JPH0998997A - 骨折用プロテクター - Google Patents
骨折用プロテクターInfo
- Publication number
- JPH0998997A JPH0998997A JP7287874A JP28787495A JPH0998997A JP H0998997 A JPH0998997 A JP H0998997A JP 7287874 A JP7287874 A JP 7287874A JP 28787495 A JP28787495 A JP 28787495A JP H0998997 A JPH0998997 A JP H0998997A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protector
- fracture
- surface body
- balloon body
- balloon
- Prior art date
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- Pending
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 予め準備しておくことで骨折した患部を簡単
に、時として患者自らの作業によって固定し、患部の動
きや外衝による激痛を応急的に防護することができる骨
折用プロテクターとする。 【解決手段】 硬質可塑性材で筒状に成形され、少なく
とも一部に割部を形成して開閉自在とし、前記した割部
は締結手段で固定される表面体を有し、その表面体の内
面にラバーで形成されたバルーン体を備え、そのバルー
ン体の一部に充填用材注入口を形成してあること、ま
た、充填用材はエアとしたこと、さらに掛け吊り用部材
を表面体の両端部に渡し備えてあることとする。
に、時として患者自らの作業によって固定し、患部の動
きや外衝による激痛を応急的に防護することができる骨
折用プロテクターとする。 【解決手段】 硬質可塑性材で筒状に成形され、少なく
とも一部に割部を形成して開閉自在とし、前記した割部
は締結手段で固定される表面体を有し、その表面体の内
面にラバーで形成されたバルーン体を備え、そのバルー
ン体の一部に充填用材注入口を形成してあること、ま
た、充填用材はエアとしたこと、さらに掛け吊り用部材
を表面体の両端部に渡し備えてあることとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は骨折用プロテクタ
ー、特に災害時をはじめとする緊急時に副木、包帯の代
替品として、専門医の治療を受けるまでの間、患部が動
いたり、外衝による激痛から保護するための応急的な骨
折用プロテクターに関する。
ー、特に災害時をはじめとする緊急時に副木、包帯の代
替品として、専門医の治療を受けるまでの間、患部が動
いたり、外衝による激痛から保護するための応急的な骨
折用プロテクターに関する。
【0002】
【発明の背景】一般的に、骨折事故が生じた場合、副木
を患部に当て、包帯を巻回して固定することで患部を動
かないようにし、また外衝から患部を防護することが知
られている。しかしながら、地震をはじめとする災害時
等には、その副木や包帯を見つけること自体が困難とな
り、ただ痛みをこらえて医者の到着を待つか、医者のい
る場所を訪れることになる。これはスキーをはじめ、動
きが激しいか、硬いボール等を用いるスポーツにもあて
はまることである。
を患部に当て、包帯を巻回して固定することで患部を動
かないようにし、また外衝から患部を防護することが知
られている。しかしながら、地震をはじめとする災害時
等には、その副木や包帯を見つけること自体が困難とな
り、ただ痛みをこらえて医者の到着を待つか、医者のい
る場所を訪れることになる。これはスキーをはじめ、動
きが激しいか、硬いボール等を用いるスポーツにもあて
はまることである。
【0003】
【発明の目的】そこで、本発明はかかる従来の実情、問
題点に着目してなされたもので、かかる問題点を解消し
て、予め準備しておくことで骨折した患部を簡単に、時
として患者自らの作業によって固定し、患部の動きや外
衝による激痛を応急的に防護することができる骨折用プ
ロテクターを提供することを目的としている。
題点に着目してなされたもので、かかる問題点を解消し
て、予め準備しておくことで骨折した患部を簡単に、時
として患者自らの作業によって固定し、患部の動きや外
衝による激痛を応急的に防護することができる骨折用プ
ロテクターを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る骨折用プロテクターは硬質可塑性材で
筒状に成形され、少なくとも一部に割部を形成して開閉
自在とし、前記した割部は締結手段で固定される表面体
を有し、その表面体の内面にラバーで形成されたバルー
ン体を備え、そのバルーン体の一部に充填用材注入口を
形成してあることを特徴としている。また、充填用材は
エアとしたことを特徴としており、さらに掛け吊り用部
材を表面体の両端部に渡し備えてあることを特徴として
いる。
に、本発明に係る骨折用プロテクターは硬質可塑性材で
筒状に成形され、少なくとも一部に割部を形成して開閉
自在とし、前記した割部は締結手段で固定される表面体
を有し、その表面体の内面にラバーで形成されたバルー
ン体を備え、そのバルーン体の一部に充填用材注入口を
形成してあることを特徴としている。また、充填用材は
エアとしたことを特徴としており、さらに掛け吊り用部
材を表面体の両端部に渡し備えてあることを特徴として
いる。
【0005】
【作用】かかる構成としたことにより、特に、手、足の
骨折が生じた場合、例えその患者一人であっても患部に
該骨折用プロテクターを装着してロックし、エア等の充
填材をバルーン体の内部に注入することで、柔らかい感
触を保ちながらも、強固な固定をなすことができること
となり、応急時に激痛を和らげることができることとな
るのである。
骨折が生じた場合、例えその患者一人であっても患部に
該骨折用プロテクターを装着してロックし、エア等の充
填材をバルーン体の内部に注入することで、柔らかい感
触を保ちながらも、強固な固定をなすことができること
となり、応急時に激痛を和らげることができることとな
るのである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る骨折用プロテ
クターの使用状態を示す斜視図、図2は同じく開いた状
態を示す斜視図、図3は同じく他の実施の形態を示す斜
視図である。
を参照して説明する。図1は本発明に係る骨折用プロテ
クターの使用状態を示す斜視図、図2は同じく開いた状
態を示す斜視図、図3は同じく他の実施の形態を示す斜
視図である。
【0007】これらの図にあって1は骨折用プロテクタ
ー本体を示している。この骨折用プロテクター本体1は
プラスチックをはじめとする硬質の可塑性材で成形され
た表面体2を有しており、この表面体2は使用時に筒状
となるものとされている。
ー本体を示している。この骨折用プロテクター本体1は
プラスチックをはじめとする硬質の可塑性材で成形され
た表面体2を有しており、この表面体2は使用時に筒状
となるものとされている。
【0008】この表面体2は長手方向に沿った一部に割
部3が形成され、その割部3と対向する部分はヒンジ4
等の回動連結手段によって連結されて前記割部3の部分
で開閉が自在なものとされている。
部3が形成され、その割部3と対向する部分はヒンジ4
等の回動連結手段によって連結されて前記割部3の部分
で開閉が自在なものとされている。
【0009】また、この実施の形態における表面体2の
割部3の外面には、その割部を締結固定する締結手段と
してバンド5、5の一端が固定され、そのバンド5、5
の先端裏面に対応する受部6、6と噛合するループ式フ
ァスナー5a、5aが備えられている。
割部3の外面には、その割部を締結固定する締結手段と
してバンド5、5の一端が固定され、そのバンド5、5
の先端裏面に対応する受部6、6と噛合するループ式フ
ァスナー5a、5aが備えられている。
【0010】さらに、前記した表面2の内面にはラバー
により成形されたバルーン体7が備えられており、この
バルーン体7の一部には表面体2を筒状に固定した場合
でも外部へ露出可能とした充填材の注入口8が設けられ
ている。本実施の形態では充填材としてエアを想定して
おり、この注入口8にはムシを介在させ、口から息を吹
き込むことでバルーン体7を膨らませることができるも
のとしている。
により成形されたバルーン体7が備えられており、この
バルーン体7の一部には表面体2を筒状に固定した場合
でも外部へ露出可能とした充填材の注入口8が設けられ
ている。本実施の形態では充填材としてエアを想定して
おり、この注入口8にはムシを介在させ、口から息を吹
き込むことでバルーン体7を膨らませることができるも
のとしている。
【0011】一方、図3として示す骨折用プロテクター
本体1aは肘部分を略直角状として固定させるためのも
ので、コーナー部分を境とした一方の直線部分のみを継
なぐか、もしくはコーナー部分のみを継ないで開閉を可
能としている。この場合も使用方法は前記と同様である
が、表面体2の両端部に首から掛け吊りを可能とする帯
紐9を着脱自在にして備えている。
本体1aは肘部分を略直角状として固定させるためのも
ので、コーナー部分を境とした一方の直線部分のみを継
なぐか、もしくはコーナー部分のみを継ないで開閉を可
能としている。この場合も使用方法は前記と同様である
が、表面体2の両端部に首から掛け吊りを可能とする帯
紐9を着脱自在にして備えている。
【0012】本実施の形態に係る骨折用プロテクター
1、1aは上記のように構成されている。この骨折用プ
ロテクター1、1aは使用する際に割部3から開いて患
部を挟み包むようにバンド5、5…で締結固定し、次い
で注入口8からエアを入れてやることでバルーン体7が
膨らみ、柔らかさを保持しながら患部を固定することが
できる。また、ヒンジ4に代えてゴムバンド等の伸縮材
で連結を行えば製品サイズをL、M、Sと用意しなくと
もフリーサイズとして使用することも可能となる。さら
に、本実施の形態を医療補助材として使用する場合、バ
ルーン体7内に石膏材を注入し、用いることも可能なこ
とである。
1、1aは上記のように構成されている。この骨折用プ
ロテクター1、1aは使用する際に割部3から開いて患
部を挟み包むようにバンド5、5…で締結固定し、次い
で注入口8からエアを入れてやることでバルーン体7が
膨らみ、柔らかさを保持しながら患部を固定することが
できる。また、ヒンジ4に代えてゴムバンド等の伸縮材
で連結を行えば製品サイズをL、M、Sと用意しなくと
もフリーサイズとして使用することも可能となる。さら
に、本実施の形態を医療補助材として使用する場合、バ
ルーン体7内に石膏材を注入し、用いることも可能なこ
とである。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る骨折用プロテクターは上述
のように構成され、使用される。そのため、特に、副木
や包帯等が入手できない状態にあっても、また、自分一
人の状態であっても応急的に骨折患部を固定し、患部の
動きや外衝から防護することができるものとなってい
る。さらには、本製品は型等を用いて大量生産すること
も可能で材料費も安く、価格も低廉なものとして需要者
に供給することができ、災害グッズやスポーツ施設にお
ける備品としてもその効果は甚だ大なるものとなる。
のように構成され、使用される。そのため、特に、副木
や包帯等が入手できない状態にあっても、また、自分一
人の状態であっても応急的に骨折患部を固定し、患部の
動きや外衝から防護することができるものとなってい
る。さらには、本製品は型等を用いて大量生産すること
も可能で材料費も安く、価格も低廉なものとして需要者
に供給することができ、災害グッズやスポーツ施設にお
ける備品としてもその効果は甚だ大なるものとなる。
【図1】使用状態を示す斜視図である。
【図2】開いた状態を示す斜視図である。
【図3】他の実施の形態を示す斜視図である。
1 骨折用プロテクター本体 1a 骨折用プロテクター本体 2 表面体 3 割部 4 ヒンジ 5 ベルト 5a ループ式ファスナー 6 受部 7 バルーン体 8 注入口 9 帯紐
Claims (3)
- 【請求項1】 硬質可塑性材で筒状に成形され、少なく
とも一部に割部を形成して開閉自在とし、前記した割部
は締結手段で固定される表面体を有し、その表面体の内
面にラバーで形成されたバルーン体を備え、そのバルー
ン体の一部に充填用材注入口を形成してあることを特徴
とする骨折用プロテクター。 - 【請求項2】 充填用材はエアとしたことを特徴とする
請求項1に記載の骨折用プロテクター。 - 【請求項3】 掛け吊り用部材を表面体の両端部に渡し
備えてあることを特徴とする請求項1または請求項2に
記載の骨折用プロテクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7287874A JPH0998997A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 骨折用プロテクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7287874A JPH0998997A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 骨折用プロテクター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0998997A true JPH0998997A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17722864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7287874A Pending JPH0998997A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 骨折用プロテクター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0998997A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009513262A (ja) * | 2005-10-27 | 2009-04-02 | ディージェイオー,エルエルシー | 骨折ブレイス |
CN104799991A (zh) * | 2015-04-13 | 2015-07-29 | 叶凯山 | 一种方便使用的组合式骨科夹板器 |
CN105167898A (zh) * | 2015-09-01 | 2015-12-23 | 徐玉玲 | 光敏树脂骨折包扎筒 |
CN108836605A (zh) * | 2018-06-20 | 2018-11-20 | 佛山市同鑫智能装备科技有限公司 | 一种骨科用活动固定夹板 |
CN109498142A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-03-22 | 广州云瑞信息科技有限公司 | 一种长骨骨折封闭式体外定位装置及使用方法 |
KR102477022B1 (ko) * | 2022-06-08 | 2022-12-14 | 에스앤에스이앤지 주식회사 | 온습도 제어 냉온 보호대 |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP7287874A patent/JPH0998997A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009513262A (ja) * | 2005-10-27 | 2009-04-02 | ディージェイオー,エルエルシー | 骨折ブレイス |
US8597219B2 (en) | 2005-10-27 | 2013-12-03 | Djo, Llc | Fracture brace |
CN104799991A (zh) * | 2015-04-13 | 2015-07-29 | 叶凯山 | 一种方便使用的组合式骨科夹板器 |
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