JPH0321057Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0321057Y2 JPH0321057Y2 JP1243885U JP1243885U JPH0321057Y2 JP H0321057 Y2 JPH0321057 Y2 JP H0321057Y2 JP 1243885 U JP1243885 U JP 1243885U JP 1243885 U JP1243885 U JP 1243885U JP H0321057 Y2 JPH0321057 Y2 JP H0321057Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- audio signal
- amplifier
- voltage
- potential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 claims description 25
- 230000003321 amplification Effects 0.000 claims description 7
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 claims description 7
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は音声信号増幅回路に係り、電池を電力
源として音声信号の増幅を行なう音声信号増幅回
路に関する。
源として音声信号の増幅を行なう音声信号増幅回
路に関する。
従来の技術
第２図は従来の音声信号増幅回路の一例の回路
図を示す。同図中、１Ａ，１Ｂ夫々は再生ヘツド
であり、磁気テープ（図示せず）より音声信号を
再生する。再生ヘツド１Ａ，１Ｂ夫々で再生され
た音声信号はイコライザアンプ２Ａ，２Ｂ夫々を
経てパワーアンプ３Ａ，３Ｂ夫々に供給され、こ
こで増幅された後スピーカ又はヘツドホン等の発
音器４Ａ，４Ｂ夫々に供給されて発音される。電
池５Ａ，５Ｂは直列接続され、その接続点は接地
されている。イコライザアンプ２Ａ，２Ｂ夫々の
正の電源端子は抵抗R1を介し、またパワーアン
プ３Ａ，３Ｂ夫々の正の電源端子は直接電池５Ａ
の正電極に接続され、夫々の負の電源端子は電池
５Ｂの負の電極に接続されて電力を供給されてい
る。アンプ２Ａ，２Ｂ、３Ａ，３Ｂは夫々の非反
転入力端子が抵抗R2，R3，R4，R5夫々を介して
接地されており、電池５Ａ，５Ｂの接続点の電位
を基準として音声信号の増幅を行なう。
図を示す。同図中、１Ａ，１Ｂ夫々は再生ヘツド
であり、磁気テープ（図示せず）より音声信号を
再生する。再生ヘツド１Ａ，１Ｂ夫々で再生され
た音声信号はイコライザアンプ２Ａ，２Ｂ夫々を
経てパワーアンプ３Ａ，３Ｂ夫々に供給され、こ
こで増幅された後スピーカ又はヘツドホン等の発
音器４Ａ，４Ｂ夫々に供給されて発音される。電
池５Ａ，５Ｂは直列接続され、その接続点は接地
されている。イコライザアンプ２Ａ，２Ｂ夫々の
正の電源端子は抵抗R1を介し、またパワーアン
プ３Ａ，３Ｂ夫々の正の電源端子は直接電池５Ａ
の正電極に接続され、夫々の負の電源端子は電池
５Ｂの負の電極に接続されて電力を供給されてい
る。アンプ２Ａ，２Ｂ、３Ａ，３Ｂは夫々の非反
転入力端子が抵抗R2，R3，R4，R5夫々を介して
接地されており、電池５Ａ，５Ｂの接続点の電位
を基準として音声信号の増幅を行なう。
考案が解決しようとする問題点
例えばパワーアンプ３Ａ，３Ｂ夫々の出力段は
第３図に示す如く、PNP形トランジスタQ1と
NPN形トランジスタQ2とのプツシユプル構造と
されており、端子６Ａ，６Ｂ間に供給される音声
信号が端子７より取り出されて発音器４Ａ又は４
Ｂに供給される。端子８Ａは電池５Ａの正の電極
に接続され、端子８Ｂは電池５Ｂの負の電極に接
続されている。このような構造では電池５Ａ，５
Ｂ夫々の起電力が異なる場合、端子７，８Ａ間電
圧と端子７，８Ｂ間電圧とが異なつてしまい、端
子７より出力される音声信号の波形が歪むため電
池５Ａ及び５Ｂを最大に利用することができず、
また動作が不安定であるという問題点があつた。
第３図に示す如く、PNP形トランジスタQ1と
NPN形トランジスタQ2とのプツシユプル構造と
されており、端子６Ａ，６Ｂ間に供給される音声
信号が端子７より取り出されて発音器４Ａ又は４
Ｂに供給される。端子８Ａは電池５Ａの正の電極
に接続され、端子８Ｂは電池５Ｂの負の電極に接
続されている。このような構造では電池５Ａ，５
Ｂ夫々の起電力が異なる場合、端子７，８Ａ間電
圧と端子７，８Ｂ間電圧とが異なつてしまい、端
子７より出力される音声信号の波形が歪むため電
池５Ａ及び５Ｂを最大に利用することができず、
また動作が不安定であるという問題点があつた。
そこで本考案は分圧回路、バツフアアンプ、増
幅器とにより、上記の問題点を解決した音声信号
増幅回路を提供することを目的とする。
幅器とにより、上記の問題点を解決した音声信号
増幅回路を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
本考案においては、分圧回路で電池の正、負の
両電極間の略中点電位を得、バツフアアンプでこ
の中点電位を一定に保持する。電池の両電極間の
電圧を印加される増幅器は上記の中点電圧を基準
として入来する音声信号を増幅する。
両電極間の略中点電位を得、バツフアアンプでこ
の中点電位を一定に保持する。電池の両電極間の
電圧を印加される増幅器は上記の中点電圧を基準
として入来する音声信号を増幅する。
作 用
本考案においては、分圧回路で電池の正、負の
両電極間の略中点電位を得、バツフアアンプでこ
の中点電位を一定に保持する。電池の両電極間の
電圧を印加される増幅器は上記の中点電圧を基準
として入来する音声信号を増幅する。つまり音声
信号は一定の中点電圧を基準として増幅されるた
め電池を最大に利用できる。
両電極間の略中点電位を得、バツフアアンプでこ
の中点電位を一定に保持する。電池の両電極間の
電圧を印加される増幅器は上記の中点電圧を基準
として入来する音声信号を増幅する。つまり音声
信号は一定の中点電圧を基準として増幅されるた
め電池を最大に利用できる。
実施例
第１図は本考案回路の一実施例の回路図を示
す。同図中、第２図と同一部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
す。同図中、第２図と同一部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
第１図において、１０は電池であり、この電池
１０の正の電極はパワーアンプ３Ａ，３Ｂ及びバ
ツフアアンプ１１夫々の正の電源に接続されると
共に、抵抗R6を介してイコライザアンプ２Ａ，
２Ｂ夫々の正の電源端子に接続されている。また
電池１０の負の電極はイコライザアンプ２Ａ，２
Ｂ、パワーアンプ３Ａ，３Ｂ、バツフアアンプ
夫々の負の電源端子に接続されている。電池１０
の両電極間にはノイズ除去用のコンデンサC1が
接続されると共に、直列接続された抵抗R6，R7，
R8が接続されている。上記の抵抗R6は抵抗R7，
R8夫々より充分小さい抵抗値とされ、抵抗R7，
R8夫々の抵抗値は略同一とされている。つまり、
抵抗R7，R8の接続点Ａの電位は略電池１０の中
点電位とされている。抵抗R7，R8の接続点Ａは
抵抗R2，R3の接続点と接続されて接地されると
共に、バツフアアンプ１１の非反転入力端子に接
続されている。バツフアアンプ１１の出力端子は
その反転入力端子に接続されると共に接地されて
いる。また、抵抗R6，R7の接続点はコンデンサ
C2を介して端子１２より電池１０の負の電極に
接続されている。このコンデンサC2は抵抗R6と
共に、電池１０の両電極間に接続される直流モー
タ等（図示せず）の生ずるノイズを除去するため
のものである。
１０の正の電極はパワーアンプ３Ａ，３Ｂ及びバ
ツフアアンプ１１夫々の正の電源に接続されると
共に、抵抗R6を介してイコライザアンプ２Ａ，
２Ｂ夫々の正の電源端子に接続されている。また
電池１０の負の電極はイコライザアンプ２Ａ，２
Ｂ、パワーアンプ３Ａ，３Ｂ、バツフアアンプ
夫々の負の電源端子に接続されている。電池１０
の両電極間にはノイズ除去用のコンデンサC1が
接続されると共に、直列接続された抵抗R6，R7，
R8が接続されている。上記の抵抗R6は抵抗R7，
R8夫々より充分小さい抵抗値とされ、抵抗R7，
R8夫々の抵抗値は略同一とされている。つまり、
抵抗R7，R8の接続点Ａの電位は略電池１０の中
点電位とされている。抵抗R7，R8の接続点Ａは
抵抗R2，R3の接続点と接続されて接地されると
共に、バツフアアンプ１１の非反転入力端子に接
続されている。バツフアアンプ１１の出力端子は
その反転入力端子に接続されると共に接地されて
いる。また、抵抗R6，R7の接続点はコンデンサ
C2を介して端子１２より電池１０の負の電極に
接続されている。このコンデンサC2は抵抗R6と
共に、電池１０の両電極間に接続される直流モー
タ等（図示せず）の生ずるノイズを除去するため
のものである。
再生ヘツド１Ａ，１Ｂ夫々で磁気テープより再
生された音声信号はイコライザアンプ２Ａ，２Ｂ
夫々で所定のイコライザ特性の増幅を行なわれて
パワーアンプ３Ａ，３Ｂ夫々に供給される。ここ
で抵抗R9，R10、コンデンサC3、抵抗R11，R12、
コンデンサC4夫々はイコライザアンプ２Ａ，２
Ｂ夫々のイコライザ特性を付与するためのもので
ある。パワーアンプ３Ａ，３Ｂ夫々で増幅された
音声信号は発音器４Ａ，４Ｂに供給されて発音さ
れる。
生された音声信号はイコライザアンプ２Ａ，２Ｂ
夫々で所定のイコライザ特性の増幅を行なわれて
パワーアンプ３Ａ，３Ｂ夫々に供給される。ここ
で抵抗R9，R10、コンデンサC3、抵抗R11，R12、
コンデンサC4夫々はイコライザアンプ２Ａ，２
Ｂ夫々のイコライザ特性を付与するためのもので
ある。パワーアンプ３Ａ，３Ｂ夫々で増幅された
音声信号は発音器４Ａ，４Ｂに供給されて発音さ
れる。
バツフアアンプ１１は抵抗R7，R8の接続点Ａ
の電位を一定に保持するためのものである。例え
ばパワーアンプ３Ｂの出力する音声信号が負の半
波であるとき、この音声信号は発音器４Ｂよりア
ースを介してバツフアアンプ１１の出力端子に流
れ、この後バツフアアンプ１１の負の電源端子よ
り電池１０の負の電極に流れ込む。バツフアアン
プ１１はボルテージフオロアでその出力インピー
ダンスが極めて小さく、接続点Ａの電位は変動す
ることがない。正の半波の場合でも、バツフアア
ンプ１１の出力端子よりアースを介して発音器４
Ｂに音声信号が流れ、同様にして接続点Ａの電位
が変動することはない。パワーアンプ３Ａの出力
する音声信号についても同様のことが言え、接続
点Ａの電位が変動することはない。
の電位を一定に保持するためのものである。例え
ばパワーアンプ３Ｂの出力する音声信号が負の半
波であるとき、この音声信号は発音器４Ｂよりア
ースを介してバツフアアンプ１１の出力端子に流
れ、この後バツフアアンプ１１の負の電源端子よ
り電池１０の負の電極に流れ込む。バツフアアン
プ１１はボルテージフオロアでその出力インピー
ダンスが極めて小さく、接続点Ａの電位は変動す
ることがない。正の半波の場合でも、バツフアア
ンプ１１の出力端子よりアースを介して発音器４
Ｂに音声信号が流れ、同様にして接続点Ａの電位
が変動することはない。パワーアンプ３Ａの出力
する音声信号についても同様のことが言え、接続
点Ａの電位が変動することはない。
このため、イコライザアンプ２Ａ，２Ｂ、パワ
ーアンプ３Ａ，３Ｂ夫々の基準レベルが常時電池
１０の略中点の電位とされる。従つて、イコライ
ザアンプ２Ａ，２Ｂ、パワーアンプ３Ａ，３Ｂ
夫々の出力段が第３図に示す如き構成であると
き、端子７の電位は電池１０の略中点電位であ
り、端子７，８Ａ間電圧と端子７，８Ｂ間電圧が
等しく、端子７より出力される音声信号は波形の
歪なく最大の出力電力を取り出すことができる。
ーアンプ３Ａ，３Ｂ夫々の基準レベルが常時電池
１０の略中点の電位とされる。従つて、イコライ
ザアンプ２Ａ，２Ｂ、パワーアンプ３Ａ，３Ｂ
夫々の出力段が第３図に示す如き構成であると
き、端子７の電位は電池１０の略中点電位であ
り、端子７，８Ａ間電圧と端子７，８Ｂ間電圧が
等しく、端子７より出力される音声信号は波形の
歪なく最大の出力電力を取り出すことができる。
また、第３図示の如きプツシユプル構造では
PNPトランジスタQ1の能力がNPNトランジスタ
Q2の能力より劣るため、例えば抵抗R7，R8の比
を僅かに異ならせて端子７，８Ａ間電圧を端子
７，８Ｂ間電圧より僅かに大とし、トランジスタ
Q1，Q2夫々の能力が同一となるよう設定するこ
とができる。
PNPトランジスタQ1の能力がNPNトランジスタ
Q2の能力より劣るため、例えば抵抗R7，R8の比
を僅かに異ならせて端子７，８Ａ間電圧を端子
７，８Ｂ間電圧より僅かに大とし、トランジスタ
Q1，Q2夫々の能力が同一となるよう設定するこ
とができる。
また、接続点Ａの電位が一定であるため磁気ヘ
ツド１Ａ，１Ｂ夫々で得られた音声信号相互間の
クロストークがほとんどなく、電池１０の正の電
極に接続されるラインに混入するノイズはコンデ
ンサC2で除去され、電池１０の負の電極に接続
されるラインに混入するノイズは低出力インピー
ダンスのバツフアアンプを介して除去されるた
め、音声信号のSN比が向上する。
ツド１Ａ，１Ｂ夫々で得られた音声信号相互間の
クロストークがほとんどなく、電池１０の正の電
極に接続されるラインに混入するノイズはコンデ
ンサC2で除去され、電池１０の負の電極に接続
されるラインに混入するノイズは低出力インピー
ダンスのバツフアアンプを介して除去されるた
め、音声信号のSN比が向上する。
なお、電池１０の代りに複数個（特に奇数個）
の電池が直列接続されている場合にあつてもＡ点
の電位を複数個の電池の出力電圧の略中点電位と
することが可能であることは勿論である。
の電池が直列接続されている場合にあつてもＡ点
の電位を複数個の電池の出力電圧の略中点電位と
することが可能であることは勿論である。
考案の効果
上述の如く、本考案になる音声信号増幅回路
は、分圧回路とバツフアアンプと増幅器とよりな
るため、増幅器の基準となる電位を上記電池の略
中点電位近傍で任意に可変でき、この増幅器より
取り出される音声信号に歪のない最大出力電力は
従来に比して大となり、電池の利用率が向上し、
ノイズ、クロストークの混入が防止できる等の特
長を有している。
は、分圧回路とバツフアアンプと増幅器とよりな
るため、増幅器の基準となる電位を上記電池の略
中点電位近傍で任意に可変でき、この増幅器より
取り出される音声信号に歪のない最大出力電力は
従来に比して大となり、電池の利用率が向上し、
ノイズ、クロストークの混入が防止できる等の特
長を有している。
第１図は本考案回路の一実施例の回路図、第２
図は従来回路の一例の回路図、第３図は第１図及
び第２図に示すアンプの出力段の回路図である。 １Ａ，１Ｂ……磁気ヘツド、２Ａ，２Ｂ……イ
コライザアンプ、３Ａ，３Ｂ……パワーアンプ、
４Ａ，４Ｂ……発音器、１０……電池、１１……
バツフアアンプ。
図は従来回路の一例の回路図、第３図は第１図及
び第２図に示すアンプの出力段の回路図である。 １Ａ，１Ｂ……磁気ヘツド、２Ａ，２Ｂ……イ
コライザアンプ、３Ａ，３Ｂ……パワーアンプ、
４Ａ，４Ｂ……発音器、１０……電池、１１……
バツフアアンプ。
Claims (1)
- 電池の正、負の両電極間の電圧を略1/2に分圧
して該電池の略中点電位を得る分圧回路と、該分
圧回路で得られた中点電位を一定に保持するバツ
フアアンプと、該電池の正、負の両電極間の電圧
を印加され、かつ該中点電位を基準として入来す
る音声信号の増幅を行なう増幅器とよりなる音声
信号増幅回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1243885U JPH0321057Y2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1243885U JPH0321057Y2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61128815U JPS61128815U (ja) | 1986-08-12 |
| JPH0321057Y2 true JPH0321057Y2 (ja) | 1991-05-08 |
Family
ID=30495501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1243885U Expired JPH0321057Y2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0321057Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-01-31 JP JP1243885U patent/JPH0321057Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61128815U (ja) | 1986-08-12 |
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