JPH10109566A - 車両用走行距離積算表示装置 - Google Patents

車両用走行距離積算表示装置

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JPH10109566A
JPH10109566A JP8263204A JP26320496A JPH10109566A JP H10109566 A JPH10109566 A JP H10109566A JP 8263204 A JP8263204 A JP 8263204A JP 26320496 A JP26320496 A JP 26320496A JP H10109566 A JPH10109566 A JP H10109566A
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JP
Japan
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mileage
vehicle
integrated
combination meter
integrated mileage
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JP8263204A
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English (en)
Inventor
Nozomi Kawasaki
望美 川崎
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンビネーションメータをユーザーの嗜好に
合わせたものに交換した場合でも、自車両の走行履歴を
示す積算走行距離を本来の値に維持することができる車
両用走行距離積算表示装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 自車両の走行速度を表示するスピードメ
ータと積算走行距離を表示するオドメータとを備えたコ
ンビネーションメータ1と、このコンビネーションメー
タ1とは別個に構成され、積算走行距離を記憶する不揮
発性メモリ19を備えた外部装置3と、コンビネーショ
ンメータ1と外部装置3との間を積算走行距離が交換可
能に接続するワイヤハーネス7とを備え、不揮発性メモ
リ19に記憶された積算走行距離は、ワイヤハーネス7
を介してコンビネーションメータ1側へ転送されて、オ
ドメータに表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
走行距離を計測し、この計測値を積算して積算値を積算
走行距離記憶手段に記憶させるとともに、液晶パネルな
どの表示装置に表示させる車両用走行距離積算表示装置
に係り、特に、積算走行距離記憶手段を、スピードメー
タ、オドメータを含むコンビネーションメータとは別個
の外部装置側に独立させて設けておき、コンビネーショ
ンメータと外部装置との間で走行距離データを交換する
ことにより、コンビネーションメータをユーザーの嗜好
に合わせたものに交換した場合でも、自車両の走行履歴
を示す積算走行距離を本来の値に維持することができる
車両用走行距離積算表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近時、例えばレクレーショナル・ビー
クル(RV車)ブームに反映されるように、例えば自動
車ユーザーの嗜好は多様化の一途をたどり、他の人とは
違う個性的な商品を選択する傾向が高まっている。
【0003】このような背景のなかで、スピードメー
タ、オドメータ、トリップメータを含むコンビネーショ
ンメータの表示内容や意匠を、そのユーザーの使用用途
に適合したものに交換したいという強い要望がある。こ
れについて述べると、例えば、知らない土地を走行する
機会が多いユーザーにとっては、運転者から最も視認性
の良いコンビネーションメータの表示部内に、ナビゲー
ション装置から送られる左右折方向指示などのナビゲー
ションデータが表示されれば便利であるし、また、現在
のコンビネーションメータの意匠に飽きたユーザーにと
っては、好みの意匠や照明、又は見え方をもったコンビ
ネーションメータに交換することができれば、コストが
かかる自動車の乗り換えをする必要がなくなって好まし
いことである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンビネーションメータにあっては、その内部に自車両
の積算走行距離を記憶する機能を内蔵していたために、
コンビネーションメータを交換すると、これまでの積算
走行距離が消去されて過去の走行履歴がその時点で書き
替えられてしまい、例えば、中古車市場において走行履
歴をごまかして車両を本来の価格よりも高い値段で販売
するなどの悪用が懸念されることから、原則としてコン
ビネーションメータの交換は認められておらず、前述し
たユーザーの要望に答えることはできなかったのが現状
である。
【0005】そこで、この現状を打破して、コンビネー
ションメータをユーザーの嗜好に合わせたものに交換し
た場合でも、自車両の走行履歴を示す積算走行距離を本
来の値に維持することができる新規な技術の開発が関係
者の間で強く要望されていた。
【0006】本発明は、上記した実情に鑑みてなされた
ものであり、走行距離の積算値を記憶する積算走行距離
記憶手段を、スピードメータ、オドメータを含むコンビ
ネーションメータとは別個の外部装置側に独立させて設
けておき、コンビネーションメータと外部装置との間で
走行距離データを交換することにより、コンビネーショ
ンメータをユーザーの嗜好に合わせたものに交換した場
合でも、自車両の走行履歴を示す積算走行距離を本来の
値に維持することができる車両用走行距離積算表示装置
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、自車両の走行距離を計測すると
ともに、自車両の走行履歴となる走行距離を積算し、該
積算値を表示する車両用走行距離積算表示装置であっ
て、少なくとも、自車両の走行速度を表示するスピード
メータと、前記積算走行距離を表示するオドメータとを
備えたコンビネーションメータと、当該コンビネーショ
ンメータとは別個に構成され、前記積算走行距離を記憶
する積算走行距離記憶手段を備えた外部装置と、前記コ
ンビネーションメータと前記外部装置との間を前記積算
走行距離が交換可能に接続するデータ交換手段と、を備
え、前記積算走行距離記憶手段に記憶された積算走行距
離は、前記データ交換手段を介して前記コンビネーショ
ンメータ側へ転送されて、前記オドメータに表示される
ことを要旨とする。
【0008】請求項1の発明によれば、積算走行距離を
記憶する積算走行距離記憶機能を、コンビネーションメ
ータとは別個の外部装置側にもたせ、積算走行距離記憶
手段に記憶された積算走行距離は、データ交換手段を介
してコンビネーションメータ側へ転送されて、オドメー
タに表示されるように構成したので、例えば、コンビネ
ーションメータを、自車の使用用途に適合する表示内
容、照明、又は見え方を備えたユーザーの嗜好に合わせ
たものに交換した場合でも、自車の走行履歴を示す積算
走行距離を本来の値に維持することができる。
【0009】また、請求項2の発明は、前記外部装置
は、前記積算走行距離を演算するとともに、前記積算走
行距離記憶手段に記憶された積算走行距離を、当該演算
された積算走行距離に書き替える制御を行う積算走行距
離演算制御手段をさらに備えてなることを要旨とする。
【0010】請求項2の発明によれば、走行距離を演算
する走行距離演算機能と、積算走行距離演算制御手段の
記憶内容を書き替える積算走行距離書替機能と、積算走
行距離を記憶する積算走行距離記憶機能の3者を、コン
ビネーションメータとは別個の外部装置側にもたせるよ
うに構成したので、請求項1に記載の作用効果に加え
て、コンビネーションメータ側の構成部材を簡素化する
ことができ、この結果、コンビネーションメータを、例
えば薄型に構成するなどの設計の自由度を格段に向上す
ることができる。
【0011】さらに、請求項3の発明は、前記コンビネ
ーションメータは、前記積算走行距離を演算するととも
に、前記データ交換手段を介して前記積算走行距離記憶
手段に記憶された積算走行距離を、当該演算された積算
走行距離に書き替える制御を行う積算走行距離演算制御
手段をさらに備えてなることを要旨とする。
【0012】そして、請求項4の発明は、前記積算走行
距離記憶手段は、不揮発性メモリにより構成されること
を要旨とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る車両用走行
距離積算表示装置の一実施形態について、図に基づいて
詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係る車両用走行距離積算
表示装置の概略構成図、図2は、本発明の第1実施形態
のブロック構成図、図3は、本発明の第2実施形態のブ
ロック構成図、図4は、本発明の説明に供する図であ
る。なお、本実施形態において、車両として自動車を例
示して説明する。
【0015】まず、本発明の第1、第2実施形態に共通
な装置の概略構成について述べると、図1に示すよう
に、本発明に係る車両用走行距離積算表示装置は、図示
しない自動車の運転席前方に設けられ、車速を表示する
スピードメータ、自動車の積算走行距離を表示するオド
メータ、及び区間走行距離を表示するトリップメータを
含む各種運行データを運転者へ提供するコンビネーショ
ンメータ1と、例えば運転席の下方などの空きスペース
に設けられ、後述する積算走行距離記憶手段としての不
揮発性メモリ19が内蔵された外部装置3とから構成さ
れている。
【0016】上記コンビネーションメータ1と外部装置
3との間は、電線の両端に接続コネクタ5a,5bを設
けてなるワイヤハーネス7と、コンビネーションメータ
1に設けられたコンビ側コネクタ9及び外部装置3に設
けられた外部側コネクタ11とを介して接続されてお
り、走行距離を含むデータが通信により交換可能に構成
されている。
【0017】上記外部装置3の内部には、CPU15、
ROM17、及び自動車の積算走行距離データを記憶す
る積算走行距離記憶手段としての不揮発性メモリ(NV
M)19を含むECUユニット13が設けられており、
後に詳述するように、不揮発性メモリ19に記憶される
積算走行距離データは、自車の走行に応じて適宜データ
更新がなされるとともに、コンビネーションメータ1側
へ転送されて運転者等へ提供される如く構成されてい
る。
【0018】ここで、コンビネーションメータ1と外部
装置3との間で交換される信号又はデータの流れについ
て述べると、図4に示すように、コンビネーションメー
タ1と外部装置3の両者には、後に詳述するように、自
車の走行速度に応じたパルス形態の信号であるスピード
パルス信号が入力されており、入力されたスピードパル
ス信号に基づいて、コンビネーションメータ1側、又は
外部装置3側で自車の走行距離が演算されて、この演算
された走行距離から得られるオドデータ及びトリップデ
ータに基づいて、不揮発性メモリ19に記憶されるオド
データ及びトリップデータを含む積算走行距離データが
適宜更新される。ここで常に最新の値に更新維持された
積算走行距離データは、コンビネーションメータ1側へ
転送されて運転者等へ提供される。コンビネーションメ
ータ1に設けられる図示しないトリップリセットスイッ
チがオンされると、トリップリセット信号がコンビネー
ションメータ1側から外部装置3側へ転送されて、不揮
発性メモリ19に記憶される積算走行距離データのう
ち、トリップデータの積算値が0にリセットされる。さ
らに、上記コンビネーションメータ1は、例えば、複数
の衛星と電波を媒介して通信を行うことで自車の現在位
置を検出するナビゲーション装置21に接続されてい
る。コンビネーションメータ1とナビゲーション装置2
1との間は、電線の両端に接続コネクタ23a,23b
を設けてなるワイヤハーネス25と、コンビネーション
メータ1に設けられたコンビ側コネクタ27及びナビゲ
ーション装置21に設けられたナビ側コネクタ29とを
介して接続されており、現在位置が特定された地図情報
や自車が左右折すべき方向などを含むナビゲーションデ
ータが通信により交換可能に構成されている。
【0019】なお、上記コンビネーションメータ1は、
上述した外部装置3又はナビゲーション装置21以外に
も、例えば、燃料タンクに残留する燃料残量を計測する
燃料残量計、エンジンの冷却水温を検出する水温計、自
車の現在位置の高度を検出する高度計、自車の走行方位
を検出する方位計、又は車室内外の温度を検出する温度
計などの各種計器と接続することができるとともに、こ
れら各種計器からの計測データを受けてこれらを表示す
ることができる。
【0020】次に、本発明の第1実施形態に係る主要部
のブロック構成について、図2を参照して説明すると、
同図に示すように、コンビネーションメータ1内には、
自車の走行速度に応じたパルス形態の信号であるスピー
ドパルス信号と、イグニッションスイッチがオン位置に
あるときにオン信号を出力するイグニッション(IG
N)信号とを入力し、IGN信号がオンのとき、スピー
ドパルス信号から自車の走行速度を演算する車速演算部
31と、この車速演算部31で演算された車速データを
入力し、車速表示部35に車速を表示させる制御を行う
車速表示制御部33と、後述するように、ECUユニッ
ト13において演算された走行距離データをワイヤハー
ネス7を介して受信する距離データ受信部37と、この
距離データ受信部37で受信された走行距離データを入
力し、走行距離表示部41にオドデータ又はトリップデ
ータを含む走行距離データを表示させる制御を行う距離
データ表示制御部39とが設けられている。
【0021】一方、ECUユニット13内には、スピー
ドパルス信号とIGN信号とを入力し、IGN信号がオ
ンのとき、スピードパルス信号から自車の走行距離を適
宜のタイミングで逐次演算するとともに、この演算され
た走行距離を、不揮発性メモリ19に記憶されているオ
ドデータ又はトリップデータを含む走行距離データに逐
次加算する演算を行う距離データ演算制御部45と、こ
の距離データ演算制御部45で演算された走行距離デー
タを入力し、この走行距離データをワイヤハーネス7を
介して前述した距離データ受信部37へ送信する距離デ
ータ送信部43と、距離データ演算制御部45で演算さ
れた走行距離データを入力し、オドデータ又はトリップ
データを含む走行距離データを自車の走行に応じた適宜
のタイミングで更新記憶する不揮発性メモリ19とが設
けられている。
【0022】次に、上述した本発明の第1実施形態に係
る車両用走行距離積算表示装置の動作を説明する。
【0023】まず、IGN信号がオンのとき、車速演算
部31は、スピードパルス信号から自車の走行速度を演
算するとともに、演算された車速データを車速表示制御
部33へ出力する。これを受けて車速表示制御部33
は、車速表示部35に車速を表示させる制御を行い、こ
のとき、車速表示部35には、現在の自車の車速が表示
される。
【0024】一方、IGN信号がオンのとき、コンビネ
ーションメータ1とは別個の外部装置3側に設けられた
距離データ演算制御部45は、スピードパルス信号から
自車の走行距離を適宜のタイミングで逐次演算するとと
もに、この演算された走行距離が、例えば100m又は
1Kmなどのあらかじめ定められる所定距離に達する
と、この走行距離を不揮発性メモリ19から読み出した
オドデータ又はトリップデータを含む走行距離データに
逐次加算する演算を行う。ここで演算されて更新された
走行距離データは、距離データ送信部43及び不揮発性
メモリ19の両者へ送出されて、距離データ送信部43
において、更新後の走行距離データが距離データ受信部
37へ送信される一方、不揮発性メモリ19において、
その記憶内容が前記演算されて更新後の走行距離データ
にデータ更新される。これにより、不揮発性メモリ19
に記憶される走行距離データは、自車が前記所定距離を
走行する毎に最新の値に書き替えられる。
【0025】距離データ送信部43から送信された更新
後の走行距離データを受けて、距離データ受信部37
は、受信した走行距離データを距離データ表示制御部3
9へ出力し、これを受けて距離データ表示制御部39
は、走行距離表示部41に走行距離データを表示させる
制御を行い、このとき、距離データ表示部41には、自
車が前記所定距離を走行する毎に書き替えられた最新の
積算走行距離が表示される。
【0026】このように、本発明の第1実施形態によれ
ば、走行距離を演算する走行距離演算機能と、積算走行
距離演算制御手段の記憶内容を書き替える積算走行距離
書替機能と、積算走行距離を記憶する積算走行距離記憶
機能の3者を、コンビネーションメータ1とは別個の外
部装置3側にもたせて、不揮発性メモリ19に記憶され
た走行距離データは、ワイヤハーネス7を介してコンビ
ネーションメータ1側へ転送されて、オドメータに表示
されるように構成したので、例えば、コンビネーション
メータ1を、自車の使用用途に適合する表示内容、照
明、又は見え方を備えたユーザーの嗜好に合わせたもの
に交換した場合でも、自車の走行履歴を示す積算走行距
離を本来の値に維持することができる。
【0027】さらに、本発明の第1実施形態によれば、
外部装置3側に複数の機能を集中させたので、上述に記
載の作用効果に加えて、コンビネーションメータ1側の
構成部材を簡素化することができ、この結果、コンビネ
ーションメータを、例えば薄型に構成するなどの設計の
自由度を格段に向上することができる。
【0028】次に、本発明の第2実施形態に係る主要部
のブロック構成について、図3を参照して説明すると、
同図に示すように、コンビネーションメータ1内には、
前述した車速演算部31、車速表示制御部33、及び車
速表示部35と、スピードパルス信号とIGN信号とを
入力し、IGN信号がオンのとき、スピードパルス信号
から自車の走行距離を適宜のタイミングで逐次演算する
とともに、この演算された走行距離を、次述する距離デ
ータ送受信部51等を介して不揮発性メモリ19から読
み出したオドデータ又はトリップデータを含む走行距離
データに逐次加算する演算を行う距離データ演算制御部
45と、この距離データ演算制御部45で演算された走
行距離データを入力し、走行距離表示部41にオドデー
タ又はトリップデータを含む走行距離データを表示させ
る制御を行う距離データ表示制御部39と、上記距離デ
ータ演算制御部45の要求に応じて距離データを送信又
は受信する距離データ送受信部51とが設けられてい
る。
【0029】一方、ECUユニット13内には、上記距
離データ送受信部51からワイヤハーネス7を介して送
信又は受信された距離データを送信又は受信する距離デ
ータ送受信部53と、距離データ演算制御部45から更
新後の走行距離データが転送されたとき、不揮発性メモ
リ19に記憶されているオドデータ又はトリップデータ
を含む走行距離データの記録を書き替える制御を行う距
離データ記録制御部55とが設けられている。
【0030】次に、上述した本発明の第2実施形態に係
る車両用走行距離積算表示装置の動作を説明する。
【0031】まず、IGN信号がオンのとき、車速演算
部31は、スピードパルス信号から自車の走行速度を演
算するとともに、演算された車速データを車速表示制御
部33へ出力する。これを受けて車速表示制御部33
は、車速表示部35に車速を表示させる制御を行い、こ
のとき、車速表示部35には、現在の自車の車速が表示
される。
【0032】一方、IGN信号がオンのとき、距離デー
タ演算制御部45は、スピードパルス信号から自車の走
行距離を適宜のタイミングで逐次演算するとともに、こ
の演算された走行距離が、例えば100m又は1Kmな
どのあらかじめ定められる所定距離に達すると、この走
行距離を距離データ送受信部51等を介して不揮発性メ
モリ19から読み出したオドデータ又はトリップデータ
を含む走行距離データに逐次加算する演算を行う。ここ
で演算されて更新された走行距離データは、距離データ
表示制御部39及び距離データ送受信部51の両者へ送
出されて、距離データ表示制御部39において、更新後
の走行距離データが走行距離表示部41に表示させられ
る一方、距離データ送受信部51において、更新後の走
行距離データがワイヤハーネス7を介して距離データ送
受信部53へ送出される。これにより、走行距離表示部
41に表示される走行距離データは、自車が前記所定距
離を走行する毎に書き替えられた最新の積算走行距離が
表示される。
【0033】距離データ送受信部51から送信された更
新後の走行距離データを受けて、距離データ送受信部5
3は、受信した走行距離データを距離データ記録制御部
55へ出力し、これを受けて距離データ記録制御部55
は、不揮発性メモリ19に記憶されているオドデータ又
はトリップデータを含む走行距離データの記録を書き替
える制御を行う。これにより、不揮発性メモリ19に記
憶される走行距離データは、自車が前記所定距離を走行
する毎に最新の値に書き替えられる。
【0034】このように、本発明の第2実施形態によれ
ば、走行距離を演算する走行距離演算機能をコンビネー
ションメータ1側にもたせる一方、積算走行距離を記憶
する積算走行距離記憶機能を、コンビネーションメータ
1とは別個の外部装置3側にもたせたので、前述した第
1実施形態と同様に、コンビネーションメータ1をユー
ザーの嗜好に合わせたものに交換した場合でも、自車の
走行履歴を示す積算走行距離を本来の値に維持すること
ができる。
【0035】さて、ここで、ユーザーの嗜好に適合する
ようにあらかじめ用意されるコンビネーションメータ1
のバリエーションについて述べると、積算走行距離を除
く表示対象としては、例えば、車速のみを表示する形
態、エンジン回転数のみを表示する形態、車速及びエン
ジン回転数を表示する形態、車速及びナビゲーション装
置で検出された自車の現在位置や自車が進むべき方向又
はVICS情報を表示する形態、車速、高度、方位、車
室内外の温度、湿度などを表示する形態、車速及び自車
の後方画像等を表示する形態、又は車速及び変速ギヤの
現在位置を示すシフトインジケータを表示する形態など
があげられる。
【0036】さらに、コンビネーションメータ1の表示
形態としては、例えば、照明色を好みの色に変えたり、
見え方を好みのものに変えることも可能である。
【0037】なお、本発明は、上述した実施形態の例に
限定されることなく、適宜の変更を加えることにより、
その他の態様で実施することができる。
【0038】すなわち、例えば、本発明に係る第1又は
第2実施形態において、コンビネーションメータと外部
装置との間を、ワイヤハーネスを介して接続する形態を
例示して説明したが、本発明はこれのみに限定されるも
のではなく、例えば、コンビネーションメータと外部装
置とのそれぞれに、複数のデータを多重化する多重化装
置を設けるとともに、これら多重装置間を1又は2本の
多重化ラインで接続することにより、コンビネーション
メータと外部装置との間をデータ交換可能に接続するこ
ともできる。
【0039】また、上記多重化ラインとしては、電線、
又は光ファイバなどの適宜のデータ交換手段を用いるこ
とができる。
【0040】さらに、本発明に係る第1又は第2実施形
態において、外部装置内に不揮発性メモリを設ける形態
を例示して説明したが、この外部装置内に、例えば、従
来のヒューズに代わる過電流検出機能を備えた半導体ス
イッチを設け、この半導体スイッチにおいて過電流とみ
なすスレッシュホールド値などの各種設定値を、不揮発
性メモリの空きスペース内に格納しておけば、コスト的
に高価な不揮発性メモリをさらに効果的に活用すること
ができる。この場合には、ジャンクションボックスが外
部装置に置き換えられる。
【0041】さらにまた、上記した半導体スイッチにお
いて過電流とみなすスレッシュホールド値などの各種設
定値以外にも、例えば、車室内の照明等の負荷とスイッ
チとを対応付けるマップを、不揮発性メモリの空きスペ
ース内に格納するように構成することもできる。
【0042】最後に、本発明に係る第1又は第2実施形
態において、車両として自動車を例示して説明したが、
本発明はこれのみに限定されるものではなく、例えば、
バスや、トラックや、電車などの、あらゆる種類の車両
に適用することができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、積算走行距離
を記憶する積算走行距離記憶機能を、コンビネーション
メータとは別個の外部装置側にもたせ、積算走行距離記
憶手段に記憶された積算走行距離は、データ交換手段を
介してコンビネーションメータ側へ転送されて、オドメ
ータに表示されるように構成したので、例えば、コンビ
ネーションメータを、自車の使用用途に適合する表示内
容、照明、又は見え方を備えたユーザーの嗜好に合わせ
たものに交換した場合でも、自車の走行履歴を示す積算
走行距離を本来の値に維持することができる。
【0044】そして、請求項2の発明によれば、走行距
離を演算する走行距離演算機能と、積算走行距離演算制
御手段の記憶内容を書き替える積算走行距離書替機能
と、積算走行距離を記憶する積算走行距離記憶機能の3
者を、コンビネーションメータとは別個の外部装置側に
もたせるように構成したので、請求項1に記載の作用効
果に加えて、コンビネーションメータ側の構成部材を簡
素化することができ、この結果、コンビネーションメー
タを、例えば薄型に構成するなどの設計の自由度を格段
に向上することができるというきわめて優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る車両用走行距離積算表示
装置の概略構成図である。
【図2】図2は、本発明の第1実施形態のブロック構成
図である。
【図3】図3は、本発明の第2実施形態のブロック構成
図である。
【図4】図4は、本発明の説明に供する図である。
【符号の説明】
1 コンビネーションメータ 3 外部装置 5a,5b 接続コネクタ 7 ワイヤハーネス 9 コンビ側コネクタ 11 外部側コネクタ 13 ECUユニット 15 CPU 17 ROM 19 不揮発性メモリ(NVM) 21 ナビゲーション装置 23a,23b 接続コネクタ 25 ワイヤハーネス 27 コンビ側コネクタ 29 ナビ側コネクタ 31 車速演算部 33 車速表示制御部 35 車速表示部 37 距離データ受信部 39 距離データ表示制御部 41 走行距離表示部 43 距離データ送信部 45 距離データ演算制御部 51,53 距離データ送受信部 55 距離データ記録制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両の走行距離を計測するとともに、
    自車両の走行履歴となる走行距離を積算し、該積算値を
    表示する車両用走行距離積算表示装置であって、 少なくとも、自車両の走行速度を表示するスピードメー
    タと、前記積算走行距離を表示するオドメータとを備え
    たコンビネーションメータと、 当該コンビネーションメータとは別個に構成され、前記
    積算走行距離を記憶する積算走行距離記憶手段を備えた
    外部装置と、 前記コンビネーションメータと前記外部装置との間を前
    記積算走行距離が交換可能に接続するデータ交換手段
    と、を備え、 前記積算走行距離記憶手段に記憶された積算走行距離
    は、前記データ交換手段を介して前記コンビネーション
    メータ側へ転送されて、前記オドメータに表示されるこ
    とを特徴とする車両用走行距離積算表示装置。
  2. 【請求項2】 前記外部装置は、 前記積算走行距離を演算するとともに、前記積算走行距
    離記憶手段に記憶された積算走行距離を、当該演算され
    た積算走行距離に書き替える制御を行う積算走行距離演
    算制御手段をさらに備えてなることを特徴とする請求項
    1に記載の車両用走行距離積算表示装置。
  3. 【請求項3】 前記コンビネーションメータは、 前記積算走行距離を演算するとともに、前記データ交換
    手段を介して前記積算走行距離記憶手段に記憶された積
    算走行距離を、当該演算された積算走行距離に書き替え
    る制御を行う積算走行距離演算制御手段をさらに備えて
    なることを特徴とする請求項1に記載の車両用走行距離
    積算表示装置。
  4. 【請求項4】 前記積算走行距離記憶手段は、不揮発性
    メモリにより構成されることを特徴とする請求項1に記
    載の車両用走行距離積算表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003050918A (ja) * 2001-08-08 2003-02-21 Satoru Tsuda 自動車状況把握システム
JP2014215255A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 株式会社タダノ コンビネーションメータの積算メータ値復元システム
US9275502B2 (en) 2013-10-07 2016-03-01 Hyundai Motor Company Driving information restoration system and method for vehicle

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