JPH10103146A - 燃料噴射式エンジンの回転安定化装置 - Google Patents

燃料噴射式エンジンの回転安定化装置

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JPH10103146A
JPH10103146A JP27694696A JP27694696A JPH10103146A JP H10103146 A JPH10103146 A JP H10103146A JP 27694696 A JP27694696 A JP 27694696A JP 27694696 A JP27694696 A JP 27694696A JP H10103146 A JPH10103146 A JP H10103146A
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JP
Japan
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engine
sensor
sensor signal
signal
control computer
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JP27694696A
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English (en)
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Masahiko Karita
将彦 刈田
Tatsuya Sakazume
達也 坂詰
Kosuke Komatsu
幸助 小松
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H K S KK
HKS Co Ltd
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H K S KK
HKS Co Ltd
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの吸気配管に吸入空気の乱れを生ず
る場合にも、エンジンに適正な燃料を供給し、安定した
エンジンの回転を得ること。 【解決手段】 燃料噴射式エンジンの回転安定化装置2
0において、エアフローセンサ12とエンジン制御コン
ピュータ13との間にセンサ信号処理装置21を設け、
エアフローセンサ12のセンサ信号v0 をセンサ信号処
理装置21により平均化し、この平均化した信号va
エンジン制御コンピュータ13に送出可能とするもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料噴射式エンジン
の回転安定化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射式ガソリンエンジンは、エンジ
ンの吸気配管にエアフローセンサを設け、エアフローセ
ンサが検出した吸入空気量のセンサ信号をエンジン制御
コンピュータに送出し、エンジン制御コンピュータによ
り上記センサ信号を基準として燃料供給量を演算するこ
ととしている。即ち、エアフローセンサは、エンジンに
適正な量の燃料を供給するための基準となる信号を発生
するものであり、エンジンの回転を安定化させる上で重
要な役割をもっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の燃
料噴射式エンジンでは、吸気配管のレイアウト変更や、
吸気配管にエアクリーナ、ブローオフバルブ等の補器部
品を付加したとき、吸気配管における吸入空気の流れに
乱れを生じ、エンジン回転が不安定になることがあり、
最悪の場合にはエンジン停止に至ることがある。
【0004】このようなエンジン回転の不安定は、吸気
配管における吸入空気の乱れをエアフローセンサが敏感
に検出し、その結果、エンジン制御コンピュータが不適
正な量の燃料をエンジンに供給することに起因する。
【0005】本発明の課題は、エンジンの吸気配管に吸
入空気の乱れを生ずる場合にも、エンジンに適正な燃料
を供給し、安定したエンジンの回転を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、エンジンの吸気配管にエアフローセンサを設け、エ
アフローセンサが検出した吸入空気量のセンサ信号をエ
ンジン制御コンピュータに送出し、エンジン制御コンピ
ュータにより上記センサ信号を基準として燃料供給量を
演算する燃料噴射式エンジンの回転安定化装置におい
て、エアフローセンサとエンジン制御コンピュータとの
間にセンサ信号処理装置を設け、エアフローセンサのセ
ンサ信号をセンサ信号処理装置により平均化し、この平
均化した信号をエンジン制御コンピュータに送出可能と
してなるようにしたものである。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記センサ信号処理装置とエ
ンジン制御コンピュータとの間にスイッチ装置を設け、
スイッチ装置は、エンジンのスロットルセンサの出力に
よりスイッチング動作し、スロットルセンサがスロット
ル弁開き状態を出力しているときにはエアフローセンサ
のセンサ信号をそのまま平均化せずにエンジン制御コン
ピュータに送出し、スロットルセンサがスロットル弁閉
じ状態を出力しているときにはセンサ信号処理装置が出
力するセンサ信号の平均化信号をエンジン制御コンピュ
ータに送出するようにしたものである。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において更に、前記センサ信号処理装置が、
エンジン制御コンピュータへの送出信号を、エンジンの
アイドリング運転に必要とされる吸入空気量の上限と下
限の範囲内に制限可能としてなるようにしたものであ
る。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記の作用
がある。 センサ信号処理装置がエアフローセンサのセンサ信号
を平均化してエンジン制御コンピュータに送出する。従
って、吸気配管における吸入空気の流れに乱れを生ずる
場合にも、エンジン制御コンピュータはこの乱れをその
まま反映したセンサ信号に対する過剰な反応を抑え、セ
ンサ信号を平均化した信号に基づいて適正な量の燃料を
エンジンに供給し、安定したエンジンの回転を得る。
【0010】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 吸気配管における吸入空気の乱れは、アイドリングや
減速運転時のスロットル弁閉じ状態(スロットル弁の全
閉及び全閉近傍の状態)において顕著に生ずる。従っ
て、スイッチ装置により、(a) スロットル弁開き状態で
は、エアフローセンサのセンサ信号をそのままエンジン
制御コンピュータに送出することにより、エンジン制御
コンピュータに乱れのない吸入空気の生で真正なセンサ
信号に基づいて適正な量の燃料をエンジンに供給し、
(b) スロットル弁閉じ状態では、センサ信号処理装置が
平均化したセンサ信号の平均化信号をエンジン制御コン
ピュータに送出することにより、エンジン制御コンピュ
ータは上記により適正な量の燃料をエンジンに供給す
ることができる。
【0011】即ち、エンジンのあらゆる運転状態で、エ
ンジンに適正な燃料を供給し、安定したエンジンの回転
を得ることができる。
【0012】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 スロットルセンサが、スロットル弁閉じ状態を出力
し、スイッチ装置がエンジン制御コンピュータにエアフ
ローセンサのセンサ信号を平均化した信号を送出すると
き、(a) アイドリング運転に必要とされる吸入空気量の
上限の範囲内に、上記エンジン制御コンピュータへの送
出信号を制限したから、例えばターボチャージャのブロ
ーオフバルブが開かれる等によりエンジンに実際には供
給されない多量吸気量に対応するセンサ信号の平均値を
エンジン制御コンピュータに送出する如くを排除でき、
また、(b) アイドリング運転に必要とされる吸入空気量
の下限の範囲内に、上記エンジン制御コンピュータへの
送出信号を制限したから、例えば排気管の長さ、エンジ
ンの個性等によりエンジンに実際に供給されている量よ
り少ない吸気量に対応するセンサ信号の平均値をエンジ
ン制御コンピュータに送出する如くを排除できる。
【0013】従って、スロットル弁閉じ状態で実際にエ
ンジンが必要としている空気量信号をエンジン制御コン
ピュータに送出し、エンジンに必要とされる適正な燃料
を供給できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態を示す回路
図、図2は第2実施形態を示す回路図、図3は第3実施
形態を示す回路図、図4は第4実施形態を示す回路図で
ある。
【0015】(第1実施形態)(図1) 燃料噴射式ガソリンエンジン10は、図1に示す如く、
吸気配管11にホットワイヤ式エアフローセンサ12を
設け、エアフローセンサ12が検出した吸入空気量のセ
ンサ信号をエンジン制御コンピュータ(ECU)13に
送出し、ECU13により該センサ信号を基準として燃
料供給量を演算することとしている。
【0016】エンジン10の回転安定化装置20は、エ
アフローセンサ12とECU13との間にセンサ信号処
理装置21を設けている。センサ信号処理装置21は、
エアフローセンサ12のセンサ信号v0 を平均化し、こ
の平均化信号va をECU13に送出する。センサ信号
処理装置21は、例えば、R1 とC1 からなる時定数回
路(ローパスフィルター)22と、オペーレショナルア
ンプ23とからなり、エアフローセンサ12からのセン
サ信号v0 (電圧信号)を時定数回路22により平均化
して平均化信号va を得る。
【0017】第1実施形態の回転安定化装置20によれ
ば、以下に如くの作用がある。センサ信号処理装置21
がエアフローセンサ12のセンサ信号v0 を平均化して
ECU13に送出する。従って、吸気配管11における
吸入空気の流れに乱れを生ずる場合にも、ECU13は
この乱れをそのまま反映したセンサ信号v0 に対する過
剰な反応を抑え、センサ信号v0 を平均化した信号va
に基づいて適正な量の燃料をエンジン10に供給し、安
定したエンジン10の回転を得る。
【0018】(第2実施形態)(図2) 第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、下記(A) の
スイッチ装置31を設けたことと、(B) の信号制限回路
32を設けたことにある。
【0019】(A) スイッチ装置31 エンジン10の回転安定化装置20は、センサ信号処理
装置21とECU13との間にスイッチ装置31を設け
た。スイッチ装置31は、エンジン10のスロットルセ
ンサ14の出力により、下記(1) 、(2) のスイッチング
動作を行なう。
【0020】(1) スロットルセンサ14がスロットル弁
開き状態を出力しているとき、エアフローセンサ12の
センサ信号v0 をそのまま平均化せずにECU13に送
出する。
【0021】(2) スロットルセンサ14がスロットル弁
閉じ状態(全閉及び全閉近傍の状態)を出力していると
き、センサ信号処理装置21が出力する平均化信号va
をECU13に送出する。
【0022】(B) 信号制限回路32 信号制限回路32は、時定数回路22の出側にクランプ
用ダイオードD1 、D2 を設け、D1 にエアフロー信号
上限値設定用基準電圧A1 を印加し、D2 にエアフロー
信号下限値設定用基準電圧A2 を印加したものである。
1 はエンジン10のアイドリング運転に必要とされる
吸入空気量の上限に、A2 はエンジン10のアイドリン
グ運転に必要とされる吸入空気量の下限に対応して設定
される。これにより、信号制限回路32は、時定数回路
22を通過した後のセンサ信号vi に対し、D1 とA1
で上限電圧を、D2 とA2 で下限電圧を設定し、 A1 +D1 の順方向電圧≧va ≧A2 +D2 の順方向電圧 …(1) の範囲内のみの平均化信号va を得るものである。即
ち、信号制限回路32は、センサ信号処理装置21から
ECU13への送出信号va を、エンジン10のアイド
リング運転に必要とされる吸入空気量の上限と下限の範
囲内に制限する。
【0023】第2実施形態の回転安定化装置20によれ
ば、第1実施形態の回転安定化装置20による作用に加
え、以下の如くの作用がある。
【0024】スイッチ装置31により、(a) スロット
ル弁開き状態では、エアフローセンサ12のセンサ信号
0 をそのままECU13に送出することにより、EC
U13に乱れのない吸入空気の生で真正なセンサ信号v
0 に基づいて適正な量の燃料をエンジン10に供給し、
(b) スロットル弁閉じ状態では、センサ信号処理装置2
1が平均化したセンサ信号v0 の平均化信号va をEC
U13に送出することにより、ECU13は前記第1実
施形態におけると同様にして適正な量の燃料をエンジン
10に供給することができる。
【0025】即ち、エンジン10のあらゆる運転状態
で、エンジン10に適正な燃料を供給し、安定したエン
ジン10の回転を得ることができる。
【0026】スロットルセンサ14が、スロットル弁
閉じ状態を出力し、スイッチ装置31がECU13にエ
アフローセンサ12のセンサ信号v0 を平均化した信号
を送出するとき、(a) アイドリング運転に必要とされる
吸入空気量の上限の範囲内に、上記ECU13への送出
信号を制限したから、例えばターボチャージャのブロー
オフバルブが開かれる等によりエンジン10に実際には
供給されない多量吸気量に対応するセンサ信号v0 の平
均値をECU13に送出する如くを排除でき、また、
(b) アイドリング運転に必要とされる吸入空気量の下限
の範囲内に、上記ECU13への送出信号を制限したか
ら、例えば排気管の長さ、エンジン10の個性等により
エンジン10に実際に供給されている量より少ない吸気
量に対応するセンサ信号v0 の平均値をECU13に送
出する如くを排除できる。
【0027】従って、スロットル弁閉じ状態で実際にエ
ンジン10が必要としている空気量信号をECU13に
送出し、エンジン10に必要とされる適正な燃料を供給
できる。
【0028】(第3実施形態)(図3) 燃料噴射式ガソリンエンジン40は、図3に示す如く、
吸気配管41にカルマン渦式エアフローセンサ42を設
け、エアフローセンサ42が検出した吸入空気量のセン
サ信号をエンジン制御コンピュータ(ECU)43に送
出し、ECU43により該センサ信号を基準として燃料
供給量を演算することとしている。
【0029】エンジン40の回転安定化装置50は、エ
アフローセンサ42とECU43との間にセンサ信号処
理装置51を設けている。センサ信号処理装置51は、
エアフローセンサ42のセンサ信号f0 を平均化し、こ
の平均化信号fa をECU43に送出する。センサ信号
処理装置51は、例えば加算器52と、C1 とアンプ5
3(基準電圧B)とからなる積分回路54と、可変定電
流源55とC2 と発振器56とからなる可変発振器57
とからなる。これにより、センサ信号処理装置51は、
下記(1) の信号平均化処理と(2) の信号増減処理とを行
なう。
【0030】(1) 信号平均化処理 エアフローセンサ42からのセンサ信号f0 (周波数信
号)とセンサ信号処理装置51の出力信号fa とを加算
器52で加減算し、積分回路54で平均化して和及び差
信号fi を得る。
【0031】(2) 信号増減処理 積分回路54で平均化した和及び差信号fi を可変定電
流源55に印加することにより、fi の電圧に応じて可
変定電流源55の内部抵抗を可変して可変定電流源55
とC2 とからなる発振定数を変化させ、また、積分回路
54内のアンプ53(基準電圧B)におけるC1 の容量
を変えることで、可変発振器57の周波数をエアフロセ
ンサ42の信号に同期させることができ、平均化信号f
i をエンジンチューニング計画に応じて定められる一定
比率で増減せしめた平均化信号fa を得る。
【0032】第3実施形態の回転安定化装置50によれ
ば、以下の如くの作用がある。センサ信号処理装置51
がエアフローセンサ42のセンサ信号f0 を平均化して
ECU43に送出する。従って、吸気配管41における
吸入空気の流れに乱れを生ずる場合にも、ECU43は
この乱れをそのまま反映したセンサ信号f0 に対する過
剰な反応を抑え、センサ信号f0 を平均化した信号fa
に基づいて適正な量の燃料をエンジン40に供給し、安
定したエンジン40の回転を得る。
【0033】(第4実施形態)(図4) 第4実施形態が第3実施形態と異なる点は、下記(A) の
スイッチ装置61を設けたことと、(B) の信号制限回路
62を設けたことにある。
【0034】(A) スイッチ装置61 エンジン40の回転安定化装置50は、センサ信号処理
装置51とECU43との間にスイッチ装置61を設け
た。スイッチ装置61は、エンジン40のスロットルセ
ンサ44の出力により、下記(1) 、(2) のスイッチング
動作を行なう。
【0035】(1) スロットルセンサ44がスロットル弁
開き状態を出力しているとき、エアフローセンサ42の
センサ信号f0 をそのまま平均化せずにECU43に送
出する。
【0036】(2) スロットルセンサ44がスロットル弁
閉じ状態(全閉及び全閉近傍の状態)を出力していると
き、センサ信号処理装置51が出力する平均化信号fa
をECU43に出力する。
【0037】(B) 信号制限回路62 信号制限回路62は、可変定電流源55の出側にエアフ
ロー信号上限周波数制限抵抗R1 とエアフロー信号下限
周波数制限抵抗R2 とを設けたものである。R1 はエン
ジン40のアイドリング運転に必要とされる吸入空気量
の上限に、R2はエンジン40のアイドリング運転に必
要とされる吸入空気量の下限に対応して設定される。こ
れにより、信号制限回路62は、センサ信号f0 の吸入
空気量が少なく、可変定電流源55とC2 とからなる発
振器定数が積分回路54の出力信号fi の印加により高
抵抗(積分回路54の中で、電流量がR1 、R2 よりも
十分に高く、限りなくゼロに近づいた状態)になった場
合、この発振器定数を(R1 +R2 )とC2 で定まる時
定数とする。また、信号制限回路62は、センサ信号f
0 の吸入空気量が多く、可変定電流源55とC2 とから
なる発振器定数が積分回路54の出力信号fi の印加に
より低抵抗(積分回路54の中で、電流量がR1 よりも
低い状態)になった場合、この発振器定数をR2 とC2
で定まる時定数とする。そして、平均化信号fa の周波
数を、 (R1 +R2 )とC2 で定まる周波数≦fa ≦R2 とC2 で定まる周波数 …(2) の範囲に限定するものである。
【0038】即ち、信号制限回路62は、センサ信号処
理装置51からECU43への送出信号fa を、エンジ
ン40のアイドリング運転に必要とされる吸入空気量の
上限と下限の範囲内に制限する。
【0039】第4実施形態の回転安定化装置50によれ
ば、第3実施形態の回転安定化装置50による作用に加
え、以下の如くの作用がある。
【0040】スイッチ装置61により、(a) スロット
ル弁開き状態では、エアフローセンサ42のセンサ信号
0 をそのままECU43に送出することにより、EC
U43に乱れのない吸入空気の生で真正なセンサ信号f
0 に基づいて適正な量の燃料をエンジン40に供給し、
(b) スロットル弁閉じ状態では、センサ信号処理装置5
1が平均化したセンサ信号f0 の平均化信号fa をEC
U43に送出することにより、ECU43は前記第3実
施形態におけると同様にして適正な量の燃料をエンジン
40に供給することができる。
【0041】即ち、エンジン40のあらゆる運転状態
で、エンジン40に適正な燃料を供給し、安定したエン
ジン40の回転を得ることができる。
【0042】スロットルセンサ44が、スロットル弁
閉じ状態を出力し、スイッチ装置61がECU43にエ
アフローセンサ42のセンサ信号f0 を平均化した信号
を送出するとき、(a) アイドリング運転に必要とされる
吸入空気量の上限の範囲内に、上記ECU43への送出
信号を制限したから、例えばターボチャージャのブロー
オフバルブが開かれる等によりエンジン40に実際には
供給されない多量吸気量に対応するセンサ信号の平均値
をECU43に送出する如くを排除でき、また、(b) ア
イドリング運転に必要とされる吸入空気量の下限の範囲
内に、上記ECU43への送出信号を制限したから、例
えば排気管の長さ、エンジン40の個性等によりエンジ
ン40に実際に供給されている量より少ない吸気量に対
応するセンサ信号f0 の平均値をECU43に送出する
如くを排除できる。
【0043】従って、スロットル弁閉じ状態で実際にエ
ンジン40が必要としている空気量信号をECU43に
送出し、エンジン40に必要とされる適正な燃料を供給
できる。
【0044】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明のセンサ信号処理装置は、マイコンにより構成され
るものであっても良い。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エンジン
の吸気配管に吸入空気の乱れを生ずる場合にも、エンジ
ンに適正な燃料を供給し、安定したエンジンの回転を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態を示す回路図である。
【図2】図2は第2実施形態を示す回路図である。
【図3】図3は第3実施形態を示す回路図である。
【図4】図4は第4実施形態を示す回路図である。
【符号の説明】
10、40 エンジン 11、41 吸気配管 12、42 エアフローセンサ 13、43 ECU(エンジン制御コンピュータ) 14、44 スロットルセンサ 20、50 回転安定化装置 21、51 センサ信号処理装置 31、61 スイッチ装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気配管にエアフローセンサ
    を設け、エアフローセンサが検出した吸入空気量のセン
    サ信号をエンジン制御コンピュータに送出し、エンジン
    制御コンピュータにより上記センサ信号を基準として燃
    料供給量を演算する燃料噴射式エンジンの回転安定化装
    置において、 エアフローセンサとエンジン制御コンピュータとの間に
    センサ信号処理装置を設け、エアフローセンサのセンサ
    信号をセンサ信号処理装置により平均化し、この平均化
    した信号をエンジン制御コンピュータに送出可能として
    なることを特徴とする燃料噴射式エンジンの回転安定化
    装置。
  2. 【請求項2】 前記センサ信号処理装置とエンジン制御
    コンピュータとの間にスイッチ装置を設け、 スイッチ装置は、エンジンのスロットルセンサの出力に
    よりスイッチング動作し、スロットルセンサがスロット
    ル弁開き状態を出力しているときにはエアフローセンサ
    のセンサ信号をそのまま平均化せずにエンジン制御コン
    ピュータに送出し、スロットルセンサがスロットル弁閉
    じ状態を出力しているときにはセンサ信号処理装置が出
    力するセンサ信号の平均化信号をエンジン制御コンピュ
    ータに送出する請求項1記載の燃料噴射式エンジンの回
    転安定化装置。
  3. 【請求項3】 前記センサ信号処理装置が、エンジン制
    御コンピュータへの送出信号を、エンジンのアイドリン
    グ運転に必要とされる吸入空気量の上限と下限の範囲内
    に制限可能としてなる請求項2記載の燃料噴射式エンジ
    ンの回転安定化装置。
JP27694696A 1996-09-30 1996-09-30 燃料噴射式エンジンの回転安定化装置 Pending JPH10103146A (ja)

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