であるからどちらか一方を処理すればよい。〕ところ
で、指定RGB値のB成分は59であるから、 B成分の明度変量: 1.0+( 59/255 )×(9.5−1.0)=
2.96...であり、実際の明度は3.0 +2.96... =5.96...
≒6.0 である。ここで、PCCS記号の明度6.0 を得
る。 R成分の彩度:(75/168 )×9 =4.01... ≒4 G成分の彩度:(91/205 )×9 =3.99... ≒4 ここで、PCCS記号の彩度4sを得る。〔上記したとお
り、基準線上のRGB値(75,91, 0 )について彩度は
不変。〕 したがって、指定RGB値(134, 150, 59)の対応PC
CS記号は<9.2gY-6.0-4s>となる。
【0062】6−4 PCCS記号−色要素分類・チェ
ック項目表示処理 図7の手順[P120], [P121]に示されるように、課題デー
タ(配色作成模擬データ)について、その色データ(P
CCS記号)から色要素(色相番号、明度、彩度及びト
ーン)を分解・抽出することで、課題チェックのための
色要素分類及びチェック項目表示をおこなう。
【0063】なお、トーンは色相番号、明度及び彩度か
ら導かれ、色相別に明度範囲と彩度範囲にトーンを対応
させた「トーン範囲データ」(定義)から、該当する色
相番号、明度及び彩度のトーンを取得し決定する。
【0064】6−5 評価データによる課題チェック及
び評価処理 図7の手順[P130]に示されるように、練習課題の評価デ
ータは各別に存在し、練習課題によって異なる合格条件
が登録(設定)されている。また、課題データは課題の
色枠(図形表示)に対応するPCCS記号から構成され
ている。
【0065】実行された課題データ(配色作成模擬デー
タ)を評価するために、PCCS記号から色要素(色相
番号、明度、彩度及びトーン)に分類した課題データと
評価データを次のとおり判定(比較・分析)する。
【0066】色相差が合格条件の場合、評価データ側
の必要な色相数及び色相間の色相差度範囲(色相差度と
は色相環を360°の円と考え色相の位置関係を角度で
表したもの)と、課題データで使用されている色相番号
の数及び色相番号間の色相差度とを比較し、合格条件範
囲かどうか判定する。
【0067】また、トーンが合格条件の場合、評価デ
ータ側の合格トーンの組合せと、課題データで使用され
ているトーンとを比較し判定する。
【0068】その他、無彩色は使用不可である、使
用可能な明度範囲が定まっている、及び課題の色枠の
並びについての一定の規則、例えば明度の変化が一定で
ある等の合格条件が練習課題ごとに各別に設定されてい
る。
【0069】上記合格条件の各々について両データ(課
題データと合格条件の評価データ)を比較しやすい形式
に変換し、比較し、合否判定をおこなう。なお、この処
理はデータ処理であるが、レッスンによって比較(判
定)に必要とする色要素や条件の形式や条件の組合せが
違うため、比較しやすい形式に変換する等の前処理が必
要であったり、比較処理自体が評価データよりプログラ
ム内のロジックが重要であったりするので、データの単
純な照合ではないことを付言しておく。
【0070】そして、操作者には、評価結果から該当す
る評価メッセージを抽出し表示することで評価結果を知
らせる。
【0071】7.配色練習課題及びその操作例(配色作
成) 実行課題(以下、単に課題。)は、各々の配色練習課題
(以下、レッスンという。)項目を理解したあとで実際
に配色をおこなう画面である。課題フォーマット(図形
枠)は固定で、パレットから色を選択して各々の枠をペ
イントする。課題(配色作成の模擬)ができたら、課題
チェック画面で課題を分析し、評価を操作選択して合否
を評価する。なお、課題には、作成者名、タイトル等の
書誌的な課題情報を付加できる。
【0072】操作(データ処理)手順を共通的な配色例
色要素変更処理を含む課題選択手順と課題実行、課題チ
ェック及び評価手順とに大別して以下説明する。
【0073】7−1 課題選択のための処理手順(共
通) 図6に処理手順を示すように、レッスンメニューから主
課題(テーマ)を操作選択後、課題の要点説明(以下、
ポイント説明。)及び課題実行の操作選択に先立って他
の配色例表示の要する場合、その画面中の色相変更又は
トーン変更を操作選択[D10] させ、初期表示データとし
て読み込んだ練習課題別配色説明データファイルの配色
例PCCS記号データに対して、前記指定した色要素変
更(色相変更又はトーン変更)について、ファイル内の
表示変更規準データに基づき当該色要素を遷移させてゆ
き、あらたな配色例PCCS記号データを生成する配色
例色要素変更処理[P10] を施し、PCCS−RGB変換
処理[P11] を経てRGB表色系の視覚表示手段に前記あ
らたに生成した配色例を表示・出力[P12] する。
【0074】そして、上記配色例表示にリンクした課題
のポイント説明を操作選択[D20] させてポイント説明表
示[P20] を得るか、および/または課題実行を操作選択
[D30] させて当該課題をひらく[P30] 。〔後述の7−3
の手順a〜f〕
【0075】7−2 課題実行、課題チェック及び評価
のための処理手順 図7に処理手順を示すように、課題実行過程で課題ペイ
ントを操作選択[D110]させ、配色作成用の図形色枠を表
示[P110]してペイント選択指令を促し、模擬作成したR
GB配色作成データ(課題データ)をRGB−PCCS
変換処理[P111]し、当該課題データについて課題チェッ
クを操作選択[D120]させ、トーンを含む色要素を分類可
能に抽出[P120 〜P121] し、評価を操作選択[D130]さ
せ、評価データと照合[P130]して評価メッセージを表示
・出力[P131]する。〔後述の7−3の手順g〜l〕
【0076】7−3 操作例〔課題:トーン配色におけ
るトーンの類似配色(1)〕 図8〜図16に課題実行のための各画面を示し、操作内容
(図6及び図7の処理フローに準ずる。)とともに以下
説明する。
【0077】a)装置を起動し、レッスンメニューを表
示する。<図8> b)レッスンメニューからテーマ(トーン配色)を操作
選択し、当該テーマが有する課題群を表示する。<図
9;図6手順[I10] > c)課題群から実行課題(トーンの類似配色)を操作選
択し、配色例初期表示を画面表示する。<図10> d)必要に応じて画面中の色相変更又はトーン変更を操
作選択し、配色例色要素変更処理し、あらたに生成した
配色例表示を画面表示する。<図11(A)(B);図6
手順[D10],[P10] 〜[P12] > e)必要に応じて当該課題のポイント説明を操作選択
し、前記配色例表示にリンクした当該実行課題(配色例
表示にリンク)に関するポイント説明の画面表示を得
る。<図12;図6手順[D20],[P20] > f)そして、前記配色例表示にリンクした課題実行を操
作選択し、課題(配色作成)画面をひらく。<図6手順
[D30],[P30] >
【0078】g)課題フォーマット初期表示を画面表示
し、課題ペイントを操作選択し、表示された色枠にパレ
ット画面からパレット色をドラック&ドロップしてペイ
ントし配色してゆく。<図13及び図14;図7手順[D11
0],[P110] > h)課題チェックを操作選択し、課題実行結果に基づく
配色作成模擬データ(課題データ)の色要素(色相環、
色相、トーン分類)を分類しチェック項目を表示する。
<図15;図7手順[D120],[P120],[P121]> i)評価を操作選択し、評価メッセージを表示する。<
図16;図7手順[D130],[P130],[P131]> j)必要ならば配色を修正して、再度課題チェック及び
評価を操作選択する。<図示省略;上記手順g,h> k)課題読込・保存を操作選択し、課題データの読込又
は保存処理をおこなう。この課題データを蓄積してゆく
ことによりデータベース化が図れる。<図示省略;図7
手順[P140],[P141] > l)課題終了を操作選択することにより課題実行制御を
閉じる。
【0079】上記操作例は画面構成(図4)及びレッス
ンメニュー(図8)をみると理解されるように一例にす
ぎない。したがって、本発明の配色練習装置において、
課題実行プロセスがどのように制御されているのかが理
解されれば十分である。
【0080】もちろん、本発明の配色練習装置がソフト
ウエアを中心にバージョンアップされ、訓練機能や汎用
性を拡大してゆくであろうことは当然考慮されるところ
である。そして、使用とともにデータベースが充実して
くると、カラーコーディネートを要請する利用先(環
境、建築、インテリア等)において、より汎用性が高ま
る一方、後継機の開発においても、CADやその他の機
器的手段と連携する新たな配色作成装置又は配色例提案
装置として進化してゆくことが容易に予想される。この
方向性は、本発明の提案によって開拓され、かつ、展望
されるものであることを付言しておく。
【0081】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなるものであ
り、これによればコンピュータのハードウエア資源を利
用し、配色に関する知識及び技術の習得に不可欠な視覚
認識による理解のしかたと実技(配色作成)を訓練し、
かつ、その結果を評価・分析するための機能実現手段を
構成しているので、学習効果を高め早期習得を支援する
ことが可能である。
【0082】また、カラーコーディネートを要請する利
用先(環境、建築、インテリア等)において、課題デー
タ又はデータベースから抽出した配色例をそのままプレ
ゼンテーション用の配色例として実用に供することがで
きる等、汎用性が高いものである。
【0083】さらに、課題データを蓄積してゆき配色例
データベースを構築することができるので、使用を重ね
るごとに汎用性を含み利用価値が増す点で有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例ブロック図である。
【図2】実施例のデータファイル構成を示す説明図であ
る。
【図3】実施例の色彩調和と配色に係る表示データ項目
を示す説明図である。
【図4】実施例の画面構成(ツリー)を示す説明図であ
る。
【図5】実施例における色の参照表示(機能)を示す説
明図である。
【図6】実施例の課題選択のための処理手順(共通)を
示すフローチャートである。
【図7】実施例の課題実行、課題チェック及び評価のた
めの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】実施例の課題実行過程におけるレッスンメニュ
ー画面を示す説明図である。
【図9】実施例の課題実行過程における操作選択したテ
ーマの課題群表示画面を示す説明図である。
【図10】実施例の課題実行過程における配色例初期表示
画面を示す説明図である。
【図11】実施例の課題実行過程における配色例表示画面
を示す説明図である。
【図12】実施例の課題実行過程におけるポイント説明表
示を示す説明図である。
【図13】実施例の課題実行過程における課題フォーマッ
ト初期表示を示す説明図である。
【図14】実施例の課題実行過程における課題ペイントの
図形色枠表示を示す説明図である。
【図15】実施例の課題実行過程における課題データの色
要素分類・チェック項目表示を示す説明図である。
【図16】実施例の課題実行過程における評価メッセージ
表示を示す説明図である。
【符号の説明】
1 外部記憶手段 2 色データ変換手段 3 課題実行制御手段 4 視覚表示手段 5 入力装置(キーボード・マウス) 11 配色説明データファイル 12 課題フォーマットファイル 13 課題データファイル 14 評価データファイル 15 色名データファイル 16 色相名データファイル 17 トーン名データファイル 18 パレットデータファイル 19 トーン範囲データファイル X 配色練習装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09B 19/00 G09G 5/02 Z G09G 5/02 G06F 15/62 310A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RGB表色系と他の特定の表色系の色記
    号又は色データを変換自在に結合し、配色練習課題とそ
    の要点説明を視覚表示して操作者にペイント選択指令入
    力を促し、練習課題の実行を案内して実際の配色作成を
    模擬させ、作成データと評価データを比較・分析して評
    価メッセージを表示するようにした配色練習装置であっ
    て、個々に格納されたデータファイル群からなる外部記
    憶手段と;特定の表色系とRGB表色系の色記号又は色
    データを互換的に結合するための色データ変換手段と;
    配色練習課題とその要点説明を視覚表示して操作者にペ
    イント選択指令入力を促し、課題の実行を案内して実際
    の配色作成を模擬させ、作成データと評価データを比較
    ・分析するための課題実行制御手段と;GUIを介して
    初期メニュー、練習課題提示、要点説明及び例示を含む
    各操作段階の入出力状態、課題実行模擬データ並びに評
    価メッセージ等を表示するための視覚表示手段を具備す
    ることを特徴とする配色練習装置。
  2. 【請求項2】 特定の表色系がPCCS記号体系からな
    り、マンセル表色系及び日本の伝統色を定義したJIS
    記号をPCCS記号に置き換えた記号群を包含するもの
    であり、個々に格納されたデータファイル群が、各練習
    課題の配色説明データファイル、課題フォーマットファ
    イル、課題データファイル、評価データファイル、色名
    データファイル、色相名データファイル、トーン名デー
    タファイル、パレットデータファイル及びトーン範囲デ
    ータファイル等からなり、前記各練習課題の配色説明デ
    ータファイルがPCCS記号群とPCCS表色系での配
    色におけるトーンを含む色要素の遷移系列を定義した配
    色例表示変更規準データを格納したものであり、前記課
    題フォーマットファイルが各練習課題ごとに色をペイン
    トする色枠をそれぞれ設定して該色枠の表示位置、サイ
    ズ、図形タイプ等のデータを格納したものであり、前記
    課題データファイルが前記色枠にペイントした配色作成
    の模擬データをPCCS表色系に記号化され課題データ
    として更新・蓄積するものであり、評価データファイル
    が各練習課題ごとに用意され前記課題データを評価する
    ための合否条件を格納したものであり、前記色名データ
    ファイルがJIS記号を置き換えた色記号を含むPCC
    S表色系の色記号、色名及びトーン記号を格納したもの
    であり、前記色相名データファイルがPCCS表色系の
    色相番号、色相記号及び色相名を格納したものであり、
    前記トーン名データファイルがPCCS表色系のトーン
    記号及びトーン名を格納したものであり、前記パレット
    データファイルが前記色名データファイルの各色名デー
    タに対応するRGB値を格納したものであり、前記トー
    ン範囲データファイルがPCCS表色系の色相番号及び
    トーン記号とともに彩度範囲及び明度範囲を定義し格納
    したものである請求項1記載の配色練習装置。
  3. 【請求項3】 RGB表色系と他の特定の表色系の色記
    号又は色データを変換自在に結合し、配色練習課題とそ
    の要点説明を視覚表示して操作者にペイント選択指令入
    力を促し、練習課題の実行を案内して実際の配色作成を
    模擬させ、作成データと評価データを比較・分析して評
    価メッセージを表示するようにした配色練習装置であっ
    て、特定の表色系の色記号群と該表色系での配色におけ
    るトーンを含む色要素の遷移系列を定義した配色例表示
    変更規準データを格納した各練習課題の配色説明データ
    ファイルと、色をペイントする色枠からなり各色枠の表
    示位置、サイズ、図形タイプ等のデータを格納した各練
    習課題の課題フォーマットファイルと、各練習課題ごと
    の色枠にペイントした配色作成の模擬データを特定の表
    色系の色記号の課題データとして蓄積する課題データフ
    ァイルと、各練習課題ごとに用意され前記課題データを
    評価するための合否条件を格納した評価データファイル
    と、JIS記号を置き換えた色記号を含む特定の表色系
    の色記号、色名及びトーン記号を格納した色名データフ
    ァイルと、特定の表色系の色相番号、色相記号及び色相
    名を格納した色相名データファイルと、特定の表色系の
    トーン記号及びトーン名を格納したトーン名データファ
    イルと、前記色名データファイルの各色名データに対応
    するRGB値を格納したパレットデータファイルと、特
    定の表色系の色相番号及びトーン記号とともに彩度範囲
    及び明度範囲を定義し格納したトーン範囲データファイ
    ル等のデータファイル群から構成された外部記憶手段
    と;特定の記号体系とRGB表色系の色データを互換的
    に結合するための色データ変換手段と;配色練習課題と
    その要点説明を視覚表示して操作者にペイント選択指令
    入力を促し、課題の実行を案内して実際の配色作成を模
    擬させ、作成データと評価データを比較・分析するため
    の課題実行制御手段と;GUIを介して初期メニュー、
    練習課題提示、要点説明及び例示を含む各操作段階の入
    出力状態、課題実行模擬データ並びに評価メッセージ等
    を表示するための視覚表示手段を具備することを特徴と
    する配色練習装置。
  4. 【請求項4】 特定の表色系がPCCS記号体系からな
    り、マンセル表色系及び日本の伝統色を定義したJIS
    記号をPCCS記号に置き換えた記号群を包含するもの
    である請求項3記載の配色練習装置。
  5. 【請求項5】 特定の表色系の色記号とRGB値を変換
    自在に結合する色データ処理方法であって、特定の表色
    系に固有な色相基準色(ビビッド)に対応するRGB値
    を色相番号とともに数値定義しておき、指定された特定
    の表色系の色記号の色相番号に基づき該色相番号の基準
    色の色記号及びRGB値を算出し、該基準色RGB値に
    ついて彩度及び明度を補正演算して、前記指定された特
    定の表色系の色記号の対応RGB値を決定し、RGB表
    色系の視覚表示手段に表示・出力するものことを特徴と
    する色データ処理方法。
  6. 【請求項6】 PCCS記号とRGB値を変換自在に結
    合する色データ処理方法であって、PCCS表色系の2
    4色相基準色(色相環ビビッド色)に対応するRGB値
    を色相番号とともに数値定義し、指定されたPCCS記
    号の色相番号に基づき該色相番号の基準色PCCS記号
    及び基準色RGB値を算出し、該基準色RGB値につい
    て彩度及び明度を補正演算して、前記指定されたPCC
    S記号の対応RGB値を決定し、RGB表色系の視覚表
    示手段に表示・出力するものことを特徴とする色データ
    処理方法。
  7. 【請求項7】 RGB表色系とPCCS表色系の色記号
    又は色データを変換自在に結合し、配色練習課題とその
    要点説明を視覚表示して操作者にペイント選択指令入力
    を促し、練習課題の実行を案内して実際の配色作成を模
    擬させ、作成データと評価データを比較・分析して評価
    メッセージを表示するようにした配色練習装置におい
    て、練習課題を有するメニューを選択し、配色例初期表
    示を経た後、当該課題実行に先立って他の配色例表示を
    選択することにより実行される共通的な色データ処理方
    法であって、初期表示データとして読み込んだ練習課題
    別配色説明データファイルの配色例PCCS記号データ
    に対して、トーンを含む色要素の何れかを指定し、か
    つ、該ファイル内の表示変更規準データに基づき変更
    し、前記指定した色要素の遷移系列におけるあらたな配
    色例PCCS記号データを生成する配色例色要素変更処
    理を施し、請求項6記載のPCCS−RGB変換処理を
    経てRGB表色系の視覚表示手段に表示・出力すること
    を特徴とする色データ処理方法。
  8. 【請求項8】 RGB表色系とPCCS表色系の色記号
    又は色データを変換自在に結合し、配色練習課題とその
    要点説明を視覚表示して操作者にペイント選択指令入力
    を促し、練習課題の実行を案内して実際の配色作成を模
    擬させ、作成データと評価データを比較・分析して評価
    メッセージを表示するようにした配色練習装置におい
    て、課題実行選択後の色データ処理方法であって、課題
    実行過程で配色作成用の図形色枠を表示してペイント選
    択指令を促し模擬作成した課題データ(RGB配色作成
    データ)を、請求項6記載のRGB−PCCS変換処理
    し、当該課題データについてトーンを含む色要素を分類
    表示可能に抽出し、評価データと照合して評価メッセー
    ジを表示・出力することを特徴とする色データ処理方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5296268B1 (ja) * 2013-03-22 2013-09-25 一般財団法人日本色彩研究所 トーン種別判別方法
JP2016224990A (ja) * 2016-09-30 2016-12-28 株式会社中川ケミカル カラーチャート、コンピュータ、サーバ、プログラム
JP6470379B1 (ja) * 2017-10-30 2019-02-13 株式会社中川ケミカル コンピュータプログラム、カラーチャート、カラーコードダイヤグラム、。

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