JPH10105899A - 電子運航票管理システム - Google Patents

電子運航票管理システム

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JPH10105899A
JPH10105899A JP25648696A JP25648696A JPH10105899A JP H10105899 A JPH10105899 A JP H10105899A JP 25648696 A JP25648696 A JP 25648696A JP 25648696 A JP25648696 A JP 25648696A JP H10105899 A JPH10105899 A JP H10105899A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管制業務における航空機情報の管理の一元化
と判り易い表示と誤操作の発生機会を減らした電子運航
票管理システムを得る。 【解決手段】 航空機情報と管制情報を基に電子運航票
を作成し管理する情報管理装置と、この情報管理装置に
オンライン接続されて、航空機の運航情報と管制情報の
変更・追加を入力する電子ペン入力部と、情報管理装置
からの情報と他の管制卓端末装置からの情報で自身の航
空機の運航情報と管制情報を更新作成する端末データフ
ァイル作成手段と、この自身の更新された運航情報と管
制情報を表示する電子運航票表示部とを備えた管制卓端
末装置を複数装置から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、航空管制業務に
使用される航空機毎の航空機呼出符号、航空機型式、予
定時刻、等の情報を記載した運航票の取り扱いを改善し
た電子運航票システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、管制業務では、その業務席で取り
扱う航空機の各種情報(航空機呼出符号、航空機型式、
出発予定時刻、到着予定時刻、飛行高度、等)が不可欠
であり、これらは飛行計画処理システム(FDP)によ
り運航票として、各業務席用の様式に従いFDP端末プ
リンター装置から図19およびの図20の例のとおり印
字出力されるほか、管制塔やターミナルレーダ管制室な
ど、比較的狭い同一室内の他席で管制中の航空機におい
ては、航空機の移動にともない運航票が次の管轄席に手
渡しで転送される。
【0003】現在の運航票は、その外寸は縦1インチ横
8インチの長方形であり、プリンター装置の自動切り取
り機構により切り放されて出力され、これを管制官がプ
ラスティック製のホルダーにはさみ込み、該当業務席の
ボード(運航票ホルダーが縦列に複数のせることので
き、レール付きで上下にホルダーが動かせる鉄製ボー
ド)上に予定時刻順や通過位置報告地点等の区分に従い
手で配送される。
【0004】当該席の管制官は、各ホルダーに配送され
た各運航票の情報を確認し、管制間隔をはじめとする情
報の確認や追加、変更、次の関連席への転送タイミング
等を計画する。このとき問題のある場合や注意喚起等が
必要な場合、運航票をボードの整列位置からずらしてお
いたり、赤色ペンで記号等のマークを記入したりする。
管制官は航空機からの位置通報や要求があった場合、ま
たは航空機に対し指示や許可または承認を与えた場合
等、その都度当該航空機の運航票に矢印、アルファベッ
ト等、予め決められた航空管制業務記号により確認マー
クや英数記号による指示・許可・承認事項を記入する。
【0005】航空機が当該管制席の管轄を離れる場合
は、次の管制管轄席に航空機を移管するとともにその運
航票を手渡す。また、FDPシステムによりすでに運航
票が次の席に出力されている場合や、航空機が着陸して
その飛行計画が終了した場合、または飛行計画を取り下
げた場合や中止した場合等においては、その運航票をボ
ードからはずしこれを保管する。ボードからはずされた
運航票は、その管制席や空域または空港の交通量統計基
礎資料とされ、日間、月間、年間の総交通量計算、飛行
種別、高度、進入形式、ピーク時間帯交通量、その他必
要な統計計算を手動で行い、所定の期間保存管理され
る。
【0006】従来の運航票は、FDP端末プリンターで
印字出力と自動切り離しされるが、プリンター専用用紙
の補給時や故障時には適時の出力が中断される。また自
動的に切り取られるのは横方向のみで、図19の実例に
あるとおり、左右にあるプリンタースプロケット穴の部
分は手でミシン目部分を引きちぎりホルダーにおさめる
労力が必要となり業務効率が悪い。また、情報に変更が
あった場合(例えば、到着予定時刻や出発予定時刻の5
分以上の変更や、経路の変更等)は、再度印字出力され
るため、先に出力されていた運航票をとりはずし、同様
の作業を再び行う必要がある。
【0007】従来の運航票は、交通量が増加した場合、
ボードにすべてをおくことができず他のスペースを必要
とし、見逃しや正確な把握が困難であった。また、不注
意や誤解によりボードやホルダーから削除された場合は
これを探すことに労力をさく必要があり、管制業務に影
響がでたり、事故を誘発する可能性がある。
【0008】従来の運航票は、その記入に黒または赤の
ボールペンを用い、繁忙時には殴り書きに類する手書き
となり、概ね一時間毎に交替する管制官の個性的筆記に
より、誤読や誤解が誘発される場合がある。また、取り
扱いの終了した運航票の統計計算時には、処理項目毎に
ひとつひとつ運航票を手作業で調べる必要があり、多大
な労力と誤計算のもととなっている。加えて、従来の運
航票ではどの席でいつ何の情報が加わったかのかは推測
でしかなく、運航票のデータはほとんど利用できず、事
故等の解析は管制官の音声通信録音に頼るのみであっ
た。
【0009】従来の運航票は、FDP端末プリンターの
出力による場合を除いて、管制塔やターミナルレーダ管
制室など、同一室内においては、航空機の移管にともな
い手渡す必要があり、最近の比較的広い管制塔や広域レ
ーダ室等ではそのための人員さえ必要となっており、管
制業務の効率が悪化する。従来の運航票は、その管制席
以外の他席からそのときの管制状況を把握することがで
きず、調整管制官がその都度当該席の運航票ボードを見
に行き、全体の業務連絡調整を行う必要があり、業務の
計画性や事前予測が困難であった。従来の運航票は、そ
の様式が固定化されたものであり、画一的に定められた
情報が印字されているため、管制席毎に必要とされる情
報のみとすることができず、また項目にない情報はすべ
て手書きするなど、業務の性格や交通状況などに対する
臨機応変の対応ができない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来は運航票が上記の
ように発行されており、次の作業のための転送や、作業
の変更の指示が手で行われており、遅れが発生したり、
誤りが生じる等の課題があった。また変更の指示が必ず
しも対応する項目上に明らかに記載されてなく、関連先
への連絡が即時、適切に伝達されないという課題もあっ
た。
【0011】この発明は上記の課題を解消するためにな
されたもので、管制業務における航空機情報の管理の一
元化と判りやすい表示と誤操作の発生機会を減らした電
子運航票管理システムを得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子運航
票管理システムは、航空機情報と管制情報を基に電子運
航票を作成し管理する情報管理装置と、この情報管理装
置にオンライン接続されて、航空機の運航情報と管制情
報の変更・追加を入力する電子ペン入力部と、情報管理
装置からの情報と他の管制卓端末装置からの情報で自身
の航空機の運航情報と管制情報を更新作成する端末デー
タファイル作成手段と、この自身の更新された運航情報
と管制情報を表示する電子運航票表示部とを備えた管制
卓端末装置を複数装置から構成される。
【0013】また、電子運航票表示部は、対応する管制
卓に必要な情報のみを選択表示するようにした。
【0014】また更に、選択表示は、一行が運航の単位
情報となっており、指示により上記一行毎にラインフォ
ール更新表示するようにした。
【0015】また更に、選択表示は、所定の表示範囲を
超える表示情報があれば重ね表示またはホップアップ表
示をするようにした。
【0016】また、電子ペン入力により、運航単位情報
の表示順序の変更、他管制卓端末装置への転送指示を行
うようにした。
【0017】また、端末データファイル作成手段は、カ
ウンタ機構を備えて、所定操作入力の回数をカウントし
て表示部に表示させるようにした。
【0018】また、端末データファイル作成手段は、指
示により転送先の他の管制卓端末装置の配置関係を表示
部に表示させ、指示入力により転送先を確定するように
した。
【0019】また、電子運航票表示部は、外部情報によ
り対応する航空機の空港内の位置を表示するようにし
た。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.空港の管制塔での業務に用いた本発明の
実施の形態1における電子運航票システムを説明する。
図1は飛行場管制支援装置(略称TOSS)として、本
発明の電子運航票システムを適用した場合の構成を示す
ブロック図である。本実施の形態では、各担当管制業務
席毎に1つある管制卓端末装置1と、通信制御装置2
と、情報管理装置3と、統計解析装置4と、統括調整卓
端末装置5から構成されている。情報管理装置3には、
航空機情報データベース作成手段6と、管制卓情報デー
タベース作成手段7が含まれている。管制卓端末装置1
には、端末データファイル作成手段10と、電子運航票
表示/変更機構11と、電子運航票転送機構12と、手
書き情報入力機構13とが含まれている。統括調整卓端
末装置5には、端末データファイル作成手段10と、シ
ステム構成制御手段14と、クイックルック機能15と
が含まれている。図2〜図18は、本システムで用いら
れる画面の具体例を示す図と、システムの各要素の配置
と接続の概要を示す図である。
【0021】次に、このように構成された本実施の形態
における電子運航票システムの動作について説明する。
通信制御装置2は、飛行計画情報処理システム(略称F
DP)から当該空港に離発着する計器飛行方式(IF
R)の航空機の飛行計画を受信し、航空交通情報システ
ム(略称CADIN)から有視界飛行方式(VFR)で
離発着する航空機の飛行計画を受信し、ターミナルレー
ダ情報処理システム(略称ARTS)から到着航空機の
現在位置情報を受信し、空港面航空機自動識別表示シス
テム(略称SMGC)から空港地上面にいる航空機の位
置情報を受信する。通信制御装置2は、ARTSにIF
Rで出発する航空機の離陸時刻を送信し、CADINに
VFRで離発着する航空機の離発着時刻を送信する。通
信制御装置2は、これら外部システムから得られる情報
を漏れのないよう情報管理装置3に効率的転送し、ま
た、情報管理装置3から外部システムに対し送信すべき
情報を漏れのないよう効率的に受信する。通信制御装置
2は、こうして外部他システムと電子運航票システムの
核となる情報管理装置3の間に位置し、情報のセキュリ
ティ保全と入出力バッファの役割を果たす。
【0022】情報管理装置3は、通信制御装置2から情
報を受け取り、電子運航票システム内の航空機情報デー
タベース作成手段6を用いて航空機情報を一元的に管理
する。情報管理装置3は、到着予定時刻(ETA)また
は出発予定時刻(EOBT)または航空機の位置情報、
飛行形式等により、最初に表示させる管制卓端末に当該
機の航空機情報を送信する。情報管理装置3は、管制卓
端末装置1から転送処理または終了処理が発せられた航
空機情報を受け取り、航空機情報データベース作成手段
6により更新した後、転送先に更新された航空機情報を
送信する。
【0023】管制卓端末装置1では、電子運航票表示/
変更機構に表示する際に、キーワード(キーコード)対
応に所定の項目を所定の順序に表示するテーブルが備え
られている。例えば、[DATA SORT」の画面で
[ACT」を押すと、次の画面が表示される。表示され
た「ACT」対応の[LINE DATA select」の
画面で、例えば「ACID」、「TYPE]、[ECI
D」を押すと、航空機呼出符号、航空機型式、離陸予定
時刻が一行で表示される。図2はこの例を示しており、
管制卓端末装置1で端末データファイル23からこのキ
ーワード対応で必要データを電子運航票表示/変更機構
11経由で表示部に表示する。この表示形式は予め登録
されていて、上記キーワード対応テーブルにより、その
範囲で任意の項目を任意の順に必要な情報のみを選択表
示する機構(ライン表示項目選択機構)となっている。
例えば、左端から航空機呼出符号、航空機型式、離陸予
定時間の選択設定が図3(b)に示す形式で指定でき
る。ちなみにこれは従来の手による運航票の形式である
図3(a)の形式と見かけが同じになるように表現して
いる。これらの表示項目の選択は、管制官が交通状況等
を勘案して選択する。
【0024】新しい運航票は、発生の度毎に管制官席に
伝えられるが、一行が運航の単位情報となっており、指
示によりその表示に際して一回毎の表示位置を変えて、
上から現在表示中のラインの直ぐ上まで、流れ落ちるよ
うな(ラインフォール)表示形式で表示する。これは当
初の初期表示の位置から垂直座標値を表示毎に順次変え
て表示位置を指定する。これは、運用上は管制官に新た
な運航票が届いたことを視覚的に伝えて注意を喚起して
いる。更に、現在表示中の運航票が多数あって画面が一
杯の場合は、現在の画面を優先表示する機構を用いて、
現在表示中の運航票の斜め後ろに隠れて、しかし、新し
い運航票が届いたことを視覚的に表す。運用上は、こう
することで多量の運航票を取り扱えることになる。
【0025】端末データファイルにはキーワード対応の
表示項目以外にも関連データが収容されており、端末デ
ータファイル作成手段への電子ペンでの起動入力(ライ
ン表示された運航票画面への電子ペンによる連続2度押
下)で、これらの全項目が表示される機構になってい
る。図5は、この結果を示す図である。即ち、図5
(a)の電子運航票を連続2度押下すれば、図5(b)
のオープン表示画面部分が表示され、情報転送ボタン等
が現れて、対応入力ができるようになる。図6は、この
オープン表示画面による入力の変更や、追加が可能な領
域と例を示す図である。これらの入力・変更可能項目毎
に制限事項を組み込んでチェックし、入力誤りを防いで
いる。また、電子ペンには、いわゆるドラッグ操作で電
子運航票の表示位置を変更ができる。これはソフトウェ
アのドラッグ機構を使用したもので、図7、図8はこれ
らの操作を説明する図である。図7は、電子ペンを画面
に触れたままで所定の位置にずらすドラッグ操作を示し
ている。
【0026】また、この表示形式は従来の運航票に準じ
た表現をとり、従来との異質感をできるだけ抑えるとと
もに、従来から筆記によりなされていた指示や承認、確
認、メモなどを電子ペンにより従来とまったくおなじや
り方で入力する機能(自由筆記入力機能)をもつ。電子
ペンは通常のボールペン同様に、画面上の運航票に文字
や記号を黒色で書くことができる他、それに備え付けら
れたボタンを押しながら操作すれば赤色で画面に書くこ
とができるため、従来の赤色ペンを使い分ける必要がな
い。また、オープン表示からもとのライン表示に戻した
とき、こうした自由筆記による情報が存在することを明
示させるため、黒色の情報があれば運航票全体の色をよ
り深くし、赤色の情報が混在しておれば、航空機呼出符
号の項目を赤色で表現する機能(筆記情報明示表現色)
を有する。
【0027】これらの自由筆記による情報を含み、各管
制卓端末で入力された情報は、すべて情報管理装置3の
航空機情報データベースに保管されるとともに他席にも
転送される。また、情報管理装置3では、管制卓情報デ
ータベース作成手段により、どこの端末で何が追加また
は変更されたかが明確となるよう、これは電子ペン位置
を検知して表示する位置に加減算して新しい表示位置と
する。またシステムの障害時に直ちに直前の状況に復帰
するために各管制卓端末毎の情報も蓄積作成される。ラ
イン表示された運航票は、従来の運航票のとり扱いと同
様に、航空機が呼んできた場合や、予め注意しておくベ
きもの等を先に説明した図7のように電子ペンで適当に
横にずらしておくことが出来る(ずらし表示機能)。こ
れは電子ペン位置を検知して表示する位置に加減算して
新しい表示位置とする。また、上下の順序を入れ換えで
は図8のとおり、挿入したい運航票の間に適当にずらし
て配置し、整列ボタンを電子ペンで押すことで一挙に何
機でも順序を入れ換えることができ(順序整列機能)、
また図9のように初期整列ボタンを押せばもとの順序に
戻す(初期整列機能)ことが一挙に可能である。これら
により従来手で一つ一つの運航票を入れ換える取り扱い
に比べ、格段に効率的に運用が向上する。
【0028】画面上に表示されるこうした電子運航票
は、ずらし表示やその数が多くなるに従い重さなりあっ
た表示となるが、個々の運航票の表示位置監視を行い、
必ず一定の巾で左右上下に自動的に表示位置をずらす機
能により、運航票の背面に別の運航票がすっぽり隠れる
ことを防止し、背面に位置する運航票はその見える部分
を電子ペンで押せば前面に表示される機能(ポップアッ
プ機能)、つまり該当運航票を優先表示する機構によ
り、従来の運航票ボードでは困難であった多くの運航票
の取り扱いが可能となる。
【0029】オープン表示はライン表示に比べ情報量が
多いことから、画面の専有面積が大きいため同時に多く
の航空機情報が表示出来ない欠点を持つ。このため、頻
繁に、あるいは業務上必須の入力項目がある場合には、
ライン表示上に直接入力可能となる機能が効率的であ
る。これに該当する項目は、運航票の転送、現在時刻や
回数の入力が代表的なものである。また転送先の席略称
がライン表示の運航票形式に選択されておれば、電子ペ
ンでその項目部分を押下すれば、これをトリガとして電
子運航票転送機構12に自動的に転送機能の起動がかか
る(自動転送開始機能)。図10のとおり現在時刻入力
項目であれば、一度目の押下で現在時刻が表示され、2
度目の押下の時刻で確定入力される(時刻入力機能)。
これは離発着時刻の入力等に用いられ、特に時刻情報が
重要な管制業務にあっては、確認の手段とともに非常に
正確にまた効率的な運用が可能となる。また、端末デー
タファイル作成手段にはカウンタを設けており、電子ペ
ンからのこの項目に対する押下入力でカウント・アップ
される機構となっている。こうして図11のとおり、タ
ッチアンドゴー等の訓練回数、進入復行等の回数の項目
であれば、押す度に1回ずつカウントされた数値が入力
出来る(カウンタ機能)ため、従来のように別にメモ用
紙に記載したり数値計などを設置する必要がなく、これ
らの情報も航空機毎にデータ管理されるため、処理後の
統計作業の効率化が大いに促進される。
【0030】転送については、航空機の現在位置と飛行
計画により、次の管制席または他システム等が予定計算
され、前述のとおり転送機能がライン表示から起動され
る他、図12のとおり、先の図5で説明したオープン表
示の状態からも起動が可能としている(マニュアル転送
機能)。この理由は、筆記情報を再確認する場合や、予
め計算された相手先とは異なる管制席に対し、マニュア
ルで相手先を選択する場合が想定されるためである。
【0031】転送機能が起動されれば、オープン表示か
らの起動時にはソフトウェアにより、関係相手先の席が
図形表示される機構となっている。更にその中からひと
つを電子ペンで選択することで、相手先の指定が行われ
て電子運航票データが転送される機構となっている。こ
の後、ライン表示に自動的に戻る。ライン表示上では、
相手先の席略称が航空機呼出符号の左側に表示され、転
送中であることを明示するため運航票全体が点滅表示と
なる。
【0032】転送先の表示では、図13のとおり、転送
されてきた管制席の略称が航空機呼出符号の左側に表示
され点滅したラインフォール表示が発生する。これを当
該席の管制官が電子ペンで一度その運航票を押下すれば
受領が完了し、その確認が転送した席に送信され、転送
した側の点滅表示が止まりその後自動的にその運航票の
表示が消去され、その上部にある他の運航票が順次下部
に落ちて表示される。これは現行の取扱いに近い形態で
あり、運用者の異和感を出来るだけ融和されるととも
に、視覚的注意を喚起することに効果が高い。こうした
転送の開始と終了動作は、従来の手作業の運航票にない
ものであり、転送開始時刻や終了時刻も同時に情報管理
装置3の管制卓情報データベースに記録され、表示の仕
組みと高速のデータ通信により、航空機情報の確実な転
送と記録が可能となる。
【0033】管制卓端末装置1では、これらの運航票に
対する表示や入力の他、図14のとおり、情報管理装置
3の航空機情報データベースを参照する機構(リスト表
示機構)を有している。この機構おいても、運航票と同
じく情報項目の選択の他、航空会社や飛行種別、現在の
管制席ステータス等の検索項目の設定により、リスト形
式により表示させる機能を持つ。この機構により、過去
または未来の計画情報を参照でき、従来の運航票では困
難であった航空機情報全体の把握と業務のプリプランニ
ングが可能となる。
【0034】また、空港においては、飛行計画として事
前に把握できない特殊に情報が必要となる。特に、航空
機を車両で牽引し、ゲートから別のゲートに移動させる
(トーイング)ことが多く、そのとき時に無線通信で航
空機または車両から管制塔に要求があるが、これらの航
空機についても、管制官は他の航空機の移動等を考慮し
その許可を与え、移動の開始と終了を確認するため運航
票が使用される場合がある。
【0035】こうした情報は、他のシステムから事前に
入手されないため、簡単な入力で直接管制卓端末装置1
に入力する必要がある。このため、管制卓端末装置1に
は図15のとおり、運航票の手動作成ボタン(マニュア
ル入力機能)を設け、電子ペンによる押下で、予め登録
された呼出符号のリストと、どこからどこに移動するか
を入力するためのゲート番号表が画面に表示され、それ
ぞれを電子ペンによる押下で容易に選択入力する機能を
有している。これにより、従来はすべて手書きであった
ものが電子化されるとともに、SMGCで捕捉した当該
航空機の位置が運航票に自動的に表示され、朝夕の混雑
時に管制業務の強力な支援機能として効果が目ざまし
い。
【0036】同様に、通常の離発着する航空機について
も、運航票の選択項目に位置情報を選択しておけば、飛
行中の航空機にあってはARTSからの位置情報をレー
ダサイトからの距離と方位で、また地上の航空機にあっ
ては、スポットやゲートに駐機中の場合はその番号を、
誘導路を移動中または滑走路上であれば空港面探知レー
ダ(略称ASDE)により捕捉された位置を、誘導路名
称または滑走路名称でリアルタイムに表示することが可
能となり、図16および図17のように運航票と航空機
位置が連結した形で運用することで、従来の運航票で発
生していた位置と運航票の誤認が防止できる。
【0037】さらに、こうした位置の把握と航空機情報
を的確に連結し、これを表示するとともに、将来の予測
計算や経路の排他制御を行うことで、図18の例に見る
とおり、誘導路交差点における対向する地上交通の未来
予測と輻輳警告表示、滑走路を唯一ひとつの航空機に専
有させ、他の航空機の同時許可発出を防止する警告機構
(滑走路誤進入警告情報表示機構:ランウェイインカー
ジョン)を備え、空港内交通流の効率向上と、事故等の
防止を計ることができる。
【0038】統括調整卓端末装置5では、表示選択装置
が付加され、席略称が配置された選択ボタンを押下すれ
ば、当該席の画面がそのまま映し出される(クイックル
ック機構)。これにより、統括調整の管制官が、自在に
管制塔内の業務席の現在状況を把握することができ、運
用マネージメントの効率が飛躍的に向上する。
【0039】この他、統括調整卓端末装置5では、管制
席端末と同等の機能を有し、加えて管制卓端末の統合や
分離等の席構成変更や、時刻の正規化、運用滑走路や天
候条件等の運用データの更新を可能とする機能(システ
ム構成制御機能)を有し、一部の管制卓端末が障害とな
った場合でも、これをバックアップすることができるも
のとし、運用のフェイルセイフ化をさらに向上させる。
【0040】統計解析装置6では、情報管理装置3に作
成された航空機情報データベースと管制卓情報データベ
ースを参照し、管制日誌、無線業務日誌、月間交通量報
告書、年間交通量報告書、滑走路/誘導路使用頻度年間
統計、月間ピークディ報告書、ピーク時間帯報告書の自
動作成をおこなう(定型統計資料作成機能)。また、管
制席繁忙度調査等の業務解析についても、市販の表計算
プログラムにデータを転送する機能(解析情報生成機
能)により、これらを効率的に実施する。従来の運航票
ではもこれらをすべて手作業により実施しており、その
労力の軽減と効率向上が大幅に可能となる。
【0041】実施例1.以上の機構と動作をする電子運
航票システムをつかった管制業務を、管制塔におけるI
FRによる出発航空機の場合について以下に説明する。
航空機の飛行計画は、予め航空会社から航空交通情報シ
ステム(略称CADIN)を経由し飛行計画情報処理シ
ステム(略称FDP)に登録され、EOBTの20分前
に通信制御装置2がこれを受信し、情報管理装置3に転
送され、当該機の航空機情報データベースが自動的に作
成される。
【0042】当該航空機の情報は、その電子運航票シス
テムで定められるEOBTのn分前にフライトデータ席
(FD席)の管制卓端末装置1aにラインフォール表示
され、当該席の管制官はこの内容を確認し、情報の追加
や変更があればそれを入力し、管制承認伝達席(CD
席)に転送する。CD席では、この転送を受領し、当該
航空機から管制承認の要求を待つ。
【0043】航空機は概ねEOBTの5分前に、CD席
を無線電話で呼出し、計器飛行による目的地まで経路と
高度等の管制承認を要求し、管制官は管制区管制所(A
CC)にたいしこの要求を伝達し、ACC側から発出さ
れた管制承認を航空機に伝達する。この作業において、
CD席に設置された管制卓端末装置1bの運航票をオー
プン表示し、要求の確認マーク、発出された管制承認の
内容、等を電子ペンにより入力する。航空機への伝達完
了をもって、この運航票は当該機の駐機位置を管轄する
地上管制席(GND席)に転送する。
【0044】転送されたGND席では管制卓端末装置1
cによりこれを受領し、必要に応じてオープン表示によ
り管制承認の内容を確認する。航空機は出発滑走路末端
までの地上走行を無線電話により要求してきた場合、管
制官は使用滑走路とその末端までの走行誘導路を関連地
上交通を勘案し指示する。航空機が滑走路末端につなが
る唯一の誘導路に進入したことを、運航票の位置表示と
目視で確認し、この運航票を飛行場管制席(LCL席)
に転送する。
【0045】LCL席では、管制卓端末装置1dにより
これを受領し、他の航空機がその滑走路を専有していな
いことを他の運航票の位置表示と目視で確認し、当該機
にたいし離陸の許可を発出するとともにその運航票を横
にずらし、離陸時間入力欄を電子ペンで1度押下し、当
該機がその滑走路を専有したことを明示し、他の航空機
に対し間違えて同一滑走路に対する進入を許可すること
が防止される。もしこのとき着陸のために最終進入経路
にある他の航空機が着陸許可を要求しても、管制官はそ
の運航票の着陸時刻欄を押下したとき警報が発せられ、
同一滑走路に対する二重の使用許可が防止されることと
なる。出発航空機の車輪が滑走路を離れたタイミングで
もう一度離陸時刻欄を押下すれば、そのときの時刻が入
力されるとともに、他の航空機にたいする滑走路の使用
が可能となる。
【0046】航空機が離陸した後、LCL席の管制官は
航空機をターミナルレーダ管制業務の出域管制席に移管
し、出域管制席(DEP席)に電子運航票システムが展
開されていれば、運航票の転送を行う。もし、出域管制
席に電子運航票システムが展開されていなければ、一定
時間の経過後自動的にその運航票は管制卓端末装置1d
の表示から消去され、情報管理装置3の航空機情報デー
タベースの当該機の情報はクローズされる。
【0047】実施例2.次に、電子運航票システムのタ
ーミナルレーダ管制業務を、到着航空機の管制の場合に
ついて説明する。到着航空機の飛行計画は、その航空機
がターミナルレーダ管制空域の進入ゲート(進入FI
X)に到達する20分前に、FDPから通信制御装置2
に送られ、情報管理装置3に転送され、当該機の航空機
情報データベースが自動的に作成される。
【0048】航空機情報データベース作成後、この航空
機情報は最初に当該機を管制する入域管制席(ARV
席)の管制卓端末装置1eにラインフォール表示され
る。航空機が空域内に入る直前に、ACC側の航空路レ
ーダシステムからシステムハンドオフ(レーダシステム
における管制移管方式)システムがかかり、ARTSの
レーダ画面上の航空機位置表示の点滅表示がなされる。
ここでARTSはその情報を通信制御装置2と情報管理
装置3を通じ、ARV席の管制卓端末1eにもレーダ表
示画面と同様にその運航票が点滅表示する。
【0049】管制官は従来どおりARTSの操作により
このハンドオフを受領するれば、レーダ画面上の航空機
位置表示の点滅が止まり、その情報は前述の伝送経路を
通じ運航票の点滅表示が止まり、その時刻が自動的に運
航票に入力される。また、運航票を電子ペンで押下する
ことでも、逆の経路でARTSの画面表示が変更され
る。従来の手順では、ARTSの操作を行い、運航票に
その時刻を手書きする必要があったが、これによりいず
れか片方の操作でこの作業を容易に行うことで、管制業
務の効率が向上し、時刻データの管理が可能となる。運
航票では、高度情報の項目が選択されておれば、ART
Sからその情報を取得し運航票に刻刻と表示させること
ができる。また、オープン表示で降下高度の指示を自由
筆記により書き込むことができ、従来の取り扱いと同様
方法で管制業務ができる。
【0050】ARV席の管制官は、航空機が空港に接近
した場合、最終進入経路に誘導する捜索誘導席(FED
席)に移管するため、運航票を転送する。この場合も、
運航票の転送起動とともに、ARTS内でのシステムハ
ンドオフが自動的に起動される。FED席では、これを
ARTSまたは管制卓端末1fの運航票による受領のい
ずれかで受領し、航空機の高度をさらに降下させ、最終
進入経路へ会合させる誘導をおこない、最終進入の開始
を確認したのち、運航票は管制塔の飛行場管制席(LC
L席)に転送される。
【0051】LCL席では、この転送を受領し、滑走路
への着陸許可を発出した場合は、運航票の着陸時刻欄を
電子ペンで押下する。これにより、この航空機がその滑
走路を占有することとなり、他の航空機の同時使用が防
止される。航空機の車輪が地上に接したタイミングで、
再度運航票の着陸時刻欄を電子ペンで押下すと、その時
刻が着陸時刻として入力される。
【0052】航空機が滑走路を離脱したとき、運航票の
位置情報欄にその離脱誘導路名称が表示され、同時に自
動的にその誘導路を管轄するGND席に運航票が転送さ
れる。GND席ではこの転送を受領し、航空機に対し目
的駐機スポットまでの経路の指示を与える。航空機が目
的駐機スポットに到着すれば、運航票は自動的に画面か
ら消去され、当該航空機のデータベースはクローズされ
る。
【0053】以上のように、電子運航票システムは、A
RTSやASDE等のレーダシステムからの情報によ
り、その位置と運航票が密接に関係し、特にターミナル
レーダ管制業務においては、ARTS上のシステムハン
ドオフ操作と連動させることや、時刻入力等、作業負荷
の大幅な改善が可能であり、管制業務の効率化が一層促
進される。
【0054】実施例3.上記実施例は空港の管制業務で
の適用例であるが、航空路を巡行する航空機の管制業務
を行うACCにあっても、この電子運航票システムの機
能は同構成例によりそのまま使用できる。また、管制官
とは別に、小規模空港における管制通信官や航空路周辺
空域の航空情報を提供する航空路情報提供業務(AEI
S)においても、同様にこの電子運航票システムの機能
はそのまま使用でき、いずれもその業務負荷軽減と効率
的運用の効果が奏される。
【0055】本発明は航空機の情報を主として取り扱う
ものであるが、航空機をトラックやバス、タクシー、鉄
道車両、船舶に置き換えても、情報項目は異なってもそ
の機能は同様であり、移動する物の情報管理として応用
すれば、物流システムにおける取り扱い伝票や荷札を、
本発明の運航票の形式で次々に転送することが可能であ
る。
【0056】
【発明の効果】上記のようにこの発明によれば、情報管
理装置と、この情報管理装置にオンライン接続されて電
子ペン入力部と、自身の運航情報と管制情報を更新作成
する端末データファイル作成手段と、電子運航票表示部
とを持つ管制卓端末装置を複数装置備えたので、管理情
報と相互転送情報が即時誤りなく更新され、対応する航
空機毎の情報が判りやすく、操作の誤りを防ぐ効果があ
る。
【0057】また、電子運航票表示部は対応する管制卓
に必要な情報のみを選択表示し、必要に応じて一行を運
航の単位情報として表示し、または重ね/ホップアップ
表示をするので、判りやすく、操作の誤りを防ぐ効果が
ある。
【0058】また、電子ペン入力で運航単位情報の表示
順序の変更や転送指示をするので、操作がやり易いとい
う効果がある。
【0059】また、カウンタ機構を備えたので、回数や
時刻の入力が簡単かつ正確に行え、操作の誤りを防ぐ効
果がある。
【0060】また、端末データファイル作成手段で他の
管制卓端末装置の配置関係を表示させるようしたので、
操作の誤りを防ぐ効果がある。
【0061】また、電子運航票表示部は外部情報で航空
機の位置を表示するようにしたので、関連する航空機情
報がリアルタイム表示されて誘導、警告等の操作指示が
適切に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態における電子運航票シ
ステムの構成ブロック図である。
【図2】 実施の形態1の管制卓端末装置でのライン表
示を説明する図である。
【図3】 実施の形態1のライン表示の具体例を示す図
である。
【図4】 実施の形態1のラインフォール表示の具体例
を示す図である。
【図5】 実施の形態1のオープン表示の具体例を示す
図である。
【図6】 実施の形態1のキーボード自動選択の具体例
を示す図である。
【図7】 実施の形態1のずらし表示機構を説明する図
である。
【図8】 実施の形態1の順序整列機構を説明する図で
ある。
【図9】 実施の形態1の初期整列機構を説明する図で
ある。
【図10】 実施の形態1の時刻入力機構を説明する図
である。
【図11】 実施の形態1のカウンタ機構を説明する図
である。
【図12】 実施の形態1の電子運航票の転送機構を説
明する図である。
【図13】 実施の形態1の点滅したラインフォール表
示の具体例を示す図である。
【図14】 実施の形態1のリスト表示機構を説明する
図である。
【図15】 実施の形態1のマニュアル入力機構を説明
する図である。
【図16】 実施の形態1の出発機位置情報表示の具体
例を示す図である。
【図17】 実施の形態1の到着機位置情報表示の具体
例を示す図である。
【図18】 実施の形態1の警告情報表示の具体例を示
す図である。
【図19】 従来の運航票を示す図である。
【図20】 従来の運航票を示す図である。
【符号の説明】
1 管制卓端末装置、2 通信制御装置、3 情報管理
装置、4 統計解析装置、5 統括調整卓端末装置、6
航空機情報データベース作成手段、7 管制卓情報デ
ータベース作成手段、10 端末データファイル作成手
段、11 電子運航票表示/変更機能、12 電子運航
票転送機能、13手書き情報入力機能、14 システム
構成制御手段、15 クイックルック機能。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 嘉久 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機情報と管制情報を基に電子運航票
    を作成し管理する情報管理装置と、 上記情報管理装置にオンライン接続されて、航空機の運
    航情報と管制情報の変更・追加を入力する電子ペン入力
    部と、上記情報管理装置からの情報と他の管制卓端末装
    置からの情報で自身の航空機の運航情報と管制情報を更
    新作成する端末データファイル作成手段と、上記自身の
    更新された運航情報と管制情報を表示する電子運航票表
    示部とを備えた管制卓端末装置を複数装置から構成され
    る電子運航票管理システム。
  2. 【請求項2】 電子運航票表示部は、対応する管制卓に
    必要な情報のみを選択表示することを特徴とする請求項
    1記載の電子運航票管理システム。
  3. 【請求項3】 選択表示は、一行が運航の単位情報とな
    っており、指示により上記一行毎にラインフォール更新
    表示することを特徴とする請求項2記載の電子運航票管
    理システム。
  4. 【請求項4】 選択表示は、所定の表示範囲を超える表
    示情報があれば重ね表示またはホップアップ表示をする
    ことを特徴とする請求項2記載の電子運航票管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 電子ペン入力により、運航単位情報の表
    示順序の変更、他管制卓端末装置への転送指示を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子運航票管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 端末データファイル作成手段は、カウン
    タ機構を備えて所定操作入力の回数をカウントして表示
    部に表示させるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の電子運航票管理システム。
  7. 【請求項7】 端末データファイル作成手段は、指示に
    より転送先の他の管制卓端末装置の配置関係を表示部に
    表示させ、指示入力により転送先を確定するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の電子運航票管理システ
    ム。
  8. 【請求項8】 電子運航票表示部は、外部情報により対
    応する航空機の空港内の位置を表示するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の電子運航票管理システム。
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