JPH10105684A - 分割領域表示装置 - Google Patents

分割領域表示装置

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JPH10105684A
JPH10105684A JP8257170A JP25717096A JPH10105684A JP H10105684 A JPH10105684 A JP H10105684A JP 8257170 A JP8257170 A JP 8257170A JP 25717096 A JP25717096 A JP 25717096A JP H10105684 A JPH10105684 A JP H10105684A
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JP
Japan
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divided
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JP8257170A
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Inventor
Hiroto Uchiyama
浩人 内山
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割前後の相互関係、および、分割回数の分
かりやすい分割領域を表示することができる分割領域表
示装置を提供すること。 【解決手段】 領域分割手段21は、所定の分割対象領
域を指定された数に分割する。領域算出手段22は、分
割された領域の大きさを算出する。階層代表描画手段2
3は、領域算出手段22の算出結果に基づいて、分割さ
れた領域のうちの1つを塗りつぶす。以降、領域分割手
段21は、塗りつぶされた領域を新たな分割対象領域と
して、該領域およびその他の領域を同様に分割し、領域
算出手段22は、分割された領域の大きさを算出し、階
層代表描画手段23は、分割された領域のうちの1つを
階調を変化させながら塗りつぶすことを繰り返す。所定
回数の分割終了後、境界線描画手段24は、分割された
各領域間の境界線を描画する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の領域を分
割して表示する分割領域表示装置に関し、特に分割した
範囲の最小単位を明確にする機能を有する分割領域表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メモリICの製造試験においては、メモ
リセル内に不良領域が発見されると、該メモリICの配
線図(設計図)上の領域をいくつかの細かな領域に分割
し、上記不良メモリセルが配線図(設計図)上のどの領
域に位置するのかを調べることが行われる。図7は、上
述した分割処理を行う従来の分割領域表示装置による領
域分割の一例を示す説明図である。この図に示すよう
に、従来の分割領域表示装置は、例えば、1つの領域L
1を4つに分割し、分割された領域L2を出力装置に表
示する。次に、該従来装置は、4つの領域L2の中から
メモリセル内の不良領域が含まれる領域を選択し、該領
域を4つに分割すると共に、他の3つの領域も同様に分
割し、分割された領域L3を出力装置に表示する。従来
の分割領域表示装置は、以上の動作を繰り返すことによ
って、領域を細分化し、出力装置に表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の分割領域表示装置においては、分割後の表示(例え
ば、図7の階層3)が、分割前の表示(図7の階層2)
上に重ねて行われるため、分割前後の相互関係がつかみ
にくい(どのような領域を分割したことによって、分割
後の表示が得られたのかが解りにくい)、という課題が
あった。また、従来の分割領域表示装置では、分割を繰
り返していった場合、現在の階層(すなわち、何回分割
を行ったのか)が、分割によって得られた表示を見ただ
けでは判断できない、という課題があった。
【0004】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、分割前後の相互関係、および、分割回数の分
かりやすい分割領域を表示することができる分割領域表
示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の分割対象領域を指定された数に分割する分割手段
と、前記分割対象領域を分割した領域の大きさを算出す
る算出手段と、前記算出手段の算出結果に基づいて、前
記分割対象領域を分割した領域のうちの1つを明示する
明示手段と、前記明示された領域を新たな分割対象領域
として、前記分割手段に対し、該明示された領域および
その他の領域を同様に分割させると共に、前記算出手段
に対し、該明示された領域を分割した領域の大きさを算
出させ、前記明示手段に対し、該明示された領域を分割
した領域のうちの1つを明示させることを繰り返す繰返
手段と、前記繰返手段による繰り返し後、分割された各
領域間の境界線を描画する描画手段とを具備することを
特徴とする。請求項2記載の発明は、請求項1記載の分
割領域表示装置において、前記明示手段は、前記明示処
理として、前記分割された領域の1つを、前記繰返手段
による繰り返しの度に階調を変化させながら塗りつぶす
ことを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2のいずれかに記載の分割領域表示装置にお
いて、前記繰返手段による各分割時の分割情報を記憶す
ると共に、任意の分割時の分割情報がその直前および直
後の分割時の分割情報とポインタでつながっている分割
情報記憶手段を具備することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。図1は、この発明の一実
施形態による分割領域表示装置の構成例を示すブロック
図である。この図に示すように、本装置は、キーボード
等の入力装置1と、プログラム制御により動作するデー
タ処理装置2と、情報を記憶する記憶装置3と、ディス
プレイ装置等の出力装置4とから構成される。データ処
理装置2は、領域分割手段21と、領域算出手段22
と、階層代表描画手段23と、境界線描画手段24とか
ら構成される。記憶装置3は、表示階層記憶部31と、
階層別分割記憶部32と、全体分割情報記憶部33とか
ら構成される。
【0007】表示階層記憶部31は、データ処理装置2
が現在分割処理を行っている階層の番号(以下、「分割
対象階層数」と称する)を記憶する。階層別分割記憶部
32は、図2に示すように、記憶エリアK11,K2
1,K31……がポインタで結び付けられたリンクリス
ト構造をしている。各記憶エリアK11,K21,K3
1……は、それぞれが、図3に示すフォーマットとなっ
ており、対応する階層の分割情報を記憶している。な
お、本実施形態では、記憶エリアK11は階層1の、記
憶エリアK21は階層2の、記憶エリアK31は階層3
の分割情報を記憶しているとする。また、図3におい
て、「X方向分割数」は対応する階層の領域のX方向の
分割数であり、「Y方向分割数」は対応する階層の領域
のY方向の分割数である。また、図3において、「X方
向の大きさ」は対応する階層の領域のX方向の長さであ
り、「Y方向の大きさ」は対応する階層の領域のY方向
の長さである。そして、各記憶エリアK11,K21,
K31……は、「ひとつ上の階層を示すポインタ」およ
び「ひとつ下の階層を示すポインタ」によって、その上
下の階層に対応する記憶エリアと結び付いている。
【0008】図4は、全体分割情報記憶部33のフォー
マット例を示す説明図である。この図において、「X方
向の全体分割数」は、X方向の最終的な分割数であり、
「Y方向の全体分割数」は、Y方向の最終的な分割数で
ある。また、図4において、「X方向の最小枠サイズ」
は、分割完了後の最小領域におけるX方向の長さであ
り、「Y方向の最小枠サイズ」は、分割完了後の最小領
域におけるY方向の長さである。
【0009】次に、上記構成による分割領域表示装置の
動作を説明する。図5は、本実施形態による分割領域表
示装置の動作例を示すフローチャートである。なお、こ
こでは、具体的一例として、図6に示すように、分割前
の領域(領域L1)を階層1とし、該階層1を階層3ま
で分割する(すなわち、2回分割する)場合の動作を例
にとって説明する。また、ここでは、分割前の領域(領
域L1)のX方向の大きさが”8”、Y方向の大きさ
が”4”であるとする。また、ここでは、階層別分割記
憶部32にはデータが記憶されていない(すなわち、初
期化されている)ものとする。
【0010】まず、ステップA1では、入力装置1を用
いて、分割を行う最終階層番号(以下、「入力階層数」
と称する)を、領域分割手段21に入力する。ここで
は、階層3まで分割するので、「入力階層数」として”
3”を入力する。ステップA2では、領域分割手段21
は、表示階層記憶部31に記憶された「分割対象階層数
(現在分割処理を行っている階層の番号)」を”1”に
初期化する。
【0011】ステップA3では、階層代表描画手段23
は、全体分割情報記憶部33に記憶された「X方向の全
体分割数」および「Y方向の全体分割数」を”1”に初
期化する。ステップA4では、領域分割手段21は、ス
テップA1で入力された「入力階層数」が、表示階層記
憶部31に記憶された「分割対象階層数」より大きいか
否かを判断する。この判断結果が「YES」の場合に
は、ステップA5へ進む。ここでは、「入力階層数
(=”3”)」が「分割対象階層数(=”1”)」より
大きいので、ステップA5に進み、階層1(領域L1)
の分割処理に入る。
【0012】ステップA5では、領域算出手段22は、
階層別分割記憶部32に「X方向分割数」および「Y方
向分割数」が記憶されているか否かを判断する。この判
断結果が「NO」の場合には、ステップA6へ進む。こ
こでは、「X方向分割数」および「Y方向分割数」が記
憶されていないので、ステップA6へ進む。ステップA
6では、入力装置1を用いて、「X方向分割数」および
「Y方向分割数」を、領域算出手段22に入力する。こ
こでは、一例として、「X方向分割数」として”2”
を、「Y方向分割数」として”2”を入力する。
【0013】ステップA7では、領域算出手段22は、
ステップA6で入力された「X方向分割数」および「Y
方向分割数」を、階層別分割記憶部32に格納する。こ
こでは、入力された「X方向分割数(=”2”)」およ
び「Y方向分割数(=”2”)」を、階層別分割記憶部
32の記憶エリアK11の「X方向分割数」および「Y
方向分割数」に格納する。なお、「分割対象階層数」
が”1”である場合、入力装置1を用いて、階層1(す
なわち、全体枠)の「X方向の大きさ」および「Y方向
の大きさ」を入力する。そして、領域算出手段22は、
これらの値を、階層別分割記憶部32に格納する。ここ
では、「分割対象階層数」が”1”であるので、階層1
のX方向の大きさ(=”8”)およびY方向の大きさ
(=”4”)を、階層別分割記憶部32の記憶エリアK
11の「X方向の大きさ」および「Y方向の大きさ」に
格納する。
【0014】なお、ステップA5の判断結果が「YE
S」の場合には、ステップA8へ進む。ステップA8で
は、領域算出手段22は、階層別分割記憶部32より
「X方向分割数」および「Y方向分割数」を読み込む。
ステップA9では、階層代表描画手段23は、階層別分
割記憶部32の各記憶エリアK11,K21,K31…
…に記憶された「X方向分割数」を掛け合わせ、該乗算
値を全体分割情報記憶部33の「X方向の全体分割数」
に格納する。同様に、階層代表描画手段23は、階層別
分割記憶部32の各記憶エリアK11,K21,K31
……に記憶された「Y方向分割数」を掛け合わせ、該乗
算値を全体分割情報記憶部33の「Y方向の全体分割
数」に格納する。ここでは、記憶エリアK11にしかデ
ータが格納されていないので、該記憶エリアK11に記
憶された「X方向分割数(=”2”)」および「Y方向
分割数(=”2”)」を、そのまま格納する。
【0015】ステップA10では、領域算出手段22
は、階層別分割記憶部32に記憶された「X方向分割
数」および「Y方向分割数」に基づいて、領域を分割す
る。ここでは、記憶エリアK11の「X方向分割数
(=”2”)」および「Y方向分割数(=”2”)」に
基づいて、階層1(領域L1)を4分割する。また、階
層代表描画手段23は、階層別分割記憶部32に記憶さ
れた「X方向の大きさ」を「X方向分割数」で除算し、
該除算値を1つ下の階層の「X方向の大きさ」とする。
同様に、階層代表描画手段23は、階層別分割記憶部3
2に記憶された「Y方向の大きさ」を「Y方向分割数」
で除算し、該除算値を1つ下の階層の「Y方向の大き
さ」とする。ここでは、階層別分割記憶部32の記憶エ
リアK11に記憶された「X方向の大きさ(=”
8”)」を同記憶エリアK11に記憶された「X方向分
割数(=”2”)」で除算し、該除算値(=”4”)を
階層2(領域L2)の「X方向の大きさ」とする。同様
に、階層別分割記憶部32の記憶エリアK11に記憶さ
れた「Y方向の大きさ(=”4”)」を同記憶エリアK
11に記憶された「Y方向分割数(=”2”)」で除算
し、該除算値(=”2”)を階層2(領域L2)の「Y
方向の大きさ」とする。
【0016】ステップA11では、階層代表描画手段2
3は、ステップA10で求めた「X方向の大きさ」およ
び「Y方向の大きさ」を、全体分割情報記憶部33の
「X方向の最小枠サイズ」および「Y方向の最小枠サイ
ズ」に格納する。ここでは、ステップA10で求めた
「X方向の大きさ(=”4”)」および「Y方向の大き
さ(=”2”)」を格納する。
【0017】ステップA12では、領域算出手段22
は、1つ下の階層に対応する記憶エリアを、階層別分割
記憶部32内に生成する。ここでは、階層2に対応する
記憶エリアK21を生成する。ここで、記憶エリアK1
1の「ひとつ下の階層を示すポインタ」には、記憶エリ
アK21のアドレスが格納され、記憶エリアK21の
「ひとつ上の階層を示すポインタ」には、記憶エリアK
11のアドレスが格納される。また、領域算出手段22
は、ステップA10で求めた1つ下の階層の「X方向の
大きさ」および「Y方向の大きさ」を、上記生成した記
憶エリアの「X方向の大きさ」および「Y方向の大き
さ」に格納する。ここでは、階層2(領域L2)の「X
方向の大きさ(=”4”)」および「Y方向の大きさ
(=”2”)」を、階層別分割記憶部32上の記憶エリ
アK21の「X方向の大きさ」および「Y方向の大き
さ」に格納する。
【0018】ステップA13では、代表階層描画手段2
3は、階層別分割記憶部32に記憶された「X方向の大
きさ」および「Y方向の大きさ」に基づいて、領域を塗
り潰し、出力装置4に表示する。ここでは、階層別分割
記憶部32の記憶エリアK21に記憶された「X方向の
大きさ(=”4”)」および「Y方向の大きさ(=”
2”)」に基づいて、領域を塗り潰し、出力装置4に表
示する。以上の処理で、階層1(領域L1)に対する領
域分割が終了する。ステップA14では、表示階層記憶
部31に記憶された「分割対象階層数」をインクリメン
トして、ステップA4へ戻る。ここでは、「分割対象階
層数」は、”1”から”2”にインクリメントされる。
【0019】再び、ステップA4では、ステップA1で
入力された「入力階層数(=”3”)」が、表示階層記
憶部31に記憶された「分割対象階層数(=”2”)」
より大きいので、ステップA5に進み、階層2(領域L
2)の分割処理に入る。ステップA5では、階層別分割
記憶部32の記憶エリアK21に「X方向分割数」およ
び「Y方向分割数」が記憶されていないので、ステップ
A6に進む。ステップA6では、入力装置1を用いて、
一例として、「X方向分割数」として”4”を、「Y方
向分割数」として”1”を、領域算出手段22に入力す
る。ステップA7では、領域算出手段22は、入力され
た「X方向分割数(=”4”)」および「Y方向分割数
(=”1”)」を、階層別分割記憶部32上の記憶エリ
アK21に格納する。
【0020】ステップA9では、階層代表描画手段23
は、階層別分割記憶部32の記憶エリアK11に記憶さ
れた「X方向分割数(=”2”)」と記憶エリアK21
に記憶された「X方向分割数(=”4”)」とを乗算
し、該乗算値(=”8”)を全体分割情報記憶部33の
「X方向の全体分割数」に格納する。同様に、階層代表
描画手段23は、階層別分割記憶部32の記憶エリアK
11に記憶された「Y方向分割数(=”2”)」と記憶
エリアK21に記憶された「Y方向分割数(=”
1”)」とを乗算し、該乗算値(=”2”)を全体分割
情報記憶部33の「Y方向の全体分割数」に格納する。
【0021】ステップA10では、領域算出手段22
は、階層別分割記憶部32の記憶エリアK21に記憶さ
れた「X方向分割数(=”4”)」および「Y方向分割
数(=”1”)」に基づいて、階層2(領域L2)を4
分割する。階層代表描画手段23は、階層別分割記憶部
32の記憶エリアK21に記憶された「X方向の大きさ
(=”4”)」を同記憶エリアK21に記憶された「X
方向分割数(=”4”)」で除算し、該除算値(=”
1”)を階層3(領域L3)の「X方向の大きさ」とす
る。同様に、階層代表描画手段23は、階層別分割記憶
部32の記憶エリアK21に記憶された「Y方向の大き
さ(=”2”)」を同記憶エリアK21に記憶された
「Y方向分割数(=”1”)」で除算し、該除算値
(=”2”)を階層3(領域L3)の「Y方向の大き
さ」とする。
【0022】ステップA11では、階層代表描画手段2
3は、ステップA10で求めた階層3の「X方向の大き
さ(=”1”)」および「Y方向の大きさ(=”
2”)」を、全体分割情報記憶部33の「X方向の最小
枠サイズ」および「Y方向の最小枠サイズ」に格納す
る。ステップA12では、領域算出手段22は、階層3
に対応する記憶エリアK31を、階層別分割記憶部32
内に生成する。ここで、記憶エリアK21の「ひとつ下
の階層を示すポインタ」には、記憶エリアK31のアド
レスが格納され、記憶エリアK31の「ひとつ上の階層
を示すポインタ」には、記憶エリアK21のアドレスが
格納される。また、領域算出手段22は、ステップA1
0で求めた階層3(領域L3)の「X方向の大きさ
(=”1”)」および「Y方向の大きさ(=”2”)」
を、階層別分割記憶部32上の記憶エリアK31の「X
方向の大きさ」および「Y方向の大きさ」に格納する。
【0023】ステップA13では、代表階層描画手段2
3は、階層別分割記憶部32の記憶エリアK31に記憶
された「X方向の大きさ(=”1”)」および「Y方向
の大きさ(=”2”)」に基づいて、領域を塗り潰し、
出力装置4に表示する。なお、階層1→階層2→階層3
……というように階層が深くなる度に、塗りつぶしの明
度(階調)を変化させることにより、該階調数を数える
ことで、分割した階層数を容易に知ることができる。以
上の処理で、階層2(領域L2)に対する領域分割が終
了する。ステップA14では、表示階層記憶部31に記
憶された「分割対象階層数(=”2”)」を、”3”に
インクリメントして、ステップA4へ戻る。
【0024】ステップA4の判断結果が「NO」の場合
には、ステップA15へ進む。ここでは、ステップA1
で入力された「入力階層数(=”3”)」が、表示階層
記憶部31に記憶された「分割対象階層数(=”
3”)」以下となったので、ステップA15へ進み、境
界線を描画する処理に入る。ステップA15では、階層
代表描画手段23は、階層別分割記憶部32の記憶エリ
アK11に記憶された「X方向の大きさ(=”8”)」
および「Y方向の大きさ(=”4”)を読み出し、これ
らの値を全体枠の大きさとする。
【0025】ステップA16では、X方向およびY方向
の各々に対して、各々の全体分割数の数だけ、境界線を
描画する処理を実行し、出力装置4に表示する。ここで
は、境界線描画手段24は、全体分割情報記憶部33に
記憶された「X方向の全体分割数(=”8”)」および
「X方向の最小枠サイズ(=”1”)」を読み出す。そ
して、境界線描画手段24は、階層1(領域L1)の左
上の頂点を座標(X,Y)=(0,0)の原点として、
該原点からX方向へ、「X方向の最小枠サイズ(=”
1”)」間隔で、「X方向の全体分割数(=”8”)」
だけ座標をスライスさせながら、該スライスの度に「Y
方向の大きさ(=”4”)」分の直線(境界線)を引
く。同様に、境界線描画手段24は、全体分割情報記憶
部33に記憶された「Y方向の全体分割数(=”
2”)」および「Y方向の最小枠サイズ(=”2”)」
を読み出す。そして、境界線描画手段24は、階層1
(領域L1)の左上の頂点を座標(X,Y)=(0,
0)の原点として、該原点からY方向へ、「Y方向の最
小枠サイズ(=”2”)」間隔で、「Y方向の全体分割
数(=”2”)」だけ座標をスライスさせながら、該ス
ライスの度に「X方向の大きさ(=”8”)」分の直線
(境界線)を引く。描画終了後、境界線描画手段24
は、描画結果を出力装置4に表示して処理を終了する。
【0026】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、各階層の分割時において、どのような領域を分割し
たのかが明確にできるため、表示領域を見るだけで、分
割前後の相互関係、および、分割回数を容易に把握する
ことができる。また、階層ごとの分割情報がリンクリス
トによって結ばれているため、途中の階層から分割表示
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による分割領域表示装
置の構成例を示すブロック図である。
【図2】 階層別分割記憶部32におけるリンクリスト
構造の一例を示す説明図である。
【図3】 階層別分割記憶部32のフォーマット例を示
す説明図である。
【図4】 全体分割情報記憶部33のフォーマット例を
示す説明図である。
【図5】 本分割領域表示装置の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図6】 本分割領域表示装置による領域分割の一例を
示す説明図である。
【図7】 従来の分割領域表示装置による領域分割の一
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1……入力装置、 2……データ処理装置、 3……記
憶装置、4……出力装置、 21……領域分割手段、
22……領域算出手段、23……階層代表描画手段、
24……境界線描画手段、31……表示階層記憶部、
32……階層別分割記憶部、33……全体分割情報記憶

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の分割対象領域を指定された数に分
    割する分割手段と、 前記分割対象領域を分割した領域の大きさを算出する算
    出手段と、 前記算出手段の算出結果に基づいて、前記分割対象領域
    を分割した領域のうちの1つを明示する明示手段と、 前記明示された領域を新たな分割対象領域として、前記
    分割手段に対し、該明示された領域およびその他の領域
    を同様に分割させると共に、前記算出手段に対し、該明
    示された領域を分割した領域の大きさを算出させ、前記
    明示手段に対し、該明示された領域を分割した領域のう
    ちの1つを明示させることを繰り返す繰返手段と、 前記繰返手段による繰り返し後、分割された各領域間の
    境界線を描画する描画手段とを具備することを特徴とす
    る分割領域表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分割領域表示装置におい
    て、 前記明示手段は、前記明示処理として、前記分割された
    領域の1つを、前記繰返手段による繰り返しの度に階調
    を変化させながら塗りつぶすことを特徴とする分割領域
    表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の分割領域表示装置において、 前記繰返手段による各分割時の分割情報を記憶すると共
    に、任意の分割時の分割情報がその直前および直後の分
    割時の分割情報とポインタでつながっている分割情報記
    憶手段を具備することを特徴とする分割領域表示装置。
JP8257170A 1996-09-27 1996-09-27 分割領域表示装置 Withdrawn JPH10105684A (ja)

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JP8257170A Withdrawn JPH10105684A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 分割領域表示装置

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JP (1) JPH10105684A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001052196A (ja) * 1999-08-06 2001-02-23 Mitsubishi Electric Inf Technol Center America Inc 文字枠により囲まれた距離フィールドのディテール指向型階層表現を生成する方法及びデータを記憶するメモリ

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JP2001052196A (ja) * 1999-08-06 2001-02-23 Mitsubishi Electric Inf Technol Center America Inc 文字枠により囲まれた距離フィールドのディテール指向型階層表現を生成する方法及びデータを記憶するメモリ

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