JPH10103914A - 高速欠陥分析用の検査装置 - Google Patents

高速欠陥分析用の検査装置

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JPH10103914A
JPH10103914A JP9248537A JP24853797A JPH10103914A JP H10103914 A JPH10103914 A JP H10103914A JP 9248537 A JP9248537 A JP 9248537A JP 24853797 A JP24853797 A JP 24853797A JP H10103914 A JPH10103914 A JP H10103914A
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マイケル・ジェラード・リサンケ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプルの表面欠陥を検査するための装置を
提供する。 【解決手段】 この装置は、表面の欠陥または異常の位
置を特定するために使用する狭域走査干渉計と、狭域走
査干渉計が検出した個々の欠陥の輪郭を作成するために
使用する広域走査干渉計とを含む。サンプルは、干渉計
が独立して軸に対して半径方向に移動する間に、軸の周
りを回転するように駆動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、干渉計からのデー
タを獲得し分析するための装置に関し、より具体的に
は、走査運動で表面を移動させたときに干渉計によって
結像した表面上の隣接点の相対的な高さを分析するため
の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・システムでデータを格納
するために使用するものなどの半導体ウェハや磁気ディ
スクは、表面の平面度や、表面品質を決定するその他の
パラメータに非常に感知になっている。このようなデバ
イスの表面は、このようなデバイスの製造に使用する機
器の能力に匹敵するように、非常に高いスループット率
で非常に高い正確度で異常の有無を検査する必要があ
る。
【0003】したがって、表面プロファイラは、このよ
うなデバイスの製造で使用する重要な計器になってお
り、表面のトポグラフィ、構造、粗さ、その他の特性を
検討するために広く使用されている。表面プロファイラ
は、測定中の表面に物理的に接触するプローブによって
接触測定を行う第1クラスの計器と、測定中の表面に物
理的に接触せずに非接触測定を行う第2クラスの計器と
にカテゴリー化することができる。多くの応用例では、
測定中の表面の汚染および機械的損傷を回避し、高い表
面速度での検査を可能にするために、非接触測定の方が
極めて好ましい。
【0004】非接触表面測定を行う計器の一例は表面輪
郭干渉計であり、これは特に、測定中の部品の厚さにお
ける段差の高さまたは表面の粗さを求めるために使用す
る。このような段差は、たとえば、プリント回路板また
は集積マイクロ回路の製造時に基板に金属フィルムを貼
付することによって発生する可能性がある。一般に、干
渉計は、同じ単色光源から得られる2本の光ビームが長
さの異なる複数の光路に沿って方向付けられる光学計器
であり、この長さの違いは両方の光ビームが干渉可能に
なっているときに発生する干渉じまの特徴を決定する。
両方の光ビームは同じ単色光源から得られるので、波長
が同じである。また、光源からの光路距離が等しい場
合、両方のビームは互いに位相が同じになる。したがっ
て、ビーム間の位相差は光路長の差からのみ発生する。
【0005】光波干渉という現象は、同じときに同じ領
域を通過する2つ以上の光波の相互作用によるものであ
り、重ね合わせの原理により強化される箇所もあれば、
中和される箇所もある。
【0006】光電シヤリング干渉計では、スリットと、
ウォラストン・プリズムと、顕微鏡の対物レンズとを通
過した偏光を使用して、スリットの2つの像を段差の両
側に1つずつ形成することにより、テスト表面の段差の
高さを測定することができる。テスト表面によって反射
したビームはレンズとプリズムを通過し、2本の直交偏
光ビームによって像が形成される、これらのビーム間の
位相差は、段差の高さによって決定されるが、2本の干
渉ビームの位相の等しさを検出するためにまとめて使用
する電気光学変調器、検光子、光電子増倍管、位相感知
検波器の使用によって決定されるように、位相差が正確
に打ち消されるまで(ビームに対して横向きの)横方向
へ弱いレンズを線形移動することによって測定すること
ができる。システムの正確さは、弱いレンズの線形移動
を測定できる精度によって決まる。したがって、2本の
直交偏光間の位相差は、ビームがウォラストン・プリズ
ムによって横方向に転位した状態で測定されるので、シ
ステムは共通光路干渉計にはならない。
【0007】ウォラストン・プリズムは複屈折という現
象を利用するものであり、それにより透明の異方性材料
の結晶が複数の直交偏光ビームを異なる角度に屈折させ
る。方解石、石英、雲母などの結晶はこのような特性を
発揮する。ウォラストン・プリズムはひとまとめに保持
された2つのくさび形セグメントを含み、隣接する研磨
表面はデバイスの光軸に対して斜角の平面に沿って延び
ている。ウォラストン・プリズムは、デバイスの光軸に
対して直角の平面に沿って位置する。ウォラストン・プ
リズムの2つのセグメントは複屈折材料から構成され、
材料の結晶軸は互いに直角かつデバイスの光軸に対して
直角に位置する。
【0008】たとえば、互いに直交偏光した2本のサブ
ビームからなる光ビームがデバイスの光軸に沿ってウォ
ラストン・プリズムまで方向付けられている場合、2本
のビームはプリズムの最初の表面で屈折することはな
い。というのは、プリズムが両方のビームの方向に対し
て直角に位置しているからである。しかし、2本のビー
ムがプリズムの2つのセグメントの傾斜内部表面に達す
ると、屈折が発生し、プリズム・セグメントを構成する
材料が複屈折であるために2本のビームは異なる角度で
屈折する。2本のビームは、プリズムの反対側の外部側
面に達すると、もう一度屈折する。
【0009】上記の説明では、複屈折材料からなる2つ
のくさび形を含むウォラストン・プリズムについて記述
しているが、2つまたはそれ以上の傾斜平面で接合され
た3つまたはそれ以上のこのようなくさび形を使用し
て、この種のプリズムを形成することは可能であり、有
利である場合が多い。これを行うと、プリズムの外部表
面はデバイスの光学的中心に対して直角のままになる。
【0010】したがって、干渉計を使用して非常に小さ
い表面フィーチャを正確に測定するためにいくつかの方
法が開発されている。しかし、このような方法は、干渉
計によって見るために非常に小さい表面積が所定の位置
に保持される精巧かつ入念なプロセスに基づくものなの
で、干渉計による検査によって恩恵を受けると思われる
部品を大量に作成する大量生産プロセスの材料に適用す
るのは難しい。
【0011】先行技術の説明 米国特許第5469259号には、所定の領域を照射す
るように成形された第1の平行ビームと、狭い線を照射
するように成形された第2の平行ビームとを形成する光
源が設けられた干渉計が記載されている。どちらのビー
ムも直交偏光サブビームに分離され、このサブビームは
複合ウォラストン・プリズム内で外側および内側に向か
ってそれる。これらのビームの像は、対物レンズを通っ
てテスト表面上で集束し、実際の分離点は対物レンズの
後部焦点面に投影される。テスト表面から反射され、複
合ウォラストン・プリズムを通って元に投影される光に
より、複合プリズムによって分離され、移動テスト表面
上に投影された狭い照射線について通常使用する線セン
サの表面上と、静止テスト表面上に投影された領域照射
について通常使用する領域センサの表面上に干渉じまが
生成される。この干渉計内には、オートフォーカスおよ
び自動位相角補正サーボメカニズムも設けられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、走査
プロセス中にリアルタイムで段差および欠陥のある壁の
勾配に関する量的データを提供しながら、個々の領域の
測定のために停止せずに比較的大きいテスト表面を検査
できる装置を提出することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この装置は、表面欠陥の
存在を判定する広域走査干渉計と、広域走査干渉計によ
って位置が特定された個々の表面欠陥の輪郭を判定する
狭域走査干渉計と、サンプルと干渉計との相対運動を確
立するためのメカニズムとを含み、その表面は干渉計に
隣接して移動する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明により構築された
光学検査装置の正面図である。この装置では、検査中の
表面2bに隣接して、広域走査干渉計2と狭域走査干渉
計2aが独立して移動する。この例の表面2bは、ホイ
ール2fによりターンテーブル2eを駆動するモータ2
dによって回転されるディスク2cの上部表面である。
ホイール2fは、フレームワーク3a内のシャフト3に
回転式に取り付けられている。両方の干渉計2、2a
は、ディスク2bに対して半径方向に1対のレール3b
上で移動する。広域走査干渉計2は上部親ねじ3dを回
す上部駆動モータ3cによって動かされ、狭域走査干渉
計2aは下部親ねじ3fを回す下部駆動モータ3eによ
って動かされる。
【0015】この装置を使用する場合、広域走査干渉計
2は表面2bの欠陥を突き止めるために使用し、狭域走
査干渉計2aは検出された欠陥の実際の輪郭を生成する
ために使用する。本発明の好ましいバージョンでは、広
域走査干渉計は線形CCDアレイに沿ってインターフェ
ログラムを形成し、主平面2bより盛り上がっているか
下がっているかにかかわらず、明るい領域は欠陥に対応
する。ディスク2cが回り続けると、狭域走査干渉計2
aは、このような各欠陥が検出された半径方向に駆動さ
れる。このプロセスは、広域走査干渉計2が表面2bを
完全に横切り、検出された欠陥の位置を格納し、その
後、狭域走査干渉計2aを使用して欠陥の輪郭を生成す
ることによって実行することができる。あるいは、両方
の干渉計を同時に使用し、欠陥の検出後、できる限りす
ばやく欠陥まで狭域走査干渉計を駆動することができ
る。
【0016】図2は、本発明の広域走査干渉計2として
使用可能な干渉計の概略正面図である。米国特許第54
69259号には、走査モードと静的動作モードの両方
を有するバージョンでこの装置が記載されている。本発
明で使用するためには、走査モードのみが必要である。
干渉計2は共通モード・シヤリング・タイプであり、ビ
ームスプリッタ4aによって下向きに方向付けられたレ
ーザ光源4からのビームは1対のシヤリング済みサブビ
ーム4bを生成し、両方のサブビームは検査中の表面4
cに入射する。シヤリング済みサブビーム4bは、ウォ
ラストン・プリズム5aと二分の一波長板5bとを含
む、複合ウォラストン・プリズム・アセンブリ5によっ
て生成される。対物レンズ6は線走査センサ7上の表面
4cの一部分のインターフェログラムを形成するが、こ
のセンサは表面4cを干渉計2に対して相対的に移動さ
せたときに表面データを獲得するために使用する。
【0017】戻りビームの一部分はビームスプリッタ8
aによって分離され、焦点検出器8cと位相検出器8d
との間のもう1つのビームスプリッタ8bによって分割
される。したがって、焦点検出器8cは圧電アクチュエ
ータ9aにより矢印9の方向に対物レンズ6を駆動して
焦点を維持するので、オートフォーカス機能が得られ
る。位相検出器8dは圧電アクチュエータ9cにより矢
印9bの方向に複合ウォラストン・プリズム・アセンブ
リ5を駆動し、好ましくは暗視野条件を維持する。この
場合、線形CCDアレイ7で形成されたインターフェロ
グラムは表面4cの平らな部分に対応する領域では暗
く、表面4cの欠陥に対応する領域では明るくなる。
【0018】この装置およびその動作の詳細について
は、米国特許第4469259号に記載されている。
【0019】図3は、狭域走査干渉計2aの概略正面図
である。この装置内でテスト表面12は、レーザ・ユニ
ット16から投影されたビーム14から照射される。本
出願では、波長が532ナノメートルの出力ビームを有
するレーザ・ユニットで十分であることが分かってい
る。矢印18が示すように、このビームは垂直に偏光さ
れてレーザ・ユニットを出ていく。二分の一波長板20
はレーザ・ビーム14の軸22の周りを回転し、それを
通って投影されたレーザ・ビーム14の垂直偏光の細密
調整を行う。二分の一波長板20の通過後、レーザ・ビ
ーム22の一部分は非偏光ビームスプリッタ25内で干
渉計2aの光軸24に沿って下向きに偏向される。レー
ザ・ビーム14の一部分は浪費され、そこで反射される
のではなく、ビームスプリッタ25を通って透過され
る。下向きに方向付けられた反射レーザ・ビーム26
は、矢印28が示すように水平に偏光され、第2の二分
の一波長板30によって投影される。
【0020】図4は、それを通って投影されたレーザ・
ビームの偏光の向きを示すために、図3の切断線II−II
が示すように取り出した第2の二分の一波長板30の概
略平面図である。二分の一波長板を通って線形偏光を透
過すると、偏光の方向と二分の一波長板を構成する材料
の結晶軸との間の角度の2倍である角度により偏光角が
回転する。二分の一波長板30の例の結晶軸は、(図3
に示す)下向き反射ビーム26の矢印28が示す偏光方
向から、角度Aとして示す22.5度の角度になってい
る。したがって、二分の一波長板30を通過する際に、
このレーザ・ビームの偏光方向は、矢印32が示す向き
になるように、角度Bとして示す45度の角度を回転す
る。
【0021】図5は、プリズム34の上部部分を通って
移動するレーザ・ビームの偏光を示すために、図3の切
断線III−IIIが示すように取り出した第2の二分の一波
長板30のすぐ下のウォラストン・プリズム34の概略
平面図である。
【0022】図3および図5を参照すると、ウォラスト
ン・プリズム34は、互いにかつ干渉計2aの光軸24
に対して直角の結晶軸40、42を有する結晶材料の1
対のくさび形セグメント36、38から構成される。し
たがって、下向きに偏向されたレーザ・ビーム26はウ
ォラストン・プリズム34に入り、上部くさび形セグメ
ント36の光軸から45度の角度の方向に偏光されるの
で、矢印28、44が示す互いに垂直の方向に偏光さ
れ、強度が等しい1対のサブビームに分解される。ウォ
ラストン・プリズム34の各セグメント36、38を形
成する結晶材料は複屈折であり、異なる角度に偏光した
複数のビームを異なる方向に屈折させるので、それを通
って下向きに移動する2本のサブビームは、矢印28、
44が示すように互いに垂直に偏光され、セグメント3
6と38との間の境界面46で別々に屈折する。一般
に、ウォラストン・プリズムはその下部表面から出る2
本のサブビームを偏差角分だけ分離するが、この偏差角
は、レーザ・ビームの波長と、くさび形部分36、38
の材料の屈折率と、境界面46が傾斜している角度との
関数である。
【0023】一般に、ウォラストン・プリズムは、単一
セグメントから3つまたはそれ以上のセグメントまで、
いくつかのくさび形セグメントで構成することができ
る。1つまたは2つのセグメントを有するウォラストン
・プリズムでは、サブビームは分離点と呼ばれる境界面
46などの表面からそれる。3つまたはそれ以上のセグ
メントを有するウォラストン・プリズムでは、通常、サ
ブビームはまとめて戻され、ウォラストン・プリズムと
対物レンズとの間のクロスオーバ点で互いに交差する。
クロスオーバ点がない場合、分離点は対物レンズの後部
焦点面に含まれる。クロスオーバ点がある場合、最終ク
ロスオーバ点は対物レンズの後部焦点面に含まれる。
【0024】このようにして、第1の偏光方向を有する
右サブビーム48と、右サブビーム48の偏光方向に対
して直角の偏光方向を有する左サブビーム50が形成さ
れる。このようなサブビーム48、50はどちらも対物
レンズ52を通過し、それぞれ、テスト表面スポット5
4、56上で集束する。テスト表面スポット54、56
から反射した後、サブビーム48、50は対物レンズ5
2およびウォラストン・プリズム34を通って上向きに
戻り、プリズム34の上部くさび形セグメント36で再
結合される。スポット54、56からの反射のプロセス
中、偏光方向は矢印28、44が示すように維持され
る。
【0025】図3の例では、テスト表面スポット54
は、テスト表面スポット56のレベルより上がってい
る。サブビーム48、50が移動する距離は互いに異な
るので、テスト・スポット54、56からの投影および
反射に必要な時間がそれぞれ異なり、反射してウォラス
トン・プリズム34に戻ったときに2つのサブビーム4
8、50間に位相のずれが発生する。このような反射し
たサブビームはウォラストン・プリズム34内で再結合
されると、この位相のずれのために、ウォラストン・プ
リズム34を構成する材料の結晶軸40、42に対して
45度の角度で延びる長軸と短軸とを有する楕円偏光ビ
ームを形成する。図5では、この再結合ビームの偏光が
楕円58によって示されている。
【0026】図4および図5を参照すると、再結合ビー
ムが二分の一波長板30を通って上向きに透過したとき
に、その楕円偏光は、楕円60が示すように長軸と短軸
が矢印28の方向とそれに対して直角の方向とに延びる
ように回転する。楕円60の長軸と短軸に沿った相対強
度は、テスト・スポット54、56からの反射後に戻る
サブビーム48、50間の位相のずれによって決まる。
【0027】もう一度図3を参照すると、再結合ビーム
は二分の一波長板30から非偏光ビームスプリッタ25
内に上向きに透過し、この再結合ビームの透過部分62
は以降の測定に使用し、ビームスプリッタ25内で反射
したこのビームの一部分は廃棄される。図4の楕円60
が示す楕円偏光は保持される。このビームの透過部分は
次に偏光ビームスプリッタ64内で分離され、矢印28
が示す方向に偏光されたビーム62の一部分は第1の光
検出器66内に透過し、(図5に示す)矢印44の方向
に偏光されたビーム62の一部分は第2の光検出器68
内に反射する。
【0028】各光検出器66、68の出力は対応するア
ナログ/ディジタル変換器70への入力として供給さ
れ、次にこの変換器はコンピュータ・プロセッサ72へ
入力を供給する。このプロセッサ72は、システム・メ
モリ74、ハードファイル76、ディスプレイ・ユニッ
ト78などの従来の装置に接続された従来のデバイスで
ある。プロセッサ72内で実行するためのプログラムは
ディスケット80からメモリ74にロードされる。
【0029】もう一度図1および図2を参照し、広域走
査干渉計2を使用して欠陥の位置を獲得するときの本装
置の動作について次に説明する。この装置の典型的な応
用例では、ハードファイルのディスク媒体を測定して数
ナノメートルの平滑度を求める。本発明によれば、まず
線走査CCDセンサ7を使用してディスクを走査し、デ
ィスク表面内で欠陥が検出された場所を決定するための
自動化手順が得られる。このような各欠陥の位置は、狭
域走査干渉計2aによるその後の輪郭生成のために格納
される。
【0030】広域走査干渉計2による基本的な測定技法
では、レーザ暗視野シヤリング長干渉計法を使用し、平
滑領域に対応する暗さを生成し、欠陥は明るいスポット
として現れる。この測定プロセスでは、ディスク2c
は、ターンテーブル2eで回転するらせん運動で走査
し、干渉計2はモータ3cによって線形運動として駆動
される。ディスク2cの表面2bは干渉計によって照射
される。線走査CCDセンサ7はこの走査を追跡し、デ
ィスク表面の隆起またはピットを明るいスポットとして
記録する。幸いなことに、典型的なディスクの大部分は
黒い部分として記録され、ディスクが所望の限度内で平
らであることを示す。たとえば、95mmのディスクは
約460メガバイトのデータを生成し、そのうちのほぼ
すべては通常、値のないヌル・データである。
【0031】図7は、CCD線走査センサ7の出力から
毎秒2000万サンプルという速度で到着するこのデー
タを分類するビデオ前処理システムのブロック図であ
る。このシステムはヌル・データを廃棄し、ディスク表
面上の1つの点まで各データを突き止めるタグとともに
貴重なデータを格納する。ビデオ前処理システムは、3
つの主要部分、すなわち、線走査センサ7からのデータ
を処理し返しながらセンサ7に電力供給しクロックする
ビデオ・プロセッサ・ボード(VPB)164と、ター
ンテーブル2eの回転位置とキャリッジ159の線形位
置とを示す出力を読み取る位置ログ・カード(ログ・カ
ード)166と、VPB164とログ・カード166か
らのデータを処理して検出したフィーチャの位置マップ
を生成するディジタル信号プロセッサ(DSP)168
からなる。
【0032】図8は図2の広域走査干渉計2内の線走査
CCDセンサ7の概略正面図であり、このセンサによる
テスト・サンプルの単一ビデオ線走査中に検査した表面
の一部分の追加表示を含む。センサ7は1063個のピ
クセル・エレメント169を含み、そのうちの1024
個は活動状態のピクセル・エレメントであり、そのそれ
ぞれは幅が0.6ミクロンの領域に対応するインターフ
ェログラムの照度レベルを測定する。したがって、61
4ミクロンの幅を有するテスト表面16の一部分のイン
ターフェログラムは線走査CCDセンサ7によって検査
される。
【0033】図7および図8を参照すると、VPB16
4はCCDセンサ7用のコントローラとして機能し、セ
ンサ7に電力を供給しクロックすると同時にビデオ・デ
ータを処理して返す。センサ・クロックおよびタイミン
グ回路170では、VPB164は1063個のクロッ
ク・サイクルごとに1つの線同期パルスとともに20M
Hz(メガヘルツ)のクロックを生成する。この同期パ
ルスにより、センサ7内のCCDエレメントはそれぞれ
の関連シフト・レジスタにダンプされ、VPB164へ
のデータ転送を開始する。走査プロセス中、センサ・ク
ロックおよびタイミング回路170からの各クロック・
パルスにより、1063個のピクセルのそれぞれからの
データを供給するビデオ線の走査が発生する。このよう
なパルスは20MHzの速度で発生するので、パルス間
の時間は50ナノ秒であり、線走査間の線同期パルスは
53.15ミリ秒ごとに発生する。
【0034】もう一度図2を参照すると、広域走査干渉
計2は検査中の表面の上に2本の偏光照射線を生成す
る。したがって、この表面で測定可能な各欠点は、線走
査CCDセンサ7により順次検出される暗視野の2つの
像または明るいスポットになる。このような2本の線
は、干渉計2のシヤリング距離である60ミクロン分、
分離されている。
【0035】ビデオ線走査間のタイミングは53.15
ミリ秒に保持されているので、ビデオ線間で検査中の表
面2bが移動する距離は表面が駆動される速度によって
決まる。好ましいことに、この移動距離はシヤリング距
離の約数に設定されているので、単一欠陥から発生する
2つの像はより容易く識別され、互いに関連する。ハー
ドファイル媒体を検査する本出願では、この距離は、3
0ミクロン、すなわちシヤリング距離の半分に設定され
ることが好ましい。この距離をシヤリング距離の様々な
約数に設定すると、様々なタイプの表面が最も効率よく
検査される。ビデオ走査間が53.15ミリ秒の場合、
30ミクロンという所望の距離は、速度を0.5644
メートル/秒に設定することによって得られる。このよ
うな条件下では、欠陥の第2の像が検出される線走査
は、通常、欠陥の第1の像が検出される線走査の後の第
2の線走査である。本出願では、この速度は、ターンテ
ーブル2e(図1に示す)の角速度を低下させることに
より、ディスク形表面上のらせんパターンの検査中、一
定レベルに保持される。
【0036】もう一度図8を参照すると、この走査プロ
セスは検査中の表面を1024個のピクセル172の分
割し、そのそれぞれが幅0.6ミクロン、長さ30ミク
ロンというらせんアークの表面条件を表す。ビデオ走査
全体では、幅614ミクロン、長さ60ミクロンである
らせんアーク174の表面条件を表す。センサ7のCC
Dアレイには1063個のピクセル・エレメントがあ
り、そのうちの1024個は活動状態であって、有効デ
ータを含む。残りのピクセル・エレメントは、有効デー
タではない制御およびビデオ情報を供給する。VPB1
64(図7に示す)は、このような非情報ピクセルを無
視し、活動ピクセルを検査する。
【0037】各ビデオ線走査中に各ピクセル・エレメン
トから出力が1つだけ得られるので、各ピクセル172
内に領域積分が発生する。すなわち、同じピクセル内の
2つまたはそれ以上の欠陥174に関連する明るさレベ
ルを加算して、そのピクセルの出力を生成する。にもか
かわらず、この走査方法は貴重な結果を生み出す。とい
うのは、特定のピクセル内に測定可能な単一欠陥、また
は複数の欠陥が存在することは比較的まれな事象である
からである。1つまたは複数の検出欠陥を有する各線走
査ごとに強度が最も大きいピクセルの強度をその線走査
に関連する単一の最大強度レベルとして格納するとき
に、このプロセスにより、他の形式の積分が得られる。
【0038】これに対して、順次隣接するビデオ線走査
内のピクセル間の境界で単一欠陥176が発生する可能
性がある。この発生は問題を提起しない。ただし、各ピ
クセル172内の領域積分の効果により、各ピクセルご
とに得られる出力がしきいレベル以下になる可能性があ
るので、検出しなければならない欠陥が見落とされる。
このような発生を回避するため、本発明のプロセスで
は、隣接積分の最大強度レベルを検査し、それらを組み
合わせた結果、欠陥が検出されるかどうかを判定する。
【0039】図9は線走査CCDセンサ7からの出力信
号の図であり、個々のレベル178は個々のピクセル・
エレメント169(図8に示す)の強度出力レベルを示
す。このようなピクセル・エレメントの強度はクロック
速度50MHzで順次クロックされる。この信号に関連
する雑音の測定可能なレベルにより、隣接するピクセル
・エレメントの強度に比較的小さい差が発生する。全体
的にベル形の曲線180は、欠陥が検出中であることを
示している。この形状は、欠陥のサイズと、干渉計2の
光学系が完全に集束できないという事実の両方によって
決まる。第1のピクセル・エレメント出力182が開始
しきいレベル183より上になると欠陥の検出が開始さ
れる。次に、第1のピクセル・エレメント出力184が
終了しきいレベル185より下になると欠陥の検出が終
了する。したがって、2つのしきいレベル183と18
5との間で、欠陥の検出を開始できるが終了できない出
力電圧の微分ゾーンが得られる。開始しきいレベルと終
了しきいレベルが同じレベルである場合、しきいレベル
付近の強度を有する単一欠陥の存在により、複数の欠陥
が間違って検出される恐れがある。というのは、信号上
の雑音によって検出プロセスのオン/オフが切り替えら
れる恐れがあるからである。しきいレベル183と18
5との間のこのギャップは、2つのしきいレベルを格納
することによって実現することができる。あるいは、開
始強度信号を表すディジタル・コードからの所与の下位
ビットが無視され、強制的にこの信号を実際により高く
して欠陥の検出を開始する場合、終了しきいレベル18
5に対応する単一しきいレベルを両方の比較に使用する
ことができる。
【0040】もう一度、図7ならびに図9を参照する
と、VPB164に入るデータはアナログ回路188を
通過し、A/D変換器190でディジタル化されてから
ビデオ処理セクション192に送達され、そこでデータ
はしきいレベル183および185と比較される。個々
のビデオ走査からのすべてのデータが開始しきいレベル
183より低い場合、強度データは廃棄され、ビデオ走
査線の最大ペル強度の表示とともに単一の微分終了コー
ドが同期化のために走査の終了時に送られる。
【0041】図10は、図7の193に示すFIFOレ
ジスタの概略図である。これらのレジスタは16ビット
のアドレス・レジスタ194と8ビットのデータ・レジ
スタ195から構成される。
【0042】図7〜10を参照すると、欠陥の検出を開
始するピクセル・エレメント169からの強度レベルが
開始しきいレベル183を超える場合、ビデオ処理セク
ション192はそのピクセル・エレメント169のピク
セル番号をアドレス・メモリ194に格納する。各ピク
セルごとに、VPB状態がしきいレベルより上か下かに
かかわらず、現行最大ピクセル強度が現行ピクセル強度
と比較される。現行ピクセル強度の方が大きい場合、新
しい最大ピクセル強度が格納される。データ値が終了し
きいレベル185より下がる場合、そのデータ値を供給
するピクセル・エレメント169のピクセル番号が終了
アドレスとしてアドレス・レジスタ194に格納され
る。他の欠陥が検出された場合、このプロセスが繰り返
される。センサ・クロックおよびタイミング回路170
からの同期パルスにより、すべてゼロの積分終了マーカ
がアドレス・レジスタに記録され、ビデオ処理セクショ
ン192によって内部で格納された最大ピクセル強度は
データ・レジスタ195に格納される。したがって、開
始しきいレベルより上の強度信号の遷移のたびに、開始
および終了ピクセル・アドレスがアドレス・バッファ1
94に格納される。このような遷移を有する各ビデオ走
査または積分ごとに、最大ピクセル強度がデータ・レジ
スタ195に格納される。開始アドレスと終了アドレス
により、各フィーチャの幅と、ビデオ走査のエッジから
の距離のオフセットが得られる。また、この幅とともに
ピーク・ビデオ値により、フィーチャの全体的なサイズ
に関する情報が得られる。
【0043】もう一度図7を参照すると、ディスク上の
フィーチャの位置を決定するために、VPB164から
のピクセル・アドレスとともにログ・カード166を使
用する。ログ・カードは、ディスク2cがテスト表面1
6上のらせんパターンを検査するために駆動されたとき
の干渉計2とターンテーブル2eの位置を記録する(す
べて図1に示す)。このデータは、干渉計2とターンテ
ーブル2eの位置をそれぞれ供給する光学位置エンコー
ダ196および198から得られる。ログ・カード16
6内では、求積デコーダ200は、エンコーダ196お
よび198からの信号をデコードして干渉計2とターン
テーブル2eの位置を比較的粗く決定するのに対し、カ
ウンタ202は、エンコーダからのパルスをカウントし
てこれらの位置を精密に決定する。新しいビデオ線が開
始されたばかりであることを示す同期信号をVPB16
4が送信するたびに、ログ・カード166はトリガさ
れ、半径方向(干渉計)の位置と回転方向(ターンテー
ブル)の位置をラッチする。ピクセル・アドレスを半径
方向位置に加算すると、得られるデータは、半径および
角度θの形式でディスク上のフィーチャの位置を示す。
このようにして、フィーチャ・データとともに格納すべ
き位置の測定基準が得られる。ヌル・データが廃棄され
るときにデータの位置は本来喪失されるので、この機能
はビデオ前処理システムにとって重要なものである。
【0044】VPB164とログ・カード166の両方
は、DSPバス・インタフェース204によりDSP1
68に接続する。DSP168は、プロセッサ206
と、ランダムアクセス・メモリ(RAM)208と、読
取り専用メモリ(ROM)210と、クロックおよびシ
ステム・タイミングと、アナログ/ディジタル変換器
と、ホスト・パーソナル・コンピュータ(PC)212
への通信リンク210とを含む。DSP168は、VP
B164とログ・カード166の動作を同期化して制御
し、検出した各フィーチャの位置、大きさ、幅からなる
各フィーチャのデータを生成する。また、DSP168
は、順次隣接するビデオ走査線に及ぶフィーチャに関す
る情報も結合し、複合フィーチャ・データを生成する。
【0045】もう一度図2を参照すると、前述したよう
に、対物レンズ6は、ディスク2cなどの検査中の部品
の厚さの変動に応答するオートフォーカス・システムの
一部として、圧電アクチュエータ9aにより矢印9の方
向に移動する。また、ウォラストン・プリズム・アセン
ブリ5は、アクチュエータ9cを駆動する自動システム
によって矢印9bの方向に移動し、検査中の表面に突き
当たる2本の偏光ビーム間の位相角差を維持する。以下
に記載するタイプのシステム動作では、この位相角差を
制御して暗視野を維持する。
【0046】もう一度図7を参照すると、線形可変転位
トランスデューサ(LVDT)214は対物レンズ6が
圧電アクチュエータ9aによって変動するときにその位
置を追跡し、プリズム位置LVDT216はウォラスト
ン・プリズム・アセンブリ5がアクチュエータ9cによ
って変動するときにその位置を追跡する。このような動
きは検査中の表面の位置または角度の変化に応答して行
われるので、ディスクの全体的な平面度または振れを示
す。したがって、このようなセンサ214および216
からのデータはDSP168によって収集される。
【0047】DSP168は、このデータをすべてパッ
キングし、それをシステム・ホスト・コンピュータ21
2に転送し、そこでディスクの振れなどのフィーチャお
よびパラメータのマップが生成される。検出可能なフィ
ーチャが10個未満の典型的な高品質ディスク・ブラン
クでは、ホスト・コンピュータに送られるデータの量
は、CCDセンサ7とセンサ214および216から送
られるデータのごくわずかな部分になる。このような技
法を使用しないと450メガバイトが必要になる可能性
があるのに対し、このシステムでは、対象となるすべて
のフィーチャをマークし識別するために数百バイトを使
用する。
【0048】図11は、静的走査領域CCDセンサ7を
使用して生成可能なインターフェログラムにおいて関心
のある領域を示す概略図である。第1の領域227は欠
陥を記述する陽画像情報を含む。第2の領域228は欠
陥を記述する陰画像情報を含む。オーバラップ領域22
9は同じ欠陥の陽画像と陰画像の両方を含むので、これ
を使用しても欠陥を記述する有効データは得られない。
破線は、欠陥に関する様々な詳細を学習するために像情
報が収集される境界ボックス230を表す。オーバラッ
プ領域229からの無効データが検討中のデータに含ま
れないことを保証するため、境界ボックス230の中心
は、線走査CCDセンサ7の線形走査プロセスからの2
重線パターンから得られる第2の像に位置する。
【0049】図12は、検査システムの全体的なプロセ
スの動作を示す流れ図である。まず、ステップ231に
表すように、図7〜10に関連して前述した様々なエレ
メントともに線走査CCDセンサ7から生成されたデー
タを使用して一定の線速度でディスク表面の高速走査を
行う。このプロセス中に、検出されたすべての欠陥とリ
スト上のそれらの位置とをリストした欠陥テーブルを作
成する。この走査の後、ステップ232では、狭域走査
干渉計2a(図3に示す)を使用して欠陥テーブル内の
各欠陥の輪郭を生成する。このような個別輪郭生成走査
が完了すると、欠陥テーブルの終わりに達したかどうか
を判定するためにステップ233でテストを行う。達し
ている場合、プロセスは234で終了する。達していな
い場合、ステップ232でテーブルからの次の欠陥を検
査する。あるいは、高速走査プロセスを同時に続行する
ために欠陥テーブル内に十分な数の欠陥がリストされて
いる場合、輪郭生成を開始することもできる。
【0050】図13は、図12のステップ231に表し
た高速走査プロセスの動作を示す流れ図である。特にこ
の図は、DSP168で実行されるコードの動作の概要
を示す。高速走査プロセスの開始時に、ステップ236
で様々な回路を走査の開始点に初期設定する。この初期
設定プロセスについては図14に関連して詳述する。次
にステップ238で、検査すべきディスクの一部分であ
るディスクの活動領域内の欠陥を検出する。この欠陥検
出プロセスについては図16に関連して詳述する。ステ
ップ240では、プロセッサ時間が使用可能であるとき
に走査終了のテストを行う。たとえば、検出した欠陥が
多すぎて、追加のテストを行わずにテスト中の部品を不
合格にするべきであることを示している場合、または検
出プロセスが活動領域から外れた場合、走査終了が発生
する。走査終了が発生した場合、ステップ242で走査
の結果をホスト・コンピュータ212(図7に示す)に
アップロードする。
【0051】図14は、図13のステップ236の初期
設定同期化プロセスの動作を示す流れ図である。もう一
度図1ならびに図14を参照すると、ステップ244で
は、前の高速走査からの値を除去するためにデータ・テ
ーブルおよび統計値をクリアする。次にステップ246
で、活動領域の内径からディスク2cの中心に向かう領
域が検査のために位置合せされるように干渉計2を駆動
する。ステップ248では、活動領域の内径が検査ため
に位置合せされた点に向かってステージを外向きに駆動
するときにターンテーブル2eを回転速度にする。内径
がロギングされていない場合、プロセスはステップ25
2からの250で終了する。ロギングされている場合、
ステップ254でVPB164(図7に示す)上でスマ
ート・フラッシュを行い、変数をリセットし、線走査C
CDセンサ7からそれに流れるデータによってVPBの
動作を同期化する。ステップ256で判定するようにス
マート・フラッシュ・プロセスを完了できない場合、全
体的なプロセスは258で終了する。
【0052】図15は、図12のステップ254で行う
スマート・フラッシュ・プロセスの詳細を示す流れ図で
ある。特にこのプロセスは、図10に関連して記載した
FIFOレジスタをクリアする。ステップ260では、
それが空であるかどうかを判定するためにデータ・レジ
スタ195の最後の位置を検査し、それが空ではない場
合、ステップ262でこの位置を読み取って、変数Data
Cntを増分する。この変数は、過剰レベルになっている
場合、VPBの前の動作内でエラー条件が発生したこと
を示す。というのは、ブロック238の欠陥検出プロセ
スは続行できず、データ・バッファが充填されたのと同
じ高速でそれを空にするからである。次にステップ26
4では、それが空であるかどうかを判定するために、ア
ドレス・レジスタ194の最後の位置を同様に検査す
る。それが空ではない場合、ステップ266でこの位置
を読み取って、変数AddrCntを増分する。この変数は、
過剰レベルになっている場合、VPBの前の動作内でエ
ラー条件が発生していることを示す。というのは、アド
レス・バッファは十分に高速で空になっていないからで
ある。DataCntおよびAddrCntが示すエラー条件は、ハー
ドウェア障害、開始しきいレベル183(図9に示す)
の設定が低すぎること、あるいは単に特に悪いディスク
2c(図1に示す)が示す欠陥が多すぎることによって
発生する可能性がある。
【0053】いずれの場合も、次にステップ268で
は、積分終了(ビデオ線走査)条件がアドレス・レジス
タ194内のすべてゼロのアドレスによって示されてい
るかどうかの判定を行う。積分終了条件が発生している
場合、ステップ270でアドレス・レジスタの最後の位
置をもう一度検査する。それが空である場合、ステップ
272でデータ・レジスタ195をもう一度検査する。
この時点でデータ・レジスタが空である場合、VPBフ
ラッシュ・プロセスが完了しているので、ステップ25
4を終了する。データ・レジスタが空ではない場合、ス
テップ274で最後の値を読み取って、DataCntを増分
する。一般に、これらのレジスタの1つが空ではないと
いう判定を行うと、システムは値を読み取り、判定を繰
り返すために復帰する。しかし、変数DataCntまたはAdd
rCntの一方が所定の限界に達している場合、ステップ2
76および277のテストによって判定するように、続
行する必要がないので、フラッシュ・ステップも終了す
る。
【0054】図16は、図13のステップ238で行う
欠陥検出プロセスの動作を示す流れ図である。これは、
それに関するデータがFIFOレジスタ194および1
95(図13に示す)に格納された各欠陥をDSP16
8(図10に示す)が検査する際のプロセスである。ス
テップ274では、アドレス・レジスタ194が空であ
るかどうかの判定を行う。空である場合、検出すべき欠
陥がないかまたは処理すべき積分終了マーカがないの
で、アドレス処理を迂回する。次にステップ276で
は、アドレス・レジスタ194内の次のデータが開始ア
ドレスであるかどうかの判定を行う。積分終了コードの
後、次のアドレスは(これが他の線積分コードではない
限り)開始アドレスでなければならない。開始アドレス
の後、次のアドレスは終了アドレスでなければならな
い。この点から、積分終了コードに達するまで、アドレ
スのタイプは開始と終了の間で切り替わる。このように
して、アドレスが開始アドレスであると判定した場合、
ステップ278で開始アドレス処理を行う。この処理に
ついては図17に関連して詳述する。システムが開始ア
ドレス状態ではない場合、ステップ280で終了アドレ
ス処理を行う。この処理については図18に関連して詳
述する。
【0055】もう一度図13を参照すると、欠陥検出プ
ロセス後にステップ240で走査終了のテストを行う。
したがって、ステップ278の開始アドレス処理の後、
ステップ282で更新カウントがその限界に達している
かどうかを判定するためのテストを行う。達している場
合、ターミナル・テストが必要なので、システムはステ
ップ238の欠陥検出プロセスを終了する。更新カウン
トがその限界に達していない場合、ステップ274で次
のデータ点についてアドレス・レジスタをもう一度検査
する。同様に、ステップ280の終了アドレス処理の
後、ステップ284で欠陥テーブルが一杯であるかどう
かの判定を行う。一杯である場合、ターミナル・テスト
が必要なので、システムはステップ238の欠陥検出プ
ロセスを終了する。欠陥テーブルが一杯ではない場合、
ステップ274で次のデータ点についてアドレス・レジ
スタをもう一度検査する。
【0056】図17は、図16のステップ278で行う
開始アドレス処理プロセスの動作を示す流れ図である。
ステップ286では、アドレス・レジスタ194(図1
0に示す)を読み取って開始ピクセル・アドレスを入手
する。積分終了マーカが存在しない場合、システムは積
分内で欠陥の開始を検出し、この開始アドレスを格納し
たので、開始アドレス処理を終了する。そうではない場
合、ステップ290で更新カウントを増分して、開始ア
ドレス処理を続行する。次にステップ292で、あるピ
クセルから別のピクセルへ欠陥が延びている状態を処理
するための備えを行う。この備えについては図18に関
連して詳述する。次に、ステップ294で欠陥像履歴を
更新するが、その方法については図20に関連して詳述
する。
【0057】図11に関連して前述したように、有効な
結果を得るためには、各欠陥から得られる第2の像の上
に静的走査CCDセンサ7をセンタリングすることが必
要である。これは、線形走査プロセス中に収集した様々
なデータを備えた第2の像のアドレスのみをリストする
ことによって達成される。したがって、開始アドレス処
理内では、ステップ296で現行の像が欠陥の第2の像
であるかどうかを判定するための検査を行う。典型的な
積分長が30ミクロンである場合、第2の像は同様の第
1の像の後の2回の積分(またはビデオ走査)になる。
現行の像が第2の像であると判定した場合、ステップ2
98で関連データとともに欠陥位置を記録する。像が第
1の像であるか第2の像であるかにかかわらず、ステッ
プ300でオートフォーカス・データおよびプリズム位
置データとともに、検査中の位置(半径および角度)を
示すデータを更新する。ステップ302で判定したよう
に、新しいオートフォーカス位置が所定のしきい限界分
だけ前にロギングした位置からずれている場合、ステッ
プ304で位置および位相角データとともにオートフォ
ーカス・マッピングを行う。次に、開始アドレス処理を
終了する。
【0058】図18は、図16のステップ284で行う
終了アドレス処理の動作を示す流れ図である。ステップ
306でアドレス・レジスタ194を読み取り、ステッ
プ308でエラー条件の検査を行う。具体的には、終了
アドレスがゼロと等しいかまたは現行開始アドレスより
小さいと判定した場合、VPB164でハードウェア・
エラーが発生しているので、処理は終了する。次にステ
ップ310で、ピクセル幅が事前設定の最低値より小さ
いかどうかを判定するために検査を行う。小さい場合、
この特定の終了アドレスの処理は終了する。次にステッ
プ312で、隣接する欠陥像と現行の像がCCDセンサ
7による静止走査に使用する境界ボックス内に収まるか
どうかを判定する。これらが収まらない場合、ステップ
314で前の像のピクセル幅を拡大した後、この終了ア
ドレス処理を終了する。そうではない場合、ステップ3
16では、ピクセル・アドレス、位置(半径および角
度)、オートフォーカスおよびプリズム位置の設定、お
よび積分カウントを含む、像のデータを記録する。次に
ステップ318で、この積分内で他の像がすでに活動状
態になっているかどうかの判定を行う。活動状態になっ
ていない場合、ステップ320で現行の像に活動像ポイ
ンタを割り当てる。いずれの場合も終了アドレス処理を
終了する。
【0059】図19は、図17のステップ292のプロ
セスを示す流れ図であり、このプロセスは順次隣接する
積分間に欠陥が延びる条件を処理するために実現するも
のである。このタイプの備えがない場合、この条件は、
検出すべき欠陥であるが、検出されるレベルまでいずれ
か一方の強度を上げずに結果として得られる強度の一部
分を2回の積分に寄与させるという理由で検出されない
ような欠陥がある可能性を提示する。この問題を防止す
るため、順次隣接する各対の積分ごとにPelSumという合
計強度を計算し、前のPelSum値の形式の格納データにつ
いて現行の最大強度レベルである現行MaxPelから決定す
る。PelSumの新しい値を決定するために、ステップ32
2でMaxPelの前の値をPelSumから引き、前のMaxPelを現
行MaxPelのレベルに設定する。
【0060】このプロセス中に作成するデータの形式の
1つは、MaxPelの様々な検出強度値に対応するエレメン
トを有するヒストグラムである。MaxPelの値を決定する
たびに、MaxPel値によってインデックスが付けられたヒ
ストグラム・エレメントを増分する。ステップ324で
は、それが空であるかどうかを判定するためにデータ・
レジスタ195を検査する。これは空であってはならな
いが、空である場合は、ステップ326でMaxPelをゼロ
に設定し、ヒストグラム・エレメント0を増分し、問題
が発生したことを示す。データ・レジスタ195からデ
ータが得られる場合、ステップ328でこの値を読み取
り、この値によってインデックスが付けられたヒストグ
ラム・エレメントにインデックスを付ける。最後に、ス
テップ330でMaxPelの新しい値をPelSumに加算する。
【0061】図20は、図17のステップ294のプロ
セスを示す流れ図であり、欠陥像履歴テーブルを更新す
るものである。まず、ステップ332では、このテーブ
ルを1ビット左にシフトする。次にステップ334で、
他の活動状態の像がすでに現行積分内にあるかどうかを
判定する。そうである場合、ステップ336で積分内の
活動欠陥に現行MaxPelを割り当て、像履歴内に欠陥存在
ビットを設定し、現行欠陥MaxPelを現行MaxPelに設定
し、このステップ294を終了する。これに対して、ス
テップ334で判定するように、活動状態の像がまだ積
分内に入っていない場合、ステップ338でPelSumが開
始しきい値183(図9に示す)より上であるかどうか
の判定を行う。PelSumがこのしきい値より上ではない場
合、欠陥は検出されたと見なされず、このステップ29
4を終了する。PelSumがこのしきいレベルより上である
場合、どちらが最も大きいMaxPel値を有するかに応じ
て、現行積分内または前の積分内のいずれかに新しい欠
陥を設定する。したがって、ステップ340では、前の
MaxPelが現在のMaxPelより大きいかどうかの判定を行
う。前のMaxPelの方が大きい場合、ステップ342は、
前の積分に対応する位置の像履歴内に欠陥存在ビットを
設定し、前の積分に関連するレベルから欠陥位置(半径
および角度)値、オートフォーカス値、プリズム位置値
を割り当てる。現行MaxPelの方が大きい場合、ステップ
344で、現在の積分に対応する位置に欠陥存在ビット
を設定し、現行積分の各種レベルにこれらの値を割り当
てる。いずれの場合も、ステップ346でPelSumから欠
陥MaxPelを設定し、ステップ294の更新プロセスを終
了する。
【0062】図21は、図17のステップ300のプロ
セスを示す流れ図であり、欠陥位置を記録するものであ
る。まず、ステップ348では、検出中の欠陥がすでに
検出されているより大きい欠陥の一部分であるかどうか
の判定を行う。前の積分に関する結果を調べることによ
り判定したように、それがより大きい欠陥の一部ではな
い場合、ステップ350で現行欠陥位置ポインタと現在
の欠陥位置カウントを保管する。それが大きい欠陥の一
部である場合、ステップ352で前に保管した欠陥位置
ポインタと前の欠陥位置カウントを保管する。このよう
にして、隣接する積分に及ぶ欠陥について、最後の積分
の欠陥像を記録する。
【0063】もう一度図11を参照すると、大きい欠陥
によって引き起こされたインターフェログラム・パター
ン354を考慮することにより、この手順の必要性が図
示されている。このようなパターンをアレイCCDセン
サ7による静的走査プロセスで調べると、大きい欠陥を
突き止め、境界ボックス230の中心から下向きに延び
ている場合、境界ボックス内の大きい欠陥のすべての像
は有効な陽画像から構成される。大きい欠陥のインター
フェログラムに沿って下向きに境界ボックスが移動した
場合、陽画像と陰画像の両方が境界ボックス内に存在
し、無効または不確定な結果を生む。
【0064】もう一度図21を参照すると、記録すべき
欠陥像がある場合、しかも、ステップ354で判定した
ように、欠陥の半径方向位置がターミナル半径より小さ
く、欠陥が検査中の活動領域内にあることを示している
場合、ステップ356で欠陥データを記録する。具体的
には、欠陥MaxPel、位置データ、オートフォーカスおよ
びプリズム位置データ、積分カウンタとともに、開始ピ
クセル・アドレスおよび幅を記録する。欠陥位置アレイ
・ポインタの位置も増分する。次にステップ358で、
欠陥の幅が広すぎて、最大ピクセル幅しきい値を超えて
いるかどうかの判定を行う。それが広すぎる場合、ステ
ップ360でグローバル・ピクセル幅インジケータをそ
の位置のピクセル幅に設定する。それが広すぎない場
合、ステップ362で欠陥像ポインタと位置カウンタを
増分する。次に、ステップ364で判定したように、欠
陥位置テーブルが一杯である場合、欠陥位置を記録する
プロセスを終了する。このテーブルが一杯ではない場
合、ステップ345で判定したように1つ存在するので
あれば、この積分内の次の欠陥を検査して記録する。
【0065】図22は、図17のオートフォーカス・マ
ッピング記録ステップ304の動作を示す流れ図であ
る。オートフォーカス・マッピングでは、テスト中のデ
ィスクの所与のフィーチャを示す円周方向および半径方
向の湾曲特性を設定するために現行オートフォーカス値
を使用する。まず、ステップ366では、オートフォー
カスおよびプリズム位置信号のアナログ/ディジタル変
換をトリガし、現行位置変数(半径および角度)を前の
ものとして格納し、新しい現行位置変数を読み取る。次
にステップ368で、新しいオートフォーカス値を読み
取る。このオートフォーカス値を使用して、テスト中の
ディスク2cの平面度を示す円周方向の湾曲変数の最大
値および最小値を設定またはリセットする。オートフォ
ーカス値が最小円周方向湾曲より小さいとステップ37
0で判定した場合、ステップ372で最小円周方向湾曲
を現行オートフォーカス値に設定する。オートフォーカ
ス・レベルが最大円周方向湾曲より大きいとステップ3
74で判定した場合、ステップ376で最大円周方向湾
曲をオートフォーカス値に設定する。
【0066】次にステップ378では、現行角度でディ
スクの中心から外向きに延びる線として定義されたスポ
ークに沿ってスポーク統計を生成できるようにするため
にスポーク・ポインタpSpkを作成する。現行オートフォ
ーカス値がスポーク用の最小オートフォーカスより小さ
いとステップ380で判定した場合、ステップ382で
スポークの最小オートフォーカス値を現行オートフォー
カス値から設定する。最小と最大のオートフォーカスの
差がそのディスクの最大半径方向湾曲より大きいとステ
ップ384で判定した場合、ステップ386で最大半径
方向湾曲を最小と最大のオートフォーカスの差から設定
する。現行オートフォーカス値がスポーク用の最大オー
トフォーカス値より大きいとステップ388で判定した
場合、ステップ390でこの後者の値を現行オートフォ
ーカス値に設定する。最小と最大のオートフォーカスの
距離がそのディスクの最大半径方向湾曲より大きいとス
テップ392で判定した場合、ステップ394で最大半
径方向湾曲をスポークの最小と最大のオートフォーカス
の距離から設定する。次にステップ396で、オートフ
ォーカス(レンズ位置)とプリズム位置の現行値を読み
取る。格納のためにこれらの変数用のコードを1対のも
のに形成する。
【0067】レンズ6の焦点を自動的に調整するための
サブシステム内で検出される焦点調整エラーを示す微分
エラー信号は、焦点検出器8c内の光電検出器の出力間
の差から生成される。このエラー信号は検査のためにデ
ィスク2cを回転したときにオートフォーカス信号がデ
ィスク2cの高さの変化についていき、それにより、干
渉計2の適切な機能を維持できる能力を表すので、ステ
ップ396でこのエラー信号も読み取り、ミクロン単位
の同等オートフォーカス・エラーに変換する。次にステ
ップ400では、現行オートフォーカス・エラーを現在
格納されている最大オートフォーカス・エラーと比較す
る。現行オートフォーカス・エラーの方が大きい場合、
ステップ402で最大オートフォーカス・エラーを新し
い最大レベルに設定する。いずれの場合も、次にステッ
プ304が終了する。
【0068】図23は、図13のステップ240の走査
終了テストで行うプロセスを示す流れ図である。ステッ
プ404で行う第1の一連のテストでは、欠陥像テーブ
ルが一杯であるかどうか、欠陥位置テーブルが一杯であ
るかどうか、オートフォーカス・マップ・テーブルが一
杯であるかどうか、ピクセル幅が限界を超えたかどう
か、走査時間がタイムアウト限界を超えたかどうか、ア
ドレス・バッファ194が一杯でラッチされているかど
うか、またはデータ・バッファ195が一杯でラッチさ
れているかどうかという終了条件を判定する。いずれか
の終了条件を満足する場合、検査プロセスを終了する。
終了の影響は図13に示す。次にステップ406で、そ
れがゼロに等しいかどうかを確認するために更新カウン
タをテストする。それがこの時点でゼロに等しい場合、
欠陥走査の開始時にゼロに設定されているので、走査終
了テストを終了する。ステップ408で行う第2の一連
のテストでは、他のいくつかの終了条件を検査する。現
行角度が最大(360度)角度より大きく、ターンテー
ブル・エンコーダ198(図7に示す)がカウントした
ビット数が多すぎることを示す場合、欠陥像カウントが
バンド限界(ディスク2cの環状部分で許容される所定
の最大欠陥数である)を超える場合、円周方向湾曲がバ
ンド限界(ディスクの環状部分内の所定の最大許容湾曲
である)を超える場合、あるいは最大半径方向湾曲がバ
ンド限界を超える場合、このプロセスは終了する。
【0069】次にステップ410では、前の角度が現行
角度より大きいかどうかの判定を行う。大きい場合、タ
ーンテーブル2e(図1に示す)による1回転が完了
し、新しい回転の開始を示す0度の角度を通過してい
る。これが発生した場合、1回転の終了時に行ういくつ
かの動作を実行する。まず、ステップ412で、トラッ
ク統計アレイが一杯であるかどうかを判定するためにテ
ストを行う。それが一杯ではない場合、そのトラック用
の様々な統計、すなわち、最小および最大湾曲、半径、
最大オートフォーカス・エラーをステップ414で記録
する。いずれの場合も、ステップ416でスピン・カウ
ンタを増分し、最小円周方向湾曲がディスク湾曲より小
さい値に設定されているかどうかを判定するためにステ
ップ418でテストを行う。設定されている場合、ステ
ップ420で最小ディスク湾曲を最小円周方向湾曲のレ
ベルに設定する。同様に、次にステップ422で、最大
円周方向湾曲がディスク湾曲より小さい値に設定されて
いるかどうかを判定するためのテストを行う。設定され
ている場合、ステップ424で最大ディスク湾曲を最大
円周方向湾曲のレベルに設定する。次にブロック426
で、ディスク湾曲がバンド限界を超えているかどうかの
判定を行う。超えている場合、プロセスは終了する。そ
うではない場合、ステップ428で最大ディスク湾曲を
最大円周方向湾曲から設定する。
【0070】これに対して、ステップ410で完全な1
回転が完了していないと判定した場合、ステップ410
に続く上記の様々なプロセスは不要である。いずれの場
合も、ステップ430では、内径がゼロであるかどうか
の判定を行う。ゼロである場合、干渉計2を移動せずに
ターンテーブル2e(どちらも図1に示す)を回転させ
る特殊診断手順を実行するために内径がゼロに設定され
ていることが分かっている。このようなテストでは、所
望の回転数が限界として内部に設定されているので、内
径がゼロの場合、ステップ432でこの限界と照らし合
わせてスピン・カウンタを検査する。この限界に達した
場合、プロセスは完了しているので終了する。そうでは
ない場合、終了テスト・ステップ240を終了する。
【0071】ステップ430で内径がゼロではないと判
定した場合、全ディスク検査が進行中である。バンドの
概念は、ディスクの活動領域内の各種バンドまたは環状
領域に関する検査基準の変動を可能にするように実現さ
れている。したがって、ステップ434では、キャリッ
ジ159の半径方向位置を現行バンドの外径と比較す
る。現行半径がバンドの外径より大きくない場合、終了
テスト・ステップ240を終了する。現行半径が現行バ
ンドの外径より大きい場合、ステップ436で現行バン
ド・インデックスを増分する。ステップ438で判定し
たように、新しい現行バンドが最大バンド限界に等しい
場合、テストは完了しているので終了する。そうではな
い場合、終了テストを終了する。
【0072】図12に関連して前述したように、狭域走
査干渉計2aにより個々の欠陥の輪郭を生成するプロセ
スは、欠陥テーブルに検査すべき欠陥が十分な数になる
とただちに開始するか、または関心のある領域全体が広
域走査干渉計2によって走査されるまで待機することが
できる。
【0073】もう一度図3〜5を参照し、欠陥輪郭の生
成について説明する。光電検出器66、68で測定した
相対照度は、楕円60が示す楕円偏光の長軸および短軸
に沿った偏光の相対強度を示し、したがって、戻ってく
るサブビーム48、50間の位相のずれを示す。この位
相のずれは、テスト・スポット54、56の相対高さ
と、干渉計2a内のパラメータとの関数である。二分の
一波長板30を出る楕円偏光戻りビームは、矢印28が
示す方向に偏光した光を示すXベクトルVxと、矢印4
4が示す方向に偏光した光を示すYベクトルVyとに数
学的に分解することができる。これらのベクトルの値
は、以下の式により時間変数tの関数として示される。 Vx=A0sin(ωt+kL+2kd+Φ0) (1) Vy=A0sin(ωt+kL) (2) したがって、XベクトルとYベクトルは同じ振幅A0
有し、位相角のみが異なる。上記の式では、ωは1秒あ
たりのラジアン単位で示すレーザ・ビームの角周波数で
あり、Lは両方の式(1)および(2)に対して同じ効
果を有するので重大ではない光路の元の長さであり、d
はこのプロセスによって測定する高さの差であり、Φ0
はテスト・スポット54、56が同じ高さであるときに
本装置によって供給される位相角である元の位相角であ
り、kは以下のように定義される波数である。
【数1】 では、λはレーザ・ビームの波長である。以降の数学的
誘導を単純化するため、以下のように複素数表記を使用
して上記の式を書き直す。
【数2】 y=A0(ωt+kL) (5) ビームスプリッタ25を通過後、楕円偏光戻りビーム6
2は偏光ビームスプリッタ64内でサブビームに分解さ
れる。ビームスプリッタ25は非偏光タイプであり、異
なる極性を同じように処理するので、このビームスプリ
ッタ25による透過損失は考慮しない。というのは、光
電検出器68の光のレベルが以下の式によって示される
と判断されるからである。 Vs=Vxcos45°+Vycos45° (6)
【数3】
【数4】 光電検出器68で測定した光の強度はVsにその共役を
掛けることによって得られ、その結果、以下の式にな
る。
【数5】 次に、I0はA0の2乗に等しいと定義し、上記の式の虚
数部分は除去し、式の実数部分は以下のように書き直
す。
【数6】
【数7】 同様に、センサ66におけるビームの強度は以下の式に
よって示される。
【数8】
【0075】これまでの説明では、二分の一波長板30
で下向きに方向付けられる入射レーザ・ビーム14は、
二分の一波長板30に入るときに矢印28の方向に完全
に偏光されると想定する。すなわち、これまでの説明で
は、以下の式が真になると想定している。 Ix=I0 (13);Iy=0 (14)
【0076】より現実的な数学モデルは以下の式によっ
て示されるが、式中のΓは装置の様々な態様に応じて0
〜1の間の値を有する。二分の一波長板30に入るレー
ザからの入力ビームが矢印28が示すx方向に完全に偏
光される場合、Γは1になる。このビームが矢印44
(図5に示す)が示すy方向に完全に偏光される場合、
Γは0になる。 Ix=ΓI0 (15) Iy=(1−Γ)I0 (16) このような条件下では、光電検出器68に突き当たるビ
ームの照度I1と光電検出器66に突き当たるビームの
照度I2は以下の式によって示される。
【数9】
【数10】 上記の強度に関連する数学的計算は、式(17)および
(18)の和および差を考慮することによって単純化さ
れ、以下の結果が得られる。 I1−I2=(2Γ−1)I0cos(2kd+Φ0) (19) I1+I2=I0 (20)
【0077】微分強度パラメータは、照度信号間の差を
それらの和で割ることによって形成される。したがっ
て、この微分強度パラメータSは以下の式によって示さ
れる。
【数11】 干渉計10は、特に矢印28が示す方向にウォラストン
・プリズム34を移動することによって調整することが
できるので、Φ0は0、π/2、または他の都合のよい
値になる。このような調整は、たとえば、平らなテスト
表面12を結像したときに2つの光電検出器66、68
の出力値が等しくなるように行うことができる。
【0078】Φ0は−π/2に設定されるので、Sは以
下のように表される。
【数12】 この代入により、Sはdと同じ符号を有する。式(2
2)は距離dについて解くことができる形式になってお
り、以下の式が得られる。
【数13】 この式は、以下の関係が満足される限り、真になる。 0<Γ<1 (24)
【数14】 O079】したがって、測定プロセス中には、光電検出
器66、68が測定した上記の式でI1およびI2として
示す照度値を式(22)および(23)に代入すること
により、上記の式にdとして示す2つのテスト・スポッ
ト54、56の高さの差を決定するためのプログラムが
プロセッサ78内で実行される。
【0080】図6は、上記で定義した好ましいモードで
の本装置の動作によりテスト表面の比較的大きい異常の
輪郭を決定するプロセスのグラフ表現である。測定を行
うたびに、テスト・スポット54、56間の差と等しく
Δxとして示される増分高さで発生したΔdjとして示
される高さの変化の計算値が得られる。たとえば、走査
運動は一定の速度で行われ、光電検出器66、68の出
力は距離Δx全体の走査に対応する時点で定期的にサン
プリングされる。この距離は、たとえば、2ミクロンに
することができる。XiおよびHiとして示される異常の
表面上の測定点iまでの水平座標および垂直座標は以下
の式を使用して計算される。 Xi=iΔx (26)
【数15】
【0081】したがって、プロセッサ72内で実行され
るプログラムは、式(26)および(27)を使用して
水平距離および高さ情報を計算することにより、輪郭作
成機能も実行する。「高さ」という用語はテスト中の表
面12の名目上平らな表面より上の垂直距離または異常
の上向き傾斜部分を示すために使用するが、「高さ」の
値がマイナスの場合、テスト中の表面12の名目上平ら
な表面より下の垂直距離または異常の下向き傾斜部分を
示すことを理解されたい。横方向の解像度は、サブビー
ムのスポット・サイズと、2本のビーム間の分離距離と
によって決まる。垂直解像度は、微分強度パラメータS
の計算において暗示される信号対雑音比によって決ま
る。次にこの信号対雑音比は、システムの安定性と、レ
ーザの強度および変動レベルと、コントラスト比、光電
検出器66、68の暗電流、雑音レベル、感度とによっ
て決まる。この種の装置を使用すると、1ナノメートル
の垂直解像度を達成することができる。
【0082】欠陥または異常が極めて大きい場合、この
方法を使用すると、ディスクの中心から様々な半径方向
距離にある異常の各セクションを表すいくつかの輪郭を
生成することができる。
【0083】ある程度の具体性を伴うその好ましい形式
または実施例における本発明を説明してきたが、この説
明は例としてのみ示したものであり、本発明の精神およ
び範囲を逸脱せずに、部品の組合せおよび構成を含む、
構築、作成、使用の詳細において様々な変更が可能であ
ることを理解されたい。
【0084】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0085】(1)サンプルの表面を検査するための検
査装置において、表面欠陥の存在を判定する広域走査干
渉計と、前記広域走査干渉計によって位置が特定された
前記表面欠陥の輪郭を判定する狭域走査干渉計と、前記
サンプルと前記広域走査および狭域走査干渉計との相対
運動を確立するための手段であって、前記表面が前記広
域走査および狭域走査干渉計に隣接している手段とを含
むことを特徴とする検査装置。 (2)相対運動を確立するための前記手段が、前記サン
プルを第1の方向に移動させるための第1の駆動手段
と、前記広域走査干渉計を第2の方向に移動させるため
の第2の駆動手段と、前記狭域走査干渉計を第3の方向
に移動させるための第3の駆動手段とを含むことを特徴
とする、上記(1)に記載の検査装置。 (3)相対運動を確立するための前記手段が、前記サン
プルを軸の周りを回転させるための第1の駆動手段と、
前記広域走査干渉計を前記軸から半径方向に延びる第1
の方向に移動させるための第2の駆動手段と、前記狭域
走査干渉計を前記軸から半径方向に延びる第2の方向に
移動させるための第3の駆動手段とを含むことを特徴と
する、上記(1)に記載の検査装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により構築された光学検査装置の正面図
である。
【図2】図1の装置内の広域走査干渉計の概略正面図で
ある。
【図3】図1の装置内の狭域走査干渉計の概略正面図で
ある。
【図4】図3の干渉計内の二分の一波長板の概略平面図
であり、それを通過したビームの偏光の向きを示す図で
ある。
【図5】図3の干渉計内のウォラストン・プリズムの概
略平面図であり、それを通過したビームの偏光の向きを
示す図である。
【図6】図3の干渉計を使用して大きい欠陥の輪郭を決
定するための方法を示すグラフである。
【図7】図2の広域走査干渉計内の線走査CCDセンサ
からデータを獲得するためのビデオ前処理システムのブ
ロック図である。
【図8】図2の広域走査干渉計内の線走査CCDセンサ
の概略正面図であり、このセンサによるテスト・サンプ
ルの単一ビデオ線走査中に検査した表面の一部分をさら
に示す図である。
【図9】図8の線走査CCDセンサの出力を示すグラフ
である。
【図10】図7の前処理システム内のFIFOバッファ
の概略図である。
【図11】図2の広域走査干渉計内の領域アレイCCD
センサで生成されるインターフェログラムにおいて重要
な領域の概略正面図である。
【図12】図1の装置の全体的なプロセスを示す流れ図
である。
【図13】図12の高速走査プロセスの流れ図である。
【図14】図13の初期設定同期化プロセスを示す流れ
図である。
【図15】図12のスマート・フラッシュ・プロセスの
流れ図である。
【図16】図13の欠陥検出プロセスの流れ図である。
【図17】図16の開始アドレス処理プロセスの流れ図
である。
【図18】図16の終了アドレス処理の流れ図である。
【図19】図17の大きい欠陥を処理するためのプロセ
スの流れ図である。
【図20】図17の欠陥像履歴テーブルを更新するため
のプロセスの流れ図である。
【図21】図17の欠陥位置を記録するためのプロセス
の流れ図である。
【図22】図17のオートフォーカス・マッピング記録
ステップの流れ図である。
【図23】図13の走査終了テストの流れ図である。
【符号の説明】
2 広域走査干渉計 2a 狭域走査干渉計 2b 検査中の表面 2c ディスク 2d モータ 2e ターンテーブル 2f ホイール 3 シャフト 3a フレームワーク 3b レール 3c 上部駆動モータ 3d 上部親ねじ 3e 下部駆動モータ 3f 下部親ねじ
フロントページの続き (72)発明者 マイケル・ジェラード・リサンケ アメリカ合衆国33437−1003 フロリダ州 ボイントン・ビーチ イースト・ローズ・ マリー・アベニュー 8111 (72)発明者 フイゾン・ルー アメリカ合衆国33063 フロリダ州ココナ ット・クリーク ノースウェスト・シクス ス・プレース 4747 (72)発明者 リチャード・ジェイ・マコーミック アメリカ合衆国33064 フロリダ州ライ ト・ハウス・ポイント ノースイースト 27 アベニュー3721 (72)発明者 ランプオン・ティ・ペナ アメリカ合衆国33326 フロリダ州フォー ト・ローダーデール サウスウェスト フ ィフス・コート16900 (72)発明者 エリックス・ヴィ・シュネッツァー アメリカ合衆国33436 フロリダ州ボイン トン・ビーチ ストーンハーヴン・ドライ ブ 1670 アパートメント5 (72)発明者 アリ・レザ・ターヘリー アメリカ合衆国33496 フロリダ州ボカ・ ラトンノース・ミリタリー・トレール 4419 ナンバー1014

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプルの表面を検査するための検査装置
    において、 表面欠陥の存在を判定する広域走査干渉計と、 前記広域走査干渉計によって位置が特定された前記表面
    欠陥の輪郭を判定する狭域走査干渉計と、 前記サンプルと前記広域走査および狭域走査干渉計との
    相対運動を確立するための手段であって、前記表面が前
    記広域走査および狭域走査干渉計に隣接している手段と
    を含むことを特徴とする検査装置。
  2. 【請求項2】相対運動を確立するための前記手段が、 前記サンプルを第1の方向に移動させるための第1の駆
    動手段と、 前記広域走査干渉計を第2の方向に移動させるための第
    2の駆動手段と、 前記狭域走査干渉計を第3の方向に移動させるための第
    3の駆動手段とを含むことを特徴とする、請求項1に記
    載の検査装置。
  3. 【請求項3】相対運動を確立するための前記手段が、 前記サンプルを軸の周りを回転させるための第1の駆動
    手段と、 前記広域走査干渉計を前記軸から半径方向に延びる第1
    の方向に移動させるための第2の駆動手段と、 前記狭域走査干渉計を前記軸から半径方向に延びる第2
    の方向に移動させるための第3の駆動手段とを含むこと
    を特徴とする、請求項1に記載の検査装置。
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