JPH10105348A - プリンタ制御装置およびプリンタ制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

プリンタ制御装置およびプリンタ制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH10105348A
JPH10105348A JP8254788A JP25478896A JPH10105348A JP H10105348 A JPH10105348 A JP H10105348A JP 8254788 A JP8254788 A JP 8254788A JP 25478896 A JP25478896 A JP 25478896A JP H10105348 A JPH10105348 A JP H10105348A
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Hideo Honma
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタドライバにより各ページの描画オブ
ジェクトの属性に最適な解像度処理を実行させてプリン
タ側の階調機能を最大限発揮できるイメージ出力と文
字,図形等の高品位出力とを両立させることである。 【解決手段】 プリントジョブを解析して各ページの描
画オブジェクトの属性を検出するページパラメータ判定
部により検出された属性に基づいてページ検出/解像度
制御部202がプリンタドライバが描画すべき解像度モ
ードをページ毎に切り換える構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション
プログラムにより生成される描画オブジェクトをプリン
タが印刷可能な印刷情報に変換処理するプリンタ制御装
置およびプリンタ制御方法およびコンピュータが読み出
し可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図10は、この種の印刷制御システムの
構成を説明するブロック図であり、データ源としてホス
ト(PC)101と出力源としてのプリンタ102等か
ら構成されている。
【0003】図において、アプリケーションプログラム
103は生成したプリントジョブデータを描画制御シス
テム104に順次渡す。描画制御システム104はプリ
ントジョブデータをプリンタドライバ111の描画処理
できる形式のデータに変換してスプーラ105に渡す。
このデータは論理的な描画オブジェクト及びプリンタ1
02に対する描画制御情報からなる。なお、描画制御シ
ステム104は通常システムレベルのプログラムで、例
えばウインドウズ(Windows(商品名))ではG
DIがこれに相当する。
【0004】スプーラ105は描画制御システム104
の出力をスプールファイル108にセットするとともに
キュー制御部106にスプール完了を通知してプリント
ジョブのキューイング処理を行わせる。
【0005】キュー制御部106はプリント処理の実行
順をプリントジョブ単位で管理する。スプーラ105か
らプリントジョブをスプールファイル108へセットし
た旨の通知を受け取り、そのプリントジョブをプリント
キューに登録する。また、デスプーラ109を起動して
通常キューの先頭(最も古いプリントジョブ)からプリ
ントジョブの出力を実行させる。
【0006】デスプーラ109はキュー制御部106に
指示されたプリントジョブのスプールファイルを取り出
し、プリンタドライバ111へ渡す。
【0007】プリンタドライバ111は描画制御システ
ム104の生成した論理的な描画オブジェクト及びプリ
ンタ102に対する描画制御情報をプリンタ102が認
識可能な物理的な描画情報,制御情報に変換処理し、I
/O制御部112を介してプリンタ102へ送信する。
【0008】I/O制御部112はプリンタドライバ1
11の生成したデータストリームをプリンタ102へ送
信するためのデータバッファリング,I/O制御を行
う。
【0009】ユーザインタフェース901はプリンタド
ライバ111の動作モードをユーザが指示するためのイ
ンタフェースで、通常アプリケーションがプリント処理
開始時にダイアログボックスを開き、この中でユーザが
動作モードやその他のドライバ処理に関するパラメータ
を指示する。
【0010】ここで、プリンタドライバ111の処理解
像度とプリンタ102が備える解像度であるが、従来は
プリンタエンジンの解像度でドライバ処理を行うことが
一般的であった。
【0011】しかし、近年のプリンタエンジンの高解像
度化に伴い、そのままの解像度のドライバ処理では処理
時間が長くなり、またイメージデータなど階調性を必要
とするデータでは単なる高解像度処理では高品位な印字
表現が困難となってきた。
【0012】このためイメージデータではドライバのラ
スタ処理で低解像度処理を行い、プリンタエンジンの高
解像度化は濃度パターン法などで階調表現を有効に利用
することが考えられる。
【0013】例えばプリンタエンジンが600dpiで
あるならば、エッジ品位の必要とされるテキスト,グラ
フィクスのプリントジョブ印字では600dpiのラス
タ処理,印字を行い、また階調表現の必要なイメージデ
ータのプリントジョブではプリンタドライバは300d
piでラスタ処理を行い、プリンタエンジンの2×2ド
ットブロック毎に階調表現を行うことが可能となる。こ
の際、ユーザインタフェース901によりラスタ処理解
像度をプリントジョブ毎に切り換えることができるが、
プリントジョブ毎に処理解像度,ラスタライズビット長
は固定であり、ジョブ内で切り換えることはできなかっ
た。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
例では各種のアプリケーションの生成したデータは同一
プリントジョブ内において複数の描画オブジェクトから
構成され、各オブジェクトはイメージ,グラフィクス,
テキストのいずれかの属性を備えている。この場合、同
一ジョブ内は同一解像度で描画オブジェクトをそれぞれ
レンダリングし、その表現手段(色変換処理,レンダリ
ング解像度,ドットパターン形成)は、いずれのオブジ
ェクト属性においてもバランスがとれるよう設計されて
いる。
【0015】しかしながら従来例では以下(1)〜
(3)に示す問題があった。
【0016】(1)テキストの品位を保つため、プリン
トジョブ全体を高解像度でラスタライズすると、ラスタ
ライズ処理自体、色変換処理に時間がかかるとともに、
メモリの使用量が増加してしまう。
【0017】(2)処理速度,階調性を優先して低解像
度でラスタ処理を行うとテキストなどでエッジ品位が低
下し、ジャギーが目立ってしまう。
【0018】(3)描画オブジェクトの中には解像度重
視のもの(テキスト,グラフィクス)と階調(色表現)
重視のものの2種があり、それらが混在するプリントジ
ョブではその表現品位と処理速度とを両立させることは
困難となる。
【0019】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第13の発
明の目的は、プリンタドライバの解像度処理をプリント
ジョブ中の各ページの描画オブジェクトの属性に応じて
切り換え制御することにより、プリンタドライバにより
各ページの描画オブジェクトの属性に最適な解像度処理
を実行させてプリンタ側の階調機能を最大限発揮できる
イメージ出力と文字,図形等の高品位出力とを両立でき
るプリンタ制御装置およびプリンタ制御方法およびコン
ピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒
体を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定のアプリケーションプログラムから異なる属性
の描画オブジェクトを含むプリントジョブを組み込まれ
るプリンタドライバによりプリンタが処理可能な異なる
解像度の印刷制御情報に変換処理するプリンタ制御装置
において、前記プリントジョブを解析して各ページの描
画オブジェクトの属性を検出する検出手段と、前記検出
手段により検出された属性に基づいて前記プリンタドラ
イバが描画すべき解像度モードをページ毎に切り換える
制御手段とを有するものである。
【0021】本発明に係る第2の発明は、前記検出手段
が描画オブジェクトとしてラスタイメージオブジェクト
を検出した場合に、前記制御手段が前記プリンタドライ
バが描画すべき解像度モードを通常解像度モードに切り
換えるものである。
【0022】本発明に係る第3の発明は、前記検出手段
が描画オブジェクトとしてラスタイメージオブジェクト
以外を検出した場合に、前記制御手段が前記プリンタド
ライバが描画すべき解像度モードを高解像度モードに切
り換えるものである。
【0023】本発明に係る第4の発明は、所定のアプリ
ケーションプログラムから異なる属性の描画オブジェク
トを含むプリントジョブを組み込まれるプリンタドライ
バによりプリンタが処理可能な異なる解像度の印刷制御
情報に変換処理するプリンタ制御装置において、前記プ
リントジョブを解析して各ページのラスタライズイメー
ジオブジェクトの面積を累積する累積手段と、前記累積
手段により累積されたラスタライズイメージオブジェク
トの面積値が所定のしきい値を越えるかどうかを判定す
る判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記
プリンタドライバが描画すべき解像度モードをページ毎
に切り換える制御手段とを有するものである。
【0024】本発明に係る第5の発明は、所定のアプリ
ケーションプログラムから異なる属性の描画オブジェク
トを含むプリントジョブを組み込まれるプリンタドライ
バによりプリンタが処理可能な異なる解像度の印刷制御
情報に変換処理するプリンタ制御装置において、前記プ
リントジョブを解析して各ページのラスタライズイメー
ジオブジェクトの面積を累積する累積手段と、前記累積
手段により累積されたラスタライズイメージオブジェク
トの面積値が所定のしきい値を越えるかどうかを判定す
る面積判定手段と、前記プリントジョブを解析して各ペ
ージのラスタライズイメージオブジェクトの印刷色が特
定色以外かどうかを判定する色判定手段と、前記色判定
手段および前記判定手段の各判定結果に基づいて前記プ
リンタドライバが描画すべき解像度モードをページ毎に
切り換える制御手段とを有するものである。
【0025】本発明に係る第6の発明は、前記特定色
は、プリンタの現像色と同一色とするものである。
【0026】本発明に係る第7の発明は、前記制御手段
は、解像度モードを高解像度モードに切り換えた際に、
ラスタ処理の画素毎のビット長を短く設定するものであ
る。
【0027】本発明に係る第8の発明は、所定のアプリ
ケーションプログラムから異なる属性の描画オブジェク
トを含むプリントジョブをプリンタドライバによりプリ
ンタが処理可能な異なる解像度の印刷制御情報に変換処
理するプリンタ制御方法において、前記プリントジョブ
を解析して各ページの描画オブジェクトの属性を検出す
る検出工程と、該検出された属性に基づいて前記プリン
タドライバが描画すべき解像度モードをページ毎に切り
換える切換え工程とを有するものである。
【0028】本発明に係る第9の発明は、所定のアプリ
ケーションプログラムから異なる属性の描画オブジェク
トを含むプリントジョブをプリンタが処理可能な異なる
解像度の印刷制御情報に変換処理するプリンタドライバ
を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを
格納した記憶媒体において、前記プリントジョブを解析
して各ページの描画オブジェクトの属性を検出する検出
工程と、該検出された属性に基づいて前記プリンタドラ
イバが描画すべき解像度モードをページ毎に切り換える
切換え工程とを含む、コンピュータが読むことができる
プログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0029】本発明に係る第10の発明は、所定のアプ
リケーションプログラムから異なる属性の描画オブジェ
クトを含むプリントジョブをプリンタドライバによりプ
リンタが処理可能な異なる解像度の印刷制御情報に変換
処理するプリンタ制御方法において、前記プリントジョ
ブを解析して各ページのラスタライズイメージオブジェ
クトの面積を累積する累積工程と、該累積されたラスタ
ライズイメージオブジェクトの面積値が所定のしきい値
を越えるかどうかを判定する判定工程と、該判定結果に
基づいて前記プリンタドライバが描画すべき解像度モー
ドをページ毎に切り換える切換え工程とを有するもので
ある。
【0030】本発明に係る第11の発明は、所定のアプ
リケーションプログラムから異なる属性の描画オブジェ
クトを含むプリントジョブをプリンタが処理可能な異な
る解像度の印刷制御情報に変換処理するプリンタドライ
バを制御するコンピュータが読み出し可能なプログラム
を格納した記憶媒体において、前記プリントジョブを解
析して各ページのラスタライズイメージオブジェクトの
面積を累積する累積工程と、該累積されたラスタライズ
イメージオブジェクトの面積値が所定のしきい値を越え
るかどうかを判定する判定工程と、該判定結果に基づい
て前記プリンタドライバが描画すべき解像度モードをペ
ージ毎に切り換える切換え工程とを含む、コンピュータ
が読むことができるプログラムを記憶媒体に格納したも
のである。
【0031】本発明に係る第12の発明は、所定のアプ
リケーションプログラムから異なる属性の描画オブジェ
クトを含むプリントジョブをプリンタドライバによりプ
リンタが処理可能な異なる解像度の印刷制御情報に変換
処理するプリンタ制御方法において、前記プリントジョ
ブを解析して各ページのラスタライズイメージオブジェ
クトの面積を累積する累積工程と、該累積されたラスタ
ライズイメージオブジェクトの面積値が所定のしきい値
を越えるかどうかを判定する第1の判定工程と、前記プ
リントジョブを解析して各ページのラスタライズイメー
ジオブジェクトの印刷色が特定色以外かどうかを判定す
る第2の判定工程と、各第1,第2の判定工程の各判定
結果に基づいて前記プリンタドライバが描画すべき解像
度モードをページ毎に切り換える切換え工程とを有する
ものである。
【0032】本発明に係る第13の発明は、所定のアプ
リケーションプログラムから異なる属性の描画オブジェ
クトを含むプリントジョブをプリンタが処理可能な異な
る解像度の印刷制御情報に変換処理するプリンタドライ
バを制御するコンピュータが読み出し可能なプログラム
を格納した記憶媒体において、前記プリントジョブを解
析して各ページのラスタライズイメージオブジェクトの
面積を累積する累積工程と、該累積されたラスタライズ
イメージオブジェクトの面積値が所定のしきい値を越え
るかどうかを判定する第1の判定工程と、前記プリント
ジョブを解析して各ページのラスタライズイメージオブ
ジェクトの印刷色が特定色以外かどうかを判定する第2
の判定工程と、各第1,第2の判定工程の各判定結果に
基づいて前記プリンタドライバが描画すべき解像度モー
ドをページ毎に切り換える切換え工程とを含む、コンピ
ュータが読むことができるプログラムを記憶媒体に格納
したものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
プリンタ制御装置を適用可能なデータ処理システムの一
例を示すブロック図であり、図10と同一のものには同
一の符号を付してあり、該データ処理システムは、ホス
ト(PC)101とプリンタ102等が所定のインタフ
ェースまたはネットワークを介して通信可能に構成され
ている。
【0034】なお、プリンタ102は、所定のプロトコ
ルでホスト101と通信して印刷情報を受信したり、図
示しないプリンタエンジンのステータスをホスト101
に送信する機能を備えている。また、プリンタエンジン
は、インクジェットプリンタエンジン,レーザビームプ
リンタエンジン等のいずれでもよい。なお、図1は後述
する各実施形態に共通するものである。
【0035】図1において、アプリケーションソフトウ
エア(アプリケーション)103は生成したプリントジ
ョブデータを描画制御システム104に順次渡す。描画
制御システム104はプリントジョブデータをプリンタ
ドライバ111の描画処理できる形式に変換してスプー
ラ105に渡す。このデータは論理的な描画オブジェク
ト及びプリンタ102に対する描画制御情報からなる。
描画制御システム104は通常システムレベルのプログ
ラムで、例えばウインドウズ(商品名)ではGDIがこ
れに相当する。
【0036】スプーラ105は描画制御システム104
の出力をページパラメータ判定部107を介してスプー
ルファイル108にセットするとともにキュー制御部1
06にスプール完了を通知してプリントジョブのキュー
イング処理を行わせる。
【0037】ページパラメータ判定部107はスプーラ
105の出力を順次チェックし、ページ毎の描画制御の
指示を行うパラメータ(以下、ページパラメータPPと
称する)をスプールファイル108の中に埋め込む。
【0038】キュー制御部106はプリント処理の実行
順をプリントジョブ単位で管理する。スプーラ105か
らプリントジョブをスプールファイル108へセットし
た旨の通知を受け取り、そのプリントジョブをプリント
キューに登録する。また、デスプーラ109を起動して
通常キューの先頭(最も古いプリントジョブ)からプリ
ントジョブの出力を実行させる。
【0039】デスプーラ109はキュー制御部106に
指示されたプリントジョブのスプールファイル108を
取り出し、ページパラメータ制御部110へ渡す。これ
を受けて、ページパラメータ制御部110はプリントジ
ョブの内容をチェックし、そのジョブの各ページ毎に、
上述したページパラメータ判定部107が判定した描画
指示に従って描画の指示を行うとともに、その指示情報
(ページパラメータPP)を削除し、プリンタドライバ
111へジョブのデータを順次渡す。
【0040】これにより、プリンタドライバ111の受
け取るデータはスプーラ105が出力したものと同一と
なる。
【0041】プリンタドライバ111は描画制御システ
ム104の生成した論理的な描画オブジェクト及びプリ
ンタ102に対する描画制御情報をプリンタ102が認
識可能な物理的な描画情報,制御情報に変換処理し、I
/O制御部112を介してプリンタ102へ送信する。
また、I/O制御部112はプリンタドライバ111の
生成したデータストリームをプリンタ102へ送信する
ためのデータバッファリング,I/O制御も行う。
【0042】以下、図2を参照して図1に示したプリン
タドライバ111のデータ処理について説明する。
【0043】図2は、図1に示したプリンタドライバ1
11周辺のデータ処理構成を説明するためのブロック図
であり、図1と同一のものには同一の符号を付してあ
る。以下、スプーリング,キュー制御,デスプーリン
グ,ページパラメータ制御及びプリンタドライバ111
のデータ処理を図3を参照して説明する。
【0044】図3は、図1に示したスプーラ105のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。な
お、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0045】先ず、スプーラ105は描画情報をスプー
ルファイル108にセットし(1)、次にキュー制御部
106が起動しているかどうかを確認し(2)、起動し
ていないと判定した場合には、ステップ(3)でキュー
制御部106を起動し、ステップ(4)以降へ進む。
【0046】一方、ステップ(2)でキュー制御部10
6が起動していると判定した場合には、キュー制御部1
06へセット完了を通知してそのプリントジョブをキュ
ーに登録して(4)、処理を終了する。なお、キュー制
御部106,スプールファイル108,デスプーラ10
9の機能、データ処理は図1で述べたのと同様である。
【0047】以下、図1に示すページパラメータ判定部
107のページパラメータPPが、例えば各ページ毎の
処理解像度とする場合のデータ処理について説明する。
【0048】図2において、201は解像度判定部で、
図1に示したページパラメータ判定部107の具体例に
対応し、スプーラ105から渡される描画情報を順次チ
ェックし、ページ毎の処理解像度を判定して、その指示
情報をスプールファイル108の中にページパラメータ
PPとして埋め込む。ここで階調重視ページであると判
定すれば処理解像度をノーマル解像度とするページパラ
メータPPをスプールファイル108の中に埋め込み、
解像度重視ページであると判定すれば処理解像度を高解
像度とするページパラメータPPをスプールファイル1
08の中に埋め込む。以下、図4を参照して、図2に示
す解像度判定部201のデータ処理について説明する。
【0049】図4は、図2に示す解像度判定部201の
第1のデータ処理の一例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(10)は各ステップを示す。
【0050】解像度判定部201は、スプーラ105よ
り描画オブジェクトを順次取得し(1)、その属性をチ
ェックしていく(2)。そして、チェックした属性がイ
メージオブジェクトかどうかを判定し(3)、もしイメ
ージオブジェクトが検出されたと判定した場合には、そ
のページは「階調重視」であるとみなし、ノーマル解像
度処理と判定する(4)。そして、そのページエンドま
で描画オブジェクトを読み飛ばす(5),(6)。そし
て、ページエンドを検出したら、ステップ(9)の処理
に進む。
【0051】一方、ステップ(3)でイメージオブジェ
クトを検出されないと判定した場合には、属性チェック
を継続しページエンドまで達した場合には(7)、その
ページはテキスト,グラフィクスのみで構成されるため
「解像度重視」であるとみなし、高解像度処理と判定す
る(8)。
【0052】そして、処理解像度情報(ページパラメー
タPP)をスプールファイル108の中のページ区切り
の後にセットする(9)。次いで、プリントジョブエン
ドかどうかを判定し(10)、NOならばステップ
(1)へ戻り、YESならば処理を終了して、次のペー
ジの判定処理に移る。
【0053】図2において、202はページ検出/解像
度制御部で、図1に示したページパラメータ制御部11
0の具体例に対応する。
【0054】ページ検出/解像度制御部202はデスプ
ーラ109から渡されたスプールファイル情報のページ
区切りを検出し、そのページ毎の処理解像度指示情報を
取り出してプリンタドライバ111内の各処理モードを
図5に示す手順に従って切り換える。
【0055】図5は、図2に示すページ検出/解像度制
御部202のデータ処理手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(10)は各ステップを示
す。
【0056】先ず、スプール情報を取得し(1)、ペー
ジスタートを検出したら(2)、次にスプール情報を取
得して(3)、該スプール情報中に処理解像度情報を示
すページパラメータPPがセット(解像度判定部201
によりページの区切りの後に埋め込み処理されている)
されているかどうかを判定し(4)、該スプール情報中
に処理解像度情報がセットされていると判断した場合に
は、プリンタドライバ111の各部にその処理モードを
セットし(5)、スプール情報から当該処理解像度情報
を削除して(7)、ステップ(1)へ戻る。
【0057】一方、ステップ(4)で該スプール情報中
に処理解像度情報がセットされていないと判断した場合
は、プリンタドライバ111の各部にあらかじめ決めら
れたデフォルトモードにセットして、ステップ(1)へ
戻る。
【0058】一方、ステップ(2)でページスタート直
後でないと判断された場合には、ステップ(8)で取得
したスプール情報が処理解像度情報であるかどうかを判
断し(8)、YESならばステップ(7)へ戻り、その
情報を無効であるとして削除する。
【0059】一方、ステップ(8)で、スプール情報が
処理解像度情報でないと判断した場合には、取得したス
プールファイル情報をスプールファイル解析部203へ
渡す(9)。次いで、プリントジョブエンドかどうかを
判断し(10)、NOならばステップ(1)へ戻り、Y
ESならば処理を終了する。
【0060】スプールファイル解析部203はスプール
ファイル内容をチェック,分類し、そのカテゴリに応じ
て各処理モジュールに振り分ける。そして、プリンタ制
御情報であればプリンタ制御部204へ、描画処理情報
であればオブジェクト判定部205へ振り分ける。
【0061】プリンタ制御部204はプリンタ制御情報
の論理的な内容に応じて具体的なプリンタの制御情報へ
変換し、プリンタコマンド制御部211を介してプリン
タ制御コマンドをプリンタ102へ送信して制御する。
この時、プリンタコマンド制御部211は実際にプリン
タ102が受け取れるコマンドを生成する。
【0062】オブジェクト判定部205は描画オブジェ
クトがベクトルデータであればラスタライザ206へ、
ラスタデータであれば解像度変換部207へ振り分けて
渡す。ラスタライザ206,解像度変換部207は各描
画オブジェクト毎にプリンタ102へ送信する解像度の
ラスタデータを生成し、ラスタオペレーション部208
はバンドバッファ(図示しないメモリ資源内に確保され
る)上に実際の描画イメージを形成する。
【0063】ビット長整合部212はラスタライザ20
6の生成したラスタデータのビット長をイメージデータ
とラスタオペレーションが可能なように画素毎ビット長
を整合させ、バンド毎の描画が完了すると、その描画イ
メージは色処理/コード化処理部210を経てプリンタ
コマンド制御部211でプリンタへ送信するコマンド/
データに変換され、プリンタ102に送信される。
【0064】色処理/コード化処理部210は論理的な
色空間情報であるバンドバッファ209上の描画情報を
プリンタ102のプリンタエンジンに合わせた物理色空
間データに変換するとともに、実際にプリンタ102に
送るコードに変換する。これらの処理にはγ変換,2値
化処理,圧縮処理なども含まれる。
【0065】プリンタコマンド制御部211は描画ラス
タデータ,プリンタ制御情報をプリンタ102が受け取
れるコマンドに変換してI/O制御部112に渡す。
【0066】一方、ページ検出/解像度制御部202は
各ページの処理解像度に応じてラスタライザ206,解
像度変換部207,ラスタオペレーション部208の処
理解像度、ラスタライザ206,ビット長整合部212
の処理ビット長を切り換える。これはノーマル解像度の
場合は処理ビット長を短くして解像度増加に伴う処理時
間の増加を抑える。
【0067】また、必要に応じて色処理/コード化処理
部210の動作モードを切り換える。さらにプリンタコ
マンド制御部211を介してコマンドを発行し、そのペ
ージの処理解像度,転送データ解像度をプリンタ102
へ通知する。
【0068】プリンタ102はこのコマンドに応じて処
理データの解像度を切り換えて処理を行う。
【0069】以上述べた本実施形態によれば、解像度判
定部201がラスタイメージオブジェクトを検出した場
合、そのページを階調性重視処理とする判定を行うこと
により、ラスタイメージの階調表現を向上させることが
できる。
【0070】〔第2実施形態〕上記実施形態では、ペー
ジ毎の処理解像度を判定して、その指示情報をスプール
ファイル108の中にページパラメータPPとして埋め
込む場合について説明したが、ページ毎のイメージオブ
ジェクトの面積を計算し、それが一定値以上の場合に階
調重視ページであると判定するように制御してもよい。
以下、その実施形態について図6を参照して説明する。
【0071】図6は、図2に示した解像度判定部201
の第2のデータ処理の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(12)は各ステップを示す。
【0072】先ず、解像度判定部201は、新しいペー
ジ処理に先行してイメージ面積を「0」に初期化する
(1)。次いで、スプーラ105より描画オブジェクト
を取得し(2)、属性チェックを行う(3)。ここで、
取得した描画オブジェクトがイメージオブジェクトであ
るかどうかを判定し(4)、イメージオブジェクトであ
ると判断された場合にはイメージ面積を計算し(5)、
そのページ内のイメージ面積を累算する(6)。
【0073】次いで、描画オブジェクトの判定処理がペ
ージエンドまでなされたかどうかを判定し(7)、NO
ならばステップ(2)へ戻り、同様の処理を繰り返す。
【0074】一方、ステップ(7)で、描画オブジェク
トの判定処理がページエンドまでなされたと判定した場
合には、累算値が所定のしきい値より大であるかどうか
を判定し(8)、累算値がしきい値以下であると判定し
た場合には、解像度重視ページであるとみなし、高解像
度処理と判定し(10)、ステップ(11)以降に進
む。
【0075】一方、ステップ(8)で、累算値が所定の
しきい値より大であると判定された場合は、階調重視ペ
ージであるとみなしてノーマル解像度処理と判定する
(9)。次いで、ページ区切りの後に処理解像度情報を
セットし(11)、上記判定処理をプリントジョブエン
ドまで完了したかどうかを判定し(12)、NOならば
ステップ(1)に戻り同様の処理を繰り返す。
【0076】一方、ステップ(12)で上記判定処理を
プリントジョブエンドまで完了したと判定した場合に
は、処理を終了する。
【0077】以上述べた本実施形態によれば、解像度判
定部201がページ毎の全イメージオブジェクトの面積
合計を計算して判定を行うため、解像度判定の確度を向
上させることができる。
【0078】〔第3実施形態〕上記実施形態では、ペー
ジ毎の処理解像度を判定して、その指示情報をスプール
ファイル108の中にページパラメータPPとして埋め
込む場合について説明したが、ぺージ毎のイメージオブ
ジェクトの面積を計算し、処理解像度判定の要素とする
が、第2実施形態とは異なるしきい値、すなわち、一定
のしきい値ではなくユーザインタフェース(UI)90
1を介してユーザが入力した値と比較判定して、それが
一定値以上の場合に階調重視ページであると判定するよ
うに制御してもよい。以下、その実施形態について図7
を参照して説明する。
【0079】図7は、図2に示した解像度判定部201
の第3のデータ処理の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(14)は各ステップを示す。
【0080】先ず、解像度判定部201は、新しいペー
ジ処理に先行してイメージ面積を「0」に初期化する
(1)。次いで、スプーラ105より描画オブジェクト
を取得し(2)、属性チェックを行う(3)。ここで、
取得した描画オブジェクトがイメージオブジェクトであ
るかどうかを判定し(4)、イメージオブジェクトであ
ると判断された場合にはイメージ面積を計算し(5)、
そのページ内のイメージ面積を累算する(6)。
【0081】次いで、描画オブジェクトの判定処理がペ
ージエンドまでなされたかどうかを判定し(7)、NO
ならばステップ(2)へ戻り、同様の処理を繰り返す。
【0082】一方、ステップ(7)で、描画オブジェク
トの判定処理がページエンドまでなされたと判定した場
合には、ユーザインタフェース901を介してユーザが
設定した情報を取得し(8)、そこからしきい値を決定
して設定する(9)。
【0083】次いで、累算値がユーザ設定したしきい値
より大であるかどうかを判定し(10)、累算値がしき
い値以下であると判定した場合には、解像度重視ページ
であるとみなし、高解像度処理と判定し(12)、ステ
ップ(13)以降に進む。
【0084】一方、ステップ(10)で、累算値が所定
のしきい値より大であると判定された場合は、階調重視
ページであるとみなしてノーマル解像度処理と判定する
(11)。次いで、ページ区切りの後に処理解像度情報
をセットし(13)、上記判定処理をプリントジョブエ
ンドまで完了したかどうかを判定し(14)、NOなら
ばステップ(1)に戻り同様の処理を繰り返す。
【0085】一方、ステップ(14)で上記判定処理を
プリントジョブエンドまで完了したと判定した場合に
は、処理を終了する。
【0086】なお、本実施形態において、ユーザインタ
フェース901によるユーザ入力は通常アプリケーショ
ンからのプリント指示を行ったときに行われる。この中
でプリントジョブがテキスト,グラフィクス主体である
と入力すればしきい値を高くして高解像度処理に判定し
易くし、イメージ主体であるとユーザが入力すればしき
い値を低くして階調重視の処理を行い易くすることが容
易に可能とする。
【0087】以上述べた本実施形態によれば、解像度判
定部201において、ユーザの意向を反映させた処理を
行うことができる。
【0088】〔第4実施形態〕上記実施形態では、ペー
ジ毎の処理解像度を判定して、その指示情報をスプール
ファイル108の中にページパラメータPPとして埋め
込む場合について説明したが、ページ毎のイメージオブ
ジェクトの面積を計算し、それが一定値以上の場合に階
調重視ページであると判定する他、テキスト,グラフィ
クスオブジェクトにおいても特定色以外の色が存在する
場合は、後述する階調処理フラグをセットし、該階調処
理フラグのセット状態から階調重視ページであると判定
するように制御してもよい。以下、その実施形態につい
て図8を参照して説明する。なお、本実施形態におい
て、特定色とは高解像度処理を行ったときにプリンタエ
ンジンの印字解像度でエッジ形成可能な色のことであ
る。つまり、RGB,YMCKといった色であればラス
タデータ上のエッジとプリンタエンジンのドット打ち込
みとが一致し、エッジ形成が可能であるが、それ以外の
色であれば空間上複数のドットで中間調表現しなければ
ならず、高解像度でのエッジ形成が不可能となる。つま
り、高解像度処理を行うことはこれら特定色の描画オブ
ジェクトに限定してもよいということになる。
【0089】図8は、図2に示した解像度判定部201
の第4のデータ処理の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(16)は各ステップを示す。
【0090】先ず、解像度判定部201は、新しいペー
ジ処理に先行してイメージ面積を「0」に初期化すると
ともに、階調処理フラグをOFFに初期化する(1)。
次いで、スプーラ105より描画オブジェクトを取得し
たら(2)、階調処理フラグのチェックを行い、階調処
理フラグがONであるかどうかを判定して、該階調処理
フラグがONであると判定した場合は、当該ページが階
調重視であることが確定しているためページエンドまで
の描画オブジェクトを読み飛ばす(10)。
【0091】一方、ステップ(3)で階調処理フラグが
OFFであると判定した場合には、取得した描画オブジ
ェクトの属性をチェックし(4)、イメージであるかど
うかを判定し(5)、YESならばページ内のイメージ
面積を計算し(6)、イメージ面積を累算して(7)、
ステップ(10)へ戻る。
【0092】一方、ステップ(5)でイメージオブジェ
クトでないと判断された場合には、当該オブジェクトに
特定色以外の色が使用されているかどうかをチェックし
(8)、使用されていれば階調処理フラグをONにして
(9)、ステップ(10)以降へ進む。
【0093】次いで、当該判定処理をページエンドまで
実行したかどうかを判定して(10)、NOならばステ
ップ(2)へ戻り同様の処理を繰り返す。
【0094】一方、ステップ(10)でページエンドま
で実行したと判定された場合には、階調処理フラグがO
Nであるかどうかをチェックし(11)、YESならば
階調重視ページであるとみなしてノーマル解像度処理と
判定し(13)、ページ区切りの後に処理解像度情報を
セットする(15)。
【0095】次いで、以上の処理をプリントジョブエン
ドまで実行したかどうかを判定して(16)、NOなら
ばステップ(1)へ戻り、同様の処理を繰り返し、YE
Sならば処理を終了する。
【0096】一方、ステップ(11)で階調処理フラグ
がOFFであると判定された場合には、イメージオブジ
ェクトの累算値と所定のしきい値とを比較し、累算値が
当該しきい値より大であるかどうかを判定し(12)、
YESならば階調重視ページであるとみなして、ステッ
プ(13)へ進み、ノーマル解像度処理を実行する。
【0097】一方、ステップ(12)で累算値が当該し
きい値以下であると判断された場合には、解像度重視ペ
ージであるとみなし、高解像度処理と判定して(1
4)、ステップ(15)へ進む。
【0098】以上述べた本実施形態によれば、解像度判
定部201において、ページ毎の全イメージオブジェク
トの面積合計を計算して判定を行うほか、テキスト,グ
ラフィクスオブジェクトにおいても階調表現が重要とな
る色が存在することを判定要素とするので、解像度判定
の確度をさらに向上させることができる。
【0099】以下、各実施形態と第1〜第7の発明の各
手段との対応及びその作用について図1,図2等を参照
して説明する。
【0100】第1の発明は、所定のアプリケーションプ
ログラムから異なる属性の描画オブジェクトを含むプリ
ントジョブを組み込まれるプリンタドライバ111によ
りプリンタ102が処理可能な異なる解像度の印刷制御
情報に変換処理するプリンタ制御装置において、前記プ
リントジョブを解析して各ページの描画オブジェクトの
属性を検出する検出手段(ページパラメータ判定部10
7)と、前記検出手段により検出された属性に基づいて
前記プリンタドライバ111が描画すべき解像度モード
をページ毎に切り換える制御手段(ページ検出/解像度
制御部202)とを有し、前記プリントジョブを解析し
て各ページの描画オブジェクトの属性を検出するページ
パラメータ判定部107により検出された属性に基づい
てページ検出/解像度制御部202が前記プリンタドラ
イバ111が描画すべき解像度モードをページ毎に切り
換えるので、各ページ毎に当該ページ内の描画オブジェ
クトの属性に最適な解像度処理を施すことができ、プリ
ンタ側での出力品位を向上できる。
【0101】第2の発明は、ページパラメータ判定部1
07が描画オブジェクトとしてラスタイメージオブジェ
クトを検出した場合に、ページ検出/解像度制御部20
2が前記プリンタドライバ111が描画すべき解像度モ
ードを通常解像度モードに切り換えるので、プリンタ側
での解像度変換に最適な解像度の印刷情報をプリンタに
引き渡すことができ、プリンタの階調機能を最大限活か
した出力結果を得ることができる。
【0102】第3の発明は、ページパラメータ判定部1
07が描画オブジェクトとしてラスタイメージオブジェ
クト以外を検出した場合に、ページ検出/解像度制御部
202が前記プリンタドライバ111が描画すべき解像
度モードを高解像度モードに切り換えるので、印刷装置
からエッジ品位の高い文字,図形等を短時間に効率よく
出力することができる。
【0103】第4の発明は、所定のアプリケーションプ
ログラムから異なる属性の描画オブジェクトを含むプリ
ントジョブを組み込まれるプリンタドライバ111によ
りプリンタ102が処理可能な異なる解像度の印刷制御
情報に変換処理するプリンタ制御装置において、前記プ
リントジョブを解析して各ページのラスタライズイメー
ジオブジェクトの面積を累積する累積手段(本実施形態
ではページ検出/解像度制御部202)と、前記累積手
段により累積されたラスタライズイメージオブジェクト
の面積値が所定のしきい値を越えるかどうかを判定する
判定手段(本実施形態ではページ検出/解像度制御部2
02)と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記プリ
ンタドライバ111が描画すべき解像度モードをページ
毎に切り換える制御手段(本実施形態ではページ検出/
解像度制御部202)とを有し、ページ検出/解像度制
御部202がプリントジョブを解析して各ページのラス
タライズイメージオブジェクトの面積を累積し、該累積
されたラスタライズイメージオブジェクトの面積値が所
定のしきい値を越えるかどうかを判定し、該判定結果に
基づいて前記プリンタドライバ111が描画すべき解像
度モードをページ毎に切り換えるので、イメージデータ
量が他のデータ量に比べて相対的に多いページには、階
調表現を重視した出力結果を得ることができる。
【0104】第5の発明は、所定のアプリケーションプ
ログラムから異なる属性の描画オブジェクトを含むプリ
ントジョブを組み込まれるプリンタドライバ111によ
りプリンタ102が処理可能な異なる解像度の印刷制御
情報に変換処理するプリンタ制御装置において、前記プ
リントジョブを解析して各ページのラスタライズイメー
ジオブジェクトの面積を累積する累積手段(本実施形態
ではページ検出/解像度制御部202)と、前記累積手
段により累積されたラスタライズイメージオブジェクト
の面積値が所定のしきい値を越えるかどうかを判定する
面積判定手段(本実施形態ではページ検出/解像度制御
部202)と、前記プリントジョブを解析して各ページ
のラスタライズイメージオブジェクトの印刷色が特定色
(第6の発明は、前記特定色は、プリンタの現像色と同
一色とする)以外かどうかを判定する色判定手段(本実
施形態ではページ検出/解像度制御部202)と、前記
色判定手段および前記判定手段の各判定結果に基づいて
前記プリンタドライバ111が描画すべき解像度モード
をページ毎に切り換える制御手段(本実施形態ではペー
ジ検出/解像度制御部202)とを有し、ページ検出/
解像度制御部202が前記プリントジョブを解析して各
ページのラスタライズイメージオブジェクトの面積を累
積し、累積されたラスタライズイメージオブジェクトの
面積値が所定のしきい値を越えるかどうかを判定すると
ともに、前記プリントジョブを解析して各ページのラス
タライズイメージオブジェクトの印刷色が特定色以外か
どうかを判定し、各判定結果に基づいてプリンタドライ
バ111が描画すべき解像度モードをページ毎に切り換
えるので、イメージデータ量が他のデータ量に比べて相
対的に多いページである場合には、または/およびイメ
ージデータの出力色が階調表現を伴う色である場合に
は、階調表現を重視した出力結果を得ることができる。
【0105】第7の発明は、ページ検出/解像度制御部
202は、解像度モードを高解像度モードに切り換えた
際に、ラスタ処理の画素毎のビット長を短く設定するの
で、プリンタ側での解像度変換処理時間を制限して高品
位の出力結果を得ることができる。
【0106】以下、本実施形態と第8〜第13発明の各
工程との対応及びその作用について図3〜図8等を参照
して説明する。
【0107】第8の発明は、所定のアプリケーションプ
ログラムから異なる属性の描画オブジェクトを含むプリ
ントジョブをプリンタドライバによりプリンタ102が
処理可能な異なる解像度の印刷制御情報に変換処理する
プリンタ制御方法において、前記プリントジョブを解析
して各ページの描画オブジェクトの属性を検出する検出
工程(図4のステップ(1)〜(3))と、該検出され
た属性に基づいて前記プリンタドライバ111が描画す
べき解像度モードをページ毎に切り換える切換え工程
(図4のステップ(4)〜(10))とをホストコンピ
ュータ101のメモリ資源に記憶された制御プログラム
に基づいて実行し、各ページ毎に当該ページ内の描画オ
ブジェクトの属性に最適な解像度処理を施すことがで
き、プリンタ側での出力品位を向上できる。
【0108】第9の発明は、所定のアプリケーションプ
ログラムから異なる属性の描画オブジェクトを含むプリ
ントジョブをプリンタ102が処理可能な異なる解像度
の印刷制御情報に変換処理するプリンタドライバ111
を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを
格納した記憶媒体において、前記プリントジョブを解析
して各ページの描画オブジェクトの属性を検出する検出
工程(図4のステップ(1)〜(3))と、該検出され
た属性に基づいて前記プリンタドライバ111が描画す
べき解像度モードをページ毎に切り換える切換え工程
(図4のステップ(4)〜(10))とを含む、コンピ
ュータが読むことができるプログラムを記憶媒体に格納
したものである。すなわち、ホストコンピュータ101
の図示しないメモリ資源に図4に示す工程に対応するプ
ログラムコードを記憶させ、該プログラムコードを記憶
した記憶媒体からホスト101のCPUが読み出して実
行する形態も本発明の実施形態に含まれるものである。
【0109】第10の発明は、所定のアプリケーション
プログラムから異なる属性の描画オブジェクトを含むプ
リントジョブプリンタドライバによりをプリンタ102
が処理可能な異なる解像度の印刷制御情報に変換処理す
るプリンタ制御方法において、前記プリントジョブを解
析して各ページのラスタライズイメージオブジェクトの
面積を累積する累積工程(図6のステップ(1)〜
(7))と、該累積されたラスタライズイメージオブジ
ェクトの面積値が所定のしきい値を越えるかどうかを判
定する判定工程(図6のステップ(8))と、該判定結
果に基づいて前記プリンタドライバ111が描画すべき
解像度モードをページ毎に切り換える切換え工程(図6
のステップ(9)〜(12))とをホストコンピュータ
101のメモリ資源に記憶された制御プログラムに基づ
いて実行し、イメージデータ量が他のデータ量に比べて
相対的に多いページには、階調表現を重視した出力結果
を得ることができる。
【0110】第11の発明は、所定のアプリケーション
プログラムから異なる属性の描画オブジェクトを含むプ
リントジョブをプリンタ102が処理可能な異なる解像
度の印刷制御情報に変換処理するプリンタドライバ11
1を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラム
を格納した記憶媒体において、前記プリントジョブを解
析して各ページのラスタライズイメージオブジェクトの
面積を累積する累積工程(図6のステップ(1)〜
(7))と、該累積されたラスタライズイメージオブジ
ェクトの面積値が所定のしきい値を越えるかどうかを判
定する判定工程(図6のステップ(8))と、該判定結
果に基づいて前記プリンタドライバ111が描画すべき
解像度モードをページ毎に切り換える切換え工程(図6
のステップ(9)〜(12))とを含む、コンピュータ
が読むことができるプログラムを記憶媒体に格納したも
のである。すなわち、ホストコンピュータ101の図示
しないメモリ資源に図6に示す工程に対応するプログラ
ムコードを記憶させ、該プログラムコードを記憶した記
憶媒体からホスト101のCPUが読み出して実行する
形態も本発明の実施形態に含まれるものである。
【0111】第12の発明は、所定のアプリケーション
プログラムから異なる属性の描画オブジェクトを含むプ
リントジョブをプリンタドライバによりプリンタ102
が処理可能な異なる解像度の印刷制御情報に変換処理す
るプリンタ制御方法において、前記プリントジョブを解
析して各ページのラスタライズイメージオブジェクトの
面積を累積する累積工程(図8のステップ(4)〜
(7))と、該累積されたラスタライズイメージオブジ
ェクトの面積値が所定のしきい値を越えるかどうかを判
定する第1の判定工程(図8のステップ(12))と、
前記プリントジョブを解析して各ページのラスタライズ
イメージオブジェクトの印刷色が特定色以外かどうかを
判定する第2の判定工程(図8のステップ(8))と、
各第1,第2の判定工程の各判定結果に基づいて前記プ
リンタドライバ111が描画すべき解像度モードをペー
ジ毎に切り換える切換え工程(図8のステップ(1
3),(14))とをホストコンピュータ101のメモ
リ資源に記憶された制御プログラムに基づいて実行し、
イメージデータ量が他のデータ量に比べて相対的に多い
ページである場合には、または/およびイメージデータ
の出力色が階調表現を伴う色である場合には、階調表現
を重視した出力結果を得ることができる。
【0112】第13の発明は、所定のアプリケーション
プログラムから異なる属性の描画オブジェクトを含むプ
リントジョブをプリンタ102が処理可能な異なる解像
度の印刷制御情報に変換処理するプリンタドライバ11
1を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラム
を格納した記憶媒体において、前記プリントジョブを解
析して各ページのラスタライズイメージオブジェクトの
面積を累積する累積工程(図8のステップ(4)〜
(7))と、該累積されたラスタライズイメージオブジ
ェクトの面積値が所定のしきい値を越えるかどうかを判
定する第1の判定工程(図8のステップ(12))と、
前記プリントジョブを解析して各ページのラスタライズ
イメージオブジェクトの印刷色が特定色以外かどうかを
判定する第2の判定工程(図8のステップ(8))と、
各第1,第2の判定工程の各判定結果に基づいて前記プ
リンタドライバ111が描画すべき解像度モードをペー
ジ毎に切り換える切換え工程(図8のステップ(1
3),(14))とを含む、コンピュータが読むことが
できるプログラムを記憶媒体に格納したものである。す
なわち、ホストコンピュータ101の図示しないメモリ
資源に図8に示す工程に対応するプログラムコードを記
憶させ、該プログラムコードを記憶した記憶媒体からホ
スト101のCPUが読み出して実行する形態も本発明
の実施形態に含まれるものである。
【0113】以下、図9に示すメモリマップを参照して
本発明に係るデータ処理システムで読み出し可能なデー
タ処理プログラムの構成について説明する。
【0114】図9は、本発明に係るデータ処理システム
で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する
記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0115】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0116】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0117】本実施形態における図3〜図8に示す機能
が外部からインストールされるプログラムによって、ホ
ストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0118】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0119】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0120】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0121】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0122】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0123】上記各実施形態によれば、同一プリントジ
ョブ内部においても、各ページ毎に描画内容に応じて印
字結果の表現品位と処理速度とが最適化するようにプリ
ンタドライバの処理を切り換えることができる。
【0124】また、ページの中のラスタイメージが一定
の面積以上の場合にそのページをイメージ主体の階調性
重視ページであるとみなし、多階調表現を行うようにプ
リンタドライバ処理を切り換えることができる。
【0125】さらに、各ページが多色もしくは中間調含
む階調性重視ページであるとみなし、多階調表現を行う
ようにプリンタドライバ処理を切り換えることができ
る。
【0126】また、解像度重視ページの場合には高解像
度に処理を切り換えることができるとともに、ラスタ処
理の画素毎のビット長を少なくすることができる。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、前記プリントジョブを解析して各ペー
ジの描画オブジェクトの属性を検出する検出手段により
検出された属性に基づいて制御手段が前記プリンタドラ
イバが描画すべき解像度モードをページ毎に切り換える
ので、各ページ毎に当該ページ内の描画オブジェクトの
属性に最適な解像度処理を施すことができ、プリンタ側
での出力品位を向上できる。
【0128】第2の発明によれば、前記検出手段が描画
オブジェクトとしてラスタイメージオブジェクトを検出
した場合に、前記制御手段が前記プリンタドライバが描
画すべき解像度モードを通常解像度モードに切り換える
ので、プリンタ側での解像度変換に最適な解像度の印刷
情報をプリンタに引き渡すことができ、プリンタの階調
機能を最大限活かした出力結果を得ることができる。
【0129】第3の発明によれば、検出手段が描画オブ
ジェクトとしてラスタイメージオブジェクト以外を検出
した場合に、前記制御手段が前記プリンタドライバが描
画すべき解像度モードを高解像度モードに切り換えるの
で、印刷装置からエッジ品位の高い文字,図形等を短時
間に高率よく出力することができる。
【0130】第4の発明によれば、プリントジョブを解
析して各ページのラスタライズイメージオブジェクトの
面積を累積する累積手段により累積されたラスタライズ
イメージオブジェクトの面積値が所定のしきい値を越え
るかどうかを判定手段が判定し、該判定結果に基づいて
制御手段が前記プリンタドライバが描画すべき解像度モ
ードをページ毎に切り換えるので、イメージデータ量が
他のデータ量に比べて相対的に多いページには、階調表
現を重視した出力結果を得ることができる。
【0131】第5,第6の発明によれば、前記プリント
ジョブを解析して各ページのラスタライズイメージオブ
ジェクトの面積を累積する累積手段により累積されたラ
スタライズイメージオブジェクトの面積値が所定のしき
い値を越えるかどうかを面積判定手段が判定するととも
に、前記プリントジョブを解析して各ページのラスタラ
イズイメージオブジェクトの印刷色が特定色以外かどう
かを色判定手段が判定したら、各判定結果に基づいて制
御手段が前記プリンタドライバが描画すべき解像度モー
ドをページ毎に切り換えるので、イメージデータ量が他
のデータ量に比べて相対的に多いページである場合に
は、または/およびイメージデータの出力色が階調表現
を伴う色である場合には、階調表現を重視した出力結果
を得ることができる。
【0132】第7の発明によれば、前記制御手段は、解
像度モードを高解像度モードに切り換えた際に、ラスタ
処理の画素毎のビット長を短く設定するので、プリンタ
側での解像度変換処理時間を制限して高品位の出力結果
を得ることができる。
【0133】第8,第9の発明によれば、前記プリント
ジョブを解析して各ページの描画オブジェクトの属性を
検出し、該検出された属性に基づいて前記プリンタドラ
イバが描画すべき解像度モードをページ毎に切り換える
ので、各ページ毎に当該ページ内の描画オブジェクトの
属性に最適な解像度処理を施すことができ、プリンタ側
での出力品位を向上できる。
【0134】第10,第11の発明によれば、前記プリ
ントジョブを解析して各ページのラスタライズイメージ
オブジェクトの面積を累積し、該累積されたラスタライ
ズイメージオブジェクトの面積値が所定のしきい値を越
えるかどうかを判定し、該判定結果に基づいて前記プリ
ンタドライバが描画すべき解像度モードをページ毎に切
り換えるので、イメージデータ量が他のデータ量に比べ
て相対的に多いページには、階調表現を重視した出力結
果を得ることができる。
【0135】第12,第13の発明によれば、前記プリ
ントジョブを解析して各ページのラスタライズイメージ
オブジェクトの面積を累積し、該累積されたラスタライ
ズイメージオブジェクトの面積値が所定のしきい値を越
えるかどうかを判定するとともに、前記プリントジョブ
を解析して各ページのラスタライズイメージオブジェク
トの印刷色が特定色以外かどうかを判定し、各判定結果
に基づいて前記プリンタドライバが描画すべき解像度モ
ードをページ毎に切り換えるので、イメージデータ量が
他のデータ量に比べて相対的に多いページである場合に
は、または/およびイメージデータの出力色が階調表現
を伴う色である場合には、階調表現を重視した出力結果
を得ることができる。
【0136】従って、プリンタドライバにより各ページ
の描画オブジェクトの属性に最適な解像度処理を実行さ
せてプリンタ側の階調機能を最大限発揮できるイメージ
出力と文字,図形等の高品位出力とを両立できる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すプリンタ制御装置
を適用可能なデータ処理システムの一例を示すブロック
図である。
【図2】図1に示したプリンタドライバ周辺のデータ処
理構成を説明するためのブロック図である。
【図3】図1に示したスプーラのデータ処理手順の一例
を示すフローチャートである。
【図4】図2に示す解像度判定部の第1のデータ処理の
一例を示すフローチャートである。
【図5】図2に示すページ検出/解像度制御部のデータ
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】図2に示した解像度判定部の第2のデータ処理
の一例を示すフローチャートである。
【図7】図2に示した解像度判定部の第3のデータ処理
の一例を示すフローチャートである。
【図8】図2に示した解像度判定部の第4のデータ処理
の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係るデータ処理システムで読み出し可
能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメ
モリマップを説明する図である。
【図10】この種の印刷制御システムの構成を説明する
ブロック図である。
【符号の説明】
101 ホスト 102 プリンタ 103 アプリケーションプログラム 104 描画制御システム 105 スプーラ 106 キュー制御部 107 ページパラメータ判定部 108 スプールファイル 109 デスプーラ 110 ページパラメータ制御部 111 プリンタドライバ 112 I/O制御部 201 解像度判定部 202 ページ検出/階層度制御部 203 スプールファイル解析部 204 プリンタ制御部 205 オブジェクト判定部 206 ラスタライザ 207 解像度変換部 208 ラスタオペレーション部 209 バンドバッファ 210 色処理/コード化処理部 211 プリンタコマンド制御部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のアプリケーションプログラムから
    異なる属性の描画オブジェクトを含むプリントジョブを
    組み込まれるプリンタドライバによりプリンタが処理可
    能な異なる解像度の印刷制御情報に変換処理するプリン
    タ制御装置において、 前記プリントジョブを解析して各ページの描画オブジェ
    クトの属性を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された属性に基づいて前記プリ
    ンタドライバが描画すべき解像度モードをページ毎に切
    り換える制御手段とを有することを特徴とするプリンタ
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段が描画オブジェクトとして
    ラスタイメージオブジェクトを検出した場合に、前記制
    御手段が前記プリンタドライバが描画すべき解像度モー
    ドを通常解像度モードに切り換えることを特徴とする請
    求項1記載のプリンタ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段が描画オブジェクトとして
    ラスタイメージオブジェクト以外を検出した場合に、前
    記制御手段が前記プリンタドライバが描画すべき解像度
    モードを高解像度モードに切り換えることを特徴とする
    請求項1記載のプリンタ制御装置。
  4. 【請求項4】 所定のアプリケーションプログラムから
    異なる属性の描画オブジェクトを含むプリントジョブを
    組み込まれるプリンタドライバによりプリンタが処理可
    能な異なる解像度の印刷制御情報に変換処理するプリン
    タ制御装置において、 前記プリントジョブを解析して各ページのラスタライズ
    イメージオブジェクトの面積を累積する累積手段と、 前記累積手段により累積されたラスタライズイメージオ
    ブジェクトの面積値が所定のしきい値を越えるかどうか
    を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて前記プリンタドライ
    バが描画すべき解像度モードをページ毎に切り換える制
    御手段とを有することを特徴とするプリンタ制御装置。
  5. 【請求項5】 所定のアプリケーションプログラムから
    異なる属性の描画オブジェクトを含むプリントジョブを
    組み込まれるプリンタドライバによりプリンタが処理可
    能な異なる解像度の印刷制御情報に変換処理するプリン
    タ制御装置において、 前記プリントジョブを解析して各ページのラスタライズ
    イメージオブジェクトの面積を累積する累積手段と、 前記累積手段により累積されたラスタライズイメージオ
    ブジェクトの面積値が所定のしきい値を越えるかどうか
    を判定する面積判定手段と、 前記プリントジョブを解析して各ページのラスタライズ
    イメージオブジェクトの印刷色が特定色以外かどうかを
    判定する色判定手段と、 前記色判定手段および前記判定手段の各判定結果に基づ
    いて前記プリンタドライバが描画すべき解像度モードを
    ページ毎に切り換える制御手段と、を有することを特徴
    とするプリンタ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記特定色は、プリンタの現像色と同一
    色であることを特徴とする請求項5記載のプリンタ制御
    装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、解像度モードを高解像
    度モードに切り換えた際に、ラスタ処理の画素毎のビッ
    ト長を短く設定することを特徴とする請求項1,4,5
    のいずれかに記載のプリンタ制御装置。
  8. 【請求項8】 所定のアプリケーションプログラムから
    異なる属性の描画オブジェクトを含むプリントジョブを
    プリンタドライバによりプリンタが処理可能な異なる解
    像度の印刷制御情報に変換処理するプリンタ制御方法に
    おいて、 前記プリントジョブを解析して各ページの描画オブジェ
    クトの属性を検出する検出工程と、 該検出された属性に基づいて前記プリンタドライバが描
    画すべき解像度モードをページ毎に切り換える切換え工
    程とを有することを特徴とするプリンタ制御方法。
  9. 【請求項9】 所定のアプリケーションプログラムから
    異なる属性の描画オブジェクトを含むプリントジョブを
    プリンタが処理可能な異なる解像度の印刷制御情報に変
    換処理するプリンタドライバを制御するコンピュータが
    読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体におい
    て、 前記プリントジョブを解析して各ページの描画オブジェ
    クトの属性を検出する検出工程と、 該検出された属性に基づいて前記プリンタドライバが描
    画すべき解像度モードをページ毎に切り換える切換え工
    程とを含む、コンピュータが読むことができるプログラ
    ムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  10. 【請求項10】 所定のアプリケーションプログラムか
    ら異なる属性の描画オブジェクトを含むプリントジョブ
    をプリンタドライバによりプリンタが処理可能な異なる
    解像度の印刷制御情報に変換処理するプリンタ制御方法
    において、 前記プリントジョブを解析して各ページのラスタライズ
    イメージオブジェクトの面積を累積する累積工程と、 該累積されたラスタライズイメージオブジェクトの面積
    値が所定のしきい値を越えるかどうかを判定する判定工
    程と、 該判定結果に基づいて前記プリンタドライバが描画すべ
    き解像度モードをページ毎に切り換える切換え工程とを
    有することを特徴とするプリンタ制御方法。
  11. 【請求項11】 所定のアプリケーションプログラムか
    ら異なる属性の描画オブジェクトを含むプリントジョブ
    をプリンタが処理可能な異なる解像度の印刷制御情報に
    変換処理するプリンタドライバを制御するコンピュータ
    が読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体におい
    て、 前記プリントジョブを解析して各ページのラスタライズ
    イメージオブジェクトの面積を累積する累積工程と、 該累積されたラスタライズイメージオブジェクトの面積
    値が所定のしきい値を越えるかどうかを判定する判定工
    程と、 該判定結果に基づいて前記プリンタドライバが描画すべ
    き解像度モードをページ毎に切り換える切換え工程とを
    含む、コンピュータが読むことができるプログラムを格
    納したことを特徴とする記憶媒体。
  12. 【請求項12】 所定のアプリケーションプログラムか
    ら異なる属性の描画オブジェクトを含むプリントジョブ
    をプリンタドライバによりプリンタが処理可能な異なる
    解像度の印刷制御情報に変換処理するプリンタ制御方法
    において、 前記プリントジョブを解析して各ページのラスタライズ
    イメージオブジェクトの面積を累積する累積工程と、 該累積されたラスタライズイメージオブジェクトの面積
    値が所定のしきい値を越えるかどうかを判定する第1の
    判定工程と、 前記プリントジョブを解析して各ページのラスタライズ
    イメージオブジェクトの印刷色が特定色以外かどうかを
    判定する第2の判定工程と、 各第1,第2の判定工程の各判定結果に基づいて前記プ
    リンタドライバが描画すべき解像度モードをページ毎に
    切り換える切換え工程とを有することを特徴とするプリ
    ンタ制御装置。
  13. 【請求項13】 所定のアプリケーションプログラムか
    ら異なる属性の描画オブジェクトを含むプリントジョブ
    をプリンタが処理可能な異なる解像度の印刷制御情報に
    変換処理するプリンタドライバを制御するコンピュータ
    が読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体におい
    て、 前記プリントジョブを解析して各ページのラスタライズ
    イメージオブジェクトの面積を累積する累積工程と、 該累積されたラスタライズイメージオブジェクトの面積
    値が所定のしきい値を越えるかどうかを判定する第1の
    判定工程と、 前記プリントジョブを解析して各ページのラスタライズ
    イメージオブジェクトの印刷色が特定色以外かどうかを
    判定する第2の判定工程と、 各第1,第2の判定工程の各判定結果に基づいて前記プ
    リンタドライバが描画すべき解像度モードをページ毎に
    切り換える切換え工程とを含む、コンピュータが読むこ
    とができるプログラムを格納したことを特徴とする記憶
    媒体。
JP8254788A 1996-07-31 1996-09-26 プリンタ制御装置およびプリンタ制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 Pending JPH10105348A (ja)

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US08/902,326 US6678072B1 (en) 1996-07-31 1997-07-29 Printer control apparatus and method

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005059814A1 (de) * 2003-12-09 2005-06-30 Oce Printing Systems Gmbh Verfahren und system zum verarbeiten von druckdaten mindestens einer druckseite
JP2009274366A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Canon Inc 画像処理方法及び画像処理装置とその制御方法
JP2011121275A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置および画像処理方法
CN115809031A (zh) * 2023-01-29 2023-03-17 国网信息通信产业集团有限公司 一种打印机控制系统及其方法

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