JPH10107502A - 同軸形誘電体フィルタ - Google Patents

同軸形誘電体フィルタ

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JPH10107502A
JPH10107502A JP27425796A JP27425796A JPH10107502A JP H10107502 A JPH10107502 A JP H10107502A JP 27425796 A JP27425796 A JP 27425796A JP 27425796 A JP27425796 A JP 27425796A JP H10107502 A JPH10107502 A JP H10107502A
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JP
Japan
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coaxial dielectric
waveguide
coaxial
dielectric resonator
conductor layer
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JP27425796A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Mukai
哲也 向井
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 その共振周波数を目標の値に容易に調整でき
る同軸形誘電体フィルタを提供すること。 【解決手段】 この同軸形誘電体フィルタは、遮断導波
管1と、遮断導波管内に距離をおいて同軸上に配置され
た2つの同軸形誘電体共振器21、22と、遮断導波管の入
力側と出力側に設けられた入力側コネクタ31及び出力側
コネクタ41と、各コネクタに設けられその一部が同軸形
誘電体共振器の内導体層内に挿入された入力側アンテナ
32及び出力側アンテナ42とを備え、かつ各同軸形誘電体
共振器の外導体層に設けられた開口部と、遮断導波管の
上記開口部に対向した部位の壁面に設けられたネジ孔5
1、52と、これ等ネジ孔に螺合される調整ネジ53、54を
有することを特徴とする。そしてこれ等の調整ネジ53、
54により事後的にフィルタの中心周波数を例えば2〜3
00 KHzの範囲で微調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信の再生中継
器において信号の再生及びクロック信号の抽出に用いら
れる同軸形誘電体フィルタ(いわゆるタイミング抽出フ
ィルタ)に係り、特に、その共振周波数を目標の値に容
易に調整できる同軸形誘電体フィルタの改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信において情報量の増加、通
信の高品質化、高付加価値化がめざましく、今後、伝送
速度の高速化はよりいっそう進むものと予想される。こ
の伝送速度の高速化に伴ってクロック信号の抽出に用い
られるタイミング抽出フィルタの高周波化も必要不可欠
になっている。尚、現在の主流の伝送速度は622Mbps
である。
【0003】この種のタイミング抽出フィルタには、6
22Mbps程度の伝送速度ではSAWフィルタあるいは誘
電体フィルタが適用されている。そして、従来、小型で
かつ特性も良好なSAWフィルタが主に使用されてい
る。しかし、伝送速度の高速化等により2 GHz以上の周
波数になると、SAWフィルタ製造時における微細化技
術がネックとなってSAWフィルタの製造が困難になる
ため、2 GHz以上の高周波では誘電体フィルタが主に用
いられている。
【0004】図10は、同軸形誘電体共振器を用いる代
表的な同軸形誘電体フィルタの等価回路図を示してお
り、この同軸形誘電体フィルタでは、図10に示すよう
に入力側端子と同軸形誘電体共振器との間、同軸形誘電
体共振器の間(段間)、同軸形誘電体共振器と出力側端
子との間の容量性結合または誘導性結合を得るためにキ
ャパシタ(C1、C2、C3)またはインダクタ(図1
0中カッコにて示す)等の部品を配置している。
【0005】ところで、同軸形誘電体共振器を用いる上
記同軸形誘電体フィルタの中心周波数(すなわち、フィ
ルタを通過可能な共振周波数の内の中心をなす周波数)
は、適用される同軸形誘電体共振器の体積で決定され、
中心周波数の調整は同軸形誘電体共振器を削ってその体
積を変化させることにより行われている。
【0006】しかし、調整前における同軸形誘電体共振
器の共振周波数は以下に述べる理由から個々ばらついて
いるため、上記調整法により特性の揃った同軸形誘電体
フィルタを確実に量産することは困難であった。すなわ
ち、誘電体には、加工時の加工寸法のばらつきと、主に
成形、焼成時に起こる密度のばらつきが誘電率のばらつ
きとなって現れ易く、これ等加工寸法と誘電率のばらつ
きに起因して得られる同軸形誘電体共振器における共振
周波数が不揃いとなっている。そして、同軸形誘電体共
振器を削る調整法では、その共振周波数を下げて目標値
に調整することはできないため、特性の揃った同軸形誘
電体フィルタを確実に量産することは困難であった。
尚、同軸形誘電体共振器における加工寸法と誘電率のば
らつきを同時に無くすことは実際上、困難であった。
【0007】そこで、従来においては、その共振周波数
が目標値より若干低くなるよう加工された誘電体共振器
を事前に多数製造しておき、この誘電体共振器をフィル
タ製造者が個別に削って目標の共振周波数を有する同軸
形誘電体共振器を得る方法が採られていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来法におい
て個別調整の際に誤って削り過ぎてしまった同軸形誘電
体共振器については、その共振周波数を下げて目標値に
調整することができない問題点を依然として有してい
た。
【0009】また、目標の共振周波数に調整された同軸
形誘電体共振器を接着剤等を用いて所定の位置に固定す
る際、その固定位置が微妙にずれた場合に同軸形誘電体
フィルタの中心周波数が変動してしまう。このため、接
着剤の硬化時に何らかの影響により同軸形誘電体共振器
の固定位置がずれた場合、同軸形誘電体フィルタの中心
周波数を目標値に設定できない問題点を有していた。
【0010】本発明はこの様な問題点に着目してなされ
たもので、その課題とするところは、同軸形誘電体共振
器を用いる同軸形誘電体フィルタの共振周波数を目標の
値に容易に調整できる同軸形誘電体フィルタを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、筒状本体の外周面と内周面に外導体層と内導
体層が設けられかつ距離をおいて同軸上に配置されると
共に誘導性若しくは容量性結合された少なくとも2つの
同軸形誘電体共振器と、一方の同軸形誘電体共振器と誘
導性若しくは容量性結合された棒状の入力側端子と、他
方の同軸形誘電体共振器と誘導性若しくは容量性結合さ
れた棒状の出力側端子とを備える同軸形誘電体フィルタ
を前提とし、上記同軸形誘電体共振器、入力側端子及び
出力側端子が導波管内に配置され、上記同軸形誘電体共
振器の少なくとも一方の外導体層に1以上の開口部が設
けられると共に、導波管の上記開口部に対向した部位の
壁面にこの壁面を貫通するネジ孔が設けられ、かつ、こ
のネジ孔に中心周波数調整用の外部導体が螺合されてい
ることを特徴とするものである。
【0012】そして、この請求項1記載の発明に係る同
軸形誘電体フィルタによれば、事前に上記同軸形誘電体
共振器を削り、かつ、所定の位置に配置して目標とする
共振周波数に調整して製造された同軸形誘電体フィルタ
について、同軸形誘電体共振器の外導体層に設けた開口
部と、導波管の上記開口部に対向した部位の壁面に設け
られたネジ孔と、このネジ孔に螺合された外部導体によ
り事後的にその中心周波数を調整することができる。
【0013】従って、同軸形誘電体フィルタの製造時に
おける組立て作業の簡便化が図れると共に、削り過ぎた
同軸形誘電体共振器についても上記外部導体の螺合位置
を適宜調節することにより共振周波数を下げてその微調
整ができるため廃棄せずにその有効利用を図ることも可
能となる。
【0014】この請求項1に係る発明において対象とな
る同軸形誘電体フィルタとしては、キャパシタ等の部品
を用いて同軸形誘電体共振器の間(段間)、同軸形誘電
体共振器と入力側端子並びに出力側端子との間の容量性
結合を得るもの、あるいは、インダクタ等の部品を用い
て同軸形誘電体共振器の間(段間)、同軸形誘電体共振
器と入力側端子並びに出力側端子との間の誘導性結合を
得るもの等が例示される。尚、キャパシタ等の部品を用
いずに上記容量性結合を得られる構造のフィルタが製造
上並びにコスト的に有利である。請求項2に係る発明は
この様な技術的理由からなされている。
【0015】すなわち、請求項2に係る発明は、請求項
1記載の発明に係る同軸形誘電体フィルタを前提とし、
上記導波管が遮断導波管で構成され、この遮断導波管内
に配置された一方の同軸形誘電体共振器の入力側内導体
層内に上記入力側端子の一部を挿入して両者間の容量性
結合量に相当する静電容量が調節されていると共に、他
方の同軸形誘電体共振器の出力側内導体層内に上記出力
側端子の一部を挿入して両者間の上記静電容量が調節さ
れ、かつ、隣接する同軸形誘電体共振器間の距離により
両者間の上記静電容量が調節されていることを特徴とす
るものである。
【0016】尚、上記遮断導波管が直線構造を有する場
合、同軸形誘電体フィルタの長さ寸法が長くなるためフ
ィルタの小型化を図る上において不利である。請求項3
に係る発明はこの点を改善した発明に関する。
【0017】すなわち、請求項3に係る発明は、請求項
2記載の発明に係る同軸形誘電体フィルタを前提とし、
上記遮断導波管が屈曲部を有し、かつ、この屈曲部を挟
んでその両側の遮断導波管内に距離をおいて上記同軸形
誘電体共振器が配置されていることを特徴とするもので
ある。
【0018】尚、この同軸形誘電体フィルタにおいては
屈曲部を有する遮断導波管が適用されているため、上記
遮断導波管の屈曲部における外側の伝搬路長が内側の伝
搬路長より長くなる。このため、上記屈曲部の屈曲角が
小さくなるにつれて外側と内側の伝搬路長の差が大きく
なり、これに伴い屈曲部外側と内側とで伝搬される電磁
波の減衰量に差異が生ずるため、直線構造の遮断導波管
を適用した場合と較べフィルタとしての特性が若干低下
してしまう場合がある。請求項4に係る発明はこの様な
弊害を防止する発明に関する。
【0019】すなわち、請求項4に係る発明は、請求項
3記載の発明に係る同軸形誘電体フィルタを前提とし、
上記遮断導波管の屈曲部における断面構造について、屈
曲部外側の断面寸法が内側の断面寸法より大きくなるよ
うに設定されていることを特徴とするものである。
【0020】そして、請求項4記載の発明に係る同軸形
誘電体フィルタによれば、屈曲部外側の断面寸法が内側
の断面寸法より大きいため、屈曲部外側における電磁波
の減衰量が屈曲部内側における電磁波の減衰量より小さ
く設定することが可能となる。これは、遮断導波管内に
おける電磁波の減衰量は遮断導波管の断面寸法が大きい
ほど小さいからである。
【0021】従って、屈曲部外側の断面寸法を内側の断
面寸法より大きく設定することにより、上記屈曲部外側
と内側の電磁波における減衰量の差異を補正することが
可能となる。
【0022】尚、上記遮断導波管の屈曲部における断面
構造について屈曲部外側の断面寸法を内側の断面寸法よ
り大きく設定する方法としては、例えば、遮断導波管が
金属ケースに設けられた凹部形状の収容部とこの収容部
の開放側を閉じる金属蓋等で構成される場合には、この
金属蓋の厚み寸法を適宜設定して上記屈曲部における外
側断面の高さ寸法を内側断面の高さ寸法より大きくなる
ように調整する方法が挙げられる。
【0023】また、本発明において上記同軸形誘電体共
振器、入力側端子及び出力側端子が配置される導波管と
しては高周波での損失が少なくかつ錆びにくいものが好
ましく、例えば、凹部形状の収容部を有する金属ケース
が挙げられる。そして、この金属ケースについては、ア
ルミニウム、ジュラルミン等厚手の金属体を切削加工し
てこれを構成してもよいし、0.8mm程度の厚みを有
する鋼板若しくは表面に銀メッキ等を施した鋼板を折曲
げ加工してこれを構成してもよい。また、ABS樹脂、
アクリルニトリル樹脂、ブタジエン樹脂、スチロール樹
脂等をケース形状に射出成型させて得られたプラスチッ
ク素材の表面にニッケルの下地メッキを施し、表面仕上
げとして銀メッキ等の金属メッキ加工した樹脂製のケー
スにて上記金属ケースを構成してもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0025】まず、本発明の同軸形誘電体フィルタに適
用される誘電体共振器としてはフィルタの小型化の要求
から誘電率の高いものを適用するとよいが、誘電率が高
くなると一般に高周波での損失が大きい材料が多くな
る。そして、誘電体共振器の損失はフィルタの損失とな
って現れるため、目標とするフィルタの特性値を考慮し
た上で使用する誘電体共振器を選択することが望まし
い。また、本発明において適用する誘電体共振器は、筒
状本体とこの本体の外周面と内周面に設けられた外導体
層と内導体層とで構成される同軸形誘電体共振器である
ことを要する。
【0026】また、この同軸形誘電体共振器の外導体層
に開口部を開設する手段としては、機械的研磨法、化学
的エッチング法、レーザトリミング法等任意の手段が利
用でき、かつ、開口部の個数は中心周波数の調整可能範
囲を適宜考慮して1以上任意である。
【0027】また、本発明において中心周波数の調整
は、同軸形誘電体共振器の外導体層に設けた開口部に対
し外部導体を近付けその距離を適宜調節することにより
これを行う。このため、上記外部導体はフィルタの損失
に影響を与えることから特に高周波での損失が少ない材
料が好ましく、例えば、銀メッキ処理が施されたネジが
挙げられる。また、外部導体の太さについては、上記同
軸形誘電体共振器の外導体層に設けた開口部の大きさと
の兼ね合いにより設定される。すなわち、上記外導体層
に設けた開口部の大きさが外部導体の太さに較べて十分
大きい場合には外部導体の太さが中心周波数の変化量を
決定することになり、他方、外導体層に設けた開口部の
大きさが外部導体の太さに較べて小さい場合には外導体
層の上記開口部の大きさが中心周波数の変化量を決定す
る。
【0028】尚、同軸形誘電体共振器の外導体層に設け
た開口部の大きさが大き過ぎた場合、上記中心周波数の
調整可能範囲は広がるが誘電体共振器の損失が大きくな
り、引いてはフィルタの損失を増やすことになるため好
ましくない。このため、上記開口部の寸法は必要最小限
が好ましく、例えば、1mmφ程度が望ましいと思われ
る。他方、外部導体(調整ネジ)の太さが大き過ぎた場
合、上記外導体層に設けた開口部との対向面積も大きく
なりスプリアス(不要な応答)が中心周波数から離れ
る。しかし、外部導体(調整ネジ)の1回転当たりの中
心周波数の変化量が多くなり、外部導体(調整ネジ)に
対する中心周波数の挙動が敏感になる。逆に、外部導体
(調整ネジ)の太さが小さ過ぎた場合、外部導体(調整
ネジ)の1回転当たりの中心周波数の変化量が少なくな
って微妙な調整がやり易くなる反面、外導体層に設けた
開口部との対向面積も小さくなりスプリアス(不要な応
答)が中心周波数近傍に出現してしまう。これ等の点を
考慮して上記調整ネジ等外部導体の太さを適宜設定する
ことが望ましい。
【0029】次に、上記同軸形誘電体共振器を導波管内
の適宜位置に固定させる際、適用する接着剤としては高
周波での損失が少ないものであることが望ましい。ま
た、作業効率の観点から10〜15分程度で硬化する接
着剤が好ましく、エポキシ系接着剤が例示される。
【0030】また、上記同軸形誘電体共振器と入力側端
子並びに出力側端子は誘導性若しくは容量性結合される
が、入力側端子並びに出力側端子の長さ、太さ、材質、
形状などはフィルタの特性に影響を与えるため、目的と
するフィルタの特性を考慮して適宜設定することを要す
る。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0032】[実施例1]この同軸形誘電体フィルタ
は、図1(A)〜(C)に示すように遮断導波管1と、
この遮断導波管1内に距離をおいて同軸上に配置されか
つその両端側が電気的に開放されている2つの同軸形誘
電体共振器(1/2波長型共振器)21、22と、上記
遮断導波管1の入力側に固定された入力側コネクタ31
と、この入力側コネクタ31に設けられ同軸形誘電体共
振器21の入力側内導体層内に一部が挿入された棒状の
入力側アンテナ32と、上記遮断導波管1の出力側に固
定された出力側コネクタ41と、この出力側コネクタ4
1に設けられ同軸形誘電体共振器22の出力側内導体層
内に一部が挿入された棒状の出力側アンテナ42と、各
同軸形誘電体共振器21、22の外導体層(図示せず)
に設けられた開口部(図示せず)と、遮断導波管1の上
記開口部に対向した部位の壁面にこの壁面を貫通するよ
うに設けられた2つのネジ孔51、52と、これ等ネジ
孔51、52に螺合された直径2.0mmの調整ネジ5
3、54とを具備しており、かつ、上記入力側コネクタ
31と入力側アンテナ32とで入力側端子3が構成さ
れ、上記出力側コネクタ41と出力側アンテナ42とで
出力側端子4が構成されている。尚、入力側アンテナ3
2と出力側アンテナ42の長さはそれぞれ10.86m
mで、かつ、直径が1mmのものが適用されている。
【0033】まず、上記遮断導波管1は、図1(A)〜
(C)に示すように幅6mmで長さが30mmの略長方
形状の収容部10が設けられたアルミニウム製の金属ケ
ース11と、この金属ケース11の上側開放部を閉じる
アルミニウム製の金属蓋12とで構成されており、上記
金属ケース11の壁面には図1(A)及び図2に示すよ
うにネジ孔51(図2において他方のネジ孔52は図示
せず)が設けられている。
【0034】また、同軸形誘電体共振器21、22は、
図1(A)及び図2に示すようにバリウム、チタン系の
酸化物セラミックスで形成されその比誘電率が37で筒
直径2.5mmの筒状本体200と、この筒状本体20
0の内周面と外周面に設けられた厚膜銀ペーストから成
る導電層(内周面に設けられた導電層を内導体層20
1、外周面に設けられた導電層を外導体層202と称す
る)とでその主要部が構成され、かつ、上述したように
その両端側は電気的に開放されていると共に、上記外導
体層202の中心部には直径約1.0mmの開口部50
が設けられている(図2において他方の同軸形誘電体共
振器22は図示せず)。また、各同軸形誘電体共振器2
1、22は、その長さを10.385mmに加工される
と共に上記金属ケース11内の所定位置に配置され、か
つ、フィルタの特性が所望の特性になるようにネットワ
ークアナライザで特性値を測定しながら配置位置を決定
され、短時間硬化型のエポキシ系接着剤を用いて固定さ
れている。尚、同軸形誘電体共振器21、22間の距離
は5mmに設定され、両者間の容量性結合が図られてい
る。
【0035】また、棒状の入力側アンテナ32の一部が
同軸形誘電体共振器21の入力側内導体層内に挿入さ
れ、また、棒状の出力側アンテナ42の一部が同軸形誘
電体共振器22の出力側内導体層内に挿入されてこれ等
両者間の容量性結合が図られている。
【0036】そして、この同軸形誘電体フィルタにおい
ては、上記1金属ケース1内に同軸形誘電体共振器2
1、22、入力側コネクタ31並びに出力側コネクタ4
1、入力側アンテナ32並びに出力側アンテナ42等の
構成部材を設置し、かつ、アルミニウム製の金属蓋12
にて上記金属ケース11の上側開放部を閉止した後、調
整ネジ53、54を前後させてフィルタの中心周波数に
微調整し、次いで調整ネジ53、54を接着剤にて固定
し目的の同軸形誘電体フィルタとしている。
【0037】尚、図3は、調整ネジ53、54が接着剤
にて固定される前、調整ネジ53、54の回転数と、こ
の回転により調整される同軸形誘電体フィルタの中心周
波数との関係を示したグラフ図である。このグラフ図か
ら、上記調整ネジ53、54により1.02 MHzの範囲
で調整可能であることが確認された。
【0038】[実施例2]この同軸形誘電体フィルタ
は、図4(A)〜(B)に示すように屈曲部100を有
する遮断導波管1と、上記屈曲部100を挟んでその両
側の遮断導波管1内に距離をおいて同軸上に配置されか
つその両端側が電気的に開放されている2つの同軸形誘
電体共振器(1/2波長型共振器)21、22と、一方
の同軸形誘電体共振器21の入力側内導体層内に嵌合さ
れたポリテトラフルオロエチレンから成るスリーブ31
0と、このスリーブ310を介して上記同軸形誘電体共
振器21の入力側内導体層内に一部を挿入して配置され
た棒状の入力側アンテナ32と、他方の同軸形誘電体共
振器22の出力側内導体層内に嵌合されたポリテトラフ
ルオロエチレンから成るスリーブ320と、このスリー
ブ320を介して上記同軸形誘電体共振器22の出力側
内導体層内に一部を挿入して配置された棒状の出力側ア
ンテナ42と、各同軸形誘電体共振器21、22の外導
体層(図示せず)に設けられた開口部(図示せず)と、
遮断導波管1の上記開口部に対向した部位の壁面にこの
壁面を貫通するように設けられた2つのネジ孔51、5
2と、これ等ネジ孔51、52に螺合された調整ネジ5
3、54とを具備しており、かつ、上記スリーブ310
と入力側アンテナ32とで入力側端子3が構成され、上
記スリーブ320と出力側アンテナ42とで出力側端子
4が構成されている。
【0039】まず、上記遮断導波管1は、図5(A)〜
(D)に示すように板状のジュラルミンを曲げ加工して
得られた断面略コ字状で平面略L字形状の金属ケース1
1と、この金属ケース11の上側開放部を閉じる略L字
形状のジュラルミン製金属蓋12とで構成されている。
【0040】また、同軸形誘電体共振器(1/2波長型
共振器)21、22は、図6(C)と図6(F)に示す
ようにバリウム、チタン系の酸化物セラミックスで形成
された筒状本体200と、この筒状本体200の内周面
と外周面に設けられた内導体層と外導体層(共に図示せ
ず)とでその主要部が構成され、かつ、上述したように
その両端側は電気的に開放されていると共に、上記外導
体層の中心部には開口部(図示せず)が設けられてい
る。
【0041】また、ポリテトラフルオロエチレンから成
る上記スリーブ310、320は、図6(A)と図6
(D)に示すように略円盤形状の鍔部301と、この中
央から外方へ突出する断面円形状の凸状部302と、上
記鍔部301の中心部位に設けられかつ鍔部301と凸
状部302を貫通するアンテナ導入孔303とでその主
要部が構成され、かつ、上記同軸形誘電体共振器(1/
2波長型共振器)21、22の入力側内導体層及び出力
側内導体層内に各凸状部302をそれぞれ嵌合させて固
定配置されている。また、これ等スリーブ310、32
0を介して同軸形誘電体共振器(1/2波長型共振器)
21、22の各内導体層内に入力側アンテナ32と出力
側アンテナ42がその一部を挿入して固定配置されてい
る。尚、図6(B)は入力側アンテナ32と出力側アン
テナ42の平面図、図6(E)はその正面図を示してい
る。
【0042】そして、この同軸形誘電体フィルタにおい
て、入力された信号は入力側アンテナ32を通じ、入力
側に配置された同軸形誘電体共振器(1/2波長型共振
器)21の内導体層に容量性結合されこの同軸形誘電体
共振器21を励振させる。このとき、ポリテトラフルオ
ロエチレンから成る上記スリーブ310の作用により入
力側アンテナ41と同軸形誘電体共振器21の内導体層
との間隔を一定に保つことが可能となる。次に、励振さ
れた同軸形誘電体共振器21の共振エネルギーは反対側
の開放端から出力側に配置された同軸形誘電体共振器
(1/2波長型共振器)22に伝送され、かつ、出力側
アンテナ42を介して出力される。
【0043】この様にこの同軸形誘電体フィルタにおい
ては、実施例1に係る同軸形誘電体フィルタと同様、入
力側に配置された同軸形誘電体共振器21の入力側内導
体層内に挿入される入力側アンテナ32及び出力側に配
置された同軸形誘電体共振器22の出力側内導体層内に
挿入される出力側アンテナ42の各挿入量と、相対する
同軸形誘電体共振器21、22の間隔を適宜調整するこ
とにより所定の周波数のみを通過させる誘電体フィルタ
として機能させることができると共に、直線構造の遮断
導波管に変えて屈曲部を有する遮断導波管1が適用され
ているためフィルタにおける長さ寸法の低減をも図るこ
とが可能となる。
【0044】また、この同軸形誘電体フィルタにおいて
は、各同軸形誘電体共振器21、22の外導体層に設け
られた開口部と、遮断導波管1の上記開口部に対向した
部位の壁面に設けられた2つのネジ孔51、52と、こ
れ等ネジ孔51、52に螺合された調整ネジ53、54
とで構成された手段により事後的にその中心周波数を微
調整できる利点を有している。
【0045】尚、この同軸形誘電体フィルタにおいては
上記遮断導波管1の屈曲部100における外側の伝搬路
長が内側の伝搬路長より必然的に長くなるため、屈曲部
100外側と内側とで伝搬される電磁波の減衰量に差異
が生ずる。
【0046】この現象を回避するためには、遮断導波管
1の一部を構成する上記金属蓋12について、図8
(A)〜(E)に示すようにその屈曲部外側に対応した
部位の厚み寸法α’が屈曲部内側に対応した部位の厚み
寸法αより小さくなるように設定すればよい。この様に
設定した場合、図7(A)〜(C)に示すように遮断導
波管1における屈曲部100外側の断面寸法が内側の断
面寸法より大きくなり、これにより屈曲部100外側に
おける電磁波の減衰量を屈曲部100内側における電磁
波の減衰量より小さく設定できるため、上記屈曲部10
0外側と内側の電磁波における減衰量の差異を補正する
ことが可能となる。
【0047】[実施例3]この同軸形誘電体フィルタ
は、図9に示すように同軸形誘電体共振器21、22の
間(段間)、同軸形誘電体共振器21と入力側アンテナ
32との間、同軸形誘電体共振器22と出力側アンテナ
42との間の容量性結合が、コンデンサ(キャパシタ)
接続リード500を用いてなされている点と、金属ケー
ス11の上側開放部が金属蓋により閉止されずに開放さ
れた導波管が適用されている点を除き実施例1に係る同
軸形誘電体フィルタと略同一である。
【0048】そして、この同軸形誘電体フィルタにおい
ても、各同軸形誘電体共振器21、22の外導体層に設
けられた開口部と、導波管の上記開口部に対向した部位
の壁面に設けられた2つのネジ孔51、52と、これ等
ネジ孔51、52に螺合された調整ネジ53、54とで
構成された手段により事後的にその中心周波数を微調整
できる利点を有している。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る同軸形誘電体
フィルタによれば、事前に同軸形誘電体共振器を削り、
かつ、所定の位置に配置して目標とする共振周波数に調
整して製造された同軸形誘電体フィルタについて、同軸
形誘電体共振器の外導体層に設けた開口部と、導波管の
上記開口部に対向した部位の壁面に設けられたネジ孔
と、このネジ孔に螺合された外部導体により事後的にそ
の中心周波数を、例えば2〜300 KHzの範囲で微調整
することができる。
【0050】従って、同軸形誘電体フィルタの製造時に
おける組立て作業の簡便化が図れると共に、削り過ぎた
同軸形誘電体共振器についても上記外部導体の螺合位置
を適宜調節することにより共振周波数を下げてその微調
整ができるため廃棄せずにその有効利用も図れる効果を
有する。
【0051】また、請求項2記載の発明に係る同軸形誘
電体フィルタによれば、導波管が遮断導波管で構成さ
れ、この遮断導波管内に配置された一方の同軸形誘電体
共振器の入力側内導体層内に上記入力側端子の一部を挿
入して両者間の容量性結合量に相当する静電容量が調節
されていると共に、他方の同軸形誘電体共振器の出力側
内導体層内に上記出力側端子の一部を挿入して両者間の
上記静電容量が調節され、かつ、隣接する同軸形誘電体
共振器間の距離により両者間の上記静電容量が調節され
ている。
【0052】従って、インダクタやキャパシタ等の部品
を用いることなく同軸形誘電体共振器の間(段間)、同
軸形誘電体共振器と入力側端子並びに出力側端子との間
の結合が図れるため、製造コストと簡便化が図れる効果
を有する。
【0053】また、請求項3記載の発明に係る同軸形誘
電体フィルタによれば、遮断導波管が屈曲部を有し、か
つ、この屈曲部を挟んでその両側の遮断導波管内に距離
をおいて上記同軸形誘電体共振器が配置されているため
フィルタの長さ寸法の低減を図ることができる効果を有
する。
【0054】また、請求項4記載の発明に係る同軸形誘
電体フィルタによれば、上記屈曲部外側の断面寸法が内
側の断面寸法より大きいため、屈曲部外側における電磁
波の減衰量を屈曲部内側における電磁波の減衰量より小
さく設定することができ、これにより上記屈曲部外側と
内側の電磁波における減衰量の差異を補正することが可
能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は実施例1に係る同軸形誘電体フィ
ルタの除蓋した平面図、図1(B)は蓋が設けられた上
記同軸形誘電体フィルタの背面図、図1(C)は蓋が設
けられた上記同軸形誘電体フィルタの右側面図。
【図2】図1(A)に示された同軸形誘電体フィルタの
部分拡大説明図。
【図3】実施例1に係る同軸形誘電体フィルタの調整ネ
ジ53、54の回転数とこの回転により調整される同軸
形誘電体フィルタの中心周波数との関係を示したグラフ
図。
【図4】図4(A)は実施例2に係る同軸形誘電体フィ
ルタの除蓋した平面図、図4(B)は蓋が設けられた上
記同軸形誘電体フィルタの正面図。
【図5】図5(A)は実施例2に係る同軸形誘電体フィ
ルタの構成部材である金属ケースの平面図、図5(B)
は上記構成部材である金属蓋の平面図、図5(C)は図
5(A)の正面図、図5(D)は図5(B)の正面図。
【図6】図6(A)は実施例2に係る同軸形誘電体フィ
ルタの構成部材であるスリーブの平面図、図6(B)は
上記構成部材のアンテナの平面図、図6(C)は上記構
成部材である同軸形誘電体共振器(1/2波長型共振
器)の平面図であり、図6(D)は図6(A)の正面
図、図6(E)は図6(B)の正面図、図6(F)は図
6(C)の正面図。
【図7】図7(A)は実施例2の変形例に係る同軸形誘
電体フィルタの除蓋した平面図、図7(B)は蓋が設け
られた上記同軸形誘電体フィルタの背面図、図7(C)
は図7(A)の左側面図。
【図8】図8(A)は実施例2の変形例に係る同軸形誘
電体フィルタの構成部材である金属蓋の平面図、図8
(B)は図8(A)の背面図、図8(C)は図8(A)
の正面図、図8(D)は図8(A)の左側面図、及び、
図8(E)は図8(A)の右側面図。
【図9】実施例3に係る同軸形誘電体フィルタの平面
図。
【図10】同軸形誘電体共振器を用いる代表的な誘電体
フィルタの等価回路図。
【符号の説明】
1 遮断導波管 3 入力側端子 4 出力側端子 21 同軸形誘電体共振器 22 同軸形誘電体共振器 31 入力側コネクタ 32 入力側アンテナ 41 出力側コネクタ 42 出力側アンテナ 51 ネジ孔 52 ネジ孔 53 調整ネジ 54 調整ネジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状本体の外周面と内周面に外導体層と内
    導体層が設けられかつ距離をおいて同軸上に配置される
    と共に誘導性若しくは容量性結合された少なくとも2つ
    の同軸形誘電体共振器と、一方の同軸形誘電体共振器と
    誘導性若しくは容量性結合された棒状の入力側端子と、
    他方の同軸形誘電体共振器と誘導性若しくは容量性結合
    された棒状の出力側端子とを備える同軸形誘電体フィル
    タにおいて、 上記同軸形誘電体共振器、入力側端子及び出力側端子が
    導波管内に配置され、上記同軸形誘電体共振器の少なく
    とも一方の外導体層に1以上の開口部が設けられると共
    に、導波管の上記開口部に対向した部位の壁面にこの壁
    面を貫通するネジ孔が設けられ、かつ、このネジ孔に中
    心周波数調整用の外部導体が螺合されていることを特徴
    とする同軸形誘電体フィルタ。
  2. 【請求項2】上記導波管が遮断導波管で構成され、この
    遮断導波管内に配置された一方の同軸形誘電体共振器の
    入力側内導体層内に上記入力側端子の一部を挿入して両
    者間の容量性結合量に相当する静電容量が調節されてい
    ると共に、他方の同軸形誘電体共振器の出力側内導体層
    内に上記出力側端子の一部を挿入して両者間の上記静電
    容量が調節され、かつ、隣接する同軸形誘電体共振器間
    の距離により両者間の上記静電容量が調節されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の同軸形誘電体フィルタ。
  3. 【請求項3】上記遮断導波管が屈曲部を有し、かつ、こ
    の屈曲部を挟んでその両側の遮断導波管内に距離をおい
    て上記同軸形誘電体共振器が配置されていることを特徴
    とする請求項2記載の同軸形誘電体フィルタ。
  4. 【請求項4】上記遮断導波管の屈曲部における断面構造
    について、屈曲部外側の断面寸法が内側の断面寸法より
    大きくなるように設定されていることを特徴とする請求
    項3記載の同軸形誘電体フィルタ。
JP27425796A 1996-09-25 1996-09-25 同軸形誘電体フィルタ Pending JPH10107502A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6169464B1 (en) 1998-11-03 2001-01-02 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Dielectric filter

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