JPH10104333A - システム性能計算装置およびシステム性能計算方法 - Google Patents

システム性能計算装置およびシステム性能計算方法

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JPH10104333A
JPH10104333A JP27887896A JP27887896A JPH10104333A JP H10104333 A JPH10104333 A JP H10104333A JP 27887896 A JP27887896 A JP 27887896A JP 27887896 A JP27887896 A JP 27887896A JP H10104333 A JPH10104333 A JP H10104333A
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satellites
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Abstract

(57)【要約】 【課題】システム性能の計算を少ない計算量で短時間の
うちに行なうことを可能とする。 【解決手段】測位精度記録装置3は、衛星軌道シミュレ
ータ2のシミュレーションの結果に基づき、観測時点毎
に所定数の可視衛星の組み合わせを全て検出するととも
に、この検出した各組み合わせに含まれる所定数の可視
衛星による測位精度を計算し、観測時点、可視衛星の組
み合わせおよび測位精度を対応付けたデータ組を1観測
地点分まとめたデータテーブルを作成して記憶保持す
る。人工衛星の故障を想定する場合にはデータテーブル
に含まれるデータ組のうちで故障衛星を含んだデータ組
を除いた残りのデータ組のうちから、各観測時点におけ
る最良の測位精度を検出することで任意の故障状況下で
の測位精度を故障時測位精度計算装置4が求め、これに
基づいて有効性計算手段5がシステム性能を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPS(Global P
osisioning System )衛星などの人工衛星を用いた測位
システムにおけるシステム性能を計算するシステム性能
計算装置およびシステム性能計算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、GPS衛星を用いるGNSS(Gl
obal Navigation Satellite System)は、航空機、船
舶、あるいは自動車などの種々の移動体の測位のために
広く用いられるようになっている。また、GNSSを応
用して航空管制を行なうシステムも考えられている。
【0003】さて、航空管制のように良好な有効性が要
求されるシステムの場合、GNSSのシステム性能を考
慮しながら適切なシステムを構築することが必要とな
る。そこでシステム設計の段階においては、GNSSの
システム性能を設計パラメータに従い幾度となく計算す
る必要がある。
【0004】なお、GNSSのシステム性能としては、
有効性(availability)や連続性(continuity)があ
る。このようなGNSSのシステム性能を計算するため
に従来は、GPS衛星の飛行を衛星軌道シミュレータに
よってシミュレートして任意の位置での測位精度の遷移
状況を観測し、この測位精度の遷移状況からシステム性
能を計算している。
【0005】なお、GNSSにおける有効性などについ
ては、下記の文献に示されている。
【0006】研究機関名(stanford Telecom) Woody S.Phlong et al,“Availability Characterisrt
ic of GPS and Augmentation Alternatives ”,Journal
of the Institute of Navigation No.4 ,V0l.14,Winte
r 1993-1994. 研究機関名(wilcox) Mitch Sams, “Satellite Navigation Accuracy and Av
ailability Modelingas an Air Traffic Management To
ol ”, the Institute of Navigation National Techni
cal Meeting, Jan., 1995. ところで、GNSSのシステム性能を正確に把握するた
めには、GPS衛星の故障を考慮する必要がある。この
ため、GPS衛星の故障状況の設定を様々に変更しなが
ら上述したシステム性能の計算を繰り返し行なわなけれ
ばならない。すなわち、種々の故障状況毎に衛星軌道シ
ミュレータを起動して観測データの生成を行なってい
た。衛星軌道シミュレータは軌道の計算を時々刻々行な
うもので、かなりの計算量があり、システム性能の計算
全体での計算量は膨大なものとなっていた。
【0007】また、GNSSを応用した航空管制システ
ムなどの場合、より高い有効性を得るべく、GPS衛星
に加えて静止衛星(GEO:Geo-Earth Orbital satell
ite)を用いることも考えられているが、このようなシ
ステムの場合にはシステム性能を計算するための計算量
はさらに膨大なものとなってしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
GPS衛星の飛行のシミュレートを繰り返し行ないつつ
システム性能を計算するため、その計算量が膨大であ
り、多くの時間を要してしまうという不具合があった。
【0009】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、システム性能
の計算を少ない計算量で短時間のうちに行なうことがで
きるシステム性能計算装置およびシステム性能計算方法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明のシステム性能計算方法は、所定のシミュレ
ーション期間内における例えばGPS衛星および静止衛
星などの多数の人工衛星のそれぞれの飛行状況をシミュ
レートし、所定の時間間隔で予め定めた所定の観測時点
毎に、所定の観測地点において測位可能な電波性能を持
って受信可能な信号を送信する人工衛星を可視衛星とし
て全て検出するとともに、この検出した各可視衛星の前
記観測地点を基準とした方向を計算するシミュレーショ
ンステップと、このシミュレーションステップにおける
シミュレーションの結果に基づき、前記観測時点毎に所
定数の可視衛星の組み合わせを全て検出するとともに、
この検出した各組み合わせに含まれる所定数の可視衛星
による測位精度(例えばDOP)を計算し、前記観測時
点、前記所定数の可視衛星の組み合わせおよび前記測位
精度を対応付けたデータ組を1観測地点分まとめたデー
タテーブルを前記観測地点毎に作成するデータテーブル
作成ステップと、前記人工衛星の故障を想定しない場合
には前記データテーブルに含まれる全てのデータ組のう
ちから、また前記人工衛星の故障を想定する場合には前
記データテーブルに含まれるデータ組のうちで故障衛星
を含んだデータ組を除いた残りのデータ組のうちから、
各観測時点における最良の測位精度を検出することで任
意の故障状況下での測位精度を求める測位精度計算ステ
ップと、この測位精度計算ステップにて計算される測位
精度に基づいて前記システムに関するシステム性能(例
えば有効性)を計算するシステム性能計算ステップとに
よってシステム性能の計算を行なうようにした。
【0011】また本発明は、前記システム性能計算方法
によるシステム性能の計算を実現するべくシステム性能
計算装置に、所定のシミュレーション期間内における例
えばGPS衛星および静止衛星などの多数の人工衛星の
それぞれの飛行状況をシミュレートし、所定の時間間隔
で予め定めた所定の観測時点毎に、所定の観測地点にお
いて測位可能な電波性能を持って受信可能な信号を送信
する人工衛星を可視衛星として全て検出するとともに、
この検出した各可視衛星の前記観測地点を基準とした方
向を計算する例えば衛星軌道シミュレータなどのシミュ
レーション手段と、このシミュレーション手段によるシ
ミュレーションの結果に基づき、前記観測時点毎に所定
数の可視衛星の組み合わせを全て検出するとともに、こ
の検出した各組み合わせに含まれる所定数の可視衛星に
よる測位精度(例えばDOP)を計算し、前記観測時
点、前記所定数の可視衛星の組み合わせおよび前記測位
精度を対応付けたデータ組を1観測地点分まとめたデー
タテーブルを前記観測地点毎に作成して記憶保持する例
えば測位精度記録装置などのデータテーブル作成記憶手
段と、前記人工衛星の故障を想定しない場合には前記デ
ータテーブルに含まれる全てのデータ組のうちから、ま
た前記人工衛星の故障を想定する場合には前記データテ
ーブルに含まれるデータ組のうちで故障衛星を含んだデ
ータ組を除いた残りのデータ組のうちから、各観測時点
における最良の測位精度を検出することで任意の故障状
況下での測位精度を求める例えば故障時測位精度計算装
置などの測位精度計算手段と、この測位精度計算手段に
より計算される測位精度に基づいて前記システムに関す
るシステム性能(例えば有効性)を計算する例えば有効
性計算手段などのシステム性能計算手段とを備えた。
【0012】このような手段を講じたことにより、シミ
ュレーション手段による1度のシミュレーションの結果
に基づいてデータテーブル作成記憶手段が作成したデー
タテーブルを参照することで、様々な故障状況下での測
位精度を考慮してのシステム性能の計算がシミュレーシ
ョン手段によるシミュレーションを繰り返すことなしに
行なわれる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態につき説明する。
【0014】図1は本実施形態に係るシステム性能計算
装置の構成を示す機能ブロック図である。
【0015】この図に示すように本実施形態に係るシス
テム性能計算装置は、制御装置1、衛星軌道シミュレー
タ2、測位精度記録装置3、故障時測位精度計算装置4
および有効性計算装置5を有してなる。衛星軌道シミュ
レータ2、測位精度記録装置3、故障時測位精度計算装
置4および有効性計算装置5は、それぞれ制御装置1に
接続されている。また、衛星軌道シミュレータ2と測位
精度記録装置3、測位精度記録装置3と故障時測位精度
計算装置4、故障時測位精度計算装置4と有効性計算装
置5がそれぞれ接続されている。
【0016】制御装置1は、衛星軌道シミュレータ2、
測位精度記録装置3、故障時測位精度計算装置4および
有効性計算装置5の動作を統括制御することでシステム
性能計算装置としての動作を実現するものである。
【0017】衛星軌道シミュレータ2は、任意の時空座
標に関して、その位置から任意の時点において可視であ
る観測衛星(以下、可視衛星と称する)と各可視衛星の
方向とを計算できるものである。なお「可視である」と
は、該当観測衛星が送信する信号を測位可能な電波性能
(例えばSN比)を持って受信することができることを
示す。
【0018】測位精度記録装置3は、1時点における可
視衛星のうちの任意の4個によりなる組み合わせを全て
検出し、各組み合わせの4個の観測衛星による測位精度
を求めるとともに、この測位精度を各組み合わせに含ま
れる観測衛星のIDに対応付けたデータテーブルを作成
し、この作成したデータテーブルを記憶しておくもので
ある。
【0019】故障時測位精度計算装置4は、測位精度記
録装置3に記憶されたデータテーブルを参照しながら、
有効性計算の前処理として測位精度の時間確率の計算を
観測衛星の故障を考慮しつつ行なうものである。
【0020】有効性計算装置5は、故障時測位精度計算
装置4の計算結果を用いて、システム性能計算の対象と
なるシステムの有効性(availability)を計算するもの
である。
【0021】次に以上のように構成されたシステム性能
計算装置の動作を説明する。なおここでは、GPSを利
用したGNSS(Global Navigation Satellite Syste
m)についての有効性を計算する場合を例示する。
【0022】まず制御装置1は、衛星軌道シミュレータ
2にシミュレーションを一度だけ行なわせるとともに、
測位精度記録装置3にデータテーブルの作成を行なわせ
る。
【0023】衛星軌道シミュレータ2は、GPS衛星の
飛行をシミュレートし、所定のシミュレーション期間を
所定の時間間隔で区切って設定した多数の時点毎におけ
る任意の時空座標からの可視衛星と各可視衛星の方向と
を計算し、その計算結果を測位精度記録装置3へと与え
る。
【0024】衛星軌道シミュレータ2の時空パラメータ
である時間間隔は、1分とか5分程度が用いられる。こ
れは、短い時間ではGPS衛星の移動は少なく、可視性
や方向の変化は少ないと考えられるからである。このよ
うに時間間隔をやや粗く採ってシミュレーションするの
が普通である。またシミュレーション期間は、衛星の座
標系の時間で1日間を採用することが多い。これは全て
のGPS衛星(理想配置では24個)の配置が一巡する
のに適当な値として採用される。
【0025】また衛星軌道シミュレータ2がシミュレー
ションを行なう空間座標については、単純な場合は1点
とする。これは、空港等の狭い領域での測位を行なうシ
ステムを性能計算対象とする場合である。これに対し
て、空港情報領域FIR(Flight Information Region
) などの広域での測位を行なうシステムを性能計算対
象とする場合は、経緯度5度メッシュ程度の粗さで領域
を区分して各区分毎にシミュレーションを行なう空間座
標を1点設定する。すなわち、衛星軌道シミュレータ2
がシミュレーションを行なう空間座標は複数点とする。
なお以降においては、説明の簡略化のために衛星軌道シ
ミュレータ2がシミュレーションを行なう空間座標は1
点のみであるものとする。
【0026】測位精度記録装置3は、衛星軌道シミュレ
ータ2で計算された、1時点における可視衛星のうちの
任意の4個によりなる組み合わせを全て検出するととも
に、各組み合わせの4個のGPS衛星による測位精度を
求め、その結果から図2に示すようなデータ構造のデー
タテーブルを作成する。
【0027】図2において、“Time”の欄は観測時
点を、“S1”,“S2”,“S3”,“S4”の各欄
は1つの組み合わせを構成する4つのGPS衛星のそれ
ぞれのIDを、また“DOP”の欄は測位精度をそれぞ
れ記録するものであり、これらの観測時点、4つのGP
S衛星のIDおよび測位精度の組が、1つのデータ組と
なる。
【0028】データ組は、任意の1時点に対して複数あ
る。すなわち、可視衛星の数をn個とすると、データ組
の数は、 nC4 である。ここにCは組み合わせCombination を表す。通
常GPS衛星は、1地点からは平均8個程度が観測され
るので、データ組の数は平均的には、 8C4=70 程度となる。
【0029】そして、以上のような1時点当り複数個あ
るデータ組を、複数時点分(シミュレーション期間を1
日、時間間隔を5分とした場合は288時点分)まとめ
て、1つのデータテーブルとする。これにより実際に作
成されるデータテーブルは、例えば図3に示すようなも
のとなる。
【0030】なお、複数の空間座標に着目する場合に
は、図4に示すように各空間座標毎に上述のようなデー
タテーブルを作成する。
【0031】次に、測位精度の計算につき具体的に述べ
る。
【0032】測位精度の計算方法は複数存在するが、最
も一般的なものとしてDOP(Dolution Of Position)
がある。このDOPは、測位に用いるGPS衛星の方向
ベクトルから計算される量である。
【0033】図5は、DOPの計算アルゴリズムを示す
図である。この図において、Azimuth(i),Elevation(i)
の記号はi衛星の方位角,仰角をそれぞれ表す。このAz
imuth(i),Elevation(i)を衛星軌道シミュレータ2の計
算結果より得た上、これを簡単に((Ai,Ei),i
=1,2,3,4)と表す(ステップST1)。次に、
三角関数で方向余弦を計算し(ステップST2)、これ
により4×4の行列A′を作る(ステップST3)。次
に、A′×Aの逆行列をBとする(ステップST4)。
このBの対角要素としてDOPが定義される(ステップ
ST5)。ここで、GDOP、HDOP、VDOPはそ
れぞれ幾何的(Geometric )DOP、水平的(Horizont
al)DOP、垂直的(Vertical)DOPを表す。GNS
Sでは、航空機の飛行局面に応じてこれらのDOPを使
い分ける。
【0034】測位精度記録装置3にて上述のようなデー
タテーブルの作成が終了すると、制御装置1は故障時測
位精度計算装置4に対して、測位精度の時間確率の計算
の実施を指示する。ここに「測位精度の時間確率」と
は、DOPにある閾値を設けて、即位精度がその閾値よ
り小さい確率である。
【0035】これを受けて故障時測位精度計算装置4
は、測位精度記録装置3にて作成されて記憶されている
データテーブルを参照しながら、測位精度の時間確率の
計算をGPS衛星の故障を考慮しつつ行なう。
【0036】以下、故障時測位精度計算装置4による測
位精度の時間確率の計算について詳細に説明する。
【0037】まず、GNSSでは、任意の時点において
DOPが最も小さくなる4つのGPS衛星の組み合わせ
を見つけ、その4つのGPS衛星を利用して測位を行な
うものとなっている。従って、測位精度記録装置3に記
憶されているデータテーブルにおける1つの時点に関す
る複数のデータ組のそれぞれに示されたDOPのうちの
最も小さいものを選べば、そのDOPがその時点での実
際のDOPに相当することになる。
【0038】また測位精度記録装置3に記憶されている
データテーブルは、GPS衛星の故障を考慮した測位精
度の時間確率の計算のための情報となるものである。な
ぜならば、測位精度記録装置3に記憶されているデータ
テーブルから情報を引き出す際に、故障しているGPS
衛星のIDを含んだデータ組を無視することで、正常な
GPS衛星のみによる測位の状況を把握することができ
るからである。そして、故障しているGPS衛星のID
を含んでいないデータ組のうちからDOPが最小である
ものを求めることで、その故障状態での実際のDOPを
求めることができる。
【0039】さて、GPS衛星の故障確率は簡単化の結
果、故障衛星数にのみ依存する仮定を置くのが普通であ
る。
【0040】この条件では、故障衛星数の等しい場合に
同じ故障確率の係数が掛かる。従って、故障衛星数の同
じ場合をまとめて計算して、その精度の時間確率の加重
平均を計算する。
【0041】精度の時間確率は以下に示すように、故障
衛星数k毎に計算して、故障と精度の確率の積和を計算
する。
【0042】k=0の場合には、各時刻に対してDOP
の値が1つのみ求まる。従って、k=0に対する精度の
時間確率はこれらを用いて計算する。
【0043】k=1の場合には、故障衛星の衛星番号に
関して制御のループは1重であり、この1重の制御ルー
プの変数番号を、可視衛星の衛星番号の組から除外して
DOPを計算する。すなわち、衛星番号“1”のGPS
衛星が故障の場合、衛星番号“2”のGPS衛星が故障
の場合…、といった具合に故障衛星の衛星番号を一通り
変化させ、それぞれの状態に対して故障衛星を含むデー
タ組を無視してDOPの値を1つ求めることになる。
【0044】この処理を全時点について行なった上で、
その結果から精度の時間確率を計算する。
【0045】そして、全数IC1=Iについて処理が終
われば、IC1で平均確率を計算してk=1の処理を終
える。ここにIはGPS衛星の総数で、GPSの理想配
置の場合は、 I=24 である。このようにI=24であるとすれば、k=1の
場合には各時点に対して24通りのDOPが求められ
る。
【0046】k=2の場合も同様に行なう。k=2の場
合は、二重の制御になる。すなわち、第1故障衛星を衛
星番号を固定とした上で、第2故障衛星を衛星番号を
“2”,“3”…と変化させる。そして、第2故障衛星
の衛星番号が一巡する毎に第1故障衛星を衛星番号を1
つ増加させて固定とした上で、第2故障衛星の衛星番号
を“第1故障衛星の衛星番号+1”から変化させ、それ
ぞれの状態に対して故障衛星を含むデータ組を無視して
DOPの値を1つ求めることになる。
【0047】そして、全数IC2=I(I−1)/2!
について処理が終われば、加重平均して確率を計算し、
k=2の処理を終える。ここでI=24であるとすれ
ば、k=2の場合には各時点に対して276通りのDO
Pが求められる。
【0048】一般にkに対しては、k重のループで故障
状況を生成する。各時点でこのk重制御変数の中に含ま
れるの可視衛星の衛星番号の数を除外してDOPを求め
る。
【0049】これらのDOPを用いてk=kに対する時
間の精度確率を計算する。
【0050】そして、全数ICk=I(I−1)(I−
2)…(I−k+1)/k!に対して計算して、加重平
均を求める。
【0051】以降、同様な計算をk=Kまで行なう。こ
こでKは、ある時点における最大故障生成数である。測
位には4つのGPS衛星が必要であるので、正常なGP
S衛星が3つ以下である状態を考慮する必要はない。従
って、Kは最大でも[I−4]とすれば良い、実際には
一時点において一地点から可視であるGPS衛星の最大
数は13程度であるので、K=9程度まで計算すれば十
分であろう。ここでI=24であるとすれば、k=9の
場合には各時点に対して約130万通りのDOPが求め
られる。
【0052】このようにしてk=0,1,2,3,…K
に対して、平均化した精度の時間確率が計算できる。
【0053】以上のようにして故障時測位精度計算装置
4にて計算された時間確率は、有効性計算装置5へと与
えられる。
【0054】有効性計算装置5では、故障時測位精度計
算装置4にて計算された時間確率から、以下のようにし
て有効性を計算する。
【0055】GNSSの有効性は、GPS衛星の故障確
率から計算される値と、故障衛星数に応じた精度の時間
確率との積(和)で計算されるものである。GPS衛星
に対して、いくつか仮定して定義される。まず、故障確
率は全てのGPS衛星で同一とする。次に、精度の時間
確率は、DOPで表せるとする。
【0056】このような仮定のもとで、有効性Avaは で表せる。すなわち有効性Avaは、kを“0”から
“K”まで変化させた際の各P_kとD_kとの積の全
てを足し合わせたものとして求められる。ここに、kは
故障衛星の数であり、k=0,1,2…,Kとなる。ま
た、P_k,D_kは故障衛星数kの時に故障確率から
計算される量およびDOPで表される精度の時間確率で
ある。
【0057】シミュレーションは、まず故障衛星数kに
関する組み合わせを計算する。kが決まれば、全衛星の
故障確率は同一と仮定しているためにP_kは一意的に
決まる。
【0058】ところがD_kの方は故障衛星数kに対し
て、飛行状態が異なるから個々の衛星について区別する
必要がある。そのため故障衛星数kの増大に対して、組
み合わせが急激に増大する。故障衛星数k毎に個々の衛
星の組み合わせを求める。次に、個々の組み合わせ毎に
精度の時間確率を計算する。それらの結果に対して平均
を計算して、故障衛星数kに対する精度の時間確率D_
kを求める。
【0059】さてP_kは、 P_k=ICk×A(I-k) (k) で求まる。ここでICkは前述したように二項係数であ
る。またAは個々の衛星が故障でない確率を、かつUは
個々の衛星が故障である確率をそれぞれ示し、 A=1/(1+l_mttr/l_mtbf+s_mt
tr/s_mtbf) U=1−A でそれぞれ表される。さらに、l_mttr、l_mt
bf、s_mttrおよびs_mtbfはそれぞれ定数
であり、GPS衛星の平均修理時間(Mean TimeTo Repa
ir )をMTTR、平均故障時間(Mean Time Between F
ailures)をMTBFとした場合にはそれぞれ、 l_mttr:long term MTTR l_mtbf:long term MTBF s_mttr:short term MTTR s_mtbf:short term MTBF のように表される。
【0060】そして、各定数を、 I=24 l_mttr=1 l_mtbf=124 s_mttr=36 s_mtbf=7300 とした場合は、 P_0=0.71493 P_1=0.24475 P_2=0.03658 といった具合にP_kが求められる。
【0061】個々の衛星が故障でない確率Aは0.97
45であっても、独立に24個の衛星が存在するシステ
ム全体では、24GPS全衛星が故障していない確率は
P_0の値に精度の時間確率D_0(<1)が乗算され
るから、71.493%以下である。
【0062】以上のように本実施形態によれば、1度の
シミュレーションを行なった際に、各時点における可視
衛星のうちの任意の4個によりなる組み合わせを全て検
出し、各組み合わせの4個の可視衛星による測位精度を
求めるとともに、この測位精度を各組み合わせに含まれ
る可視衛星のIDに対応付けたデータテーブルを作成し
ておく。そして、可視衛星のいずれかが故障している状
態での実際のDOPは、故障している可視衛星のIDを
含んでいないデータ組のうちからDOPが最小であるも
のを求めることで行なうようにしている。
【0063】これにより、全ての故障状態でのDOPを
データテーブルの検索のみで行なうことができ、可視衛
星の故障状況の設定を様々に変更しながらシミュレーシ
ョンを繰り返し行なう必要はない。従って、シミュレー
ションに掛かる計算を大幅に省略することができ、総計
算量を例えば1万分の1程度と大幅に低減して計算時間
を短縮できる。
【0064】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではない。例えば前記実施形態では、GPS衛星を
用いて測位を行なうシステムを性能計算対象としている
が、GPS衛星以外の任意の人工衛星を用いて測位を行
なうシステムを性能計算対象とする場合でも本発明を適
用できる。あるいは、例えばGPS衛星に加えて静止衛
星(GEO)を利用するシステムのように、複数の種類
の人工衛星を用いて測位を行なうシステムを性能計算対
象とする場合でも本発明を適用できる。この場合、異な
る種類のそれぞれの人工衛星の故障確率が互いに異なっ
ていても良い。
【0065】また前記実施形態では、測位精度の値とし
てDOPを用いているが、DOPの代わりに衛星の観測
の方向ベクトルを利用して測位精度を示す方法を用いる
場合でもDOPの域値に対応するものがあり、その域値
で時間確率を計算して、衛星の故障確率との積和を求め
ることには変わりなく、前記実施形態と同様に適用可能
である。
【0066】また、衛星の運転(マヌーバ)を考慮して
故障確率を求めるようにしても良い。これは有効性の計
算で故障確率に対応する部分に若干の一定の補正が加わ
るのみであり、DOPの計算の方には影響は全くない。
【0067】また、システム性能として有効性以外に連
続性(continuity)があるが、これも前記実施形態と同
様の手法で効率的に計算することができる。
【0068】このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
【0069】
【発明の効果】本発明のシステム性能計算装置は、所定
のシミュレーション期間内における多数の人工衛星のそ
れぞれの飛行状況をシミュレートし、所定の時間間隔で
予め定めた所定の観測時点毎に、所定の観測地点におい
て測位可能な電波性能を持って受信可能な信号を送信す
る人工衛星を可視衛星として全て検出するとともに、こ
の検出した各可視衛星の前記観測地点を基準とした方向
を計算するシミュレーション手段と、このシミュレーシ
ョン手段によるシミュレーションの結果に基づき、前記
観測時点毎に所定数の可視衛星の組み合わせを全て検出
するとともに、この検出した各組み合わせに含まれる所
定数の可視衛星による測位精度を計算し、前記観測時
点、前記所定数の可視衛星の組み合わせおよび前記測位
精度を対応付けたデータ組を1観測地点分まとめたデー
タテーブルを前記観測地点毎に作成して記憶保持するデ
ータテーブル作成記憶手段と、前記人工衛星の故障を想
定しない場合には前記データテーブルに含まれる全ての
データ組のうちから、また前記人工衛星の故障を想定す
る場合には前記データテーブルに含まれるデータ組のう
ちで故障衛星を含んだデータ組を除いた残りのデータ組
のうちから、各観測時点における最良の測位精度を検出
することで任意の故障状況下での測位精度を求める測位
精度計算手段と、この測位精度計算手段により計算され
る測位精度に基づいて前記システムに関するシステム性
能を計算するシステム性能計算手段とを備えた。
【0070】また本発明のシステム性能計算方法は、所
定のシミュレーション期間内における例えばGPS衛星
および静止衛星などの多数の人工衛星のそれぞれの飛行
状況をシミュレートし、所定の時間間隔で予め定めた所
定の観測時点毎に、所定の観測地点において測位可能な
電波性能を持って受信可能な信号を送信する人工衛星を
可視衛星として全て検出するとともに、この検出した各
可視衛星の前記観測地点を基準とした方向を計算するシ
ミュレーションステップと、このシミュレーションステ
ップにおけるシミュレーションの結果に基づき、前記観
測時点毎に所定数の可視衛星の組み合わせを全て検出す
るとともに、この検出した各組み合わせに含まれる所定
数の可視衛星による測位精度を計算し、前記観測時点、
前記所定数の可視衛星の組み合わせおよび前記測位精度
を対応付けたデータ組を1観測地点分まとめたデータテ
ーブルを前記観測地点毎に作成するデータテーブル作成
ステップと、前記人工衛星の故障を想定しない場合には
前記データテーブルに含まれる全てのデータ組のうちか
ら、また前記人工衛星の故障を想定する場合には前記デ
ータテーブルに含まれるデータ組のうちで故障衛星を含
んだデータ組を除いた残りのデータ組のうちから、各観
測時点における最良の測位精度を検出することで任意の
故障状況下での測位精度を求める測位精度計算ステップ
と、この測位精度計算ステップにて計算される測位精度
に基づいて前記システムに関するシステム性能を計算す
るシステム性能計算ステップとによってシステム性能の
計算を行なうようにした。
【0071】これらにより、多数の人工衛星のそれぞれ
の飛行状況のシミュレーションを繰り返し行なう必要を
排し、システム性能の計算を少ない計算量で短時間のう
ちに行なうことができるシステム性能計算装置およびシ
ステム性能計算方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシステム性能計算装
置の構成を示す機能ブロック図。
【図2】図1中の測位精度記録装置3が作成するデータ
テーブルのデータ構造の一例を示す図。
【図3】図1中の測位精度記録装置3が作成するデータ
テーブルの具体例を示す図。
【図4】複数の空間座標に着目する際に図1中の測位精
度記録装置3が作成するデータテーブルのデータ構造の
一例を示す図。
【図5】DOP(Dolution Of Position)の計算アルゴ
リズムを示す図。
【符号の説明】
1…制御装置 2…衛星軌道シミュレータ 3…測位精度記録装置 4…故障時測位精度計算装置 5…有効性計算装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の所定の人工衛星のそれぞれから送
    信された信号のうちの一部の受信状況に基づいて測位を
    行なうシステムに関するシステム性能を計算するシステ
    ム性能計算装置において、 所定のシミュレーション期間内における前記多数の人工
    衛星のそれぞれの飛行状況をシミュレートし、所定の時
    間間隔で予め定めた所定の観測時点毎に、所定の観測地
    点において測位可能な電波性能を持って受信可能な信号
    を送信する人工衛星を可視衛星として全て検出するとと
    もに、この検出した各可視衛星の前記観測地点を基準と
    した方向を計算するシミュレーション手段と、 このシミュレーション手段によるシミュレーションの結
    果に基づき、前記観測時点毎に所定数の可視衛星の組み
    合わせを全て検出するとともに、この検出した各組み合
    わせに含まれる所定数の可視衛星による測位精度を計算
    し、前記観測時点、前記所定数の可視衛星の組み合わせ
    および前記測位精度を対応付けたデータ組を1観測地点
    分まとめたデータテーブルを前記観測地点毎に作成して
    記憶保持するデータテーブル作成記憶手段と、 前記人工衛星の故障を想定しない場合には前記データテ
    ーブルに含まれる全てのデータ組のうちから、また前記
    人工衛星の故障を想定する場合には前記データテーブル
    に含まれるデータ組のうちで故障衛星を含んだデータ組
    を除いた残りのデータ組のうちから、各観測時点におけ
    る最良の測位精度を検出することで任意の故障状況下で
    の測位精度を求める測位精度計算手段と、 この測位精度計算手段により計算される測位精度に基づ
    いて前記システムに関するシステム性能を計算するシス
    テム性能計算手段とを具備したことを特徴とするシステ
    ム性能計算装置。
  2. 【請求項2】 シミュレーション手段は、複数種類の人
    工衛星のそれぞれの飛行状況をシミュレート可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム性能計算装
    置。
  3. 【請求項3】 複数種類の人工衛星は、GPS(Global
    Posisioning System )衛星および静止衛星(GEO:
    Geo-Earth Orbital satellite )であることを特徴とす
    る請求項2に記載のシステム性能計算装置。
  4. 【請求項4】 システム性能計算手段は、システム性能
    として有効性を計算することを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載のシステム性能計算装置。
  5. 【請求項5】 多数の所定の人工衛星のそれぞれから送
    信された信号のうちの一部の受信状況に基づいて測位を
    行なうシステムに関するシステム性能を計算するシステ
    ム性能計算方法において、 所定のシミュレーション期間内における前記多数の人工
    衛星のそれぞれの飛行状況をシミュレートし、所定の時
    間間隔で予め定めた所定の観測時点毎に、所定の観測地
    点において測位可能な電波性能を持って受信可能な信号
    を送信する人工衛星を可視衛星として全て検出するとと
    もに、この検出した各可視衛星の前記観測地点を基準と
    した方向を計算するシミュレーションステップと、 このシミュレーションステップでのシミュレーションの
    結果に基づき、前記観測時点毎に所定数の可視衛星の組
    み合わせを全て検出するとともに、この検出した各組み
    合わせに含まれる所定数の可視衛星による測位精度を計
    算し、前記観測時点、前記所定数の可視衛星の組み合わ
    せおよび前記測位精度を対応付けたデータ組を1観測地
    点分まとめたデータテーブルを前記観測地点毎に作成し
    て記憶保持するデータテーブル作成ステップと、 前記人工衛星の故障を想定しない場合には前記データテ
    ーブルに含まれる全てのデータ組のうちから、また前記
    人工衛星の故障を想定する場合には前記データテーブル
    に含まれるデータ組のうちで故障衛星を含んだデータ組
    を除いた残りのデータ組のうちから、各観測時点におけ
    る最良の測位精度を検出することで任意の故障状況下で
    の測位精度を求める測位精度計算ステップと、 この測位精度計算ステップにて計算される測位精度に基
    づいて前記システムに関するシステム性能を計算するシ
    ステム性能計算ステップとを具備したことを特徴とする
    システム性能計算方法。
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JP2002189073A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Shimizu Corp Gps衛星の捕捉状態判定システム
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