JP2001211005A - 誘電体デュプレクサとその周波数調整方法 - Google Patents
誘電体デュプレクサとその周波数調整方法Info
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Abstract
レクサを得る。 【解決手段】 誘電体ブロックに一体に形成された2つ
の誘電体フィルタ11,12の一方の貫通孔14の開放
端面側に段差15を形成し、この段差15から開放端面
側の内径を太くする。内導体は径の細い部分14に形成
する。段差部15の角を削って共振器の共振周波数を調
整する。
Description
に送信・受信フィルタが一体に形成された誘電体デュプ
レクサの構造と、その共振周波数の調整方法に関するも
のである。
送信フィルタと受信フィルタの一端を共通のアンテナ端
子に接続し、他端を送信回路と受信回路に接続する誘電
体デュプレクサが用いられる。個別の共振器を組み合わ
せるものから、送信用の誘電体フィルタと受信用の誘電
体フィルタとを単一の誘電体ブロックに形成して小型化
を図ったものがある。
受信の周波数帯域とが異なるので、同軸型の誘電体共振
器を用いる場合には送信用の誘電体フィルタと受信用の
誘電体フィルタの長さ異ならせる必要がある。通常、一
方の誘電体フィルタを研磨して長さを変えたりしてい
る。しかし、2つのフィルタが一体に形成されているた
め、独立して一方のみを加工するためには作業工数が増
加してしまう。また、周波数の微調整のために開放端面
側の内導体を削ったりすると、外部の電磁界の影響を受
けて特性の変動が生じ易くなる。
サを構成する周波数の高い方の誘電体フィルタを他のフ
ィルタと一体に構成できる誘電体デュプレクサを提供す
るものである。また、周波数調整のために開放端面側の
導体膜を削っても外部の電磁界の影響を受け難い装置を
提供するものである。
フィルタの構造を変えることによって、上記の課題を解
決するものである。
型誘電体フィルタが一体に形成された誘電体デュプレク
サにおいて、一方の誘電体フィルタの共振器を構成する
貫通孔が、開放端面側に内径の大きい部分を具えたこと
に特徴を有するものである。
電体フィルタが一体に形成された誘電体デュプレクサの
周波数調整方法において、一方の誘電体フィルタの共振
器を構成する貫通孔は開放端面側に段差部を形成し、こ
の段差部から開放端面側の内径を短絡端面側よりも大き
く形成し、共振器の内導体を段差部から短絡端面側に形
成し、段差部の角を削ることによって開放端面側の誘電
体と導体膜を除去することに特徴とするものである。
電体フィルタは、寸法が短くなるので共振周波数は高く
なる。周波数の差に応じた長さの差が生じるように段差
部までの深さを決める。この周波数の高いフィルタの周
波数の微調整は内導体の端部を削って行うことができる
が、削る部分の周囲には誘電体があるので外部の電磁界
の影響を受け難くなり、出力波形へのリップルやスプリ
アスの発生を防止できる。
いて説明する。
図、図2は斜視図を示す。直方体のセラミック材料を成
形した誘電体ブロック10内に複数の貫通孔13を形成した
誘電体フィルタ11と同じく複数の貫通孔14を形成した誘
電体フィルタ12を具えている。一方が送信用となり、他
方は受信用となる。貫通孔13、14の表面には内導体とな
る導体膜が形成されている。
面には外導体が形成され、貫通穴の開口する端面の一方
には短絡導体となる導体膜が形成され、他方の端面は導
体膜が形成されない開放端面となる。図1の例では、上
側が開放端面、下側が短絡端面となっている。2つの誘
電体フィルタの間にはアンテナ結合導体が、両端には入
出力結合導体が配置されるが、これらは誘電体ブロック
の内部に形成すると良い。
は、一方の誘電体フィルタ12の貫通孔14の開放端面側に
段差部15を形成し、この段差部15から開放端面側の貫通
孔の表面には導体膜を形成しないでおく。これによっ
て、誘電体フィルタ12の貫通孔14の実質的な寸法は貫通
孔13よりも短くなり、誘電体フィルタ12の共振周波数は
誘電体フィルタ11よりも高くなる。
体フィルタ22は開放端面側に内径の大きな貫通孔を有
し、段差部25から短絡端面側は内径の小さな貫通孔を有
することになる。段差部25より開放端面側は導体膜がな
いので共振器を構成しない。開放端面から段差部までの
距離によって周波数の差が決まるので、それに応じた深
さで段差部を形成する。
異等によって共振器間に共振周波数に差が生じるので、
微調整が必要となる。共振周波数の微調整として内導体
の開放端面側を削ることがあるが、本発明による誘電体
デュプレクサでは段差部の角を削ることになる。すなわ
ち、図3に示したように貫通孔34の段差部35の角を誘電
体とともに内導体36を斜めに削るが、この深さによって
共振周波数を調整することになる。
と、この部分は電界が強いので、外部電界と結合して特
性のずれを生じやすくなる。しかし、本発明において
は、導体膜を削る部分が誘電体ブロックの内部に存在す
るので結合を生じにくくなり、それによる特性の変動を
防止できる。
差部を形成するようにしてもよい。その場合には段差部
までの深さに差をつければよい。
2つの誘電体フィルタの共振周波数に差を持たせること
ができる。そして、各共振器の共振周波数の微調整をし
ても、外部の電界、磁界による影響を除去することが可
能となる。
Claims (3)
- 【請求項1】 誘電体ブロック内に2つの同軸型誘電体
フィルタが一体に形成された誘電体デュプレクサにおい
て、 一方の誘電体フィルタの共振器を構成する貫通孔が、開
放端面側に内径の大きい部分を具えたことを特徴とする
誘電体デュプレクサ。 - 【請求項2】 誘電体ブロック内に2つの同軸型誘電体
フィルタが一体に形成された誘電体デュプレクサにおい
て、 一方の誘電体フィルタの共振器を構成する貫通孔は開放
端面側に段差部を有し、この段差部から開放端面側の内
径が短絡端面側よりも大きく形成され、 共振器の内導体は段差部から短絡端面側に形成されたこ
とを特徴とする誘電体デュプレクサ。 - 【請求項3】 誘電体ブロック内に2つの同軸型誘電体
フィルタが一体に形成された誘電体デュプレクサの周波
数調整方法において、 一方の誘電体フィルタの共振器を構成する貫通孔は開放
端面側に段差部を形成し、この段差部から開放端面側の
内径を短絡端面側よりも大きく形成し、共振器の内導体
を段差部から短絡端面側に形成し、 段差部の角を削ることによって開放端面側の誘電体と導
体膜を除去することを特徴とする誘電体デュプレクサの
周波数調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000016779A JP2001211005A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 誘電体デュプレクサとその周波数調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000016779A JP2001211005A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 誘電体デュプレクサとその周波数調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001211005A true JP2001211005A (ja) | 2001-08-03 |
Family
ID=18543867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000016779A Pending JP2001211005A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 誘電体デュプレクサとその周波数調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001211005A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010107215A2 (ko) * | 2009-03-16 | 2010-09-23 | 주식회사 케이엠더블유 | 대역 저지 필터 |
KR100992089B1 (ko) | 2009-03-16 | 2010-11-05 | 주식회사 케이엠더블유 | 대역 저지 필터 |
WO2022209457A1 (ja) * | 2021-03-29 | 2022-10-06 | 株式会社村田製作所 | 誘電体共振器、ならびに、それを用いた誘電体フィルタおよびマルチプレクサ |
-
2000
- 2000-01-26 JP JP2000016779A patent/JP2001211005A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010107215A2 (ko) * | 2009-03-16 | 2010-09-23 | 주식회사 케이엠더블유 | 대역 저지 필터 |
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WO2010107215A3 (ko) * | 2009-03-16 | 2010-11-18 | 주식회사 케이엠더블유 | 대역 저지 필터 |
US9203131B2 (en) | 2009-03-16 | 2015-12-01 | Kmw Inc. | Band stop filter |
WO2022209457A1 (ja) * | 2021-03-29 | 2022-10-06 | 株式会社村田製作所 | 誘電体共振器、ならびに、それを用いた誘電体フィルタおよびマルチプレクサ |
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