JPH10107561A - 電力増幅装置 - Google Patents

電力増幅装置

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JPH10107561A
JPH10107561A JP8257099A JP25709996A JPH10107561A JP H10107561 A JPH10107561 A JP H10107561A JP 8257099 A JP8257099 A JP 8257099A JP 25709996 A JP25709996 A JP 25709996A JP H10107561 A JPH10107561 A JP H10107561A
Authority
JP
Japan
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output
signal
transistor
amplifiers
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP8257099A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kokubo
憲一 小久保
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力直流電圧をアースレベルに近いレベルと
し、半波出力信号で負荷を駆動する電力増幅装置の出力
信号によりヘッドホンを駆動させる。 【解決手段】Lch用第1及び第2出力増幅器2L及び
3Lの出力信号を第1混合回路9で混合し、Lオーディ
オ信号をそのまま増幅した信号と同一波形の信号を得
る。また、Rch用第1及び第2出力増幅器2R及び3
Rの出力信号を第2混合回路10で混合し、Rオーディ
オ信号をそのまま増幅した信号と同一波形の信号を得
る。第1及び第2混合回路9及び10の出力信号により
ヘッドホン7L及び7Rが駆動され、ヘッドホン7L及
び7Rから音声及び音楽等が発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドホンの駆動
を可能にした電力増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平6−338738号公
報に開示されるように、増幅器の中点電圧をアースに非
常に近い値に設定するとともに、負荷を半波信号でBT
L駆動することにより、電力増幅装置の高効率化を達成
した電力増幅装置がある。このような電力増幅装置を図
4に示す。
【0003】図4において、入力信号INは第1差動増
幅器1の負入力端子に印加され、第1差動増幅器1の正
及び負出力端子から互いに逆相の出力信号が発生する。
第1差動増幅器1の正及び負出力信号は第1及び第2出
力増幅器2及び3で増幅される。第1及び第2出力増幅
器2及び3はBTL増幅器を成し、第1及び第2出力増
幅器2及び3の出力信号a及びbによって負荷4(例え
ば、スピーカ)がBTL駆動される。
【0004】また、第1及び第2出力増幅器2及び3の
出力信号a及びbは非線形加算回路5で非線形加算され
る。非線形加算回路5は、第1及び第2出力増幅器2及
び3の出力信号レベルが所定レベル以下のとき加算回路
として動作するとともに、この出力信号レベルが所定レ
ベル以上のときにはクランプ回路として動作するもので
ある。非線形加算回路5の出力信号は第2差動増幅器6
の負入力端子に印加され、非線形加算回路5の出力信号
と正入力端子の基準電圧Vrefとの差に応じた出力信
号が第1差動増幅器1の共通端子Cに印加される。共通
端子Cは第1及び第2出力増幅器2及び3の出力直流電
圧を定めるための端子であり、第1及び第2出力増幅器
2及び3の出力信号a及びbに応じて出力直流電圧が制
御される。その為、図2(イ)及び(ロ)のように、第
1及び第2出力増幅器2及び3の出力直流電圧はアース
レベルに近い電圧に設定され、第1及び第2出力増幅器
2及び3の出力信号a及びbは半波出力信号となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4の
電力増幅装置では、負荷を駆動するために第1及び第2
出力増幅器2及び3の出力信号の両方を必要とするの
で、ヘッドホンのように1本のオーディオ信号で駆動さ
れる負荷には不向きであるという問題があった。即ち、
従来のステレオ方式のヘッドホンシステムは、例えば、
一般のBTL増幅器を用いて、図5のように構成され
る。一般のヘッドホンは一端にオーディオ信号が印加さ
れ、他端が接地されるものなので、1本のオーディオ信
号でヘッドホンを駆動し、オーディオ信号を音声や音楽
等に変換できる。また、今までの低周波増幅装置は、図
5のようなBTL増幅回路やSEPP増幅回路に見られ
るように、これら電力増幅装置から負荷への入力信号は
オーディオ信号と相似形の信号になる。その為、図5の
ように、2つの出力増幅器8a及び8bのうち一方の出
力信号を印加すれば、ヘッドホン7でオーディオ信号を
音に変換することが可能であった。
【0006】しかし、従来のヘッドホンシステムに図4
のような電力増幅装置を採用した場合、図4の電力増幅
装置の第1及び第2出力増幅器の出力信号は図2(イ)
及び(ロ)のように半波信号であるので、そのうちの一
方の出力信号だけでヘッドホンを駆動することができな
かった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1及び第2
出力信号をそれぞれ発生し、第1負荷をBTL駆動する
第1及び第2出力増幅器と、前記第1及び第2出力増幅
器の出力信号を非線形加算する非線形加算回路と、入力
信号を増幅するとともに、出力直流電圧が前記非線形加
算回路の出力信号に応じて制御され、前記第1及び第2
出力増幅器の入力信号を発生する非線形増幅器と、を備
える電力増幅装置において、前記第1及び第2出力増幅
器の出力信号を混合し、増幅された入力信号と同一は波
形の出力信号を得る混合回路、を備えることを特徴とす
る。
【0008】また、前記混合回路の出力信号により第2
負荷を駆動することを特徴とする。さらに、前記第2負
荷がヘッドホンであることを特徴とする。またさらに、
前記混合回路は、差動接続されるとともに、ベースに前
記第1及び第2出力増幅器の出力信号がそれぞれ印加さ
れる第1及び第2トランジスタと、ベースが前記第1ト
ランジスタのコレクタに接続される第3トランジスタ
と、該第3トランジスタの極性と逆極性であるととも
に、ベースが前記第2トランジスタのコレクタに接続さ
れる第4トランジスタと、前記第3及び第4トランジス
タの出力信号を加算し、その加算信号を混合回路の出力
信号とする加算回路と、から成ることを特徴とする。
【0009】本発明に依れば、第1及び第2出力増幅器
の半波波形の出力信号を混合して、オーディオ信号を得
るので、加算回路の出力信号によりヘッドホンを駆動
し、音声や音楽に変換することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
図であり、9はLch用第1及び第2出力増幅器2L及
び3Lの出力信号を混合して、左オーディオ信号を得る
第1混合回路、10はRch用第1及び第2出力増幅器
2R及び3Rの出力信号を混合して、右オーディオ信号
を得る第2混合回路である。尚、図1において、図4及
び5の従来例と同一の回路ついては、図4及び5と同一
の符号を付すが、左チャンネル系統の回路には番号の後
ろに「L」を付し、右チャンネル系統の回路には「R」
を付す。
【0011】図1において、左チャンネルの電力増幅回
路そのものの動作については従来と同一であり、左オー
ディオ信号がLch用第1差動増幅器1Lに印加される
と、Lch用第1出力増幅器2Lから図2(イ)のよう
な半波波形の出力信号aが発生し、Lch用第2出力増
幅器3Lから図2(ロ)のように出力信号aと互いに逆
相な出力信号bが発生する。Lch用第1及び第2出力
増幅器2L及び3Lの出力信号a及びbが第1混合回路
9で混合されることにより、第1混合回路9の出力信号
cは図2(ハ)のような左オーディオ信号を増幅した信
号となる。第1混合回路9からオーディオ信号が得られ
るため、第1混合回路9の出力信号cによりヘッドホン
7Lを駆動し、左オーディオ信号を音声や音楽等に変換
することができる。
【0012】また、右チャンネルの電力増幅回路におい
ても、左チャンネルと同様に、右オーディオ信号がRc
h用第1差動増幅器1Rに印加されると、Rch用第1
及び第2出力増幅器2R及び3Rから図2(イ)及び
(ロ)のような出力信号a’及びb’がそれぞれ発生す
る。Rch用第1及び第2出力増幅器2R及び3Rの出
力信号a’及びb’が第2混合回路10で混合されるた
め、第2混合回路10から図2(ハ)のように右オーデ
ィオ信号を増幅した出力信号c’が発生する。よって、
第2混合回路10の出力信号c’によりヘッドホン7R
を駆動し、右オーディオ信号を音声や音楽等に変換する
ことができる。
【0013】図3は第1混合回路9の具体回路例を示す
図であり、11はベースにLch用第1出力増幅器2L
の出力信号aが印加される第1トランジスタ、12は第
1トランジスタ11と差動接続されるとともに、ベース
にLch用第2出力増幅器3Lの出力信号bが印加され
る第2トランジスタ、13及び14は第1及び第2トラ
ンジスタ11及び12のコレクタにそれぞれ接続された
負荷抵抗、15はベースが第1トランジスタ11のコレ
クタに接続されたNPN型の第3トランジスタ、16は
ベースが第2トランジスタ12のコレクタに接続された
PNP型の第4トランジスタ、17は第3及び第4トラ
ンジスタのエミッタから発生する電流を加算するための
加算抵抗である。
【0014】図3において、図2(イ)及び(ロ)のよ
うなLch用第1及び第2出力増幅器2L及び3Lの出
力信号a及びbが、第1及び第2トランジスタ11及び
12のベースに印加されたとする。出力信号aの増大に
応じて、第1トランジスタ11のコレクタ電流が増大
し、第2トランジスタ12のコレクタ電流は減少する
と、負荷抵抗13及び14の電圧降下により、第1トラ
ンジスタ11のコレクタ電圧は低下し、第2トランジス
タ12のコレクタ電圧は上昇する。これにより、第3ト
ランジスタ15のベース電圧は低下し、第4トランジス
タ16のベース電圧は上昇するので、第3トランジスタ
15のエミッタ電流及び第4トランジスタ16のコレク
タ電流は減少し、その結果加算抵抗17に流れる電流が
減少するので、出力端子OUTの出力電圧は低下する。
その後、出力信号aがピーク値を過ぎ減小すると、第3
トランジスタ15のエミッタ電流及び第4トランジスタ
16のコレクタ電流は増大するので、加算抵抗17に流
れる電流が増大する。その為、出力端子OUTの出力電
圧は上昇する。
【0015】次に、出力信号bが第2トランジスタ12
に印加され、出力信号bが増大すると、第1トランジス
タ11のコレクタ電流は減少し、第2トランジスタ12
のコレクタ電流は増大する。負荷抵抗13及び14の電
圧降下により、第3トランジスタ15のベース電圧は上
昇し、第4トランジスタ16のベース電圧は低下するの
で、第3トランジスタ15のエミッタ電流及び第4トラ
ンジスタ16のコレクタ電流が増大する。その結果、加
算抵抗17に流れる電流が増大し、出力端子OUTの出
力電圧は上昇する。その後、出力信号bがピーク値を過
ぎ減少すると、第3トランジスタ15のエミッタ電流及
び第4トランジスタ16のコレクタ電流が減少するの
で、加算抵抗17に流れる電流が減少する。その為、出
力端子OUTの出力電圧は低下する。
【0016】よって、上記の動作より、図2(イ)及び
(ロ)のような出力信号a及びbが第1及び第2トラン
ジスタ11及び12に印加されると、Lch用第1出力
増幅器2Lの出力信号aに対して負の出力信号が、Rc
h用第2出力増幅器2Rの出力信号bに対して正の出力
信号が発生する。よって、出力端子OUTに図2(ハ)
のような出力信号cが得られる。
【0017】また、第2混合回路10の具体回路も図3
のように構成されており、第1及び第2トランジスタ1
1及び12に図1のRch用第1及び第2出力増幅器2
R及び3Rの出力信号a’及びb’が印加されるように
なる。出力信号a’及びb’が図2(イ)及び(ロ)の
ような波形を有していると、出力端子OUTに図2
(ハ)のような出力信号c’が得られる。
【0018】
【発明の効果】本発明に依れば、出力直流電圧をアース
レベルに近いレベルとし、半波出力信号でスピーカ等の
負荷を駆動する電力増幅装置において、第1及び第2出
力増幅器から発生する半波波形の出力信号を混合するこ
とにより、入力オーディオ信号と相似の出力オーディオ
信号が得られるので、この出力オーディオ信号でヘッド
ホンを駆動し、オーディオ信号を音声及び音楽等に変換
することができる。その為、従来のヘッドホンシステム
にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作を説明するための波形図である。
【図3】第1混合回路9の具体回路を示す回路図であ
る。
【図4】従来の電力増幅装置を示すブロック図である。
【図5】従来のヘッドホンシステムを示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1L、1R 第1差動増幅器 2L、2R 第1出力増幅器 3L、3R 第2出力増幅器 4L、4R スピーカ 5L、5L 非線形加算回路 6L、6R 第2差動増幅器 9 第1混合回路 10 第2混合回路 11 第1トランジスタ 12 第2トランジスタ 13、14 負荷抵抗 15 第3トランジスタ 16 第4トランジスタ 17 加算抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2出力信号をそれぞれ発生し、
    第1負荷をBTL駆動する第1及び第2出力増幅器と、
    前記第1及び第2出力増幅器の出力信号を非線形加算す
    る非線形加算回路と、入力信号を増幅するとともに、出
    力直流電圧が前記非線形加算回路の出力信号に応じて制
    御され、前記第1及び第2出力増幅器の入力信号を発生
    する非線形増幅器と、を備える電力増幅装置において、 前記第1及び第2出力増幅器の出力信号を混合して、増
    幅された入力信号と同一波形の出力信号を得る混合回
    路、 を備えたことを特徴とする電力増幅装置。
  2. 【請求項2】前記混合回路の出力信号により第2負荷を
    駆動することを特徴とする請求項1記載の電力増幅装
    置。
  3. 【請求項3】前記第2負荷がヘッドホンであることを特
    徴とする請求項2記載の電力増幅装置。
  4. 【請求項4】前記混合回路は、 差動接続されるとともに、ベースに前記第1及び第2出
    力増幅器の出力信号がそれぞれ印加される第1及び第2
    トランジスタと、 ベースが前記第1トランジスタのコレクタに接続される
    第3トランジスタと、 該第3トランジスタの極性と逆極性であるとともに、ベ
    ースが前記第2トランジスタのコレクタに接続される第
    4トランジスタと、 前記第3及び第4トランジスタの出力信号を加算し、そ
    の加算信号を混合回路の出力信号とする加算回路と、 から成ることを特徴とする請求項1記載の電力増幅装
    置。
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Effective date: 20040209

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Effective date: 20050405