JPH10103154A - 航空機に動力を供給するガスタービンエンジン動力装置用の先細/末広排気ノズル - Google Patents
航空機に動力を供給するガスタービンエンジン動力装置用の先細/末広排気ノズルInfo
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- JPH10103154A JPH10103154A JP9276681A JP27668197A JPH10103154A JP H10103154 A JPH10103154 A JP H10103154A JP 9276681 A JP9276681 A JP 9276681A JP 27668197 A JP27668197 A JP 27668197A JP H10103154 A JPH10103154 A JP H10103154A
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Abstract
を供給するガスタービンエンジン動力装置用の軸対称型
先細/末広排気ノズルを完全環構体に作ること。 【解決手段】 排気ノズルは、先細フラップ34及び末
広フラップ36を位置決めすると共にこれらのフラップ
により生じる荷重をバランスする圧力バランス同期リン
グ30と、この同期リングを駆動して排気ノズルの先細
/末広形状を変化させるアクチュエータ46と、同心的
に配置された一対の間隔を置いた環状静止構体107,
109とを包含する。アクチュエータ46は、同期リン
グ30の外周面内に配列されている。また、同期リング
30は一対の静止構体107,109間に配置されて、
排気ノズルが完全環構体とされている。
Description
ードの名義で出願された“同期リング連結サスペンショ
ンを備える先細/末広ノズル”と題する米国特許出願
(代理人の整理番号F−7749)、及びアルフレド
サイレス及びジェニファー グロースマンの名義で出願
された“小型の圧力バランス支点リンクを備える排気ノ
ズル”と題する米国特許出願(代理人の整理番号F−7
677)の主題と関連する。以上述べた米国特許出願の
すべては、本件特許出願の優先権の主張の基礎となる米
国特許出願と同時に出願されかつ本特許出願と同じ譲受
人に譲渡されている。
(Short Take−Off and Vertical Landing:以下“ST
OVL”と略称する)機に動力を供給するガスタービン
エンジンに用いられる小型の軸対称型先細/末広排気ノ
ズルに関し、更に詳細には、その圧力バランス同期リン
グの構成及び駆動システムの構成に関する。
末広排気ノズルが、文献に開示され、作動の一定モード
の間エンジン性能を増進するためにノズルのスロート形
状を変えるためジェット及びターボジェットエンジンに
用いられている。これは、特に、オグメンタを備えるガ
スタービンエンジンでもって動力が供給される航空機の
場合に言える。排気ノズルは、排気ガスを誘導する性能
を持って又は持たないで2つ又は3つの寸法形状に形状
を変えることができる。明らかに、誘導ノズルの目的
は、航空機を制動するために推力の方向変化を行い又は
推力を逆にすることにある。従来の排気ノズルの幾つか
の例が、1974年2月19日にスワブリー等に対して
特許が付与された“バランス式フラップ型先細/末広ノ
ズル”と題する米国特許第3,792,815号、19
84年6月26日にジョーンズ等に対して特許が付与さ
れた“二重調和リング構体を備える排気ノズルアセンブ
リ”と題する米国特許第4,456,178号、198
4年5月8日にワイリー等に対して特許が付与された
“3次元軸方向移動可能な先細/末広ノズルアセンブ
リ”と題する米国特許第4,456,178号、198
4年4月3日にマデンに対して特許が付与された“可変
面積式ノズルの荷重をバランスする簡略型装置”と題す
る米国特許第4,440,347号、1984年4月3
日にワイリーに対して特許が付与された“軸方向に移動
可能な可変面積式先細/末広ノズル”と題する米国特許
第4,440,346号、1991年4月30日にバル
ザに対して特許が付与された“先細/末広ノズルの構
成”と題する米国特許第5,011,080号、及び1
993年6月1日にバルザに対して特許が付与された
“先細/末広ノズル用のフラップヒンジ装置”と題する
米国特許第5,215,256号の各明細書に開示され
ている。以上述べた米国特許のすべては、本特許出願及
び1975年8月12日にカンボーライブスに対して特
許が付与された“可変断面を有するノズル”と題する米
国特許第3,899,133号の譲受人と同じ譲受人に
譲渡されている。
達が単一エンジン式航空機にまた多エンジン式航空機の
STOVL作動にも使用することができるガスタービン
エンジンを設計し、製造することに努力していることも
よく知られている。更に、排気ノズルが互いに関節接続
されて誘導性能を提供する複数のポジションフラップを
包含し、又は排気ノズル全体が誘導性能を提供するため
に(ヤコブレブ エアクラフト カンパニーにより製造
された)YAK−141ロシア製航空機に用いられてい
る回転可能な相互接続ダクトと同様なダクトを包含する
こともよく知られている。本発明は、主として、排気ノ
ズルの構成部品以外の手段により動かされる型式の可変
先細/末広排気ノズルに関するものである。換言すれ
ば、排気ノズルに接続されている複数の上流側ダクトが
これらダクト内を流れるエンジン媒体の流れ方向を変え
るために互いに関して回転できる機能を有し、これらダ
クトの回転が排気ノズル全体を水平飛行のための軸方向
位置から垂直飛行及びこれら水平飛行と垂直飛行との中
間の飛行姿勢のための半径方向位置に、及び航空機にか
た揺れを生じさせるための横方向位置に回転せしめる。
問題として、とりわけ、次のような問題がある。すなわ
ち、STOVL作動中に適当な地上クリアランスを提供
するために、ノズルを十分に短くしなければならない。
また、一定の型式のSTOVL推進システム、例えば軸
駆動式リフトファンを用いるSTOVL推進システム
は、ノズルにより生じる推力及びSTOVLモード中に
軸駆動式リフトファンを駆動するのに必要とされる動力
のための許容可能な推力分割制御を提供するために、高
応答性で大きいターンダウン比のノズルを必要とする。
を達成するためには、先細/末広排気ノズルのスロート
寸法を変化させるアクチュエータを用いることが必要で
ある。これらのアクチュエータは、典型的に、液圧媒体
としてエンジン燃料を用いる液圧型のアクチュエータで
ある。したがって、本発明も液圧媒体として燃料を用い
る液圧アクチュエータを用いるようにしている。
チュエータの寸法は、かなり大きくそれ故重い先細/末
広ノズル駆動システムの動力要求にマッチすることが必
要とされ、それに相応する囲いが必要とされる。また、
この型式のアクチュエータに適応するのに必要な燃料の
量のために、かなり大きくてフレキシブルな燃料ライン
が必要とされる。燃料ラインがフレキシブルであること
が必要とされる理由は関節接続のダクトが逆回転するか
らであり、この燃料ラインをフレキシブルとするという
燃料ラインの要求に適応するようなスペースを燃料ライ
ンは利用できる必要がある。したがって、ダクトの寸法
が実際的でないばかりでなく、ダクトの重量が非常に重
くなり、ダクトのフレキシビリティーが逆に損なわれる
ものである。更に、エンジン燃料ポンプは、所望時間に
フラップの位置を変える要求に適応するために過度に酷
使されるか、又は不十分な寸法とされる。
願されて本特許出願の優先権の主張の基礎となる米国特
許出願と共に出願中の米国特許出願に開示されている小
型ノズルは、圧力バランス同期リングを静止構体内に配
置することができなく、したがって排気ノズルを完全環
(フルフープ)の構成に維持することができないもので
ある。本発明は、この問題を解決するものである。その
上、本発明は、取付けボルトに接近することができるよ
うに液圧アクチュエータを取付け、またフラップを冷却
することができるように先細フラップのピボットを配置
し、更に同期リングの直線移動を容易にすることができ
るように同期リングにローラを用いるものである。
が圧力により生じたときにも静止構体が確実な密封を提
供することにより、同期リングと接触する確実な密封表
面及び同期リングの囲いを維持するために圧力及び構造
的たわみに耐える完全環構体を提供するものである。そ
して、液圧アクチュエータを取り囲み同期リングの外周
面内に配列することにより、支点リンクから外れている
アクチュエータ荷重により生じるねじりモーメントが減
少する。
細/末広排気ノズルを提供することにある。
動ロッドを取り囲み同期リングと整列させることにあ
る。
ることができるようにアクチュエータを静止構体に取付
けることにある。
ステムの冷却能力を増強するために先細フラップのピボ
ット機構のための支持構体を提供することにある。
照して詳述する下記の説明から一層明らかになるであろ
う。
ように、参照符号10により総括的に示されているエン
ジンは、参照符号12により総括的に示されている航空
機に搭載される。そして、エンジン10は参照符号14
により総括的に示されている軸対称型排気ノズルと、参
照符号15により総括的に示されている3つのベアリン
グダクトとを包含する。これらのベアリングダクト15
は、逆回転することができ、図1に示されるような水平
飛行状態及び図2に示されるようなSTOVL状態に位
置され得る。排気ノズル14を誘導機能を得るための位
置にすることは、所望する姿勢をとるように3つのベア
リングダクト15を関節接続してそれらのベアリングま
わりに回転させることにより行われる。図2に見られる
ように、航空機が地面上であり、車輪16が伸長されて
いると共に排気ノズル14がSTOVL状態であるとき
には、排気ノズル14の長さを十分に短くし、排気ノズ
ル14が地面に接触しないようにすることが絶対必要な
条件である。
もしこのような従来の排気ノズルが図1及び図2に示さ
れているエンジンに用いられた場合には、上述した条件
に適合することができないものである。すなわち、この
例に示されるように、従来の排気ノズルは外側フラップ
18と、末広フラップ20と、先細フラップ22とから
成る。そして、これらのフラップに加え、従来の排気ノ
ズルは、参照符号24及び26により示されているバラ
ンスフラップを必要とする。このような従来の排気ノズ
ルの一層詳細な説明には、従来例として上述されている
米国特許第3,792,815号明細書が参照される。
ングとを結合した構造の圧力バランスピストン兼アクチ
ュエータ用同期リング(以下“PBSR”と略称する)
30と、支点リンク32と、先細フラップ34と、末広
フラップ36と、後述する複数の付属接続リンクとから
成る小型で軸対称の排気ノズルを示す部分断面図及び部
分斜視図である。また、空気力学的に滑らかな表面を提
供する外側フラップ39が設けられている。そして、大
略三角形の形状とされている支点リンク32はリンク3
8により液圧アクチュエータ46に接続され、該リンク
38は支点リンク32及び接続リンク42にそれぞれピ
ボット40及び44を介して枢動可能に接続されてい
る。本実施例においては、3つのアクチュエータ46が
エンジンの中心軸線Aのまわりに等しい間隔を置いて設
けられている。PBSR30は、円環状の形状とされて
いるハウジング48から成る。このハウジング48は、
エンジンの中心軸線Aに関して同軸に設けられていると
共に、室52を画成するために静止環状構体50を完全
に囲んでいる。室52は、半径方向に延びる環状部材5
8により2つの分割室54及び56に分割されている。
ウジング48は静止構体50に関して軸方向に動いて、
室56が作動室として働き、その結果室56内に導入さ
れた流体は典型的なピストンの作用と非常に似ているよ
うにハウジング48の内方表面60に対して作用する。
この圧力は、圧力が室56内に確立されるにつれてハウ
ジング48を右側に向って付勢し、それから接続リンク
42及びリンク38を付勢して支点リンク32をそのピ
ボット接続部62のまわりに回転せしめ、これによりフ
ラップの荷重をバランスせしめる働きをなす。リンク6
4及び66が、それぞれ、枢動接続部68及び70を介
して先細フラップ34にまた枢動接続部72及び滑動接
続部74を介して末広フラップ36に接続されている。
また、滑動接続部74が軌道76内を滑動する。この軌
道76は、末広フラップ36の後面に一体的に形成され
ている。明らかであるように、フラップ34と36とは
ヒンジ接続部80により互いにヒンジ接続され、また先
細フラップ34は枢動接続部82及び固定支持アーム8
4を介して静止構体50に接続されている。PBSR3
0は、先細フラップ及び末広フラップからリンケージ及
び支点を介して伝達される荷重に反作用し、これにより
生じた荷重をバランスせしめる。本質的に、これは上述
の米国特許第3,792,815号明細書に開示されて
いるバランスフラップと同じ働きをなし、その結果これ
らのバランスフラップが除去されて、先細/末広ノズル
の長さのかなりの減少が実現される。
めに、冷却ライナ87をフラップ34に設けることがで
きる。この冷却ライナ87は、フラップ34から半径方
向に間隔を置いて設けられ、ファン空気Bが先細フラッ
プ34を冷却するように流れるための軸方向通路を画成
する。また、図5に示されるように、エンジンの作動媒
体が隣接するフラップ間のガス通路から逃げるのを防止
するために、通常のシールフラップ92が設けられてい
る。
図4に示される位置から広げ、(末広フラップ36と先
細フラップ34との連結部における)排気ノズルのスロ
ート部の寸法を減少させて、先細/末広形状を変えるた
めに、アクチュエータ46が周知の方法で燃料(図示せ
ず)により駆動され、アクチュエータ用接続ロッド86
が右側に向って動かされる。同時に、円周まわりに間隔
を置いて設けられている複数の穴90(そのひとつが図
4に示されている)を通して導入された、矢印Bにより
示されているファン排出空気の圧力がPBSR30に作
用してアクチュエータ46により生じた力に加えられ
る。この力は、上述したように、リンケージを介して支
点リンク32に伝達される。それから、支点リンク32
がフラップを所望する先細/末広形状の位置に位置せし
める。したがって、圧力バランスはファン空気加圧式ピ
ストンによって成し遂げられる。そして、この場合、ピ
ストンは実際には先細及び末広フラップのすべてに取付
けられている同期リングであるので、従来技術に開示さ
れているバランスフラップの必要は除去される。これ
は、明らかに、より短い先細/末広排気ノズルを提供せ
しめ、より少数の部品が必要とされるだけである。ま
た、末広フラップ用リンク66は枢動支点リンク32に
接続されているので、エンジン設計者は面積比表を選定
するのにたくさんの融通性を有するものである。
/末広ノズルよりも先細ノズルの長さが実質的に100
%減少されると算定される。また、この構成による運動
システムは従来公知のシステムよりも少ない部品を必要
とするだけであり、したがってアクチュエータの往復運
動行程を実質的に50%減少せしめ、それ故ノズルの総
長さを減少せしめるものである。
例においては、アクチュエータ46(すべての図に示さ
れている同様な部品には同一の参照符号が付けられてい
る)が同期リングであるPBSR30の外周面内に配列
されている。すなわち、PBSR30は、図4に示され
たPBSR30とは異なる形状とされ、断面が大略U形
であるハウジング102を包含する。そして、このハウ
ジング102はそれぞれローラ105を支持する一対の
直径方向に間隔を置いたポケット104を担持してい
る。各ローラ105は、環状の静止構体107及び10
9の表面上を転動する。これら静止構体107,109
の表面は、密封表面であり、適当な密封部材を必要とす
る。作動室108は、図4の作動室56と同様であっ
て、円周まわりに間隔を置いて設けられている複数の穴
110(そのひとつが示されている)を通して、矢印B
により示される加圧ファン排出空気を受け入れる。支点
リンク32、アクチュエータ46、先細フラップ34及
び末広フラップ36を接続するリンケージの配置は、図
4に示されるリンケージの配置とは多少変更されてい
る。しかしながら、図6から明らかなように、この多少
変更したリンケージシステム及びピストンとリングとを
結合した構造の圧力バランスピストン/同期リングを具
備する先細/末広ノズルの作用は、図4に示されている
先細/末広ノズルの作用と実質的に同一である。また、
この実施例(図6)においては、本発明にしたがい、ア
クチュエータ46を支持する取付ブラケット112が、
互いに整列した環状の静止構体117及び109に形成
したフランジ111及び113に取付けられると共に複
数のナット及びボルト114(そのひとつが示されてい
る)により固定されるように設計されている。この設計
は、強度を弱める切欠き部を除去すると共に組立てを容
易にして排気ノズルを以下に述べる利点1)〜5)を有
する完全環構体に維持せしめるものである。 1)完全環の形状は、圧力及び構造的曲りに耐えて、接
触による確実な密封表面を維持せしめる。 2)アクチュエータが同期リングの外周面内に配列され
ることにより、支点から外れているアクチュエータ荷重
により生じるねじりモーメントが減少される。 3)空気フレーム取付け囲いが、アクチュエータを半径
方向内側に再配置することにより、減少される。 4)同期リングが静止構体により囲繞され、圧力による
たわみの発生があり得ることから、積極的な密封がなさ
れる。 5)密封表面の配置転換により、同期リングを4つの側
部を有する完全環構体にし、これにより先細フラップ又
は駆動荷重の変化に対する抵抗を増強せしめることがで
きる。
おいては、ピボット支持体が静止構体109の下側にボ
ルトで固定されて向かい合っているフランジ129及び
131を具備する環状フレーム121を包含する。この
構成によれば、環状フレーム121から垂下するフラン
ジ133を半径方向外側に引込ませ、これによりピボッ
ト点139を上げ、フラップ34のフラップ表面と冷却
ライナ87の内方表面との間に形成した冷却通路の入口
から離して位置させることができ、その結果先細フラッ
プの冷却を増強することができる。
述してきたけれども、本発明の精神及び範囲を逸脱する
ことなく、その形態及び詳部においてさまざまな変更が
できることは当業者にとって理解されるであろう。
する航空機に搭載されているタービン動力装置を幽霊画
法で略図的に示す斜視図である。
げられている関節ダクトを幽霊画法で示す部分図であ
る。
面図である。
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】航空機に動力を供給するガスタービンエン
ジン動力装置用の先細/末広排気ノズルにおいて、先細
フラップと、末広フラップと、これらの先細フラップ及
び末広フラップの荷重をバランスする圧力バランス同期
リング装置と、排気ノズルを駆動してその先細/末広形
状を変化させる駆動装置と、同心的に配置された一対の
間隔を置いた環状静止構体とを包含し、更に前記駆動装
置が前記同期リング装置に接続された液圧アクチュエー
タを包含すると共に前記同期リング装置の外周面内に配
列され、かつ前記同期リング装置が前記一対の間隔を置
いた環状静止構体間に配置されて先細/末広排気ノズル
が完全環構体とされていることを特徴とする先細/末広
排気ノズル。 - 【請求項2】請求項1記載の航空機に動力を供給するガ
スタービンエンジン動力装置用の先細/末広排気ノズル
において、前記静止構体から延びるフランジと、前記ア
クチュエータに取付けられたブラケットと、このブラケ
ットを前記フランジに取付けるボルト及びナット装置と
を包含し、このボルト及びナット装置には接近可能でそ
の取付け及び取外しが容易であることを特徴とする先細
/末広排気ノズル。 - 【請求項3】請求項2記載の航空機に動力を供給するガ
スタービンエンジン動力装置用の先細/末広排気ノズル
において、支点リンクと、この支点リンクに前記アクチ
ュエータ、前記同期リング装置、前記先細フラップ及び
前記末広フラップを相互接続するリンケージとを包含
し、更に前記同期リング装置が、軸線に関して同軸で同
心的に延びる延長部分を有するハウジングと、前記延長
部分に取付けられて前記静止構体上に乗っているローラ
とを包含することを特徴とする先細/末広排気ノズル。 - 【請求項4】短距離離陸・垂直着陸機に動力を供給す
る、中心軸線を有するガスタービンエンジン動力装置用
の軸対称型先細/末広排気ノズルにおいて、先細フラッ
プと、末広フラップと、前記中心軸線に関して同軸に設
けられて前記先細フラップ及び前記末広フラップを位置
決めする同期リングと、この同期リングを駆動して排気
ノズルの形状を変化させる液圧アクチュエータと、同心
的に配置された一対の間隔を置いた環状静止構体とを包
含し、更に前記同期リングが前記先細フラップ及び前記
末広フラップにより生じる荷重をバランスするピストン
装置を形成し、かつ前記同期リングが前記一対の間隔を
置いた環状静止構体間に配置されて先細/末広排気ノズ
ルが完全環構体とされていることを特徴とする軸対称型
先細/末広排気ノズル。 - 【請求項5】請求項4記載の短距離離陸・垂直着陸機に
動力を供給する、中心軸線を有するガスタービンエンジ
ン動力装置用の軸対称型先細/末広排気ノズルにおい
て、前記静止構体が、作動表面と、前記同期リングに取
付けられて前記作動表面上を転動するローラ装置とを包
含し、これにより前記同期リングが前記アクチュエータ
により駆動されたときに軸方向に動くことを特徴とする
軸対称型先細/末広排気ノズル。 - 【請求項6】請求項5記載の短距離離陸・垂直着陸機に
動力を供給する、中心軸線を有するガスタービンエンジ
ン動力装置用の軸対称型先細/末広排気ノズルにおい
て、前記同期リングが、前記中央軸線に関して同心的に
配置された一対の間隔を置いた軸方向に延びる環状の延
長部分を有するハウジングと、前記一対の間隔を置いた
環状の延長部分の各々に形成されて前記ローラ装置を回
転可能に支持するポケットを形成する装置とを包含する
ことを特徴とする軸対称型先細/末広排気ノズル。 - 【請求項7】請求項6記載の短距離離陸・垂直着陸機に
動力を供給する、中央軸線を有するガスタービンエンジ
ン動力装置用の軸対称型先細/末広排気ノズルにおい
て、前記アクチュエータに取付けられた枢動運動用支点
リンクと、この支点リンクに前記末広フラップ及び前記
先細フラップをそれぞれ取付けるリンク手段であって、
ピボット接続部を有し、このピボット接続部が前記静止
構体と前記リンク手段のリンク及び前記支点リンクの一
方とに取付けられているリンク手段と、前記ピボット接
続部を支持する支持体であって、ブラケットを有し、こ
のブラケットが前記一対の静止構体の一方に形成されて
いるフランジと組合う端フランジを備えている支持体
と、前記先細フラップに関して同心的に配置されている
と共に前記先細フラップから間隔を置いて冷却通路を形
成する冷却ライナとを包含し、これにより前記ピボット
接続部が前記冷却通路の入口から間隔を置いていること
を特徴とする軸対称型先細/末広排気ノズル。
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