JPH10106798A - 高速原子線源 - Google Patents

高速原子線源

Info

Publication number
JPH10106798A
JPH10106798A JP8278664A JP27866496A JPH10106798A JP H10106798 A JPH10106798 A JP H10106798A JP 8278664 A JP8278664 A JP 8278664A JP 27866496 A JP27866496 A JP 27866496A JP H10106798 A JPH10106798 A JP H10106798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
emission
atom
plasma
beam source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8278664A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3363040B2 (ja
Inventor
Katsunori Ichiki
克則 一木
Masaki Hatakeyama
雅規 畠山
Yasushi Taima
康 當間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP27866496A priority Critical patent/JP3363040B2/ja
Publication of JPH10106798A publication Critical patent/JPH10106798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3363040B2 publication Critical patent/JP3363040B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Accelerators (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 照射面内での被加工物の加工速度が均一であ
るような高速原子線源を提供する。 【解決手段】 内部にプラズマを生成する放電容器12
に複数の原子放出孔18を有する放出電極20が設けら
れ、プラズマ中のイオンを放出電極20に向けて加速
し、加速されたイオンを放出電極20近傍において中性
化して高速原子として原子放出孔18から放出するよう
にした高速原子線源において、放出電極20は、厚みが
放出電極面内において所定の分布になるように形成さ
れ、これによって面内における中性化率及び/又は放出
原子線量が所定の分布になるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、半導体製
造プロセスなどにおいて、ドライエッチング、表面クリ
ーニング、薄膜デポジションなどを行うための高速原子
線源に関し、特に、大面積のウエハやガラス基板を加工
する際などに、照射範囲における加工速度が均一である
ことが要求されるような場合に好適な高速原子線源に関
する。
【0002】
【従来の技術】常温の大気中で熱運動をしている原子・
分子は、おおむね0.05eV前後の運動エネルギーを
有している。これに比べてはるかに大きな運動エネルギ
ーで飛翔する原子・分子を、高速原子と呼び、これが方
向性を持った原子状に放射される場合に高速原子線とい
う。
【0003】高速原子線は、固体表面を削りあるいは変
性させ得ることが特徴で、半導体の微細加工等に重用さ
れ、従来の加工装置と比較して固体表面を高アスペクト
比で高速加工することが可能となる。また、高速原子線
は電気的に中性であるが故に、組成分析や微細加工等に
おいて、金属、半導体ばかりでなく、イオンビーム加工
が不得意とするプラスチック、セラミックスなどの絶縁
物を対象とする場合にも帯電が抑制され、安定した処理
が行える。
【0004】従来の高速原子線源の例を図6に示す。図
中、符号1はガス導入管、2は直流高圧電源、3は陰
極、4は陰極である高速原子線放出用電極(以下、放出
電極と呼ぶ)、5は絶縁体であるセラミクスでできた外
筒、6は高速原子線、7は陽極、8は高密度プラズマ、
9は低密度プラズマである。放出電極4には、複数の放
出孔10が形成されている。
【0005】この高速原子線源を作動するには、電源2
以外の構成要素を真空容器に入れて十分に排気した後、
ガス導入管1から、たとえばアルゴンガスを導入する。
ここで、真空容器外に設置された直流高圧電源2によっ
て、陽極7に直流電圧を印加する。これにより陰極4,
3と陽極5との間にグロー放電が起きてプラズマ8,9
が発生し、アルゴンイオンと電子が生成される。こうし
て発生したアルゴンイオンは、放出電極4に向かって加
速されて、試料をスパッターするに十分なエネルギーを
得るに到る。
【0006】放出孔10に入射したイオンは、残留して
いる中性アルゴン原子と軽い衝突をして電荷交換をし、
運動エネルギーをほとんど失うことなく高速原子とな
る。この高速原子は、放出電極4の放出孔10から高速
原子線6となって放出される。図7に示すように、放出
電極4内に複数存在する放出孔10の孔径は等しく、放
出電極4内における配置も均一になっている。また、放
出電極4の厚みは電極面内で一定となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の過程において、
ガス放電により電極3,7,4間で発生するプラズマ
8,9の密度は電子とガス間の衝突確率に依存する。こ
れは放電部の中心で高く周辺部で低いので、放出電極4
から放出される高速原子線量も、図8に示すように、上
記の放電部のプラズマ密度分布に対応した分布を有す
る。
【0008】従って、ターゲットである試料面における
高速原子線の単位面積当たりの入射強度、及び、高速原
子線照射による試料の加工速度も、照射面内の中心部で
は高く周辺部では低くなり、上記の従来の装置では照射
面内での加工速度を均一にすることができないという欠
点があった。本発明の目的は、照射面内での被加工物の
加工速度が均一であるような高速原子線源を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、内部にプラズマを生成する放電容器に複数の原子放
出孔を有する放出電極が設けられ、前記プラズマ中のイ
オンを放出電極に向けて加速し、加速された前記イオン
を放出電極近傍において中性化して高速原子として前記
原子放出孔から放出するようにした高速原子線源におい
て、前記放出電極は、厚みが該放出電極面内において所
定の分布になるように形成され、これによって面内にお
ける中性化率及び/又は放出原子線量が所定の分布にな
るようにしたことを特徴とする高速原子線源である。
【0010】請求項1に記載の発明においては、原子を
引き出す放出電極の厚みが面内において分布をもつ。す
なわち、原子放出孔の長さが場所によって異なる。原子
放出孔の直径が一定である場合、原子放出孔から放出さ
れる原子の密度は、放出孔の長さが長くなるにしたがっ
て低くなる。これは、放出孔の長さが長い程、コンダク
タンスが悪くなり、放出孔内部の真空度が悪くなるた
め、粒子同士もしくは粒子と壁との衝突により粒子が運
動エネルギーを失う確率が増加するからである。
【0011】この性質を利用すると、原子放出孔の長さ
分布を面内で制御することで、引き出される原子の面内
分布を自由に制御できる。したがって、放出電極の厚さ
分布を所定のものとすれば、プラズマの分布もしくは引
き出す前の原子の密度分布にとらわれることなく所望の
密度分布をもつ原子を引き出すことができる。特に、面
内で均一な原子密度分布を引き出すことも可能である。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記原子放出孔
は長さが直径の2倍以上に設定されていることを特徴と
する請求項1に記載の高速原子線源である。
【0013】請求項3に記載の発明は、内部にプラズマ
を生成する放電容器に、複数のガス導入孔を有するガス
導入電極と、これに対向する放出電極が設けられ、前記
プラズマ中のイオンを放出電極に向けて加速し、加速さ
れた前記イオンを放出電極近傍において中性化して高速
原子として前記原子放出孔から放出するようにした高速
原子線源において、前記ガス導入電極は、厚みが面内に
おいて所定の分布になるように形成され、これによって
前記プラズマ空間に生成するプラズマ密度が所定の面内
分布になるようにしたことを特徴とする高速原子線源で
ある。
【0014】これにより、ガス導入孔の長さが位置によ
って異なり、コンダクタンスも異なるのでプラズマ空間
に形成されるプラズマ中のイオン密度を制御することが
できる。例えば、面内中央のガス導入孔の長さを長くす
ると、コンダクタンスの小さい中心付近のガス密度が小
さくなり、ここは電子密度が大きいので結果としてイオ
ン密度が面内均一になる。
【0015】請求項4に記載の発明は、内部にプラズマ
を生成する放電容器に、複数のガス導入孔を有するガス
導入電極と、これに対向する放出電極が設けられ、前記
プラズマ中のイオンを放出電極に向けて加速し、加速さ
れた前記イオンを放出電極近傍において中性化して高速
原子として前記原子放出孔から放出するようにした高速
原子線源において、前記ガス導入電極の前記ガス導入孔
の開口面積が面内において所定の分布になるように形成
され、これによって前記プラズマ空間に生成するプラズ
マ密度が所定の面内分布になるようにしたことを特徴と
する高速原子線源である。
【0016】これにより、ガス導入孔の開口面積が位置
によって異なり、コンダクタンスも異なるのでプラズマ
空間に形成されるプラズマ中のイオン密度を制御するこ
とができる。開口面積の分布は各孔の大きさ及び/又は
単位面積当たりの数を変えることにより行なう。例え
ば、面内中央のガス導入孔の開口面積を小さくすると、
コンダクタンスの小さい中心付近のガス密度が小さくな
り、ここは電子密度が大きいので結果としてイオン密度
が面内均一になる。
【0017】請求項5に記載の発明は、プラズマを発生
させる手段と、該プラズマ中で発生したイオンを加速す
る手段である複数の電極と、該加速された前記イオンを
中性化して高速原子線を発生させる手段である、多数の
原子放出孔を有する高速原子線放出用電極とを同一の真
空容器中に有し、該電極の各々に所望の電圧を印加する
手段を有することを特徴とする高速原子線源において、
該高速原子線放出用電極に、1つ若しくは複数の末広が
り形状の原子放出孔を有することを特徴とする高速原子
線源である。
【0018】末広がりの穴を使用することで、高速原子
線の放射とプラズマ生成室で生成されたラジカル粒子や
解離した粒子が放出される。従って、これを放出用電極
に適宜分散させれば、内部のプラズマの密度の分布にと
らわれることなく、ラジカル粒子の分布を調整すること
ができる。ラジカル粒子は化学反応性が強いため、加工
速度を向上させる効果がある。したがって、所定の位置
に末広がりの原子放出孔を設置することにより、所望の
加工速度分布を設定することができる。たとえば、面内
で加工速度が均一にすることも可能である。
【0019】特に、高速原子線放出孔の断面形状が超音
速ノズルや極超音速ノズル形状である場合には、断熱膨
脹により急激な密度減少を達成できるため、自由分子流
状態を形成できる。すなわち、ラジカル粒子の衝突確率
を急激に減少し、ラジカルの失活を防ぐことができる。
したがって、ラジカル粒子を効率よく被加工物表面に供
給することができる。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
に記載の高速原子線源の下流側に高速原子線の照射によ
り加工を受ける被加工物を支持する試料台が配置されて
いることを特徴とする加工装置である。
【0021】
【実施例】以下、図1ないし図5を参照して本発明によ
る高速原子線源及び加工装置の実施例を示す。図1は本
発明の第1の実施例を示すもので、同図(a)は破断し
て内部を示す図、(b)は要部の断面図である。この高
速原子線源は、内部にプラズマ空間10を有する放電容
器12の一端に、複数のガス導入孔14を有する平板状
のガス導入電極(上部カソード)16が、他端に原子放
出孔18を有する放出電極(下部カソード)20が設け
られ、導入電極16と放出電極20の間には環状の陽極
22が設けられている。
【0022】この構成により、ガスはガス導入管24か
らガス導入空間26を経て導入孔14よりプラズマ空間
10に流入する。そして、直流高圧電源16によって導
入されたガス中で放電を起こしてプラズマ空間10にプ
ラズマを形成し、このプラズマ中のイオンを放出電極2
0に向けて加速し、加速された前記イオンを放出電極2
0近傍において中性化して高速原子として原子放出孔1
8から放出するようにしている。
【0023】この放出電極20は、厚みが該放出電極2
0面内において所定の分布を持つようになっており、従
って、原子放出孔18の長さも面内で異なり、これによ
って各放出孔18を通過するイオン原子の中性化率ひい
ては放出原子線量も放出孔18の長さに対応する所定の
分布になるようになっている。この分布は、放出電極2
0の断面曲線の形状によって与えられる。なお、放出孔
18の径は同じであり、数も面内に均一に分布してい
る。
【0024】この例では、放出電極20の中心部の厚み
が最大になっており、周辺に行く程薄くなっている。高
速原子線源内部のプラズマ中のイオン密度は図2(a)
に示すように中心付近が最も大きく、周辺になるほど小
さいが、図2(b)に示すようにこの例の放出電極20
はこのようなプラズマ密度分布を相殺するようになって
おり、結果として、図2(c)に示すように放出される
原子密度を均一にすることができる。
【0025】この例では、加工の均一性を確保するため
に前記のような厚さ分布としたが、逆に特定のパターン
の分布を形成するようにしてもよい。また、この例で
は、放出孔18の長さは電極面の半径方向にのみ分布を
持たせて周方向には均一としているが、周方向にも分布
を形成して方向性を持たせても良い。
【0026】図3は、本発明の第2の実施例を示すもの
で、下部カソード20は均一厚さの平板状であるが、上
部カソード16の形状を中心部が厚く、周辺になるほど
薄い曲面にするものである。上部カソード16には等径
のガス導入孔14が均一に開けられている。ガスは、ガ
ス供給管からガス導入空間26へ導入され、さらに上部
カソード16のガス導入孔を通過して上部プラズマ空間
10へ供給される。
【0027】すると、電極16,20,22の間にプラ
ズマが発生する。本実施例の場合、ガスが上部カソード
16を通過するとき、コンダクタンスの小さい中心付近
からよりも、コンダクタンスの大きい周辺部から多く流
入する。したがって、プラズマ空間10内では、中心部
よりも周辺の方が、粒子密度が高い。このため、中心付
近は電子の濃度が高く、分子の濃度が低くなり、周辺部
は、電子の濃度が低く、分子の濃度が高い状態での衝突
となる。従って、プラズマ中に生成されるイオンの密度
は均一となり、そこから引き出される高速原子線も均一
となる。
【0028】なお、本実施例では、プラズマを生成する
形態として、直流放電を用いたが、これによらず、容量
結合型高周波放電、誘導結合型高周波放電、マイクロ波
や磁場を利用してプラズマを生成してもよい。
【0029】図4(a),(b)はこの発明のさらに他
の実施例を示すもので、ここではガス導入電極16のみ
を示している。厚さは一定であるが、導入孔14,14
a,14b,14cの開口面積を変えることでプラズマ
空間10中のガス密度分布を所定の値に制御するように
なっている。図4(a)の実施例では、ガス導入孔14
a,14b,14cの単位面積当たりの数は均等であ
り、孔径を変えることによって所定の開口面積分布を得
ている。一方、図4(b)の例では、各導入孔14の径
は同一であるが開口する数が中心付近が少なく、周辺が
多くなっている。このようにして、結果として図3の実
施例と同じ効果を得ている。また、この分布をさらに極
端にして、図4(c)に示すように中心付近には、全く
開口部を設けず、周辺付近のみに開口部を設けるように
してもよい。
【0030】図5(a)はこの発明のさらに他の実施例
を示すもので、放出電極20の厚さは一定であるが、周
辺に、末広がりの放出孔18aを設けている。末広がり
の放出孔18aは、超音速ノズルの役割を果たし、プラ
ズマ空間10からフリージェットが放出され、化学反応
性の高いラジカルが放出される。図5(b)に示すよう
に周辺では、高速原子線の原子密度が低いため、中心部
と比較して加工速度が遅くなるが、図5(c)に示すよ
うに、化学反応性の高いラジカルが供給されるため、加
工速度を速くすることができ、面内で、加工速度を一定
にすることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、本質的に密度が不均一である高速原子線源におい
て、加工される基板の面内での加工速度を可能な限り均
一化することができ、これにより大径化する半導体ウエ
ハの加工処理に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す(a)斜視図、
(b)要部の断面図である。
【図2】図1の実施例の作用を示すグラフである。
【図3】この発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図4】この発明の第3及び第4の実施例の要部を示す
図である。
【図5】この発明の第5の実施例の(a)要部を示す断
面図、(b),(c)その作用を示すグラフである。
【図6】従来の例を示す図である。
【図7】図6従来例の要部を示す図である。
【図8】従来例の作用を示すグラフ図である。
【符号の説明】
12 放電容器 14 ガス導入孔 16 ガス導入電極 18 原子放出孔 20 放出電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/205 H01L 21/205 21/3065 21/304 341D 21/304 341 21/302 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にプラズマを生成する放電容器に複
    数の原子放出孔を有する放出電極が設けられ、前記プラ
    ズマ中のイオンを放出電極に向けて加速し、加速された
    前記イオンを放出電極近傍において中性化して高速原子
    として前記原子放出孔から放出するようにした高速原子
    線源において、 前記放出電極は、厚みが該放出電極面内において所定の
    分布になるように形成され、これによって面内における
    中性化率及び/又は放出原子線量が所定の分布になるよ
    うにしたことを特徴とする高速原子線源。
  2. 【請求項2】 前記原子放出孔は長さが直径の2倍以上
    に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の高
    速原子線源。
  3. 【請求項3】 内部にプラズマを生成する放電容器に、
    複数のガス導入孔を有するガス導入電極と、これに対向
    する放出電極が設けられ、前記プラズマ中のイオンを放
    出電極に向けて加速し、加速された前記イオンを放出電
    極近傍において中性化して高速原子として前記原子放出
    孔から放出するようにした高速原子線源において、 前記ガス導入電極は、厚みが面内において所定の分布に
    なるように形成され、これによって前記プラズマ空間に
    生成するプラズマ密度が所定の面内分布になるようにし
    たことを特徴とする高速原子線源。
  4. 【請求項4】 内部にプラズマを生成する放電容器に、
    複数のガス導入孔を有するガス導入電極と、これに対向
    する放出電極が設けられ、前記プラズマ中のイオンを放
    出電極に向けて加速し、加速された前記イオンを放出電
    極近傍において中性化して高速原子として前記原子放出
    孔から放出するようにした高速原子線源において、 前記ガス導入電極の前記ガス導入孔の開口面積が面内に
    おいて所定の分布になるように形成され、これによって
    前記プラズマ空間に生成するプラズマ密度が所定の面内
    分布になるようにしたことを特徴とする高速原子線源。
  5. 【請求項5】 プラズマを発生させる手段と、該プラズ
    マ中で発生したイオンを加速する手段である複数の電極
    と、該加速された前記イオンを中性化して高速原子線を
    発生させる手段である、多数の原子放出孔を有する高速
    原子線放出用電極とを同一の真空容器中に有し、該電極
    の各々に所望の電圧を印加する手段を有することを特徴
    とする高速原子線源において、該高速原子線放出用電極
    に、1つ若しくは複数の末広がり形状の原子放出孔を有
    することを特徴とする高速原子線源。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5に記載の高速原子線源の
    下流側に高速原子線の照射により加工を受ける被加工物
    を支持する試料台が配置されていることを特徴とする加
    工装置。
JP27866496A 1996-09-30 1996-09-30 高速原子線源 Expired - Fee Related JP3363040B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27866496A JP3363040B2 (ja) 1996-09-30 1996-09-30 高速原子線源

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27866496A JP3363040B2 (ja) 1996-09-30 1996-09-30 高速原子線源

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10106798A true JPH10106798A (ja) 1998-04-24
JP3363040B2 JP3363040B2 (ja) 2003-01-07

Family

ID=17600445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27866496A Expired - Fee Related JP3363040B2 (ja) 1996-09-30 1996-09-30 高速原子線源

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3363040B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008113007A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Applied Materials Inc フォトマスクのプラズマエッチング方法及び装置
JP2010528488A (ja) * 2007-05-30 2010-08-19 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 基板洗浄チャンバ及び構成部品
TWI624196B (zh) * 2015-08-28 2018-05-11 Ngk Insulators Ltd Atomic beam source

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2437820B (en) 2006-04-27 2011-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Fast atom bombardment source, fast atom beam emission method, and surface modification apparatus

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008113007A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Applied Materials Inc フォトマスクのプラズマエッチング方法及び装置
JP2010528488A (ja) * 2007-05-30 2010-08-19 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 基板洗浄チャンバ及び構成部品
KR20150027848A (ko) * 2007-05-30 2015-03-12 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 기판 세정 챔버 및 부품들
US8980045B2 (en) 2007-05-30 2015-03-17 Applied Materials, Inc. Substrate cleaning chamber and components
TWI624196B (zh) * 2015-08-28 2018-05-11 Ngk Insulators Ltd Atomic beam source

Also Published As

Publication number Publication date
JP3363040B2 (ja) 2003-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100367662B1 (ko) 하이퍼서멀 중성입자 발생 장치 및 이를 채용하는 중성입자 처리 장치
US4521286A (en) Hollow cathode sputter etcher
JP3328498B2 (ja) 高速原子線源
US5593539A (en) Plasma source for etching
JP2748886B2 (ja) プラズマ処理装置
JP4039834B2 (ja) エッチング方法及びエッチング装置
KR940010199B1 (ko) 저에너지 전자 조사 방법 및 조사 장치
JP2928577B2 (ja) プラズマ処理方法およびその装置
JPS63155728A (ja) プラズマ処理装置
JP3363040B2 (ja) 高速原子線源
JP2002289582A (ja) 中性粒子ビーム処理装置
JPH05102083A (ja) ドライエツチング方法及びそのための装置
JP3064214B2 (ja) 高速原子線源
US20030234372A1 (en) Ion source of an ion implantation apparatus
JP3423543B2 (ja) 高速原子線源
JPH1083899A (ja) 中性粒子線源
JPH0770512B2 (ja) 低エネルギイオン化粒子照射装置
JP4384295B2 (ja) プラズマ処理装置
KR20000001227A (ko) 플라즈마를 이용하는 반도체장치 제조설비
JPH10177846A (ja) イオン注入装置のイオン源
JP3624986B2 (ja) ビーム加工方法及び装置
JP2001326216A (ja) プラズマ処理装置
KR20180081291A (ko) 이온 빔을 이용한 기판 처리 방법 및 이를 수행하기 위한 장치
JPH09223594A (ja) ビーム源及び微細加工方法
JP2007317491A (ja) クラスターのイオン化方法及びイオン化装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101025

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees