JPH1010435A - 顕微鏡装置 - Google Patents
顕微鏡装置Info
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- JPH1010435A JPH1010435A JP8182802A JP18280296A JPH1010435A JP H1010435 A JPH1010435 A JP H1010435A JP 8182802 A JP8182802 A JP 8182802A JP 18280296 A JP18280296 A JP 18280296A JP H1010435 A JPH1010435 A JP H1010435A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 精度の高い焦準位置の検出を行なうことがで
き、しかも安価な顕微鏡装置を提供する。 【解決手段】 ステージ7上に載置された試料8に照明
光を集光させる対物レンズ22と、対物レンズ22を光
軸に沿って移動させるレボルバ台20と、対物レンズ2
2の焦準位置を検出する位置検出部50とを備えた顕微
鏡装置1において、位置検出部50は、対物レンズ22
と一体に光軸方向に移動し、照明光の一部を分割する光
分割部25と、光検出器が光軸と平行に配列して顕微鏡
本体に固設され、光分割部25によって分割された照明
光を検出する1次元PSD素子10とを備える。
き、しかも安価な顕微鏡装置を提供する。 【解決手段】 ステージ7上に載置された試料8に照明
光を集光させる対物レンズ22と、対物レンズ22を光
軸に沿って移動させるレボルバ台20と、対物レンズ2
2の焦準位置を検出する位置検出部50とを備えた顕微
鏡装置1において、位置検出部50は、対物レンズ22
と一体に光軸方向に移動し、照明光の一部を分割する光
分割部25と、光検出器が光軸と平行に配列して顕微鏡
本体に固設され、光分割部25によって分割された照明
光を検出する1次元PSD素子10とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は顕微鏡装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡装置は、ステージ上に載置された
試料に照明光を集光させる対物レンズと、対物レンズを
光軸に沿って移動させるレボルバ台とを備えている。
試料に照明光を集光させる対物レンズと、対物レンズを
光軸に沿って移動させるレボルバ台とを備えている。
【0003】前記対物レンズの焦準位置(フォーカス位
置)の検出は、粗微動フォーカスハンドルにロータリエ
ンコーダを取り付け、このロータリエンコーダの出力を
レボルバ台が上下する長さに変換するか、若しくはレボ
ルバ台に直接リニアエンコーダを取付けることによって
行なわれていた。
置)の検出は、粗微動フォーカスハンドルにロータリエ
ンコーダを取り付け、このロータリエンコーダの出力を
レボルバ台が上下する長さに変換するか、若しくはレボ
ルバ台に直接リニアエンコーダを取付けることによって
行なわれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、粗微動フォー
カスハンドルにロータリエンコーダを取り付けた場合、
レボルバ台を上下動させるラックとピニオン等の歯車の
バックラッシュによって精度の高い焦準位置を検出する
ことができないという問題があった。
カスハンドルにロータリエンコーダを取り付けた場合、
レボルバ台を上下動させるラックとピニオン等の歯車の
バックラッシュによって精度の高い焦準位置を検出する
ことができないという問題があった。
【0005】また、レボルバ台にリニアエンコーダを取
り付ける場合、リニアエンコーダは高価であり、しかも
リニアエンコーダを取り付ける位置によってアッベの誤
差が生じ、精度の高い焦準位置の検出ができないという
問題があった。
り付ける場合、リニアエンコーダは高価であり、しかも
リニアエンコーダを取り付ける位置によってアッベの誤
差が生じ、精度の高い焦準位置の検出ができないという
問題があった。
【0006】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、精度の高い焦準位置の検出を行なうことがで
き、しかも安価な顕微鏡装置を提供することである。
たもので、精度の高い焦準位置の検出を行なうことがで
き、しかも安価な顕微鏡装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明の顕微鏡装置は、ステージ上に載置
された試料に照明光を集光させる対物レンズと、前記対
物レンズを光軸に沿って移動させる移動手段と、前記対
物レンズの焦準位置を検出する位置検出手段とを備えた
顕微鏡装置において、前記位置検出手段は、前記対物レ
ンズと一体に前記光軸方向に移動し、前記照明光の一部
を分割する光分割手段と、前記光軸と平行な配列で前記
顕微鏡本体に固定され、前記光分割手段によって分割さ
れた照明光を検出する位置検出器とを備えることを特徴
とする。
請求項1記載の発明の顕微鏡装置は、ステージ上に載置
された試料に照明光を集光させる対物レンズと、前記対
物レンズを光軸に沿って移動させる移動手段と、前記対
物レンズの焦準位置を検出する位置検出手段とを備えた
顕微鏡装置において、前記位置検出手段は、前記対物レ
ンズと一体に前記光軸方向に移動し、前記照明光の一部
を分割する光分割手段と、前記光軸と平行な配列で前記
顕微鏡本体に固定され、前記光分割手段によって分割さ
れた照明光を検出する位置検出器とを備えることを特徴
とする。
【0008】対物レンズの光軸と同一光軸上に励起光分
割手段を配置したので、アッベの誤差が生じることがな
くなる。また、高価なリニアエンコーダを使用しないで
済むため、顕微鏡装置を安価に提供することができる。
割手段を配置したので、アッベの誤差が生じることがな
くなる。また、高価なリニアエンコーダを使用しないで
済むため、顕微鏡装置を安価に提供することができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の発明の
顕微鏡装置において、前記位置検出手段は1次元又は2
次元半導体位置検出器であることを特徴とする。
顕微鏡装置において、前記位置検出手段は1次元又は2
次元半導体位置検出器であることを特徴とする。
【0010】1つの半導体位置検出器によって焦準位置
を精度良く検出できる。また、2次元半導体位置検出器
では、傾斜して取り付けられた場合でも焦準位置を精度
良く検出できる。
を精度良く検出できる。また、2次元半導体位置検出器
では、傾斜して取り付けられた場合でも焦準位置を精度
良く検出できる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1記載の発明の
顕微鏡装置において、前記位置検出手段はCCDライン
センサであることを特徴とする。
顕微鏡装置において、前記位置検出手段はCCDライン
センサであることを特徴とする。
【0012】CCDラインセンサによって焦準位置を精
度良く検出できる。また、CCDラインセンサを2次元
的に配置したときには、傾斜して取り付けられた場合で
も焦準位置を精度良く検出できる。
度良く検出できる。また、CCDラインセンサを2次元
的に配置したときには、傾斜して取り付けられた場合で
も焦準位置を精度良く検出できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0014】図1はこの発明の第1実施形態に係る顕微
鏡装置のブロック構成図、図2はダイクロイックミラー
19の分光特性図、図3はダイクロイックミラー21の
分光特性図である。
鏡装置のブロック構成図、図2はダイクロイックミラー
19の分光特性図、図3はダイクロイックミラー21の
分光特性図である。
【0015】顕微鏡装置1は、励起光(照明光)を発す
る光源(例えば、波長λが351nm及び488nmの
アルゴンレーザ光源)2と、集光レンズ3と、所定波長
(例えば488nm)の励起光だけを通す励起フィルタ
(EXフィルタ)4と、励起光の透過率を調整する減光
フィルタ(NDフィルタ)5と、フィルタキューブ6
と、ダイクロイックミラー21と、ダイクロイックミラ
ー21を通過した励起光をステージ7(図示のようにX
Y方向へ移動する)上に載置された試料8に集光させる
対物レンズ22と、所定波長以上の光を通すバリアフィ
ルタ11と、ミラー12,13と、リレーレンズ14,
15と、プリズム16と、接眼レンズ18と、光軸と平
行な配列で顕微鏡本体(図示せず)に固定された1次元
PSD素子(位置検出器)10と、集光レンズ23と、
この集光レンズ23と1次元PSD素子10との間に設
けた防塵カバーガラス9と、信号処理装置30とを備え
る。
る光源(例えば、波長λが351nm及び488nmの
アルゴンレーザ光源)2と、集光レンズ3と、所定波長
(例えば488nm)の励起光だけを通す励起フィルタ
(EXフィルタ)4と、励起光の透過率を調整する減光
フィルタ(NDフィルタ)5と、フィルタキューブ6
と、ダイクロイックミラー21と、ダイクロイックミラ
ー21を通過した励起光をステージ7(図示のようにX
Y方向へ移動する)上に載置された試料8に集光させる
対物レンズ22と、所定波長以上の光を通すバリアフィ
ルタ11と、ミラー12,13と、リレーレンズ14,
15と、プリズム16と、接眼レンズ18と、光軸と平
行な配列で顕微鏡本体(図示せず)に固定された1次元
PSD素子(位置検出器)10と、集光レンズ23と、
この集光レンズ23と1次元PSD素子10との間に設
けた防塵カバーガラス9と、信号処理装置30とを備え
る。
【0016】ダイクロイックミラー21、対物レンズ2
2及び集光レンズ23はレボルバ台(移動手段)20に
取り付けられ、矢印aで示されるようにレボルバ台20
とともに光軸上をZ方向へ移動できる。
2及び集光レンズ23はレボルバ台(移動手段)20に
取り付けられ、矢印aで示されるようにレボルバ台20
とともに光軸上をZ方向へ移動できる。
【0017】フィルタキューブ6は2つの2等辺直角プ
リズムの斜面を半透膜等を介して張合わせたものであっ
て、斜面部分がダイクロイックミラー19として機能す
る。
リズムの斜面を半透膜等を介して張合わせたものであっ
て、斜面部分がダイクロイックミラー19として機能す
る。
【0018】ダイクロイックミラー21と集光レンズ2
3とで励起光分割部(光分割手段)25を構成する。
3とで励起光分割部(光分割手段)25を構成する。
【0019】また、この励起光分割部25と1次元PS
D素子10とで位置検出部(位置検出手段)50を構成
する。
D素子10とで位置検出部(位置検出手段)50を構成
する。
【0020】ダイクロイックミラー19は、図2に示す
ようにほぼ490nm以下の波長の光を反射させる分光
特性を有し、ダイクロイックミラー21は、図3に示す
ようにほぼ490nm以下の波長の80%の光を透過さ
せる分光特性を有する。
ようにほぼ490nm以下の波長の光を反射させる分光
特性を有し、ダイクロイックミラー21は、図3に示す
ようにほぼ490nm以下の波長の80%の光を透過さ
せる分光特性を有する。
【0021】なお、図2において横軸は波長(単位:n
m)、縦軸は反射率(単位:%)であり、図3において
横軸は波長(単位:nm)、縦軸は反射率(単位:%)
である。
m)、縦軸は反射率(単位:%)であり、図3において
横軸は波長(単位:nm)、縦軸は反射率(単位:%)
である。
【0022】1次元PSD素子10は、走査を利用しな
いで光スポットを計測する位置敏感型の半導体位置検出
器である。高抵抗層が均一抵抗層に挟まれ、一方の均一
抵抗層の周辺に2個の信号読み出し電極が設けられてい
る。
いで光スポットを計測する位置敏感型の半導体位置検出
器である。高抵抗層が均一抵抗層に挟まれ、一方の均一
抵抗層の周辺に2個の信号読み出し電極が設けられてい
る。
【0023】1次元PSD素子10に入射した光は光電
変換され、発生した電荷は表面の抵抗層を通って2個の
読み出し電極から出力される。このとき、各電極から得
られる電流が光入射位置と電極との間の抵抗値に逆比例
するので、各電極の電流値から光入射位置を求めること
ができる。
変換され、発生した電荷は表面の抵抗層を通って2個の
読み出し電極から出力される。このとき、各電極から得
られる電流が光入射位置と電極との間の抵抗値に逆比例
するので、各電極の電流値から光入射位置を求めること
ができる。
【0024】なお、1次元PSD素子10の分光感度域
は400〜1000nmである。
は400〜1000nmである。
【0025】上記構成の顕微鏡装置の動作を図1,図2
及び図3を参照して説明する。
及び図3を参照して説明する。
【0026】光源2から出射された351nm及び48
8nmの波長の励起光は集光レンズ3で集光され、励起
フィルタ4で488nmの波長の励起光だけが透過さ
れ、その励起光が減光フィルタ(NDフィルタ)5で調
光される。
8nmの波長の励起光は集光レンズ3で集光され、励起
フィルタ4で488nmの波長の励起光だけが透過さ
れ、その励起光が減光フィルタ(NDフィルタ)5で調
光される。
【0027】この励起光はフィルタキューブ6内のダイ
クロイックミラー19で反射された後、ほぼ80%の励
起光がダイクロイックミラー21を透過し、対物レンズ
22によってステージ7上の試料8に集光される(図2
及び図3参照)。
クロイックミラー19で反射された後、ほぼ80%の励
起光がダイクロイックミラー21を透過し、対物レンズ
22によってステージ7上の試料8に集光される(図2
及び図3参照)。
【0028】励起光の照射によって試料8から発生した
蛍光(例えばFITCの場合、波長λ=520nm、ロ
ーダミンの場合、波長λ=570nm、ボディピィの場
合、波長λ=512nm)は励起光とともに対物レンズ
22からダイクロイックミラー21、フィルタキューブ
6へと光路を逆行し、フィルタキューブ6内のダイクロ
イックミラー19で励起光と分離される。
蛍光(例えばFITCの場合、波長λ=520nm、ロ
ーダミンの場合、波長λ=570nm、ボディピィの場
合、波長λ=512nm)は励起光とともに対物レンズ
22からダイクロイックミラー21、フィルタキューブ
6へと光路を逆行し、フィルタキューブ6内のダイクロ
イックミラー19で励起光と分離される。
【0029】ダイクロイックミラー19を通過した蛍光
は、バリアフィルタ11を通った後、ミラー12,1
3、リレーレンズ14,15、プリズム16を経由して
接眼レンズ18で集光され、眼17で観察される。
は、バリアフィルタ11を通った後、ミラー12,1
3、リレーレンズ14,15、プリズム16を経由して
接眼レンズ18で集光され、眼17で観察される。
【0030】一方、ダイクロイックミラー21で反射さ
れた20%の励起光は、集光レンズ23によって1次元
PSD素子10に防塵カバーガラス9を介して集光され
る。1次元PSD素子10の各電極から得られた電流は
信号処理装置30へ出力され、信号処理装置30では演
算等の信号処理が行なわれ、焦準位置が求められる。
れた20%の励起光は、集光レンズ23によって1次元
PSD素子10に防塵カバーガラス9を介して集光され
る。1次元PSD素子10の各電極から得られた電流は
信号処理装置30へ出力され、信号処理装置30では演
算等の信号処理が行なわれ、焦準位置が求められる。
【0031】図4は第1実施形態における信号処理装置
のブロック構成図である。
のブロック構成図である。
【0032】信号処理装置30は、増幅器31,32
と、アナログ信号処理回路33,34と、距離演算回路
35と、A/D変換器36と、CPU37と、メモリ3
8とからなる。
と、アナログ信号処理回路33,34と、距離演算回路
35と、A/D変換器36と、CPU37と、メモリ3
8とからなる。
【0033】1次元PSD素子10の各電極から得られ
た信号は各信号毎に増幅器31、32で増幅され、アナ
ログ信号処理回路33、34で正規化された後、距離演
算回路35で移動量の計算が行われる。
た信号は各信号毎に増幅器31、32で増幅され、アナ
ログ信号処理回路33、34で正規化された後、距離演
算回路35で移動量の計算が行われる。
【0034】この計算結果はA/D変換器36でデジタ
ル信号とされ、CPU37を介してメモリ38に記憶さ
れる。また、メモリ38の内容は必要に応じてモニタ
(図示せず)に表示される。
ル信号とされ、CPU37を介してメモリ38に記憶さ
れる。また、メモリ38の内容は必要に応じてモニタ
(図示せず)に表示される。
【0035】この第1実施形態によれば、高価なリニア
エンコーダを用いることなく焦準位置を検出できるの
で、安価な顕微鏡装置を提供できる。また、励起光分割
部25を対物レンズ22の光軸と同一光軸上に設けたの
で、アッベの誤差が生じず、精度の高い焦準位置の検出
を行うことができる。
エンコーダを用いることなく焦準位置を検出できるの
で、安価な顕微鏡装置を提供できる。また、励起光分割
部25を対物レンズ22の光軸と同一光軸上に設けたの
で、アッベの誤差が生じず、精度の高い焦準位置の検出
を行うことができる。
【0036】図5はこの発明の第2実施形態における信
号処理装置のブロック構成図である。第1実施形態の顕
微鏡装置では、位置検出器として1次元PSD素子10
を用いた場合について述べたが、第2実施形態では、1
次元PSD素子10に代えてCCDラインセンサ70を
用いるようにした。
号処理装置のブロック構成図である。第1実施形態の顕
微鏡装置では、位置検出器として1次元PSD素子10
を用いた場合について述べたが、第2実施形態では、1
次元PSD素子10に代えてCCDラインセンサ70を
用いるようにした。
【0037】位置検出器のCCDラインセンサ70以外
の構成については第1実施形態の顕微鏡装置1と共通す
るので、その説明を省略する。
の構成については第1実施形態の顕微鏡装置1と共通す
るので、その説明を省略する。
【0038】信号処理装置60は、増幅器61と、A/
D変換器62と、CPU63と、メモリ64とからな
る。
D変換器62と、CPU63と、メモリ64とからな
る。
【0039】CCDラインセンサ70は1次元の光情報
を電気信号に変換する固体撮像デバイスであり、500
0画素や7500画素のものを用いる。
を電気信号に変換する固体撮像デバイスであり、500
0画素や7500画素のものを用いる。
【0040】ところで、励起光は通常ガウス分布になっ
ており、中央の光強度が一番強く、半径方向に裾を引い
て緩やかな曲線を描く。そして、焦点面のスポットサイ
ズは対物レンズ22及び集光レンズ23の焦点距離によ
り定まる。
ており、中央の光強度が一番強く、半径方向に裾を引い
て緩やかな曲線を描く。そして、焦点面のスポットサイ
ズは対物レンズ22及び集光レンズ23の焦点距離によ
り定まる。
【0041】CCDラインセンサ70上には画素の配列
ピッチより大きい径のスポット光が当てられる。CCD
ラインセンサ70では各画素の明暗に応じた電気信号に
変換され、増幅器61で増幅され、A/D変換器62で
デジタル信号とされ、CPU63を介してメモリ64に
記憶される。
ピッチより大きい径のスポット光が当てられる。CCD
ラインセンサ70では各画素の明暗に応じた電気信号に
変換され、増幅器61で増幅され、A/D変換器62で
デジタル信号とされ、CPU63を介してメモリ64に
記憶される。
【0042】CPU63では受光量に応じて出力され
る、それぞれの画素の持つ階調値を基にスポット光の重
心位置(光強度が一番高い部分)を求め、移動量を演算
し、結果をメモリ64に記憶させる。また、メモリ64
の内容は必要に応じてモニタ(図示せず)に表示され
る。
る、それぞれの画素の持つ階調値を基にスポット光の重
心位置(光強度が一番高い部分)を求め、移動量を演算
し、結果をメモリ64に記憶させる。また、メモリ64
の内容は必要に応じてモニタ(図示せず)に表示され
る。
【0043】この第2実施形態によれば、第1実施形態
と同様の効果を得ることができる。また、スポット光の
移動量を計算するのに重心位置を用いたので、CCDラ
インセンサ70の配列ピッチより小さな移動量を検出す
ることができる。
と同様の効果を得ることができる。また、スポット光の
移動量を計算するのに重心位置を用いたので、CCDラ
インセンサ70の配列ピッチより小さな移動量を検出す
ることができる。
【0044】この場合の分解能はCCDラインセンサ7
0の配列ピッチ、スポット光の大きさ、スポット光の強
度分布及びA/D変換器62の性能により決定される。
0の配列ピッチ、スポット光の大きさ、スポット光の強
度分布及びA/D変換器62の性能により決定される。
【0045】なお、第1実施形態の1次元PSD素子の
代わりに2次元PSD素子を使用し、また第2実施形態
のCCDラインセンサを2次元的に配置するようにして
もよい。
代わりに2次元PSD素子を使用し、また第2実施形態
のCCDラインセンサを2次元的に配置するようにして
もよい。
【0046】このようにすることで、2次元PSD素子
や2次元的に配置されたCCDラインセンサが傾いてい
るときでも演算により位置を求めることができ、検出結
果の補正が可能となる。
や2次元的に配置されたCCDラインセンサが傾いてい
るときでも演算により位置を求めることができ、検出結
果の補正が可能となる。
【0047】なお、上記各実施形態においては励起レー
ザ光を使用する顕微鏡装置で説明したが、照明光として
は励起レーザ光以外の白色光等を使用する顕微鏡装置に
も適用することができる。
ザ光を使用する顕微鏡装置で説明したが、照明光として
は励起レーザ光以外の白色光等を使用する顕微鏡装置に
も適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明の顕微鏡装置によれば、対物レンズの光軸と同一光軸
上に励起光分割手段を配置したので、アッベの誤差が生
じることがなく、精度の高い焦準位置の検出を行うこと
ができる。また、高価なリニアエンコーダを使用しない
ので、顕微鏡装置を安価に提供することができる。
明の顕微鏡装置によれば、対物レンズの光軸と同一光軸
上に励起光分割手段を配置したので、アッベの誤差が生
じることがなく、精度の高い焦準位置の検出を行うこと
ができる。また、高価なリニアエンコーダを使用しない
ので、顕微鏡装置を安価に提供することができる。
【0049】請求項2又は3に記載の発明の顕微鏡装置
によれば、高価なリニアエンコーダを用いないので、安
価な顕微鏡装置を提供できる。
によれば、高価なリニアエンコーダを用いないので、安
価な顕微鏡装置を提供できる。
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係る顕微鏡装
置のブロック構成図である。
置のブロック構成図である。
【図2】図2はダイクロイックミラー19の分光特性図
である。
である。
【図3】図3はダイクロイックミラー21の分光特性図
である。
である。
【図4】図4は第1実施形態における信号処理装置のブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図5】図5は第2実施形態における信号処理装置のブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
1 顕微鏡装置 2 光源 7 ステージ 8 試料 10 PSD素子(位置検出器) 20 レボルバ台(移動手段) 22 対物レンズ 25 光分割部(光分割手段) 50 位置検出部(位置検出手段) 70 CCDラインセンサ(位置検出器)
Claims (3)
- 【請求項1】 ステージ上に載置された試料に照明光を
集光させる対物レンズと、前記対物レンズを光軸に沿っ
て移動させる移動手段と、前記対物レンズの焦準位置を
検出する位置検出手段と、前記対物レンズ、移動手段及
び位置検出手段が収容される顕微鏡本体とを備えた顕微
鏡装置において、 前記位置検出手段は、前記対物レンズと一体に前記光軸
方向に移動し、前記照明光の一部を分割する光分割手段
と、前記光軸と平行な配列で前記顕微鏡本体に固定さ
れ、前記光分割手段によって分割された照明光を検出す
る位置検出器とを備えることを特徴とする顕微鏡装置。 - 【請求項2】 前記位置検出器は1次元又は2次元半導
体位置検出器であることを特徴とする請求項1に記載の
顕微鏡装置。 - 【請求項3】 前記位置検出器はCCDラインセンサで
あることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8182802A JPH1010435A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 顕微鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8182802A JPH1010435A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 顕微鏡装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1010435A true JPH1010435A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=16124687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8182802A Withdrawn JPH1010435A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 顕微鏡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1010435A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002044791A1 (en) * | 2000-12-01 | 2002-06-06 | Iatia Imaging Pty Ltd | Lens assembly |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP8182802A patent/JPH1010435A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002044791A1 (en) * | 2000-12-01 | 2002-06-06 | Iatia Imaging Pty Ltd | Lens assembly |
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