JPH10105582A - メガセルテスト支援装置 - Google Patents
メガセルテスト支援装置Info
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- JPH10105582A JPH10105582A JP8252772A JP25277296A JPH10105582A JP H10105582 A JPH10105582 A JP H10105582A JP 8252772 A JP8252772 A JP 8252772A JP 25277296 A JP25277296 A JP 25277296A JP H10105582 A JPH10105582 A JP H10105582A
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- test
- megacell
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Abstract
パターン発生回路等のHDLデータ生成を可能にすると
共に設計者によるテストパターンの変更を可能とし、ま
た設計の早い段階でテスト法選定のための情報の入手を
可能にする。 【解決手段】 メガセルテスト支援装置本体200が、
そのメモリに格納されたプログラムに従って以下のよう
に動作する。まず、パラメタファイル202を読み込ん
で、このファイルでの指定に基づき、メガセル用の種々
のテストアルゴリズムを図的に表現したデータを集めた
データベース201から一つのデータを抽出すると共に
バス幅参照ファイル205を出力する。次に、抽出され
たアルゴリズムデータとバス幅参照ファイル205を用
いて、パラメタファイル202での指定に対応するBI
ST用HDLデータ203およびテストパターン発生コ
ード204を生成する。
Description
積回路)の内部に組み込まれたメガセルのテスト容易化
設計を支援するメガセルテスト支援装置に関する。
と呼ばれる大型のセルが利用されている。メガセルを利
用したLSIの設計では、RAMやROM、乗算器など
の比較的大きな機能ブロックを実現するためのレイアウ
トパターンをハードマクロとして予め作成しておき、そ
のハードマクロを基にして、設計仕様に合ったメガセル
をメガセルジェネレータによって生成している。この場
合、メガセルジェネレータは、設計仕様によって決まる
ビット数やワード数などのパラメタを与えられ、そのパ
ラメタに基づいてメガセルを生成する。
能的に正しく動作することを調べるためのテスト法とし
て、組み込み自己テスト(Built-In Self Test)法(以下
「BIST法」という)がある。BIST法では、図1
0に示すように、メガセル等のLSI内部の回路ブロッ
ク12のテストを行うためのテストパターン発生回路1
0およびテスト結果判定回路14がLSI内部に組み込
まれる。このテストパターン発生回路10等を実現する
手法として、従来は、(1)メガセルジェネレータによ
ってテストパターン発生回路10等を含んだメガセル・
モジュールを生成するという手法や、(2)テストパタ
ーン発生回路10等のレジスタ転送レベルでの構成をハ
ードウェア記述言語で記述したデータ(以下、このよう
なデータを「HDLデータ」という)をメガセルジェネ
レータまたはLSI設計者が作成し、このHDLデータ
から論理合成ツールによってテストパターン発生回路1
0等のゲートレベルでの回路データを生成するという手
法などが用いられている。
ルのテスト法として、上記BISTの他に、LSI内部
のメガセルに接続された外部ピンを設け、その外部ピン
によりLSIの外部からメガセルにテストパターンを供
給するという方式のテスト法(以下「MUX方式テスト
法」という)がある。MUX方式テスト法では、図11
に示すように、テスト用外部ピンとして、テストモード
ピン20、テストパターン入力ピン22およびテスト結
果出力ピン24を設けると共に、テスト対象のメガセル
などのLSI内部の回路ブロック30の入力側にマルチ
プレクサ(MUX)28を設ける。そしてテストモード
ピン20から供給する信号によってマルチプレクサ28
を制御することにより、テストモードでは、LSI内部
のロジック26から出力される信号に代えて、テストパ
ターン入力ピン22から入力するテスト用の信号(テス
トパターン)をLSI内部の回路ブロック30に供給し
て、その回路ブロック30から出力される信号をテスト
結果出力ピン24から外部に取り出し、取り出された信
号に基づいて回路ブロック30が正しく機能しているか
否かを判定する。
負荷を大幅に軽減できる等の利点を有するが、メガセル
のテストにおいてBIST法を採用した場合、メガセル
ジェネレータによって自動的に生成されるテストパター
ン発生回路から得られるテストパターンはメガセルによ
って決まっており、設計者がテストパターンを変更する
ことはできない。一方、設計者自身がテストパターン発
生回路等のHDLデータを作成しようとすると、ハード
ウェア記述言語(以下「HDL」という)の習得が必要
となる。
スト法を採用することが考えられるが、BIST法とM
UX方式テスト法のいずれを採用するかによってLSI
の回路構成が大きく異なる(図10、図11参照)。し
たがって、設計のできるだけ早い段階において、いずれ
のテスト法を採用するかを決定することが望ましい。こ
のためには、設計の早い段階で、BIST法を採用した
場合のチップ面積の増加とMUX方式テスト法を採用し
た場合のテストの負荷(テスト時間)というような、テ
スト法選定のための情報を入手する必要がある。
せずにメガセル用テストパターン発生回路等のHDLデ
ータの生成を可能にすると共に、設計者によるテストパ
ターンの変更を可能とし、また設計の早い段階でテスト
法選定のための情報の入手が可能なメガセルテスト支援
装置を提供することを目的とする。
に成された本発明に係る第1のメガセルテスト支援装置
は、集積回路を構成するメガセルのテストを容易にする
ためのメガセルテスト支援装置であって、前記メガセル
のテスト内容を規定する各種のテストアルゴリズムを任
意状態における処理内容の記述が可能であるように拡張
された状態遷移図により表現した図的データを集めて成
るデータベースを格納する記憶手段と、前記メガセルに
おけるバスのビット幅および前記メガセルのテストに使
用するテストアルゴリズムを指定する識別情報を含むメ
ガセルジェネレータ用パラメタファイルを読み込む読込
手段と、前記パラメタファイルによって指定されたテス
トアルゴリズムを表現する図的データを前記データベー
スより抽出する抽出手段と、抽出手段によって抽出され
た図的データの内容を前記パラメタファイルで指定され
たバスのビット幅に合わせ込みつつ、該図的データで表
現されるテストアルゴリズムにしたがって前記メガセル
に対し組み込み自己テストを行うためのテストパターン
発生回路およびテスト結果判定回路のレジスタ転送レベ
ルでの構成をハードウェア記述言語により記述したハー
ドウェア記述データを生成するハードウェア記述生成手
段と、を備えた構成としている。
置は、上記第1のメガセルテスト支援装置において、前
記抽出手段によって抽出された図的データの内容を前記
パラメタファイルで指定された前記ビット幅に合わせ込
みつつ、該図的データで表現されるアルゴリズムにした
がって前記メガセルに対するテストパターンを発生させ
るコンピュータプログラムのコードを生成するコード生
成手段を更に備えることを特徴としている。
装置によれば、データベースに集められたテストアルゴ
リズムの中からパラメタファイルで指定されたアルゴリ
ズムを表現した図的データが抽出され、その図的データ
とパラメタファイルで指定されたバスのビット幅とに基
づき、BIST用のテストパターン発生回路およびテス
ト結果判定回路のHDLデータが生成される。したがっ
て、LSI設計者は、設計対象のLSIに組み込むべき
メガセル(以下「対象メガセル」という)に対応するパ
ラメタファイルを用意すればよく、そのメガセル用のテ
ストパターン発生回路等の設計のためにHDLを習得す
る必要はない。しかも、メガセルジェネレータによって
テストパターン発生回路等のHDLデータを生成してい
た従来の場合とは異なり、パラメタファイルの修正によ
って設計者によるテストパターンの変更が可能となり設
計の自由度が増大する。また、データベースとして蓄積
されるデータは拡張状態遷移図によりテストアルゴリズ
ムを図的に表現するものであるため、テストアルゴリズ
ムの規定するテスト内容を容易に理解することができ
る。これにより、テストアルゴリズムをデータベースと
して蓄積するのが容易になるとともに、メガセルのテス
トに使用すべき適切なテストアルゴリズムをデータベー
スの中から容易に選択できるようになり、テストパター
ン作成の作業効率が向上する。
置によれば、データベースから選択されたアルゴリズム
に対して、BIST用のテストパターン発生回路および
テスト結果判定回路の上記HDLデータと共に、テスト
パターン発生コードが生成され、このテストパターン発
生コードをコンパイルして実行することにより、テスト
パターンを発生させて、MUX方式テスト法を採用した
場合のテスト時間を見積もることができる。一方、上記
HDLデータはレジスタ転送レベルでBIST用のテス
トパターン発生回路等の構成を記述したものであり、こ
のデータを用いて既存の論理合成ツールによりテストパ
ターン発生回路等の論理合成後のゲート数(これはBI
ST法の採用によるチップ面積の増加量に相当する)を
得ることができる。したがって、上記テスト時間の見積
もりとテストパターン発生回路等の論理合成後のゲート
数とに基づき、メガセルのテストにおいてBIST法と
MUX方式テスト法のうちいずれを採用するかを、LS
I設計の早い段階で決定することができる。
メガセルテスト支援装置のハードウェア構成を示すブロ
ック図である。本メガセルテスト支援装置のハードウェ
アは、エンジニアリング・ワークステーションなどのコ
ンピュータであって、CPU101、メモリ102、入
出力制御装置103、CRTディスプレイ等の表示装置
104、磁気ディスク装置等の外部記憶装置105、お
よび、マウス等の入力装置106から構成されている。
本メガセルテスト支援装置は、メモリ102に格納され
る所定のプログラムをCPU101が実行することによ
り、LSIに組み込まれるメガセルのためのテスト支援
装置として機能する。
置における入力データおよび出力データを示す図であ
り、これらの入出力データは外部記憶装置105に格納
される。メガセルテスト支援装置本体200(すなわち
CPU101とメモリ102と入出力制御装置103か
ら成る部分)が外部から入力するデータとしては、メガ
セルジェネレータ用パラメタファイル(以下、単に「パ
ラメタファイル」ともいう)202と、テストアルゴリ
ズムのデータベース201に含まれるデータとがあり、
メガセルテスト支援装置本体200が出力するデータと
しては、BIST用のテストパターン発生回路およびテ
スト結果判定回路の構成をレジスタ転送レベルで記述し
たHDLデータ(以下「BIST用HDLデータ」とい
う)203と、テストパターンを発生させるコンピュー
タプログラムのコード(以下「テストパターン発生コー
ド」という)204と、バス幅参照ファイル205とが
ある。
メガセルの設計データ211の生成に必要な各種のパラ
メタを得るためにメガセルジェネレータ210が読み込
むファイルであり、メガセルのタイプや、各種制御ピ
ン、アドレスバスおよびデータバスのビット幅を指定す
る情報を有している。本実施形態では、メガセルテスト
支援装置本体200もこのパラメタファイル202を読
み込むが、本実施形態におけるパラメタファイル202
は、図4に示すように、上記情報に加えて、対象メガセ
ルのテストに使用するテストアルゴリズムを指定する識
別情報を含んでいる。
内容を規定する各種のテストアルゴリズムを集めたもの
である。メガセル用のテストアルゴリズムは、RAM検
証用のマーチングパターン(MARCHING PATTERN)に代表さ
れるように拡張状態遷移図で表現できるものが多い。そ
こで本実施形態におけるデータベース201には、テス
トアルゴリズムを拡張状態遷移図で表現した図的データ
(以下「アルゴリズムデータ」という)が集められてい
る。ここで「拡張状態遷移図」とは、任意の状態におけ
る処理内容の記述(代入文や演算式などの記述)が可能
となるように拡張された状態遷移図である。このような
拡張状態遷移図として、例えば「オープンチャート」を
用いることができる(山田孝光、安井隆、岡善治、「機
能エントリ・ツールを用いたソーティング回路の設
計」、CQ出版社、雑誌 "インターフェース"、1995年
3月号,pp.160-166 参照)。なお、このような拡張状
態遷移図は、フローチャートの一種と考えることもでき
る。
用のテストアルゴリズムとしては、例えば図4のパラメ
タファイルで指定された同期式RAMのメガセル用とし
て、マーチングパターン(Marching pattern)や、ギャロ
ッピングパターン(Gallopping pattern)、ウォーキング
パターン(Walking pattern)などのアルゴリズムがあ
り、これらはいずれも拡張状態遷移図で表現可能であ
る。これらのアルゴリズムのうちマーチングパターンの
アルゴリズムは以下の通りである。すなわち、対象メガ
セルであるRAMがNビット分のメモリセルを有する場
合、次の処理(1)〜(4)によりテストを行う。 (1)第1ビットから第Nビットまで順に、「0」を書
き込む。 (2)第1ビットから第Nビットまで順に、「0」を読
み出し、「1」を書き込んでいく。 (3)第Nビットから第1ビットまで順に、「1」を読
み出し、「0」を書き込んでいく。 (4)上記(1)〜(3)の処理を「0」と「1」を交
換して繰り返す。
リズムを、LSI機能設計支援システム等において利用
可能な拡張状態遷移図用のエディタを用いて入力し編集
したものを示している。この図5の拡張状態遷移図にお
いて、「CE,WE」は書込命令を、「CE,RE」は
読出命令をそれぞれ表しており、「DO」は読出データ
の値を示す変数名、「DIN」は書込データの値を示す
変数名であり、「ADD_BUS_WIDTH」はアド
レスバスのビット幅を示している。
ズムデータは、後述のようにデータベース201の中か
ら抽出される。このときテストアルゴリズムの名称によ
るデータベース201の検索を可能とするために、本実
施形態では、図6に示すように、データベース201に
集められた各アルゴリズムの名称を示す文字列データを
メンバに持つ構造体をポインタでつないだリストが予め
作成され、メモリ102に格納されている。
T法により対象メガセルのテストを行う場合にLSIに
組み込みべきテストパターン発生回路およびテスト結果
判定回路の構成をレジスタ転送レベルで記述したHDL
データである。
X方式により対象メガセルのテストを行う場合に使用す
るテストパターンを発生させるコンピュータプログラム
のコードである。
ルに含まれるアドレスバスやデータバスのビット幅に対
し、BIST用HDLデータ203およびテストパター
ン発生コード204を合わせ込むための情報を格納した
ファイルである。
メガセルテスト支援装置の動作を示すフローチャートで
ある。このフローチャートを参照しつつ、メガセルテス
ト支援装置の動作について説明する。
むべきメガセル(対象メガセル)に対するパラメタファ
イル201を作成すると(図4参照)、メガセルテスト
支援装置は、メモリ102に格納された所定のプログラ
ムに基づき以下のように動作する。
ジェネレータ用のパラメタファイル202を読み込む。
図4は、このパラメタファイル202の記述内容の一例
を示している。この例では、同期式RAMがメガセルと
して作成されることを示しており、アドレスバスのビッ
ト幅として32が、データバスのビット幅として16が
それぞれ指定されている他に、そのメガセルに対するテ
ストアルゴリズムとして「MARCHING PATTERN」が指定さ
れている。
ルゴリズムのデータベース201の中から、対象メガセ
ルのテストに使用するアルゴリズムを記述した拡張状態
遷移図データ(アルゴリズムデータ)を読み込む。対象
メガセルのテストに使用するアルゴリズムは、予め、デ
ータベース201の中からLSI設計者によって選択さ
れ、選択されたテストアルゴリズムの名称が前述のよう
にパラメタファイル202に記述されている(図4参
照)。このステップS302では、ここで指定されたア
ルゴリズムの名称に基づいてデータベース201を検索
し、対象メガセルのテストに使用するアルゴリズムデー
タを抽出する。このときのデータベース201の検索に
は、メモリ102に格納された前述のリスト(図6)が
利用される。
アルゴリズムデータを抽出した後は、ステップS303
において、アドレスバスおよびデータバスのビット幅の
合わせ込みのために使用されるバス幅参照ファイル20
5を作成する。このバス幅参照ファイル205は、パラ
メタファイル202で指定されたアドレスバスおよびデ
ータバスのビット幅を用いて2個作成される。この2個
のファイルのうち、一方は、後のステップS304で生
成されるBIST用HDLデータ203において参照さ
れ、他方は、後のステップS305で生成されるテスト
パターン発生コード204において参照される。図7
は、図4のパラメタファイルで指定されたビット幅に対
応するバス幅参照ファイル205を示すものであり、図
7(a)はBIST用HDLデータ20で参照されるフ
ァイルの内容を示し、図7(b)はテストパターン発生
コード204で参照されるファイルの内容を示してい
る。これらのバス幅参照ファイルは、アドレスバスのビ
ット幅を示す「ADD_BUS_WIDTH」およびデ
ータバスのビット幅を示す「DATA_BUS_WID
TH」に対しマクロ定義を行っている。
データからBIST用HDLデータ203を生成する。
すなわち、ステップS302において抽出されたアルゴ
リズムデータで表現されるアルゴリズムにしたがってB
IST法によるテストを行うためのテストパターン発生
回路およびテスト結果判定回路のHDLデータを生成す
る。このBIST用HDLデータ203の生成は、拡張
状態遷移図データから論理合成可能なレジスタ転送レベ
ルのHDLデータを変換する公知の技術により容易に行
うことができる。すなわち、例えば特開平3−4156
7号公報において、状態遷移図および機能図(両図を合
わせたものが上記拡張状態遷移図に相当する)をCAD
(Computer Aided Design)データとして対話形式でデー
タベース登録し、このデータベースより対応するハード
ウェア記述言語に変換してファイル出力する状態遷移図
設計システムが開示されており、このシステムにおける
技術を利用することにより、BIST用HDLデータ2
03を生成することができる。
T用HDLデータ203には図7(a)に示したバス幅
参照ファイルを参照する記述データが含まれ、これによ
り、パラメタファイル202で指定されたバスのビット
幅に対するBIST用HDLデータ203の合わせ込み
が行われる。
の場合には、このステップS304において、BIST
用HDLデータ203として図8に示すようなデータが
生成される。図8のHDLデータは、ハードウェア記述
言語としてVerilog-HDLを使用し、図5に示したマー
チングパターンのアルゴリズムにしたがってBIST法
により対象メガセルのテストを行うためのテストパター
ン発生回路およびテスト結果判定回路の構成をレジスタ
転送レベルで記述したものである。この図8のHDLデ
ータにおける1行目の'include命令801が前述の図7
(a)のバス参照ファイルを参照させる命令であり、こ
れにより、BIST用HDLデータ203における「A
DD_BUS_WIDTH」および「DATA_BUS
_WIDTH」に、図4のパラメタファイルで指定され
た値が与えられる(バスのビット幅の合わせ込み)。
3を生成した後、ステップS305において、ステップ
S302で抽出されたアルゴリズムデータに対応するテ
ストパターン発生コード204を生成する。このテスト
パターン発生コード204生成は、拡張状態遷移図デー
タから論理合成可能なレジスタ転送レベルのHDLデー
タを変換する前述の公知の技術(例えば特開平3−41
567号公報参照)において変換先のフォーマットをH
DLから所定のプログラミング言語に変更することによ
り、行うことができる。このようにして生成されるテス
トパターン発生コード204は所定のプログラミング言
語で記述されたコンピュータプログラムであり、これを
コンピュータでコンパイルして実行することにより、対
象メガセルに対するテストパターンを発生させることが
できる。
パターン生成コード204には図7(b)に示したバス
幅参照ファイルを参照するコードが含まれ、これによ
り、パラメタファイル202で指定されたバスのビット
幅に対するテストパターン発生コード204の合わせ込
みが行われる。
には、このステップS305において、テストパターン
発生コード204として図9に示すようなコードが生成
される。図9のコードは、図5に示したマーチングパタ
ーンのアルゴリズムにしたがってMUX方式テスト法に
より対象メガセルのテストを行うためのテストパターン
を発生させるコンピュータプログラムをC言語で記述し
たものである。この図9のコンピュータプログラムにお
ける1行目の#include命令802が前述の図(b)のバ
ス参照ファイルを参照させる命令であり、これにより、
テストパターン発生コード204における「ADD_B
US_WIDTH」および「DATA_BUS_WID
TH」に、図4のパラメタファイルで指定された値が与
えられる(バスのビット幅の合わせ込み)。
04が生成されると、一つの対象メガセルに対するメガ
セルテスト支援装置の動作が終了する。
ば、パラメタファイル202での指定に基づき、メガセ
ル用のテストアルゴリズムが集められたデータベース2
01から対象メガセルに対するテストアルゴリズムを示
すデータが抽出されると共に(図3のステップS30
2)、そのメガセルのアドレスバスおよびデータバスの
ビット幅を示すバス幅参照ファイル205が生成され
る。そして、抽出されたアルゴリズムのデータおよび生
成されたバス幅参照ファイル205を用いて、パラメタ
ファイル202での指定に対応するBIST用HDLデ
ータ203(テストパターン発生回路およびテスト結果
判定回路の構成をレジスタ転送レベルで記述したHDL
データ)が生成される(図3のステップS304)。し
たがって、LSI設計者は、対象メガセルに対応するパ
ラメタファイル202を用意すればよく、そのメガセル
用のテストパターン発生回路等の設計のためにHDLを
習得する必要はない。しかも、メガセルジェネレータに
よってテストパターン発生回路等のHDLデータを生成
していた従来の場合とは異なり、パラメタファイル20
2を修正することにより設計者によるテストパターンの
変更が可能となり設計の自由度が増大する。
01から選択されたアルゴリズムに対して、BIST用
HDLデータ203と共にテストパターン発生コード2
04の生成され(図2、図3のS305参照)、そのテ
ストパターン発生コード204をコンパイルして実行す
ることにより、テストパターンを発生させ、MUX方式
テスト法を採用した場合のテスト時間を見積もることが
できる。一方、BIST用HDLデータ203はレジス
タ転送レベルのHDLデータであり、このデータを用い
て既存の論理合成ツールによりテストパターン発生回路
等の論理合成後のゲート数(これはBIST法採用によ
るチップ面積の増加量に相当する)を得ることができ
る。したがって、上記テスト時間の見積もりとテストパ
ターン発生回路等の論理合成後のゲート数とに基づき、
メガセルのテストにおいてBIST法とMUX方式テス
ト法のうちいずれを採用するかを設計の早い段階で決定
することができる。
ス201として蓄積すべきアルゴリズムを示すデータは
拡張状態遷移図によりテストアルゴリズムを図的に表現
するものであるため(図5参照)、テストアルゴリズム
の規定するテスト内容を容易に理解することができる。
これにより、テストアルゴリズムをデータベースとして
蓄積するのが容易になるとともに、対象メガセルのテス
トに使用すべき適切なテストアルゴリズムをデータベー
スの中から容易に選択できるようになり、テストパター
ン作成の作業効率が向上する。
援装置のハードウェア構成を示すブロック図。
ける入力データと出力データを示す図。
作を示すフローチャート。
み込むパラメタファイルの内容の一例を示す図。
マーチングパターンのアルゴリズムを示す拡張状態遷移
図。
アルゴリズムを検索するためにメモリ内に作成されるリ
ストの構成を示す図。
って生成されるバス幅参照ファイルの内容の一例を示す
図。
って生成されるBIST用HDLデータの一例を示す
図。
って生成されるテストパターン発生コードの一例を示す
図。
を示すブロック図。
Iの構成を示すブロック図。
Claims (2)
- 【請求項1】 集積回路を構成するメガセルのテストを
容易にするためのメガセルテスト支援装置であって、 前記メガセルのテスト内容を規定する各種のテストアル
ゴリズムを任意状態における処理内容の記述が可能であ
るように拡張された状態遷移図により表現した図的デー
タを集めて成るデータベースを格納する記憶手段と、 前記メガセルにおけるバスのビット幅および前記メガセ
ルのテストに使用するテストアルゴリズムを指定する識
別情報を含むメガセルジェネレータ用パラメタファイル
を読み込む読込手段と、 前記パラメタファイルによって指定されたテストアルゴ
リズムを表現する図的データを前記データベースより抽
出する抽出手段と、 抽出手段によって抽出された図的データの内容を前記パ
ラメタファイルで指定されたバスのビット幅に合わせ込
みつつ、該図的データで表現されるテストアルゴリズム
にしたがって前記メガセルに対し組み込み自己テストを
行うためのテストパターン発生回路およびテスト結果判
定回路のレジスタ転送レベルでの構成をハードウェア記
述言語により記述したハードウェア記述データを生成す
るハードウェア記述生成手段と、を備えることを特徴と
するメガセルテスト支援装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のメガセルテスト支援装
置において、 前記抽出手段によって抽出された図的データの内容を前
記パラメタファイルで指定された前記ビット幅に合わせ
込みつつ、該図的データで表現されるアルゴリズムにし
たがって前記メガセルに対するテストパターンを発生さ
せるコンピュータプログラムのコードを生成するコード
生成手段を更に備えることを特徴とするメガセルテスト
支援装置。
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ID=17242087
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JP3616212B2 (ja) | 2005-02-02 |
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