JPH10103081A - 複数ガスタービンの制御方法 - Google Patents

複数ガスタービンの制御方法

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Publication number
JPH10103081A
JPH10103081A JP25607796A JP25607796A JPH10103081A JP H10103081 A JPH10103081 A JP H10103081A JP 25607796 A JP25607796 A JP 25607796A JP 25607796 A JP25607796 A JP 25607796A JP H10103081 A JPH10103081 A JP H10103081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
fuel
gas turbines
fuel flow
gas turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP25607796A
Other languages
English (en)
Inventor
Bunichi Hirata
文一 平田
Masahiko Umetone
雅彦 梅舎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP25607796A priority Critical patent/JPH10103081A/ja
Publication of JPH10103081A publication Critical patent/JPH10103081A/ja
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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のガスタービンをギアボックスで連結し
て共通の出力軸から出力を得るようにしたものにおい
て、各ガスタービンの着火から燃焼に至る状況を総合的
に監視して好ましい燃焼を維持できるようにした制御方
法を提供することを課題とする。 【解決手段】 各ガスタービンの排気温度又は燃料流量
を個々に検知し、この検知した状況を互に比較して調整
した指令により燃料流量を個別に制御するようにしたこ
とにより、バランスのとれた着火、燃焼の状況を維持で
きるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数列のガスタービ
ンをギアボックスで連結して出力を統合した複数ガスタ
ービンに関する。
【0002】
【従来の技術】図3にガスタービンを2列並べてなる従
来のものを示す。
【0003】2台の1軸型ガスタービン1,1′が各ガ
スタービンの出力軸2,2′からギアボックス3に連結
されており、燃料タンク5から供給される燃料は、コン
トローラ9で制御される制御弁6で流量調整され、オリ
フィスプレートあるいはニードル弁等を使用して開度固
定とした燃料の分流板7によりそれぞれの1軸型ガスタ
ービン1,1′へ所定の流量が供給されている。なお、
4はギアボックスの出力軸、8はスタータである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常ガスタービンの起
動時においては、燃料が着火するまでは一般に大きい燃
空比、つまり着火しやすいように燃料を多めに供給して
運転し、着火すると燃料流量を少なくして最適燃空比に
戻し、その後再び燃料流量の供給を増やして所要のガス
タービンの回転数を得るようにしている。
【0005】前記したように複数の1軸型ガスタービン
1,1′で構成したものでは、ガスタービン各々の着火
特性および運転性能にばらつきがあるために、燃料の分
流板7により分岐されそれぞれのガスタービンに所要の
燃料流量が供給されても、分流板7の開度は固定のため
ガスタービン起動時に各々のガスタービンで着火遅れが
生じる場合がある。
【0006】このような状況下において、一方のガスタ
ービンが先に着火した場合には、他方のガスタービンが
着火するまで燃料流量の供給を増すように制御するた
め、着火した方のガスタービンの燃焼温度は上昇するこ
とになるが、ギアボックスとして回転数が十分に上昇し
ていないことにより、ガスタービン内への空気流量も少
なく、燃焼器の冷却空気が少ないことになるため、燃焼
器内の温度上昇により、最悪の場合には燃焼器が焼損す
るおそれがある。
【0007】また、複数のガスタービンが同時にうまく
着火しても各々のガスタービンにおいて運転性能にばら
つきがあるため、各々のガスタービンの間にトルクのア
ンバランスを生じ、各々のガスタービンの寿命差を生じ
させてしまうこととなり、無駄なオーバーホールをしな
ければならない等の不具合がある。
【0008】本発明は従来のものにおけるこれらの不具
合を解消し、各タービンへの燃料流量を適切に制御し、
ガスタービンの破損等の生じるおそれのない燃焼を行い
うるようにしたものを提供することを課題とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決するべくなされたもので、複数のガスタービンをギ
アボックスにより連結したものにおいて、各ガスタービ
ンの排気温度又は燃料流量を個別に検知し、それぞれの
検知状況を比較して調整した指令で各ガスタービンの燃
料流量を個別に制御する複数ガスタービンの制御方法を
提供し、複数のガスタービン夫々の排気温度を監視する
か又は直接に燃料流量を監視し、夫々の監視結果を相互
に比較した結果得られる指令により複数のガスタービン
の燃料流量を制御することにより、各ガスタービンへの
燃料流量を最適供給とし、着火から運転に至る燃焼状態
を、タイミングとバランス良く維持するようにしたもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1形態を図1に
基づいて説明する。なお、前記した従来のものと実質的
に同一の部分については、図面中に同一の符号を付して
示し、重複する説明は省略する。
【0011】図1は複数のガスタービンとして、ガスタ
ービン1,1′の2台を並置した例を示し、各ガスター
ビン1,1′に対応して夫々独立の燃料制御弁6,6′
と、各燃料制御弁6,6′を制御する夫々独立のコント
ローラ9,9′と、更に各ガスタービン1,1′の排気
温度を検知してこれら各コントローラ9,9′へその検
知信号を供給する排気温度センサー10,10′を配設
したものである。
【0012】従って本実施の形態では、それぞれのコン
トローラ9,9′へガスタービン1,1′の排気温度セ
ンサー10,10′から温度データを取り込み、コント
ローラ9,9′の指令により燃料制御弁6,6′で流量
を調整して燃料タンク5からの燃焼をガスタービン1,
1′へ供給することになるが、このコントローラ9,
9′の指令は燃料制御弁6,6′へ出力されるに先立
ち、相互間の通信11を行って所定の調整を行った後に
出力されるものである。
【0013】即ち各コントローラ9,9′は、通信11
により互いに相手側と検知温度を交換し、相手側の検知
温度と自己のものとを比較し、自己の排気温度センサー
から出力されたデータが大きかった場合には、燃料流量
を減らすような指令を燃料制御弁へ出力し、反対に自己
の方が小さかった場合には燃料流量を増やすように制御
するものである。
【0014】このように本実施の形態では、相互に排気
温度を比較し、排気温度が各ガスタービン1,1′で同
一となるように燃料流量を調整して制御し、以ってガス
タービン1,1′相互の着火及び燃焼をタイミングとバ
ランス良く行い、好ましい燃焼状態を維持するようにし
たものである。
【0015】なお、ガスタービンが3台以上となった場
合には、通信11でデータ交換し、各ガスタービンの排
気温度データを平均化する値で各コントローラへ出力す
るようにすればよい。
【0016】次に本発明の実施の第2形態を図2に基づ
いて説明する。なお、前記した従来のもの及び実施の第
1形態のものと同一の部分については図中に同一の符号
を付して示し、重複する説明は省略する。
【0017】本実施の形態では、各ガスタービン1,
1′の燃料供給系に互に独立の燃料流量計12,12′
を配設し、燃料流量データをコントローラ9,9′へ伝
達するようにしたものである。
【0018】従って、本実施の形態では、ガスタービン
1,1′へ供給される燃料は、燃料タンク5から発し、
それぞれのコントローラ9,9′で制御される燃料制御
弁6,6′で流量調整されることになるが、それに先立
ち、それぞれのコントローラ9,9′に燃料流量計1
2,12′の流量データを取り込み、コントローラ9,
9′相互間でそれぞれの流量データを通信11して調整
を行った後に制御弁6,6′へ指令を出すものである。
【0019】即ち、前記実施の第1形態における通信1
1と同様に、コントローラ9,9′は相互にデータ交換
を行い、自己の燃料流量計から出力されるデータが大き
かった場合には燃料流量を減らす制御を行い、反対に小
さい場合には同燃料流量を増やすように制御し、以って
各ガスタービン1,1′の着火及び燃焼をタイミングと
バランスよく行い、好ましい燃焼状況を維持するもので
ある。
【0020】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上、本発明によれば、各々のガスター
ビンの燃料流量を全運転範囲において各々最適に供給で
きるため、複数のガスタービンが常に同時に着火し、各
々のガスタービンの間にトルクのアンバランスを生じな
いため各々のガスタービンの寿命差が少なくなり、無駄
なオーバーホールも少なくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る燃料流量の制御
方法を示す系統図。
【図2】本発明の実施の第2形態に係る燃料流量の制御
方法を示す系統図。
【図3】従来の燃料流量の制御方法を示す系統図。
【符号の説明】
1,1′ ガスタービン 2,2′ ガスタービンの出力軸 4 ギアボックス 5 燃料タンク 6,6′ 燃料制御弁 8 スタータ 9,9′ コントローラ 10,10′ 排気温度センサー 11 通信 12,12′ 燃料流量計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のガスタービンをギアボックスによ
    り連結したものにおいて、各ガスタービンの排気温度又
    は燃料流量を個別に検知し、それぞれの検知状況を比較
    して調整した指令で各ガスタービンの燃料流量を個別に
    制御することを特徴とする複数ガスタービンの制御方
    法。
JP25607796A 1996-09-27 1996-09-27 複数ガスタービンの制御方法 Withdrawn JPH10103081A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25607796A JPH10103081A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 複数ガスタービンの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP25607796A JPH10103081A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 複数ガスタービンの制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10103081A true JPH10103081A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17287577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25607796A Withdrawn JPH10103081A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 複数ガスタービンの制御方法

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JP (1) JPH10103081A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8707769B2 (en) 2011-09-23 2014-04-29 Rolls-Royce Plc Power plant analyzer for analyzing a plurality of power plants

Cited By (1)

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031202